JPH0718207Y2

JPH0718207Y2 - ファクシミリ

Info

Publication number: JPH0718207Y2
Application number: JP1988161374U
Authority: JP
Inventors: 徹武冨
Original assignee: Funai Electric Co Ltd
Current assignee: Funai Electric Co Ltd
Priority date: 1988-12-12
Filing date: 1988-12-12
Publication date: 1995-04-26
Anticipated expiration: 2003-12-12
Also published as: JPH0282162U

Description

【考案の詳細な説明】「産業上の利用分野」本考案は例えば電話回線を用いて文章などの送信又は受
信を行うファクシミリに関する。

「従来の技術」従来、上ケースに係合させるフックを設け、フックを係
脱して上ケースを開閉させる技術があった。

「考案が解決しようとする問題点」前記従来技術は、記録ヘッドを取付ける上ケース前端側
を本体ケースに係合させているので、上ケースの係合支
持を解除するノブは本体ケース前部表面に設けられる
が、ノブとその取付け穴との隙間が大きいと、その隙間
からほこり等が侵入し、記録ヘッドに吸着されてしま
う。そこで、ほこりの侵入を押えるためにノブとその取
付け穴との隙間をできる限り小さくした場合、ノブを押
込操作したとき本体ケース表面にでてこなくなる操作面
での問題がある。

「問題点を解決するための手段」然るに、本考案は、本体ケース上面側に装設する上ケー
スの前部内側に記録ヘッドを固着し、上ケースを本体ケ
ースに対し開閉自在に取付ける支軸を上ケース後端側に
設けると共に、上ケース前端側を本体ケースに設けた左
右一対のフックに係合支持させる左右一対のピンを上ケ
ース前端側に設け、前記フックは本体ケース前端側に回
転自在に横架された回転軸上に一体的に取付けられ、回
転軸の一端側に巻装するバネによりピンにフックを係合
維持させるファクシミリにおいて、前記本体ケースの前
面一側の角隅部にノブを設け、ノブを垂直軸回りで回動
自在に本体ケースに取付けると共に、本体ケースの前面
及び一側面に沿う直角な外面を前記ノブに形成し、ノブ
の前面内側先端部を一方のフックに当接支持させ、ノブ
の前面を本体ケースの内方に押込みフックをピンから離
脱させるとき該ノブの他側面を本体ケースの一側面から
突出させるように構成したものである。

「作用」従って、本体ケースの前面に沿うノブの前面を押込操作
すると、本体ケースの一側面に沿うノブの他側面が突出
するから、ノブとその取付け穴との隙間をできる限り小
さくしても、ノブを適正に押込み及び復帰させ得るか
ら、ノブの操作性を向上させ乍らノブの取付け穴から侵
入するほこりによる記録ヘッドの汚れを防止し得るもの
である。

「実施例」以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳述する。第
１図はファクシミリの外観斜視図、第２図は側面図であ
り、ファクシミリの本体ケース（１）上面側に開閉自在
な上ケースであるアッパードア（２）を装設させると共
に、電話操作部（３）及び原稿差込口（４）などを前記
ドア（２）に配設している。

さらに、前記ドア（２）後端と本体ケース（１）の間に
原稿取出口（５）を形成すると共に、前記ドア（２）前
端と本体ケース（１）の間に記録紙送出口（６）を形成
している。

また、本体ケース（１）の左側にホルダ（７）を介して
送受話器（８）を設けるもので、原稿に記録している文
章などの画像送信及び受信、並びに送受話器（８）によ
る送話及び受話などを電話回線により行うように構成し
ている。

さらに、第２図に示す如く、本体ケース（１）内部のロ
ール紙支持部（９）にロール巻き状の記録紙（10）を載
せると共に、送出口（６）から記録紙（10）を送出する
プラテンローラ（11）を備え、該ローラ（11）の芯軸
（12）を本体ケース（１）の略一定位置に回転自在に軸
支している。

また、支軸（13）を中心に上方に開動自在に前記アッパ
ードア（２）を弾圧支持すると共に、原稿紙（14）を挿
入する差込口（４）より前方のドア（２）下面側にアッ
パーシャーシ（15）を固設させ、該シャーシ（15）にヘ
ッドブラケット（16）を介して感熱記録ヘッド（17）を
取付けるもので、ヘッドブラケット（16）両側の下向き
二区部（16a）を芯軸（12）に嵌合させ、芯軸（12）に
より前記ヘッド（17）の位置決めを行うように構成して
いる。

さらに、第３図に示す如く、ヘッドブラケット（16）の
前端両側に左右一対のピン（18）（19）を固設させると
共に、前記ピン（18）（19）に係止させる左右一対のフ
ック（20）（21）を本体ケース（１）に回転軸（22）を
介して回転自在に取付ける。

前記各フック（20）（21）は回転軸（22）により一体連
設していると共に、ピン（18）（19）にフック（20）
（21）を係合維持するバネ（23）と、ピン（18）（19）
からフック（20）（21）を離脱させるノブ（24）とを、
前記回転軸（22）の右側端部に配設している。

また、前記バネ（23）を回転軸（22）に巻装支持させる
と共に、前記ノブ（24）下面に垂直な支点軸（25）を一
体形成し、本体ケース（１）前面右側の角隅部に支点軸
（25）を介してノブ（24）を回転自在に取付ける。そし
て、本体ケース（１）前面右側のコーナー部外形と略同
一形状にノブ（24）外面を形成し、本体ケース（１）外
形にノブ（24）外面を一致させたもので、バネ（23）に
よりフック（21）をノブ（24）に弾圧支持し、ノブ（2
4）で本体ケース（１）の一部を形成させると共に、ノ
ブ（24）を押込み回転させることにより、フック（20）
（21）を後退させてピン（18）（19）との係合を解除
し、アッパードア（２）を上方に開動させるように構成
している。

また、第１図及び第２図から明らかなように、内部の記
録紙（10）を見るための確認窓（26）を、差込口（４）
に近いアッパードア（２）の原稿載せ面（2a）に配設さ
せるもので、原稿（14）を入れるとき、差込口（４）位
置を確認することにより、確認窓（26）から内部の記録
紙（10）残量を確認できるように構成している。

また、第１図及び第３図から明らかなように、アッパー
ドア（２）の左側上面を本体ケース（１）上面と略同一
高さにして原稿ガイド（27）を形成するもので、差込口
（４）を形成するケースであるアッパードア（２）の一
部で原稿（14）を挿入案内する原稿ガイド（27）を形成
し、各種大きさ（B5、A4、B4、A3サイズなど）の原稿
（14）…の左端をガイド（27）で位置決めして差込口
（４）に入れるように構成している。

また、原稿ガイド（27）上面の左右幅（Ａ）と本体ケー
ス（１）左端上面の左右幅（Ｂ）とを加算した左側リブ
幅（Ｃ）が、本体ケース（１）右端上面の左右幅である
右側リブ幅（Ｄ）とが略等しくなるように、左右方向全
幅の略中央に原稿載せ面（2a）を形成したもので、アッ
パードア（２）の左端部で原稿ガイド（27）を形成し、
平面視で左側リブ幅（Ｃ）と右側リブ幅（Ｄ）を略等し
く形成し、平面形状を左右対称形に近似させるように構
成している。

「考案の効果」以上実施例から明らかなように本考案は、本体ケース
（１）上面側に装設する上ケース（２）の前部内側に記
録ヘッド（17）を固着し、上ケース（２）を本体ケース
（１）に対し開閉自在に取付ける支軸（13）を上ケース
（２）後端側に設けると共に、上ケース（２）前端側を
本体ケース（１）に設けた左右一対のフック（20）（2
1）に係合支持させる左右一対のピン（18）（19）を上
ケース（２）前端側に設け、前記フック（20）（21）は
本体ケース（１）前端側に回転自在に横架された回転軸
（22）上に一体的に取付けられ、回転軸（22）の一端側
に巻装するバネ（23）によりピン（18）（19）にフック
（20）（21）を係合維持させるファクシミリにおいて、
前記本体ケース（１）の前面一側の角隅部にノブ（24）
を設け、ノブ（24）を垂直軸回りで回動自在に本体ケー
ス（１）に取付けると共に、本体ケース（１）の前面及
び一側面に沿う直角な外面を前記ノブ（24）に形成し、
ノブ（24）の前面内側先端部を一方のフック（21）に当
接支持させ、ノブ（24）の前面を本体ケース（１）の内
方に押込みフック（20）（21）をピン（18）（19）から
離脱させるとき該ノブ（24）の他側面を本体ケース
（１）の一側面から突出させるように構成したもので、
本体ケース（１）の前面に沿うノブ（25）の前面を押込
操作すると、本体ケース（１）の一側面に沿うノブ（2
5）の他側面が突出するから、ノブ（25）とその取付け
穴との隙間をできる限り小さくしても、ノブ（25）を適
正に押込み及び復帰させることができるから、ノブ（2
5）の操作性を向上させ乍らノブ（25）の取付け穴から
侵入するほこりによる記録ヘッド（17）の汚れを防止で
きる等の実用的な効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示すファクシミリの外観斜
視図、第２図は側面図、第３図は正面図、第４図は平面
図、第５図は部分説明図である。（１）……本体ケース（２）……アッパードア（上ケース）（10）……記録紙（24）……ノブ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】本体ケース（１）上面側に装設する上ケー
ス（２）の前部内側に記録ヘッド（17）を固着し、上ケ
ース（２）を本体ケース（１）に対し開閉自在に取付け
る支軸（13）を上ケース（２）後端側に設けると共に、
上ケース（２）前端側を本体ケース（１）に設けた左右
一対のフック（20）（21）に係合支持させる左右一対の
ピン（18）（19）を上ケース（２）前端側に設け、前記
フック（20）（21）は本体ケース（１）前端側に回転自
在に横架された回転軸（22）上に一体的に取付けられ、
回転軸（22）の一端側に巻装するバネ（23）によりピン
（18）（19）にフック（20）（21）を係合維持させるフ
ァクシミリにおいて、前記本体ケース（１）の前面一側
の角隅部にノブ（24）を設け、ノブ（24）を垂直軸回り
で回動自在に本体ケース（１）に取付けると共に、本体
ケース（１）の前面及び一側面に沿う直角な外面を前記
ノブ（24）に形成し、ノブ（24）の前面内側先端部を一
方のフック（21）に当接支持させ、ノブ（24）の前面を
本体ケース（１）の内方に押込みフック（20）（21）を
ピン（18）（19）から離脱させるとき該ノブ（24）の他
側面を本体ケース（１）の一側面から突出させるように
構成したことを特徴とするファクシミリ。