JP7176223B2 - 車体下面構造 - Google Patents

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Description

この発明は、車体下面構造に関し、詳しくは、左右一対のトレーリングアームと、これらを連結するトーションビームとからなるトーションビーム式リヤサスペンションを備え、当該リヤサスペンションの前方に車体下面を覆う整流用のフロアアンダカバーが取付けられた車体下面構造に関する。
一般に、リヤサスペンション前方において車体下面を覆う整流用のフロアアンダカバーが設けられており、このフロアアンダカバーにより床下走行風を整流すべく構成している。
このような整流構造を備えた車体下面構造においては、フロアパネルが高い位置に配設される部位、すなわち、トーションビーム式リヤサスペンションのトーションビームと対応する位置よりも後方側の部位、または、キックアップ部以後の部位のフロアアンダカバーの連続性確保が課題となる。
特許文献1に開示されているように、リヤサスペンションとしてトーションビーム式リヤサスペンションが採用された場合には、サスペンション用のサブフレームが存在しないので、リヤサイドフレームロア等の車体下面からアンダカバー取付け用のブラケットを垂下させて、サスペンション下側に位置するリヤアンダカバーの独立した固定部を形成する構造が知られている。
また、特許文献2には、左右一対のトレーリングアームと、これらを連結するアクスルビームとを備えたサスペンションにおいて、トレーリングアームを下方から覆うトレーリングアームカバーと、アクスルビームを下方から覆うアクスルカバーとを一体化したサスペンションカバーが開示されている。
しかしながら、上記特許文献1,2の何れにおいても、トーションビーム対応位置後方またはキックアップ部以後のフロアアンダカバーの連続性確保が課題となり、改善の余地があった。
特開2017-039354号公報 特開2005-053321号公報
そこで、この発明は、フロアパネルが高くなるトーションビーム対応位置後方またはキックアップ部以後のフロアアンダカバーの連続性確保を図ることができる車体下面構造の提供を目的とする。
この発明による車体下面構造は、左右一対のトレーリングアームと、これらを連結するトーションビームとからなるトーションビーム式リヤサスペンションを備え、当該リヤサスペンションの前方に車体下面を覆う整流用のフロアアンダカバーが取付けられた車体下面構造であって、上記フロアアンダカバーが上記リヤサスペンション前方部位から一体的に連続して上記トーションビーム下方を後方に延びる可撓性の延長部を有し、当該延長部の後端部は、上記リヤサスペンション後方に位置するサイレンサの直前部まで延長されると共に、該延長部の後端部が対応するリヤフロアパネルにブレースを介して垂下されたブラケットに固定され、上記延長部は、上記フロアアンダカバーの上記リヤサスペンション前方部位と、固定された上記後端部との間で前後方向に張設され、上記延長部は水平な地面に対して車両前後方向に前低後高状に形成された傾斜を有し、上記延長部は上記後端部のみが固定され、上記傾斜の前端部は上記トーションビームと前後方向において略同じ位置にあることを特徴とする。
上記構成によれば、フロアアンダカバーと、トーションビーム下方を後方に延びる延長部とが、車両前後方向に一体的に連続しており、継ぎ目が存在しないので、空力性能上、好ましい構造となり、当該フロアアンダカバーの連続性確保を図ることができる。
また、フロアアンダカバーを車両前後方向に分割した従来構造と比較して、継ぎ目での泥詰まりや、めくれの懸念がないうえ、取付け箇所も少なくすることができる。
この発明の一実施態様においては、上記フロアアンダカバーの延長部における左右の両側縁は、切り落された板状に形成されると共に、車体に固定された延長部前端と、延長部後端部との間は、上下方向の可撓性を有するよう展張支持されたものである。
上記構成によれば、延長部前端と延長部後端部との間は、可撓性を有するように展張支持されているので、轍走行時等においてフロアアンダカバーに路面物が当たっても、当該フロアアンダカバーの上記展張支持された部位つまり延長部が上方に撓んで逃げるため、フロアアンダカバー破損のおそれが小さい。
この発明によれば、フロアパネルが高くなるトーションビーム対応位置後方またはキックアップ部以後のフロアアンダカバーの連続性確保を図ることができる効果がある。
本発明の車体下面構造を備えた車両の側面図 図1の要部の底面図 図2のA-A線に沿う要部の矢視断面図 (a)は図3の要部拡大図、(b)はブラケットの他の実施例を示す側面図、(c)はブラケットのさらに他の実施例を示す側面図 左右の各ブラケットを示す斜視図
フロアパネルが高くなるトーションビーム対応位置後方またはキックアップ部以後のフロアアンダカバーの連続性確保を図るという目的を、左右一対のトレーリングアームと、これらを連結するトーションビームとからなるトーションビーム式リヤサスペンションを備え、当該リヤサスペンションの前方に車体下面を覆う整流用のフロアアンダカバーが取付けられた車体下面構造であって、上記フロアアンダカバーが上記リヤサスペンション前方部位から一体的に連続して上記トーションビーム下方を後方に延びる可撓性の延長部を有し、当該延長部の後端部は、上記リヤサスペンション後方に位置するサイレンサの直前部まで延長されると共に、該延長部の後端部が対応するリヤフロアパネルにブレースを介して垂下されたブラケットに固定され、上記延長部は、上記フロアアンダカバーの上記リヤサスペンション前方部位と、固定された上記後端部との間で前後方向に張設され、上記延長部は水平な地面に対して車両前後方向に前低後高状に形成された傾斜を有し、上記延長部は上記後端部のみが固定され、上記傾斜の前端部は上記トーションビームと前後方向において略同じ位置にあるという構成にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は車体下面構造を示し、図1は当該車体下面構造を備えた車両の側面図、図2は図1の要部の底面図、図3は図2のA-A線に沿う要部の矢視断面図、図4の(a)は図3の要部拡大図、図4の(b)はブラケットの他の実施例を示す側面図、図4の(c)はブラケットのさらに他の実施例を示す側面図、図5は左右の各ブラケットを示す斜視図である。
図1に示すように、車体側部において、車両前部のフロントドア開口1を開閉可能に閉塞するサイドドアとしてのフロントドア2と、車両後部のリヤドア開口3を開閉可能に閉塞するサイドドアとしてのリヤドア4とを設けている。
上述のフロントドア2はドアアウタハンドル5を備えており、同様に、上述のリヤドア4もドアアウタハンドル6を備えている。
図1に示すように、上述のフロントドア2の前部には、エンジンルームの側方を覆うフロントフェンダパネル7が設けられており、前輪8の位置と対応してフロントフェンダパネル7の下部には前輪ホイールハウス9が一体的に設けられている。
図1に示すように、上述のリヤドア4の後部には、荷室側方を覆うリヤフェンダパネル10が設けられており、後輪11の位置と対応してリヤフェンダパネル10の下部には後輪ホイールハウス12が一体的に設けられている。
なお、図1において、13はドアミラー、14は車両後部から左右の車両側部に回り込むように形成されたリヤバンパフェースである。
図1、図2に示すように、前輪ホイールハウス9の後縁下端部と後輪ホイールハウス12の前縁下端部との間において、車室下部を車両前後方向に延びるサイドシル15が設けられている。
このサイドシル15は、サイドシルアウタとサイドシルインナ15A(図2参照)とを接合固定して、車両前後方向に延びるサイドシル閉断面を備えた車体強度部材である。
図2に示すように、左右一対のサイドシル15,15には、当該サイドシル15を前後のホイールハウス9,12間にわたって覆うように設けられたガーニッシュ16,16(詳しくは、サイドシルガーニッシュ)が取付けられている。
後輪11の前部と対向するように、上述のガーニッシュ16の後端部には、タイヤデフレクタ17を設け、車体側部を流れる側面流が後輪ホイールハウス12内に入り込まないよう、一旦、車外側に指向させた後に、タイヤホイール外面に再付着するように偏向すべく構成している。
図3に示すように、車室および荷室の底面を形成するフロアパネル18は、フロントフロアパネル19と、このフロントフロアパネル19にキックアップ部20を介して連設したリヤシートパン21と、荷室凹部22を有するリヤフロアパネル23とを、車両前後方向に連続形成したものである。
図2、図3に示すように、上述のフロントフロアパネル19からリヤシートパン21の前後方向中間部まで車両前後方向に延びる上述のサイドシル15がフロアパネル18の車幅方向両側部に接合固定されている。
また、図2、図3に示すように、上述のリヤシートパン21の前後方向中間部からリヤフロアパネル23後端まで車両前後方向に延びるリヤサイドフレーム24を設け、このリヤサイドフレーム24とフロアパネル18との間には、車両前後方向に延びるリヤサイドフレーム閉断面を形成している。なお、図2においては、リヤサイドフレームロアを図示し、図3においては、リヤサイドフレームアッパを図示している。
図3に示すように、リヤシートパン21とリヤフロアパネル23との境界部におけるフロアパネル18の上下には、車幅方向に延びるクロスメンバアッパ25とクロスメンバロア26とを接合固定しており、クロスメンバアッパ25とフロアパネル18との間には車幅方向に延びる閉断面27を形成し、クロスメンバロア26とフロアパネル18との間にも車幅方向に延びる閉断面28を形成している。
上述のクロスメンバアッパ25およびクロスメンバロア26に対して車両後方側において、左右一対のリヤサイドフレーム24,24間を車幅方向に連結するブレース29を設けている(図2、図3参照)。
そして、図3に示すように、当該ブレース29とリヤフロアパネル23との間には、車幅方向に延びる閉断面30を形成している。
また、図3に示すように、上述のキックアップ部20の後下部には、車幅方向に延びるクロスメンバ31を接合固定して、このクロスメンバ31とキックアップ部20との間には、車幅方向に延びる閉断面32を形成している。
一方、図2に示すように、フロア下部のトンネル部には、エンジンの排気ポートおよび排気マニホルドを介して排出される排気ガスを車両後方に導く排気管40を設けている。この排気管40には触媒コンバータ41を介設すると共に、ブレース29後部位置まで後方に延びる排気管40の後端部には、消音器としてのサイレンサ42を連通連結しており、このサイレンサ42の左右両側には、一旦、車幅方向外側に延びた後に、車両後方に延びる底面視L字形状のテールパイプ43,43を取付けている。
そして、上述のサイレンサ42の前部車幅方向外側と、テールパイプ43の前側コーナ部との間を、整流用のカバー44で、その下方から覆っている。また、サイレンサ42の後方には、平坦な整流面をもったリヤアンダカバー45が設けられている。
なお、上述のサイレンサ42は図3に示すように、その下面を略平坦に形成しており、サイレンサ42下面が床下走行風の整流作用を奏するよう構成している。
図2に示すように、トンネル部を除いて車体下面を覆う整流用のフロアアンダカバー46,47を設けている。これらの各フロアアンダカバー46,47はその底面に平坦な整流面を備えている。
また、これらのフロアアンダカバー46,47は、前側のフロアアンダカバー46と後側のフロアアンダカバー47とを車両前後方向に連続するように形成したものである。
図2、図3に示すように、後輪11を懸架するトーションビーム式リヤサスペンション50を設けている。
図2、図3に示すように、このリヤサスペンション50は、車両の略前後方向に延びる左右一対のトレーリングアーム51,51と、これらの各トレーリングアーム51,51を車幅方向に延びて連結するトーションビーム52(ねじり棒ばね)と、を備えている。
ここで、上述のフロアアンダカバー46,47は、リヤサスペンション50の前方において車体下面をその下方から覆う整流用のアンダカバーである。
図2、図3に示すように、上述のトレーリングアーム51の下部には、車体下面視でこれを覆う板状の整流用のアームカバー53が取付けられている。
ところで、図3に示すように、リヤシートパン21の下方には燃料タンク33を配設し、排気管40と燃料タンク33との間には、熱害防止用のインシュレータ34を介設している。
また、図3に示すように、サイレンサ42とリヤフロアパネル23との間にも、熱害防止用のインシュレータ35を介設している。
なお、図3において、36はリヤフロアパネル23の後端に設けたリヤエンドパネルである。
図3に示すように、フロアパネル18は、トーションビーム52の対応位置後方を含んでキックアップ部20以後がフロントフロアパネル19に対して高くなるように形成されている。
図2に示すように、上述のフロアアンダカバー47は、リヤサスペンション50の前方部位から一体的に連続してトーションビーム52下方を後方に延びる延長部47Eを備えている。
この実施例では、図2に仮想線で示す従来のアンダカバーの分割ラインβよりも後方の部分が延長部47Eとなる。具体的には、サイドシル15およびガーニッシュ16の後端部対応位置よりも後方の部分が延長部47Eとなる。
図2に示すように、左右の各延長部47Eは、排気管40およびアームカバー53と干渉しないように、延長部47Eよりも前側の部分に対して車幅方向で幅狭に形成されている。
また、図2に示すように、左右の各延長部47Eにおける車幅方向外側部は、アームカバー53の前端部および車幅方向内端部を迂回するように形成されている。
図2、図3に示すように、上述の延長部47Eの後端部47bは、リヤサスペンション50後方に位置するサイレンサ42の直前部まで後方に延長されている。
図4の(a)に示すように、延長部47Eの後部には、上方に立上がる縦壁47aと、この縦壁47aの上端から後方に延びるフランジ部47cとが一体形成されており、当該フランジ部47cの後端が上記後端部47bに設定されている。
そして、図4の(a)に示すように、上記延長部47Eの後端部47b(詳しくは、フランジ部47c)が、対応するリヤフロアパネル23にブレース29を介して垂下されたブラケット60に固定されている。
図4の(a)および図5に示すように、上述のブラケット60は、方形枠状の縦壁部61と、この縦壁部61の上下に一体に折曲げ形成された上部フランジ62、下部フランジ63とを備えており、上部フランジ62がボルト、ナット等の取付け部材64を用いてブレース29に固定されており、下部フランジ63がボルト、ナット等の取付け部材65を用いて延長部47Eの後端に位置するフランジ部47cに固定されている。換言すれば、延長部47E後端のフランジ部47cがブラケット60の下部フランジ63に固定されたものである。
図2に示すように、上述の延長部47Eは、フロアアンダカバー47のリヤサスペンション前方部位47d,47eと、上述の固定された後端部47bとの間で前後方向に張設されている。
上述のリヤサスペンション前方部位47d,47eのうち、車幅方向外側に位置する前方部位47dはサイドシルインナ15Aの下面に取付けられ、車幅方向内側に位置する前方部位47eは、フロアトンネル部を補強する補強部材としてのトンネルメンバまたはトンネルフレームの下面に取付けられる。
図2、図3、図4の(a)で示したように、フロアアンダカバー47と、トーションビーム52下方を後方に延びる延長部47Eとが、車両前後方向に一体的に連続しており、継ぎ目が存在しないので、空力性能上、好ましい構造となり、当該フロアアンダカバー47の連続性確保を図ると共に、従来のフロアアンダカバーを分割ラインβ(図2参照)にて分割した構造と比較して、継ぎ目での泥詰まりや、めくれの懸念もないうえ、取付け箇所も少なくなるよう構成したものである。
図3に示すように、上述のフロアアンダカバー47における延長部47Eと、サイレンサ42の底面と、リヤアンダカバー45とは、水平な地面に対して、車両前後方向に前低後高状となる後ろ上がりに10度前後の傾斜角を有するように空力グランドラインGLに沿って形成されており、これにより、フロア下の床下走行風の流れを車体後端部に向けて上方に流し、車体後流の乱れを少なくするという空力グランドラインGLによる効果を得るよう構成している。
図2、図5に示すように、左右一対のフロアアンダカバー47,47の各延長部47E,47Eにおける左右の両側縁47f,48gは、切り落された板状に形成されている。つまり、左右の各延長部47E,47Eの車幅方向両側縁47f,48gが切り落された所謂フランジレス構造に形成されている。
さらに、図2に示すように、車体に固定された延長部前端としてのリヤサスペンション前方部位47d,47eと、延長部後端部である後端部47bとの間は、上下方向の可撓性を有するよう展張支持されている。
このように、リヤサスペンション前方部位47d,47e(延長部前端)と後端部47b(延長部後端部)との間が、可撓性を有するように展張支持されることで、轍走行時等において、フロアアンダカバー47に路面物が当たっても、当該フロアアンダカバー47(延長部47Eを含む)の上記展張支持された部位、つまり、延長部47Eが上方に撓んで逃げ、これにより、フロアアンダカバー47破損のおそれが小さくなるよう構成したものである。
ところで、図4の(a)で示したブラケット60は、上部フランジ62と下部フランジ63とを何れも縦壁部61の上下両端部から車両後方に向けて突出させ、側面視でブラケット60をコ字状に形成したが、この構造に代えて、図4の(b)または図4の(c)に示す構成を採用してもよい。
図4の(b)に示す構成は、上部フランジ62と下部フランジ63とを何れも縦壁部61の上下両端部から車両前方に向けて突出させ、側面視でブラケット60を逆コ字状に形成したものである。
図4の(c)に示す構成は、上部フランジ62を縦壁部61の上端部から車両後方に向けて突出させる一方、下部フランジ63を縦壁部61の下端部から車両前方に向けて突出させ、側面視でブラケット60を略Z字状に形成したものである。
図4の(b)、図4の(c)において、図4の(a)と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略している。
なお、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示し、矢印UPは車両上方を示し、矢印RIGHTは車幅方向の右側外方を示し、矢印LEFTは車幅方向の左側外方を示す。
このように、上記実施例の車体下面構造は、左右一対のトレーリングアーム51,51と、これらを連結するトーションビーム52とからなるトーションビーム式リヤサスペンション50を備え、当該リヤサスペンション50の前方に車体下面を覆う整流用のフロアアンダカバー47が取付けられた車体下面構造であって、上記フロアアンダカバー47が上記リヤサスペンション前方部位47d,47eから一体的に連続して上記トーションビーム52下方を後方に延びる延長部47Eを有し、当該延長部47Eの後端部47bは、上記リヤサスペンション50後方に位置するサイレンサ42の直前部まで延長されると共に、該延長部47Eの後端部47bが対応するリヤフロアパネル23にブレース29を介して垂下されたブラケット60に固定され、上記延長部47Eは、上記フロアアンダカバー47の上記リヤサスペンション前方部位47d,47eと、固定された上記後端部47bとの間で前後方向に張設されたものである(図2、図3参照)。
この構成によれば、フロアアンダカバー47と、トーションビーム52下方を後方に延びる延長部47Eとが、車両前後方向に一体的に連続しており、継ぎ目が存在しないので、空力性能上、好ましい構造となり、当該フロアアンダカバー47の連続性確保を図ることができる。
また、フロアアンダカバー47を車両前後方向に分割した従来構造と比較して、継ぎ目での泥詰まりや、めくれの懸念がないうえ、取付け箇所も少なくすることができる。
さらに、この発明の一実施形態においては、上記フロアアンダカバー47の延長部47Eにおける左右の両側縁47f,47gは、切り落された板状に形成されると共に、車体に固定された延長部前端(リヤサスペンション前方部位47d,47e参照)と、延長部後端部(後端部47b参照)との間は、上下方向の可撓性を有するよう展張支持されたものである(図2、図5参照)。
この構成によれば、延長部前端(リヤサスペンション前方部位47d,47e)と延長部後端部(後端部47b)との間は、可撓性を有するように展張支持されているので、轍走行時等においてフロアアンダカバー47に路面物が当たっても、当該フロアアンダカバー47の上記展張支持された部位つまり延長部47Eが上方に撓んで逃げるため、フロアアンダカバー47破損のおそれが小さい。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の延長部前端は、リヤサスペンション前方部位47d,47eに対応し、
以下同様に、
延長部後端部は、後端部47bに対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
以下説明したように、本発明は、左右一対のトレーリングアームと、これらを連結するトーションビームとからなるトーションビーム式リヤサスペンションを備え、当該リヤサスペンションの前方に車体下面を覆う整流用のフロアアンダカバーが取付けられた車体下面構造について有用である。
23…リヤフロアパネル
29…ブレース
42…サイレンサ
47…フロアアンダカバー
47E…延長部
47b…後端部(延長部後端部)
47d,47e…リヤサスペンション前方部位(延長部前端)
50…リヤサスペンション
51…トレーリングアーム
52…トーションビーム
60…ブラケット

Claims (2)

  1. 左右一対のトレーリングアームと、これらを連結するトーションビームとからなるトーションビーム式リヤサスペンションを備え、
    当該リヤサスペンションの前方に車体下面を覆う整流用のフロアアンダカバーが取付けられた車体下面構造であって、
    上記フロアアンダカバーが上記リヤサスペンション前方部位から一体的に連続して上記トーションビーム下方を後方に延びる可撓性の延長部を有し、
    当該延長部の後端部は、上記リヤサスペンション後方に位置するサイレンサの直前部まで延長されると共に、
    該延長部の後端部が対応するリヤフロアパネルにブレースを介して垂下されたブラケットに固定され、上記延長部は、上記フロアアンダカバーの上記リヤサスペンション前方部位と、固定された上記後端部との間で前後方向に張設され、
    上記延長部は水平な地面に対して車両前後方向に前低後高状に形成された傾斜を有し、
    上記延長部は上記後端部のみが固定され、
    上記傾斜の前端部は上記トーションビームと前後方向において略同じ位置にあることを特徴とする
    車体下面構造。
  2. 上記フロアアンダカバーの延長部における左右の両側縁は、切り落された板状に形成されると共に、
    車体に固定された延長部前端と、延長部後端部との間は、
    上下方向の可撓性を有するよう展張支持されたことを特徴とする
    請求項1に記載の車体下面構造。

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