JPH07178939A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH07178939A
JPH07178939A JP34677393A JP34677393A JPH07178939A JP H07178939 A JPH07178939 A JP H07178939A JP 34677393 A JP34677393 A JP 34677393A JP 34677393 A JP34677393 A JP 34677393A JP H07178939 A JPH07178939 A JP H07178939A
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recording paper
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尚省 長田
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俊郎 河野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリンタに用いられるクランパの駆動機構等
の簡略化を図る。 【構成】 収納部に積層されたカット状の記録紙と給排
紙ロ−ラとを互いに圧接させて、前記給排紙ロ−ラの所
定方向の回転により給紙し、記録時に記録紙の先端部を
可動クランプ部材261と固定クランプ部材262とか
ら成るクランプ手段によりクランプする構成の装置であ
り、可動クランプ部材の駆動機構274,276,27
7,278,279L,283R…と、記録紙と給排紙
ロ−ラとを圧接させるための駆動機構300,303,
306,310…と、を連動する構成にすると共に、そ
れらの駆動機構を一個のギア−ドモ−タ274で駆動さ
せるようにして、装置の簡略化等を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サ−マルヘッド等を用
いて記録を行う記録装置に関し、特に、クランプの駆動
機構等に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に、ロ−ル状に巻回され
た記録紙を、その先端を引き出して記録紙搬送用の二つ
のロ−ラにより挟持させて装置に装着すると共に、記録
動作時にその先端部を固定挟持したままで、イエロ−、
マゼンタ及びシアンの少なくとも3色の記録すべき色毎
に、記録紙を往復動させながら所定の情報を面順次で転
写記録する構成の記録装置の提案を行った〔特願平4−
163575号(平成4年5月29日出願)〕。この装
置によれば、記録動作時に記録紙の先端部を固定位置に
クランプするようにしているために、面順次記録を行う
ために記録紙を往復動作させても、記録紙の基準となる
位置が安定に維持されてレジズレの極めて少ない高品位
な画像を記録することができるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな、記録時に記録紙の先端部を固定位置にクランプす
る構成の装置においては、ロ−ル状の記録紙を用いる構
成としており、記録紙のカ−ル発生、記録紙のカット機
構による装置の複雑化、記録紙の装置への装着時の取り
扱い上の問題等から、ロ−ル状の記録紙に代えてカット
紙を用いる構成が望まれている。この場合、記録紙を一
枚づつ搬送させるための給紙機構、このような装置に適
応したクランプ機構等が必要となり、それらの構造を如
何に簡略化するかが問題となっていた。本発明は、この
ような問題に鑑みて成されたものであり、記録時に記録
紙の先端部を固定位置にクランプする構成の装置におい
て、複数の駆動機構を連動させる等の構成にして装置の
簡略化等を図ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の記録装置は、上
述の目的を達成するために、以下の1)乃至3)の手段
より成る。即ち、 1)収納部に積層された記録紙を、これに圧接する給紙
ロ−ラによりプラテンロ−ラに搬送して装填し、記録時
に、前記装填された記録紙の先端部をクランプ手段によ
り固定位置にクランプして、イエロ−、マゼンタ及びシ
アンの少なくとも3色の記録すべき色毎に、前記記録紙
を順方向と逆方向とに移動させながら所定の情報を面順
次で転写記録する記録装置であって、前記クランプ手段
を可動クランプ部と固定クランプ部とで構成すると共
に、前記可動クランプ部を前記固定クランプ部に圧接す
るクランプ位置と前記固定クランプ部から退避する非ク
ランプ位置とに移動させるための第1の駆動機構と、前
記記録紙と前記給紙ロ−ラとの圧接及び離接を行わせる
ための第2の駆動機構とを連動して設けたことを特徴と
する記録装置。
【0005】2)請求項1に記載の記録装置において、
第1の駆動機構と第2の駆動機構とを同一駆動源を用い
て駆動させるようにしたことを特徴とする記録装置。
【0006】3)請求項1に記載の記録装置において、
記録紙と給紙ロ−ラとの圧接時には、前記可動クランプ
部を非クランプ位置に退避させ、記録動作時には前記圧
接を解除させると共に前記可動クランプをクランプ位置
に移動させ、前記記録紙を装置から排出させる時には、
前記可動クランプを非クランプ位置に移動させると共
に、前記プラテンロ−ラを駆動して前記排出を行せるよ
うにしたことを特徴とする記録装置。
【0007】
【実施例】以下、本願の発明に係る記録装置の一実施例
について図面を参照して説明する。 図1は、その実施
例に係るカラープリンタ(以下、単に「プリンタ」称
す。)の概略外形斜視図、図2はその縦断面図、図3は
図2の部分拡大図、そして、これら図2及び図3はサ−
マルヘッド機構部がプラテンロ−ラに対向する位置にセ
ットされた時の状態図である。これらの図に示すよう
に、本プリンタは概略階段状の外形を呈している。プリ
ンタ1は、その前方にカット記録紙(以下、単に記録紙
と称す。)2を収納する記録紙収納部3、中央部に主要
記録機構を有する機構部4、底面側に信号処理回路部
5、その下方側に電源及び機構制御回路部6、その後方
にI/F回路部6Aが夫々配置されている。
【0008】そして、前記機構部4には、サーマルヘッ
ド機構部10、転写紙11を保持するカ−トリッジ1
2、記録紙2を保持させる保持機構部13、記録中に記
録紙2を一時貯留するための貯留部14等が設けられた
構成となっている。15は記録紙収納部3を覆うカバー
で、記録紙2の補充が容易なように着脱自在に設けられ
ている。また、16も排紙トレー9、カートリッジ12
及び貯留部14を覆うカバ−で、ヒンジ16-1により開
閉自在に設けられ、カートリッジ12の交換作業や、ジ
ャム等が発生した時の貯留部14における記録紙2の除
去が容易になし得るようになっている。41は透明部材
から成る窓部で貯留部14内の記録紙2の状態が観察で
きるようになっている。
【0009】本プリンタでは、後述するように記録紙2
をプラテンローラ7の前後で往復動作させて、イエロ
ー、マゼンタ、シアン(以下、それぞれを単に「Y」、
「M」、「C」と表記する。)の3色、又はブラック
(Bk)を加えた4色で面順次の記録を行なうものであ
るが、記録中、全色の記録が完了するまでは、記録中に
記録紙面上にゴミや埃が付着しないように記録紙2がプ
リンタ1の外部に排出されないように配慮されている。
尚、図1中、19はプリンタ1の動作状態を表示する表
示パネルである。
【0010】次に、前記機構部4について、図4〜図6
を併せ参照して詳述する。これらの図は機構部4の近傍
断面図で、図4は記録動作中において記録紙2が貯留部
14に貯留されている状態を示す。図5はサーマルヘッ
ド機構部10が軸38を中心に時計方向に回動して退避
した状態を示す。また、図6は、図5の退避状態位置に
おいてカートリッジ12が取り除かれた状態を示す。
【0011】機構部4を支持するフレームは、左右のア
ルミダイカスト製フレーム17R,17L及びこれらの
左右フレーム17R,17Lを連結するステー18とL
字型ステー39とから構成されている。サーマルヘッド
機構部10は、軸38を支点に回動自在であり、サーマ
ルヘッド機構部10がプラテンローラ7側の回動位置に
あるときは、左右フレーム17R,17Lに設けられた
固定爪20R,20L(図5,6参照)がサーマルヘッ
ド機構部10の左右両側に設けられた固定ピン21R,
21Lに係合することによってサーマルヘッド機構部1
0が固定される。これら固定爪20R,20Lは、シャ
フト22に一体に固定されて回動動作する。固定爪20
R,20Lと固定爪20R,20Lとの係合の解除は、
図示しないロック解除機構によって、図中、固定爪20
R,20Lを反時計方向に回動することによって行なわ
れる。24R,24Lは、それぞれ左右のフレーム17
R,17Lに形成されたカートリッジ12の着脱を案内
するためのレールであり、サーマルヘッド機構部10が
退避状態にあるとき、カートリッジ12はこのレール2
4R,24Lに沿って上下方向に着脱可能な構成となっ
ている。
【0012】次に、上述のサーマルヘッド機構部10に
対向して設けられるプラテンローラ7の機構について、
図7及び図8を併せ参照して説明する。図7はプラテン
ローラ7近傍の概略斜視図、図8はそのA−A断面図で
ある。プラテンローラ7は、少なくとも、左右フレーム
17R,17Lに装着される前までには、サブユニット
化されるものである。プラテンローラ7は金属シャフト
7-1の外周上にゴム等の弾性部材を巻装してロ−ラ部7
-2を形成し、このロ−ラ部7-2の両側には、ボールベア
リング114R,114Lが夫々設けられる。一方のボ
ールベアリング114Rの外側には、プーリ122が設
けられ、他方側のボールベアリング114Lとロ−ラ部
7-2との間には、その一端部が係止部7-3に係止される
ように常時伸張方向に付勢されたバネ249が介装され
て、サブユニット化されるものである。即ち、シャフト
7-1の一方側にボールベアリング114Rを挿入し、ネ
ジ248によりプーリ122を固定保持する。また、他
方側に高弾発性のバネ249を挿入し、Cリング等の着
脱可能なリング250をバネ249を多少圧縮するよう
に溝部7-4に嵌め込んで固定保持しておき、その外側か
らボールベアリング114Lを挿入して固定し、予めサ
ブユニット化するものである。
【0013】また、一方、このサブユニット化されたプ
ラテンローラ7を支持する左右フレーム17Rには、ボ
ールベアリング114R,114Lを挿通させるに充分
な大きさの楕円形状の孔部252Rが形成されている。
しかも、孔部252Rはサーマルヘッド機構部10の押
圧方向側を装置の下側方向に傾けて設けられている。そ
して、孔252Rの外側の内孔縁には前記ボ−ルベアリ
ング114R,114Lを挿通させるに充分な広さの孔
部を残して、前記ボールベアリング114Rを外側より
保持できるフランジ部251Rが形成されている。同様
に、左フレ−ム17L側にも、同様の大きさの楕円形の
孔252Lが傾けて設けられている。そして、外側の内
孔縁にはボ−ルベアリング114Lの挿通を阻止し、シ
ャフト7-1の軸径より大なる広さの孔部を残してフラン
ジ部251-1Lが形成され、このフランジ部251L-1
に連続して、前記フランジ部251-1Lにより形成され
る孔部の広さより狭く、シャフト7-1の軸径より僅かに
広めの孔部を形成するように、フランジ部251-2Lが
設けられている。
【0014】このようにサブユニット化されたプラテン
ロ−ラ7の組込みは、まず、右フレーム17Rの孔部2
52Rの上部寄りの孔部から、サブユニットを、その挿
入先端側となるベアリング部114Lの外側をフランジ
部251-1Lの内側に押し付けるように挿入し、その
後、各ベアリング114R,114Lの外側を孔252
R、Lの内壁に沿わせるように図7上手前側にスライド
させる。そして、その後、Cリング250を外し、左右
レール24R,24Lで孔部252R,Lよりベアリン
グ114R,Lの外輪を押えて組立を完了する。尚、こ
のプラテンローラの駆動は、図示しないモ−タからの駆
動力がギア列等を順次経て、プーリ122に伝達される
ことにより駆動されるようになっている。
【0015】次に、クランパ機構について図9及び図1
0を併せ参照して説明する。図9は記録紙2を搬送する
時の状態図、図10はクランパ機構の部分拡大図であ
る。クランパ機構は、可動クランプ部材261と固定ク
ランプ部材262で大略構成される。可動クランプ部材
261は断面形状が略L字状で、記録紙幅方向全長にわ
たって均一な平面形状を呈する高剛性の材料から成り、
左右フレーム17R,L側に固定された板金部材264
R,Lの軸265R,Lに軸支されている。
【0016】記録紙2が入来する先端部は、走行中の記
録紙2の折れを防止するために曲面269が形成されて
いる。263はクランプ面で、ゴム等から成る摩擦部材
が接着剤により埋設固定されている。そして、このクラ
ンプ面263から突出するようにクランプピン342
R,Lが設けられている。これらクランプピン342
R,Lは、ネジ343に螺合されており、これらクラン
プピン342R,Lを回すことによってその突出量の調
整をして均一なクランプ力が得られるようになってい
る。
【0017】更に、このクランプ面263の排紙口8側
には段形状のストッパ部339が形成され、このストッ
パ部339は後述するこの可動クランプ部材261の開
口状態で記録紙2がプラテンローラ7側から斜め姿勢で
搬送された場合に、記録紙2の先端をこのストッパ部3
39に当接させて斜め姿勢を修正するように形成された
ものである。記録紙2はこのストッパ部339に姿勢修
正された後、更に、搬送されるための送出力が増加され
ると、記録紙2の先端部が撓み始め、記録紙2の持つ弾
性力が一定値以上に達した段階で、その先端部がストッ
パ部339から外れて、排紙口8の方向に押しやられる
ようになっている。
【0018】一方、固定クランプ部材262も、高剛性
材料から成り、その一方側が記録紙2が巻回される周面
とは反対側のプラテンローラの周面に沿って臨み、その
幅は左フレーム17Lと右フレーム17Rと間の全幅に
亘り、左右フレーム17L,Rに固定されている。その
断面形状は略三角形状を呈し、記録紙2の入来する入り
口部分は記録紙がスム−ズに通過できるように曲面26
8が形成され、これに続く奥行き方向には可動クランプ
部材261のクランプ面263と対向するクランプ面2
67が設けられている。このクランプ面267は、クラ
ンプ時に、互いに均一な圧接力が得られるように、均一
な面とされている。更に、クランプ面267の奥行き方
向には、一段下がった段部が形成され、記録紙2の排出
を案内するためのガイド面273とされている。また、
これと対向する反対面側にも記録紙2の入来を案内する
ためのガイド面272が形成されている。
【0019】次に、クランパ機構の開閉動作につき図1
1及び図12を併せ参照して説明する。図11は可動ク
ランプ部材261の駆動機構を示す概略部分斜視図、図
12は給紙ユニット202の概略斜視図である。274
は可動クランプ部材261の駆動源となるギア−ドモ−
タで、この駆動力がギア276及びギア278を順次経
て減速伝達される。このギア278の回動軸であるシャ
フト277の両端側には円盤279L,Rが固着され、
これら円盤279L,Rの中心から偏移した位置に偏移
ピン280L,Rが設けられ、これら偏移ピン280
L,Rにはリンク部材282L,Rの一端側に形成され
たU字状の切り溝284L,Rが挿通され、爪280-1
L,Rによりリンク部材282の抜け落ちが防止されて
いる。また、リンク部材282L,Rの他端側は、可動
クランプ部材261の両側の板金部材264L,Rの軸
281L,Rに軸支されている。そして、これらリンク
部材282L,Rのピン280L-2,R-2と偏芯ピン2
80L,Rとにはバネ283L,Rが張架されている。
【0020】このような構成において、円盤279L,
Rがギア−ドモ−タ274から反時計方向の駆動力を得
ると、偏芯ピン280L,Rが切り溝284L,R内
を、図11上、上部方向に移動して内縁を押圧し、リン
ク部材282を押し上げる。これにより可動クランプ部
材261は軸265L,Rを中心に反時計方向に回動さ
れて開状態となる。偏芯ピン280L,Rが最上部位置
に達した時が可動クランプ部材261の全開状態であ
る。
【0021】そして、偏芯ピン280L,Rが最上部位
置より更に時計方向に回転すると(或いは、反時計方向
に回転させても良い。)、今度は、可動クランプ部材2
61が固定クランプ部材262に近接する方向に回動さ
れ、この回転途中で可動クランプ部材261が固定クラ
ンプ部材262に当接し、更なる回転によりバネ283
が圧縮状態にされて固定クランプ部材262への圧接力
が付与されるようになっている。偏芯ピン280L,R
が図13上、最下方位置に来た時、最大の圧接力が付与
される。
【0022】前述の可動クランプ部材261の開閉状態
は、検出機構により管理されており、スリット板285
と透過センサ286,287とで行うようにしている。
即ち、スリット部288が透過センサ286に検出され
た時が最大圧接位置で、スリット部288が透過センサ
287に検出された時が全開時の状態位置となるように
設定されている。また、可動クランプ部材261の全開
状態において、そのストッパ部339はプラテンロ−ラ
7とサ−マルヘッド91の圧接点からの接線上にあり、
この状態時に、後述する給紙動作によって記録紙の先端
が挿入されると、クランプ面261に埋設された反射型
光センサ289R,Lにより記録紙の装填が確認される
ようになっている。
【0023】また一方、前述のギア−ドモ−タ274
は、記録紙2と給排紙ロ−ラ293との圧接を行わせる
ための駆動源も兼ねている。即ち、記録紙2の装置内へ
の給紙は、記録紙2を給排紙ロ−ラ293に圧接し、こ
の給排紙ロ−ラ293の回動により給紙を行わせるもの
で、前記ギア−ドモ−タ274が記録紙2を給排紙ロ−
ラ293に圧接させるための駆動機構の駆動源となって
いるものである。シャフト277には、先端側にコロ3
01を設けたア−ム300が設けられ、これに対向して
当接面302を有する従動部材303がその長孔303
-1にピン304を挿通して直動自在に設けられている。
そして、この従動部材303の一側端側の起立部の係止
部312にはシャフト305の一端側が固定保持され、
その他端側は給紙レバ−306の下方位置に穿たれた孔
307に進退自在に挿通されている。また、このシャフ
ト305には摺動可能なようにリング305-1が設けら
れており、このリング305-1と前記係止部312との
間に圧縮バネ311が介装されている。前記給紙レバ−
306は略L字形状を呈し、軸308により支持部30
3-2に回動自在に軸支され、その上端側に設けられるコ
ロ310が給紙ユニット202の底板291の裏面に当
接されるようになっている。
【0024】このような構成において、シャフト277
が、ギア−ドモ−タ274により可動クランプ部材26
1を全開するように回動されると、従動部材303がア
−ム300のコロ301により、その当接面302が押
圧されて直動し、これに連結される給紙レバ−306が
反時計方向に回動される。その結果、給紙レバ−306
の先端側に設けられるコロ310が底板291を押し上
げるように作用する。
【0025】可動クランプ部材261が全開した時、即
ち、透過センサ287がスリット部288を検出した時
が、コロ310が底板291上に積層された最上位置の
記録紙2を給排紙ロ−ラ293に最大限に圧接した時で
ある。この圧接力は前記圧縮バネ311により得られる
ようになっている。
【0026】次に、以上のような構成による本プリンタ
1の記録に至る一連の動作につき説明する。まず、図6
に示すようにサーマルヘッド機構部10を退避させて、
カートリッジ12をレール24R,24Lに沿わせて装
着する(図5)。その後、サーマルヘッド機構部10を
図2,3に示すプラテンロ−ラ7の対向位置に回動させ
る。この状態時には、まだサ−マルヘッド91はプラテ
ンロ−ラ7に圧接していない。転写紙11は、この状態
時には、カートリッジ12から引き出されて、供給ロー
ル25、サーマルヘッド91、ヒートシンク98、ステ
ー87及び巻取りロール26へと走行パスが形成され
る。
【0027】そして、次に、記録紙2が記録紙収納部3
に収納され、記録モ−ドが選択されると、ギア−ドモ−
タ274が駆動して可動クランプ部材261が開状態に
されると共に、前述の給紙レバ−306のコロ310が
底板291を上方に押しやり、底板291上に積層され
ている最上部の記録紙2が給排紙ロ−ラ293に圧接さ
れる。ちょうど、図9に示す状態となる。そして、この
状態より給排紙ロ−ラ293が反時計方向に回転する
と、最上部の記録紙2が給排紙ロ−ラ293の摩擦力に
より、その最上部の記録紙のみが分離爪295L,Rに
より分離されて、給紙ガイド326に沿ってプラテンロ
−ラ7方向に送り出される。途中、その先端が上方にず
れるようなことがあれば固定クランプ部材262のガイ
ド部272により下方方向に修正され、給紙ガイド32
6に沿ってプラテンロ−ラ7とサーマルヘッド91間に
誘導される。そして、更に、記録紙2は、プラテンロ−
ラ7の順方向の回動により、その先端が可動クランプ部
材261のストッパ部339に当接する位置まで搬送さ
れる。
【0028】記録紙2の先端がこのストッパ部339の
位置に達すると、このクランプ面263内に埋設されて
いる光センサ289R,Lにより検出され,可動クラン
プ部材261が閉じられ、互いのクランプ面263,2
67により記録紙2が挟持される。その後、サ−マルヘ
ッド91がプラテンロ−ラ7に圧接され、記録紙2がそ
の記録長分に応じて順方向に空送される。この状態時に
は、すでに、転写紙11の一色目(Y)の記録開始位置
が繰り出されており、サ−マルヘッド91も所定温度に
温められている。そして、このような状態から通電が開
始されてライン毎の転写記録が開始される。この記録動
作中は、記録紙2の先端はクランプ状態にあり、記録終
了部分が順次貯留部14に繰り出され、最終的に図4に
示すようなル−プ状となって貯留部14に貯留されるこ
とになる。
【0029】この一色目の記録が完了すると、プラテン
ロ−ラ7は、今度は逆転して、記録紙2を再び一色目の
記録開始と同様な状態位置に戻すようにする。この場
合、記録紙2は給紙時の経路をそのまま逆送し、逆送が
終了した段階では、記録紙2の後端部が給排紙ロ−ラ2
93を超るX位置近傍(図2参照)まで戻される。本プ
リンタでは、装置をなるべく小さく、装置の強度を落と
さず、しかも、簡易な構造とする等の総合的観点から、
走行経路を決定しており、記録紙2の給紙位置から記録
開始位置までの距離を極めて短くし、しかも、記録紙2
を逆送させるための専用の逃げ道を設けず、給紙時の経
路を兼用するようにしたものである。そのため、この逆
送時には、記録紙2が給排紙ロ−ラ293に邪魔される
ことがないように、給紙レバ−306のコロ310によ
る底板291の押上が解除されて、給排紙ロ−ラ292
に対する間隙を設けて、この間隙から記録紙の後端側を
退避させるようにしている。
【0030】そして、この逆送動作が終了すると、今度
は転写紙11の第2色目(M)の記録開始位置が繰り出
されて、前記と同様にして第2色目の記録が行われるこ
とになる。これが終了すると、再び記録紙2を逆送して
前記と同様の動作が繰り返されて第3色目(C)の記録
が行われる。更に、第4色目(Bk)の記録が行われる
場合にも同様の動作が繰り返される。
【0031】このようにして、これらの一連の記録動作
が終了すると、可動クランプ部材261が再び開状態に
なる。この開状態により記録完了時点で図4に示すよう
にル−プ状に撓んでいた記録紙2がその弾発力によりス
トッパ339から外れ、プラテンロ−ラ7の順方向の回
動により固定クランプ部材261のガイド部272、ガ
イド板330等を順次経て給排紙ロ−ラ293と補助ロ
−ラ336と間に導かれて、排紙トレ−9から排出され
ることになる。
【0032】
【発明の効果】本発明の記録装置によれば、記録紙の基
準となる位置を安定に維持してレジズレの極めて少ない
高品位な画像が得られることは勿論のこと、特に、第1
の駆動機構と第2の駆動機構とを連動して設けたので、
両機構の駆動タイミングを正確にできると共に、互いの
駆動源を共用でき、駆動機構が簡略化できる等の効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るプリンタの概略斜視図
である。
【図2】図1の概略縦断面図である。
【図3】図2の概略部分拡大図である。
【図4】プリンタの記録動作中を示す概略縦断面図であ
る。
【図5】サ−マルヘッド機構部10が退避した時の状態
を示す概略縦断面図である。
【図6】図5の状態においてカートリッジを取り除いた
時の状態図を示す概略縦断面図である。
【図7】プラテンロ−ラ近傍の概略斜視図である。
【図8】図7のA−A断面図である。
【図9】記録紙を搬送する時の状態図を示す概略縦断面
図である。
【図10】クランパ機構の要部拡大図である。
【図11】可動クランパ部材261の駆動機構を示す概
略部分斜視図である。
【図12】給紙ユニット202の概略斜視図である。
【符号の説明】
1 プリンタ 2 カット記録紙 3 記録紙収納部 4 機構部 5 信号処理回路部 7 プラテンローラ 10 サーマルヘッド機構部 11 転写紙 12 カートリッジ 14 貯留部 17R 右フレーム 17L 左フレーム 39 L字型ステー 91 サ−マルヘッド 100 回路ユニット 202 給紙ユニット 261 可動クランプ部材 262 固定クランプ部材 274 ギア−ドモ−タ 277 シャフト 279L,R 円盤 282 リンク部材 285 スリット板 286,287 透過センサ 288 スリット部 291 底板 293 給排紙ロ−ラ 300 ア−ム 303 従動部材 306 給紙レバ− 326 給紙ガイド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】収納部に積層された記録紙を、これに圧接
    する給紙ロ−ラによりプラテンロ−ラに搬送して装填
    し、記録時に、前記装填された記録紙の先端部をクラン
    プ手段により固定位置にクランプして、イエロ−、マゼ
    ンタ及びシアンの少なくとも3色の記録すべき色毎に、
    前記記録紙を順方向と逆方向とに移動させながら所定の
    情報を面順次で転写記録する記録装置であって、 前記クランプ手段を可動クランプ部と固定クランプ部と
    で構成すると共に、前記可動クランプ部を前記固定クラ
    ンプ部に圧接するクランプ位置と前記固定クランプ部か
    ら退避する非クランプ位置とに移動させるための第1の
    駆動機構と、前記記録紙と前記給紙ロ−ラとの圧接及び
    離接を行わせるための第2の駆動機構とを連動して設け
    たことを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の記録装置において、第1
    の駆動機構と第2の駆動機構とを同一駆動源を用いて駆
    動させるようにしたことを特徴とする記録装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の記録装置において、記録
    紙と給紙ロ−ラとの圧接時には、前記可動クランプ部を
    非クランプ位置に退避させ、記録動作時には前記圧接を
    解除させると共に前記可動クランプをクランプ位置に移
    動させ、前記記録紙を装置から排出させる時には、前記
    可動クランプを非クランプ位置に移動させると共に、前
    記プラテンロ−ラを駆動して前記排出を行せるようにし
    たことを特徴とする記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009202581A (ja) * 2008-01-28 2009-09-10 Alps Electric Co Ltd 記録装置
WO2012148402A1 (en) * 2011-04-28 2012-11-01 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Print media gripper arrangement

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