JPH07179129A - 自動車の後部車体構造 - Google Patents

自動車の後部車体構造

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JPH07179129A
JPH07179129A JP32745893A JP32745893A JPH07179129A JP H07179129 A JPH07179129 A JP H07179129A JP 32745893 A JP32745893 A JP 32745893A JP 32745893 A JP32745893 A JP 32745893A JP H07179129 A JPH07179129 A JP H07179129A
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JP
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exhaust pipe
vehicle body
vehicle
body structure
swing
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JP32745893A
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Junichi Watari
淳一 亘
Yukiyasu Baseki
幸靖 馬石
Kazumi Makita
一己 槙田
Shinji Imada
伸治 今田
Mitsushi Tamura
光志 田村
Shosuke Nomura
章介 野村
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Matsuda Sangyo KK
Original Assignee
Matsuda Sangyo KK
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Publication date
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    • B60G2200/21Trailing arms connected by a torsional beam, i.e. twist-beam axles
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 トレーリングアーム等の部材と排気管との干
渉を回避しながら、排気管を路面に接触しない位置に配
設可能として後部室の床面を低い位置に設定することが
できる車体構造を得る。 【構成】 サスリンク14のトレーリングアーム15を後部
室より車幅方向外側に位置させ、トーションビームを備
えた連結部材16を後部室よりも車体前方に位置させる。
排気管20を前側排気管21と後側排気管22とに分割し、後
側排気管22をトーションビーム及びトレーリングアーム
15に沿って配設し、これらに弾性支持させる。各排気管
21,22 をフレキシブルジョイント23によって連結する。
これにより、トーションビームの後方で且つトレーリン
グアーム15の内側では後部室の床面を低い位置に設定す
ることができ低床車両を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の後部車体構造
に係り、特に、フロア面の高さ位置を低く設定するよう
にした所謂低床型車両の車体構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平5−10512
3号公報に開示されているような荷物等の運搬を目的と
した車両の一例として、身障者が車椅子に乗ったままで
の乗降を可能としたり、荷物をカートや台車に載せたま
まで搬入出を可能とするようなものが要求されている。
そして、この要求を満たすものとして、車体の後部室の
後部開口にテールゲートを設け、このテールゲートを電
動で昇降させるようにしたものが知られている。つま
り、該テールゲートを路面に接地する最下降位置に配置
させ、該テールゲート上に、身障者が車椅子に乗ったま
まで移動したり、荷物を載せたカートや台車を移動させ
た状態にしておいて、テールゲートを後部室の床面高さ
位置まで上昇させて、後部室への車椅子やカート等の移
動を可能にしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな車両ではテールゲートを昇降させるための特別な駆
動源(モータ等)が必要であり、車両全体としての構造
が複雑となるばかりでなく、車両の製造コストも高いも
のであった。
【0004】そこで、本発明の発明者らは、後部室の床
面をできるだけ低い位置に設定し、テールゲートを、こ
の後部室の床面から路面までの傾斜角度が小さいスロー
プ状に配置することを可能にして、車椅子やカート等を
人力によって容易に後部室に移動させることが可能とな
るような所謂低床車両に関して考察した。
【0005】ところが、このように、後部室の床面を低
い位置に設定しようとした場合、従来の車体構造を単に
後部室の床面位置を低い位置に設定するだけでは、車幅
方向中央部で且つフロアパネルの下側に配設されている
排気管が車両走行時に路面と接触してしまう虞れがある
ために、この排気管の配設位置を変更する必要が生じ
る。そして、この排気管の配設位置を車体側部に変更さ
せるような場合には、該排気管が後輪のサスペンション
装置と干渉してしまうことが懸念される。このため、車
両の走行に伴って揺動されるトレーリングアーム等に干
渉しない位置に排気管を配設することが考えられるが、
車体側部にこのようなスペースを確保することは難しい
ために、上述したような低床車両を得ることができなか
ったのがこれまでの実情である。
【0006】本発明は、この点に鑑みてなされたもので
あって、トレーリングアーム等の部材と排気管との干渉
を回避しながら、排気管を路面に接触しない位置に配設
可能として後部室の床面を低い位置に設定することがで
きる車体構造を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、排気管を前側排気管と後側排気管とに分
割して、これらを揺動自在に連結すると共に、サスペン
ションリンクの移動に後側排気管が追従するように排気
管をサスペンションリンクに支持させるようにした。具
体的に請求項1記載の発明は、車室内後部の所定領域が
後部室に形成されていると共に、フロアパネルの下側に
は車体前部から車体後部に向って延びる排気管が備えら
れており、車体後部の左右両側部には車体に対して揺動
自在に支持されたサスペンション部材が備えられた自動
車の後部車体構造を前提としている。そして、前記排気
管を前側排気管と後側排気管とを互いに連結して成し、
前記後側排気管における少なくとも前記後部室に対向す
る部分を、前記車体側部に配設して前記サスペンション
部材に支持させることにより、該後側排気管をサスペン
ション部材と揺動一体とさせる。更に、前記前側排気管
と後側排気管との連結部分に、該前側排気管に対して後
側排気管が揺動可能となるような連結手段を設けるよう
な構成としている。
【0008】請求項2記載の発明は、前記請求項1記載
の自動車の後部車体構造において、連結手段を、前側排
気管に対して後側排気管をある揺動点を中心として揺動
可能とするように構成し、この揺動点の車体前後方向位
置を、サスペンション部材の揺動支点の車体前後方向位
置に略一致させるような構成としている。
【0009】請求項3記載の発明は、前記請求項1また
は2記載の自動車の後部車体構造において、サスペンシ
ョン部材を車体後部の左右両側部に配設されたトレーリ
ングアームとし、該各トレーリングアームを車幅方向に
延びるトーションビームによって互いに連結する。そし
て、連結手段を、前側排気管に対して後側排気管をある
揺動点を中心として揺動可能とするように構成し、この
揺動点の車幅方向位置を、前記トーションビームの長手
方向の中央位置に略一致させるような構成としている。
【0010】請求項4記載の発明は、前記請求項1、2
または3記載の後部車体構造において、連結手段を、前
側排気管の後端部が後側排気管の前端部に嵌め込まれて
成るフレキシブルジョイントで構成するようにしてい
る。
【0011】請求項5記載の発明は、前記請求項1、
2、3または4記載の後部車体構造において、連結手段
を、前側排気管の後端部が後側排気管の前端部に嵌め込
まれて成るフレキシブルジョイントと、該フレキシブル
ジョイントに連続して配設された可撓性を有するフレキ
シブルホースとによって構成するようにしている。
【0012】請求項6記載の発明は、前記請求項1、
2、3、4または5記載の後部車体構造において、前側
排気管にマフラーを介設し、該マフラーをフロアパネル
に支持させるような構成としている。
【0013】
【作用】上記の構成により本発明では以下に述べるよう
な作用が得られる。請求項1記載の発明では、自動車の
走行に伴ってサスペンション部材が車体に対して揺動す
るような場合、該サスペンション部材に支持された後側
排気管も連結手段を揺動中心にして前側排気管に対して
揺動することになる。つまり、後側排気管はサスペンシ
ョン部材と一体的に揺動される。このため、サスペンシ
ョン部材と排気管との干渉を回避しながら該排気管を車
体側部に配置でき、後部室の床面を低い位置に設定して
も排気管が路面に接触するようなことがなくなることに
なる。
【0014】請求項2記載の発明では、サスペンション
部材の揺動支点と後側排気管の揺動支点との車体前後方
向位置が略一致されているために、サスペンション部材
の揺動軌跡と後側排気管の揺動軌跡とが略一致されるこ
とになり、この揺動の際に両者の連結部分に無理な力が
作用することがなくなって、後側排気管の揺動が円滑に
行えることになる。
【0015】請求項3記載の発明では、後側排気管の揺
動支点がトーションビームの長手方向の中央位置に略一
致されているために、トーションビームに捩り荷重が作
用した際の該トーションビームの変位量が最も小さい部
分に後側排気管の揺動支点が略一致されていることにな
るので、前側排気管に対する後側排気管の揺動量を最小
限に抑えながら、その揺動が円滑に行えることになる。
【0016】請求項4記載の発明では、前側排気管に対
して後側排気管はフレキシブルジョイントを揺動支点と
して揺動されることになる。
【0017】請求項5記載の発明では、前側排気管に対
して後側排気管はフレキシブルジョイントを揺動支点と
して揺動され、且つ該フレキシブルジョイントに略連続
して配設されたフレキシブルホースが撓むとによって前
側排気管に対する後側排気管の揺動が自在となってい
る。
【0018】請求項6記載の発明では、排気系における
重量部材であるマフラーをフロアパネルに支持している
ために、サスペンション部材に支持された後側排気管は
比較的軽量となっており、このため、サスペンション系
の慣性マス量が低減されてサスペンション性能が向上さ
れる。
【0019】
【実施例】次に、本発明の一実施例について説明する。
図1及び図2は、本例に係る車両1の全体を示す斜視図
であり、図3は、本車両1における乗員A,Bの乗車状
態を示す平面図、図4は、その側面図である。この図1
〜図4に示すように本車両1は、車室内前部に運転席及
び助手席が備えられた前部室2を有していると共に、こ
の前部室2の後方には後部室3が備えられている。ま
た、本車両1は、身障者Bが車椅子Cに乗ったままでの
後部室3に対する乗降や、荷物をカートや台車に載せた
まま後部室3に対する搬入出を可能にすることを目的と
したものであり、図3及び図4は、この後部室3に身障
者Bが車椅子Cに乗ったままで乗車した状態を示してい
る。また、図2に示すように、後部室3の後端部には、
この後部室3の出入口としての後端部開口を開閉するた
めの上下2枚のドア4,5が設けられている。上側のド
ア4はハッチバックドアであって、その上端部が車幅方
向に延びる回動軸を有するヒンジによって車体に対して
回動自在に連結されていると共にガスステー4a,4a
を介して開口縁に連結支持されている。一方、下側のド
ア5はテールゲートであって、その下端部が車幅方向に
延びる回動軸を有するヒンジによって車体に対して回動
自在に連結されていると共にステー45,45を介して
開口縁に連結支持されている。そして、このテールゲー
ト5の特徴として、前記ヒンジを中心に後方へ回動され
た状態にあっては、このテールゲート5の内壁面5aが
図2に示すように後部室3の床面6と路面とに跨る緩か
なスロープ状となるようになっている(構成の詳細は後
述する)。また、本車両1は後部室3の室内空間の高さ
寸法を大きくするためにルーフパネル7のうち後部室3
を構成する部分のみが上方に膨出されたような形状とさ
れている。
【0020】そして、本車両1の構成の特徴としては、
スロープ状とされたテールゲート5の路面に対する傾斜
角度(図2における角度α)を小さくして、身障者Bが
車椅子Cに乗ったままでの後部室3への乗降や、荷物を
カートや台車に載せたまま後部室3への搬入出を人力に
よって容易に行えるように、後部室3の床面高さ位置を
低い位置(例えば路面からの高さ寸法150mm)に設定
していることにある。次に、上述した如く、後部室3の
床面高さ位置を低い位置に設定可能とするための車体後
部の構成について説明する。先ず、この車体後部の車体
フレーム構造について説明すると、図5に示すように、
車体後部の左右両側には各々閉断面構造で成り車体の基
本構成部材であるリヤサイドフレーム8,8が配設され
ており、このリヤサイドフレーム8,8同士が車幅方向
に延びるクロスメンバ9,10,11によって連結され
ている。詳しくは、このクロスメンバは、前後3本の第
1〜第3クロスメンバ9,10,11で成っており、夫
々は閉断面構造で且つ鉛直方向に延びる鉛直部9a,1
0a,11aと該鉛直部9a,10a,11aの下端部
同士を連結する水平部9b,10b,11bとを備えた
略コ字状に屈曲された形状となっており、前記鉛直部9
a,10a,11aの上端が夫々リヤサイドフレーム8
に連結されている。また、この各クロスメンバ9,1
0,11の水平部9b,10b,11bは略同一水平面
上に位置されている。更に、この略同一水平面上に位置
された各クロスメンバ9,10,11の水平部9b,1
0b,11b同士は車体前後方向に延びる閉断面構造の
左右一対のサブフレーム12,12によって連結されて
おり、このようにして複数の閉断面構造で成る部材が互
いに連結されていることによって、車体下部の剛性が高
く確保されている。そして、このリヤサイドフレーム8
の内側面、各クロスメンバ9,10,11の鉛直部9
b,10b,11bの内側面、水平部9a,10a,1
1aの上面及びサブフレーム12の上面に亘ってフロア
パネル13(図2参照)が配設され、これによって後部
室3の壁面及び床面6が構成されて後部室空間が区画形
成されている。
【0021】次に、本車両のサスペンション構造につい
て説明する。本サスペンション構造のサスペンションリ
ンク14は、図5及び図6の如く、略H型を呈してお
り、前記リヤサイドフレーム8,8の車幅方向外側で車
体前後方向に延びるサスペンション部材としてのトレー
リングアーム15,15と該トレーリングアーム15,
15の前端部よりも僅かに後方位置同士を連結する車幅
方向に延びる連結部材16とを備えている。前記トレー
リングアーム15は、その前端部が円筒状に形成されて
おり、その中心には揺動軸挿通用の開口15aが車幅方
向に貫通して形成されていて、該トレーリングアーム1
5の前端部は、この開口15aに挿通された図示しない
回動軸を介して前記リヤサイドフレーム8に連結されて
おり、この前端部分を揺動支点として揺動自在とされて
いる(図6の矢印参照)。一方、このトレーリングアー
ム15の後端部には、後輪Tが締結されるブレーキドラ
ム17が回転自在に支持されていると共に、ショックア
ブソーバ18及びコイルスプリング19が前記リヤサイ
ドフレーム8との間に架設されており、路面から後輪T
を介してトレーリングアーム15に入力される路面荷重
を吸収するようになっている。尚、このトレーリングア
ーム15の揺動範囲として、該トレーリングアーム15
は後部室3の床面6よりも車幅方向外側に配置されてい
るために、該トレーリングアーム15は前記床面6に干
渉するようなことなしに該床面6の高さ位置よりも上側
まで揺動可能とされている。
【0022】次に、排気管20の配設構造について説明
する。この排気管20は、車体前部に配設された図示し
ないエンジンから車幅方向中央部を車体後方に向って延
びており、図7に示すように、前側排気管21と後側排
気管22とを備え、この前側排気管21と後側排気管2
2とが連結手段としてのフレキシブルジョイント23を
介して連結されて成っている。各排気管21,22につ
いて説明すると、前側排気管21は、車幅方向の中央部
を車体後方に向って延びており、フロアパネル13の車
幅方向中央部に形成されたトンネル部13aの下側に配
置されている。また、この前側排気管21における、運
転席Eと助手席Fとの間に位置する部分にはマフラー2
4が介設されていると共に、該マフラー24の後方には
連結手段の一部を構成するフレキシブルホース25が介
設されている。前記マフラー24の支持構造について説
明すると、図8に示すように、前記トンネル部13aの
下面に、絞り加工されたマフラ支持ブラケット26を介
してL型の支持ロッド27が吊り下げられており、この
支持ロッド27の下端部がゴム製の連結部材28の上側
部分に水平方向に挿通された状態で、その先端部分にナ
ットN1が螺合されて該連結部材28に連結されてい
る。一方、この連結部材28の下側部分にはボルトB2
が水平方向に挿通された状態で、その先端部にナットN
2が螺合されており、このボルトB2の頭部には、両端
部周辺がマフラー24の端面に溶接された支持ロッド2
9が巻き付けられた状態で、このボルトB2の頭部と支
持ロッド29とが一体的に溶接されている。つまり、こ
のマフラー24とトンネル部13aとが、各支持ロッド
27,29によりゴム製の連結部材28を介して連結さ
れて、マフラー24は、フロアパネル13に弾性支持さ
れていることになる。そして、このような支持構造がマ
フラー24の前後両端面に設けられており、マフラー2
4はフロアパネル13に対して高い支持強度でもって支
持されている。また、前記マフラー24の上面には該マ
フラー24の輻射熱がフロアパネル13に伝達されるこ
とを抑制するためのヒートインシュレータ24aが配設
されている。また、前記フレキシブルホース25の構造
について説明すると、図9に示すように、金属線材が編
まれて形成されたインナブレード30とアウタブレード
31との間に蛇腹状の管材32が嵌装された3重管構造
でなっており、その端縁部分にはカラー33及びプロテ
クタ34が装着されて構成されている。このため、この
フレキシブルホース25は可撓性及び耐熱性を備えたも
のとなっている。そして、以上の如く構成された前側排
気管21と後述する後側排気管22とのフレキシブルジ
ョイント23による連結構造について説明すると、図1
0に示すように、前側排気管21の後端部は僅かに外周
側に膨出されて略半球面状に形成されている(図10の
破線参照)一方、後側排気管22の前端部も僅かに外周
側に膨出されて前記前側排気管21の後端部の形状に対
応した略半球面の凹部を備えており、この後側排気管2
2の前端部に前側排気管21の後端部が嵌め込まれてお
り、その略半球面同士が面接触した状態で互いに相対移
動可能とされている(図10の矢印参照)。また、各排
気管21,22の端部には互いに対向される連結板21
a,22aが設けられており、この両連結板21a,2
2aに亘ってボルトB3,B3が挿通されて、該ボルト
B3,B3の先端部にナットN3,N3が螺合されてい
ると共に、ボルトB3の頭部と後側排気管22の連結板
22aとの間にコイルスプリングSが介在されている。
このような構成であるために、前側排気管21と後側排
気管22とは、このフレキシブルジョイント23を中心
として排気ガスの漏れを防止しながら相対的に揺動自在
となるように連結されていることになる(図10の矢印
参照)。次に、前記後側排気管22の構造について説明
する。この後側排気管22の配設状態としては、図6,
7,11,12に示すように、前記フレキシブルジョイ
ント23から後方に延び、前記連結部材16に近接した
位置において車幅方向外側(本例においては車体左側)
に向って屈曲されて該連結部材16の前縁に沿って延長
され、更に、この連結部材16の側端部に近接した位置
では片側(左側)のトレーリングアーム15の内側面に
沿って車体後方に向って延長されている。つまり、この
後側排気管22は、フレキシブルジョイント23から後
方に延びる第1延長部22b、連結部材16の前縁に沿
って延びる第2延長部22c、トレーリングアーム15
の内側面に沿って車体後方に向って延びる第3延長部2
2dから成っている。また、この排気管20における連
結部材16の側端部に近接した位置の屈曲部分(第2延
長部22cと第3延長部22dとの接続部周辺)では、
前記連結部材16の上側を乗り越えるように上方に湾曲
された形状(図12におけるD部)とされている。この
ようにして排気管20が配管されているために、前記連
結部材16の後側で且つ左右のトレーリングアーム1
5,15の車幅方向内側部分(図11におけるG領域)
では、排気管20が配設されていないので、この部分の
フロアパネル13の高さ位置を低く設定することができ
るようになっている。つまり、前記各クロスメンバ9,
10,11の水平部9b,10b,11bの下側にはサ
スペンションリンク14や排気管20が配設されないよ
うな構造となっているので、これら部材と路面との干渉
を考慮する必要なしに各クロスメンバ9,10,11の
水平部9b,10b,11bの位置を低い位置に設定す
ることが可能となり、これに伴ってフロアパネル13の
位置も低い位置に設定できるようになっている。また、
上述した如く、マフラー24が運転席Eと助手席Fとの
間のトンネル部13aの下側に位置され、前記領域G
(図11参照)に配設されるようなものではないので、
これによっても、後部室3におけるフロアパネル13の
位置を低い位置に設定できるようになっている。
【0023】そして、本例の特徴の一つとしては、前記
排気管20の後側排気管22をサスペンションリンク1
4に支持させるようにしたことにある。以下、この後側
排気管22の支持構造について説明する。先ず、後側排
気管22のうち連結部材16の前縁に沿って車幅方向に
延びる第2延長部22cと該連結部材16との連結構造
について説明する。先ず、連結部材16の周辺構造につ
いて説明すると、該連結部材16は、図13に示すよう
に、棒状のスタビライザ16aとトーションビーム16
bとで成っている。そして、トーションビーム16b
は、車体前方に開放する湾曲された板材で成り、前記ス
タビライザ16aの周囲を覆っており、このトーション
ビーム16b及びスタビライザ16aの左右両端部が共
に左右のトレーリングアーム15に連結されている。そ
して、このトーションビーム16bの下端縁には車体前
方へ延びる延長ブラケット35が溶接されていて、この
延長ブラケット35の上面にはゴムマウント部材36の
下端部がボルト止めされている。一方、ゴムマウント部
材36の上端部には車体後方へ延びる延長部材37がボ
ルト止めされており、この延長部材37の後端部は円弧
状に湾曲されていて、その上面に前記後側排気管22の
第2延長部22cが載置された状態で一体的に溶接され
ている。このような支持構造が連結部材16の延長方向
の2箇所(図11におけるH部とI部)に設けられてお
り、後側排気管22は前記トーションビーム16bに高
い支持剛性でもって弾性支持されている。また、このよ
うな支持状態では、後側配管22の第2延長部22cは
スタビライザ16a及びトーションビーム16bに対し
て所定間隔を存した車体前側位置に配置されていること
になるので、車両の走行時に、連結部材16に捩れが生
じるような荷重が作用して、連結部材16の車体前後方
向位置が僅かに車体前方に移行されたとしても、後側排
気管22が、スタビライザ16aやトーションビーム1
6bに接触するようなことはなく、この接触による破損
が回避されるような構造となっている。次に、後側排気
管22のうちトレーリングアーム15の内側面に沿って
車体後方に延びる第3延長部22dと該トレーリングア
ーム15との連結構造について説明する。図14に示す
ように、トレーリングアーム15の内側面にはゴムマウ
ント部材38の端部がボルト止めされている。一方、ゴ
ムマウント部材38の一方の端部には下方へ延びる延長
部材39がボルト止めされており、この延長部材39の
下方向内端部は円弧状に湾曲されていて、その下面に前
記後側排気管22の第3延長部22dが設置された状態
で一体的に溶接されている。このような支持構造により
後側排気管22は前記トレーリングアーム15に高い支
持剛性でもって弾性支持されている。
【0024】このようにして後側排気管22がサスペン
ションリンク14に支持されているために、車両走行時
等におけるトレーリングアーム15の揺動に伴って、こ
の後側排気管22も一体的に揺動されることになるが、
上述したように、この後側排気管22はフレキシブルジ
ョイント23を介して前側排気管21に連結されてお
り、更に、この前側排気管21におけるフレキシブルジ
ョイント23の前側にはフレキシブルホース25が介設
されているので、トレーリングアーム15の揺動に伴っ
て、後側排気管22はフレキシブルジョイント23を中
心に揺動すると共に、フレキシブルホース25が撓むこ
とによって、トレーリングアーム15の揺動量が大きい
場合でも、その影響は前側排気管21までは及ばないよ
うになっており、該前側排気管21が破損するようなこ
とはない。また、この排気管20の配設構造の特徴の一
つとして、前記フレキシブルジョイント23の配設位置
は、車幅方向の略中央部つまり連結部材16の長手方向
の略中央部に対向する位置で、且つ、その車体前後方向
の配設位置は、前記トレーリングアーム15の前端部に
形成された揺動軸挿通用の開口15aの位置(図5及び
図6における直線K上)に一致されている。このため、
フレキシブルジョイント23の配設位置とトレーリング
アーム15の揺動中心位置とが一致されていることによ
り、トレーリングアーム15の揺動軌跡と後側排気管2
2の揺動軌跡とを一致させることができて、この揺動の
際に両者15,22の連結部分に無理な力が作用するこ
とがなくなって、後側排気管22の揺動を円滑に行うこ
とができる。また、連結部材16に捩り荷重が作用した
際の該連結部材16の変位量が最も小さい部分に一致さ
れていることになるので、前側排気管21に対する後側
排気管22の揺動量を最小限に抑えながら、その揺動が
円滑に行えることになる。更に、上述した如く、排気系
の重量部材であるマフラー24は前側排気管21に介設
されて該マフラー24はフロアパネル13のトンネル部
13aに支持されているので、サスペンションリンク1
4に支持された後側排気管21全体を比較的軽量とする
ことができ、サスペンション系の慣性マス量が低減でき
てサスペンション性能が向上され、車室内の乗り心地が
良好に確保できるようにもなっている。
【0025】次に、前記テールゲート5の構造について
説明する。このテールゲート5は、第1及び第2の2枚
のゲート部材40,41によって成っている。図15及
び図16に示すように、第1ゲート部材40は、後部室
3の開口縁の下端両隅角部にヒンジ連結されており、後
部室3の開口の下側半分を開閉自在としている。一方、
第2ゲート部材41は、前記第1ゲート部材40の端縁
部にヒンジ連結されており、該第1ゲート部材40に対
して揺動自在とされている。各ゲート部材40,41に
ついて詳述すると、第1ゲート部材40は、図16に示
すように、インナパネル40aとアウタパネル40bと
で成る閉断面構造で成っていると共に、その上下方向
(図15や図16に示すような開放状態にあっては車体
前後方向)の各端縁部には閉断面構造の補強部材40
c,40cが内装されている。また、前記インナパネル
40aの裏面には厚肉の補強プレート40dが一体的に
重ね合わされており、第1ゲート部材40全体として高
い剛性が確保されている。また、この第1ゲート部材4
0のアウタパネル40bは、上下方向の中央部が外方
(図16に示す状態では下方)に膨出されており、この
部分がバンパを兼ねたアウタパネル40bを構成してい
る。また、このアウタパネル40bは樹脂製でテールゲ
ート5の外板を一体成形し、バンパ部材42(図1参
照)を兼ね備えており、このバンパ部材42は、図1に
示すような第1ゲート部材40の閉鎖状態にあっては車
体側部に配設されているバンパ側部42´,42´と連
続して、リヤバンパ43を構成するようになっている。
そして、この第1ゲート部材40の車体に対する支持構
造について説明すると、図17に示すように、前記第3
クロスメンバ11の左右両側面の下端部には、略L型の
ヒンジブラケット44がボルト止めされており、このヒ
ンジブラケット44の後端下部には水平方向に延びるパ
イプ部材44aが溶着されている。そして、このパイプ
部材44aの位置は、前記フロアパネル13の後端縁よ
りも僅かに車体後方に設定されている。一方、第1ゲー
ト部材40の下端部(図17に示す状態では前端部)の
左右両側面には前記パイプ部材44aに挿通可能なヒン
ジピン40eが突設されており、この左右の各ヒンジピ
ン40eが各パイプ部材44aに夫々挿通されて、第1
ゲート部材40は第3クロスメンバ11に対して揺動自
在に支持されている。従って、この第1ゲート部材40
は図16において反時計回り方向に回動されると後部室
3の開口を閉鎖することになり、時計回り方向に回動さ
れると後部室3の開口を開放して、そのインナパネル4
0aの表面が上方を向くようになっている。つまり、こ
の第1ゲート部材40は、リヤバンパ43よりも下側の
低い位置に回動支点を備えており、この回動支点を中心
に回動可能となっている。また、この第1ゲート40
は、2本のリンク構造で成る前記ステー45によって後
部室3の開口縁に連結されており、これによって全開位
置が規制されて、該第1ゲート40の開放状態において
その外側面と路面との接触が回避されるようになってい
る。また、この第1ゲート部材40の上端部分には、第
1ゲート部材40が閉鎖状態とされた際に、該第1ゲー
ト部材40を車体側にロックするためのロック装置45
が備えられている。
【0026】次に、第2ゲート部材41について説明す
る。第2ゲート部材41は、図16に示すように、上述
した第1ゲート部材40と同様にインナパネル41aと
アウタパネル41bとで成る閉断面構造で成っていると
共に、前記アウタパネル41bが部分的にインナパネル
41a側に湾曲され、その湾曲部分が該インナパネル4
1aに対してリベット止めなどによって接合されて該第
2ゲート部材41全体として高い剛性が確保されてい
る。また、この第2ゲート部材41は、その左右両側部
に前記アウタパネル41bが屈曲されて成るフランジ部
41c,41cが形成されている。更に、該第2ゲート
部材41の前端部の車幅方向中央部には、前記第2ゲー
ト部材40に設けられたロック装置45に略合致する形
状の開口41dが形成されており、この開口41dの左
右両縁には前記アウタパネル41bが屈曲されて成るフ
ランジ部41eが形成されている。そして、この第2ゲ
ート部材41の第1ゲート部材40に対する支持構造に
ついて説明すると、図18及び図19に示すように、前
記第1ゲート部材40の側部から車幅方向中央部に向っ
て水平方向に延びるヒンジピン40fと、前記ロック装
置45の左右両側面から車幅方向外側に向って水平方向
に延びるヒンジピン40gとが突設されている一方、前
記各フランジ部41c,41eには連結プレート41
f,41gがボルト止めされており、この連結プレート
41f,41gに設けられた開口41h,41iに対し
て前記ヒンジピン40f,40gが樹脂製ブッシュJ,
Jを介在した状態で挿通されて、第2ゲート部材41は
第1ゲート部材40に対して揺動自在に支持されてい
る。従って、この第2ゲート部材41は図16において
反時計回り方向に回動されると第1ゲート部材40の上
面に重合わされることになり、時計回り方向に回動され
ると車体後方に展開されて、そのインナパネル41aの
表面が上方を向くようになっている。また、この第2ゲ
ート部材41が第1ゲート部材40の上面に重合わされ
た状態では、第2ゲート部材41に形成されている開口
41d内に第1ゲート部材40のロック装置45が位置
されることになり、このように各ゲート部材40,41
が重合わされた状態で後部室3が閉鎖された状態であっ
ても、前記開口41dからロック装置45が後部室3に
臨むことになって、後部室内側からロック装置45のロ
ック解除操作が行えるようになっている。このようにし
てテールゲート5が構成されているために、図1に示す
ようにテールゲート5が閉鎖されている状態では、第1
及び第2のゲート部材40,41が互いに重合わされた
状態で、ロック装置45により車体側にロックされてい
る一方、このロック状態が解除されて各ゲート部材4
0,41が展開された状態では、各ゲート部材40,4
1が後部室3の床面から路面に跨るスロープ状となる。
そして、上述したように、フロアパネル13の高さ位置
は極めて低い位置に設定されているので、この各ゲート
部材40,41によるスロープは緩かであって、身障者
Bが車椅子Cに乗ったままでの後部室3への乗降や、荷
物をカートや台車に載せたまま後部室3への搬入出を容
易に行うことができる。
【0027】以上説明したように、本例では、排気管2
0をサスペンションリンク14に沿って配設して、該排
気管20をサスペンションリンク14に支持させるよう
にすると共に、この排気管20を前側排気管21と後側
排気管22とに分割して、これらをフレキシブルジョイ
ント23によって相対的な揺動が可能となるように連結
したことにより、サスペンションリンク14の移動に後
側排気管22を追従して移動させることができ、サスペ
ンション装置と排気管20との干渉を回避しながら、該
排気管20を路面に接触しない位置に配設可能として後
部室3の床面を低い位置に設定することができる車体構
造を得ることができる。
【0028】尚、本例では、フレキシブルジョイントに
近接した位置の前側排気管にフレキリブルホースを備え
させるようにしたが、前記フレキシブルジョイントによ
って十分に後側排気管の揺動が行えるような場合には、
フレキシブルホースは必ずしも必要ではない。
【0029】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば以下に述べるような効果が発揮される。請求項1記載
の発明によれば、後側排気管における少なくとも後部室
に対向する部分を、車体側部に配設してサスペンション
部材に支持させることにより、該後側排気管をサスペン
ション部材と揺動一体とさせ、前側排気管と後側排気管
とを、該前側排気管に対して後側排気管が揺動可能とな
るような連結手段を介して連結させるようにしたため
に、サスペンション部材の揺動に後側排気管を追従させ
ることができ、サスペンション部材と排気管との干渉を
回避しながら、該排気管を路面に接触しない位置に配設
可能として後部室の床面を低い位置に設定可能な車体構
造を得ることができる。そして、特に、後部室と路面と
の間にテールゲートをスロープ状に配置するようにした
場合には、該テールゲートによるスロープが緩かに得ら
れ、身障者が車椅子に乗ったままでの後部室への乗降
や、荷物をカートや台車に載せたまま後部室への搬入出
を容易に行うことができることになる。
【0030】請求項2記載の発明によれば、連結手段
を、前側排気管に対して後側排気管をある揺動点を中心
として揺動可能とするように構成し、この揺動点の車体
前後方向位置を、サスペンション部材の揺動支点の車体
前後方向位置に略一致させるようにしたために、サスペ
ンション部材の揺動軌跡と後側排気管の揺動軌跡とを略
一致させることができ、この揺動の際に両者の連結部分
に無理な力が作用することがなくなって、後側排気管の
揺動を円滑に行うことができる。
【0031】請求項3記載の発明によれば、連結手段
を、前側排気管に対して後側排気管をある揺動点を中心
として揺動可能とするように構成し、この揺動点の車幅
方向位置を、トーションビームの長手方向の中央位置に
略一致させるようにしたために、トーションビームに捩
り荷重が作用した際の該トーションビームの変位量が最
も小さい部分に後側排気管の揺動支点を略一致させるこ
とができ、前側排気管に対する後側排気管の揺動量を最
小限に抑えながら、その揺動を円滑に行わせることがで
きる。
【0032】請求項4記載の発明によれば、連結手段
を、前側排気管の後端部が後側排気管の前端部に嵌め込
まれて成るフレキシブルジョイントで構成するようにし
たために、このフレキシブルジョイントを揺動支点とし
て前側排気管に対して後側排気管を揺動させることがで
き、その動作が円滑に行える。
【0033】請求項5記載の発明によれば、連結手段
を、前側排気管の後端部が後側排気管の前端部に嵌め込
まれて成るフレキシブルジョイントと、該フレキシブル
ジョイントに連続して配設された可撓性を有するフレキ
シブルホースとによって構成するようにしたために、フ
レキシブルジョイントを揺動支点として前側排気管に対
して後側排気管を揺動させることができ、また、フレキ
シブルホースが撓むとによって前側排気管に対する後側
排気管の揺動が自在とされるので、後側排気管の揺動量
が大きい場合でも、その影響が前側排気管まで及はない
構成を得ることができる。
【0034】請求項6記載の発明によれば、前側排気管
にマフラーを介設し、該マフラーをフロアパネルに支持
させるようにしたために、サスペンション部材に支持さ
れた後側排気管を比較的軽量とすることができ、サスペ
ンション系の慣性マス量が低減できてサスペンション性
能が向上され、車室内の乗り心地が良好に確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る車両の後部室閉鎖状態を示す斜視
図である。
【図2】車両の後部室開放状態を示す斜視図である。
【図3】乗員の着座状態を示す平面図である。
【図4】乗員の着座状態を示す側面図である。
【図5】車体後部のフレーム構造及びサスペンションリ
ンクを示す斜視図である。
【図6】サスペンションリンク及び排気管の配設状態を
示す斜視図である。
【図7】サスペンション、排気系及び後部室空間の配設
状態を示す斜視図である。
【図8】マフラ支持構造を示す縦断面である。
【図9】フレキシブルホースの一部を破断した側面図で
ある。
【図10】フレキシブルジョイント周辺部の排気管構造
を示す平面図である。
【図11】サスペンションリンクと排気管との配置状態
を示す平面図である。
【図12】図11におけるXII-XII 線に沿った断面図で
ある。
【図13】トーションビームによる排気管の支持構造を
示す縦断面図である。
【図14】トレーリングアームによる排気管の支持構造
を示す縦断面図である。
【図15】テールゲートの開放状態を示す斜視図であ
る。
【図16】図15におけるXVI-XVI 線に沿った断面図で
ある。
【図17】クロスメンバに対するテールゲートの支持構
造を示す分解斜視図である。
【図18】第2ゲート部材の車幅方向外側端部支持構造
を示す分解斜視図である。
【図19】第2ゲート部材の車幅方向内側部支持構造を
示す分解斜視図である。
【符号の説明】
3 後部室 13 フロアパネル 15 トレーリングアーム(サスペンション部材) 16b トーションビーム 20 排気管 21 前側排気管 22 後側排気管 23 フレキシブルジョイント(連結部材) 24 マフラー 25 フレキシブルホース(連結部材)
フロントページの続き (72)発明者 今田 伸治 広島県広島市南区仁保2丁目4番1号 マ ツダ産業株式会社内 (72)発明者 田村 光志 広島県広島市南区仁保2丁目4番1号 マ ツダ産業株式会社内 (72)発明者 野村 章介 広島県広島市南区仁保2丁目4番1号 マ ツダ産業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内後部の所定領域が後部室に形成さ
    れていると共に、フロアパネルの下側には車体前部から
    車体後部に向って延びる排気管が備えられており、車体
    後部の左右両側部には車体に対して揺動自在に支持され
    たサスペンション部材が備えられた自動車の後部車体構
    造において、 前記排気管は前側排気管と後側排気管とが互いに連結さ
    れて成っており、前記後側排気管は、少なくとも前記後
    部室に対向する部分では、前記車体側部に配設されて前
    記サスペンション部材に支持され、該サスペンション部
    材と揺動一体とされている一方、前記前側排気管と後側
    排気管との連結部分には、該前側排気管に対して後側排
    気管が揺動可能となるような連結手段が設けられている
    ことを特徴とする自動車の後部車体構造。
  2. 【請求項2】 連結手段は、前側排気管に対して後側排
    気管をある揺動点を中心として揺動可能とするようにな
    っており、この揺動点の車体前後方向位置は、サスペン
    ション部材の揺動支点の車体前後方向位置に略一致され
    ていることを特徴とする請求項1記載の自動車の後部車
    体構造。
  3. 【請求項3】 サスペンション部材は車体後部の左右両
    側部に配設されたトレーリングアームであって、該各ト
    レーリングアームは車幅方向に延びるトーションビーム
    によって互いに連結されている一方、連結手段は、前側
    排気管に対して後側排気管をある揺動点を中心として揺
    動可能とするようになっており、この揺動点の車幅方向
    位置は、前記トーションビームの長手方向の中央位置に
    略一致されていることを特徴とする請求項1または2記
    載の自動車の後部車体構造。
  4. 【請求項4】 連結手段は、前側排気管の後端部が後側
    排気管の前端部に嵌め込まれて成るフレキシブルジョイ
    ントで構成されていることを特徴とする請求項1、2ま
    たは3記載の後部車体構造。
  5. 【請求項5】 連結手段は、前側排気管の後端部が後側
    排気管の前端部に嵌め込まれて成るフレキシブルジョイ
    ントと、該フレキシブルジョイントに連続して配設され
    た可撓性を有するフレキシブルホースとによって構成さ
    れていることを特徴とする請求項1、2、3または4記
    載の後部車体構造。
  6. 【請求項6】 前側排気管にはマフラーが介設されてお
    り、該マフラーは、フロアパネルに支持されていること
    を特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の後部
    車体構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6616161B2 (en) 1998-03-30 2003-09-09 Mazda Motor Corporation Rear suspension apparatus for motor vehicle
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