JP2023037116A - 車両の下部車体構造 - Google Patents

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英貴 山本
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貴司 岡田
Takashi Okada
雄希 伊川
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Abstract

【課題】サスペンションリンクの下面と面一のアンダカバー部材により、サスペンションリンクの下面を利用した省スペースのアンダカバー部材にて空力特性の悪化を抑制する車両の下部車体構造の提供を目的とする。【解決手段】リヤサスペンション装置20が備える複数組のサスペンションリンク27~31がホイールハウスの下方位置から車幅方向内側に延びるように設けられた車両の下部車体構造であって、サスペンションリンク27~31のうち、1組の左右一対の第1サスペンションリンク27は、上面が開放された断面U字状に構成されると共に、第1サスペンションリンク27の側部に第1サスペンションリンク27の下面と面一状態で車体下面を覆う第1アンダカバー部材51が設けられたことを特徴とする。【選択図】図2

Description

この発明は、リヤサスペンション装置が備える複数組のサスペンションリンクがホイールハウスの下方位置から車幅方向内側に延びるように設けられた車両の下部車体構造に関する。
一般に、リヤサスペンション装置は、ホイールハウスの下方位置から車幅方向内側に延びる複数組のサスペンションリンクを備えている。
上述のリヤサスペンション装置およびその周辺部に対して、車体下方からの床下走行風が巻き込まれると、空力特性の悪化を招いてしまう。このような問題点を解決するために、特許文献1に開示されているように、サスペンションリンクの下部にアンダカバーを取付けることが行われているが、サスペンションリンク下部へ比較的大きなアンダカバー部材が必要となり、重量およびコスト面で不利になるという課題があった。
特開2019-177775号公報
そこで、この発明は、サスペンションリンクの下面と面一のアンダカバー部材により、サスペンションリンクの下面を利用した省スペースのアンダカバー部材にて空力特性の悪化を抑制することができる車両の下部車体構造の提供を目的とする。
この発明は、リヤサスペンション装置が備える複数組のサスペンションリンクがホイールハウスの下方位置から車幅方向内側に延びるように設けられた車両の下部車体構造であって、上記サスペンションリンクのうち、1組の左右一対の第1サスペンションリンクは、上面が開放された断面U字状に構成されると共に、当該第1サスペンションリンクの側部に該第1サスペンションリンクの下面と面一状態で車体下面を覆う第1アンダカバー部材が設けられたことを特徴とする車両の下部車体構造である。
上述のリヤサスペンション装置は、マルチリンク方式のリヤサスペンション装置であってもよい。また、上述の第1サスペンションリンクは、ロアラテラルリンクに設定してもよい。
この発明により、第1サスペンションリンクの下面と面一状の第1アンダカバー部材により、第1サスペンションリンク下面を有効利用した省スペースの第1アンダカバー部材により、空力特性の悪化を抑制することができる。
つまり、第1サスペンションリンクの下面をアンダカバー部の一部として利用するので、この分、第1アンダカバー部材の面積を小さくして、省スペース化を図ることができ、当該第1アンダカバー部材にて床下走行風がリヤサスペンション装置およびその周辺部に巻き込まれるのを抑制することができる。
この発明の態様として、上記サスペンションリンクのうち、上記第1サスペンションリンクよりも車両前側に位置する他の1組の左右一対の第2サスペンションリンクには、上記第1サスペンションリンクの下面と面一状態で車体下面を覆う第2アンダカバー部材が設けられてもよい。
上述の第2サスペンションリンクは、マルチリンク方式のリヤサスペンション装置におけるロアトレールリンクに設定してもよい。
この発明により、前後に位置する第2アンダカバー部材および第1アンダカバー部材により、空力特性の悪化をさらに抑制することができる。
この発明の態様として、少なくとも上記第2アンダカバー部材の車幅方向内側には、車体下面を覆う第3アンダカバー部材が設けられてもよい。
この発明により、他のアンダカバー部材である第1および第2の各アンダカバー部材と併せて床下走行風の整流効果をさらに向上させることができる。
この発明の態様として、上記第1サスペンションリンク下面の曲率形状に沿って、上記第1アンダカバー部材には曲率部が形成されてもよい。
この発明により、第1アンダカバー部材の曲率部が第1サスペンションリンク下面の曲率形状に沿うので、床下走行風の整流機能を確保することができる。
この発明の態様として、上記第2アンダカバー部材の下面には、車両下方へ突出して車両の前後方向に延びる複数のリブが設けられてもよい。
この発明により、第2アンダカバー部材の下部を前方から後方に向けて流れる床下走行風が、車幅方向の左右に逃げるのを、上記リブにより抑制し、整流効果の向上を図ることができる。
この発明によれば、サスペンションリンクの下面と面一のアンダカバー部材により、サスペンションリンクの下面を利用した省スペースのアンダカバー部材にて空力特性の悪化を抑制することができるという効果がある。
車両の下部車体構造を示す底面図。 車両の下部車体構造を示す車両左側の側面図。 車両の下部車体構造を示す背面図。 リヤサスペンション装置を示す斜視図。 第1および第2の各アンダカバーの取付け構造を示す要部斜視図。 第2アンダカバーの底面斜視図。
サスペンションリンクの下面と面一のアンダカバー部材により、サスペンションリンクの下面を利用した省スペースのアンダカバー部材にて空力特性の悪化を抑制するという目的を、リヤサスペンション装置が備える複数組のサスペンションリンクがホイールハウスの下方位置から車幅方向内側に延びるように設けられた車両の下部車体構造であって、上記サスペンションリンクのうち、1組の左右一対の第1サスペンションリンクは、上面が開放された断面U字状に構成されると共に、当該第1サスペンションリンクの側部に該第1サスペンションリンクの下面と面一状態で車体下面を覆う第1アンダカバー部材が設けられるという構成にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は車両の下部車体構造を示し、図1は当該車両の下部車体構造を示す底面図、図2は車両の下部車体構造を示す車両左側の側面図、図3は車両の下部車体構造を示す背面図である。また、図4はリヤサスペンション装置を示す斜視図、図5は第1および第2の各アンダカバーの取付け構造を示す要部斜視図、図6は第2アンダカバーの底面斜視図である。
図2において、フロントフロアパネルの後端から上方に立上がるキックアップ部を設け、このキックアップ部には当該キックアップ部から後方に延びるリヤフロアパネル1を設けている。このリヤフロアパネル1は車室および荷室の床面を形成するもので、当該リヤフロアパネル1にはリヤシートパン2が一体形成されている。
上述のリヤフロアパネル1の後端部からフロントフロアパネルの後端部にかけて、これらフロアパネルの車幅方向左右両端部には、車両の前後方向に延びる前後2分割構造のリヤサイドフレーム3が設けられている。
上述のリヤサイドフレーム3と連続して車両前方に延びるサイドシル(図示せず)が設けられており、サイドシルの後端部はリヤサイドフレーム3の前端部とオーバラップするように設けられている。上述のリヤサイドフレーム3およびサイドシルは何れも車体強度部材である。
一方、図1~図3に示すように、車両の後部には、後方からの衝突時の衝撃を緩和するために、リヤバンパ4が装着されている。
このリヤバンパ4は、車両の後部の下端部に沿って装着されている樹脂の射出成型品である。リヤバンパ4は、リヤバンパレインフォースメント、リヤフロアパネル1の後部、リヤサイドフレーム3の後部、リヤエンドパネルなどから成る車体後部構造、並びに、後述するサイレンサ10を後方から覆っている。
図1~図3に示すように、上述のリヤバンパ4は、車体後部構造における車幅方向の中間部分を覆う主壁部4Aと、主壁部4Aの車幅方向端部から車両前方側に回り込んで車体後部構造における左右の隅部分を覆う側壁部4Bとを有している。
リヤバンパ4の主壁部4Aは、図3に示すように、上壁部5、中壁部6、下壁部7で構成されている。上壁部5は、その上端部がリヤエンドパネルの上端部に沿って取付けられている。中壁部6は上壁部5の下部に連続して上下方向および車幅方向に延びている。下壁部7は中壁部6の下部に連続して上下方向および車幅方向に延びている。下壁部7の下端部7aは、前後方向ではリヤエンドパネルよりも後方に位置し、上下方向では、リヤフロアパネル1よりも下方に位置している。
上述のリヤバンパ4は下壁部7の車幅方向外部と側壁部4Bの下部とに連続する下側コーナ壁4Cを有しており、この下側コーナ壁4Cの後面部には後述するテールパイプ12,13から排出される排気ガスを車両後方へ放出する開口部8が形成されている。
この実施例の車両はフロント・エンジン・リヤドライブ(前部機関後輪駆動)いわゆるFR方式であり、このため、フロントフロアパネルの車幅方向中央には、車両の前後方向に延びて車室側へ突出するトンネル部9が設けられている(図1参照)。
また、図1に示すように、リヤバンパ4の下部前方には、車幅方向に延びるように横置き配置された消音装置としてのサイレンサ10が設けられている。
同図に示すように、該サイレンサ10はその前部車幅方向中央に排気ガスを当該サイレンサ10内に導入するインレットパイプ11を有すると共に、当該サイレンサ10の車幅方向左右両端部には、底面視ではL字形状のテールパイプ12,13が設けられており、テールパイプ12,13の後端部12a,13aは上述のリヤバンパ4における開口部8と対向している。また、図1~図3に示すように、サイレンサ10の下面10aは略フラット形状に形成されている。
左右一対のリヤサイドフレーム3の下部には、図示しない左右の後輪を独立懸架するリヤサスペンション装置20を設けている(図4参照)。この実施例では、リヤサスペンション装置20としてマルチリンク方式のリヤサスペンションを採用している。
図4に示すように、上述のリヤサスペンション装置20は、フロントクロスメンバ21と、リヤクロスメンバ22と、左右一対のサイドクロスメンバ23,23とを車両平面視で井桁(well crib)形状に組合せたサスペンションクロスメンバ24(いわゆるサブフレーム)を備えている。
上述のフロントクロスメンバ21は左右一対のサイドクロスメンバ23,23の前側を車幅方向に連結している。また上述のリヤクロスメンバ22は左右一対のサイドクロスメンバ23,23の後側を車幅方向に連結している。
上述のサイドクロスメンバ23は車両前後方向に延びており、当該サイドクロスメンバ23におけるフロントクロスメンバ21との連結部位よりも前側は車両前方かつ車幅方向外方に延びており、該サイドクロスメンバ23の前端部には車体取付け部材25が設けられている。
また、上記サイドクロスメンバ23におけるリヤクロスメンバ22との連結部位よりも後側は車両後方かつ車幅方向外方に延びており、該サイドクロスメンバ23の後端部には車体取付け部材26が設けられている。
マルチリンク方式のリヤサスペンションは、左右それぞれに5本のサスペンションリンクを備えている。これら5本のサスペンションリンクは、下側に位置する3本のロアリンクと、上側に位置する2本のアッパリンクとを有しており、片側5本のサスペンションリンクにより、サスペンションクロスメンバ24と後輪の車輪支持部材(図示せず)とを連結している。
下側に位置する3本のロアリンクは、ロアラテラルリンク27と、このロアラテラルリンク27より後方に位置するトーコントロールリンク28と、ロアラテラルリンク27より前方に位置するロアトレールリンク29と、を備えている。
上側に位置する2本のアッパリンクは、アッパラテラルリンク30と、このアッパラテラルリンク30より前方に位置するアッパトレールリンク31と、を備えている。
上述のロアラテラルリンク27は、取付け部32から車体外方に向かって車幅方向に延び、後輪側の端部27aが車輪支持部材に連結される。
上述のトーコントロールリンク28は、取付け部から車体外方に前傾して延び、後輪側の端部28aが車輪支持部材に連結される。
上述のロアトレールリンク29は、取付け部から車体外方に後傾して延び、後輪側の端部29aが車輪支持部材に連結される。
上述のアッパラテラルリンク30は、取付け部33から車体外方に前傾して延び、後輪側の端部30aが車輪支持部材に連結される。
上述のアッパトレールリンク31は、取付け部34から車体外方に後傾して延び、後輪側の端部31aが車輪支持部材に連結される。
図2に示すように、上述のサスペンションクロスメンバ24は前後の車体取付け部材25,26を介してリヤサイドフレーム3の下部に固定されている。ここで、前端部の車体取付け部材25と上下方向に対向するリヤサイドフレーム3の下部には取付け座35が設けられており、サスペンションクロスメンバ24の前端部の車体取付け部材25は上記取付け座35に固定されている。
上述のリヤサスペンション装置20はサスペンションダンパ36を備えている。
サスペンションダンパ36はストラット37と、アッパシートおよびロアシート間に張架されたコイルスプリングとを備えており、このサスペンションダンパ36の上端部はリヤサイドフレーム3に取付けられており、サスペンションダンパ36の下端部はロアラテラルリンク27に取付けられている。
すなわち、マルチリンク方式のリヤサスペンション装置20は、合計5組のサスペンションリンク(ロアラテラルリンク27、トーコントロールリンク28、ロアトレールリンク29、アッパラテラルリンク30、アッパトレールリンク31の合計5組)を有しており、これらの各サスペンションリンクがホイールハウスの下方位置から車幅方向内側に延びるように設けられている。
また、図4に示すように、サイドクロスメンバ23の後部には、ブラケット38および保持具39を用いて、スタビライザ40が保持されている。
このスタビライザ40はねじり剛性の抵抗により片輪のみのバンプ、リバウンド時にロール角(例えば、車両がコーナを曲がる時、車体が傾くが、この傾き角度をロール角という)を抑制するものである。
さらに、前端部の車体取付け部材25の下部には、当該下部から車外方向前方に向けて延びるブラケット41が設けられている。
上述のサスペンションリンク(ロアラテラルリンク27、トーコントロールリンク28、ロアトレールリンク29、アッパラテラルリンク30、アッパトレールリンク31)のうち、1組の左右一対の第1サスペンションリンクとしてのロアラテラルリンク27は、図5に示すように、上面が開放された断面U字状に構成されている。
つまり、上述のロアラテラルリンク27は、図5に示すように、前壁27bと底壁27c(図2参照)と、後壁27dとを断面U字状に連結して構成されると共に、前壁27bの上端から車両前方に延びるフランジ部27eと、後壁27dの上端から車両後方に延びるフランジ部27fと、を備えている。
図5に示すように、上述のロアラテラルリンク27の上面において前後のフランジ部27e,27fには、サスペンションダンパ36のストラット37を挿通させる長孔27gをもった上壁部材27hを溶接固定しており、この上壁部材27hにより、ロアラテラルリンク27の上下変位を許容しつつ、当該ロアラテラルリンク27の剛性向上を図っている。
図1、図2、図5に示すように、上述のロアラテラルリンク27の後側部には、当該ロアラテラルリンク27の下面、つまり、底壁27cの下面と面一状態で車体下面を覆う第1アンダカバー部材51が設けられている。
これにより、ロアラテラルリンク27の下面と面一状の第1アンダカバー部材51により、該ロアラテラルリンク27下面を有効利用した省スペースの第1アンダカバー部材51により、空力特性の悪化を抑制するように構成している。つまり、ロアラテラルリンク27の下面をアンダカバー部の一部として利用することで、この分、第1アンダカバー部材51の面積を小さくして、省スペース化を図り、当該第1アンダカバー部材51にて床下走行風がリヤサスペンション装置20およびその周辺部に巻き込まれるのを抑制すべく構成している。
図5に示すように、上述の第1アンダカバー部材51は、底壁51aと、この底壁51aから上方に隆起形成された円錐台形状の複数の取付け座51bと、取付け座51bの外周部と底壁51aとを連結して放射状に延びるリブ51cと、を備えている。
一方で、ロアラテラルリンク27の後壁27dには複数の取付け片42が一体的に設けられている。そして、ボルト、ナット等の取付け部材43を用いて第1アンダカバー部材51の取付け座51bをロアラテラルリンク27の取付け片42に連結固定することで、第1アンダカバー部材51をロアラテラルリンク27に取付けている。
図1、図5に示すように、上述のサスペンションリンク(ロアラテラルリンク27、トーコントロールリンク28、ロアトレールリンク29、アッパラテラルリンク30、アッパトレールリンク31)のうち、ロアラテラルリンク27よりも車両前側に位置する他の1組の左右一対の第2サスペンションリンクとしてのロアトレールリンク29には、ロアラテラルリンク27の下面と面一状態で車体下面を覆う第2アンダカバー部材52が設けられている。
これにより、前後に位置する第2アンダカバー部材52および第1アンダカバー部材51により、空力特性の悪化をさらに抑制するように構成している。
図5に示すように、上述の第2アンダカバー部材52は、底壁52aと、この底壁52aから上方に隆起形成された円錐台形状の複数の取付け座52bと、取付け座52bの外周部と底壁52aとを連結して放射状に延びるリブ52cと、を備えている。
一方で、ロアトレールリンク29は断面逆U字形状に形成されており、このロアトレールリンク29の前壁および後壁の下端から前後方向に延びる複数の取付け片44が一体形成されている。そして、ボルト、ナット等の取付け部材45を用いて、第2アンダカバー部材52の取付け座52bをロアトレールリンク29の取付け片44に連結固定することで、第2アンダカバー部材52をロアトレールリンク29に取付けている。
図6は第2アンダカバー部材52の下面斜視図であって、同図に示すように、第2アンダカバー部材52の下面には、車両下方へ突出して車両の前後方向に延びる複数のリブ52dが互いに平行に設けられている。
これにより、第2アンダカバー部材52の下部を前方から後方に向けて流れる床下走行風が、車幅方向の左右に逃げるのを、上述の複数のリブ52dにより抑制し、整流効果の向上を図ると共に、当該リブ52dにより第2アンダカバー部材52の剛性向上を図るように構成している。
図1に示すように、第2アンダカバー部材52の車幅方向内側、ロアラテラルリンク27の基端側車両前部の車幅方向内側、および、当該ロアラテラルリンク27の取付け部32の車幅方向内側には、車体下面を覆う第3アンダカバー部材53が設けられている。
これにより、他のアンダカバー部材である第1および第2の各アンダカバー部材51,52と併せて床下走行風の整流効果をさらに向上させるように構成している。
図4に示すように、上述の第3アンダカバー部材53は、サスペンションクロスメンバ24におけるサイドクロスメンバ23の前側下部に位置するステー46、および、フロントクロスメンバ21の車幅方向端部寄り下方に位置する支持ブラケット47を介してサスペンションクロスメンバ24に支持されている。
ところで、図3、図5に示すように、第1サスペンションリンクとしてのロアラテラルリンク27の下面は、その遊端側に下方へ突出する曲率形状部48と、この曲率形状部48からロアラテラルリンク27の長手方向中間部にかけて上方へ突出する曲率形状部49と、を備えている。
上述の第1アンダカバー部材51の底壁51aには、ロアラテラルリンク27の曲率形状部48,49に沿って曲率部54,55が設けられている。これにより、第1アンダカバー部材51の曲率部54,55が第1サスペンションリンクとしてのロアラテラルリンク27の下面の曲率形状に沿うことになり、床下走行風の整流機能を確保するように構成している。
図1に示すように、車両左側下部においては、上述の第2および第3の各アンダカバー部材52,53の前方には、トンネル部9の車幅方向左側下端部からサイドシルアウタ下部にかけて車体下面を覆う第4アンダカバー部材56を設けている。
同様に、図1に示すように、車両右側下部においては、上述の第2および第3の各アンダカバー部材52,53の前方には、トンネル部9の車幅方向右側下端部からサイドシルアウタ下部にかけて車体下面を覆う第5アンダカバー部材57を設けている。これらの第4および第5の各アンダカバー部材56,57はそれぞれボディーに取付け支持されている。
なお、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示し、矢印INは車幅方向の内方を示し、矢印OUTは車幅方向の外方を示し、矢印UPは車両上方を示す。
以上のように、本実施例に係る車両の下部車体構造は、リヤサスペンション装置20が備える複数組のサスペンションリンク(各リンク27~31参照)がホイールハウスの下方位置から車幅方向内側に延びるように設けられた車両の下部車体構造であって、上記サスペンションリンク(各リンク27~31)のうち、1組の左右一対の第1サスペンションリンク(ロアラテラルリンク27)は、上面が開放された断面U字状に構成されると共に、当該第1サスペンションリンク(ロアラテラルリンク27)の後側部に該第1サスペンションリンク(ロアラテラルリンク27)の下面と面一状態で車体下面を覆う第1アンダカバー部材51が設けられたことを特徴としている(図1~図4参照)。
このような車両の下部車体構造によれば、第1サスペンションリンク(ロアラテラルリンク27)の下面と面一状の第1アンダカバー部材51により、第1サスペンションリンク(ロアラテラルリンク27)下面を有効利用した省スペースの第1アンダカバー部材51により、空力特性の悪化を抑制することができる。
つまり、第1サスペンションリンク(ロアラテラルリンク27)の下面をアンダカバー部の一部として利用するので、この分、第1アンダカバー部材51の面積を小さくして、省スペース化を図ることができ、当該第1アンダカバー部材51にて床下走行風がリヤサスペンション装置20およびその周辺部に巻き込まれるのを抑制することができる。
なお、上記実施例においては第1アンダカバー部材51をロアラテラルリンク27の後側部に設けたが、これはロアラテラルリンク27の前側部に設ける構造を採用してもよい。
また、かかる車両の下部車体構造においては、上記サスペンションリンク(各リンク27~31参照)のうち、上記第1サスペンションリンク(ロアラテラルリンク27)よりも車両前側に位置する他の1組の左右一対の第2サスペンションリンク(ロアトレールリンク29)には、上記第1サスペンションリンク(ロアラテラルリンク27)の下面と面一状態で車体下面を覆う第2アンダカバー部材52が設けられている(図1、図2参照)。
このような車両の下部車体構造によれば、前後に位置する第2アンダカバー部材52および第1アンダカバー部材51により、空力特性の悪化をさらに抑制することができる。
さらに、かかる車両の下部車体構造においては、少なくとも上記第2アンダカバー部材52の車幅方向内側には、車体下面を覆う第3アンダカバー部材53が設けられている(図1参照)。
このような車両の下部車体構造によれば、他のアンダカバー部材である第1および第2の各アンダカバー部材51,52と併せて床下走行風の整流効果をさらに向上させることができる。
さらにまた、かかる車両の下部車体構造においては、上記第1サスペンションリンク(ロアラテラルリンク27)下面の曲率形状に沿って、上記第1アンダカバー部材51には曲率部54,55が形成されている(図3、図5参照)。
このような車両の下部車体構造によれば、第1アンダカバー部材51の曲率部54,55が第1サスペンションリンク(ロアラテラルリンク27)下面の曲率形状に沿うので、床下走行風の整流機能を確保することができる。
加えて、かかる車両の下部車体構造においては、上記第2アンダカバー部材52の下面には、車両下方へ突出して車両の前後方向に延びる複数のリブ52dが設けられている(図1、図6参照)。
このような車両の下部車体構造によれば、第2アンダカバー部材52の下部を前方から後方に向けて流れる床下走行風が、車幅方向の左右に逃げるのを、上記リブ52dにより抑制し、整流効果の向上を図ることができる。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明のサスペンションリンクは、実施例のロアラテラルリンク27、トーコントロールリンク28、ロアトレールリンク29、アッパラテラルリンク30、アッパトレールリンク31に対応し、
以下同様に、
1組の左右一対の第1サスペンションリンクは、ロアラテラルリンク27に対応し、
他の1組の左右一対の第2サスペンションリンクは、ロアトレールリンク29に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えば、上記実施例においては、リヤサスペンション装置20として、ロアラテラルリンク27、トーコントロールリンク28、ロアトレールリンク29、アッパラテラルリンク30、アッパトレールリンク31を備えたマルチリンク方式のリヤサスペンション装置20を例示したが、本発明は、左右一対の前側ロアアーム、左右一対の後側ロアアーム、左右一対の前側アッパアーム、左右一対の後側アッパアーム、左右一対のコントロールリンクを備えたダブルウィッシュボーン方式のリヤサスペンション装置を有する車両の下部車体構造にも適用することができる。
以上説明したように、本発明は、リヤサスペンション装置が備える複数組のサスペンションリンクがホイールハウスの下方位置から車幅方向内側に延びるように設けられた車両の下部車体構造について有用である。
20…リヤサスペンション装置
27…ロアラテラルリンク(第1サスペンションリンク)
28…トーコントロールリンク(サスペンションリンク)
29…ロアトレールリンク(第2サスペンションリンク)
30…アッパラテラルリンク(サスペンションリンク)
31…アッパトレールリンク(サスペンションリンク)
51…第1アンダカバー部材
52…第2アンダカバー部材
52d…リブ
53…第3アンダカバー部材
54,55…曲率部

Claims (5)

  1. リヤサスペンション装置が備える複数組のサスペンションリンクがホイールハウスの下方位置から車幅方向内側に延びるように設けられた車両の下部車体構造であって、
    上記サスペンションリンクのうち、1組の左右一対の第1サスペンションリンクは、上面が開放された断面U字状に構成されると共に、
    当該第1サスペンションリンクの側部に該第1サスペンションリンクの下面と面一状態で車体下面を覆う第1アンダカバー部材が設けられたことを特徴とする
    車両の下部車体構造。
  2. 上記サスペンションリンクのうち、上記第1サスペンションリンクよりも車両前側に位置する他の1組の左右一対の第2サスペンションリンクには、上記第1サスペンションリンクの下面と面一状態で車体下面を覆う第2アンダカバー部材が設けられた
    請求項1に記載の車両の下部車体構造。
  3. 少なくとも上記第2アンダカバー部材の車幅方向内側には、車体下面を覆う第3アンダカバー部材が設けられた
    請求項2に記載の車両の下部車体構造。
  4. 上記第1サスペンションリンク下面の曲率形状に沿って、上記第1アンダカバー部材には曲率部が形成された
    請求項1~3の何れか一項に記載の車両の下部車体構造。
  5. 上記第2アンダカバー部材の下面には、車両下方へ突出して車両の前後方向に延びる複数のリブが設けられた
    請求項2~4の何れか一項に記載の車両の下部車体構造。
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