JP2001177632A - 移動体通信端末 - Google Patents

移動体通信端末

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JP2001177632A
JP2001177632A JP35940099A JP35940099A JP2001177632A JP 2001177632 A JP2001177632 A JP 2001177632A JP 35940099 A JP35940099 A JP 35940099A JP 35940099 A JP35940099 A JP 35940099A JP 2001177632 A JP2001177632 A JP 2001177632A
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JP
Japan
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microphone
power supply
terminal
communication terminal
mobile communication
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JP35940099A
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Inventor
Shinji Kamimura
伸二 上村
Junichi Shibata
淳一 柴田
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Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

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  • Telephone Function (AREA)
  • Headphones And Earphones (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンズフリー通話可能な移動体通信端末で
は、待受動作中に内部マイクや外部マイクで消費電流を
浪費してしまうという課題があった。 【解決手段】 待受動作を検出するとOFF状態とな
り、通話動作を検出するとON状態となるマイクバイア
ス電源と、移動体通信端末が内部マイクを用いた通信状
態になると通常モード信号を出力し、移動体通信端末が
外部マイクを用いた通信状態になるとEMモード信号を
出力するスイッチング回路と、通常モード信号が入力さ
れるとマイクバイアス電源の出力を内部マイクに切替接
続し、EMモード信号が入力されるとマイクバイアス電
源の出力を外部マイクに切替接続するマイクバイアス切
替回路とを備えるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、イヤホンマイク
によるハンズフリー通話機能を有する移動体通信端末に
係るものであり、特に消費電流の低減化に係るものであ
る。
【0002】
【従来の技術】現在普及している携帯電話やPHSなど
の移動体通信端末の機種の中には、取り外し可能なイヤ
ホンマイクによる通話機能を有する移動体通信端末(以
下、単に移動体通信端末という)がある。
【0003】イヤホンマイクとは、通話相手が発した音
声を出力するためのイヤホンと、利用者が発した音声を
入力するための外部マイクとから構成されたものであ
る。移動体通信端末の利用者は、内部スピーカおよび内
部マイクによる通常の通話と、イヤホンマイクによる通
話とを状況に応じて使い分けられるようになっている。
【0004】移動体通信端末の利用者は、移動体通信端
末を手に持つことができるような通常の状況では、他の
機種と同様に移動体通信端末を手に持って、内部スピー
カと内部マイクとによる通話を行う。
【0005】一方、移動体通信端末を利用者が手に持つ
ことができない状況では、移動体通信端末のジャックに
イヤホンマイクのピンをあらかじめ挿入しておき、イヤ
ホンマイクのイヤホンが利用者の耳に、イヤホンマイク
の外部マイクが利用者の口にそれぞれ近接するように、
イヤホンマイクを利用者の頭部に固定しておく。このよ
うにすることで、利用者は移動体通信端末を手に持つこ
となく通話することができるようになり、いわゆるハン
ズフリー通話が可能となる。
【0006】このような移動体通信端末では、内部スピ
ーカと内部マイクとを用いる通信状態(以下、通常モー
ドという)なのか、イヤホンマイクを用いる通信状態
(以下、EMモードという)なのかを検出する回路を備
えている。
【0007】図3は従来における通常モードの移動体通
信端末の回路構成を示す図である。また、図4は従来に
おけるEMモードの移動体通信端末の回路構成を示す図
である。はじめに、図3,4を用いて、従来の移動体通
信端末の回路構成について説明する。
【0008】図3,4において、1はイヤホンマイク2
のピンが挿入される機械接点式のジャックである。ジャ
ック1には、5つの端子a,b,c,dおよびeが設け
られている。
【0009】端子a,bには、受話回路、内部スピーカ
がそれぞれ接続されている。端子cには、抵抗8を介し
てトランジスタ4のベース端子Bと、内部マイク3とが
接続されている。端子dには、抵抗5を介して第1の直
流電源10と、コンデンサ9を介して送話回路とが接続
されている。端子eはグランド12に接続されている。
【0010】また、図3,4において、2はイヤホン2
Aと外部マイク2Bとから構成されるイヤホンマイクで
ある。イヤホンマイク2は、ジャック1に挿入されるピ
ンを有している。イヤホン2Aの信号線x、外部マイク
2Bの信号線yおよびイヤホンマイク2のグランド線z
をひとつにしたものが、イヤホンマイク2のピン(およ
びケーブル)に相当する。
【0011】移動体通信端末は、ジャック1に対するイ
ヤホンマイク2のピンの抜取および挿入を検出すること
によって、通常モード信号(Lowレベルのコレクタ電
圧)およびEMモード信号(Highレベルのコレクタ
電圧)をそれぞれ出力する。
【0012】さらに図3,4において、3は移動体通信
端末に設けられた内部マイクである。内部マイク3のグ
ランド線はグランド12に接続されている。内部マイク
3の信号線は、抵抗8を介してトランジスタ4のベース
端子Bに接続され、またジャック1の端子cにも接続さ
れている。
【0013】4はジャック1に対するピンの抜取および
挿入を検出するためのトランジスタである。トランジス
タ4において、コレクタ端子Cは抵抗6を介して第2の
直流電源11に接続され、エミッタ端子Eはグランド1
2に接続され、ベース端子Bはジャック1の端子cと内
部マイク3とにそれぞれ抵抗8を介して接続されてい
る。
【0014】トランジスタ4のコレクタ端子Cに印加さ
れているコレクタ電圧がLowレベルのときにはピンの
抜取、Highレベルのときにはピンの挿入とそれぞれ
検出される。
【0015】さらに、図3,4において、10,11は
それぞれ移動体通信端末に設けられた第1の直流電源、
第2の直流電源である。第1の直流電源10は、抵抗5
を介してジャック1の端子dと、抵抗5とコンデンサ9
を介して送話回路とに接続されている。第2の直流電源
11は、抵抗6を介してトランジスタ4のコレクタ端子
Cに接続されている。12は基準電位点としてのグラン
ドである。
【0016】次に、図3,4を用いて、従来の移動体通
信端末の通常モードおよびEMモードを検出する動作に
ついて説明する。通常モードである図3では、ジャック
1にピンが挿入されていないので、端子aと端子bおよ
び端子cと端子dは、バネ的付勢力などによってそれぞ
れ機械的かつ電気的に接続している。
【0017】端子cと端子dとの接続によって、第1の
直流電源10は、抵抗5、端子dおよび端子cを介して
内部マイク3にマイクバイアス電圧を与え、また抵抗
5、端子d,端子cおよび抵抗8を介してトランジスタ
4のベース端子Bに順方向のベース電圧を印加する。
【0018】内部マイク3や外部マイク2Bなどに限ら
ず、一般にマイクを使用する際にはマイクバイアス電圧
が必要である。従来では、第1の直流電源10によって
マイクバイアス電圧を内部マイク3に印加するようにな
っており、後述するように外部マイク2Bにも印加する
ようになっている。
【0019】第1の直流電源10はトランジスタ4のベ
ース端子Bに順方向のベース電圧を印加しているので、
ベース端子B−エミッタ端子E間に第1の直流電源10
から電流が流れる。したがって、トランジスタ4がON
状態となり、コレクタ端子C−エミッタ端子E間に第2
の直流電源11から電流が流れる。このことによって、
抵抗6による電圧降下が生じてコレクタ電圧はLowレ
ベルとなり、ジャック1にピンが挿入されていない状態
が検出される。
【0020】図3の通常モードから図4のEMモードへ
と移行する動作を説明する。ジャック1にピンが挿入さ
れると、端子aと端子bとの接続および端子cと端子d
との接続がそれぞれ切断され、端子a,端子dおよび端
子eは、イヤホン2Aの信号線x,外部マイク2Bの信
号線yおよびイヤホンマイク2のグランド線zと機械的
かつ電気的にそれぞれ接続される。
【0021】したがって、第1の直流電源10は、抵抗
5と端子dとを介して外部マイク2Bにマイクバイアス
電圧を与える。一方、端子cと端子dとが切断されるの
で、第1の直流電源10による順方向のベース電圧がト
ランジスタ4のベース端子Bに印加されなくなる。
【0022】第1の直流電源10による順方向のベース
電圧が印加されなくなるので、ベース端子B−エミッタ
端子E間に第1の直流電源10から電流が流れなくな
る。したがって、トランジスタ4はOFF状態となり、
コレクタ端子C−エミッタ端子E間に第2の直流電源1
1から電流が流れなくなる。このことによって、抵抗6
による電圧降下が生じなくなってコレクタ電圧はHig
hレベル(第2の直流電源11の電源電圧相当)とな
り、ジャック1にピンが挿入されている状態が検出され
る。
【0023】ジャック1からピンが抜き取られ、図4の
EMモードから図3の通常モードへ再び移行すると、切
断されていた端子aと端子bおよび端子cと端子dが機
械的かつ電気的にそれぞれ接続される。
【0024】端子cと端子dとの接続によって、トラン
ジスタ4のベース端子Bに第1の直流電源10による順
方向のベース電圧が印加されるので、ベース端子B−エ
ミッタ端子E間に第1の直流電源10から電流が流れ
る。したがって、トランジスタ4は再びON状態とな
り、コレクタ端子C−エミッタ端子E間に第2の直流電
源11から電流が流れる。このことにより抵抗6による
電圧降下が生じてコレクタ電圧はLowレベルとなり、
ジャック1からピンが抜き取られた状態が再び検出され
る。
【0025】次に、図3,4を用いて、従来の移動体通
信端末の通信動作について説明する。図3の通常モード
の通信動作には、待受動作と通話動作とがある。
【0026】以下では、説明のために、移動体通信端末
と交換機との制御信号のやりとりによって待受動作およ
び通話動作を定義する。つまり、発呼信号の送信または
呼出信号の受信を移動体通信端末が待受けている状態を
待受動作とし、発呼信号の送信または呼出信号の受信に
よって通話が開始され、通話が完了して切断信号または
終話信号を送信するまでの状態を通話動作とする。そし
て、切断信号または終話信号の送信によって通話動作か
ら待受動作に再び移行するものとする。
【0027】通常モードにおける待受動作では、図3の
状態のままで発呼信号の送信または呼出信号の受信を移
動体通信端末は待受ける。
【0028】発呼信号の送信または呼出信号の受信によ
って、待受動作から通話動作へと移行すると通話が開始
される。通常モードの移動体通信端末は、通話相手が発
した通話信号を図示しないアンテナによって受信し、受
信された通話信号を受話回路によって復調し、端子a,
bを介して内部スピーカから音声信号として出力する。
【0029】また、第1の直流電源10によってマイク
バイアス電圧を与えられている内部マイク3から利用者
が発した音声信号を入力し、端子c,端子dおよびコン
デンサ9を介して送話回路へと伝達し、変調した後に通
話信号として図示しないアンテナから送信する。
【0030】通話が完了すると、切断信号または終話信
号が送信され、通話動作から待受動作に再び移行する。
【0031】図4のEMモードの通信動作の場合におい
ても、図3の通常モードの通信動作の場合と同様に、待
受動作と通話動作とがある。
【0032】EMモードにおける待受動作では、移動体
通信端末は、図4の状態のままで発呼信号の送信または
呼出信号の受信を待受ける。
【0033】発呼信号の送信または呼出信号の受信によ
って、待受動作から通話動作へと移行すると通話が開始
される。EMモードの移動体通信端末は、通話相手が発
した通話信号を図示しないアンテナによって受信し、受
信された通話信号を受話回路によって復調し、端子a,
信号線xを介してイヤホン2Aから音声信号として出力
する。
【0034】また、第1の直流電源10によってマイク
バイアス電圧を与えられている外部マイク2Bから利用
者が発した音声信号を入力し、信号線y,端子dおよび
コンデンサ9を介して送話回路へと伝達し、変調した後
に通話信号として図示しないアンテナから送信する。
【0035】通話が完了すると、切断信号または終話信
号が送信され、通話動作から待受動作に再び移行する。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】従来の移動体通信端末
は以上のように構成されているので、図3の通常モード
の待受動作や図4のEMモードの待受動作において、内
部マイク3や外部マイク2Bを使用していないにもかか
わらず、第1の直流電源10をOFF状態とすることが
できず、移動体通信端末の消費電流を浪費してしまうと
いう課題があった。
【0037】従来の移動体通信端末において、この発明
が解決しようとする課題を具体的に説明する。
【0038】一般にマイクは、数kΩの大きさの内部イ
ンピーダンスを持っており、内部マイク3または外部マ
イク2Bを実際に用いていない通常モードの待受動作中
またはEMモードの待受動作中であっても、第1の直流
電源10から内部マイク3または外部マイク2Bへ電流
が流れてしまい、移動体通信端末の消費電流を増加させ
る原因になっている。
【0039】したがって、待受動作中において第1の直
流電源10をOFF状態にすることができれば、移動体
通信端末の消費電流を節約することができるという効果
が得られる。
【0040】しかしながら、図3,4に示した従来の移
動体通信端末では、第1の直流電源10をOFF状態と
して消費電流を節約することは不可能である。何故なら
ば、図3の通常モードの待受動作において第1の直流電
源10をOFF状態にしてしまうと、ベース端子Bに順
方向のベース電圧が印加されなくなり、ベース端子B−
エミッタ端子E間に第1の直流電源10から電流が流れ
なくなる。したがって、トランジスタ4はOFF状態と
なり、コレクタ端子C−エミッタ端子E間の電流が流れ
なくなる。このことにより、抵抗6による電圧降下が生
じなくなってコレクタ電圧がHighレベルとなってし
まう。
【0041】したがって、ジャック1にピンが挿入され
ていない通常モードであるにもかかわらず、移動体通信
端末はEMモードと誤って検出する結果を招いてしま
う。
【0042】また、図4のEMモードの待受動作中で第
1の直流電源10をOFF状態にしてしまうと、この状
態においてジャック1からピンを抜き取った際には、ベ
ース端子Bに順方向のベース電圧が印加されないため、
ベース端子B−エミッタ端子E間に第1の直流電源10
から電流が流れなくなる。したがって、トランジスタ4
はOFF状態のままであり、コレクタ端子C−エミッタ
端子E間の電流が流れなくなる。このことにより、抵抗
6による電圧降下が生じなくなってコレクタ電圧がHi
ghレベルとなってしまう。
【0043】したがって、ジャック1からピンが抜き取
られて通常モードになったにもかかわらず、移動体通信
端末はEMモードと誤って検出する結果を招いてしま
う。
【0044】結局、従来の場合では、第1の直流電源1
0がマイクバイアス電圧源とトランジスタ4のベース電
圧源とを兼ねているため、通常モードの場合であっても
EMモードの場合であっても、内部マイク3および外部
マイク2Bを使用していない待受動作中では、第1の直
流電源10をOFF状態とすることができないので、内
部マイク3および外部マイク2Bに電流が流れ出してし
まい、第1の直流電源10から消費電流を浪費してしま
うことになる。
【0045】以上が、従来の移動体通信端末において、
この発明が解決しようとする課題の具体的な説明であ
る。
【0046】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、従来の移動体通信端末と同様に通
常モードおよびEMモードを検出するとともに、待受動
作では第1の直流電源10をOFF状態として内部マイ
ク3および外部マイク2Bに電流が流れ出さないように
し、消費電流を節約することができる移動体通信端末を
得ることを目的とする。
【0047】
【課題を解決するための手段】この発明に係る移動体通
信端末は、待受動作を検出するとOFF状態となり、通
話動作を検出するとON状態となるマイクバイアス電源
と、移動体通信端末が内部マイクを用いた通信状態にな
ると通常モード信号を出力し、移動体通信端末が外部マ
イクを用いた通信状態になるとEMモード信号を出力す
るスイッチング回路と、通常モード信号が入力されると
マイクバイアス電源の出力を上記内部マイクに切替接続
し、EMモード信号が入力されるとマイクバイアス電源
の出力を外部マイクに切替接続するマイクバイアス切替
回路とを備えるようにしたものである。
【0048】この発明に係る移動体通信端末は、待受動
作を検出するとOFF状態となり、通話動作を検出する
とON状態となるスイッチと、スイッチを介して内部マ
イクおよび外部マイクにマイクバイアス電圧を印加する
ための第1の直流電源とをマイクバイアス電源が備え、
トランジスタバイアス電圧を供給するための第1の接点
と、外部マイクのピンの抜取により第1の接点とON状
態となり、外部マイクのピンの挿入により第1の接点と
OFF状態となるとともに外部マイクのピンと接続され
る第2の接点と、第1の接点と第2の接点とがON状態
となることによりトランジスタバイアス電圧が第2の直
流電源から供給されて通常モード信号を出力し、第1の
接点と第2の接点とがOFF状態となることにより第2
の直流電源からトランジスタバイアス電圧が遮断されて
EMモード信号を出力するトランジスタとをスイッチン
グ回路が備え、スイッチの出力に接続された1つの入力
端子と、内部マイクと接続された一方の出力端子と、第
2の接点と接続された他方の出力端子とをマイクバイア
ス切替回路は有し、通常モード信号の入力によって入力
端子と一方の出力端子とを切替接続し、EMモード信号
の入力によって入力端子と他方の出力端子とを切替接続
するようにしたものである。
【0049】この発明に係る移動体通信端末は、交換機
との制御信号のやりとりによって通話動作が検出される
ようにしたものである。
【0050】この発明に係る移動体通信端末は、電話番
号の入力などのプッシュボタン操作によって通話動作が
検出されるようにしたものである。
【0051】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.
【0052】図1はこの発明の実施の形態1における通
常モードの移動体通信端末の回路構成を示す図である。
また、図2はこの発明の実施の形態1におけるEMモー
ドの移動体通信端末の回路構成を示す図である。はじめ
に、図1,2を用いて、この発明の実施の形態1の移動
体通信端末の回路構成について説明する。
【0053】図1,2において、21はイヤホンマイク
22のピンが挿入される機械接点式のジャックである。
ジャック21には、5つの端子a,b,c,dおよびe
が設けられている。
【0054】端子a,bには、受話回路、内部スピーカ
がそれぞれ接続されている。端子c(スイッチング回
路、第1の接点)には、抵抗28を介してトランジスタ
24のベース端子Bが接続されている。端子d(スイッ
チング回路、第2の接点)には、抵抗27を介して第2
の直流電源31と、抵抗27と抵抗26を介してトラン
ジスタ24のコレクタ端子Cと、アナログスイッチ33
の出力端子hとが接続されている。端子eはグランド3
2に接続されている。
【0055】また、図1,2において、22はイヤホン
22Aと外部マイク22Bとから構成されるイヤホンマ
イクである。イヤホンマイク22は、ジャック21に挿
入されるピンを有している。イヤホン22Aの信号線
x、外部マイク22Bの信号線y、イヤホンマイク22
のグランド線zをひとつにしたものが、イヤホンマイク
22のピン(およびケーブル)に相当する。
【0056】移動体通信端末は、ジャック21に対する
イヤホンマイク22のピンの抜取および挿入を検出する
ことによって、通常モード信号(Lowレベルのコレク
タ電圧)およびEMモード信号(Highレベルのコレ
クタ電圧)をそれぞれ出力する。
【0057】さらに、図1,2において、23は移動体
通信端末に設けられた内部マイクである。内部マイク2
3のグランド線はグランド32に接続されている。内部
マイク23の信号線は、アナログスイッチ33の出力端
子fに接続されている。
【0058】24はジャック21に対するピンの抜取お
よび挿入を検出するためのトランジスタ(スイッチング
回路)である。トランジスタ24において、コレクタ端
子Cは抵抗26を介して第2の直流電源31と、抵抗2
6と抵抗27を介してジャック21の端子dと、アナロ
グスイッチ33の出力端子hとに接続されている。
【0059】また、エミッタ端子Eはグランド32に接
続され、ベース端子Bは抵抗28を介してジャック21
の端子cに接続されている。また、コレクタ電圧はアナ
ログスイッチ33に入力され、アナログスイッチ33の
切替動作のトリガとなっている。
【0060】アナログスイッチ33は、通常モード信号
が入力されると入力端子gと一方の出力端子fとを切替
接続し、EMモード信号が入力されると入力端子gと他
方の出力端子hとを切替接続する。
【0061】さらに、図1,2において、30,31は
それぞれ移動体通信端末に設けられた第1の直流電源
(マイクバイアス電源)、第2の直流電源(スイッチン
グ回路)である。第1の直流電源30は、スイッチ34
と抵抗25を介してアナログスイッチ33の入力端子g
と、スイッチ34、抵抗25およびコンデンサ29を介
して送話回路とに接続されている。
【0062】第2の直流電源31は、抵抗26を介して
トランジスタ24のコレクタ端子Cと、抵抗27を介し
てアナログスイッチ33の出力端子hと、ジャック21
の端子dとに接続されている。32は基準電位点として
のグランドである。
【0063】さらに、図1,2において、33は1つの
入力端子gおよび2つの出力端子f,hを有するアナロ
グスイッチ(マイクバイアス切替回路)である。入力端
子gは、抵抗25とスイッチ34とを介して第1の直流
電源30に接続され、コンデンサ29を介して送話回路
に接続されている。
【0064】一方の出力端子fは、内部マイク23の信
号線に接続されている。他方の出力端子hは、ジャック
21の端子dと、抵抗27を介して第2の直流電源31
と、抵抗27,26を介してトランジスタ24のコレク
タ端子Cとに接続されている。
【0065】前述したように、アナログスイッチ33
は、Lowレベルのコレクタ電圧の入力によって入力端
子gと出力端子fとを接続し、Highレベルのコレク
タ電圧の入力によって入力端子gと出力端子hとを接続
するように切替動作する。
【0066】さらに、図1,2において、34は待受動
作および通話動作を検出し、待受動作を検出すると第1
の直流電源30と抵抗25とを切断(OFF状態)し、
通話動作を検出すると第1の直流電源30と抵抗25と
を接続(ON状態)するスイッチ(マイクバイアス電
源)である。
【0067】なお、第1の直流電源30とスイッチ34
とからマイクバイアス電源が構成され、第2の直流電源
31、トランジスタ24、端子c(第1の接点)および
d(第2の接点)から、スイッチング回路が構成されて
いる。
【0068】次に、図1,2を用いて、この発明の実施
の形態1による移動体通信端末の通常モードおよびEM
モードを検出する動作について説明する。図1の通常モ
ードでは、ジャック21にピンが挿入されていないの
で、端子a,bおよび端子c,dは、バネ的付勢力など
によってそれぞれ機械的かつ電気的に接続している。ま
た、コレクタ電圧がLowレベルなので、アナログスイ
ッチ33の入力端子gは出力端子fと接続している。
【0069】入力端子gと出力端子fとの接続によっ
て、第1の直流電源30は、スイッチ34,抵抗25,
端子gおよび端子fを介して内部マイク23に接続され
ている。スイッチ34は通話動作になるとON状態とな
り、待受動作になるとOFF状態となるものなので、第
1の直流電源30によって内部マイク23にマイクバイ
アス電圧が印加されるのは、通話動作の場合だけであ
る。
【0070】端子cと端子dとの接続(第1の接点と第
2の接点とのON状態)によって、第2の直流電源31
は、抵抗27,端子d,端子cおよび抵抗28を介して
トランジスタ24のベース端子Bに順方向のベース電圧
(トランジスタバイアス電圧)を印加しつつ、抵抗26
を介してコレクタ端子Cにもコレクタ電圧を印加してい
るので、ベース端子B−エミッタ端子E間に第2の直流
電源31から電流が流れる。したがって、トランジスタ
4はON状態となり、コレクタ端子C−エミッタ端子E
間に第2の直流電源31から電流が流れる。このことに
より抵抗26による電圧降下が生じて、コレクタ電圧は
Lowレベルとなり、ジャック21にピンが挿入されて
いない状態が検出される。
【0071】ジャック21にピンが挿入されて、図1の
通常モードから図2のEMモードへと移行すると、端子
aと端子bとの接続および端子cと端子dとの接続が切
断され、端子a,端子dおよび端子eは、イヤホンマイ
ク22のイヤホン22Aの信号線x,外部マイク22B
の信号線yおよびイヤホンマイク22のグランド線zと
機械的かつ電気的にそれぞれ接続される。
【0072】端子cと端子dとが切断されると(第1の
接点と第2の接点とのOFF状態)、トランジスタ24
のベース端子Bに第2の直流電源31による順方向のベ
ース電圧(トランジスタバイアス電圧)が印加されなく
なるので、ベース端子B−エミッタ端子E間に第2の直
流電源31から電流が流れなくなる。したがって、トラ
ンジスタ24はOFF状態となり、コレクタ端子C−エ
ミッタ端子E間の第2の直流電源31からの電流が流れ
なくなる。このことにより、抵抗26による電圧降下が
生じなくなってコレクタ電圧がHighレベル(第2の
直流電源31の電源電圧相当)となり、ジャック21に
ピンが挿入されている状態が検出される。
【0073】このHighレベルのコレクタ電圧を受け
たアナログスイッチ33は、次の接続の切替を行う。す
なわち、端子g−端子fの接続状態から端子g−端子h
の接続状態へと切り替えて、第1の直流電源30によっ
て外部マイク22Bにマイクバイアス電圧が印加できる
状態にする。
【0074】第1の直流電源30は、スイッチ34,抵
抗25,端子g,端子hおよび端子dを介して外部マイ
ク22Bに接続されている。スイッチ34は通話動作に
なるとON状態となり、待受動作になるとOFF状態と
なるものなので、外部マイク22Bにマイクバイアス電
圧が印加されるのは、通話動作の場合だけである。
【0075】図2のEMモードから図1の通常モードへ
再び移行する動作を説明する。ジャック21からピンが
抜き取られると、切断されていた端子aと端子bおよび
端子cと端子dが機械的かつ電気的にそれぞれ接続され
る。
【0076】端子cと端子dとの接続によって(第1の
接点と第2の接点とのON状態)、トランジスタ24の
ベース端子Bに第2の直流電源31による順方向のベー
ス電圧(トランジスタバイアス電圧)が与えられるの
で、ベース端子B−エミッタ端子E間に第2の直流電源
31から電流が流れる。したがって、トランジスタ24
は再びON状態となり、コレクタ端子C−エミッタ端子
E間に第2の直流電源31から電流が流れる。このこと
により抵抗26による電圧降下が生じてコレクタ電圧は
Lowレベルとなり、ジャック21からピンが抜き取ら
れた状態が再び検出される。
【0077】このLowレベルのコレクタ電圧を受けた
アナログスイッチ33は、次の接続の切替を行う。すな
わち、端子g−端子hの接続状態から端子g−端子fの
接続状態へと切り替えて、第1の直流電源30によって
内部マイク23にマイクバイアス電圧が印加できる状態
にする。
【0078】前述したように、第1の直流電源30か
ら、内部マイク23にマイクバイアス電圧が印加される
のは、通話動作の場合だけである。
【0079】次に、図1,2を用いて、この発明の実施
の形態1による移動体通信端末の通信動作について説明
する。従来の場合と同様に、図1の通常モードの通信動
作にも、待受動作と通話動作とがある。
【0080】以下では、従来の技術と同様に、移動体通
信端末と交換機との制御信号のやりとりによって待受動
作および通話動作を定義する。つまり、発呼信号の送信
または呼出信号の受信を移動体通信端末が待ち受けてい
る状態を待受動作とし、発呼信号の送信または呼出信号
の受信によって通話が開始され、通話が完了して切断信
号または終話信号を送信するまでの状態を通話動作とす
る。そして、切断信号または終話信号の送信によって通
話動作から待受動作に再び移行するものとする。
【0081】図1の通常モードにおける待受動作では、
第1の直流電源30と抵抗25との接続は、スイッチ3
4によって切断された状態となっている。したがって、
従来では待受動作中に第1の直流電源10から内部マイ
ク3へ流れてしまっていた電流(図3)が浪費されなく
なり、移動体通信端末の消費電流を節約することができ
る。
【0082】第2の直流電源31は、図1の状態におい
てジャック21にピンが挿入されると、端子cと端子d
とが切断されるので、トランジスタ24をOFF状態に
できるようになっている。つまり、従来とは異なって、
通常モードの待受動作で第1の直流電源30をOFF状
態としているにもかかわらず、トランジスタ24は通話
モードを検出する手段として機能していることがわか
る。
【0083】発呼信号の送信または呼出信号の受信によ
って待受動作から通話動作へと移行すると、スイッチ3
4は第1の直流電源30と抵抗25とを接続する。この
ことによって、内部マイク23はマイクバイアス電圧が
印加されて使用することができるようになる。
【0084】通常モードの通話動作および待受動作にそ
れぞれ応じてスイッチ34をON状態およびOFF状態
にする方法の一例は、次の通りである。発呼信号または
呼出信号を分岐してスイッチ34に入力し、これらの信
号の入力に応じて第1の直流電源30と抵抗25とをス
イッチ34が接続する。
【0085】また、切断信号または終話信号を分岐して
スイッチ34に入力し、これらの信号の入力に応じて第
1の直流電源30と抵抗25との接続をスイッチ34が
切断する。
【0086】本発明の実施の形態1による通常モードの
通話動作における受話および送話のやりとりは、アナロ
グスイッチ33を媒介とする以外は従来と同様であるた
め説明を省略する。
【0087】通話が完了して通話動作から待受動作へと
再び移行すると、スイッチ34は第1の直流電源30と
抵抗25との接続を再び切断する。したがって、従来で
は待受動作中に第1の直流電源10から内部マイク3へ
流れてしまっていた電流(図3)が浪費されなくなり、
移動体通信端末の消費電流を節約することができる。
【0088】図2のEMモードの通信動作の場合におい
ても、図1の通常モードの通信動作の場合と同様に、待
受動作と通話動作とがある。
【0089】図2のEMモードにおける待受動作でも、
第1の直流電源30と抵抗25との接続は、スイッチ3
4によって切断された状態となっている。したがって、
従来では待受動作中に第1の直流電源10から外部マイ
ク2Bに流れてしまっていた電流(図4)が浪費されな
くなり、移動体通信端末の消費電流を節約することがで
きる。
【0090】第2の直流電源31は、図2の状態におい
てジャック21からピンが抜き取られると、端子cと端
子dとが接続されるので、トランジスタ24をON状態
にできるようになっている。つまり、従来とは異なっ
て、EMモードの待受動作で第1の直流電源30をOF
F状態としているにもかかわらず、トランジスタ24
は、通話モードを検出する手段として機能していること
がわかる。
【0091】発呼信号の送信または呼出信号の受信によ
って待受動作から通話動作へと移行すると、スイッチ3
4は第1の直流電源30と抵抗25とを接続する。この
ことによって、外部マイク22Bは、マイクバイアス電
圧が印加されて使用することができる状態になる。
【0092】EMモードの通話動作および待受動作にそ
れぞれ応じてスイッチ34をON状態およびOFF状態
にする方法の一例は、0084,0085に述べた通常
モードの場合と同様である。
【0093】実施の形態1によるEMモードの通話動作
における受話および送話のやりとりも、アナログスイッ
チ33を媒介とする以外は従来と同様であるため説明を
省略する。
【0094】通話が完了して通話動作から待受動作へと
再び移行すると、スイッチ34は第1の直流電源30と
抵抗25との接続を再び切断する。したがって、従来で
は待受動作中に第1の直流電源10から外部マイク2B
に流れてしまっていた電流(図4)が浪費されなくな
り、移動体通信端末の消費電流を節約することができ
る。
【0095】なお、待受動作で第1の直流電源30をO
FF状態にするための手段はスイッチ34に限定される
ものではなく、待受動作を検出して第1の直流電源30
をOFF状態にできる手段であれば良い。
【0096】また、待受動作および通話動作の検出は、
発呼信号、呼出信号、切断信号および終話信号(交換機
との制御信号のやりとり)に限るものではなく、通話動
作に支障をきたさないように定めるようにする。この他
にも例えば移動体通信端末に電話番号が入力されてから
通話を完了するまでのプッシュボタンの操作などによっ
て、待受動作および通話動作を検出するようにしても良
く、このようにすることで、移動体通信端末の利用者が
意識することなく、第1の直流電源30のON状態とO
FF状態との切替ができるようになる。
【0097】また、データ通信などの音声を必要としな
い通信形態を判別する手段を移動体通信端末に設け、こ
のような通信形態の場合には内部マイク23および外部
マイク22Bにマイクバイアス電圧を印可しないように
することもできる。
【0098】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、待受動作および通話動作を検出し、待受動作中には
OFF状態となり、通話動作中にはON状態となるスイ
ッチ34によって第1の直流電源30の出力を制御し、
イヤホンマイク22のピンがジャック21から抜取られ
ると、端子cと端子dとがON状態となって通常モード
信号を出力し、イヤホンマイク22のピンがジャック2
1に挿入されると、端子cと端子dとがOFF状態とな
ってEMモード信号を出力するトランジスタと、通常モ
ード信号の入力によって第1の直流電源30と内部マイ
ク23とを接続し、EMモード信号の入力によって第1
の直流電源30と外部マイク22Bが接続される端子d
とを接続するアナログスイッチ34とを備えるようにし
たので、内部マイク23および外部マイク22Bを用い
ていない待受動作時には、第1の直流電源30から内部
マイク23および外部マイク22Bへマイクバイアス電
圧を印加しないですむようになり、待受動作中に内部マ
イク23および外部マイク22Bへ流れ出す電流を遮断
することができ、移動体通信端末の消費電流を節約する
ことができるという効果が得られる。
【0099】この実施の形態1によれば、交換機との制
御信号のやりとりによって通話動作が検出されるように
したので、移動体通信端末の利用者が意識することな
く、第1の直流電源30の出力電流をON状態とOFF
状態とに切り替えることができるという効果が得られ
る。
【0100】この実施の形態1によれば、プッシュボタ
ンの操作によって通話動作を検出するようにしたので、
移動体通信端末の利用者が意識することなく、第1の直
流電源30の出力電流をON状態とOFF状態とに切り
替えることができるという効果が得られる。
【0101】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、待受
動作を検出するとOFF状態となり、通話動作を検出す
るとON状態となるマイクバイアス電源と、移動体通信
端末が内部マイクを用いた通信状態になると通常モード
信号を出力し、移動体通信端末が外部マイクを用いた通
信状態になるとEMモード信号を出力するスイッチング
回路と、通常モード信号が入力されるとマイクバイアス
電源の出力を上記内部マイクに切替接続し、EMモード
信号が入力されるとマイクバイアス電源の出力を外部マ
イクに切替接続するマイクバイアス切替回路とを備える
ようにしたので、内部マイクおよび外部マイクを用いて
いない待受動作時には、マイクバイアス電源をOFF状
態にすることができるようになり、待受動作時にマイク
バイアス電源から内部マイクおよび外部マイクへ流れ出
す電流を遮断し、移動体通信端末の消費電流を節約する
ことができるという効果が得られる。
【0102】この発明によれば、待受動作を検出すると
OFF状態となり、通話動作を検出するとON状態とな
るスイッチと、スイッチを介して内部マイクおよび外部
マイクにマイクバイアス電圧を印加するための第1の直
流電源とをマイクバイアス電源が備え、トランジスタバ
イアス電圧を供給するための第1の接点と、外部マイク
のピンの抜取により第1の接点とON状態となり、外部
マイクのピンの挿入により第1の接点とOFF状態とな
るとともに外部マイクのピンと接続される第2の接点
と、第1の接点と第2の接点とがON状態となることに
よりトランジスタバイアス電圧が第2の直流電源から供
給されて通常モード信号を出力し、第1の接点と第2の
接点とがOFF状態となることにより第2の直流電源か
らトランジスタバイアス電圧が遮断されてEMモード信
号を出力するトランジスタとをスイッチング回路が備
え、スイッチの出力に接続された1つの入力端子と、内
部マイクと接続された一方の出力端子と、第2の接点と
接続された他方の出力端子とをマイクバイアス切替回路
は有し、通常モード信号の入力によって入力端子と一方
の出力端子とを切替接続し、EMモード信号の入力によ
って入力端子と他方の出力端子とを切替接続するように
したので、内部マイクおよび外部マイクを用いていない
待受動作時には、マイクバイアス電源をOFF状態にす
ることができるようになり、待受動作時にマイクバイア
ス電源から内部マイクおよび外部マイクへ流れ出す電流
を遮断し、移動体通信端末の消費電流を節約することが
できるという効果が得られる。
【0103】この発明によれば、交換機との制御信号の
やりとりによって通話動作が検出されるようにしたの
で、移動体通信端末の利用者が意識することなく、マイ
クバイアス電源のON状態とOFF状態との切替ができ
るという効果が得られる。
【0104】この発明によれば、電話番号の入力などの
プッシュボタン操作によって通話動作が検出されるよう
にしたので、移動体通信端末の利用者が意識することな
く、マイクバイアス電源のON状態とOFF状態との切
替ができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における通常モード
の移動体通信端末の回路構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1におけるEMモード
の移動体通信端末の回路構成を示す図である。
【図3】 従来における通常モードの移動体通信端末の
回路構成を示す図である。
【図4】 従来におけるEMモードの移動体通信端末の
回路構成を示す図である。
【符号の説明】
21 ジャック、22 イヤホンマイク、22A イヤ
ホン、22B 外部マイク、23 内部マイク、24
トランジスタ(スイッチング回路)、25,26,2
7,28 抵抗、29 コンデンサ、30 第1の直流
電源(マイクバイアス電源)、31 第2の直流電源
(スイッチング回路)、32 グランド、33 アナロ
グスイッチ(マイクバイアス切替回路)、34 スイッ
チ(マイクバイアス電源)、a,b,e 端子、c 端
子(スイッチング回路、第1の接点)、d 端子(スイ
ッチング回路、第2の接点)、g 入力端子、f,h
出力端子、x,y 信号線、z グランド線、B ベー
ス端子、C コレクタ端子、Eエミッタ端子。
フロントページの続き (72)発明者 柴田 淳一 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三 菱電機エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 5D005 BA13 5K027 AA11 BB17 GG02 HH03 KK07 5K067 AA43 BB03 BB04 CC21 DD16 EE02 FF38 KK05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部マイクを用いた通常の通話および外
    部マイクを用いたハンズフリー通話が可能な移動体通信
    端末において、 待受動作を検出するとOFF状態となり、通話動作を検
    出するとON状態となるマイクバイアス電源と、 上記移動体通信端末が上記内部マイクを用いた通信状態
    になると通常モード信号を出力し、上記移動体通信端末
    が上記外部マイクを用いた通信状態になるとEMモード
    信号を出力するスイッチング回路と、 上記通常モード信号が入力されると上記マイクバイアス
    電源の出力を上記内部マイクに切替接続し、上記EMモ
    ード信号が入力されると上記マイクバイアス電源の出力
    を上記外部マイクに切替接続するマイクバイアス切替回
    路とを備えることを特徴とする移動体通信端末。
  2. 【請求項2】 マイクバイアス電源は、待受動作を検出
    するとOFF状態となり、通話動作を検出するとON状
    態となるスイッチと、上記スイッチを介して内部マイク
    および外部マイクにマイクバイアス電圧を印加するため
    の第1の直流電源とを備え、 スイッチング回路は、トランジスタバイアス電圧を供給
    するための第1の接点と、上記外部マイクのピンの抜取
    により上記第1の接点とON状態となり、上記外部マイ
    クのピンの挿入により上記第1の接点とOFF状態とな
    るとともに上記外部マイクのピンと接続される第2の接
    点と、上記第1の接点と上記第2の接点とがON状態と
    なることにより上記トランジスタバイアス電圧が第2の
    直流電源から供給されて通常モード信号を出力し、上記
    第1の接点と上記第2の接点とがOFF状態となること
    により上記第2の直流電源から上記トランジスタバイア
    ス電圧が遮断されてEMモード信号を出力するトランジ
    スタとを備え、 マイクバイアス切替回路は、上記スイッチの出力に接続
    された1つの入力端子と、上記内部マイクと接続された
    一方の出力端子と、上記第2の接点と接続された他方の
    出力端子とを有し、上記通常モード信号の入力によって
    上記入力端子と上記一方の出力端子とを切替接続し、上
    記EMモード信号の入力によって上記入力端子と上記他
    方の出力端子とを切替接続することを特徴とする請求項
    1記載の移動体通信端末。
  3. 【請求項3】 通話動作は、交換機との制御信号のやり
    とりによって検出されることを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載の移動体通信端末。
  4. 【請求項4】 通話動作は、電話番号の入力などのプッ
    シュボタン操作によって検出されることを特徴とする請
    求項1または請求項2記載の移動体通信端末。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012502533A (ja) * 2008-09-05 2012-01-26 スカイプ・リミテッド 通信システム及び方法
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