JPH04108725U - 笠 木 - Google Patents

笠 木

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JPH04108725U
JPH04108725U JP1915091U JP1915091U JPH04108725U JP H04108725 U JPH04108725 U JP H04108725U JP 1915091 U JP1915091 U JP 1915091U JP 1915091 U JP1915091 U JP 1915091U JP H04108725 U JPH04108725 U JP H04108725U
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JP
Japan
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main body
kasagi
metal fitting
parapet
fixing metal
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JP1915091U
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源一 大江
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 笠木本体の固定金具の強度を向上し、パラペ
ット頂面に笠木本体を強固、確実に固定する。 【構成】 笠木本体14の固定金具13を、下部固定金
具16と上部固定金具15とで構成する。下部固定金具
16の水平部17をアンカーボルト29によりパラペッ
ト頂面3に固定する。前記水平部17に設けた立上げ部
24の爪19と、上部固定金具15の本体支持部22に
設けた垂下部24の爪25とを係合し、上部固定金具1
5と下部固定金具16を一体的に結合する。前記本体支
持部22により笠木本体14の下面を支持する。上部固
定金具15の両側傾斜部23の先端を笠木本体14の凹
状部28に挿入して笠木本体14を固定金具13に固定
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は笠木に係り、とくに笠木本体をパラペットに強固に固定できる構造の 笠木に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
陸屋根のパラペットの頂部に取付ける笠木の取付け構造は例えば図12のよう になっている。同図において1はパラペット、2はパラペット1の頂面3に固着 した固定金具、4は固定金具2により支持される笠木本体である。固定金具2は 所定幅の金属板を折り曲げて形成され、凹部5の上端に接続する傾斜支持部6と 、傾斜支持部6の両端に接続する両側傾斜部7とを有している。前記凹部5の底 部8をパラペット頂面3に当がい、底部8に設けたボルト孔にアンカーボルト9 を挿通して、このアンカーボルト9をパラペット頂面3にねじ込み固定している 。また、固定金具2の傾斜支持部6に笠木本体4の傾斜裏面を支持させ、さらに 、両側傾斜部7の先端に笠木本体6の両端の直角折り曲げ部10を係止させてい る。
【0003】 従来の固定金具2は、前述のように一枚の金属板を折り曲げて構成し、この固 定金具2で笠木本体4を支持するものである。このため、固定金具2には、笠木 本体4自体の重量や、笠木本体4が外部から受ける風圧その他によるねじれなど すべての力が作用し、固定金具2の複数箇所の折り曲げ部12が力を受けて、こ の折り曲げ部12を中心に固定金具2が曲がり、そのため、笠木本体4の支持が 不確実、不安定となる。さらに、前記の影響で、固定金具2の両側傾斜部7が内 側に移動して、笠木本体4の両端の直角折り曲げ部10から外れるなどの不具合 が生じる。
【0004】 固定金具2の前記の欠点を解決する一つの手段として、例えば凹部5の上方に も、傾斜支持部6と一体の支持部を延長して設けることが考えられる。しかし、 この場合は固定金具2をパラペット1に固定する際、アンカーボルト9をパラペ ット頂面3にねじ込み固定する作業がスムーズにできないという問題が生じる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
解決しようとする問題点は、従来の笠木の固定金具は構造的に強度を保持させ ることが難しく、そのため笠木本体の支持が不確実、不安定となり易い点である 。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、笠木本体を固定金具を介してパラペットの頂面に取付ける構成にお いて、前記固定金具を、それぞれ爪を介して上下方向に着脱自在な下部固定金具 と上部固定金具とから構成し、下部固定金具をパラペットの頂面にアンカーボル トを用いて固定し、上部固定金具の両側傾斜部の先端に笠木本体の両端の凹状部 を係合させる構成を特徴とする。
【0007】 下部固定金具をパラペット頂面に当接する水平部及びこの水平部から一体且つ 平行に立上がっており、側面に爪を有する立上げ部とから構成し、上部固定金具 を笠木本体の下面を支持する本体支持部と、この本体支持部の両側を折り曲げて 設ける両側傾斜部、及び本体支持部から一体且つ平行に垂下しており、側面に下 部固定金具の爪と係合する爪を有する垂下部とから構成するとよい。さらに、上 部固定金具の本体支持部には、笠木本体の下面を部分的に支える隆起部を設けた 構成とするとよい。
【0008】
【作用】
下部固定金具をパラペットの頂面にアンカーボルトを用いて固定する。つぎに 上部固定金具を笠木本体に嵌着する。その後、上部固定金具の爪を下部固定金具 の爪に係合させる。
【0009】
【実施例】 以下本考案の実施例を図を参照して説明する。図1〜図5は第1実施例であり 、各図において、13は上部固定金具15と下部固定金具16とからなる固定金 具で、この固定金具13により笠木本体14がパラペット1に支持される。下部 固定金具16は、水平部17及びこの水平部17の上面から所定間隔をおいて平 行に立上がっている立上げ部18を有し、各立上げ部18の外側面に爪19を設 けている。水平部17には、幅方向に延びるボルト挿通用の長孔21が設けられ ており、これにアンカーボルト29を挿入する。上部固定金具15は笠木本体1 4の下面を支持する本体支持部22と、この本体支持部22の両端に接続する両 側傾斜部23を有している。さらに、本体支持部22の下面に平行に且つ所定の 間隔をあけて2つの垂下部24を設け、各垂下部24の先端内側面に爪25を有 している。
【0010】 笠木本体14は頂面26と、頂面26の両端に接続する両側部27と、両側部 27の先端を内側に直角に折り曲げ、その先端を直角に立上げて凹状部28を形 成し、凹状部28の立上げ部上端を内側に直角に折り曲げて鍔縁30を形成して いる。
【0011】 笠木本体14をパラペット1へ取付ける施工順序を説明する。まず、図1のよ うにパラペット頂面3に下部固定金具16の水平部17を当てがい、長孔21に アンカーポルト29を挿通したうえ、このアンカーボルト29をパラペット頂面 3に設けた螺孔31にねじ込み、下部固定金具16をパラペット頂面3に固定す る。
【0012】 つぎに、上部固定金具15を笠木本体14の内側に嵌め、この上部固定金具1 5の両側傾斜部23の先端を笠木本体14の凹状部28に係合させる。その後、 上部固定金具15の各垂下部24の内側を、下部固定金具16の各立上げ部18 の外側に沿わせて降下させ、爪19,25を係合させる。また、このとき、上部 固定金具15の垂下部24の先端が下部支持金具16の水平部17の上面に当た り、この垂下部先端で笠木本体14の重量を受けている。
【0013】 図3は、笠木本体14の接続部における防水構造を示し、33は所定の長さの 水切り部材である。水切り部材33はコ字状に曲げた底板34に所定間隔にスペ ーサ35を複数本設けて構成され、この水切り部材33の両端を笠木本体14の 両端の凹状部28に係止させている。図4に示すように、所定長の水切り部材3 3は笠木本体14の接続部36を密閉するよう互いに接続する左右の笠木本体1 4の端部に跨がって設けられており、この水切り部材33の両端位置に固定金具 13が配置されている。
【0014】 第1実施例の笠木において、固定金具13をパラペット頂面3に固着するには 、上部固定金具15を下部固定金具16から分離し、下部固定金具16の長孔2 1にアンカーボルト29を挿入し、これを螺孔31にねじ込む。それにより、下 部固定金具16をパラペット頂面3に固定できる。この固着作業の際、上部固定 金具15は下部固定金具16から取外されているので、アンカーボルト29のね じ込み作業はスムーズである。また、固定金具13は、上部固定金具15と下部 固定金具16との結合によって強固な枠体に構成され、笠木本体14をしっかり と支持することができる。また、上部固定金具15の傾斜両側部23の先端は、 笠木本体14の凹状部28に係合しているので、笠木本体14と上部固定金具1 5との係合はより確実である。
【0015】 第1実施例において、上部固定金具15の本体支持部22の上面中間部と両側 部に隆起部37を設け、各隆起部37により笠木本体14の裏面を安定に支持し ている(図5参照)。また、水切り部材33は、これにより笠木本体14の接続 部36において、内方に雨水が浸入するのを防止するものである。なお、上部固 定金具15と下部固定金具16のパラペット1の長さ方向に沿う長さL,lの寸 法は任意であり、例えば1メートル程度の長さに構成してもよい。さらに、図5 に示すように、笠木本体14の凹状部28とパラペット側面の間に沿ってシーリ ング材39を充填しておくことにより、笠木本体14の内側に雨水が浸入するの を防止できる。
【0016】 図6は第2実施例を示す。この実施例では、上部固定金具15の本体支持部2 2の構造が、第1実施例と少し相異している。第2実施例においては、2つの垂 下部24の間が、水平枠38により連結されている。この水平枠38の配設位置 は垂下部24の上端より少し下った位置であり、したがって、この水平枠38の 上方においては、笠木本体14の下面は浮いた状態で支持されている。
【0017】 第1実施例でも上部固定金具15の本体支持部22は、笠木本体14の下面を 隆起部37により部分的に支持しており、第2実施例の構成としても第1実施例 とほぼ同様に笠木本体14を支持できる。この水平枠38によって上部固定金具 15の垂下部24は補強された構造となり、下部固定金具16との連結を強固に でき、笠木本体14を確実に支持固定することができる。
【0018】 図7は第3実施例を示す。この実施例は図に示すように水平枠38の中間部上 面にほぼT字形の支持突起40を設け、この支持突起40の傾斜上面で、笠木本 体14の中間部下面を支持している。他の構成は、第2実施例と同様である。
【0019】 図8は第4実施例を示す。この実施例は、図5に示す上部固定金具15の枠構 造を補強した例を示す。図8に示すように、上部固定金具15の両側傾斜部23 のほぼ中間位置と、垂下部24の下端との間に補強枠41が設けられている。こ の補強枠41により、両側傾斜部23と垂下部24は一層補強され、これらが上 方の折り曲げ部12から内側に曲がるおそれがなく、固定金具13による笠木本 体14の嵌合係止は一層確実となる。
【0020】 図9は第5実施例を示す。この実施例にあっては、下部固定金具16と上部固 定金具15を左右の2部材に分割し、各部材の間を連結板42,43で連結して いる。すなわち、下部固定金具16の水平部17は左右に分割され、各水平部1 7の内側上面に跨がって連結板42が設けられ、水平部17と連結板42のボル ト挿通孔を通して、アンカーボルト29をパラペット頂面3にねじ込み固定して いる。また、上部固定金具15の左右の垂下部24を連結する水平枠45を分割 し、各水平枠38の上面に跨がって連結板43を設け、この連結板43のボルト 孔にボルト44を挿入し、このボルト44を水平枠45の螺孔49にねじ込み固 定している。第5実施例において、水平枠45に複数の螺孔49を設けておくこ とにより、連結板42,43を介して下部固定金具16と上部固定金具15の幅 方向の寸法を自在に調節でき、パラペット頂面3の幅寸法や笠木本体14の幅寸 法の異なる場合の施工に容易に対応させることができる。
【0021】 図10は第6実施例を示す。この実施例において笠木本体14の凹状部45の 断面形状が図5(第1実施例)と相異している。図10にあっては、図5の凹状 部28と異なり、凹状部46の各辺を異なる角度に曲げて下方が少し尖った断面 形状に構成している。したがって、この実施例にあっては、凹状部46の内側に 上部固定金具15の両端を挿入したとき両部材が緊密に係合し、笠木本体14と 上部固定金具15の嵌合が確実となる。なお、図11は本考案の実施例を平面か ら見た状態を示している。
【0022】
【考案の効果】
本考案に係る笠木本体の固定金具は下部固定金具と上部固定金具を連結して構 成するものであり、一枚の金属板を折り曲げて構成する従来の固定金具に比べて その強度を向上することができ、強風、重荷重、曲げ応力などに十分対応でき笠 木本体を確実強固にパラペット頂面に固定できる。また、これにより、笠木の支 持は安定し漏水防止効果を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る笠木の第1実施例の分解斜視図で
ある。
【図2】図1の組立時の斜視図である。
【図3】水切り部材と笠木本体の斜視図である。
【図4】笠木本体の接続部の斜視図である。
【図5】第1実施例の断面図である。
【図6】第2実施例の断面図である。
【図7】第3実施例の断面図である。
【図8】第4実施例の断面図である。
【図9】第5実施例の断面図である。
【図10】第6実施例の断面図である。
【図11】笠木の平面図である。
【図12】従来例の笠木の断面図である。
【符号の説明】
1 パラペット 3 パラペット頂面 13 固定金具 14 笠木本体 15 上部固定金具 16 下部固定金具 17 水平部 18 立上げ部 22 本体支持部 23 両側傾斜部 24 垂下部 28 凹状部 37 隆起部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 笠木本体を固定金具を介してパラペット
    の頂面に取付ける構成において、前記固定金具を、それ
    ぞれ爪を介して上下方向に着脱自在な下部固定金具と上
    部固定金具とから構成し、下部固定金具をパラペットの
    頂面にアンカーボルトを用いて固定し、上部固定金具の
    両側傾斜部の先端に笠木本体の両端の凹状部を係合させ
    た構成を特徴とする笠木。
  2. 【請求項2】 下部固定金具を、パラペット頂面に当接
    する水平部、及びこの水平部から一体且つ平行に立上が
    っており、側面に爪を有する立上げ部とから構成し、上
    部固定金具を笠木本体の下面を支持する本体支持部と、
    この本体支持部の両側を折り曲げて設ける両側傾斜部、
    及び本体支持部から一体且つ平行に垂下しており、側面
    に下部固定金具の爪と係合する爪を有する垂下部とから
    構成したことを特徴とする請求項1の笠木。
  3. 【請求項3】 上部固定金具の本体支持部は、笠木本体
    の下面を部分的に支える隆起部を有する構成を特徴とす
    る請求項2の笠木。
JP1915091U 1991-03-05 1991-03-05 笠 木 Pending JPH04108725U (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6145116A (ja) * 1984-08-09 1986-03-05 Aisin Warner Ltd 多板式摩擦係合装置
JPS6347457A (ja) * 1986-08-12 1988-02-29 スワン商事株式会社 アルミ笠木の熱膨張変形防止取付装置

Patent Citations (2)

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