JPH07178192A - 消火設備 - Google Patents

消火設備

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JPH07178192A
JPH07178192A JP5326456A JP32645693A JPH07178192A JP H07178192 A JPH07178192 A JP H07178192A JP 5326456 A JP5326456 A JP 5326456A JP 32645693 A JP32645693 A JP 32645693A JP H07178192 A JPH07178192 A JP H07178192A
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雅章 神崎
Takafumi Oba
孝文 大羽
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Atlas Copco Iwata KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動発停型の空気圧縮装置を有する消火設備
に関し、停電後復電したときは直ちに空気圧縮装置の運
転を再開することで、消火の遅れを防止することを目的
とする。 【構成】 空気圧縮手段14を運転待機状態した後に操
作されるとオン状態が続行される起動スイッチ手段98
と、起動スイッチ手段98のオンオフ状態を検出するオ
ンオフ状態検出手段114と、オンオフ状態検出手段1
14がオン状態を検出したとき、前記空気圧縮手段14
の運転の開始を指示する運転開始指示手段115を備え
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧縮空気の圧力低下に
より自動発停を行う空気圧縮装置を有する消火設備に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の大空間の消火を行う消火設備とし
ては、例えば次のようなものがある。この消火設備は、
角度信号を演算して出力する演算部を有する走査型火災
検出装置、圧縮空気の供給を受けて放水を行う放水銃、
放水銃装置に電源を供給するとともに制御を行う放水銃
制御盤、放水銃をオペレータの判断で放水させる放水銃
現地操作卓、状態信号を受け制御信号を出力するシステ
ム監視制御盤、操作と表示を行う中央操作卓、消火水を
供給する加圧水送水装置および圧縮空気を供給する自動
発停型の空気圧縮装置を有する。
【0003】火災が発生すると、走査型火災検出装置が
火災を検出し、火災位置を決める。すなわち、走査型火
災検出装置が火災を検出すると、演算部は火災検出信号
と角度信号をシステム監視制御盤に出力する。システム
監視制御盤は火災位置を検出し、中央操作卓で位置表示
を行う。火災位置により該当する放水銃が放水銃制御盤
を介して選択され、放水銃の旋回が行われ、放水射程が
自動的に設定される。オペレータの判断により放水する
か否かを決定し、放水キーを操作することにより放水を
行う。このとき、加圧水送水装置のポンプ起動を行い、
空気圧縮装置より圧縮空気の供給を行い、加圧水に圧縮
空気を作用させて水流を噴霧化して放水を行う。従来、
加圧水に圧縮空気を作用させて水流を噴霧化して放水を
行うものとしては、例えば実公平4−46765号に開
示されている。
【0004】空気圧縮装置としては、圧力の低下などで
自動的に発停する自動発停型のものが用いられる。モー
タブレーカを投入すると、一次側電源が供給され、空気
圧縮装置は運転待機状態になる。空気圧縮装置には起動
用のオンスイッチ、停止用のオフスイッチが設けられて
おり、オンスイッチをオンにすると、電磁接触器がオン
になり、モータは直ちに運転を開始する。
【0005】圧縮空気の圧力が上昇し、規定圧力に達す
ると、アンロード運転に入る。その後、二次側圧縮空気
が消費されなければ、所定時間後に空気圧縮装置は自動
停止する。二次側圧縮空気の圧力が規定圧以下になれ
ば、再び空気圧縮装置は運転を始めるが、圧力が下がら
なければ停止状態を保持する。
【0006】したがって、この自動発停型の空気圧縮装
置にあっては、設置時に運転し、圧縮空気の圧力を規定
圧まで上げておけば、放水装置が作動しない限り、停止
状態のままである。放水銃が作動し、空気圧縮装置が運
転している時に、停電となると、空気圧縮装置は、オン
スイッチがオフ、電磁接触器がオフとなり、運転を停止
する。その後、非常用電源等により復電となった時に空
気圧縮装置を再び運転するには、オンスイッチを再びオ
ンにする必要がある。これにより、電磁接触器がオンと
なり、空気圧縮装置は再び運転を開始する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の消火設備にあっては、放水中に空気圧縮装置
の一次側電源が停電で断となり、その後復電したとき
に、空気圧縮装置に設けたオンスイッチを再びオン操作
しなければ、運転を再開することができないようになっ
ていたため、空気圧縮装置が設置されている場所までオ
ペレータが駆けていってオンスイッチを操作するまでの
間、放水銃本来の性能が得られず消火が遅れてしまうと
いう問題点があった。
【0008】また、停電後復電したら、再度空気圧縮装
置まで行ってスイッチ操作をする必要があり、操作性が
悪いという問題点もあった。本発明は、このような従来
の問題点に鑑みてなされたものであって、停電後復電し
たときは直ちに空気圧縮装置の運転を再開することで、
消火の遅れを防止することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。本発明は、火災の発生を検出する火災検出手
段2と、該火災検出手段2による火災検出で放水を行う
放水手段8と、該放水手段8に消火水を供給する送水手
段16と、前記放水手段8に圧縮空気を供給し、圧縮空
気の圧力低下により自動発停を行う空気圧縮手段14
と、各手段の監視制御を行う火災監視手段6を備えた消
火設備において、前記空気圧縮手段14を運転待機状態
した後に操作されるとオン状態が続行される起動スイッ
チ手段98と、該起動スイッチ手段98のオンオフ状態
を検出するオンオフ状態検出手段114と、該オンオフ
状態検出手段114がオン状態を検出したとき、前記空
気圧縮手段14の運転の開始を指示する運転開始指示手
段115を備えたことを特徴とする。
【0010】また、本発明は、前記起動スイッチ手段9
8と前記オンオフ状態検出手段114との間に、前記起
動スイッチ手段98のオンにより作動するリレーと、該
リレーの作動により閉じる接点を設けたことを特徴とす
る。
【0011】
【作用】このような構成を備えた本発明の消火設備によ
れば、空気圧縮手段14を運転待機状態とした後に起動
スイッチ手段98をオン状態に操作しておき、停電して
から復電したときは、オンオフ状態検出手段114によ
って、起動スイッチ手段98がオン状態であることを検
出し、運転開始指示手段115により空気圧縮手段14
の運転を開始するように指示するようにしたため、復電
したとき、空気圧縮手段14が設置されている場所ま
で、オペレータが駆けていって、起動スイッチ手段98
を起動操作しなくても圧縮空気を直ちに供給することが
でき、消火が遅れるのを防止することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2〜図10は本発明の一実施例を示す図であ
る。図2は本発明の一実施例に係る消火設備のブロック
図である。図2において、1は大空間の警戒領域であ
り、警戒領域1内には複数個の走査型の火災検出装置
(火災検出手段)2が設けられている。走査型の火災検
出装置2は、火災検出部3と演算部4により構成されて
いる。
【0013】火災検出部3は、火災の検出を行うための
光学的機構と電気的回路からなる検出ヘッドと、警戒領
域1の全域にわたって監視を可能とするための水平走査
を行う旋回装置により構成され、演算部4は火災検出部
3からの検出信号をもとに火災検出信号と火災位置の角
度信号を防災センター5に設けられた火災監視盤(火災
監視手段)6の一部を構成するシステム監視制御盤7に
出力する。
【0014】8は放水銃装置(放水手段)であり、放水
銃装置8は放水銃9と、放水銃制御盤10と、放水銃現
地操作卓11により構成されている。放水銃8は、空気
配管12を介してポンプ室13に設けた空気圧縮装置1
4に接続されるとともに、消火配管15を介して加圧水
送水装置(送水手段)16の消火ポンプ17に接続され
ている。
【0015】放水銃9は、空気圧縮装置14から供給さ
れる圧縮空気を導入するスリットを有し、圧縮空気を消
火ポンプ17より供給される加圧水の水流に作用させ、
通過する水流を加速するとともに膨張作用により水流を
噴霧化する。放水銃9はシステム監視制御盤7からの制
御信号により放水銃制御盤10を介して選択されるとと
もに、その旋回および射程設定が制御される。
【0016】中央操作卓25又は放水銃現地操作卓11
の放水キーをオペレータが操作すると、放水が行われ
る。16はポンプ室13に設けられた前記加圧水送水装
置であり、加圧水送水装置16は消火ポンプ17と、ポ
ンプ制御盤18と、呼水槽19と、消火配管15などよ
り構成されている。
【0017】ポンプ制御盤18に対してシステム監視制
御盤7より起動信号が与えられると、消火ポンプ17は
起動され、消火ポンプ17の状態信号は、ポンプ制御盤
18からシステム監視制御盤7に出力される。また、空
気圧縮装置14から空気圧縮装置への状態を示す状態信
号がシステム監視制御盤7に出力される。20は場内監
視室21内に設けられた火災監視盤であり、火災監視盤
20は副操作部22と副表示部23を有する。火災監視
盤20にはシステム監視制御盤7から画像信号が送られ
るとともに状態信号が送られ、また、火災監視盤20か
らシステム監視制御盤7には制御信号が送られる。
【0018】防災センタ5には前記火災監視盤6と自火
報受信機24が設けられ、火災監視盤6はシステム監視
制御盤7と中央操作卓25よりなる。自火報受信機24
にはシステム監視制御盤7から状態信号が与えられる。
中央操作卓25は操作部26と表示部27を有し、中央
操作卓25にはシステム監視制御盤7から画像信号と状
態信号が与えられ、中央操作卓25からシステム監視制
御盤7には制御信号が与えられる。
【0019】システム監視制御盤7は、演算部4から角
度信号を受信し、放水銃制御盤10には制御信号を送信
し、状態信号を受信し、空気圧縮装置14からは状態信
号を受信し、ポンプ制御盤18には起動信号を送信し、
状態信号を受信し、中央操作卓25には画像信号と状態
信号を送信し、制御信号を受信し、火災監視盤20には
画像信号と状態信号を選択し、制御信号を受信し、さら
に、自火報受信機24には状態信号を送信する。
【0020】次に、図3は放水銃装置を示す図である。
図3において、8は放水銃装置であり、放水銃装置8は
放水銃9と、放水銃制御盤10と、放水銃現地操作卓1
1により構成される。31は放水銃9の架台であり、架
台31には旋回モータ32を内蔵した旋回部33が設け
られ、旋回部33上に遠投用ノズル34、近投用ノズル
35を設けており、遠投用ノズル34と近投用ノズル3
5に対する消火用水の切換えは切換弁36で行われる。
【0021】放水銃9に対しては水配管37、空気配管
38、電気配管39が接続される。水配管37には電動
弁40が設けられ、電動弁40による開閉制御で放水銃
9に対する放水圧力を調節できるようにしている。ま
た、空気配管38には電動弁41が設けられ、電動弁4
1の開閉により放水銃9に対する圧縮空気の圧力を調整
できるようにしている。放水銃9には放水圧力を検出す
る圧力センサ42が設けられている。
【0022】また、水配管37にはゲート弁43が設け
られ、ゲート弁43の閉鎖により放水銃9に対する消火
水の供給を停止することができるようにしている。水配
管37には排水管44が分岐接続され、排水管44には
排水弁45が設けられている。空気配管38は放水銃制
御盤10に接続され、電動弁40,41は信号線46,
47を介して放水銃制御盤10に接続され、また、放水
銃現地操作卓11は信号線48を介して放水銃制御盤1
0に接続されている。
【0023】水配管37は消火配管15を介して消火ポ
ンプ17に接続され、空気配管38は前記空気配管12
を介して空気圧縮装置14に接続されている。放水銃現
地操作卓11上には、警戒区域1に設定されている複数
台の放水銃9のいずれか一つを選択するための銃切換釦
49と、放水距離を遠距離、中距離、近距離、直近の4
段階に切替えるための距離設定釦50と、左旋回の操作
釦51、右旋回用の操作釦52、2倍の左旋回速度にで
きる左旋回用の操作釦53および2倍の右旋回速度にで
きる右旋回用の操作釦54からなる旋回操作釦55と、
放水の起動および停止を行うための放水キー56と、連
絡電話機57がそれぞれ取り付けられている。放水キー
56には「停止」、「定位」、「放水」の三つの選択位
置が設定されている。なお、放水銃現地操作卓11には
図示しない回転灯が取り付けられている。
【0024】次に、図4は空気圧縮装置14の電気系統
図である。図4において、61はメイン基板であり、メ
イン基板61には電池セット62、圧力センサ63、オ
イルレベルセンサ64、インジケータ65、電流センサ
66、ドレンセンサ67、温度センサ68,69が各端
子70〜77を介してそれぞれ接続されている。また、
メイン基板61には電磁接触器用のリレー78,79が
各端子80,81を介してそれぞれ接続され、端子80
とリレー78の内には電磁接触器82が接続され、端子
81とリレー79の内にはサーマルプロテクタ83と電
磁接触器87Aが接続されている。初期状態において
は、電磁接触器82は閉じており、リレー78がオンに
なる。
【0025】リレー78のオンにより、コントロールボ
ックス84内に設けられ一次側電源を投入するモータブ
レーカ85とモータ86の間に設けられた電磁接触器8
7がオンされる。また、リレー79に接続されている電
磁接触器87Aもオンになる。次いで、リレー79がオ
ンになると、連動する三つの電磁接触器88、およびコ
ントロールボックス84内の電磁接触器88Aもオンに
なる。
【0026】メイン基板61には放気電磁弁(三方電磁
弁)89、背圧低下電磁弁(二方電磁弁)90が各端子
91,92を介して接続されている。放気電磁弁89は
圧縮機が停止したときセパレータタンク内残圧を放気し
て再始動時の負荷軽減を行う。また、圧力センサ63の
検知により開閉され、全無負荷運転時に作動空気を閉じ
込めて吸込開始弁を全閉の状態に保持する。
【0027】背圧低下電磁弁90は圧力センサ63の検
知により開閉され、全無負荷運転時セパレータタンク内
の圧縮空気を放出し、圧力を低下させ、無負荷運転時が
消費動力を低減する。コントロールボックス84内には
トランス93が設けられ、トランス93は入力側がモー
タブレーカ85に接続され、出力側がメイン基板61の
端子94に接続される。これにより、一次側電源はトラ
ンス93で変圧されて、メイン基板61に供給され、ま
た、コントロールボックス84、リレー基板95にも供
給される。
【0028】モータブレーカ85には電磁接触器87,
88を介してモータ86と冷却ファン96,97が接続
される。モータブレーカ85を投入すると、モータ86
は運転待機状態となり、リレー78がオン、続いてリレ
ー79がオンになると、電磁接触器87がオン、次いで
電磁接触器88がオンになり、運転を開始し、圧縮器本
体を駆動する。
【0029】冷却ファン96はオイルクーラを冷却し、
冷却ファン97は圧縮空気を冷却するアフタクーラに冷
却風を送る。コントロールボックス84内には、起動ス
イッチ(起動スイッチ手段)98、タイマ接点99、リ
レー100,101,102、電磁接触器88Aおよび
タイマリレー103が設けられている。
【0030】95は前記リレー基板であり、リレー基板
95にはリレー104,105、リレー接点106、ト
ランジスタ107、ダイオード108、接点109,1
10、接片111がそれぞれ設けられている。起動スイ
ッチ98は、モータ86の起動および停止を行うもの
で、起動側に操作すると、オン状態が続行され、停電後
復電したとき、再びオン操作を行う必要がない。起動ス
イッチ98をオンするよう起動側に操作すると、リレー
104がオンになり、リレー接点106が閉じる。これ
により起動スイッチ98のオン状態を示す信号がメイン
基板61の端子112に入力する。
【0031】リレー79がオンして、電磁接触器88A
が閉じると、リレー101,102がオンになり、この
出力により運転状態が表示される。タイマーリレー10
3はモータブレーカ85の投入によりオンになり、所定
時間後、例えば2秒後にタイマ接点99を閉じる。これ
は、停電後復電したとき、モータ86は再運転を開始す
るが、この時負荷状態から停止した場合、短い時間例え
ば0.5秒以内に電源が再供給されると、モータ過負荷
になり、モータブレーカ85がトリップするので、これ
を回避するためにタイマリレー103を設けている。し
たがって、復電してから2秒後に起動スイッチ98のオ
ン状態を示す信号が端子104に入力することになる。
【0032】圧力センサ63で検知した圧力が異常のと
きは、メイン基板61の端子115よりトランジスタ1
07に通電してトランジスタ107をオンとすると、リ
レー105はオンになる。リレー105のオンにより接
片109は接点110から接点109に切り換えられ、
リレー100がオンとなる。このリレー100のオンに
よる出力により故障表示が行われる。
【0033】114はメイン基板61内に設けられたオ
ンオフ状態検出手段としてのオンオフ状態検出部であ
り、オンオフ状態検出部114は起動スイッチ98のオ
ンオフ状態を端子112から検出する。115はメイン
基板61内に設けられた運転開始指示手段としての運転
開始指示部であり、運転開始指示部115はオンオフ状
態検出部114がオン状態を検出したとき、モータ86
の運転を開始するように、端子80,81に運転開始信
号を出力する。これにより、リレー78,79がオンに
なり、電磁接触器87,88が閉じ、モータ86が運転
を開始する。なお、メイン基板61にはトランス11
6、表示基板117が設けらられている。トランス11
6は端子94から受けた電圧を変圧し、メイン基板61
に供給する。
【0034】次に、図5および図6はコントロールボッ
クス84を示す図である。図5において、コントロール
ボックス84内にはモータブレーカ85、トランス9
3、タイマリレー103、リレー100,101,10
2、端子台118が設けられる。端子台118は故障表
示および運転表示出力を行う。119は電源線入口、1
20,121は信号線入口、122はアースねじであ
る。
【0035】コントロールボックス84の側面には、図
6に示すように前記起動スイッチ98が設けられる。起
動スイッチ98は図7に示すように、ロータリスイッチ
からなり、起動側に操作するとモータ86を起動し、停
止側に操作すると、モータ86を停止する。次に、図8
はメイン基板61および表示基板117を示す図であ
る。
【0036】図8において、メイン基板61には、A/
D変換器123、CPU124、RAM125、ROM
126、入出力インタフェース127、前記オンオフ状
態検出部114および前記運転開始指示部115がそれ
ぞれ設けられている。A/D変換器123には圧力信
号、電流信号、温度信号が入力し、デジタル信号に変換
される。また、予め設定された圧縮空気の上限圧、下限
圧、定格電流、停止時間がA/D変換器123を介して
入力されるようになっている。
【0037】また、入出力インタフェース127には吸
込目詰センサからの信号およびドレンセンサ67からの
信号がそれぞれ入力し、入出力インタフェース127か
ら放気電磁弁89および背圧低下電磁弁90に対する制
御信号が出力され、リレー78,79に対するオンオフ
信号などが出力される。表示基板117には表示部12
8,129、表示切換スイッチ130,131、リセッ
トスイッチ132、運転ランプ133、警報ランプ13
4、モード切換スイッチ135、オンスイッチ136、
オフスイッチ137がそれぞれ設けられている。
【0038】表示部128,129は運転状態(圧力、
電流、温度、時間)表示、警報表示、異常表示、設定表
示を行う。表示切換スイッチ130は表示部128の内
容を切り換え、表示切換スイッチ131は表示部129
の内容を切り換える。リセットスイッチ132は各種の
リセット動作を行う。運転ランプ133は運転中は点灯
し、警報ランプ134は警報の発生を知らせる。オンス
イッチ136は従来の運転スイッチであり、停電になる
とオフになり、停電したときは再びオン操作しないとモ
ータの運転を再開始することができない。オフスイッチ
137はモータ86を停止させる停止スイッチである。
【0039】次に、動作を説明する。まず、図9に基づ
いて消火設備の動作を説明する。図9において、ステッ
プS1で火災が発生すると、ステップS2で内蔵した反
射鏡の垂直回転により垂直方向の走査を行って火災によ
る炎からの反射エネルギーを検出する熱放射型の火災検
出部3により火災を検出する。
【0040】次に、ステップS3で、演算部4は火災位
置の角度を演算して角度信号をシステム監視制御盤7に
出力するとともに火災検出信号を出力する。ステップS
4で火災信号と角度信号を受けたシステム監視制御盤7
は、中央操作卓25および火災監視盤20にこれを通知
し、中央操作卓25および火災監視盤20はこれにより
表示部27および副表示部23に火災表示及び位置表示
を行う。
【0041】次に、ステップS5で中央操作卓25また
は火災監視盤20が放水銃選択を指示すると、システム
監視制御盤7は放水銃制御盤10に選択信号を出力す
る。次に、ステップS6で放水銃制御盤10は放水銃現
地操作卓11に作動信号を出力し、放水銃現地操作卓1
1上に設けられている回転灯を作動させる。次に、ステ
ップS7で中央操作卓25または火災監視盤20が放水
銃旋回を指示すると、システム監視制御盤7は放水銃制
御盤10を介して放水銃9の旋回制御を行う。この放水
銃9の旋回は、ステップS8で中央操作卓25の表示部
29および火災監視盤20の副表示部23に表示され
る。
【0042】次に、ステップS9で中央操作卓25また
は火災監視盤20が放水銃9の射程設定を指示すると、
システム監視制御盤7は放水銃制御盤10を介して放水
銃9の射程設定制御を行う。この放水銃9の射程設定
は、ステップS10で中央操作卓25の表示部27およ
び火災監視盤20の副表示部23に表示される。放水銃
9の旋回および射程は、システム監視制御盤7を介して
自動的に設定されるが、オペレータの判断で放水銃現地
操作卓11により手動で設定するようにしても良い。
【0043】次に、ステップS11でオペレータは放水
するか否かを決定し、放水キー56を「定位」位置から
「放水」位置に回して放水を開始させる。放水銃9の放
水によりステップS12で消火ポンプ17が起動され、
ステップS13で空気圧縮装置14は起動される。そし
て、ステップS14で電動弁40の開閉制御で、火災に
位置により必要に応じ放水圧力の調整を行う。こうし
て、ステップS15で連続放水が行われる。
【0044】次に、図10に基づいて空気圧縮装置14
の動作を説明する。図10において、ステップS21で
モータブレーカ85を投入すると、一次側電源が供給さ
れ、モータ86は運転待機状態となり、タイマ103が
オンとなり所定時間後(2秒後)にタイマ接点99が閉
じる。次に、ステップS22で操作スイッチ98を「起
動」側に回すと、所定時間後に、リレー104がオン、
接点106が閉じ、オンオフ状態検出部114によりス
テップS23でスター運転を開始し、ステップS24で
2秒後にデルタ運転に入る。
【0045】次に、ステップS25で放気電磁弁89を
オン、背圧低下電磁弁90をオフとして、負荷運転を行
い、ステップS26で圧力が規定圧力、例えば8kgf
/cm2 に達したか否かを判別する。圧力が規定圧力
(8K)に達したら、ステップS27で放気電磁弁89
をオフとし、圧縮空気を閉じ込めて吸入閉鎖弁を全閉の
状態に保持する。
【0046】圧縮空気の使用量がゼロになると、アンロ
ード状態に入り背圧低下電磁弁90をオンにして、背圧
を低下させ、アンロード運転中の消費動力を低減する。
同時にアンロードタイマーをスタートさせる。ステップ
S28で圧力が規定値、例えば7kgf/cm2 以下に
低下したときは、ステップS25に戻り、規定圧力(8
K)を保持し、ステップS29で圧縮空気が例えば2分
間消費されないとタイムアップになり、ステップS30
でモータ86を停止させる。
【0047】ステップS31で圧力が規定値(7K)以
下になると、ステップS23に戻り、再び運転を開始す
る。尚、空気圧縮装置14の動作中に火災が発生し、放
水銃9から放水が行われ圧縮空気が消費されると、規定
値(7K)以下にならないように動作することになる。
次に、停電復電時の空気圧縮装置14の動作を説明す
る。
【0048】空気圧縮装置14が、アンロード運転に入
っている状態で火災が検出され、放水が行われると、圧
縮空気が使用され、圧力が低下するので、空気圧縮装置
14は圧力は規定値以下にならないよう駆動される。こ
の状態において、停電になると、モータ86も含め、空
気圧縮装置14は全て停止する。
【0049】その後、非常用電源等により復電となった
ときは、タイマリレー103がオンになり、所定時間後
(2秒後)にはタイマ接点99を閉じる。この時、起動
スイッチ98は「起動」側に操作されたままであるの
で、オンオフ状態検出部114は起動スイッチ98のオ
ン状態を検出し、運転開始指示部115は運転開始信号
を再び端子80,81を介してリレー78,79に出力
する。リレー78,79がオンになると、電磁接触器8
7,88がオンになり、モータ86は運転を再開する。
これにより、停電してから復電後、従来のようにオンス
イッチ128を再び操作することなく、圧縮空気を直ち
に自動的に供給することができる。
【0050】その後、放水が行われなくなると、アンロ
ード運転に入り、その後起動スイッチ98を「停止」側
に回すと、空気圧縮装置14は運転を停止する。このよ
うに、停電してから復電したとき、起動スイッチ98を
「起動」側に操作しておけば、再び操作することなく、
モータ86の運転を再開することができ、直ちに放水銃
9に圧縮空気を送ることができ、消火の遅延を防止する
ことができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、空気圧縮装置のモータブレーカを投入した後に、起
動スイッチ手段をオン状態に操作しておくと、停電して
から復電した時に、起動スイッチ手段のオン状態を検出
し、モータの運転の再開始を指示するようにしたため、
空気圧縮装置が設置されている場所までオペレータが駆
けていって、オンスイッチを再操作する必要がなく、消
火の遅れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】消火設備の全体構成図
【図3】放水銃装置を示す図
【図4】空気圧縮装置の電気系統図
【図5】コントロールボックスの正面図
【図6】コントロールボックスの側面図
【図7】起動スイッチを示す図
【図8】メイン基板と表示基板を示す図
【図9】消火設備の動作を示すフローチャート
【図10】空気圧縮装置の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1:警戒領域 2:火災検出装置(火災検出手段) 3:火災検出部 4:演算部 5:防災センタ 6:火災監視盤(火災監視手段) 7:システム監視制御盤 8:放水銃装置(放水手段) 9:放水銃 10:放水銃制御盤 11:放水銃現地操作卓 12:空気配管 13:ポンプ室 14:空気圧縮装置 15:消火配管 16:加圧水送水装置(送水手段) 17:消火ポンプ 18:ポンプ制御盤 19:呼水槽 20:火災監視盤 21:場内監視室 22:副操作部 23:副表示部 24:自火報受信機 25:中央操作卓 26:主操作部 27:主表示部 31:架台 32:旋回モータ 33:旋回部 34:遠投用ノズル 35:近投用ノズル 36:切換弁 37:水配管 38:空気配管 39:電気配管 40,41:電動弁 42:圧力センサ 43:ゲート弁 44:排水管 45:排水弁 46,47,48:信号線 49:銃切換釦 50:距離設定釦 51〜54:操作釦 55:旋回操作釦 56:放水キー 57:連絡電話機 61:メイン基板 62:電池セット 63:圧力センサ 64:オイルレベルセンサ 65:インジケータ 66:電流センサ 67:ドレンセンサ 68,69:温度センサ 70〜77,80,81:端子 78,79:リレー 82,84,87,87A,88,88A:電磁接触器 83:サーマルプロテクタ 84:コントロールボックス 85:モータブレーカ 86:モータ 89:放気電磁弁 90:背圧低下電磁弁 91,92,94:端子 93:トランス 95:リレー基板 96,97:冷却ファン 98:起動スイッチ(起動スイッチ手段) 99:タイマ接点 100,101,102:リレー 103:タイマリレー 104,105:リレー 106:リレー接点 107:トランジスタ 108:ダイオード 109,110:接点 111:接片 112,113:端子 114:オンオフ状態検出部(オンオフ状態検出部) 115:運転開始指示部(運転開始指示手段) 116:トランス 117:表示基板 118:端子台 119:電源線入口 120,121:信号線入口 122:アースねじ 123:A/D変換器 124:CPU 125:RAM 126:ROM 127:入出力インタフェース 128,129:表示部 130,131:表示切換スイッチ 132:リセットスイッチ 133:運転ランプ 134:警報ランプ 135:モード切換スイッチ 136:オンスイッチ 137:オフスイッチ
フロントページの続き (72)発明者 大羽 孝文 福島県西白河郡矢吹町牡丹平203番地 ア トラスコプコ岩田内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】火災の発生を検出する火災検出手段と、該
    火災検出手段による火災検出で放水を行う放水手段と、
    該放水手段に消火水を供給する送水手段と、前記放水手
    段に圧縮空気を供給し、圧縮空気の圧力低下により自動
    発停を行う空気圧縮手段と、各手段の監視制御を行う火
    災監視手段を備えた消火設備において、 前記空気圧縮手段を運転待機状態とした後に操作される
    とオン状態が続行される起動スイッチ手段と、 該起動スイッチ手段のオンオフ状態を検出するオンオフ
    状態検出手段と、 該オンオフ状態検出手段がオン状態を検出したとき、前
    記空気圧縮手段の運転の開始を指示する運転開始指示手
    段を備えたことを特徴とする消火設備。
  2. 【請求項2】前記起動スイッチ手段と前記オンオフ状態
    検出手段との間に、前記起動スイッチ手段のオンにより
    作動するリレーと、該リレーの作動により閉じる接点を
    設けたことを特徴とする請求項1の消火設備。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03178674A (ja) * 1989-12-08 1991-08-02 Nohmi Bosai Ltd スプリンクラー消火設備
JPH0446765Y2 (ja) * 1985-10-09 1992-11-04
JPH0589908A (ja) * 1991-09-27 1993-04-09 Ngk Insulators Ltd ナトリウム−硫黄電池における消火装置

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