JP4586514B2 - 自動車の床下構造 - Google Patents

自動車の床下構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4586514B2
JP4586514B2 JP2004344415A JP2004344415A JP4586514B2 JP 4586514 B2 JP4586514 B2 JP 4586514B2 JP 2004344415 A JP2004344415 A JP 2004344415A JP 2004344415 A JP2004344415 A JP 2004344415A JP 4586514 B2 JP4586514 B2 JP 4586514B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
exhaust pipe
pipe
automobile
fuel pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004344415A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006151184A (ja
Inventor
正貴 川和
泰成 桑野
隆志 林
道秋 古別府
武彦 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2004344415A priority Critical patent/JP4586514B2/ja
Publication of JP2006151184A publication Critical patent/JP2006151184A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4586514B2 publication Critical patent/JP4586514B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Description

本発明は自動車の床下構造に係り、特に、マフラーや給油管の設置高さを低くしてフロア面の高さを低くすることが可能な自動車の床下構造に関する。
従来から、自動車のリアサスペンション近傍の床下構造としては、左右のリアサスペンションの間に車体全長方向に延びる給油管と排気管とが配設されているものが知られている(例えば、特許文献1)。
このような自動車の床下構造では、左右のリアサスペンションの車幅方向中央部が開いているので、車体中央部側のフロアの下に給油管が配置され、給油管の下側に排気管が設けられている。給油管とフロアの間には干渉を防止する隙間が設けられており、更に、排気管の振動を許容したり、排気管と給油管の間に熱伝導を遮断するために隙間や遮熱板が設けられている。このような従来の自動車の床下構造では、給油管と排気管との間の上下方向の配設領域が大きく取られている。
特開平7−179129号公報
ところで、最近ではシートレールのスライド量や荷物の積載領域を大きくとる等の利便性を高める要望が強いため、フロアの平な領域を大きく取る必要がある。しかし、従来のように給油管の下に排気管を設けると、床下の配設領域が大きくなって、フロアの高さを低くできないため、乗降が不便であったり、床下に大量に空気が入り込んで走行時の空気抵抗が大きくなったり、燃費を悪化させるという問題がある。
本発明にかかる自動車の床下構造は、このような問題に着目してなされたものであり、フロアの平らな面を広くとって利便性を高めつつフロアの高さを低くして、乗降を容易とし、走行時の空気抵抗を低くして、走行性能を高めたり、燃費を向上させることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の自動車の床下構造は、車体フロア下の左右に設けられるトレーリングアーム式のサスペンションの間に排気管燃料パイプが配設された自動車の床下構造であって、前記左右のサスペンション間に、前記排気管と前記燃料パイプが車体前後方向に且つ互いに接近して配設され、前記排気管と前記燃料パイプは、左右のサスペンションを軸止している点を結ぶ直線上にかかる様に、ほぼ等しい高さに並列に配置され、前記排気管と前記燃料パイプとの間に、当該排気管と当該燃料パイプ間の熱伝導を遮断する遮熱板が設けられていることを特徴とする。
本発明の自動車の床下構造によれば、左右のサスペンションの間に、排気管と燃料パイプが車体前後方向に且つ互いに接近して配設され、しかも、排気管と燃料パイプは、左右のサスペンションを軸止している点を結ぶ直線上にかかる様に、ほぼ等しい高さに並列に配置されているので、排気管と車体フロアに熱遮断用の空間を設けても、車体フロア下において排気管燃料パイプとが占める空間領域の上下の高さを小さくできる。
このため、車体フロアを平にして荷物の積載量を増やしたり、シートのスライド量を大きくとって利便性を高めても、車体フロアを低く設定でき、車体フロア下における部材の路面方向への突出量を少なくできる。このため、車体フロア下に入り込む空気の量を少なくしてフロア下の空気抵抗を少なくすることができる。
従って、本発明によれば、フロアのフラット領域を拡大して利便性を高めながら、フロアの高さを低くして乗降を容易とすることが出来るのみならず、走行時の空気抵抗を低くして、走行性能を高めたり、燃費を向上させることができる。
また、排気管と燃料パイプとの間に遮熱板が設けられているので、排気管と燃料パイプ間の熱伝導を遮断することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態に係る自動車の床下構造について説明する。図1は最良の形態を示す自動車の床下構造の主要部を示したものであり、1はリアサスペンション、2はトレーリングアーム、3はトーションバー、4はショックアブソーバ、5は排気管、6は燃料パイプである。左右のリアサスペンション1は、トレーリングアーム2をトーションバー3の捻り弾性力により衝撃を吸収するものであり、フロア下の構成の小型化に有利なものとされている。
トーションバー3の車体側方側の一端部3Aは、トレーリングアーム2を回動自在に貫通しており、フロア10(図3参照)に固定されるブラケット7に取り付けられている。トーションバー3の一端部とブラケット7の装着穴7Aは共にセレーション加工されており、ブラケット7の装着穴7Aとトーションバー3の一端部3A同士は回転不能に噛み合っている。
図3、図4に示すように、トーションバー3の外周部位はトーションバーケース8によって覆われており、トーションバー3の一端部3Aはトーションバーケース8の一端部8Aに設けられたブッシュ9に回動可能に通されている。トーションバー3の一端部3A近傍がブッシュ9に回動自在に保持されているので、トレーリングアーム2はトーションバー3を中心に回動可能とされている。
トーションバーケース8の車体外側の一端部8Aは、トレーリングアーム2に溶接固定されている。トレーリングアーム2とトーションバーケース8の取付部位近傍には補強板9A(図1参照)が接合されている。
トーションバー3の車体中央側に位置する他端部3Bと、トーションバーケース8の車体中央側の他端部8Bはセレーション加工によって回転不能に噛み合っている。また、トーションバー3の車体側方側の一端部3Aとブラケット7の挿通部分も、セレーション加工によって互いに回転不能に噛み合っている。このため、路面からの衝撃力を受けても、トレーリングアーム2は捻り力に対して弾性力を有し、衝撃力を吸収可能とされている。
左右のトレーリングアーム2の回動中心部の外周部分には、樋状でほぼコの字形断面を有し、車幅方向に延びる結合部材11が溶接固定されている。結合部材11のコの字形の開放された部分が路面側に向いており、コの字形の凹部内にトーションバー3が配設されるように取り付けられている。結合部材11の車体中央部分11Aは車体の上方に突出しており、燃料パイプ6と排気管5とが水平方向の左右に並列した状態で配置されている。排気管5と燃料パイプ6における左右のトーションバー3の間に配設された部分は、車体前後方向に延びており、リアサスペンション1の上下動の際に干渉しないように配置されている。排気管5と燃料パイプ6との間には、車体の上下方向及び車体前後方向に延びる遮熱板12が設けられており、遮熱板12はフロア10に取り付けられている。また、燃料パイプ6の下方には路面の突起物との衝突を防止するように、燃料パイプ6を覆うプロテクタ13が設けられ、水平方向に延びるプロテクタ13はフロア10に取り付けられている。
図5はリアサスペンション1の構成を車体前方から車体後方に向かって見た場合の主要構成を示す。図5に示すように、トレーリングアーム2の後端部側には後輪14が取り付けられており、トレーリングアーム2はトーションバーケース8を中心に回動可能とされている。トーションバー3の構成は前述の通りであるので、その説明を用いる。フロア10の車体側部側に取り付けられたブラケット7には、トーションバー3の一端部3Aが噛み合って保持され、トーションバー3の一端部3Aはブッシュ9により回動可能に保持され、さらに、トーションバー3の他端部3Bとトーションバーケース8の他端部8Bが噛み合っている。
このため、トレーリングアーム2が揺動すると、トーションバー3は根元である一端部3Aと自由端部である他端部3Bとで捻られると共に、ショックアブソーバ4で捻り力が吸収され、トーションバー3の反力とショックアブソーバ4の原型復帰力によって、トレーリングアーム2は揺動前の姿勢に戻る。
排気管5と燃料パイプ6の左右のトーションバー3の間に配設された部分が、結合部材11の中央部の下に配置され、排気管5と燃料パイプ6との間に遮熱板12が設けられ、燃料パイプ6の下方にプロテクタ13が設けられているのは、前述の通りである。
図6は、他の実施の形態にかかる自動車の床下構造の主要部を示したものであり、図6のものでは、結合部材11を有せずに、トーションバー3の車体中央側の端部3Bがブラケット15によって保持されていることの他は図1乃至図5に示す自動車の床下構造を同じであるので、その説明を用いる。図6の床下構造によれば、結合部材11を有しないので、フロア10の下側空間をさらに小さくすることができる。
以上説明したように、この実施の形態にかかる自動車の床下構造によれば、フロア10の高さを低くできるため、フロア10を平にして積載領域を増大したり、シートの前後スライド量を増大させたり、乗降の容易性を向上させることができる。 また、この自動車の床下構造によれば、フロア10の下の突出物或いは突出量を少なくできるので、重量軽減や車体走行時のフロア10下側の空気抵抗を減少でき、速度性能向上や燃費向上といった走行性能の向上や騒音減少といった快適性も向上させることが出来る。
図1は本発明の最良の形態に係る自動車の床下構造の斜視図である。 図2は図1に示す自動車の床下構造を示すフロアの底面図である。 図3は図2のIII−III線断面図である。 図4はフロアの取り付けられたブラケットとトーションバーケースとトーションバー及びトレーリングアームの取付構造を示す部分断面図である。 図5は図2の自動車の床下構造を車体前面側から車体後方側に向かってみた断面図である。 図6は他の実施の形態にかかる自動車の床下構造であり、車体前面側から車体後方側に向かってみた断面図である。
符号の説明
1 リアサスペンション
2 トレーリングアーム
3 トーションバー
4 ショックアブソーバ
5 排気管
6 燃料パイプ
7 ブラケット
8 トーションバーケース
9 ブッシュ
9A 補強板
10 フロア
11 結合部材
12 遮熱板
13 プロテクタ
14 後輪
15 ブラケット

Claims (2)

  1. 車体フロア下の左右に設けられるトレーリングアーム式のサスペンションの間に排気管燃料パイプが配設された自動車の床下構造であって、
    前記左右のサスペンション間に、前記排気管と前記燃料パイプが車体前後方向に且つ互いに接近して配設され、
    前記排気管と前記燃料パイプは、左右のサスペンションを軸止している点を結ぶ直線上にかかる様に、ほぼ等しい高さに並列に配置され、
    前記排気管と前記燃料パイプとの間に、当該排気管と当該燃料パイプ間の熱伝導を遮断する遮熱板が設けられていることを特徴とする自動車の床下構造。
  2. 前記燃料パイプの下側に、当該燃料パイプが路面に干渉するのを防止するプロテクタを設置したことを特徴とする請求項1記載の自動車の床下構造。
JP2004344415A 2004-11-29 2004-11-29 自動車の床下構造 Expired - Fee Related JP4586514B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004344415A JP4586514B2 (ja) 2004-11-29 2004-11-29 自動車の床下構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004344415A JP4586514B2 (ja) 2004-11-29 2004-11-29 自動車の床下構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006151184A JP2006151184A (ja) 2006-06-15
JP4586514B2 true JP4586514B2 (ja) 2010-11-24

Family

ID=36629984

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004344415A Expired - Fee Related JP4586514B2 (ja) 2004-11-29 2004-11-29 自動車の床下構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4586514B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5726540B2 (ja) * 2011-01-12 2015-06-03 ヤンマー株式会社 作業車両

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS568584U (ja) * 1979-06-30 1981-01-24
JPH07179129A (ja) * 1993-12-24 1995-07-18 Matsuda Sangyo Kk 自動車の後部車体構造
JPH11165518A (ja) * 1997-12-05 1999-06-22 Nissan Motor Co Ltd リヤサスペンションのリンク取付け構造

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS568584U (ja) * 1979-06-30 1981-01-24
JPH07179129A (ja) * 1993-12-24 1995-07-18 Matsuda Sangyo Kk 自動車の後部車体構造
JPH11165518A (ja) * 1997-12-05 1999-06-22 Nissan Motor Co Ltd リヤサスペンションのリンク取付け構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006151184A (ja) 2006-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3837441B2 (ja) フロントストラットアセンブリの上端マウンティング部構造
JP4207790B2 (ja) 車体下部構造
JP4655654B2 (ja) 車体下部構造
JP4972942B2 (ja) 自動車の前部構造
JP7125334B2 (ja) 車両の車体フロア
JP5581911B2 (ja) トレーリングアームの取付構造
JP4236200B2 (ja) 車両の車体後部構造
JP5741268B2 (ja) 車体構造
JP4487890B2 (ja) トーションビーム式サスペンション
JP4586514B2 (ja) 自動車の床下構造
JP2009234331A (ja) 車輪の外側側面を覆うホイールカバー装置
JP4423898B2 (ja) 車体構造
KR20060014143A (ko) 후방 현가장치의 스핀들브래킷
JP2007276623A (ja) 自動車の下部構造
JP6091876B2 (ja) 自動車のサスペンションメンバ補強構造
JPH11165518A (ja) リヤサスペンションのリンク取付け構造
JP5913885B2 (ja) 自動車のリヤサスペンション部構造
JP2007022294A (ja) 車体下部構造及びその組立方法
JP2023037116A (ja) 車両の下部車体構造
JP3514966B2 (ja) 後輪懸架装置の支持構造
JP4387826B2 (ja) 電気自動車の車体前部構造
JP4529569B2 (ja) 車体後部構造
JP6937083B2 (ja) 車両構造
JP3654337B2 (ja) 車両のリアサスペンション
JP7161514B2 (ja) 車体下部構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071029

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100216

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100308

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100810

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100823

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130917

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees