JP2004504923A - 遠心分離機の不平衡補償装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】より高度の不平衡補償要求に向くように、低廉に構成することの可能な遠心分離機の不平衡補償装置を提供する。
【解決手段】遠心分離機の回転子(4,5)の不平衡を自動的に補償する装置であって、休止状態において弾性的支持装置を介して回転子の同心面に同心的に支持できる補償リング(8)を有する形式のものにおいて、弾性的支持装置が、少なくとも半径方向へ撓み得る弾性リング(9)として構成されていることを特徴とする
【選択図】図1
【解決手段】遠心分離機の回転子(4,5)の不平衡を自動的に補償する装置であって、休止状態において弾性的支持装置を介して回転子の同心面に同心的に支持できる補償リング(8)を有する形式のものにおいて、弾性的支持装置が、少なくとも半径方向へ撓み得る弾性リング(9)として構成されていることを特徴とする
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、請求項1に記載の種類の上位概念の装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の装置は、例えば非対称の負荷によって回転子の不平衡が生じた際に、適正質量の補償リングが、可撓性支持装置における回転子の回転中に、不平衡質量とは逆方向へ摺動して不平衡を補償することによって、不平衡補償を実現する。
【0003】
冒頭に述べた種類の装置は、ドイツ特許公開第4293504号から公知である。この装置の場合、支持装置は、円周方向へ離隔して配置され半径方向へ作用する複数のばねを有する。しかしながら、この構造には、著しい欠点がある。
【0004】
第1に、半径方向へ作用する支持装置のばね力が、各種の円周角について、円周角が隣接のばねから離れる程度に応じて、不平衡補償を擾乱する不均一な状態が生ずる。更に、個々に構成されたばねを同一のばね力に調整するのが困難であり、したがって、同じく、不平衡補償の擾乱が生ずる。更に、公知の構造の場合に支持装置に設けた非減衰性ばねは、望ましくない余分な共振源である振動系を形成する。更に、公知の支持装置は、支持装置の平面においてのみ有効であり、傾動に対しては無効である。更に、公知の構造の場合、製造費が高額である。
【0005】
したがって、公知の装置は、引用の公報に記載の洗濯機の事例の如く、低回転数における低い不平衡補償要求に適するに過ぎない。この装置は、高回転数の遠心分離機には全く不適である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、より高度の不平衡補償要求に向くように上述の種類の装置を低廉に構成することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この課題は、請求項1の特徴によって解決される。
【0008】
本発明に係る装置は、支持装置として弾性リングを備えている。最も簡単な事例では、適切な質量の補償リング、例えば鋼製リングは、ゴム層の形態の弾性リングを介して回転子の表面に固定されている。このような構造は、明らかに、極めて安価である。すべての円周角において同一の(等方性の)弾性特性を実現でき、完全に対称に構成できるリング形状の回転子が、有利である。このような弾性リングは、良好な減衰特性をもつように構成できる。この場合、共振周波数は現れず、したがって、遠心分離機の振動系に、余分な共振が形成されることはない。弾性リングは、横断面ジオメトリ(幾何学)に応じて、補償リングに対して回転子軸線の傾動方向へも極めて良好な復原力を発生し、したがって、傾動運動も極めて良好に補償できる。かくして、複数の自由度の不平衡補償が、簡単に達成される。したがって、本発明に係る装置は、低廉であり、その簡単な構造に基づき、すべての種類の遠心分離機、特に、極めて高速で回転する遠心分離機、例えば、特に、実験用遠心分離機に特に後から組み込むことができる。
【0009】
本装置は、回転子の各種の同心面、例えば、遠心分離対象を受容するために設けた回転子容器に取り付けることができる。しかしながら、請求項2に基づき、本装置は、駆動シャフトに、例えば、回転子容器の近傍に、設けてあり、かくして、取付作業が簡単化される。
【0010】
本装置は、回転子の同心外面に、例えば、回転子容器の周面に設けることができ、あるいは、シャフトに取り付ける場合には、シャフト外面に取り付けるのが有利である。しかしながら、請求項3に基づき、本装置は、同心内面に、特に、回転子容器の内面に設けることができ、かくして、特に、コンパクトな構造が得られる。
【0011】
弾性リングは、請求項4に基づき、エラストマーリングとして構成するのが有利である。適切なエラストマー、例えば、天然ゴム又は合成エラストマーを使用できる。この場合、特に、全方向の均一な弾性作用及び材料の良好な固有減衰性という利点が得られる。
【0012】
エラストマーリングは、単一に構成できるが、請求項5に基づき、多層に構成すれば有利である。上記層は、軸線に垂直な平面によって分離でき、あるいは、特に、同心層として半径方向へ重ね合わせて設置できる。層のエラストマーパラメータの異なる多層構造によって、エラストマーリングの復元性及び減衰性を最適化できる。
【0013】
請求項6に基づき、回転子に固定するためのエラストマーリングの側に、金属からなり装置の適切な金属間固定を実現できる嵌合リングを設けるのが有利である。
【0014】
好ましくは金属からなる補償リング、弾性リング及び場合によっては設ける嵌合リングは、着脱自在に相互に差込むことができ、追加の装置によって組立統合状態に保持できる。しかしながら、請求項7に基づき、上記リングは、1つの構造ユニットが形成されるよう相互に固定するのが有利であり、かくして、組立性及び機能確実性が改善される。
【0015】
請求項8に基づき、エラストマーリングは、例えば、1つの層又は複数の層として、特殊な弾性特性に基づきエラストマーリングの復元挙動及び減衰挙動を最適化できるエラストマーフォーム材(Elastomershaum)から全体的又は部分的に構成するが好ましい。
【0016】
請求項9に基づき、傾斜状態に巻いたコイルばねとして弾性リングを構成するのが有利である。この構造によって、エラストマーリングの場合と類似の半径方向弾性特性が得られるが、更に、例えば、温度及び化学品に対する安定性が改善されるという利点が得られる。この場合も、コイルの巻き部の多重の当接に基づきく摩擦減衰によって、良好な固有減衰が達成される。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を略図に示し、説明する。
【0018】
図1に、外側の保護ハウジングを除去した状態の通常の構造の実験用遠心分離機を示す。
【0019】
基板1には、シャフト4及び回転子容器5からなる回転子のシャフト4を駆動する駆動電動機3が、ばね2によって弾性的に支持されている。
【0020】
回転子容器5は、遠心分離すべき試験管7の受容に役立つ複数の受け6を有する。図1に、−不平衡の説明のため−断面において対向する双方の受け6の1つにだけ試験管7が設けてあり、他方、対向する受け6が空である状態を示した。かくして、補償すべき著しい不平衡が形成される。
【0021】
不平衡補償のため、シャフト4には、補償リング8とエラストマーリング9の形態の弾性リングとからなる不平衡補償装置Iが設けてある。図1の線2−2に沿う断面図である図2に、この装置Iを拡大して示している。同図から明らかな如く、任意の適切な天然又は合成エラストマーからなるエラストマーリング9は、適切な質量の、例えば鋼からなる、補償リング8をシャフト4に対して半径方向へ変位させることができる。補償リング8の平面に対するシャフト4の傾動運動も、エラストマーリング9において補償される。エラストマーリング9は、通常のエラストマー特性を有することができ、即ち、特に、弾性的に作用するのみならず、減衰的にも作用する。
【0022】
図1から明らかな如く、エラストマーリング9及び補償リング8を有する不平衡補償装置は、回転子の各種の位置に取り付け得るように構成できる。
【0023】
補償装置IIは、回転子容器5の周面に設けることができる。補償装置III は、回転子容器5の下部端面に設けることができる。この場合、特に、エラストマーリング9は剪断応力を受ける。図示の如く、円筒形内面10を有する下部凹みを回転子容器5に構成した場合、補償装置IVを上記凹みに設けるのが有利である。この場合、回転子容器5の内面10に関して、補償リング8は内側にあり、エラストマーリング9は外側にある。補償装置Vは、図1に示した如く、電動機3から下方へ突出するシャフト4の端部に設けることもできる。
【0024】
補償装置VIは、更に、回転子容器5内において、円筒形内面10′に設けることもできる。図示の実施の形態の場合、図1に示した如く、補償リング8′を中実な円盤として構成することもできる。
【0025】
図1に示した遠心分離機の振動特性に応じて、取付箇所I−IVのうち最適の箇所を選択できる。不平衡補償の改善のため、有利には、例えば、位置I,IVに、複数の補償装置を設置することもできる。
【0026】
図1の位置Iに設けた補償装置に対して、以下に説明するバリエーションが可能である。他の位置に示した補償装置についても、対応するバリエーションを使用できる。
【0027】
図3に、補償リング8及びエラストマーリング9に関して−但し、寸法の差異は除いて−図2の構造に対応する構造を示した。しかしながら、エラストマーリング9の内部には、更に、シャフト4に良好にプレス嵌めされるように構成された、例えば、鋼からなる、嵌合リング11が設けてある。
【0028】
図4の実施の形態は、エラストマーリングが、異なるエラストマー材料からなり、例えば、異なる弾性特性又は減衰特性を有する2つの同心の層9′,9″からなるという点を除いて、図3の実施の形態に対応する。かくして、エラストマーリング9′,9″の補償挙動を最適化できる。
【0029】
図5に、図3に示した構造のバリエーションを示した。この場合、補償リング8は、完全に囲まれた状態でエラストマーリング9に設けられている。かくして、補償特性、製造性及び耐久性を改善できる。
【0030】
補償装置の図示のすべての実施の形態の場合、ずれのない且つ組立時に取扱い易い構造を創成するため、例えば、接着及び加硫によって、特に、補償装置の部材8,9,11を相互に固定できる。
【0031】
図示の実施の形態の場合、エラストマーリング9は、独立気孔のエラストマー材料、特に、この場合に有利に利用できる特殊な弾性特性及び減衰特性を有するエラストマーフォーム材から構成できる。図4の実施の形態の場合、例えば、層9′,9″の1つをエラストマーフォーム材から構成でき、あるいは、双方の層を異なるフォーム材から構成することもできる。
【0032】
図示の実施の形態の場合、長方形の横断面形状を有するエラストマーリング9が示してある。この場合、その半径方向の厚さ及びシャフト4の軸線方向へ伸びる厚さは、特に、半径方向弾性と傾動弾性との比に対応させて、所望の補償パラメータに適合させることができる。
【0033】
横断面ジオメトリは、弾性特性を所望の如く調整するため、他の形状に、例えば、補償装置VIのエラストマーリング9′の場合の如く、エラストマーリングの端面を球状に隆起した形状に又は中空面の形状に構成することもできる。同様の目的のために、例えば、エラストマーリングの周面に中空スペース又は中断箇所を設けることもできる。但し、この場合、中空スペース又は中断箇所の配置によって、すべての角度において出来る限り同一に(等方性に)保持すべき弾性特性が、過度に損なわれてはならない。
【0034】
図6,7の異なる断面図に、不平衡補償装置の他の実施の形態を示した。この実施の形態は、例えば、図1の位置Iにおいてシャフト4に設置できるが、対応して構造を変更することにより、図1の他の取り付け位置II−IVにも適用させることができる。
【0035】
図6,7の実施の形態の場合、弾性リングは、エラストマーリングとして構成されてなく、リング状のコイルばねとして構成されている。このばねは、一方の側では、嵌合リング11の外側環状溝16に支持され、他の側では、補償リング8の内側環状溝17に支持され、したがって、不平衡補償装置は、形状結合された取り付けユニットを形成する。溝16,17の横断面形状は、図6に示した如く、コイルばね19の横断面の周面形状に適合されている。
【0036】
通常に巻いたコイルばねの場合、図6に示した如く、各巻きは、本質的に半径方向へ向く。しかしながら、本目的に使用できる模式的に示したコイルばね19の場合、各巻きは、図7に示した如く、鎖線で示した半径方向に対して傾斜角度αだけ傾斜している。かくして、コイルばね19は、図1〜図5の実施の形態に使用したエラストマーリング9と同様に、半径方向へ弾性的に撓むことができる。コイルばね19は、補償リング8に対するシャフト4の傾動も補償できる。
【0037】
コイルばね19は、適切な弾性材料(例えば、ばね鋼)から構成できる。図1〜図5の実施の形態に示したエラストマーリング9とは異なり、ばねリング19、即ち、全不平衡補償装置11,19,8は、例えば、高温及び溶剤に対して安定に構成できる。
【0038】
図6,7の実施の形態で、ばねリングとして使用したコイルばね19は、他の実施の形態に使用したエラストマーとは異なり、固有減衰特性が欠如しているという欠点を有する。しかしながら、図6,7に示した実施の形態の場合、コイルばね19の全ての巻き部は、溝16,17に点接触状態又は線接触状態で支持される。コイルばね19の半径方向補償運動時には、上記接触箇所が摺動し、したがって、対応する摩擦が誘起される。かくして、弾性リングのこの実施の形態の場合、摩擦減衰による十分な減衰作用が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】
弾性リングを有する複数の不平衡補償装置を備えた実験用遠心分離機の断面図である。
【図2】
図1に示した不平衡補償装置の線2−2に沿う断面図である。
【図3】
不平衡補償装置の変形例を図2と同様に示した図面である。
【図4】
不平衡補償装置の他の変形例を図2と同様に示した図面である。
【図5】
不平衡補償装置の他の変形例を図1と同様に示した図面である。
【図6】
弾性リングとしてコイルばねを有する、遠心分離機のシャフトに設けた不平衡補償装置の断面図である。
【図7】
弾性リングとしてコイルばねを有する、遠心分離機のシャフトに設けた不平衡補償装置の異なる断面図である。
【符号の説明】
1 基板
2 ばね
3 駆動電動機
4 シャフト
5 回転子容器
6 受け
7 試験管
8 補償リング
9 エラストマーリング
10 内面
11 嵌合リング
16,17 環状溝
19 コイルばね
I−VI 不平衡補償装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、請求項1に記載の種類の上位概念の装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の装置は、例えば非対称の負荷によって回転子の不平衡が生じた際に、適正質量の補償リングが、可撓性支持装置における回転子の回転中に、不平衡質量とは逆方向へ摺動して不平衡を補償することによって、不平衡補償を実現する。
【0003】
冒頭に述べた種類の装置は、ドイツ特許公開第4293504号から公知である。この装置の場合、支持装置は、円周方向へ離隔して配置され半径方向へ作用する複数のばねを有する。しかしながら、この構造には、著しい欠点がある。
【0004】
第1に、半径方向へ作用する支持装置のばね力が、各種の円周角について、円周角が隣接のばねから離れる程度に応じて、不平衡補償を擾乱する不均一な状態が生ずる。更に、個々に構成されたばねを同一のばね力に調整するのが困難であり、したがって、同じく、不平衡補償の擾乱が生ずる。更に、公知の構造の場合に支持装置に設けた非減衰性ばねは、望ましくない余分な共振源である振動系を形成する。更に、公知の支持装置は、支持装置の平面においてのみ有効であり、傾動に対しては無効である。更に、公知の構造の場合、製造費が高額である。
【0005】
したがって、公知の装置は、引用の公報に記載の洗濯機の事例の如く、低回転数における低い不平衡補償要求に適するに過ぎない。この装置は、高回転数の遠心分離機には全く不適である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、より高度の不平衡補償要求に向くように上述の種類の装置を低廉に構成することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この課題は、請求項1の特徴によって解決される。
【0008】
本発明に係る装置は、支持装置として弾性リングを備えている。最も簡単な事例では、適切な質量の補償リング、例えば鋼製リングは、ゴム層の形態の弾性リングを介して回転子の表面に固定されている。このような構造は、明らかに、極めて安価である。すべての円周角において同一の(等方性の)弾性特性を実現でき、完全に対称に構成できるリング形状の回転子が、有利である。このような弾性リングは、良好な減衰特性をもつように構成できる。この場合、共振周波数は現れず、したがって、遠心分離機の振動系に、余分な共振が形成されることはない。弾性リングは、横断面ジオメトリ(幾何学)に応じて、補償リングに対して回転子軸線の傾動方向へも極めて良好な復原力を発生し、したがって、傾動運動も極めて良好に補償できる。かくして、複数の自由度の不平衡補償が、簡単に達成される。したがって、本発明に係る装置は、低廉であり、その簡単な構造に基づき、すべての種類の遠心分離機、特に、極めて高速で回転する遠心分離機、例えば、特に、実験用遠心分離機に特に後から組み込むことができる。
【0009】
本装置は、回転子の各種の同心面、例えば、遠心分離対象を受容するために設けた回転子容器に取り付けることができる。しかしながら、請求項2に基づき、本装置は、駆動シャフトに、例えば、回転子容器の近傍に、設けてあり、かくして、取付作業が簡単化される。
【0010】
本装置は、回転子の同心外面に、例えば、回転子容器の周面に設けることができ、あるいは、シャフトに取り付ける場合には、シャフト外面に取り付けるのが有利である。しかしながら、請求項3に基づき、本装置は、同心内面に、特に、回転子容器の内面に設けることができ、かくして、特に、コンパクトな構造が得られる。
【0011】
弾性リングは、請求項4に基づき、エラストマーリングとして構成するのが有利である。適切なエラストマー、例えば、天然ゴム又は合成エラストマーを使用できる。この場合、特に、全方向の均一な弾性作用及び材料の良好な固有減衰性という利点が得られる。
【0012】
エラストマーリングは、単一に構成できるが、請求項5に基づき、多層に構成すれば有利である。上記層は、軸線に垂直な平面によって分離でき、あるいは、特に、同心層として半径方向へ重ね合わせて設置できる。層のエラストマーパラメータの異なる多層構造によって、エラストマーリングの復元性及び減衰性を最適化できる。
【0013】
請求項6に基づき、回転子に固定するためのエラストマーリングの側に、金属からなり装置の適切な金属間固定を実現できる嵌合リングを設けるのが有利である。
【0014】
好ましくは金属からなる補償リング、弾性リング及び場合によっては設ける嵌合リングは、着脱自在に相互に差込むことができ、追加の装置によって組立統合状態に保持できる。しかしながら、請求項7に基づき、上記リングは、1つの構造ユニットが形成されるよう相互に固定するのが有利であり、かくして、組立性及び機能確実性が改善される。
【0015】
請求項8に基づき、エラストマーリングは、例えば、1つの層又は複数の層として、特殊な弾性特性に基づきエラストマーリングの復元挙動及び減衰挙動を最適化できるエラストマーフォーム材(Elastomershaum)から全体的又は部分的に構成するが好ましい。
【0016】
請求項9に基づき、傾斜状態に巻いたコイルばねとして弾性リングを構成するのが有利である。この構造によって、エラストマーリングの場合と類似の半径方向弾性特性が得られるが、更に、例えば、温度及び化学品に対する安定性が改善されるという利点が得られる。この場合も、コイルの巻き部の多重の当接に基づきく摩擦減衰によって、良好な固有減衰が達成される。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を略図に示し、説明する。
【0018】
図1に、外側の保護ハウジングを除去した状態の通常の構造の実験用遠心分離機を示す。
【0019】
基板1には、シャフト4及び回転子容器5からなる回転子のシャフト4を駆動する駆動電動機3が、ばね2によって弾性的に支持されている。
【0020】
回転子容器5は、遠心分離すべき試験管7の受容に役立つ複数の受け6を有する。図1に、−不平衡の説明のため−断面において対向する双方の受け6の1つにだけ試験管7が設けてあり、他方、対向する受け6が空である状態を示した。かくして、補償すべき著しい不平衡が形成される。
【0021】
不平衡補償のため、シャフト4には、補償リング8とエラストマーリング9の形態の弾性リングとからなる不平衡補償装置Iが設けてある。図1の線2−2に沿う断面図である図2に、この装置Iを拡大して示している。同図から明らかな如く、任意の適切な天然又は合成エラストマーからなるエラストマーリング9は、適切な質量の、例えば鋼からなる、補償リング8をシャフト4に対して半径方向へ変位させることができる。補償リング8の平面に対するシャフト4の傾動運動も、エラストマーリング9において補償される。エラストマーリング9は、通常のエラストマー特性を有することができ、即ち、特に、弾性的に作用するのみならず、減衰的にも作用する。
【0022】
図1から明らかな如く、エラストマーリング9及び補償リング8を有する不平衡補償装置は、回転子の各種の位置に取り付け得るように構成できる。
【0023】
補償装置IIは、回転子容器5の周面に設けることができる。補償装置III は、回転子容器5の下部端面に設けることができる。この場合、特に、エラストマーリング9は剪断応力を受ける。図示の如く、円筒形内面10を有する下部凹みを回転子容器5に構成した場合、補償装置IVを上記凹みに設けるのが有利である。この場合、回転子容器5の内面10に関して、補償リング8は内側にあり、エラストマーリング9は外側にある。補償装置Vは、図1に示した如く、電動機3から下方へ突出するシャフト4の端部に設けることもできる。
【0024】
補償装置VIは、更に、回転子容器5内において、円筒形内面10′に設けることもできる。図示の実施の形態の場合、図1に示した如く、補償リング8′を中実な円盤として構成することもできる。
【0025】
図1に示した遠心分離機の振動特性に応じて、取付箇所I−IVのうち最適の箇所を選択できる。不平衡補償の改善のため、有利には、例えば、位置I,IVに、複数の補償装置を設置することもできる。
【0026】
図1の位置Iに設けた補償装置に対して、以下に説明するバリエーションが可能である。他の位置に示した補償装置についても、対応するバリエーションを使用できる。
【0027】
図3に、補償リング8及びエラストマーリング9に関して−但し、寸法の差異は除いて−図2の構造に対応する構造を示した。しかしながら、エラストマーリング9の内部には、更に、シャフト4に良好にプレス嵌めされるように構成された、例えば、鋼からなる、嵌合リング11が設けてある。
【0028】
図4の実施の形態は、エラストマーリングが、異なるエラストマー材料からなり、例えば、異なる弾性特性又は減衰特性を有する2つの同心の層9′,9″からなるという点を除いて、図3の実施の形態に対応する。かくして、エラストマーリング9′,9″の補償挙動を最適化できる。
【0029】
図5に、図3に示した構造のバリエーションを示した。この場合、補償リング8は、完全に囲まれた状態でエラストマーリング9に設けられている。かくして、補償特性、製造性及び耐久性を改善できる。
【0030】
補償装置の図示のすべての実施の形態の場合、ずれのない且つ組立時に取扱い易い構造を創成するため、例えば、接着及び加硫によって、特に、補償装置の部材8,9,11を相互に固定できる。
【0031】
図示の実施の形態の場合、エラストマーリング9は、独立気孔のエラストマー材料、特に、この場合に有利に利用できる特殊な弾性特性及び減衰特性を有するエラストマーフォーム材から構成できる。図4の実施の形態の場合、例えば、層9′,9″の1つをエラストマーフォーム材から構成でき、あるいは、双方の層を異なるフォーム材から構成することもできる。
【0032】
図示の実施の形態の場合、長方形の横断面形状を有するエラストマーリング9が示してある。この場合、その半径方向の厚さ及びシャフト4の軸線方向へ伸びる厚さは、特に、半径方向弾性と傾動弾性との比に対応させて、所望の補償パラメータに適合させることができる。
【0033】
横断面ジオメトリは、弾性特性を所望の如く調整するため、他の形状に、例えば、補償装置VIのエラストマーリング9′の場合の如く、エラストマーリングの端面を球状に隆起した形状に又は中空面の形状に構成することもできる。同様の目的のために、例えば、エラストマーリングの周面に中空スペース又は中断箇所を設けることもできる。但し、この場合、中空スペース又は中断箇所の配置によって、すべての角度において出来る限り同一に(等方性に)保持すべき弾性特性が、過度に損なわれてはならない。
【0034】
図6,7の異なる断面図に、不平衡補償装置の他の実施の形態を示した。この実施の形態は、例えば、図1の位置Iにおいてシャフト4に設置できるが、対応して構造を変更することにより、図1の他の取り付け位置II−IVにも適用させることができる。
【0035】
図6,7の実施の形態の場合、弾性リングは、エラストマーリングとして構成されてなく、リング状のコイルばねとして構成されている。このばねは、一方の側では、嵌合リング11の外側環状溝16に支持され、他の側では、補償リング8の内側環状溝17に支持され、したがって、不平衡補償装置は、形状結合された取り付けユニットを形成する。溝16,17の横断面形状は、図6に示した如く、コイルばね19の横断面の周面形状に適合されている。
【0036】
通常に巻いたコイルばねの場合、図6に示した如く、各巻きは、本質的に半径方向へ向く。しかしながら、本目的に使用できる模式的に示したコイルばね19の場合、各巻きは、図7に示した如く、鎖線で示した半径方向に対して傾斜角度αだけ傾斜している。かくして、コイルばね19は、図1〜図5の実施の形態に使用したエラストマーリング9と同様に、半径方向へ弾性的に撓むことができる。コイルばね19は、補償リング8に対するシャフト4の傾動も補償できる。
【0037】
コイルばね19は、適切な弾性材料(例えば、ばね鋼)から構成できる。図1〜図5の実施の形態に示したエラストマーリング9とは異なり、ばねリング19、即ち、全不平衡補償装置11,19,8は、例えば、高温及び溶剤に対して安定に構成できる。
【0038】
図6,7の実施の形態で、ばねリングとして使用したコイルばね19は、他の実施の形態に使用したエラストマーとは異なり、固有減衰特性が欠如しているという欠点を有する。しかしながら、図6,7に示した実施の形態の場合、コイルばね19の全ての巻き部は、溝16,17に点接触状態又は線接触状態で支持される。コイルばね19の半径方向補償運動時には、上記接触箇所が摺動し、したがって、対応する摩擦が誘起される。かくして、弾性リングのこの実施の形態の場合、摩擦減衰による十分な減衰作用が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】
弾性リングを有する複数の不平衡補償装置を備えた実験用遠心分離機の断面図である。
【図2】
図1に示した不平衡補償装置の線2−2に沿う断面図である。
【図3】
不平衡補償装置の変形例を図2と同様に示した図面である。
【図4】
不平衡補償装置の他の変形例を図2と同様に示した図面である。
【図5】
不平衡補償装置の他の変形例を図1と同様に示した図面である。
【図6】
弾性リングとしてコイルばねを有する、遠心分離機のシャフトに設けた不平衡補償装置の断面図である。
【図7】
弾性リングとしてコイルばねを有する、遠心分離機のシャフトに設けた不平衡補償装置の異なる断面図である。
【符号の説明】
1 基板
2 ばね
3 駆動電動機
4 シャフト
5 回転子容器
6 受け
7 試験管
8 補償リング
9 エラストマーリング
10 内面
11 嵌合リング
16,17 環状溝
19 コイルばね
I−VI 不平衡補償装置
Claims (9)
- 遠心分離機の回転子(4,5)の不平衡を自動的に補償する装置であって、休止状態において弾性的支持装置(9,19)を介して回転子の同心面に同心的に支持できる補償リング(8)を有する形式のものにおいて、支持装置が、少なくとも半径方向へ撓み得る弾性リング(9,19)として構成されていることを特徴とする装置。
- 駆動シャフト(4)を有する回転子(4,5)を備えた形式のものにおいて、装置(8,9)が、シャフト(4)の外面に取り付けるように構成されていることを特徴とする請求項1に係る装置。
- 駆動シャフト(4)を有する回転子(4,5)を備えた形式のものにおいて、装置(8,9)が、回転子(4,5)の内面(10)に取り付けるように構成されていることを特徴とする請求項1に係る装置。
- 弾性リングが、エラストマーリング(9)として構成されていることを特徴とする請求項1に係る装置。
- 弾性リングが、弾性特性の異なる複数の層(9′,9″)から構成されていることを特徴とする請求項4に係る装置。
- 回転子(4,5)の表面に向く弾性リング(9,19)の側面には、回転子の表面に取り付けるように構成された嵌合リング(11)が設けられていることを特徴とする請求項1に係る装置。
- 装置の部材(8,9,11;8,19,11)が、相互に固定されていることを特徴とする請求項1に係る装置。
- 弾性リング(9;9′,9″)が、少なくとも部分的にエラストマーフォーム材から構成されていることを特徴とする請求項4に係る装置。
- 弾性リングが、巻き方向を半径方向に対して傾斜させた環状コイルばね(19)として構成されていることを特徴とする請求項1に係る装置。
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