JPH0718203Y2 - 電話機の停電対策回路 - Google Patents

電話機の停電対策回路

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JPH0718203Y2
JPH0718203Y2 JP5597392U JP5597392U JPH0718203Y2 JP H0718203 Y2 JPH0718203 Y2 JP H0718203Y2 JP 5597392 U JP5597392 U JP 5597392U JP 5597392 U JP5597392 U JP 5597392U JP H0718203 Y2 JPH0718203 Y2 JP H0718203Y2
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JP
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speaker
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switch
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JP5597392U
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JPH0673946U (ja
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暁洋 小林
一行 渡辺
正次 紺野
和彦 山森
成徳 岡本
猛志 堀内
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Toshiba Corp
Iwatsu Electric Co Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Iwatsu Electric Co Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は商用電源を使用し、例え
ば、マイクロホンとスピーカによる拡声通話機能等を備
えた電話機の停電対策に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、局電源によるハンドセット通話と
商用電源を利用した拡声通話を行うことのできる機能を
備えた拡声電話機は一般的に図2に示す構成となってい
る。図2において、 1-1および1-2 は電話機と回線との
接続端子、2は極性一致用のダイオードブリッジ、3は
ハンドセットによる通話を行う為のハンドセット通話回
路網、4は拡声通話を行う為の拡声通話回路網、5は電
源トランス,整流回路,定電圧回路等からなる直流電源
回路である。6はハンドセット、6-1 は送話器、6-2 は
受話器である。7は線路トランス、8はスピーカ、9は
マイクロホンである。L1T, L2Tは拡声通話回路網6と線
路トランス7の接続端子、SP1, SP2は拡声通話回路網6
のスピーカ出力端子、M1, M2は拡声通話回路網6のマイ
クロホン入力端子、V+, V−は拡声通話回路網6の電
源端子である。HS1, HS2はフックスイッチの接点、LK1,
LK2は拡声スイッチの接点である。
【0003】以下図2により従来構成の動作を説明す
る。ハンドセット6による通話を行う場合、フックスイ
ッチの接点HS1, HS2はメークし(図2に示したのと逆の
状態)、次のルートI〔端子1-1 →ダイオードブリッジ
2→フックスイッチ接点HS2→ハンドセット通話回路網
3→ダイオードブリッジ2→フックスイッチ接点HS1→
端子1-2 〕で電話機の直流ループを閉結し、ハンドセッ
ト6内の送話器6-1, 受話器6-2 による通話が可能とな
る。拡声通話の場合、拡声スイッチの接点LK1がメーク
することにより、電話機直流ループは、〔端子1-1 →ダ
イオードブリッジ2→フックスイッチの接点HS2(ブレ
ーク側)→線路トランス7→ダイオードブリッジ2→拡
声スイッチの接点LK1→端子1-2 〕のルートIIで形成さ
れると共に、拡声スイッチの接点LK2により拡声通話回
路網4には直流電源回路5の直流電圧出力が端子V+,
V−に印加されマイクロホン9とスピーカ8による拡声
通話が可能となる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】拡声通話を行っている
状態で、商用電源が停電となった場合を考えると、直流
電源回路5の直流電圧出力がなくなる為、マイクロホン
9及びスピーカ8による拡声通話はできなくなる。この
場合、ハンドセット6を持ち上げればフックスイッチの
接点HS2がメークし、ハンドセット通話回路網3により
ハンドセット6による通話が可能になるが、この間は相
手からの受話信号をスピーカ8により受聴することはで
きない。また、停電状態あるいは電源プラグがACコンセ
ントに差し込まれていない状態で、拡声スイッチを押下
すると、電話機直流ループは前述の通り線路トランス7
によるルートIIにより形成されるが、スピーカ8により
ダイヤルトーン等の受話信号は受聴できず、スピーカ8
は無音の状態で、使用者にとっては電話機故障との感じ
を与えるばかりでなく、拡声スイッチを復旧しない場
合、電話機の直流ループは閉結されたままとなり、交換
機側からみれば不必要な回線保留状態となる。
【0005】本考案は、商用電源停電時に発生する前述
の欠点を除去する為、停電状態においては局電源で動作
する通話回路網内のスピーカ増幅回路により受話信号を
受聴可能とすることにより、拡声通話状態で停電となっ
た場合でも受話信号はスピーカより受聴可能とし、電話
機直流ループが閉結されていることを可聴表示させるよ
うにした電話機の停電対策回路を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本考案による電話機の停電対策回路は、電話回線よ
り供給される電源により動作状態となったときハンドセ
ットによる通話機能と受話信号を増幅してスピーカを駆
動する機能とを有する第1の通話回路網と、商用電源に
より動作状態となったときにマイクロホンと前記スピー
カとを用いる拡声通話の機能を有する第2の通話回路網
と、復旧時に前記第1の通話回路網を選択するとともに
動作時に前記第2の通話回路網を選択する第1の制御接
点と復旧時に前記スピーカを前記第2の通話回路網のス
ピーカ端子に接続するとともに動作時に前記スピーカを
前記第1の通話回路のスピーカ端子に接続する第2,第
3の制御接点とを有する検知リレーと、前記第1の制御
接点により選択された前記第1の通話回路網又は前記第
2の通話回路網を前記電話回線に接続するときにオンに
なる第1の接点と前記商用電源により前記検知リレーを
前記動作の状態にし前記第2の通話回路網を前記動作状
態にするためにオンになる第2の接点とを有し前記拡声
通話を行うときに前記第1の接点と前記第2の接点が前
記のオンになる拡声通話スイッチと、前記拡声通話スイ
ッチの第1の接点と並列に接続されオフフックのときに
オンになりオンフックのときにオフになる第1のフック
接点とオンフックのときに前記第1の通話回路網の出力
を前記検知リレーの前記第2,第3の制御接点を介して
前記スピーカに供給するように設けられた第2のフック
接点とを有するフックスイッチとを備え、前記拡声通話
スイッチがオンで前記検知リレーが動作したとき前記ス
ピーカが前記検知リレーの第2,第3の制御接点を介し
て前記第2の通話回路網の出力に接続され、前記商用電
源が停電であるか前記商用電源がオンであっても前記拡
声通話スイッチがオフのときに前記スピーカが前記第2
のフック接点と前記検知リレーの第2,第3の制御接点
を介して前記第1の通話回路網の出力に接続されるよう
に構成されている。
【0007】
【実施例】以下本考案を詳細に説明する。図1は本考案
の1実施例で、図2と同一部分は同一記号とした。図1
において、30は受話信号を増幅しスピーカを駆動できる
スピーカ増幅回路を含み、局電源により動作するハンド
セット通話回路網である。近年電子回路技術, 集積回路
技術の進歩とともにスピーカ増幅回路を含む電話機用LS
I が実現されており、具体例として電話機用高密度集積
回路(特開昭58−182940号公報参照)がある他、スピー
カ増幅回路を有する各種の通話用LSI が市販されてい
る。
【0008】30-1, 30-2はハンドセット通話回路網30の
スピーカ出力端子である。HS3はフックスイッチの接点
であり、フックスイッチの接点HS1と連動して動作す
る。RLはリレーであり、 rl0 〜 rl2 はリレーRLの接
点である。リレーRLの接点 rl0 は電話機の直流ループ
がリレーRLの動作時には線路トランス7を、リレーRLの
復旧時にはハンドセット通話回路網30を通して形成され
るように接続されている。
【0009】リレーRLの接点 rl1, rl2 は、リレーRL
の動作時には拡声通話回路網4のスピーカ出力端子SP1,
SP2とスピーカ8とを相互接続し、リレーRLの復旧時に
はハンドセット通話回路網30のスピーカ出力端子30-1,
30-2とスピーカ8とを相互接続するように設けられてい
る。また、フックスイッチの接点HS3はハンドセット通
話回路網30のスピーカ出力端子の1端(図1では30-1)
とスピーカ8との間に挿入され、ハンドセット6を持ち
上げ、フックスイッチの接点HS3が動作(図1ではブレ
ーク)した時、ハンドセット通話回路網30のスピーカ出
力がスピーカ8を駆動しない構成としている。
【0010】今、拡声スイッチが動作し、拡声スイッチ
の接点LK2メークにより直流電源がリレーRLと拡声通話
回路網4に印加されると、リレーRLが動作し、〔端子1-
1 →ダイオードブリッジ2→リレーの接点 rl0→線路
トランス7→ダイオードブリッジ2→拡声スイッチの接
点LK1→端子1-2 〕のルートIIa で直流ループを閉結
し、拡声通話回路網4の端子L1T, L2Tは、トランス7を
介してその直流ループに結合し端子SP1, SP2はスピーカ
8に接続されるため、拡声通話回路網4により拡声通話
状態となる。
【0011】この拡声通話状態で商用電源が停電になる
と、リレーRLは復旧し、リレーRLの接点 rl0 〜rl2
は復旧(図1で図示した状態)し、電話機の直流ループ
はハンドセット通話回路網30を通して形成されると共
に、ハンドセット通話回路網30の中のスピーカ増幅回路
の出力はスピーカ8を駆動し、相手からの受話信号をス
ピーカ8により受聴することができる。従って、拡声通
話中に商用電源が停電あるいはACコンセントを誤ってコ
ンセントから外した場合でも、相手からの受話信号が途
切れることはなく、ハンドセット6を持ち上げることに
より、ハンドセット6による通話状態へ移行できる。さ
らに、停電状態で誤操作により拡声スイッチを押下して
も相手からの受話信号はスピーカ8から受聴できる為、
使用者のその誤操作により電話機直流ループが閉結され
ていることを知ることができる。
【0012】
【考案の効果】以上説明したように、本考案は停電時に
は商用電源を使用して動作する通話回路網側から、局電
源で動作する通話回路網側に切替え、局電源で動作する
スピーカ増幅回路の出力で受話信号をスピーカにて可聴
表示するため、停電状態でも受話機能は支障なく、又拡
声スイッチを押下したままで電話機の直流ループを不必
要に閉結したままになるという欠点を除去することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の回路構成図である。
【図2】従来の拡声電話機の回路構成図である。
【符号の説明】
1-1, 1-2 電話機と回線との接続端子 2 ダイオードブリッジ 3 ハンドセット通話回路網 4 拡声通話回路網 5 直流電源回路 6 ハンドセット 6-1 送話器 6-2 受話器 7 線路トランス 8 スピーカ 9 マイクロホン L1T, L2T 拡声通話回路網6と線路トランス7の接続端
子 SP1, SP2 スピーカ出力端子 M1, M2 マイクロホン入力端子 V+,V− 電源端子 HS1, HS2, HS3, HS4 フックスイッチの接点 LK1, LK2, LK3 拡声スイッチの接点 30 ハンドセット通話回路網 30-1, 30-2 スピーカ出力端子 RL リレー rl0, rl1, rl2 リレーRLの接点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 渡辺 一行 東京都杉並区久我山一丁目7番41号 岩崎 通信機株式会社内 (72)考案者 紺野 正次 神奈川県横須賀市武1丁目2356番地 日本 電信電話株式会社 横須賀電気通信研究所 内 (72)考案者 山森 和彦 神奈川県横須賀市武1丁目2356番地 日本 電信電話株式会社 横須賀電気通信研究所 内 (72)考案者 岡本 成徳 東京都日野市旭が丘3−1−1 株式会社 東芝 日野工場内 (72)考案者 堀内 猛志 東京都日野市旭が丘3−1−1 株式会社 東芝 日野工場内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話回線より供給される電源により動作
    状態となったときハンドセットによる通話機能と受話信
    号を増幅してスピーカを駆動する機能とを有する第1の
    通話回路網と、 商用電源により動作状態となったときにマイクロホンと
    前記スピーカとを用いる拡声通話の機能を有する第2の
    通話回路網と、 復旧時に前記第1の通話回路網を選択するとともに動作
    時に前記第2の通話回路網を選択する第1の制御接点と
    復旧時に前記スピーカを前記第2の通話回路網のスピー
    カ端子に接続するとともに動作時に前記スピーカを前記
    第1の通話回路のスピーカ端子に接続する第2,第3の
    制御接点とを有する検知リレーと、 前記第1の制御接点により選択された前記第1の通話回
    路網又は前記第2の通話回路網を前記電話回線に接続す
    るときにオンになる第1の接点と前記商用電源により前
    記検知リレーを前記動作の状態にし前記第2の通話回路
    網を前記動作状態にするためにオンになる第2の接点と
    を有し前記拡声通話を行うときに前記第1の接点と前記
    第2の接点が前記のオンになる拡声通話スイッチと、 前記拡声通話スイッチの第1の接点と並列に接続されオ
    フフックのときにオンになりオンフックのときにオフに
    なる第1のフック接点とオンフックのときに前記第1の
    通話回路網の出力を前記検知リレーの前記第2,第3の
    制御接点を介して前記スピーカに供給するように設けら
    れた第2のフック接点とを有するフックスイッチとを備
    え、 前記拡声通話スイッチがオンで前記検知リレーが動作し
    たとき前記スピーカが前記検知リレーの第2,第3の制
    御接点を介して前記第2の通話回路網の出力に接続さ
    れ、前記商用電源が停電であるか前記商用電源がオンで
    あっても前記拡声通話スイッチがオフのときに前記スピ
    ーカが前記第2のフック接点と前記検知リレーの第2,
    第3の制御接点を介して前記第1の通話回路網の出力に
    接続されるように構成された電話機の停電対策回路。
JP5597392U 1992-07-17 1992-07-17 電話機の停電対策回路 Expired - Lifetime JPH0718203Y2 (ja)

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JPH0673946U JPH0673946U (ja) 1994-10-18
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002505949A (ja) * 1998-03-13 2002-02-26 アルファ − ラヴァル アクツイエボラーグ 支持装置
JP2004504923A (ja) * 1999-08-03 2004-02-19 エペンドルフ アーゲー 遠心分離機の不平衡補償装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPH0673946U (ja) 1994-10-18

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