JP6308196B2 - 自動車の後部整流構造 - Google Patents

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Description

この発明は、後輪を懸架するリヤサスペンションの揺動部と、上記揺動部と共に上下揺動すると共に、該揺動部よりも車両前方かつ上方に位置する前側アームとを備えた自動車の後部整流構造に関する。
一般に、車体下部にはアンダカバーが設けられており、このアンダカバーで前輪と後輪との間に整流面が形成されている。
一方、リヤサスペンションを構成するサスペンションロアアームに対して、上記アンダカバーで整流された後の床下走行風が衝突した場合には、空力抵抗が増大することが知られている。
前後に複数のアーム(例えば、前側ロアアームと後側ロアアーム)を有するサスペンション構造の場合、サスペンションロアアームに対して車両前方側に位置するアンダカバー後端と、当該サスペンションロアアームとの間が広い。例えば、アンダカバー後端は、トレーリングアームの車体に対する取付け部位とほぼ同等位置か、それよりも車両前方に位置しており、サスペンションロアアームは、トレーリングアーム後端のハブサポート取付け部よりもさらに後方に位置しているので、これら両者(アンダカバー後端と、サスペンションロアアーム)の間隔が広く、アンダカバーで剥離された床下走行風が車両後方にいく程、上下方向に拡散する関係上、サスペンションロアアームに対する床下走行風の衝突を防ぐことが困難で、空力抵抗が増大する。
このような問題点を解決するために、サスペンションロアアームそれ自体に床下走行風の整流性が高く、比較的形状の大きいガイド部を設けることも考えられるが、この場合には、当該ガイド部が下方に膨出するので、最低地上高に関して不利となる。
ところで、特許文献1には、車体下部にアンダカバーを設け、このアンダカバーで前輪と後輪との間に整流面を形成したものが開示されているが、前後に複数のアームを有するリヤサスペンションを採用した場合には、アンダカバー後端とサスペンションロアアームとの間が広くなる関係上、上述同様の問題点が発生する。
また、特許文献2には、フロントサスペンションを構成する断面凹形状のロアアームに対して、走行風をガイドするガイド部を取付けた構造が開示されている。
特許文献2に開示された車両用サスペンション装置においては、ロアアームの前壁に上記ガイド部の係止爪を引っかけた後に、クリップを用いてガイド部をロアアームの底壁に取付けるものであって、上記ロアアームが上開き構造でないとガイド部の取付けが不可であり、また、ロアアームそれ自体にガイド部が取付けられているので、整流効果は得られるものの、走行風による空力抵抗を充分に低減することができず、さらに、ロアアームそれ自体にガイド部が取付けられる関係上、最低地上高が低くなり、改善の余地があった。
特開2007−320513号公報 特許第3966874号公報
そこで、この発明は、車体側ガイド部から車両後方に離間した揺動部への床下走行風の衝突を防止して、空力抵抗の改善を図ることができ、かつ、最低地上高の確保も可能となる自動車の後部整流構造の提供を目的とする。
この発明による自動車の後部整流構造は、後輪を懸架するリヤサスペンションの揺動部と、上記揺動部と共に上下揺動すると共に、該揺動部よりも車両前方かつ上方に位置する前側アームとを備えた自動車の後部整流構造であって、上記前側アームには、床下走行風を上記揺動部の少なくとも前面を迂回してその下方へ案内するアーム側ガイド部が設けられ、上記アーム側ガイド部の前方には、該アーム側ガイド部へ向けて床下走行風を案内する車体側ガイド部が設けられたものである。
上述の揺動部は、バネ座、ロアアーム、インホイールモータの何れに設定してもよく、また、上述の車体側ガイド部はアンダカバーで形成してもよい。
上記構成によれば、揺動部よりも車両前方かつ上方に位置する前側アームに、アーム側ガイド部を設けて、床下走行風が揺動部の少なくとも前面を迂回するようにコントロールすることで、車体側ガイド部から後方に離間した揺動部へ床下走行風が衝突することを防止して、空力抵抗の改善を図ることができる。
また、上記リヤサスペンションの揺動部と前側アームとは共に上下揺動するので、最小限のガイド構造でよく、さらに、該前側アームが上記揺動部よりも上方に位置するので、アーム側ガイド部を設けても最低地上高を確保することができる。
要するに、揺動部への床下走行風の衝突防止と、最低地上高確保との両立を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記リヤサスペンションの揺動部は、上記前側アームよりも大型で、コイルスプリングのバネ座が一体形成されたロアアームであることを特徴とする。
上記構成によれば、大型のロアアームであっても、上記アーム側ガイド部にて適切に空力抵抗を抑制することができる。
この発明の一実施態様においては、上記リヤサスペンションの揺動部は、後輪を支持するハブサポートに対して一体形成されたバネ座であることを特徴とする。
上記構成によれば、ハブサポートに一体形成されたバネ座であっても、上記アーム側ガイド部にて適切に空力抵抗を抑制することができる。
この発明によれば、車体側ガイド部から車両後方に離間した揺動部への床下走行風の衝突を防止して、空力抵抗の改善を図ることができ、かつ、最低地上高の確保も可能になるという効果がある。
本発明の自動車の後部整流構造を備えたリヤサスペンションを示す平面図 図1のA−A線矢視に相当する車体側を含む断面図 図1の要部を車両左側の前上から見た状態で示す斜視図 図1の要部を車両左側の前下から見た状態で示す斜視図 前側アームにアーム側ガイド部を取付けた状態の斜視図 前側アームの斜視図 図5の構造を車幅方向外側かつ前下から見た状態で示す斜視図 図5の正面図 図5の平面図 図5の底面図 アーム側ガイド部の縦断面構造を示す断面図 自動車の後部整流構造の他の実施例を示すリヤサスペンションの底面図 自動車の後部整流構造の比較例を示す側面図
車体側ガイド部から車両後方に離間した揺動部への床下走行風の衝突を防止して、空力抵抗の改善を図ることができ、かつ、最低地上高の確保も可能にするという目的を、後輪を懸架するリヤサスペンションの揺動部と、上記揺動部と共に上下揺動すると共に、該揺動部よりも車両前方かつ上方に位置する前側アームとを備えた自動車の後部整流構造において、上記前側アームには、床下走行風を上記揺動部の少なくとも前面を迂回してその下方へ案内するアーム側ガイド部が設けられ、上記アーム側ガイド部の前方には、該アーム側ガイド部へ向けて床下走行風を案内する車体側ガイド部が設けられるという構成にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は自動車の後部整流構造を示し、図1は当該後部整流構造を備えたリヤサスペンションを示す平面図、図2は図1のA−A線矢視に相当する車体側を含む断面図、図3は図1の要部を車両左側の前上から見た状態で示す斜視図、図4は図1の要部を車両左側の前下から見た状態で示す斜視図である。
まず、図1〜図4を参照してリヤサスペンションおよびリヤサブフレームの構成について説明する。
リヤサブフレーム10は、前側において車幅方向に延びる閉断面構造のフロントクロスメンバ11と、該フロントクロスメンバ11の後方において当該フロントクロスメンバ11と平行に車幅方向に延びる閉断面構造のリヤクロスメンバ12と、上述のフロントクロスメンバ11とリヤクロスメンバ12とを連結する平面視C字状、または逆向きC字状で、かつ閉断面構造の左右一対のサイドメンバ13,13と、を組合せて構成されている。
また、上述のサイドメンバ13による前後の各クロスメンバ11,12の連結部位近傍における車幅方向内側で、フロントクロスメンバ11とリヤクロスメンバ12とを前後方向に傾斜状に連結する左右一対のブレース14,14を設けて、これら一対のブレース14,14によりV字状ブレース構造を形成している。
さらに、上述のフロントクロスメンバ11の車幅方向側部と、その直後方におけるサイドメンバ13との間には、図3に示すスタビライザ15を取付けるために、車両前方が開放されたコ字状断面構造のスタビライザ取付けブラケット16を連結固定している。
上述の左右一対のサイドメンバ13,13の前後両端部には、リヤサブフレーム10を車体(例えば、リヤサイドフレーム)に取付ける車体取付け部17…が設けられている。
図1,図2に示すように、後輪18を左右独立懸架するリヤサスペンションは、アッパアーム19と、前側ロアアーム(具体的には、サスペンションアームとしてのラテラルリンクの一種であるトーコントロールリンク)20と、コイルスプリング21のバネ座22が一体形成された大型の後側ロアアーム23と、トレーリングアーム24と、ダンパ25(いわゆるストラットダンパ)と、を備えている。
上述のアッパアーム19は、I型アッパアームで構成されており、このアッパアーム19は、図1,図2に示すように、フロントクロスメンバ11上部の支持部11a(図3参照)に支持される車幅方向内側のアッパアーム軸19aと、後輪18(図2参照)を支持するハブサポート26の前上のアーム連結部26aに連結される車幅方向外側のアッパアーム軸19bと、を備えている。
上述の前側ロアアーム20は、図3,図4に示すように、下方が開放されたコ字状断面を有し、この前側ロアアーム20は、フロントクロスメンバ11下部の支持部11bに支持される車幅方向内側のロアアーム軸20aと、ハブサポート26の前下のアーム連結部に連結される車幅方向外側のロアアーム軸20bと、を備えている。
この前側ロアアーム20は、リヤサスペンションの揺動部としての後側ロアアーム23と共に上下揺動すると共に、図2に示すように、該前側ロアアーム20は後側ロアアーム23よりも車両前方かつ上方に位置するよう配設されている。
上述の後側ロアアーム23は、図1,図3,図4に示すように、リヤクロスメンバ12下部の支持部12aに支持される車幅方向内側のロアアーム軸(図示せず)と、ハブサポート26の後ろ下のアーム連結部に連結される車幅方向外側のロアアーム軸23bと、を備えている。
この後側ロアアーム23は、図1,図3に示すように、前側ロアアーム20よりも大型に形成されると共に、該後側ロアアーム23には、コイルスプリング21のバネ座22が一体形成されている。
上述の後側ロアアーム23は、その断面形状が上方開放型の凹形状に形成されており、この後側ロアアーム23には、コイルスプリング21の配設部を避けて、その上部車幅方向外側にはレインフォースメント27が結合固定されており、同様に、その上部車幅方向内側にもレインフォースメント28が結合固定されている。
図1,図2に示すように、上述のトレーリングアーム24は、その複数の後端連結部24b…がハブサポート26の前部に連結されており、トレーリングアーム24の前端連結部24aは車体側に枢支されている。
図2に示すように、車体側の構造は次のように構成されている。
すなわち、フロントフロアパネル30の後部に、上方に立上がるキックアップ部31を介してリヤフロアサイドパネル32を一体または一体的に連結すると共に、キックアップ部31の直後部に位置するリヤクロスメンバ33を設け、このリヤクロスメンバ33の前下フランジ部をフロントフロアパネル30の下面に、スポット溶接等の手段により接合固定し、リヤクロスメンバ33の後上フランジ部をリヤフロアサイドパネル32の下面に、同様にスポット溶接等の手段により接合固定して、リヤフロアサイドパネル32の前部とキックアップ部31とリヤクロスメンバ33との間に車幅方向に延びるリヤクロス閉断面34を形成して、下部車体剛性の向上を図っている。
また、上述のフロントフロアパネル30およびリヤフロアサイドパネル32の下方部には、これら各要素30,32に略沿うようにフロアフレームアンダパネル35を設けている。
このフロアフレームアンダパネル35は、図2に示すように、車両前後方向に延びると共に、トレーリングアーム24の前部と対応する部位には、開口部36が形成されており、後端連結部24bから車両前方に延びるトレーリングアーム24を、この開口部36からフロアフレームアンダパネル35の上方部に配設し、該トレーリングアーム24の前端連結部24aを、トレーリングアーム取付けブラケット37に枢支させたものである。
図2に示すように、上述のダンパ25は、ハブサポート26の後ろ下のダンパ連結部と、車体側(具体的には、リヤホイールハウスインナのダンパ支持部)との間に、略上下方向に向けて取付けられたものである。
次に、自動車の後部整流構造について詳述する。
図2に示すように、フロアフレームアンダパネル35の下部には、前側アンダカバー38と後側アンダカバー39とが取付けられている。これらの各アンダカバー38,39は、車体下部における排気管配設スペースを除く車体下部において、前輪と後輪18との間に整流面を形成するものである。
図2に示すように、前側アンダカバー38は、整流面を形成する床面38aと、この床面38aの後端部から上方に立上がってフロアフレームアンダパネル35に取付けられる取付け片38bと、を一体形成したものである。
上述の前側アンダカバー38の後部に連設された後側アンダカバー39は、図2に示すように、整流面を形成する床面39aと、この床面39aの後端に形成され前高後低状に傾斜する床下走行風e1の剥離部39bと、この剥離部39bの後方部にフロアフレームアンダパネル35側へ向けて凹設形成されたジャッキアップ用のスペースとなる凹部39cと、この凹部39cの後端から前高後低状に傾斜して一体形成された床下走行風e1の剥離部39dと、を備えている。
ここで、上述の後側アンダカバー39の各剥離部39b,39dは、後方かつ下方に傾斜する傾斜面にて形成されており、これらの各剥離部39b,39dは車体側ガイド部を構成するものである。
また、この実施例では、後側アンダカバー39における上述の凹部39cの凹底部つまり上部が、取付け部材39eを用いて、フロアフレームアンダパネル35に取付けられている。
図5は前側ロアアーム20にアーム側ガイド部としてのガイド部材を取付けた状態の斜視図、図6は前側ロアアーム20の斜視図、図7は図5の構造を車幅方向外側かつ前下から見た状態で示す斜視図、図8は図5の正面図、図9は図5の平面図、図10は図5の底面図、図11はアーム側ガイド部の縦断面構造を示す断面図である。
図2,図3,図4,図11に示すように、前側ロアアーム20には、床下走行風を上記後側ロアアーム23の少なくとも前面を迂回してその下方へ案内するアーム側ガイド部としての合成樹脂製のガイド部材40が設けられている。
そして、このガイド部材40の前方には、図2に示すように、該ガイド部材40へ向けて床下走行風e1を案内する車体側ガイド部としての上述の剥離部39b,39dが設けられている。
このように、後側ロアアーム23よりも車両前方かつ上方に位置する前側ロアアーム20に、ガイド部材40を設け、床下走行風が後側ロアアーム23の少なくとも前面を迂回するように成すことで、後側アンダカバー39の剥離部39b,39d、特に、剥離部39dから後方に大きく離間した揺動部である後側ロアアーム23へ床下走行風e1が衝突することを防止して、空力抵抗の改善を図るよう構成したものである。
要するに、単に前側ロアアーム20にガイド部材40を設けたものではなく、その後方に位置する後側ロアアーム23への床下走行風e1の衝突を回避するために、前側ロアアーム20を利用したものであって、後側ロアアームそれ自体にガイド部材を設けるような一般的な構造とは一線を画するものである。
ここで、上述のリヤサスペンションの後側ロアアーム23と前側ロアアーム20とは略同期的に共に上下揺動するので、ガイド部材40は常に最適な位置を維持することができ、最小限のガイド部材40でよく、さらに、該前側ロアアーム20が後側ロアアーム23よりも上方に位置することで、ガイド部材40を設けても、最低地上高を確保するよう構成したものである。
図5,図7〜図11に示すように、上述のガイド部材40は、前側ロアアーム20の上方に位置する略平面状の上片部41と、該上片部41の前端にヒンジ部としての樹脂ヒンジ42を介して連結され前側ロアアーム20の前方および下方に位置する下片部43とを備えている。
上述の上片部41および下片部43は、何れも前側ロアアーム20に沿って車幅方向に延びるものであるが、図9に示すように、この実施例では、上片部41の車幅方向の長さが、下片部43の車幅方向の長さに対して短くなるように形成されている。
また、上述の下片部43は、ヒンジ部である上記樹脂ヒンジ42から円弧状に下方かつ後方に前側ロアアーム20の下方まで一体形成された前側円弧部44と、該前側円弧部44の下端44aから上方かつ後方に円弧状に延びる後側円弧部45と、該後側円弧部45の後端45aから下方かつ後方に向けて斜め方向に延びる床下走行風e1(図11参照)の剥離片46(剥離部)とを備えている。
これにより、アーム側ガイド部であるガイド部材40の路面(地上)からの高さと、剥離片46下端部の路面(地上)からの高さを確保しつつ、当該剥離片46にて床下走行風e1の剥離効果を得るよう構成したものである。
さらに、図7に示すように、上述の下片部43の下面において、車幅方向両端部と車幅方向中間部とには、該下片部43に沿って車両の前後方向に延びると共に下方へ突出する複数のリブ47,48が一体形成されている。この実施例では、車幅方向両端部と車幅方向中間部とで合計4つのリブ47,48を一体形成し、複数のリブ47,48によりガイド部材40の剛性向上を図っている。
図7に示すように、上述の各リブ47,48のうち車幅方向両端部のリブ47,47は、車幅方向中間部に位置するリブ48,48に対して、少なくともその前側の突出量が大きく形成されている。
これにより、車幅方向両端部のリブ47,47で床下走行風e1を外側、詳しくは下片部43の車幅方向内側よりも内方、並びに、下片部43の車幅方向外側よりも外方に逃がさないようにしつつ、車幅方向中間部のリブ48,48により、床下走行風e1の整流を図るよう構成したものである。
図10に示すように、これらの各リブ47,48は互いに平行に形成されると共に、各リブ47,48の後端は、図7,図10に示すように、剥離片46に一体連結されており、これにより、ガイド部材40のさらなる剛性向上を図ると共に、剥離片46がフランジとしての機能を兼ねるよう構成している。
図5,図9に示すように、ガイド部材40の上片部41は、その後部車幅方向両端がクリップ49,49により前側ロアアーム20上面のクリップ係止孔20c(図6参照)孔縁に固定されている。
図5,図6,図9に示すように、ガイド部材40の下片部43は、可撓性を有する金属製板状の取付けブラケット50(可撓部材)を介して上述の前側ロアアーム20に取付けられている。
これにより、ガイド部材40に飛び石などの物体やその他の障害物が当接しても、その当接荷重を取付けブラケット50で緩衝し、当該荷重の前側ロアアーム20に対する伝達率を低減すると共に、上述のガイド部材40により前側ロアアーム20それ自体に障害物等が直接当接することを防ぎ、前側ロアアーム20の塗装の剥がれや、これに起因する錆の発生を防止するよう構成している。
上述の取付けブラケット50は、図6に示すように、前側ロアアーム20の上面における車幅方向の略中央部に固定された固定部50aと、この固定部50aの前端から前側ロアアーム20の前面に沿って下方に延びた後に、車両前方に延びる前部取付け片50bと、上述の固定部50aの後端から後方かつ車幅方向外方に延びる後部取付け片50cと、上述の固定部50aの後端から後方かつ車幅方向内方に延びる後部取付け片50dと、を一体形成したものである。
そして、上述の各取付け片50b,50c,50dの上面には、それぞれウエルドナット51が設けられている。
一方、ガイド部材40の下片部43には、図10に底面図で示すように、前部取付け片50bのウエルドナット51と対応するように前側円弧部44から上方に向けて凹む凹入部52と、後部取付け片50c,50dのウエルドナット51,51に対応するように後側円弧部45から上方に向けて凹む凹入部53,53と、が一体に凹設形成されている。
上述の下片部43は、上述の各凹入部52,53上面を、取付けブラケット50における各取付け片50b,50c,50dの下面に当接させた状態で、凹入部52,53の下方から上方に向けて挿入するボルト54(図7,図10参照)を上述のウエルドナット51に対して締結することで、前側ロアアーム20の下方に位置させたものであり、上述の凹入部52,53の凹入深さは、ボルト54の頭部が下片部43から下方に突出しない程度の深さに設定されている。
要するに、ガイド部材40の上片部41は、図9に示すように、クリップ49による2点止めにて前側ロアアーム20に直接固定されており、下片部43は、図10に示すように、ボルト54、ナット51による3点止めにて、取付けブラケット50を介して前側ロアアーム20に間接固定されたものである。
上述のガイド部材40は、車体の組付け完了後に上記前側ロアアーム20に取付けられるもので、この際、ガイド部材40の上片部41と下片部43との開角を予め鈍角に設定し、この状態で、まず上片部41を前側ロアアーム20に対して2点止めした後に、樹脂ヒンジ42を介して下片部43を後方かつ上方に回動操作して、当該下片部43を所定位置にセットし、この状態で下片部43を取付けブラケット50(図6参照)に対して3点止めにより固定するものである。
なお、図示実施例の図2〜図11においては車両左側の後部整流構造について説明したが、車両右側の後部整流構造は左側のそれと左右対称または左右略対称に構成されている。また、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示し、矢印INは車幅方向の内方を示し、矢印OUTは車幅方向の外方を示す。
図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下作用を説明する。
図2に仮想線で示すように、床下走行風e1が、ジャッキアップ用のスペースである凹部39cに入らないように、該床下走行風e1を後側アンダカバー39の剥離部39bで剥離される。
剥離部39bで剥離された床下走行風e1は凹部39cに入り込むことなく、その後部の剥離部39dに再付着した後に、当該剥離部39dにて再び剥離される。
この剥離部39dで剥離された床下走行風e1は、図2,図11に仮想線で示すように、上下方向に拡散しながら、その後方のガイド部材40に向けて流れ、図11に示すように、このガイド部材40の前側円弧部44に沿って流れる床下走行風e1は、その下端44aから一旦後側円弧部45に沿って上方かつ後方に流れた後に、剥離片46で剥離され斜め下方かつ後方に指向されるので、図2に仮想線で示すように、該床下走行風e1は後側ロアアーム23の前面を迂回してその下方へ案内される。
このため、後側アンダカバー39の剥離部39dから後方に大きく離間した後側ロアアーム23に床下走行風e1が衝突することを防止して、空力抵抗の改善を図ることができる。
図13は比較例を示す側面図であって、図13においては図2の構成からガイド部材40を取り除いた構成を示しており、その他の構造については図2と同様であるから、便宜上、図13において図2と同一の部分には同一符号を付している。
図13に示す比較例においては、後側アンダカバー39の剥離部39dで剥離された床下走行風e1は、図13に仮想線で示すように、上下方向に拡散しながら後方に向けて流れ、この後方に向けて流れる床下走行風e1が前側ロアアーム20の前面に衝突すると共に、その後方の後側ロアアーム23の前面にも衝突するので、空力抵抗が増大する。
因に、図13に示す比較例において、床下走行風e1が各ロアアーム20,23の前面に衝突しないように成す場合には、剥離部39dを後側ロアアーム23のフルボトム位置に対応して走行風を剥離させる構造に成すとよいが、この場合には、剥離部39dの傾斜角が大きく、かつ形状も大きくなるため、この分、空力抵抗が増加するので好ましくない。
このように、上記実施例の自動車の後部整流構造は、後輪18を懸架するリヤサスペンションの揺動部(後側ロアアーム23参照)と、上記揺動部(後側ロアアーム23)と共に上下揺動すると共に、該揺動部(後側ロアアーム23)よりも車両前方かつ上方に位置する前側アーム(前側ロアアーム20参照)とを備えた自動車の後部整流構造であって、上記前側アーム(前側ロアアーム20)には、床下走行風e1を上記揺動部(後側ロアアーム23参照)の少なくとも前面を迂回してその下方へ案内するアーム側ガイド部(ガイド部材40参照)が設けられ、上記アーム側ガイド部(ガイド部材40)の前方には、該アーム側ガイド部(ガイド部材40)へ向けて床下走行風e1を案内する車体側ガイド部(剥離部39b,39d、特に、後側に位置する剥離部39d参照)が設けられたものである(図2参照)。
この構成によれば、揺動部(後側ロアアーム23)よりも車両前方かつ上方に位置する前側アーム(前側ロアアーム20)に、アーム側ガイド部(ガイド部材40)を設けて、床下走行風e1が揺動部(後側ロアアーム23)の少なくとも前面を迂回するようにコントロールすることで、車体側ガイド部(アンダカバー39の剥離部39b,39d)から後方に離間した揺動部(後側ロアアーム23)へ床下走行風e1が衝突することを防止して、空力抵抗の改善を図ることができる。
また、上記リヤサスペンションの揺動部(後側ロアアーム23)と前側アーム(前側ロアアーム20)とは共に上下揺動するので、ガイド部材40は常に最適な位置を維持することができると共に、最小限のガイド構造でよく、さらに、該前側アーム(前側ロアアーム20)が上記揺動部(後側ロアアーム23)よりも上方に位置するので、アーム側ガイド部(ガイド部材40)を設けても最低地上高を確保することができる。
要するに、揺動部(後側ロアアーム23)への床下走行風e1の衝突防止と、最低地上高確保との両立を図ることができる。
この発明の一実施形態においては、上記リヤサスペンションの揺動部(後側ロアアーム23)は、上記前側アーム(前側ロアアーム20)よりも大型で、コイルスプリング21のバネ座22が一体形成されたロアアーム23であることを特徴とする(図3参照)。
この構成によれば、大型のロアアーム23であっても、上記アーム側ガイド部(ガイド部材40)にて適切に空力抵抗を抑制することができる。
さらに、実施例で開示(図11参照)したように、上記アーム側ガイド部(ガイド部材40参照)は、前側アーム(前側ロアアーム20参照)の上方に位置する略平面状の上片部41と、該上片部41の前端にヒンジ部としての樹脂ヒンジ42を介して連結され前側アーム(前側ロアアーム20)の前方および下方に位置する下片部43とを備え、上記下片部43は上記樹脂ヒンジ42(ヒンジ部)から円弧状に下方かつ後方に前側アーム(前側ロアアーム20)の下方まで一体形成された前側円弧部44と、該前側円弧部44の下端44aから上方かつ後方に円弧状に延びる後側円弧部45と、該後側円弧部45の後端45aから下方かつ後方に向けて斜め方向に延びる床下走行風e1の剥離片46(剥離部)とを備えると、次の作用、効果を得ることができる。
すなわち、上記構成によれば、アーム側ガイド部(ガイド部材40)の路面(地上)からの高さと、剥離片46の路面(地上)からの高さを確保しつつ、床下走行風e1の剥離効果を得ることができる。
図12は自動車の後部整流構造の他の実施例を示すリヤサスペンションの底面図である。
この実施例においては、後輪18(図2参照)を支持するハブサポート26に対して一体形成されたバネ座60を、リヤサスペンションの揺動部に設定したものである。
図12に示すように、この実施例においては、ハブサポート26の下部から車幅方向内方に延びるバネ座60を設け、このバネ座60と共に上下揺動すると共に、当該バネ座60よりも車両前方かつ上方に位置する前側アームとしての前側ロアアーム20を備えており、この前側ロアアーム20には、床下走行風e1(前図参照)をバネ座60の少なくとも前面を迂回してその下方へ案内するガイド部材40(アーム側ガイド部)を設けたものである。
また、この実施例においては、後側ロアアーム23Aはその車幅方向内端部がリヤクロスメンバ12の支持部12aに支持されており、当該後側ロアアーム23Aは、この支持部12aから上述のバネ座60の後方部を迂回するよう車幅方向外方に延びており、後側ロアアーム23Aの車幅方向外端部は、ロアアーム軸23bを介してハブサポート26の後ろ下のアーム連結部に連結されている。
このように、図12で示した実施例においては、上記リヤサスペンションの揺動部は、後輪18を支持するハブサポート26に対して一体形成されたバネ座60であることを特徴とする(図12参照)。
この構成によれば、ハブサポート26に一体形成されたバネ座60であっても、上記アーム側ガイド部(ガイド部材40)にて適切に空力抵抗を抑制することができる。
図12で示したこの実施例においても、その他の構成、作用、効果については、先の実施例とほぼ同様であるから、図12において前図と同一の部分には、同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の揺動部は、図1〜図11で示した実施例の後側ロアアーム23、または、図12で示した実施例のバネ座60に対応し、
以下同様に、
前側アームは、前側ロアアーム20(詳しくは、サスペンションアームとしてのラテラルリンクの一種であるトーコントロールリンク)に対応し、
車体側ガイド部は、後側アンダカバー39の剥離部39b,39d(特に、剥離部39d)に対応し、
アーム側ガイド部は、ガイド部材40に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えば、上記揺動部としては、コイルスプリング21のバネ座22が一体形成された後側ロアアーム23やハブサポート26に一体形成されたバネ座60に代えて、インホイールモータであってもよい。
以上説明したように、本発明は、後輪を懸架するリヤサスペンションの揺動部と、上記揺動部と共に上下揺動すると共に、該揺動部よりも車両前方かつ上方に位置する前側アームとを備えたような自動車の後部整流構造について有用である。
18…後輪
20…前側ロアアーム(前側アーム)
21…コイルスプリング
22…バネ座
23…後側ロアアーム(揺動部)
26…ハブサポート
39b,39d…剥離部(車体側ガイド部)
40…ガイド部材(アーム側ガイド部)
60…バネ座(揺動部)

Claims (3)

  1. 後輪を懸架するリヤサスペンションの揺動部と、
    上記揺動部と共に上下揺動すると共に、該揺動部よりも車両前方かつ上方に位置する前側アームとを備えた自動車の後部整流構造であって、
    上記前側アームには、床下走行風を上記揺動部の少なくとも前面を迂回してその下方へ案内するアーム側ガイド部が設けられ、
    上記アーム側ガイド部の前方には、該アーム側ガイド部へ向けて床下走行風を案内する車体側ガイド部が設けられたことを特徴とする
    自動車の後部整流構造。
  2. 上記リヤサスペンションの揺動部は、上記前側アームよりも大型で、コイルスプリングのバネ座が一体形成されたロアアームであることを特徴とする
    請求項1記載の自動車の後部整流構造。
  3. 上記リヤサスペンションの揺動部は、後輪を支持するハブサポートに対して一体形成されたバネ座であることを特徴とする
    請求項1記載の自動車の後部整流構造。
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