JPH07181634A - 医療用x線記録システム - Google Patents

医療用x線記録システム

Info

Publication number
JPH07181634A
JPH07181634A JP6173384A JP17338494A JPH07181634A JP H07181634 A JPH07181634 A JP H07181634A JP 6173384 A JP6173384 A JP 6173384A JP 17338494 A JP17338494 A JP 17338494A JP H07181634 A JPH07181634 A JP H07181634A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ray
sheet material
film
recording system
reflective sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6173384A
Other languages
English (en)
Inventor
Philip Dooms
フィリップ・ドーム
Bouwel Hugo Van
ユーゴ・ヴァン・ブヴェル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Agfa Gevaert NV
Original Assignee
Agfa Gevaert NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Agfa Gevaert NV filed Critical Agfa Gevaert NV
Publication of JPH07181634A publication Critical patent/JPH07181634A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C5/00Photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents
    • G03C5/16X-ray, infrared, or ultraviolet ray processes
    • G03C5/17X-ray, infrared, or ultraviolet ray processes using screens to intensify X-ray images
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21KTECHNIQUES FOR HANDLING PARTICLES OR IONISING RADIATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; IRRADIATION DEVICES; GAMMA RAY OR X-RAY MICROSCOPES
    • G21K4/00Conversion screens for the conversion of the spatial distribution of X-rays or particle radiation into visible images, e.g. fluoroscopic screens

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Conversion Of X-Rays Into Visible Images (AREA)
  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 医療用X線記録システムを提供する。 【構成】 下記(i) 〜(iv)を特徴とするX線記録システ
ム: (i) 両面X線フィルムがX線増感スクリーンと反射シ
ート材料との間に配列されている。 (ii) 前記反射シート材料が少なくとも一つの反射面
を有する。 (iii) 前記反射面の全白色光反射が少なくとも30%
である。 (iv) 前記反射シート材料の前記反射面が前記両面X
線フィルムの乳剤層側の一つと密接に接触するように保
たれている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はX線増感スクリーン及び
医療用途におけるその使用に関するものである。
【0002】
【従来の技術】放射線写真では、物体の内部を、X線、
γ線の種類に属する高エネルギー放射線及びβ−線、電
子ビーム又は中性子放射線の如き高エネルギー素粒子放
射線である透過放射線によって再現する。透過放射線を
可視光及び/又は紫外線に変換するためには、燐光体
(燐光物質ともいう)と称せられる発光物質が使用され
る。
【0003】通常の放射線写真システムでは、X線放射
線写真は物体を像に従って透過されたX線によって得ら
れ、いわゆる増感スクリーン(X線変換スクリーン)に
該当する強さの光に変換する。そこでは燐光体粒子は透
過されたX線を吸収し、それらを可視光及び/又は紫外
線に変換し、写真フィルムはX線の直接影響力より高い
感度を有する。
【0004】実際には前記スクリーンによって像に従っ
て放出された光は接触するハロゲン化銀乳剤層写真フィ
ルムを放射し、露光後それはX線像と一致した銀像をそ
の中に形成するように現像される。
【0005】一般医療の放射線写真の使用のためにはX
線フィルムはハロゲン化銀乳剤層で両面を被覆された透
明フィルム支持体を含む。X線放射中、前記フィルムは
それぞれがハロゲン化銀乳剤と接触している二つのX線
変換スクリーン間のカセット内に配列されている。
【0006】各診断において、診断者は手近な診断に適
切なラチチュード(又はコントラスト)を有するX線記
録システムを必要としている。
【0007】骨の損傷を診断する場合には、例えば診断
者はほとんどもっぱら骨の画像に興味があり、その骨の
まわりの柔らかい組織は多かれ少なかれ無視される。こ
のことは骨を透過するX線の画像だけを記録しなければ
ならないことを意味する。骨によるX線の吸着は骨の厚
さの違いによってしか変化しないので、記録システムに
到達するX線は低コントラストを提供し、ハイコントラ
ストを有する記録媒体が望まれる。一方、胸部を診断す
る場合には、診断者は肺の領域の鮮明な映像を得たいだ
けでなく、心臓及び胸骨によってぼかされた肺の領域の
鮮明な画像も必要としている。肺の領域は胸骨及び心臓
よりはるかに少ないX線を吸収し、記録システムに入っ
てくるX線はハイコントラストを有し、低コントラスト
(高いラチチュード)の記録媒体は記録媒体に到達する
X線強さの大きな違い(それらが横切る組織による)に
適応することが望まれる。
【0008】診断者の異なったコントラスト(又はラチ
チュード)の要求に答えるために、医療用X線フィルム
の大部分の製造業者は各フィルムが特定されたラチチュ
ードを有するフィルムを各種取り揃えて提供する。
【0009】例えばEP232888に、X線記録シス
テムの性能を高めるために非対称(対称的なものの代わ
り)スクリーン対を対称的X線フィルムと組み合わせて
使用することが開示されているが、この文献は記録シス
テムのラチチュードについて非対称スクリーン対を使用
することの影響を何ら教示していない。CURIXOP
THOS(CURIXとOPTHOSはアグファ−ゲヴ
ェルト NV、Mortsel 、ベルギーの商標である)の胸
部放射線写真システムでは非対称スクリーン対は対称両
面X線フィルムと組み合わせて使用されて胸部X線フィ
ルムの低濃度域におけるラチチュードを高める。しかし
ながら、平均コントラストは変化しない。
【0010】特に胸部放射線においてさらに高いラチチ
ュードを提供するものとして、例えばEP38463
3、EP384634、EP384753のように極め
て低い交錯(cross over)を有する非対称両面X線フィ
ルムを非対称スクリーン対と組み合わせて使用すること
が開示されている。
【0011】上述の開示は実際に異なったラチチュード
の範囲を提供することによって診断上の問題を解決して
いるが、病院は少なくとも二つのフィルム型式を在庫と
して持っておかなければならないので、病院内で保持す
る在庫を複雑にする。病院のの放射線部門において異な
ったフィルム型式を使うことはフィルムをカセットに装
填するときに間違える可能性があり、例えば胸部の診断
に使用するフィルムをうっかりと骨検査用のものと間違
えたり、その逆のことも常に可能性がある。このことは
患者へのX線の量を増加させ病院のコストを増大させる
取り直しを起こす。
【0012】しかしながら、多くの病院では特別な検査
は特別な検査室に連結されており、X線増感スクリーン
の組み合わせを含む場合にはカセットは医療用X線フィ
ルムが露光されると特別な検査室に連結されているの
で、スクリーンの組み合わせを介して(フィルムを介し
てではない)記録媒体(スクリーン組み合わせ+フィル
ム)のラチチュードを変える可能性を有することは有益
である。このことはラチチユードを間違えることによる
全ての取り直しを事実上なくし、その結果患者に対する
放射線線量や病院のコストを削除することができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、X線
増感スクリーンの組み合わせの間にはさまれた写真材料
からなる医療用X線記録媒体のラチチュードに適応する
ための手段を提供することにある。
【0014】本発明の別の目的は、実質的に同じ感度と
ラチチュードを有する二つのハロゲン化銀乳剤のハロゲ
ン化銀乳剤層で両面を被覆された透明フィルム支持体を
含む標準X線フィルムのラチチュードを変化することが
可能なカセットを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は下記(i) 〜(iv)
を特徴とするX線記録システムである: (i) 両面X線フィルムがX線増感スクリーンと反射シ
ート材料との間に配列されている。 (ii) 前記反射シート材料が少なくとも一つの反射面
を有する。 (iii) 前記反射面の全白色光反射が少なくとも30%
である。 (iv) 前記反射シート材料の前記反射面が前記両面X
線フィルムの乳剤層側の一つと密接に接触するように保
たれている。
【0016】好ましい具体例では前記反射シート材料の
前記反射面がさらに前記X線増感スクリーンに含有され
る燐光物質の最大発光波長での正反射(Rspec)と全反
射(Rtot )においてRspec/Rtot ≧0.40の関係
を有する。
【0017】最終診断画像に高いラチチュードと多くの
情報を提供するためにX線増感スクリーンと組み合わせ
て反射層を使用することはEP276497に記載され
ている。しかしながら、その文献では透明又は白色支持
体上の単一面フィルム又は白色支持体上の両面フィルム
は常に高いラチチュードを有する画像を提供することに
使用される。EP276497に開示されるように医療
用X線画像形成においてX線増感スクリーンと組み合わ
せて反射層を使用することは、高いラチチュードを達成
するために特別なフィルムを必要とする問題を解決して
おらず、従って可能性のある取り直しや高価な在庫保持
の問題を解決していない。
【0018】本発明によるシステムでは、少なくとも一
つの反射面を含む反射シート材料はX線増感スクリーン
と組み合わせて使用される。そのシステムでは実質的に
同じ感度とラチチュードを有する二つのハロゲン化銀乳
剤のハロゲン化銀乳剤層で各面を被覆した透明フィルム
支持体を含む両面X線フィルムは高いラチチュードを達
成するために前記反射シート材料の前記反射面とX線増
感スクリーンの間にはさむことができる。
【0019】前記反射シート材料の反射面は前記反射面
が接触している乳剤上のX線フィルムの裏面を通過する
増感スクリーンによって発光された光を反射する。
【0020】本発明に従って使用するための前記反射シ
ート材料の反射面は、前記反射シート材料の反射面の全
白色光反射が少なくとも30%、好ましくは少なくとも
50%、さらに好ましくは少なくとも70%である限
り、いずれの光反射材料でも作ることができる。
【0021】本発明に従って反射シート材料として使用
するための好適な材料は白色顔料を含むプラスチックフ
ィルムである。前記プラスチックフィルムとしては、例
えば前記プラスチックフィルム内に前記白色顔料を含む
ポリエステルフィルムが挙げられ、白色顔料としては例
えばBaSO4 、TiO2 がある(US−P47804
02)。
【0022】本発明に従って使用される反射シート材料
は片面だけ有するか又は一つの反射層を担持することが
でき、その全白色光反射は前記反射層が写真材料と接触
し、前記反射材料とX線増感スクリーンにはさまれてい
る限り上記要求に従ったものである。
【0023】本発明に従って反射シート材料として白色
顔料を含有するプラスチックフィルムを使用する場合に
は、ポリオレフィンでボイドされていないポリエステル
フィルムを使用することが好ましく、そのフィルム上に
少なくとも一つのボイドされていないポリエステル層を
積層し、白色顔料としてTiO2 を含みかつ反射層とし
て作用する。好ましくはボイドされていない層はポリエ
ステルに対して10〜25%w/wの量でTiO2 を含
み、さらに好ましくはTiO2 の量はポリエステルに対
して15〜20%w/wである。かかるフィルムサンド
イッチは例えばWO 94/004961及びEP36
0201に記載されている。
【0024】本発明の別の好ましい具体例では、反射層
は金属層である。これは例えば10〜200μm厚のA
lの如き薄い金属箔であることができ、又は金属、例え
ばAlを蒸着したプラスチックフィルムであることがで
きる。この場合の蒸着層は100〜1000nm厚であ
る。
【0025】本発明による反射シート材料は支持体及び
バインダーと反射顔料を含有する被覆組成物を含むこと
ができる。かかる反射シート材料の例としては、全白色
光反射についての要求を満たすのに充分な量でバインダ
ー中に分散される白色顔料を含有する被覆溶液を少なく
とも一つの面に含む紙支持体の材料がある。
【0026】好ましい具体例では前記反射シート材料の
前記反射面がさらに前記X線増感スクリーンに含有され
る燐光物質の最大発光波長での正反射(Rspec)と全反
射(Rtot )においてRspec/Rtot ≧0.40の関係
を有する。
【0027】本発明による反射シート材料はそれの組成
がどのようなものであれ、いかなる厚さも有することが
できる。好ましくは、本発明による反射シート材料は非
整色医療用X線カセットにはまるような厚さを有する。
本発明による反射シート材料の厚さは好ましくは50〜
500μmであり、さらに好ましくは100〜300μ
mである。
【0028】本発明による反射シート材料はX線増感ス
クリーンと組み合わせて使用される。前記反射シート材
料は通常のいかなるX線増感スクリーンと組み合わせる
ことも可能である。本発明によるX線記録システムでは
商業的に利用できるX線増感スクリーンを使用すること
も可能である。
【0029】通常のX線変換スクリーンは次の順序で含
まれる:支持体(基体とも称せられる)、好適なバイン
ダーに分散される燐光物質粒子を含む層及び使用中に燐
光物質含有層を保護するために上塗りされる保護被膜。
さらにプライマー層が燐光物質含有層と基体との間に層
間の密着結合のために設けられることもある。
【0030】本発明によれば、緑色発光増感スクリーと
同様にUV/青色発光増感スクリーンを使用することが
可能である。X線増感スクリーンに使用される青色光及
び緑色発光燐光物質の概説はEP−A0088820に
与えられている。本発明に従って反射シート材料と組み
合わせて使用されるX線増感スクリーンは例えばEP−
A520094に開示されるような燐光物質の混合物を
含むことができる。本発明による反射シート材料に使用
するためのスクリーンはEP−A592724に記載さ
れるような顔料を含むことができる。
【0031】X線増感スクリーンに混入することができ
るバインダー、支持体、被覆助剤などの概説としては、
参考文献としてEP−A520094及びEP−A59
2724が挙げられる。
【0032】本発明による反射シート材料とX線増感ス
クリーンはともに非整色医療用X線フィルムのまわりに
位置づけられ、前記増感スクリーンの燐光物質層と前記
反射シート材料の反射面でそれぞれは乳剤層の一つと密
接に接触するよう保たれている。増感スクリーンと反射
シート材料の間の医療用X線フィルムのこのサンドイッ
チは公知の手段によって密接に接触するよう保つことが
できる。それは例えば、X線カセット、全ての空気が排
気される耐光性プラスチックバッグ又は少なくとも一つ
の排気開口部を含むX線カセットであり、密閉され固定
されたカセットの内部からその開口部を介して空気を排
出して、前記増感スクリーン、前記両面X線フィルム及
び前記反射シート材料の接触を高める(US−P419
4625参照)。
【0033】好ましくは前記増感スクリーンと前記反射
シート材料は耐光性カセット内で装着され、透明支持体
上の医療用X線フィルムは増感スクリーンと反射シート
材料との間にはさまれている。そのX線フィルムは燐光
物質層を担持する前記増感スクリーンの側と反射層を担
持する前記反射シート材料の側に密接な接触状態をもた
らしている。
【0034】本発明に従って反射シート材料と組み合わ
せて使用されるX線フィルムは両面塗り医療用X線フィ
ルムである。本発明による反射層と組み合わせて両面塗
り医療用X線フィルムを使用することが好ましい。医療
用X線フィルムを形成するために支持体上に被覆される
ハロゲン化銀乳剤層のハロゲン化銀は異なった粒子サイ
ズ、スペクトル感度、及び感光度を有する。
【0035】ハロゲン化銀乳剤層のコロイドバインダー
は好ましくは本質的にゼラチンから構成される。
【0036】本発明による写真材料で使用されるハロゲ
ン化銀は例えば臭化銀、塩化銀、シルバークロロイオダ
イド、シルバーブロモイオダイド又はシルバークロロブ
ロモイオダイド又はこれらの混合物の如きあらゆる種類
の感光性ハロゲン化銀の型式であることができる。
【0037】例えば、ハロゲン化銀乳剤はハロゲン化銀
が0.55μmより小さい平均粒径を有する場合に使用
され、イオダイドの1mol%まで任意に含有するシル
バークロロブロマイドである。
【0038】放射線写真材料に使用されるハロゲン化銀
乳剤とそれの付加物の型式と製造の概説が Research D
isclosure 8月、1979、item 18431に与えら
れている。
【0039】例えば Research Disclosure 、Volume
225、1月1983、item 22534及びEP−A
569075に開示されるように高いアスペクト比のハ
ロゲン化銀乳剤を本発明によるX線記録システムで使用
することができる。
【0040】本発明によるX線記録システムでは前記X
線フィルムのスペクトル感度がX線増感スクリーンの発
光波長に適応されている限り、いかなる商業的に利用で
きるX線フィルムを使用することも可能である。
【0041】本発明による反射シート材料、X線増感ス
クリーン、及び前記増感スクリーンと前記反射シート材
料の間にはさまれた医療用X線フィルムを含むX線記録
システムはX線管に面する前記増感スクリーン又はX線
管に面する前記反射シート材料のどちらかで露光するこ
とができる。本発明による反射シート材料のX線管に対
する位置はラチチュード、シャープネス、ノイズ及び記
録システムの感度に影響しない。
【0042】反射シート材料の反射特性の測定 反射シート材料の反射特性はSPECTROPHOTO
METER MODEL 555( Perkin - Elmer C
orporation 、Instrument Division 、Norwalk C
T 06856米国によって販売されている)で測定し
た。
【0043】X線増感スクリーンの製造 燐光物質被覆組成物は下記成分を緊密に混合することに
よって製造される: CaWO4 Pg BaFBr:Eu Qg セルロースアセトブチレート(2−ブタノン中に30%) 13.33g ポリエステルアクリレート(エチルアセテート中に30%) 42.20g エチルアセテート 9.75g メチルグリコール 19.30g 2−ブタノン 9.75g 分散剤GAFAC RM 610(商標名) 0.40g P+Q=200g
【0044】前記組成物を、異なった燐光物質被覆面積
で下塗りした200ミクロン厚のポリエチレンテレフタ
レート支持体上にドクターブレードコートし、乾燥し
た。
【0045】乾燥した燐光物質含有層上にロールコート
することによって10ミクロンの乾燥厚さを有するセル
ロースアセトブチレート層を保護層として適用した。
【0046】以下の実施例において使用されるスクリー
ンの組成物 比較例及び実施例で使用される種々のスクリーンの組成
物を表1にまとめた。
【0047】
【表1】
【0048】反射シート材料 表1からのスクリーンで使用される反射シート材料はフ
ィルムに17%のBaSO4 を含有する0.175mm
厚のポリエチレンテレフタレートフィルム(PET)で
あった。全白色光反射は89%であり、390nmにお
ける全反射に対する390nm(BaFBr:Eu燐光
物質の最大発光波長)における拡散反射の比は96%だ
った。その結果を示す表ではその反射シート材料をSW
Pと呼ぶ。
【0049】放射線写真フィルムと組み合わせられるX
線露光 スクリーン(表1)はスクリーン対(比較例)として又
は本発明による反射シート材料(実施例)と組み合わせ
られた。スクリーン/スクリーン、又はスクリーン/反
射シート材料の組み合わせは同じタイプのカセット内に
配列され、その組み合わせの間及びそれと接触して同じ
両面塗りされた(両面ハロゲン化銀乳剤被覆)放射線フ
ィルムを挿入した。
【0050】フィルムを製造するにはブロモイオダイド
銀乳剤(イオダイド銀の2mol%)は、1.25ミク
ロンの平均粒径を有するハロゲン化銀粒子を含有して使
用された。被覆のために用意される乳剤はKgあたり硝
酸銀190gとゼラチン74gに相当するハロゲン化銀
の量を含有した。安定化剤としてハロゲン化銀乳剤はK
gあたり5−メチル−7−ヒドロキシ−s−トリアゾロ
〔1,5−a〕ピリミジンの545mgと1−フェニル
−5−メルカプトテトラゾールの6.5mgを含有し
た。
【0051】上述した乳剤は両面下塗り透明ポリエチレ
ンテレフタレート支持体の両面に被覆した。乾燥したハ
ロゲン化銀乳剤層のそれぞれに1.1g/m2 のゼラチ
ンを含みホルムアルデヒドで硬化し、ペルフルオロカプ
リル酸を帯電防止剤として含有する保護層を適用した。
硬化はゼラチンのグラムあたり0.03gのホルムアル
デヒドを添加することによって進められた。各ハロゲン
化銀乳剤層はm2 あたり硝酸銀7gに相当するハロゲン
化銀の量を被覆した。このフィルムは実施例2〜6及び
比較例1〜3に使用された。
【0052】二つの商業用X線フィルム(CURIX
RP1とCURIX RP1L)も使用された。CUR
IXはアグファ−ゲヴェルト NV、Mortsel 、ベルギ
ーの商標名である。前者は標準のラチチュードを有する
フィルムであり、後者は高いラチチュードを有するフィ
ルムである。
【0053】X線露光は胸部露光のための77メディア
ン( median )kVp X線でISO/DP 9236に従って進められた。
【0054】露光材料の処理 このようにして露光されたハロゲン化銀乳剤材料の処理
は下記現像液で処理され、示された温度と処理時間で定
着、リンスされた。
【0055】 現像液の組成(pH:10.1)−(35℃、27秒) ヒドロキノン 30g/l 亜硫酸カリウム 64g/l 1−フェニル−3−ピラゾリジノン 1.5g/
l 臭化カリウム 4g/l グルタルジアルデヒド 4.7g/
l 重炭酸塩/炭酸塩緩衝液でpHを10.1に調整した。
【0056】 定着液の組成(pH:4.3)−(34℃、18秒) アンモニウムチオサルフェート 132g/l 亜硫酸ナトリウム 10.8g/
l 硫酸アルミニウム 5.4g/
l 酢酸/酢酸塩緩衝液でpHを4.3に調整した。リンス
は27℃の温度で28秒の時間、水道水で処理した。
【0057】試験方法 信号対雑音比(SNR)はここではσD として知られる
粒状性の及び方形波応答(SWR)の係数として規定す
る。記録システムの階調が広く変化する前に、階調の値
をSNR−比の計算から導く。SWR値は1線対で決定
した。
【0058】SWR値の決定はDIN6867、2nd
draft 1988に記載のように進めた。写真感
度Sと平均階調の決定は国際標準法ISO/DP923
6(42N2063)1986年11月改訂に従って進
めた。X線露光は胸部露光の77メディアンkVpでI
SO/DP9236に従って進めた。
【0059】実施例 1 実施例1では、CURIX RP1L(CURIXはア
グファ−ゲヴェルトNV、Mortsel の商標である)、ラ
チチュードフィルム、即ち低コントラストを有する医療
用X線フィルムを二つのX線増感スクリーンナンバー4
の間にはさむ。CURIX RP1(CURIXはアグ
ファ−ゲヴェルト NV、Mortsel の商標である)、標
準コントラストフィルムを一方では二つのX線増感スク
リーンナンバー4の間にはさみ、X線増感スクリーンナ
ンバー5と前記の反射シート材料の間にはさんだ。露光
及び現像後、画像のセンシトメトリ、シャープネス及び
ノイズを測定した。これらの結果を表2にまとめた。X
線記録システムは400システム(400 system )を
表す:このことは実施例1に含まれる写真材料上に正味
の濃度1.00を与えるに必要なX線放射線量は2.5
μGyであることを意味する。ここでX線記録システム
(フィルム/スクリーン)の感度は として表される。
【0060】表2及び表3では感度のため数字はlog
(s/100)で表される。
【表2】
【0061】本発明による反射層とX線増感スクリーン
の組み合わせの使用は同じフィルムタイプのものを使っ
て標準及びラチチュード画像をともに有するように非整
色X線フィルムのラチチュードを制御することを可能に
している。
【0062】実施例 2〜6及び比較例 1〜3 比較例1〜3では前述のように製造されたX線フィルム
を二つのX線増感スクリーンの間にはさんだ。比較例1
では二つのX線増感スクリーンナンバー1を使用し、比
較例2では二つのX線増感スクリーンナンバー2を、比
較例3では二つのX線増感スクリーンナンバー4を使用
した。
【0063】実施例2及び3ではフィルムを前述のよう
に反射シート材料とX線増感スクリーンナンバー3の間
にはさんだ。実施例4ではフィルムを前記反射シート材
料とX線増感スクリーンナンバー4との間にはさみ、実
施例5及び6ではフィルムを前記反射シート材料とX線
増感スクリーンナンバー5との間にはさんだ。
【0064】その結果を示す表3では比較例1( Comp.
Ex 1)及び実施例2,3は100システムを表す。比
較例2及び実施例4は200システムを表し、比較例3
及び実施例5,6は400システムを表す。
【0065】
【表3】
【0066】X線増感スクリーンと組み合わせて反射シ
ート材料を使用することにより、シャープネスの損失
(SWRで比較できる)なしで及びノイズの増加(σD
で比較できる)なしで同一感度のために、記録システム
の階調を低下することができる(換言すればラチチュー
ドが増加する)ことがわかる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03C 1/95 3/00 510 X C G21K 4/00 A (72)発明者 ユーゴ・ヴァン・ブヴェル ベルギー国モートゼール、セプテストラー ト 27 アグファ・ゲヴェルト・ナームロ ゼ・ベンノートチャップ内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記(i) 〜(iv)を特徴とするX線記録シ
    ステム: (i) 両面X線フィルムがX線増感スクリーンと反射シ
    ート材料との間に配列されている。 (ii) 前記反射シート材料が少なくとも一つの反射面
    を有する。 (iii) 前記反射面の全白色光反射が少なくとも30%
    である。 (iv) 前記反射シート材料の前記反射面が前記両面X
    線フィルムの乳剤層側の一つと密接に接触するように保
    たれている。
  2. 【請求項2】 前記反射シート材料の前記反射面が少な
    くとも50%の全白色光反射を有している請求項1記載
    のX線記録システム。
  3. 【請求項3】 前記反射シート材料の前記反射面が前記
    X線増感スクリーンに含有される燐光物質の最大発光波
    長での正反射(Rspec)と全反射(Rtot )においてR
    spec/Rtot ≧0.40の関係を有する請求項1又は2
    のいずれか記載のX線記録システム。
  4. 【請求項4】 X線増感スクリーンと反射シート材料と
    の間に配列されている前記両面X線フィルムがカセット
    に収納されている請求項1〜3のいずれか記載のX線記
    録システム。
  5. 【請求項5】 前記カセットが少なくとも一つの排気開
    口部を有しており、その開口部を介して密閉され固定さ
    れたカセットの内部から空気が排気されて前記増感スク
    リーン、前記両面X線フィルム及び前記反射シート材料
    との間の接触を高める請求項4記載のX線記録システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記反射シート材料が内部に白色顔料を
    含有するポリエステルフィルムを含む請求項1〜5のい
    ずれか記載のX線記録システム。
  7. 【請求項7】 前記反射シート材料がポリオレフィンで
    ボイドされたポリエステルフィルムと前記ポリオレフィ
    ンでボイドされたポリエステルフィルム上に積層したポ
    リエステルに対してTiO2 を10〜25w/w%含有
    する少なくとも一つのボイドされていないポリエステル
    フィルムとを含むサンドイッチフィルムから構成され、
    前記ボイドされていないポリエステルフィルムが前記写
    真材料と接触している請求項1〜5のいずれか記載のX
    線記録システム。
  8. 【請求項8】 前記反射シート材料が支持体と蒸着金属
    層を含む請求項1〜5のいずれか記載のX線記録システ
    ム。
  9. 【請求項9】 前記蒸着金属層が100〜1000nm
    の厚さを有するアルミニウム層である請求項8記載のX
    線記録システム。
  10. 【請求項10】 前記反射シート材料が支持体と白色顔
    料及びバインダー材料を含有する層を含む請求項1〜5
    のいずれか記載のX線記録システム。
JP6173384A 1993-07-08 1994-07-01 医療用x線記録システム Pending JPH07181634A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE93202001.9 1993-07-08
EP93202001A EP0633497B1 (en) 1993-07-08 1993-07-08 Medical x-ray recording system

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07181634A true JPH07181634A (ja) 1995-07-21

Family

ID=8213964

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6173384A Pending JPH07181634A (ja) 1993-07-08 1994-07-01 医療用x線記録システム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5461660A (ja)
EP (1) EP0633497B1 (ja)
JP (1) JPH07181634A (ja)
DE (1) DE69321584T2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006258618A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Toshiba Corp 放射線検出器用蛍光体シートおよびそれを用いた放射線検出器

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5574768A (en) * 1994-05-26 1996-11-12 The University Of Sydney Screen film cassette
AU682944B2 (en) * 1994-05-26 1997-10-23 University Of Sydney, The Screen film cassette
US6048096A (en) * 1997-03-01 2000-04-11 Agfa-Gevaert, N.V. System and method for radiological image formation
US6294789B1 (en) 1998-06-17 2001-09-25 Hologic, Inc. Radiation intensifying screen
US6394650B1 (en) * 1999-10-27 2002-05-28 Konica Corporation Photographic combination for use in radiography
US6989223B2 (en) * 2003-11-12 2006-01-24 Eastman Kodak Company High-speed radiographic film
US7147982B2 (en) * 2003-11-12 2006-12-12 Eastman Kodak Company Ultrahigh speed imaging assembly for radiography
US6967071B2 (en) * 2003-11-12 2005-11-22 Eastman Kodak Company High speed radiographic imaging assembly
US7005226B2 (en) * 2003-11-12 2006-02-28 Eastman Kodak Company High speed imaging assembly for radiography
JP6302550B2 (ja) * 2014-06-19 2018-03-28 シャープ株式会社 印刷物
US9324469B1 (en) * 2014-10-31 2016-04-26 Geraldine M. Hamilton X-ray intensifying screens including micro-prism reflective layer for exposing X-ray film, X-ray film cassettes, and X-ray film assemblies

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2904689A (en) * 1956-06-01 1959-09-15 United States Radium Corp Fluorescent x-ray screens
US4052621A (en) * 1975-12-15 1977-10-04 North American Philips Corporation Object viewing system with radiation responsive screen system
US4195228A (en) * 1978-05-19 1980-03-25 General Electric Company Color contrast radiographic device
US4603259A (en) * 1983-04-08 1986-07-29 General Electric Company X-ray image converter devices using rare earth oxyhalide phosphors
JPS59225400A (ja) * 1983-06-07 1984-12-18 富士写真フイルム株式会社 放射線増感スクリ−ン
JPS61155900A (ja) * 1984-12-28 1986-07-15 株式会社東芝 増感紙セツト
EP0230314B1 (en) * 1986-01-21 1992-05-13 Fuji Photo Film Co., Ltd. Radiation image storage panel
DE3773648D1 (de) * 1987-01-27 1991-11-14 Agfa Gevaert Nv Verfahren zur erzeugung von radiographischen mehrfachbildern.
IT1226917B (it) * 1988-07-14 1991-02-22 Minnesota Mining & Mfg Combinazione di elementi fotosensibili da usare in radiografia.
US4912333A (en) * 1988-09-12 1990-03-27 Eastman Kodak Company X-ray intensifying screen permitting an improved relationship of imaging speed to sharpness

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006258618A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Toshiba Corp 放射線検出器用蛍光体シートおよびそれを用いた放射線検出器

Also Published As

Publication number Publication date
EP0633497A1 (en) 1995-01-11
DE69321584D1 (de) 1998-11-19
DE69321584T2 (de) 1999-05-27
EP0633497B1 (en) 1998-10-14
US5461660A (en) 1995-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3241899B2 (ja) 画像形成の組合せ
EP0633497B1 (en) Medical x-ray recording system
JP3479574B2 (ja) フロント側用放射線増感スクリーン及び放射線増感スクリーン組体
US4893021A (en) Process for the production of multiple radiographic images
US5460916A (en) Silver halide photographic material and method of forming radiation image using said material
US6037112A (en) Medical diagnostic film for soft tissue imaging (II)
US5482813A (en) Radiological image forming method
US5462832A (en) Method of forming radiation images and silver halide photographic material therefor
US5367172A (en) Radiological system employing phosphors of different densities
JP2846953B2 (ja) 画質が改良されたラジオグラフシステム
EP1422561B1 (en) Radiographic imaging assembly for mammography
JPH10171049A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料およびそれを用いた写真組体
JPH1172596A (ja) 放射線増感スクリーン
JPH10115883A (ja) 極薄の平板状粒子乳剤を含む放射線透過写真要素
JP3083648B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料と放射線増感スクリーンとの組体およびハロゲン化銀写真感光材料
JP3083647B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料と放射線増感スクリーンとの組体
JPH04155297A (ja) 高鮮鋭なx線蛍光増感紙
JP4246605B2 (ja) ラジオグラフィ用ハロゲン化銀フィルム
GB1583033A (en) Method of exposing and developing a photographic element
Debelder et al. Intensifying screens in transaxial tomography
EP1422557A1 (en) Mammography film and imaging assembly for use with rhodium or tungsten anodes
JPH0728200A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料とそれを用いた放射線画像形成方法
JPH07128809A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料と放射線増感スクリーンとの組体およびハロゲン化銀写真材料
JPH07219162A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料と放射線増感スクリーンとの組体
JPH0743843A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料とそれを用いた放射線画像形成法