JPH07185160A - メカトロシステムの制御装置及びそれを適用した刺繍システムの制御装置 - Google Patents

メカトロシステムの制御装置及びそれを適用した刺繍システムの制御装置

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JPH07185160A
JPH07185160A JP5338142A JP33814293A JPH07185160A JP H07185160 A JPH07185160 A JP H07185160A JP 5338142 A JP5338142 A JP 5338142A JP 33814293 A JP33814293 A JP 33814293A JP H07185160 A JPH07185160 A JP H07185160A
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embroidery
processing
data
sewing machine
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JP5338142A
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Kenjiro Nishino
憲次郎 西野
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DATSUKUSU KK
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DATSUKUSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 データ処理機能をも備えた刺繍システムで、
データ処理と刺繍の実行を略同時進行させ、かつデータ
処理中に刺繍の進行状況を確認することも可能として、
刺繍システムの稼動効率を向上する。 【構成】 刺繍はミシン駆動処理部のCPUにより、デ
ータ処理はメイン演算処理部のCPUにより、別々に実
行される。両CPUは、メイン演算処理部のCPUによ
るラウンドロビン方式の処理で統括管理されながら(S15
10) 、刺繍とデータ処理とを略同時進行的に進め、か
つ、それぞれの処理の進行状況に応じた画像データを各
専用のVRAMに別々に記憶する。メイン演算処理部の
CPUは、画像選択指示コマンドを出力して画面の自動
切換や、オペレータの希望による画面切換を行う(S1520
〜S1540)。また、糸切れの様な異常時には、強制的に、
刺繍進行状況の画面に切り換えて異常の報知をする(S15
50,S1560)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワーク加工を司るメカ
部と、該メカ部用の制御データを処理するデータ処理部
とを備えたメカトロシステムを制御するための装置に係
り、特に、それを適用した刺繍システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開昭60−119981号公報
や、特開昭63−139587〜139592号公報な
どに記載されている様に、ミシンヘッド及びワーク保持
枠を駆動制御してワーク上に刺繍模様を形成する刺繍ミ
シンと、該刺繍ミシンにて刺繍動作を実行するための刺
繍用一針データの設計・編集等のデータ処理を実施する
刺繍データ処理装置とを備えた刺繍システムが知られて
いる。
【0003】かかる刺繍システムにおいては、刺繍デー
タ処理装置の方を作動させて刺繍模様を設計・編集し、
さらに一針データ化し、このデータ処理作業にて設計・
編集された刺繍用一針データを用いて刺繍ミシンを駆動
制御することにより種々の模様を刺繍していた。このデ
ータ処理の作業と、刺繍実行の作業とは、どちらを実行
すべきか選択することにより、択一的に実行可能となっ
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため、上記従来の
刺繍システムでは、刺繍模様の設計・編集の処理を行っ
ている間は刺繍ミシンを駆動制御して刺繍を実行するこ
とができず、刺繍ミシンを駆動制御している間はデータ
処理装置の方を作動させることができず、効率よくシス
テムを稼動させることができなかった。
【0005】そこで、本発明は、かかる刺繍システムの
様なデータ処理機能をも備えたメカトロシステムを、効
率よく稼動させることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】かかる目的を達
成すべく完成された本発明のメカトロシステムの制御装
置は、請求項1に記載し、図1に例示した様に、加工機
能部を駆動してワークに対する加工を行うワーク加工手
段と、該ワーク加工手段にて前記加工機能部を駆動させ
るための加工制御用データの設計・編集等のデータ処理
を実施するデータ処理手段と、前記データ処理手段によ
るデータ処理結果を記憶するデータ処理結果記憶手段
と、該データ処理結果記憶手段の記憶している加工制御
用データを前記ワーク加工手段に逐次与えて前記加工機
能部を駆動させるメカ系制御手段と、該メカ系制御手段
による制御処理の進行状況を逐次記憶する加工進行状況
記憶手段と、前記データ処理手段におけるデータ処理の
実行を制御するデータ処理系制御手段と、該データ処理
系制御手段による制御処理の進行状況を逐次記憶するデ
ータ処理状況記憶手段と、前記メカ系制御手段及びデー
タ処理系制御手段を、略同時進行的に統括制御する統括
制御手段と、前記加工進行状況記憶手段及びデータ処理
状況記憶手段の記憶内容を、選択的に画像表示する選択
表示手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】このメカトロシステムの制御装置によれ
ば、統括制御手段が、メカ系制御手段及びデータ処理系
制御手段を、略同時進行的に統括制御する。こうした統
括制御をするには、例えば、タイムシアリングの様な手
法を適用すればよい。本発明のメカトロシステムの制御
装置は、また、データ処理結果記憶手段を備えて、デー
タ処理手段によるデータ処理結果を記憶している。従っ
て、メカ系制御手段は、データ処理系制御手段が他の動
作を行っている最中も、このデータ処理結果記憶手段の
記憶内容に基づいてワークの加工を実行することができ
る。即ち、本発明装置では、統括制御手段及びデータ処
理結果記憶手段を備えることにより、メカ系もデータ処
理系も略同時進行にて作業を行うことができるのであ
る。
【0008】また、加工進行状況記憶手段及びデータ処
理状況記憶手段を備え、これら略同時進行にて作業され
ている状況が、逐次記憶される。そして、選択表示手段
は、これら加工進行状況記憶手段及びデータ処理状況記
憶手段の記憶内容を、選択的に画像表示する。従って、
例えば、データ処理作業を行いながら、ときどきこの画
像表示の選択を切り換えてやれば、ワーク加工作業の進
行状況をタイムリーに確認することができる。この結
果、ワーク加工の進度に合わせて、途中で何等かの処置
をしてやらねばならない様な場合には、そのタイミング
をうまく判断することができる。
【0009】本発明装置がこの様なタイミング判断等に
便利なのは、ワークの加工は、メカ系制御手段がデータ
処理結果記憶手段の記憶している加工制御用データをワ
ーク加工手段に逐次与えて加工機能部を駆動させること
により実施され、加工進行状況記憶手段は、このメカ系
制御手段による制御処理の進行状況を逐次記憶するよう
に構成したからである。例えば、パーソナルコンピュー
ターとプリンターとの間でよく行われている様なバッフ
ァを利用したシステムでは、こうしたことができない。
なぜなら、バッファにデータを送ってしまえば後は感知
しないといった構成では、かかるデータを利用した作業
がどこまで進んだかをタイムリーに把握できず、結局、
プリンターの所へ出向かなければその進度が把握できな
いからである。
【0010】この様に、本発明装置は、単にデータ処理
系とメカ系とに分れているだけでなく、両者を統括管理
する統括制御手段があり、しかも、メカ系の駆動制御は
データの逐次処理に基づくものだからこそ、かかる特有
かつ顕著な作用を奏するのである。
【0011】このメカトロシステムの制御装置は、特
に、請求項2記載の刺繍システムの制御装置として適用
することが有効である。即ち、請求項2に記載した様
に、ミシンヘッド及びワーク保持枠を駆動制御してワー
ク上に刺繍模様を形成する刺繍ミシンと、該刺繍ミシン
にて刺繍動作を実行するための刺繍用一針データの設計
・編集等のデータ処理を実施する刺繍データ処理手段
と、該刺繍データ処理手段によるデータ処理結果を記憶
するデータ処理結果記憶手段と、該データ処理結果記憶
手段の記憶している刺繍用一針データを前記刺繍ミシン
に逐次与えることにより、前記刺繍ミシンの駆動制御を
行うミシン駆動系制御手段と、該ミシン駆動系制御手段
による制御処理の進行状況を逐次記憶する刺繍進行状況
記憶手段と、前記刺繍データ処理手段におけるデータ処
理の実行を制御するデータ処理系制御手段と、該データ
処理系制御手段による制御処理の進行状況を逐次記憶す
るデータ処理状況記憶手段と、前記ミシン駆動系制御手
段及びデータ処理系制御手段を、略同時進行的に統括制
御する統括制御手段と、前記刺繍進行状況記憶手段及び
データ処理状況記憶手段の記憶内容を、選択的に画像表
示する選択表示手段とを備えたことを特徴とする刺繍シ
ステムの制御装置とするとよい。
【0012】こうすれば、ある模様について刺繍を実施
しつつ、次に刺繍すべき模様の設計・編集作業等を並行
して実施することができる。しかも、設計・編集等のデ
ータ処理作業を実施している最中に、選択表示手段の選
択を切り換えてやれば、刺繍の進行状況も把握すること
ができる。従って、模様の設計・編集等を実施しなが
ら、刺繍生地の交換タイミングなどをうまく把握するこ
とができ、無駄なく、高効率で刺繍システムを稼動させ
ることができる。即ち、刺繍システムでは、こうした刺
繍生地の交換のような「オートメーション化をし難い作
業」が含まれていることから、単に両作業が同時進行で
きるだけでなく、一方の作業をしながら、必要に応じて
他方の作業を監視することができることは、きわめて有
効なのである。
【0013】特に、請求項3に記載した様に、この請求
項2記載の刺繍システムの制御装置において、さらに、
前記刺繍ミシンの動作に関する異常を検出する異常検出
手段と、該異常検出手段が異常を検出したら、前記選択
表示手段による選択状況に関係なく、前記刺繍進行状況
記憶手段の記憶内容を画像表示する異常時表示手段とを
備えるとよい。
【0014】かかる請求項3記載の刺繍システムの制御
装置によれば、刺繍ミシンの動作に関する異常を異常検
出手段で検出し、異常時表示手段を作動させることによ
って、直ちにこの異常を知らせることができる。この結
果、例えば糸切れなどの異常が発生したときに、それと
知らずにデータ処理を続けていて、一方、刺繍ミシンは
止まったままになっているといった事態をなくすること
ができ、より効率のよい作業を行うことができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を適用した一実施例について、
図面に基づき説明する。実施例の刺繍装置1は、図2に
示す様に、刺繍ミシン10と、この刺繍ミシン10の駆
動制御を実行する本体ユニット30とから構成される。
【0016】刺繍ミシン10は、7本の針棒11のそれ
ぞれに7個の糸巻13からの7色の糸が掛け渡された7
針7色縫いタイプのミシンヘッド15と、刺繍を施すべ
き布やシャツ,靴下,帽子等のワークを保持するワーク
保持枠17とを備えている。そして、刺繍ミシン10に
は、前述の本体ユニット30からの制御信号に基づいて
針棒昇降速度を制御するスピンドルモータ19、針棒選
択を実行する針棒選択モータ21、ワーク保持枠17を
X方向へ駆動するXモータ23、ワーク保持枠17をY
方向へ駆動するYモータ25、糸巻13から針棒11へ
掛け渡された上糸や下糸の張力に基づいて糸切れを検出
する糸切れセンサ27、及び、刺繍ミシンの機械原点を
検出する原点位置センサ29が備えられている。なお、
スピンドルモータ19にはエンコーダが設けられてお
り、モータ駆動状態が随時検出できるように構成されて
いる。この実施例では、これ以外のモータはオープンル
ープ制御になっている。
【0017】本体ユニット30は、CPU,ROM,R
AM,ハードディスク等を備えたパーソナルコンピュー
ターである。本体ユニット30には、上述の刺繍ミシン
10側の各モータ19〜25及び各センサ27,29が
接続されている。また、本体ユニット30には、VGA
対応のカラーディスプレイ31、プロッター33、プリ
ンター35及びテープパンチャー37が出力装置として
接続され、さらに、文字入力用のキーボード41、カー
ソル移動用のマウス43、刺繍ミシン10を直接駆動す
るためのコントロールペンダント45、及びテープリー
ダー47が入力装置として接続されている。
【0018】テープリーダー47は、NCテープを装着
してそれに記録されている刺繍用の一針データを読み取
るために接続されており、テープパンチャー37は、逆
に、本体ユニット30にて処理した刺繍用の一針データ
をNCテープとしてパンチアウトするために接続されて
いる。プロッター33は、本体ユニット30で処理した
刺繍用一針データに基づいて刺繍模様を作図するために
接続されており、プリンター35は、一針データテーブ
ルのタイプアウトや、カラーディスプレイ31の表示内
容のハードコピーなどのために接続されている。
【0019】コントロールペンダント45は、2つのフ
ロッピードライバー(FDD)51,52を備えてお
り、フロッピーディスクに書き込まれている一針データ
の読み取りや、フロッピーディスクへの一針データの書
き込みを行うことができる。また、原点キーを含むジョ
グキー群53を操作することにより、刺繍ミシン10の
原点合わせや、ワーク保持枠17の位置の微調整等を行
う機能も備えている。また、スピンドルモータ19の速
度調整用のボリュームスイッチ55や、針棒11を落と
さずにワーク保持枠17だけを移動させて模擬刺繍を行
ったりするためのフロートキー等を含んだ各種ファンク
ションキー群57なども備えている。
【0020】キーボード41は、通常のパーソナルコン
ピューターのそれと同様に、アルファベット,数字など
の入力を行うアルファニューメリカルキーやファンクシ
ョンキーやカーソルキーなどを備えている。マウス43
も、通常のパーソナルコンピューターにおいて使用され
るものと同じく、ドラッグ操作とクリック操作によって
カーソルの移動や処理の選択・実行等を入力できるもの
である。
【0021】次に、本実施例の特徴的構成の一つである
本体ユニット30の詳細について図3〜図7に基づいて
説明する。本体ユニット30は、図3に示すように、大
きく分けるとメイン演算処理部30aと、表示処理部3
0bと、ミシン駆動処理部30cとになる。メイン演算
処理部30aとミシン駆動処理部30cとは、デュアル
ポートRAM30dを介して互いに連絡されている点が
一つの特徴となっている。
【0022】メイン演算処理部30aには、入出力部を
介して、プロッター33、プリンター35、テープパン
チャー37、キーボード41、マウス43、テープリー
ダー47、FDD51,52、ハードディスク(HD
D)などが接続されている。カラーディスプレイ31
は、表示処理部30bに接続されている。コントロール
ペンダント45はミシン駆動処理部30cの方に接続さ
れている。FDD51,52は、図2に示した様に、コ
ントロールペンダント45に組み付けられているが、制
御系としては、FDD51,52はミシン駆動処理部3
0cではなく、メイン演算処理部30aの方に接続され
ているのである。
【0023】スピンドルモータ19、X,Yモータ2
3,25は、スピンドルモータ駆動処理部30e,フレ
ームモータ駆動処理部30fを介してミシン駆動処理部
30cに接続されている。スピンドルモータ駆動処理部
30e及びフレームモータ駆動処理部30fは、それぞ
れデュアルポートRAM30g,30hを介してミシン
駆動処理部30cと連絡をとっている。また、糸切れセ
ンサ27や針棒選択モータ21はミシン駆動処理部30
cに直接接続されている。
【0024】演算処理や駆動処理を司るCPUは、全部
で5個あり、メイン演算処理部30a、ミシン駆動処理
部30c、スピンドルモータ駆動処理部30e、フレー
ムモータ駆動処理部30f及びコントロールペンダント
45に一つずつ備えられている。デュアルポートRAM
30d,30g,30hは、いずれもファーストインフ
ァーストアウトを読み書きのルールとし、それぞれ10
ステッチ分の一針データを記憶できるように構成されて
いる。即ち、OAシステムでのプリンタバッファなどの
様に、大量のデータを一時的に記憶するためのものでは
ない。
【0025】メイン演算処理部30aの詳細について説
明する。図4は、メイン演算処理部30aの詳細なブロ
ック図である。メイン演算処理部30aは、前述の様に
1個のCPU(インテル社製の「80286(登録商
標)」)61を備えている。なお、CO−PROとして
インテル社製の「80287(登録商標)」も備えてい
るが、これは高速演算機能を付与するためであり、制御
処理はCPU61にて司っている。そして、DRAMや
DOSメモリ等の他に、電気的に書き込み及び消去可能
なフラッシュメモリからなるシステムメモリを備えてい
る。システムメモリは、本実施例において実行する制御
処理プログラムを読み込んで記憶しておくためのもので
ある。これは、制御処理プログラムをROMに記憶する
構成とすると、バージョンアップの度にROMを取り替
える必要が生じ、将来的な拡張に制限が出て来るおそれ
があるからである。即ち、本実施例では、制御処理プロ
グラムをフロッピーディスクにて提供し、FDD51又
はFDD52から、このシステムメモリへロードする構
成としてあるのである。なお、RTCはリアルタイムク
ロックであり、システムの時間の管理のために設けられ
ている。また、プロテクトユニットは、上記の様にシス
テムメモリへプログラムをロードするシステム構成とし
たので、このシステムメモリからフロッピーディスクな
どに逆コピーされても他のパーソナルコンピュータでは
プログラムが起動しない様にするためのプロテクトとし
て設けられる。
【0026】次に、表示処理部30bについて説明す
る。図5は、表示処理部30bの詳細なブロック図であ
る。表示処理部30bは、アドレスバッファとデータバ
ッファを介してメイン演算処理部30aと連絡されてい
る。表示処理部30bは、VGAコントローラ62など
を備え、VGA対応に構成されている。VGAコントロ
ーラ62には、データバス及びアドレスバスを介して2
個のVRAM63,64が接続されている。この2個の
VRAM63,64は、マルチプレクサにて一方の内容
を選択し、ディスプレイ31に表示できるようになって
いる。なお、後述のように、VRAM63はCAD処理
の進行状況を表示するために設けられており、VRAM
64はミシンによる刺繍の進行状況を表示するために設
けられている。
【0027】これらメイン演算処理部30aと表示処理
部30bとによって、刺繍データの設計・編集といった
CAD処理が実行できるようになっている。次に、ミシ
ン駆動処理部30cについて説明する。図6は、ミシン
駆動処理部30cの詳細なブロック図である。ミシン駆
動処理部30cには、CPU65としてNEC社製の
「V20」が備えられている。なお、スピンドルモータ
駆動処理部30e及びフレームモータ駆動処理部30f
には、図7に示す様に、それぞれ1個ずつNEC社製の
「78C10」がCPU66,67として備えられてい
る。また、図示は省略したが、コントロールペンダント
45のCPUも「78C10」を採用した。
【0028】次に、本実施例の特徴部分である刺繍の実
行に関する処理(ドライブ処理)について説明する。こ
のドライブ処理は、図8の様な画面上部の機能選択マー
ク群71a〜71fの内のドライブ処理機能選択マーク
(以下、単に「ドライブマーク」という)71aにマウ
スカーソルを合わせてクリックすることにより開始され
る。ドライブ処理以外には、モノグラム処理、プロジェ
クト処理,セッティング処理,機器設定処理といった処
理も選択できる。
【0029】ドライブ処理のメインルーチンを図9に示
す。ドライブ処理においては、まず、デザイン選択処理
を実行し、刺繍すべきデザインの選択をする(S1
0)。そして、次に、ファイル設定処理を実行し、S1
0にて選択したデザインをミシン駆動データとして設定
する(S20)。そして、このファイル設定されたミシ
ン駆動データに基づいてミシン駆動処理を実行する(S
30)。
【0030】デザイン選択処理の詳細を図10に示す。
このデザイン選択処理では、まず、図11に示す様なデ
ザイン選択画面を表示する(S110)。この画面は、
本体に接続されたハードディスクに記憶されている一針
データファイルをリストアップして表示したものであ
る。図示の例では、「バラ」,「ライオン」,「カナダ
国旗」,「象」,「コアラ」,「イギリス国旗」,「チ
ューリップ」,「錨模様のワッペン」,「ブルドッ
グ」,「ゆり」,「アメリカ国旗」,「たぬき」の各デ
ザインが、一覧表形式で、かつ、そのファイルネーム
「rose」,「lion」,…と共に図形表示されて
いる。
【0031】ここで、各デザインは、図12に示す様
に、縫い点の番号である「ステッチ」、刺繍枠の相対移
動量「H,V」、縫い糸の選択をするカラー選択やスピ
ンドルモータ駆動速度を設定する速度設定といったファ
ンクションに関する「ファンクションデータ」等から構
成された膨大な量の情報よりなる一針データとして本体
に接続されたハードディスク内に記憶されている。ここ
で、「ステッチ1」のところに「カラー1」とあるの
は、多針ミシンの1番の針を使用して刺繍を開始すべき
ことを意味し、「ステッチ25」のところに「カラー
2」とあるのは、ここまで縫い進んだら針を2番に切り
換えるべきことを意味する。また、これらカラー1,カ
ラー2等に対応した糸の色は、画面表示用の糸色パレッ
トデータとして別途登録されている。従って、一針デー
タを表示するとき、縫い点間に渡る糸は、この糸色パレ
ットデータを参照して、対応する色にて表示される。
【0032】しかし、この一針データそのものから画像
表示を行おうとすると、各縫い点を表示し、かつそれら
を結ぶ糸を表示しなければならないため、非常に時間が
かかることになる。そこで、本実施例では、この一針デ
ータからイメージ表示用にデータ量を縮小された表示用
データをも、ハードディスクの別の部分に記憶してお
り、図11の画像表示は、このイメージ表示用データに
基づいてなされている。従って、一覧表の表示に当たっ
て、データ処理に長時間を要することがなく、すばやく
図形まで表示することができる。なお、一針データ自体
を所定の規則に従って間引いて表示してもよい。
【0033】こうしてデザイン選択画面を表示したら、
デザインが選択されるのを待つ(S120)。そして、
選択されたデザインについて、一針データの方を読み出
して(S130)、図13に示す様な画像表示に切り換
える(S140)。図13は、「錨模様のワッペン」が
選択された状態を示している。なお、画面上に見える円
は、現在ミシンにセットされているものとして登録され
ているワーク保持枠17の形状を表している。また、こ
のワーク保持枠17の画像とワッペンの画像は、同一縮
尺で表示されている。
【0034】こうしてデザインが選択されると、次のフ
ァイル設定処理に移行する。ファイル設定処理の詳細を
図14のフローチャートに示す。まず、画面に表示され
ているデザインについて以下のファイル設定処理を行っ
てもよいか否かを確認する(S210)。「NO」と確
認されたならば、この処理を終えてデザイン選択処理へ
移行する。そして、デザインの再選択を行わせる。「Y
ES」と確認されたなら、以下の処理に移行する。
【0035】「YES」の場合には、選択された機能に
応じて、枠変更処理(S220)、縫い方向設定処理
(S230)、ティーチング処理(S240)、糸処理
条件設定処理(S250)、メジャー処理(S260)
等に分かれて必要な処理を実行し、了解若しくは中止が
指示されるまで、これらの各処理を何度も実行できる様
になっている(S270,S275)。了解が指示され
た場合には、選択されているデザインについて現在設定
されている各種条件に基づいて、ミシン駆動用データと
してハードディスクの別の部分に駆動データを記憶する
データ登録処理を実行し(S280)、ミシン駆動処理
へ移行する。一方、中止が指示された場合には、本ルー
チンを抜けて、再びデザイン選択処理へ戻る。
【0036】枠変更処理とは、現在画面上に表示されて
いるワーク保持枠が、実際に刺繍ミシンにセットされて
いるものと違っている場合などに実行する処理である。
この処理では、ハードディスク内に別途登録した枠登録
データに基づいて、枠として形状が登録されているもの
の一覧表(図15参照)を表示し、この一覧表の中から
選択されたものの画像に画面上の表示を切り換える処理
を実行する。
【0037】縫い方向設定処理とは、刺繍を実行するに
当たっての、縫い方向、縦横比等を調整する処理であ
る。縫い方向の調整とは、図16に示す様に、同じ一針
データから、絵柄を反転模様,鏡像模様等に変更して刺
繍を縫い上げる場合などに行う処理で、具体的には、指
定に応じて、一針データ中の移動量H,Vの正負の符号
を書き換える処理を行う。例えば、反転の場合には、
H,V共に符号を反転させればよい。また、ミラーなら
ば、Hだけ又はVだけ符号を反転させればよい。90度
回転とか、45度回転といった絵柄にする場合も、同様
に、幾何学の座標変換規則に従ってH,Vを書き換えれ
ばよい。縦横比の調整とは、拡大・縮小であり、縦横共
に同じ倍率で拡大・縮小すれば相似形となり、縦だけ又
は横だけ倍率を変えると、様々に伸びたり縮んだりした
図柄となる。この場合も、移動量H,Vを指定の倍率に
従って変更すればよい。縫い方向調整,縦横比調整のい
ずれの場合にも、画面上の図柄の表示を、調整後の図柄
の表示に切り換える。
【0038】ティーチング処理とは、一針データ中の針
選択データ等を変更したりするための処理である。針選
択データの変更に当たっては、図17に示す様に、デザ
イン画像を拡大表示に切り換え、色を変えたい部分にマ
ウスカーソルMCを合わせてクリックさせることによっ
て針選択データの変更部分を指定させ、その指定に基づ
いて一針データを検索し、該当部分の一針データテーブ
ルTBを表示させ、キーボード入力されたデータを変更
欄に書き込むといった処理を行う。針選択データが変更
されたら、画面上の表示色も変更される。
【0039】糸処理条件設定処理とは、渡り糸のジャン
プや糸切りといった処理の条件を設定する処理である。
なお、メジャー処理とは、マウスカーソルを物指し代わ
りにしてデザイン図形の寸法などを単に計測する処理で
ある。データ登録処理では、こうした各種調整結果に基
づいて画面上に表示されている状態を、そのままデータ
として登録する。この際、デザインの原点と、枠の原点
とを画面上から読み取り、両者の相対関係を「枠原点
− デザイン原点位置関係データ」として登録する。な
お、刺繍ミシンの機械原点と、枠の原点との位置関係で
ある「機械原点 − 枠原点位置関係データ」は、別途数
値入力にて設定されている。
【0040】ドライブ処理の内、ここまでは、主として
メイン演算処理部30aのCPU61,表示処理部30
bのVGAコントローラ62及びCAD用のVRAM6
3が作動して実現されている。一方、次に説明するミシ
ン駆動処理は、主としてミシン駆動処理部30cのCP
U65,表示処理部30bのVGAコントローラ62及
び刺繍進行状態表示用のVRAM64が作動することに
よって実現されている。なお、メインCPU61は、以
下のミシン駆動のための一針データを、ハードディスク
から逐次読み出しては、デュアルポートRAM30dへ
書き込みにいく処理を実行している。このとき、メイン
CPU61では、デュアルポートRAM30dへ書き込
みにいくべきデータとして、1分間ミシンを駆動するに
足る量のデータ(約1000ステッチ)をデータバッフ
ァに蓄積しておき、このデータバッファからデュアルポ
ートRAMへ書き込みにいくように構成されている。
【0041】また、ミシン駆動処理部30cのCPU6
5の方は、デュアルポートRAM30dから1ステッチ
ずつ読み出して刺繍を実行し、当該ステッチの処理が完
了したらメインCPU61からデュアルポートRAM3
0dへ新データを書き込むのを許可するように構成され
ている。ここで、ミシン駆動処理部30cは、デュアル
ポートRAM30dから読み出したデータを、一旦、S
RAMの方へ蓄積し、このドライブブートメモリから読
み出しては刺繍を実行するように構成されている。この
ドライブブートメモリには1分間刺繍を実行するのに必
要な量のデータ(約1000ステッチ)が蓄積されるよ
うになっている。これは、何等かの原因によってメイン
演算処理部30a側にトラブルが発生しても、ミシンが
いきなり停止しない様にするためである。
【0042】ところで、ミシン駆動処理部30cのCP
U65は、1ステッチ縫う度にデュアルポートRAM3
0dを介してメインCPU61側へと刺繍進行状態の情
報を与えている。具体的には、刺繍の終了したデータの
ステッチ番号を送っている。この情報が返って来ること
によって、メインCPU65側で、後述の淡色表示の処
理などをほとんどタイムラグなしに実行することができ
ている。以下、ミシン駆動処理について説明する。
【0043】ミシン駆動処理では、図18に示す様に、
まず、初期化処理が既に済んでいるか否かを判断する
(S310)。済んでいない場合は、Xモータ23,Y
モータ25を駆動し、原点位置センサ29の作動を確認
することによって、機械原点を出す原点出し動作を行う
(S320)。次に、上記データ登録処理で登録された
データの内、「機械原点 − 枠原点位置関係データ」と
「枠原点 − デザイン原点位置関係データ」とを読み出
し、両者を加算することによってデザイン原点の絶対位
置を算出する(S330)。そして、このデザイン原点
絶対位置が針落ち点となる様にワーク保持枠17を移動
させ、縫い始め位置を合わせる(S340)。
【0044】こうして初期化処理が済んだら、図19
(A)に示す様に、デザインの表示を淡色表示切り換え
る(S350)。この淡色表示をするためのデータは、
VRAM64に記録される。即ち、ミシン駆動処理での
以後の画像表示は、VRAM64の方のデータに基づい
てなされることになる。CPU61及びVGAコントロ
ーラ62が、この切換を実施する。
【0045】そして、一針データに基づいて、スピンド
ルモータ19,針棒選択モータ21,Xモータ23,Y
モータ25を駆動開始する(S360)。また、この駆
動によって処理が済んだステッチまでの上記VRAM6
4内の淡色表示データを色表示データに書き換える(S
370)。従って、この駆動開始後は、一針データに基
づいて逐次処理が進むごとに書き換えられるVRAM6
4のデータに基づいて、刺繍の進行状況にマッチした画
像表示が可能となる(図19(B))。
【0046】以後、縫い終わり点まで処理が進んで刺繍
が完了するか、あるいは糸切れセンサ27にて糸切れの
様な動作異常が検出されるまで、このS360,S37
0の処理を繰り返す(S380,S385)。なお、刺
繍完了あるいは動作異常が検出されたら、刺繍ミシンの
駆動を停止し、報知処理を実行する(S390,S39
5)。この報知処理については、後で詳しく説明する。
【0047】次に、モノグラム処理について説明する。
モノグラム処理とは、デザインを設計・編集する処理で
ある。この処理は、メイン演算処理部30aのCPU6
1と、表示処理部30bのVGAコントローラ62及び
CAD用のVRAM63が作動することによって実現さ
れている。
【0048】このモノグラム処理の例としては、図20
に示す様に、上記デザイン選択処理と同様の手順で傘の
デザインを呼び出し、その周りに「LOVE」という文
字をバランスよく配置した模様をデザインする例につい
て説明する。モノグラム処理のメインルーチンを図21
に示す。このモノグラム処理は、図8の画面上部の機能
選択マーク群(以下、単に「モノグラムマーク」とい
う)71bにマウスカーソルを合わせてクリックするこ
とにより開始される。
【0049】まず、デザイン選択をするか否かが判別さ
れる(S410)。デザイン選択は、画面上の所定のマ
ークをクリックすることにより指示することができる。
デザイン選択処理(S420)の詳細は、既にドライブ
処理において説明したので省略する。
【0050】デザイン選択処理をしない場合、及び、デ
ザイン選択処理を選択し、その処理を終えた場合は、次
に、文字列選択処理(S430)に移行する。文字列選
択処理では、図22に示す様に、カラーディスプレイ3
1上にこれから文字列を配置する四角の枠であるエディ
ットフレーム81を表示する(S440)。
【0051】エディットフレーム81は、図23(A)
に示す様に、枠線81a,配列ライン81b,機能呼出
マーク81c〜81iから構成されている。なお、各マ
ーク81c〜81iの上にマウスカーソルが置かれる
と、マウスカーソルは、同図(B)の中列に示す様な絵
柄マークに変わり、どの様な機能を呼び出すためのマー
クを選択したのかがイメージとして分かりやすい様に構
成されている。
【0052】枠線81aは、刺繍模様を構成する文字列
の全体形状をイメージとして理解する際の助けとなるも
ので、最初は一文字を当てはめることのできる程度の小
さな枠として表示される。配列ライン81bは、文字列
の並ぶ基準線を意味する。初期設定としては、この配列
ライン81bに対する各文字のベースラインのずれは
「0」とされている。従って、最初の入力では、各文字
の下辺は、この配列ライン81bにくっつく様に配列さ
れる(図24参照)。
【0053】機能呼出マーク81cは、エディットフレ
ーム81を斜めに変形させることで各単位模様の斜め変
形角度を指示する斜変形角指示手段としての機能を呼び
出すためのものである。以下、スランターマーク81c
とよぶ。機能呼出マーク81dは、エディットフレーム
81を配列ライン81bと直交する方向へ伸縮すること
によってフレーム内に配列される各文字の相似変形量を
指示する相似変形量指示手段としての機能を呼び出すた
めのもので、以下、リサイザーマーク81dとよぶ。機
能呼出マーク81eは、エディットフレーム81を縦横
比の異なる形状に変形させることでフレーム内に配列さ
れる文字の縦横比変化を指示する縦横比変化指示手段と
しての機能を呼び出すためのもので、以下、フリーリサ
イザーマーク81eとよぶ。機能呼出マーク81fは、
エディットフレーム81を文字列の配列方向に伸縮する
ことでフレーム内の各文字の配列間隔を指示する配列間
隔指示手段としての機能を呼び出すためのもので、以
下、スペーサーマーク81fとよぶ。機能呼出マーク8
1gは、エディットフレーム81を回転させることでフ
レーム内の各文字の回転角度を指示する回転角指示手段
としての機能を呼び出すためのもので、以下、ローテイ
ターマーク81gとよぶ。機能呼出マーク81hは、エ
ディットフレーム81を湾曲形状に変形させることで配
列ライン81bの湾曲状態を指示する湾曲配列指示手段
としての機能を呼び出すためのもので、以下、アークメ
イカーマーク81hとよぶ。機能呼出マーク81iは、
エディットフレーム81を平行移動させることで文字列
全体を平行移動させる移動量を指示する移動量指示手段
としての機能を呼び出すためのもので、以下、シフター
マーク81iとよぶ。
【0054】なお、カラーディスプレイ31上には、さ
らに、水平基準線85及び垂直基準線87も表示され
る。これらは、以下の編集処理において、刺繍模様の傾
き具合いや湾曲配列の具合いなどを直観的に理解する際
の助けとなる。こうして最初に表示されたエディットフ
レーム81は、基準サイズの文字(高さ×幅=21.4
mm×14.9mm)を、基準文字間隔(1mm)にて、傾い
たり回転したりすることなく、水平に配列するためのも
のとして機能する。
【0055】このエディットフレーム表示状態におい
て、文字列の入力を待つ(S445)。文字列の入力
は、キーボード41のアルファニューメリカルキー群を
操作することにより、タイプライタ感覚で実施できる。
文字が一文字入力される毎に、その文字をエディットフ
レーム81内に、基準サイズ,基準文字間隔にて水平に
配列しつつ表示していく(S447)。
【0056】この際、図24に示す様に、エディットフ
レーム81は一文字増える毎に横方向に伸びていく。各
文字は、配列ライン81bに対して配置を関連付けられ
ながら、底辺が配列ライン81bにくっつき、かつ法線
方向に直立した状態で表示される。このとき、文字列
は、選択されている文字列の中心が垂直基準線に一致す
る様に表示される。なお、この時点で選択・表示されて
いるのは、文字の一針データではなく、文字の形状を決
定するためのカラムデータである。カラムデータとは、
文字を直線帯,曲線帯等のカラムの集合として表したデ
ータである。カラムデータであるので、位置座標情報の
分量が少なく、表示は瞬時にして実行される。また、後
述の変形表示も瞬時になし得る。
【0057】一方、この文字入力においては、マウスカ
ーソルを文字と文字との間にもっていけば文字の挿入処
理も実施できるし、文字の上にマウスカーソルをもって
いってDELキーを押下すれば削除処理も実施できる。
挿入処理では、エディットフレーム81の伸びに追随し
て後方の文字列は自動的に後ろへずらされることにな
る。また、削除処理では、逆にエディットフレーム81
は縮み、後続文字列は前方へずれていく。
【0058】こうして予定の文字列を入力し終えたら
(S450:YES)、全体編集に移行するか否かを判
別する(S460)。全体編集へ移行しない場合には、
この状態でリターンキーを押下するか、エディットフレ
ームの外でマウスをクリックすればよい。全体編集へ移
行しないと判別されたら、エディットフレーム81の表
示を消し(S470)、刺繍模様をデータとして登録す
る処理を実行する(S490)。データ登録処理とは、
カラムデータとしての文字列を、特開昭60−1199
81号公報や、特開昭63−139587〜13959
2号公報などに記載されている様な周知の手法にて一針
データ化し、デザインとして選択されている図形の一針
データとの間で渡り糸関係を設定し、全体を一つの模様
として一針データ同士を結合し、登録する処理である。
ここで登録された模様は、ドライブ処理におけるデザイ
ン選択処理にて選択できる様に、一覧表に加えて表示で
きる様に縮小データとしても記憶される。これに対し、
全体編集へ移行する場合には、機能呼出マーク81c〜
81iのいずれかにカーソルを合わせてマウスをクリッ
クすればよい。この操作がなされると、エディットフレ
ーム変形処理及び刺繍模様編集処理からなる全体編集処
理(S480)が実行される。全体編集処理が終わった
ら、やはり、S490へ進んで、データ登録処理が実行
される。
【0059】全体編集処理は、図25に示す様に、いず
れの機能が選択されたかを判別し(S510)、スラン
ター処理(S520)、リサイザー処理(S530)、
フリーリサイザー処理(S540)、スペーサー処理
(S550)、ローテイター処理(S560)、アーク
メイカー処理(S570)、シフター処理(S580)
のいずれかへ進む。そして、これらの各処理を1回若し
くは複数回実行して編集終了が指示されると(S59
0)、編集後の刺繍模様を登録する処理を実行する(S
595)。
【0060】なお、図20の模様を形成する処理として
は、これら各処理の内、シフター処理及びアークメイカ
ー処理を実行すればよいので、これらについてだけ詳し
く説明する。まず、アークメイカー処理について説明す
る。この処理は、アークメイカーマーク81hがクリッ
クされることにより開始される。
【0061】アークメイカー処理では、図26に示す様
に、まず、開始時点でのアークメイカーマーク81hの
画面上座標位置を記憶すると共に、初期の円弧半径も記
憶する(S710)。次に、所定時間毎にアークメイカ
ーマーク81hの座標位置を読み取り(S720)、各
時点での円弧半径を計算する(S730)。
【0062】円弧半径は、図27(A)の様に下円弧と
なる場合にはマイナスの値として、同図(C)の様に上
円弧となる場合にはプラスの値として計算される。この
計算の条件としては、配列ラインの中点PMを移動させ
ず、かつ、配列ラインの長さを固定とし、アークメイカ
ーマーク81hの移動量に比例して配列ラインの先端点
P1及び後端点P2が対称位置を保ったままで移動され
たとしたときに、これら先端点P1,中点PM及び後端
点P2の三点を結ぶ円弧の半径として算出される。
【0063】より具体的には、図28に示す様に、S7
20で読み取った先端点P1の座標から、垂直基準線に
対して対称位置になるべき後端点P2の座標を算出する
(S731)。次に、中点PMの座標を読み出す(S7
32)。ここで、中点PMの座標は、S710で読み込
んだ初期値に基づいて記憶されている。続いて、先端点
P1と中点PMとを結ぶ線分を算出し、この線分に対す
る垂直2等分線L1を求める(S733)。同じく、中
点PMと後端点P2を結ぶ線分を算出し、この線分に対
する垂直2等分線L2を求める(S734)。そして、
両垂直2等分線L1,L2の交点の座標を算出し、これ
を3点円弧の中心Oとする(S735)。後は、この円
弧中心Oと中点PMのy方向の座標値の差を算出すれ
ば、半径を数値として求めることができる(S73
6)。
【0064】そして、この演算結果に基づいて、各時点
でのエディットフレーム81の湾曲状態を視覚的に表す
ための再表示を実施する(S740)。このときの表示
基準点は、初期の配列ライン81bの中点PMである。
そして、この湾曲表示された配列ライン81bに対し
て、各文字を大きさ等をそのままに、各文字の底辺が配
列ラインの接線方向と一致し、かつ配列ライン上での文
字間隔が文字間隔データ設定値により定められた間隔に
なる様に、文字の再表示をする(S750)。
【0065】この間の表示例を示すと、図29の様にな
る。例えば、アークメイカーマーク81hを下方へ移動
させれば、内部の文字も含めてエディットフレーム81
が下円弧形状に湾曲され、アークメイカーマーク81h
を上方に移動させれば、内部の文字も含めてエディット
フレーム81が上円弧形状に湾曲される。
【0066】こうして、マウス43のドラッグ操作によ
ってアークメイカーマーク81hが移動されるに伴い、
その移動に追随する形でエディットフレーム81を湾曲
させ、かつ、フレーム内の文字列も湾曲位置に再配置し
ながら再表示する。そして、マウス43がリリース操作
されると、その時点で演算されている円弧半径を新デー
タとして記憶する(S760,S770)。
【0067】なお、このアークメイカー処理におけるエ
ディットフレーム及び文字列の湾曲・再表示は、エディ
ットフレーム及び文字列を点列として認識し、円弧中心
Oを原点とする極座標とxy平面座標との間で、座標変
換を繰り返して演算する手法を採用することができる。
【0068】シフター処理は、シフターマーク81iが
クリックされることにより開始される。シフター処理で
は、図30に示す様に、まず、開始時点でのシフターマ
ーク81iの画面上座標位置を記憶する(S810)。
次に、所定時間毎にシフターマーク81iの座標位置を
読み取り(S820)、各時点での配列ライン81bの
平行移動量を計算する(S830)。配列ラインの平行
移動量は、各時点でのシフターマーク位置と初期シフタ
ーマーク位置とのx成分,y成分の差として簡単に求め
られる。
【0069】そして、この演算結果に基づいて、エディ
ットフレーム81を平行移動した位置に再表示する(S
840)。また、この再表示されたエディットフレーム
81の配列ライン81bに対して、大きさ,文字間隔,
文字の回転角等をそのままに、各文字を再表示する(S
850)。
【0070】この間の表示例を示すと、図31の様にな
る。同図(B)に示す様に、アークメイカー処理によっ
て湾曲されたデータを、その湾曲状態を保ったままで平
行移動することもできる。こうして、マウス43のドラ
ッグ操作によってシフターマーク81iが移動されるに
伴い、その移動に追随する形でエディットフレーム81
を平行移動させ、かつ、フレーム内の文字列も平行移動
した位置に再配置しながら再表示する。そして、マウス
43がリリース操作されると、その時点で演算されてい
るシフターマーク位置を新データとして記憶する(S8
60,S870)。
【0071】図20は、入力された文字列について、ま
ず、シフター処理を実施して傘の絵柄と文字列の位置関
係を調整し((A))、次に、アークメイカー処理を実
施して傘の湾曲に沿うように文字列を湾曲させた状態を
示している((B))。プロジェクト処理は、プロジェ
クトマーク71cをクリックすることにより開始され
る。
【0072】プロジェクト処理とは、デザインを設計・
編集する処理の一つで、同じデザインの図柄をいくつも
一度に刺繍するために設けられている。即ち、ワッペン
の刺繍などにおいて、一度に多数の刺繍を作成する多数
個取りを容易に行うために設けられている。この処理
も、CPU61,VGAコントローラ62及びCAD用
のVRAM63が作動することによって実現されてい
る。
【0073】プロジェクト処理においては、図32に示
す様に、まず、デザイン選択処理を実行する(S91
0)。デザイン選択処理は、ドライブ処理について説明
したのと同じである。このデザイン選択処理により、多
数個取りすべきデザインを選択したら、図33に示す様
に、画面上には、エディットフレーム91付の影絵の状
態でデザインを表示する(S920)。そして、デザイ
ンの配置処理を実行する(S930)。デザインの配置
処理は、エディットフレーム91に対するシフター処理
及びローテイター処理によって実施される。
【0074】今度のエディットフレーム91は、枠線9
1a,ローテイターマーク91g,シフターマーク91
iからなるものである。ローテイターマーク91gは、
エディットフレーム91を回転させることでフレーム内
の絵柄の回転角度を指示する回転角指示手段としての機
能を呼び出すためのものである。シフターマーク91i
は、エディットフレーム91を平行移動させることで絵
柄全体を平行移動させる移動量を指示する移動量指示手
段としての機能を呼び出すためのものである。なお、シ
フターマーク91iを指定して実行するシフター処理
は、モノグラム処理に関して説明したシフター処理と同
様であり、図34に示す様に、絵柄を画面上の任意の位
置に移動・配置するときに用いる。
【0075】ローテイター処理について、図35のフロ
ーチャートに基づいて説明する。ローテイター処理は、
ローテイターマーク91gがクリックされることにより
開始され、まず、開始時点でのローテイターマーク91
gの画面上座標位置及び枠線91aの初期の回転角を記
憶する(S1010)。ここで、枠線91aの回転角
は、枠線左下角91bを始点としてローテイターマーク
91gへ引いた線分の水平線に対する傾きとして求めら
れる。従って、最初は「0deg」と記憶される。
【0076】次に、所定時間毎にローテイターマーク9
1gの座標位置を読み取り(S1020)、各時点での
回転角を計算する(S1030)。そして、エディット
フレーム91を回転し、再表示を実施する(S104
0)。このエディットフレームの回転は、底辺中点91
bを基準点にして枠線91aを回転することによりなさ
れる。そして、各時点で演算される回転角に基づいて絵
柄の影絵も回転させて再表示をする(S1050)。
【0077】この間の表示例を示すと、図36の様にな
る。例えば、ローテイターマーク91gを右回りに移動
させれば、内部の絵柄の影絵も含めてエディットフレー
ム91が右回りに回転する。また、ローテイターマーク
91gを左回りに移動させれば、内部の絵柄の影絵も含
めてエディットフレーム91が左回りに回転する。
【0078】こうして、マウス43のドラッグ操作によ
ってローテイターマーク91gが移動されるに伴い、そ
の移動に追随する形でエディットフレーム91を回転
し、かつ、フレーム内の絵柄の影絵も回転させながら再
表示する。そして、マウス43がリリース操作される
と、その時点で演算されている回転角を新データとして
記憶する(S1060,S1070)。
【0079】こうして、シフター処理及びローテイター
処理を実行して画面に表示された保持枠内の任意の位置
に、多数個取りすべきデザインの最初の一つを配置す
る。なお、次の確定処理を実行するまでは、シフター処
理を実行し、ローテーター処理を実行し、またシフター
処理を実行し、ローテイター処理を実行し、…と何度も
繰り返すことができる。
【0080】一つ目のデザインを配置する処理(S93
0)からは、マウス43の右側の確定ボタンの方をクリ
ックする操作によって抜けることができる(S94
0)。このとき、エディットフレーム91は消え、絵柄
の影絵表示だけが残る。また、この絵柄の影絵位置の登
録処理が実行される(S950)。これは、デザイン選
択処理を再び繰り返すことなく、画面上から複写感覚で
二つ目以降の絵柄の配置を実行するための処理である。
なお、本実施例では、図33,図34,図36において
画面横に表示した様な選択絵柄ウインドウ93が存在し
ている。これは、絵柄として何が選ばれているのかをス
テッチ表示の形で表示しておき、影絵しか表示していな
い画面を補うためと、このウインドウ内の点を指定する
ことで、やはり複写感覚で二つ目以降の絵柄の配置を実
行するためである。
【0081】従って、このS950で登録した絵柄位置
データ及び画面横のウインドウ位置に関するデータは、
共にそれらの占める座標点群の中のどれかが指示された
ら、一つ目と同じデザインの絵柄を直接読み出し可能な
様に、呼び出しキーとして登録される(S955)。
【0082】こうして一つ目のデザイン配置位置を確定
したら、多数個取りのための次の配置処理を実行するか
否かを判別する(S960)。既に配置されている絵柄
の上でマウスカーソルをクリックするか、画面横のウイ
ンドウ93にマウスカーソルを合わせてクリックする
と、S960は「YES」と判別され、次の配置をする
ため、再びS930以下の処理を繰り返す。上記S95
0,S955の処理を行っているので、二つ目以降の絵
柄の配置に当たっては再びデザイン選択画面を開いての
処理を行う必要がなく、同じ絵柄を複写する感覚で実行
することができる。
【0083】こうして必要な個数だけ絵柄を配置し、図
37の様な状態になったところで、ステッチマーク95
をクリックすると、S960は「NO」と判別され、ス
テッチ処理(S970)に移行する。ステッチ処理で
は、図38に示す様に、選択されているデザインの一針
データを読み出し(S1110)、各絵柄の影絵をステ
ッチ表示状態にすると共に(S1120)、絵柄の配置
位置に従って、各絵柄の縫い順を決定し(S113
0)、絵柄から絵柄へのジョグ制御データを求める(S
1140)。
【0084】縫い順の決定方法は、例えば、枠原点に一
番近い絵柄を縫い順1番とし、そこから左回りに広がる
スパイラルラインを仮想してこのスパイラルラインに沿
って順番を決定するとか、上から下へ向かって順番を決
定するとか、上から下かつ左から右といったルールにす
るとか様々考えられる。また、絵柄から絵柄へのジョグ
量が最小となるようにといったルールを設定することも
できる。
【0085】ジョグ制御データとは、一つの絵柄を縫っ
てから次の絵柄を縫うためのワーク保持枠17の移動量
を与えるためのデータである。このジョグ制御データの
算出処理では、例えば、縫い順1番の絵柄の縫い終わり
点と縫い順2番の絵柄の縫い始め点とを直線で結び、そ
のx,y移動量を算出し、これをジョグ量としてデータ
化するという処理を、以降、2番と3番,3番と4番,
…と、縫い順最後の絵柄まで順番に実行し記憶する。
【0086】こうしてジョグ制御データを求めたら、1
番の絵柄用の一針データ,1番−2番絵柄間のジョグ制
御データ,2番の絵柄用の一針データ,2番−3番絵柄
間のジョグ制御データ,3番の絵柄用の一針データ,
…,最後の絵柄用の一針データの順に並べ、これらを連
結したものを一体としてプロジェクト済み一針データと
して登録するデータ連結登録処理を実行する(S115
0)。そして、プロジェクト済み一針データに基づい
て、例えば図39に示す様に、ジョグ制御データに対応
する渡り糸をも表示した形で画面上に全体のステッチ表
示を行う(S1160)。
【0087】こうして、ステッチ処理(S970:詳細
はS1110〜S1160)が完了したら、プロジェク
ト済み一針データを、ドライブ処理でのデザイン選択の
際に呼び出すことのできる形式に登録して処理を終了す
る(S980)。次に、セッティング処理,機器処理を
続けて説明する。
【0088】これら両処理は、モノグラム処理,プロジ
ェクト処理と同様に、CPU61,VGAコントローラ
62及びCAD用のVRAM63が作動することによっ
て実現されている。セッティング処理は、セッティング
マーク71dをクリックすることにより開始される。セ
ッティング処理とは、ミシンに密接に関係するパラメー
タを設定する処理である。この処理では、例えば図40
に示す様な糸切れ判定条件の設定処理などを実行する。
糸切れ判定条件設定処理では、現在の判定条件を表示し
(S1210)、キー入力があったら(S1220)、
判定条件をそれに書き換える(S1230)といった処
理を実行する。ここで、糸切れ判定条件とは、糸切れセ
ンサ27によって何回連続して糸切れが検出されたとき
に始めて糸切れと判定するかという条件である。これ
は、糸切れセンサ27が糸切れと検出したとしても、検
出タイミングにおいてたまたま糸が緩んだだけであり、
実際には糸は切れていないといった場合に、いちいちミ
シンが停止しない様にするためのものである。
【0089】機器処理は、機器マーク71eをクリック
することにより開始される。機器処理とは、最初から登
録されているデザインや、モノグラム処理,プロジェク
ト処理などにより設計・編集されたデザインを指定の機
器へ出力するためのものである。この処理では、図41
に示す様に、デザイン選択処理(S1310)を実行し
て、最初から登録されているデザインや、モノグラム処
理,プロジェクト処理などにより設計・編集されたデザ
インとして登録されたものの一覧表を表示し、これの中
から一つを選択する。次に、出力可能な機器の一覧表示
をする(S1320)。本実施例では、出力可能な機器
としては、プロッター33,プリンター35,テープパ
ンチャー37,コントロールペンダント45が接続され
ている。そして、オペレータの選択に応じてこれらの機
器のいずれかへデザインを出力する(S1330,S1
340)。
【0090】次に、セットアップマーク71fの選択に
よって開始されるセットアップ処理について説明する。
この両処理も、モノグラム処理などと同様に、CPU6
1,VGAコントローラ62及びCAD用のVRAM6
3が作動することによって実現されている。
【0091】セットアップ処理の一例として、刺繍糸の
色の設定処理を説明する。この処理は、図42の糸色設
定処理ルーチンに従って実行される。糸色設定処理ルー
チンが開始されると、糸色設定処理画面をカラーディス
プレイ31上に表示する(S1410)。この画面は、
図43(A)に示す様に、7本の針棒11を意味する1
〜7の針番号群101と、各針番号に対応して現在設定
されている色を表す色パレット帯群102と、さらに選
択ボタン群103と、了解スイッチ104と、中止スイ
ッチ105とを表示したものである。
【0092】次に、マウス43がドラッグ,クリック操
作されて選択ボタン群103のいずれかが選択されるの
を待つ(S1420)。なお、この時点で「中止」がク
リックされた場合には本ルーチンを抜ける(S143
0)。また、「了解」がクリックされた場合には、現在
の設定状態にてハードディスクの色パレットデータを書
き換えてから本ルーチンを抜ける(S1440,S14
45)。
【0093】一方、選択ボタン群103のいずれかが選
択されると(S1420:YES)、図43(B)に示
す様に、選択ボタン群103で選ばれた針番号に対する
色パレット帯の直下に針番号X(X=1〜7)と、現在
の設定におけるR,G,B混合割合の構成状況とを表す
RGB表示窓106を出現させる(S1450)。そし
て、RGB混合割合を調整する処理を実行する(S14
60)。
【0094】ここで、RGB混合割合は、0〜63の数
値入力、又は、図示のスライドスイッチ107のスイッ
チ位置を画面上で左右にスライドさせる処理によって、
262,144色中の1色に対するものを設定できる様
になっている。なお、数値入力をするには、キーボード
41にてR,G,Bのいずれかを指定し、続いて数字を
入力すればよい。また、スイッチ位置を画面上で左右に
スライドさせるには、R,G,Bの3つのスライドスイ
ッチ107のいずれかのツマミ108をマウス43にて
クリックし、続いてマウス43を左右へドラッグしてか
らリリース操作すればよい。この間、ツマミ108の位
置を画面上の座標位置から識別し、それに応じて、随
時、色パレット帯102の表示色を変更する演算処理,
表示処理を実行する。従って、イメージ処理の場合に
は、色パレット帯102の表示色の変化を見ながら直観
的に色調整作業を実行することができる。従って、実際
に設定されている刺繍糸の色に最も近いイメージの色を
容易に選択することができる。
【0095】こうして、色パレットを調整した後に「了
解」をクリックすると、再びS1420へ戻る(S14
70)。一方、この時点で「中止」をクリックすると、
色パレット帯102を調整前の状態に戻してからS14
20に戻る(S1480,S1485)。こうして、S
1420以下の処理を何回か実行し、各針棒11の針に
実際に掛け渡されている刺繍糸の色に対応してすべての
色パレット帯の表示状態を調整した上で「了解」をクリ
ックすることにより、RGB混合割合調整処理の結果に
基づいてハードディスク内の色パレットデータを書き換
える(S1440,S1445)。
【0096】次に、これらのドライブ処理,モノグラム
処理,プロジェクト処理等を統括するデュアルタスク処
理について説明する。このデュアルタスク処理は、メイ
ンCPU61によって実行されるもので、図44の様に
構成されている。
【0097】メインCPU61は、駆動系用のCPU6
5と演算処理系用のCPU61自身に対して、それぞれ
が実行すべき種々のプログラムを、いわゆるラウンドロ
ビン方式にて、きわめて高速に実行させている(S15
10)。各CPU61,65は、このラウンドロビン方
式の処理によってそれぞれがプログラムを実行すべきタ
イミングになると、それぞれが実行する処理に必要な各
種データの読み書きをデュアルポートRAM30dを介
して実行することができる。この結果、既述のドライブ
処理の中のミシン駆動処理による刺繍と、既述のモノグ
ラム処理やプロジェクト処理などのデータ処理とを略同
時進行的に進めることができる。
【0098】一方、このラウンドロビン方式による処理
の際に、CPU61は、VGAコントローラ62に対し
てVRAM63とVRAM64のいずれを選択すべきか
の画像選択指示コマンドを与える(S1520)。この
画像選択指示コマンドは、ドライブ処理の中のデザイン
選択処理とファイル設定処理,モノグラム処理,プロジ
ェクト処理,セッティング処理,機器処理,セットアッ
プ処理のいずれかが実行されているときは、原則とし
て、VRAM63、即ち、CPU61によるCAD処理
の進行状況の方が画面表示される様に指示される。一
方、ドライブ処理の中のミシン駆動処理のみが実行され
ている場合には、原則として、VRAM64、即ち、C
PU65の処理の進行状況の方が画面表示される様に指
示される。そして、どちらかの画像選択指示コマンドが
指示されている状態において、キーボードから「CTR
Lキー」と「ESCキー」が同時に押下された信号が入
ると、これをオペレータから画面切換が指示されたもの
と受け止めて、画像選択指示コマンドを切り換える(S
1530,S1540)。また、この様な画面切換指示
がなされなくても、糸切れセンサ27からの検出信号が
セッッティング処理で設定された糸切れ判定条件を満足
したら、強制的に、VRAM64、即ち、CPU65の
処理の進行状況の方が画面表示される様に指示する(S
1550,S1560)。
【0099】こうして、刺繍を実行している際に、デザ
イン選択処理,モノグラム処理,プロジェクト処理など
を同時に実行して次の刺繍模様を設計・編集したり、機
器処理を実行してデータをプロッター33,プリンター
35,テープパンチャー37,FDD51,52へ出力
したりするデータ処理の方も並行して実行することがで
きる。しかも、こうしたデータ処理の実行中に、「CT
RLキー」と「ESCキー」を同時に押下すれば、刺繍
の進行状況の画面に表示を切り換えることができ、そろ
そろ刺繍が終わりそうかどうかといったことをディスプ
レイ31の前を離れることなく確認することができる。
また、糸切れの様な異常の際には、データ処理作業中で
あっても、強制的に画面が切り換わり、糸切れの発生が
報知されるので、データ処理に熱中していて糸切れが発
生しているのに気付かなかったといったことを防止する
ことができる。
【0100】以上の結果、本実施例によれば、デザイン
選択処理,ファイルセット処理,モノグラム処理,プロ
ジェクト処理等の各種データ処理機能を、刺繍実行中に
使用することができ、システム全体の稼動効率を大幅に
向上することができる。しかも、異常事態の発生はタイ
ムリーに報知されるので、メカの駆動とデータ処理とい
う二つの作業を同時進行していたためにかえってこうし
た異常の発見が遅れてシステムの稼動効率を落とすとい
ったことすらない。
【0101】以上本発明の一実施例について説明した
が、本発明は何等この実施例に限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲の種々なる態様にて実施
することができる。例えば、デュアルタスク機能を達成
するための手法として、ラウンドロビン方式の処理に限
らず、普通のタイムシアリング処理を適用したり、種々
のオペレーティング手法を適用することができる。ま
た、刺繍システムに限らず、各種のメカトロシステムに
対して適用できることはいうまでもない。
【0102】
【発明の効果】以上詳述したように本発明のメカトロシ
ステムの制御装置によれば、データ処理機能をも備えた
メカトロシステムを、効率よく稼動させることができ
る。また、本発明の刺繍システムの制御装置によれば、
データ処理と刺繍の実行を略同時進行させることがで
き、しかもデータ処理中に刺繍の進行状況を確認するこ
とも可能で、刺繍システムの稼動効率を大幅に向上する
ことができる。特に、請求項3記載の刺繍システムの制
御装置によれば、かかる高効率の稼動を実現した上で、
例えば糸切れなどの異常が発生したときに、それと知ら
ずにデータ処理を続けていて、一方、刺繍ミシンは止ま
ったままになっているといった事態をなくすることがで
き、より効率のよい作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の基本的構成を例示する構成図であ
る。
【図2】 実施例システムを示す概略構成図である。
【図3】 実施例システムにおける制御系の模式的な構
成図である。
【図4】 実施例システムにおける制御系の模式的な構
成図である。
【図5】 実施例システムにおける制御系の模式的な構
成図である。
【図6】 実施例システムにおける制御系の模式的な構
成図である。
【図7】 実施例システムにおける制御系の模式的な構
成図である。
【図8】 実施例における基本画面の表示状態の説明図
である。
【図9】 ドライブ処理のメインルーチンのフローチャ
ートである。
【図10】 デザイン選択処理のフローチャートであ
る。
【図11】 デザイン選択前の画面表示状態の説明図で
ある。
【図12】 一針データの説明図である。
【図13】 デザイン選択後の画面表示状態の説明図で
ある。
【図14】 ファイル設定処理中の画面表示状態の説明
図である。
【図15】 枠登録データの説明図である。
【図16】 縫い方向の調整に関する説明図である。
【図17】 ティーチング処理中の画面表示状態の説明
図である。
【図18】 ミシン駆動処理のフローチャートである。
【図19】 ミシン駆動処理中の画面表示状態の説明図
である。
【図20】 モノグラム処理で設計することのできるデ
ザインの一例を示す説明図である。
【図21】 モノグラム処理のメイルーチンのフローチ
ャートである。
【図22】 モノグラム処理開始時の画面表示状態の説
明図である。
【図23】 エディットフレームの構成を表した説明図
である。
【図24】 エディット処理における文字列の入力とエ
ディットフレームの関係を表した説明図である。
【図25】 全体編集処理のフローチャートである。
【図26】 文字列のアークメイカー処理のフローチャ
ートである。
【図27】 アークメイカー処理における円弧半径の求
め方に関する説明図である。
【図28】 三点円弧中心算出処理のフローチャートで
ある。
【図29】 アークメイカー処理中の画像表示の説明図
である。
【図30】 文字列のシフター処理のフローチャートで
ある。
【図31】 シフター処理中の画像表示の説明図であ
る。
【図32】 プロジェクト処理のフローチャートであ
る。
【図33】 プロジェクト処理中の画像表示の説明図で
ある。
【図34】 絵柄のシフター処理中の画像表示の説明図
である。
【図35】 絵柄のロータイター処理のフローチャート
である。
【図36】 絵柄のローテイター処理中の画像表示の説
明図である。
【図37】 複数個の絵柄を配置し終えた後の画面表示
状態の説明図である。
【図38】 ステッチ処理のフローチャートである。
【図39】 ステッチ表示処理による画面表示状態の説
明図である。
【図40】 糸切れ判定条件設定処理のフローチャート
である。
【図41】 機器処理のフローチャートである。
【図42】 糸色設定処理のフローチャートである。
【図43】 糸色設定処理ルーチンでの画面表示状態の
説明図である。
【図44】 デュアルタスク処理のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1・・・刺繍装置、10・・・刺繍ミシン、11・・・
針棒、13・・・糸巻、15・・・ミシンヘッド、17
・・・ワーク保持枠、19・・・スピンドルモータ、2
1・・・針棒選択モータ、23・・・Xモータ、25・
・・Yモータ、27・・・糸切れセンサ、29・・・原
点位置センサ、30・・・本体ユニット、30a・・・
メイン演算処理部、30b・・・表示処理部、30c・
・・ミシン駆動処理部、30d・・・デュアルポートR
AM、30e・・・スピンドルモータ駆動処理部、30
f・・・フレームモータ駆動処理部、30g・・・デュ
アルポートRAM、30h・・・デュアルポートRA
M、31・・・カラーディスプレイ、33・・・プロッ
ター、35・・・プリンター、37・・・テープパンチ
ャー、41・・・キーボード、43・・・マウス、45
・・・コントロールペンダント、47・・・テープリー
ダー、51,52・・・フロッピードライバー、53・
・・ジョグキー群、55・・・ボリュームスイッチ、5
7・・・ファンクションキー群、61,65〜67・・
・CPU、62・・・VGAコントローラ、63,64
・・・VRAM、71a〜71f・・・機能選択マー
ク、73a・・・呼び出しマーク、75a・・・了解マ
ーク、75b・・・中止マーク、81・・・エディット
フレーム、81a・・・枠線、81b・・・配列ライ
ン、81a〜81i・・・機能呼出マーク、85・・・
水平基準線、87・・・垂直基準線、91・・・エディ
ットフレーム、91a・・・枠線、91b・・・左下
角、91g・・・ローテイターマーク、91i・・・シ
フターマーク、93・・・選択絵柄ウインドウ、95・
・・ステッチマーク、101・・・針番号群、102・
・・色パレット帯群、103・・・選択ボタン群、10
4・・・了解スイッチ、105・・・中止スイッチ、1
06・・・RGB表示窓、107・・・スライドスイッ
チ、108・・・ツマミ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工機能部を駆動してワークに対する加
    工を行うワーク加工手段と、 該ワーク加工手段にて前記加工機能部を駆動させるため
    の加工制御用データの設計・編集等のデータ処理を実施
    するデータ処理手段と、 前記データ処理手段によるデータ処理結果を記憶するデ
    ータ処理結果記憶手段と、 該データ処理結果記憶手段の記憶している加工制御用デ
    ータを前記ワーク加工手段に逐次与えて前記加工機能部
    を駆動させるメカ系制御手段と、 該メカ系制御手段による制御処理の進行状況を逐次記憶
    する加工進行状況記憶手段と、 前記データ処理手段におけるデータ処理の実行を制御す
    るデータ処理系制御手段と、 該データ処理系制御手段による制御処理の進行状況を逐
    次記憶するデータ処理状況記憶手段と、 前記メカ系制御手段及びデータ処理系制御手段を、略同
    時進行的に統括制御する統括制御手段と、 前記加工進行状況記憶手段及びデータ処理状況記憶手段
    の記憶内容を、選択的に画像表示する選択表示手段とを
    備えたことを特徴とするメカトロシステムの制御装置。
  2. 【請求項2】 ミシンヘッド及びワーク保持枠を駆動制
    御してワーク上に刺繍模様を形成する刺繍ミシンと、 該刺繍ミシンにて刺繍動作を実行するための刺繍用一針
    データの設計・編集等のデータ処理を実施する刺繍デー
    タ処理手段と、 該刺繍データ処理手段によるデータ処理結果を記憶する
    データ処理結果記憶手段と、 該データ処理結果記憶手段の記憶している刺繍用一針デ
    ータを前記刺繍ミシンに逐次与えることにより、前記刺
    繍ミシンの駆動制御を行うミシン駆動系制御手段と、 該ミシン駆動系制御手段による制御処理の進行状況を逐
    次記憶する刺繍進行状況記憶手段と、 前記刺繍データ処理手段におけるデータ処理の実行を制
    御するデータ処理系制御手段と、 該データ処理系制御手段による制御処理の進行状況を逐
    次記憶するデータ処理状況記憶手段と、 前記ミシン駆動系制御手段及びデータ処理系制御手段
    を、略同時進行的に統括制御する統括制御手段と、 前記刺繍進行状況記憶手段及びデータ処理状況記憶手段
    の記憶内容を、選択的に画像表示する選択表示手段とを
    備えたことを特徴とする刺繍システムの制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の刺繍システムの制御装置
    において、さらに、 前記刺繍ミシンの動作に関する異常を検出する異常検出
    手段と、 該異常検出手段が異常を検出したら、前記選択表示手段
    による選択状況に関係なく、前記刺繍進行状況記憶手段
    の記憶内容を画像表示する異常時表示手段とを備えたこ
    とを特徴とする刺繍システムの制御装置。
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