JPH0718213B2 - アルミ笠木の熱膨張変形防止取付装置 - Google Patents

アルミ笠木の熱膨張変形防止取付装置

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JPH0718213B2
JPH0718213B2 JP61190180A JP19018086A JPH0718213B2 JP H0718213 B2 JPH0718213 B2 JP H0718213B2 JP 61190180 A JP61190180 A JP 61190180A JP 19018086 A JP19018086 A JP 19018086A JP H0718213 B2 JPH0718213 B2 JP H0718213B2
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寿麿 中谷
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スワン商事株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は,屋上パラペット,立上り壁等のコンクリート
躯体にアルミ製の笠木を取付けるに用いるアルミ笠木の
熱膨張変形防止取付装置に関する。
〔従来の技術〕
この種アルミ笠木の取付けには,例えばコンクリート躯
体固定用の逆T字状金具を用い,逆T字状中央の立上り
片間に,笠木内側形状に添うホルダー金具下面の垂下片
を差込み挿入して,これら逆T字状金具とホルダー金具
とをボルトナットで締着する一方,ホルダー金具の前後
一対の下向きフイン先端に引掛係止することによって該
ホルダー金具にアルミ製の笠木を被嵌固定するようにす
るものとされる。
〔発明が解決しようとする課題〕
この場合,ホルダー金具に対する引掛係止によるアルミ
製の笠木の被嵌固定は,一般に充分な固定強度を有する
ものとされるが,一方でこの固定強度によってアルミ製
の笠木が被嵌固定の状態でコンクリート躯体長手方向に
変形を招くことも多い。
これは,例えばアルミ製の笠木に用いるアルミ合金の熱
膨張係数が2.35×10-5であるに対し,躯体のコンクリー
トが1×10-5であるから,直射日光の照射で高温となっ
た場合,笠木の長さを4mとしたとき,躯体のコンクリー
トが長手方向に4mm伸びるに対して,アルミ製の笠木は
9.4mm伸び,その間に5mm以上の差を招くとともに昼夜で
この熱膨張係数の差による伸縮が繰り返される一方,ア
ルミ製の笠木は上記被嵌固定によって,このコンクリー
ト躯体に固定したホルダー金具に対して強固な固定状態
とされて,上記熱膨張係数の差の影響をアルミ製の笠木
が直接に受けることになるからである。
この変形を避けるには,被嵌固定による固定強度を弱め
てアルミ製の笠木をホルダー金具に対してスライド自在
とすればよいが,このようにすれば,風圧等による外力
で,アルミ製の笠木がホルダー金具から外れる可能性を
招くことになり,極めて危険である。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので,その解決
課題とする処は,風圧等の外力を受ける笠木として,充
分な固定強度を確保するとともにアルミ製の笠木に対す
るコンクリート躯体との熱膨張係数の差による変形の可
能性を解消したアルミ笠木の熱膨張変形防止取付装置を
提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題に添って本発明は,コンクリート躯体固定用の
固定ベースと,この固定ベースにコンクリート躯体長手
方向のスライド性を残存して係止固定したスライドホル
ダーとを用い,このスライドホルダーにアルミ製の笠木
を被嵌固定して,アルミ製の笠木の,コンクリート躯体
に対する熱膨張係数の差による伸縮を固定ベースとスラ
イドホルダー間で吸収するものとするとともに,固定ベ
ースに対するスライドホルダーのスライド性を残存する
も,その係止固定を風圧等の外力に対しても充分な固定
強度を有し,且つ取付工事を簡易化し得るように,固定
ベースの逆L字状一対の内向き係止条と,スライドホル
ダーのL字状一対の外向き支持脚とのスナップイン係止
による上記係止固定を行うものとしたものであって,即
ち本発明は,固定基板及び該固定基板の前後端に起立し
たコンクリート躯体長手方向に添う逆L字状一対の内向
き係止条を有するコンクリート躯体固定用の固定ベース
と,天板部,該天板部の前後一対の下向きフイン及び天
板部より垂下し上記固定基板に突当て対接するとともに
逆L字状一対の内向き係止条にスナップイン係止するL
字状一対の外向き支持脚を有して,上記固定ベースにコ
ンクリート躯体長手方向のスライド性を残存して係止固
定したスライドホルダーと,上記天板部前後一対の下向
きフイン先端に引掛係止して該スライドホルダーに対し
て被嵌固定したアルミ製の笠木とを備えてなることを特
徴とするアルミ笠木の熱膨張変形防止取付装置に係り且
つこれを発明の要旨として,上記課題解決の手段として
ものである。
〔実施例〕
以下実施例を示す図面に従って本発明を更に具体的に説
明すれば,第1図及び第2図において,Aは笠木付屋上パ
ラペット,Bはコンクリート躯体,1は固定ベース,2はスラ
イドホルダー,3は笠木,4はホールインアンカーを示す。
本例の笠木付屋上パラペットAは,固定ベース1にスラ
イドホルダー2をコンクリート躯体B長手方向のスライ
ド性を残存して係止固定し,アルミ製の笠木3を,該ス
ライドホルダー2に被嵌固定し,コンクリート躯体Bに
対してホールインアンカー4によって固定した上記固定
ベース1に対する上記スライドホルダー2の残存スライ
ド性により,コンクリート躯体Bとアルミ製の笠木3と
の熱膨張係数の差に起因する笠木3側の伸縮を吸収する
ものとして構成してあり,また上記スライド性を残存す
るとともに固定ベース1に対するスライドホルダー2の
充分な固定強度を確保するように,上記係止固定を,固
定ベース1のコンクリート躯体B長手方向に添う逆L字
状一対の内向き係止条13とスライドホルダー2のL字状
一対の外向き支持脚23とのスナップイン係止によるもの
としてある。
即ち本例の固定ベース2は,水平のコンクリート躯体B
上面に沿って平板状とした水平且つ厚肉にして,コンク
リート躯体B長手方向に離隔し,交差方向に長孔とした
一対のアンカー孔12を透設した固定基板11と,該固定基
板11の前後端に起立したコンクリート躯体B長手方向に
添う逆L字状一対の内向き係止条13を有し,更に固定基
板11の上記内向き係止条13の各内側にこれと平行にして
膨出状一対の小リブ14を有するアルミの押出材による厚
肉一体のものとしてある。
また本例のスライドホルダー2は,前傾状に傾斜した天
板部21,該天板部21の前後一対の下向きフイン22及び天
板部21より垂下し上記固定基板11に突当て対接するとと
もに逆L字状一対の内向き係止条13にスナップイン係止
するL字状一対の外向き支持脚23を有する,同じくアル
ミの押出材により厚肉一体にして上記固定ベース1より
コンクリート躯体B長手方向に短尺のものとしてある。
このときスナップイン係止する逆L字状一対の内向き係
止条13とL字状一対の外向き支持脚23とは,本例にあっ
てその各L字状先端側を,前者にあっては内方に,後者
にあっては外方にそれぞれ先細湾曲状とした傾斜面15,2
4を形成具備したものとして,そのスナップイン係止の
可及的容易化を図ったものとしてある。
アルミ製の笠木3は,上記スライドホルダー2の天板部
21傾斜角度に添うとともに水切りに便ならしめるように
前傾状に傾斜した傾斜天板31とその前後端の垂下壁32及
び該垂下壁32先端を内方の折曲した折曲条33を有して,
アルミの天板を略コ字状の折曲加工したものとしてあ
る。
従って本例にあっては,コンクリート躯体B上面に固定
ベース1を面接状に載置し,アンカー孔12を介してコン
クリート躯体Bにホールインアンカー4を打ち込むこと
によって,コンクリート躯体Bに固定ベース1を載置固
定し,該固定ベース1上にスライドホルダー2を載置し
て,これに下方に向けた押圧力を加えるように押圧し
て,逆L字状一対の内向き係止条13に,L字状一対の外向
き支持脚23をスナップイン係止することにより,該スラ
イドホルダー2を固定ベース1に係止固定し,然る後に
スライドホルダー2の下向きフイン22を先端に折曲条33
を引掛係止することによって,スライドホルダー2に一
体化するように,これにアルミ製の笠木3を被嵌固定し
て,笠木3の取付を行うものとしてある。
これによって逆L字状一対の内向き係止条13とL字状一
対の外向く支持脚23とが,該外向き支持脚23が固定基板
11に下向き荷重を支えるように突当て対接し,また小リ
ブ14が外向き支持脚23の下端を位置決めしてその前後の
ズレを防止するように保持した状態で,スナップイン係
止することになり,従って本例にあっては風圧等の外力
に対して,極めて優れた固定強度を有する固定ベース1
に対するスライドホルダー2の係止固定がなされるとと
もにスライドホルダー2に対するアルミ製の笠木3の被
嵌固定による固定強度も充分に得られるようになり,一
方でスナップイン係止に伴いコンクリート躯体B長手方
向に対するスライドホルダー2の残存スライド性が得ら
れて,コンクリート躯体Bとアルミ製の笠木3との熱膨
張係数の差に起因する笠木3の伸縮を,これと一体化し
たスライドホルダー2が吸収して,笠木3の変形の可能
性を解消することができる。
なお具体的な笠木3の取付けに際しては,例えば笠木3
を4mの長尺のものとし,固定ベース1及びスライドホル
ダー2を1mの等間隔として,笠木3をこれらに架設状に
被嵌固定することにより,上記固定強度と伸縮吸収性を
確保した笠木付屋上パラペットAとすることができる。
第3図及び第4図は他の例を示すもので,本例にあって
は,コンクリート躯体Bの前後幅に応じて比較的大型の
笠木3を用いるように,固定ベース1及びスライドホル
ダー2の寸法を拡大し,固定ベース1において,ホール
インアンカー4のアンカー孔12を四隅の4ケ所として,
小リブ14を,大型であるが故にスナップイン係止時の障
害とならないように一側片側とし,またスライドホルダ
ー2において,L字状一対の外向き支持脚23間に,更に固
定基板11に突当て対接する補強支持脚25を追加設置する
ようにした例である。その余は上記例と変らないので同
一符号を付して重複する説明を省略する。
図示した例は以上のとおりとしたが,固定ベース,スラ
イドホルダー,笠木の具体的形状,構造,材質,寸法,
これらの関係,これらに対する付加等は,上記発明の要
旨に反しない限り様々に変更することができ,以上に図
示し説明したものに限定するには及ばない。
〔発明の効果〕
本発明は,固定基板及び該固定基板の前後端に起立した
コンクリート躯体長手方向に添う逆L字状一対の内向き
係止条を有するコンクリート躯体固定用の固定ベース
と,天板部,該天板部の前後一対の下向きフイン及び天
板部より垂下し上記固定基板に突当て対接するとともに
逆L字状一対の内向き係止条にスナップイン係止するL
字状一対の外向き支持脚を有して,上記固定ベースにコ
ンクリート躯体長手方向のスライド性を残存して係止固
定したスライドホルダーと,上記天板部前後一対の下向
きフイン先端に引掛係止して該スライドホルダーに対し
て被嵌固定したアルミ製の笠木とを備えてなることを特
徴とするから,コンクリート躯体とアルミ製の笠木との
熱膨張率の差に起因するアルミ製の笠木の伸縮を,固定
ベースとスライドホルダー間の残存スライド性で吸収し
て,アルミ製の笠木に伸縮の負荷を掛けずに,その変形
を防止するとともに,固定ベースとスライドホルダーと
の係止固定と残存スライド性の確保を,コンクリート躯
体長手方向に添う逆L字状一対の内向き係止条と,固定
基板に突当て対接するL字条一対の外向き支持脚とのス
ナップイン係止によるものとしたから,これら及び笠木
の充分な固定強度と笠木の伸縮吸収性の双方を満足する
ことができ,また取付工事を簡易化することができ,従
って風圧等の外力を受ける笠木として充分な固定強度を
確保するとともにアルミ製の笠木に対するコンクリート
躯体との熱膨張率の差による変形の可能性を解消したア
ルミ笠木の熱膨張変形防止取付装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
図面は実施例を示すもので,第1図は笠木付屋上パラペ
ットの縦断面図,第2図は固定ベースとスライドホルダ
ーの関係を示す平面図,第3図は他の例に係る笠木付屋
上パラペットの縦断面図,第4図は他の例に係る固定ベ
ースとスライドホルダーの関係を示す平面図である。 A……笠木付屋上パラペット、11……固定基板 B……コンクリート躯体、13……内向き係止条 1……固定ベース、21……天板部 2……スライドホルダー、22……下向きフイン 3……笠木、23……外向き支持脚

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定基板及び該固定基板の前後端に起立し
    たコンクリート躯体長手方向に添う逆L字状一対の内向
    き係止条を有するコンクリート躯体固定用の固定ベース
    と,天板部,該天板部の前後一対の下向きフイン及び天
    板部より垂下した上記固定基板に突当て対接するととも
    に逆L字状一対の内向き係止条にスナップイン係止する
    L字状一対の外向き支持脚を有して,上記固定ベースに
    コンクリート躯体長手方向のスライド性を残存して係止
    固定したスライドホルダーと,上記天板部前後一対の下
    向きフイン先端に引掛係止して該スライドホルダーに対
    して被嵌固定したアルミ製の笠木とを備えてなることを
    特徴とするアルミ笠木の熱膨張変形防止取付装置。
JP61190180A 1986-08-12 1986-08-12 アルミ笠木の熱膨張変形防止取付装置 Expired - Lifetime JPH0718213B2 (ja)

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JPS6347457A JPS6347457A (ja) 1988-02-29
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JPH04108725U (ja) * 1991-03-05 1992-09-21 源一 大江 笠 木
JPH0830380B2 (ja) * 1993-01-26 1996-03-27 スワン商事株式会社 薄肉アルミ笠木の取付装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5893122U (ja) * 1982-08-28 1983-06-24 理研軽金属工業株式会社 笠木の取付調整装置
JPS6312543U (ja) * 1986-07-11 1988-01-27

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JPS6347457A (ja) 1988-02-29

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