JPH07177882A - A型肝炎ウイルス(hav) の精製方法、こうして精製されたウイルス及びそれを含むワクチン組成物 - Google Patents

A型肝炎ウイルス(hav) の精製方法、こうして精製されたウイルス及びそれを含むワクチン組成物

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JPH07177882A
JPH07177882A JP4181643A JP18164392A JPH07177882A JP H07177882 A JPH07177882 A JP H07177882A JP 4181643 A JP4181643 A JP 4181643A JP 18164392 A JP18164392 A JP 18164392A JP H07177882 A JPH07177882 A JP H07177882A
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ペッレグリーニ ヴィットリア
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、ワクチンとして使用するの
に適したA型肝炎ウイルスを工業規模で精製する方法を
提供することにある。 【構成】 本発明は、培養からのA型肝炎ウイルス(HA
V) 物質を、細胞溶解及び遠心分離の後に、ゲル濾過に
かけ、こうして得られた溶離液をイオン交換クロマトグ
ラフィーにかけることを特徴とするA型肝炎ウイルス(H
AV) の精製方法である。 【効果】 本発明は、高純度かつ高収率でA型肝炎ウイ
ルスを精製することを可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】培養細胞からのA型肝炎ウイルス
(HAVと称する) 物質が、細胞溶解及び遠心分離後に、ゲ
ル濾過にかけられ、こうして得られた溶離液がイオン交
換クロマトグラフィーにかけられるA型肝炎ウイルス(H
AV) の精製法が記載される。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】A型肝
炎ウイルス(HAV) はその表面に32のカプソマーを有する
ヒコサヘドラル(hicosahedral)形態のピコルナウイルス
であり、これは四つの重要な構造VP1 ポリペプチド(分
子量MSW30,000 〜33,000) 、VP2(24,000〜27,000) 、VP
3(21,000〜23,000) 、VP4(7,000 〜14,000) に相当す
る。
【0003】前記の四つのタンパク質は抗原ウイルス力
の原因となるタンパク質であり、それ故、良好な純度で
もって、失活ワクチンを得るために精製法が明示し、単
離する傾向があるタンパク質である。精製法は細胞夾雑
物及び成長因子(これらはウイルス生産法に使用され
る)を排除しようとする。
【0004】ワクチン化及びウイルスの性格づけの両方
の目的のための部分ウイルス精製の種々の方法が記載さ
れていた。例えば、20%の蔗糖パッドによるウイルス沈
降及び塩化セシウム勾配に於ける連続遠心分離[P.J.Pr
ovost ら、J.of Medical Virology19,23-31 頁(198
6)]、硫酸アンモニウム沈殿並びに20%の蔗糖パッド及
び塩化セシウム勾配による沈降[Flehmig B.ら、J.of M
edical Virology22,7-16頁(1987)]、溶解緩衝液、凍
結、解凍、ウイルスを解放するための音波処理、タンジ
ェント流による限外濾過及び塩化セシウム勾配に於ける
精製[Flehmig ら、The Lancet, 5月13日、1039頁(198
9)]、種々の清澄化サイクル及び連続のフレオンまたは
クロロホルム抽出、続いてゲル濾過、イオン交換クロマ
トグラフィー及び塩化セシウム勾配に於ける精製[S.A.
Locarnini,Intervirology10,300-308(1978) ]による。
【0005】上記の全ての方法は、少なくとも一つの工
程で、超遠心分離系及び塩化セシウムの如き高いコスト
の物質を使用し、それ故、小規模で優れた結果を生じる
が、プロセスの期間、コスト及び適当な個人の利用可能
性が考慮される必要がある工業的な生産には殆ど適さな
い。
【0006】欧州特許出願第302692号明細書には、A型
肝炎ウイルスの精製法が記載されており、この方法は細
胞溶解のための音波処理、続いて有機溶媒による抽出及
び連続の濃縮、アニオン交換樹脂によるクロマトグラフ
ィー、並びに、最後に、ゲル濾過クロマトグラフィーを
使用する。また、この方法は、特に音波処理並びに有機
相抽出及び濃縮の使用に鑑みて、工業規模では、或る種
の操作上の難点を呈する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の方法は、上記の
欠点を解消することを可能にし、それ故、工業規模の精
製及びワクチンとして使用するのに適した精製HAV ウイ
ルスの生産に対して有効な寄与を可能にする。
【0008】ヒト用のワクチンの生産に適するとして世
界保健機構により指摘され、通常の技術により培養さ
れ、回収された2倍体ヒト細胞MRC-5 が使用された。
【0009】細胞が30回目の継代接種でHAV で感染され
た。21日インキュベートした後、細胞基質がPBS-A で洗
浄されて培地中に存在し、基質に不可欠の胎児ウシ血清
のできるだけ多くの量を排除した。
【0010】感染細胞を従来の方法に従ってトリプシン
EDTAで採取し、等張緩衝液( トリス(Tris)10ミリモル、
NaCl 10 ミリモル、pH7.5)中に再度懸濁され、これが細
胞溶解を生じ、それ故、ウイルスを開放し、凍結され
た。
【0011】精製の時点で、その物質が解凍され、室温
で30分間にわたって約5分毎に攪拌しながら2%のトリ
トン(Triton)X-100 で処理される。次いでその物質は、
細胞フラグメントを除去するように、遠心分離により回
収される。この処理はウイルスが厳密に会合されている
膜脂質の可溶化を可能にする。次の工程は、アガロース
及びデキストランの両方のゲル濾過床、例えば、0.1 〜
0.2 %のトリトンX-100 を含むTNE 緩衝液( トリス10ミ
リモル、NaCl 150ミリモル、EDTA1ミリモル、pH7.2 〜
7.6)または0.2 %のデオキシコール酸塩を含むグリシン
緩衝液、pH8.5で平衡にされたセファロース(Sepharose)
Cl-4B( ファーマシア) を使用するゲル濾過である。溶
離された物質は20mlの画分中に回収され、これらがELIS
A アッセイによりHAV の存在について試験される。この
継代接種により、約8倍の純度の増加でもって85〜95%
の収率が得られる(タンパク質1mg当たり30〜50μg の
ウイルス) 。
【0012】次いで、先の工程で得られた溶離液が、ア
ニオン交換樹脂、例えば、0.1 〜0.2 %のトリトンX-10
0 を含むTNE で平衡にされたDEAEセファロースCL-6B を
使用してイオン交換クロマトグラフィーにかけられる。
これらの条件下で、ウイルスは床に吸着され、一方、夾
雑物の一部は保持されない。
【0013】カラムをTNE で洗浄して洗剤を除いた後
に、pHを低下し、イオン強度を増加して溶離が行われ
る。この目的のため、リン酸緩衝液が7.4 から4までの
連続pH勾配及び0から0.3 モルまでのNaClのイオン強度
でもって使用されてもよい。この第二工程の収率は先の
工程に対して50%の程度であり、回収されたウイルスの
純度は6〜10倍に増大される(全タンパク質に対して70
%の平均ウイルス含量) 。こうして精製された物質は0.
22μm の多孔度の膜で濾過され、35℃で5日間にわたっ
て連続攪拌下で1:2000のホルマリンで失活される。
【0014】失活期間中に、離解処理が行われ、2日目
に、その物質が50〜60W 1秒/ mlで音波処理される。3
日目に、その物質は0.22μm の膜で濾過され、L-リシン
HCl25ミリモルが添加される。失活後に、懸濁液が約36
時間にわたってPBS A(1:100v/v) で中間緩衝液置換でも
って透析される。透析後に、その物質は滅菌濾過にかけ
られ、生産物は全ての必要とされる制御:滅菌、発熱
性、失活、抗原性、pH、安定性、残留ホルマリンを受け
る。
【0015】
【実施例】回転する850cm3のびん中の30回目の継代接種
のMRC-5 細胞を0.5MOIでHAV(株LSH/S ATCC VR 2266) で
感染させる。20日のインキュベーション期間後に、細胞
基質を血清を含まない培地で3回洗浄し、最後の洗浄物
を一夜保つ。翌日、従来の方法に従って細胞をトリプシ
ン−EDTAで除去し、夫々100cm3の細胞培養液に対して等
張緩衝液( トリス10ミリモル、NaCl 10ミリモル、pH7.
5)1ml中で再度懸濁させ、凍結させる。
【0016】約5,700cm3の培養液から誘導される凍結懸
濁物60mlを解凍し、5〜10分毎に適度に攪拌しながら室
温で20〜30分間にわたってノニオン性洗剤( 2%のトリ
トンX-100)で処理する。
【0017】その試料を冷却しながら400gで10分間遠心
分離して細胞フラグメントを除去する。上澄みを、0.1
%のトリトンX-100 を含むトリス10ミリモル、NaCl 150
ミリモル、EDTA1ミリモル緩衝液、pH7.4 で平衡にした
アガロース樹脂( セファロースCL4Bファーマシア) カラ
ム 5×90cm(K50/100カラム、ファーマシア) によるゲル
濾過により75ml/ 時間の流量で精製する。溶離した物質
を20mlの画分中に回収し、これらをELISA アッセイによ
りHAV の存在に関して試験する。HAV を含む画分を回収
し、約400 mlを得る。この物質を、0.1 %のトリトンX-
100 を含むトリス10ミリモル、NaCl 150ミリモル、EDTA
1ミリモル、pH7.4 の緩衝液で前もって平衡にしたアニ
オン性樹脂( セファロースCL6Bファーマシア) カラム 5
×5(カラムXK50/30 ファーマシア) で100ml/時間の流量
で約200 mlを播種するイオン交換クロマトグラフィーに
より更に精製する。このような条件下で、ウイルスはマ
トリックスに吸着される。マトリックスを、トリトンX-
100 を含まない緩衝液で洗浄して洗剤を除去し、pH7.4
及びNaCl0ミリモルから開始してpH4及びNaCl0.3モル
までの連続のpH勾配及びイオン強度を適用してウイルス
を約160ml/時間の流量で溶離する。溶離された物質を約
10mlの画分中に回収し、ELISA アッセイでHAV の存在に
関して陽性であるとわかった画分を一緒にする。
【0018】こうして70%の純度のウイルスを得る。こ
うして精製された物質を0.22μm の多孔質膜で濾過し、
連続攪拌下で35℃で5日間にわたって1:2000のホルマリ
ンで失活させる。失活期間中に、離解処理を行う。2日
目に、その物質を1秒/1ml当たり50〜60W で音波処理
する。3日目に、それを0.22μm の膜で濾過し、L-リシ
ンHCl 25ミリモルを添加する。失活後に、懸濁液を約36
時間にわたってPBS-A(KCl 2.7 ミリモル、KH2PO4 1.5ミ
リモル、NaCl 137ミリモル、NaH2PO48.1ミリモル、pH7.
4)で中間緩衝液置換でもって1:100v/v比で透析する。透
析後に、その物質は滅菌濾過を受け、次いでこれを滅
菌、発熱性、失活、抗原性、pH、安定性及び残留ホルマ
リンに関する通常の制御にかける。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ニコレッタ フィネスキ イタリア国、53100 シエナ、ヴィーア ア ヴォルタ 8 (72)発明者 アリエ ジェイ ツッカーマン イギリス国、ロンドン エヌダヴリュ3 2ピーエフ、ローランド ヒル ストリー ト (無番地)、スクール オブ メディ スン、ロイヤル フリー ホスピタル内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 培養からのA型肝炎ウイルス(HAV) 物質
    を、細胞溶解及び遠心分離の後に、ゲル濾過にかけ、こ
    うして得られた溶離液をイオン交換クロマトグラフィー
    にかけることを特徴とするA型肝炎ウイルス(HAV) の精
    製方法。
  2. 【請求項2】 ゲル濾過がアガロースまたはデキストラ
    ンマトリックスを用いて行われる請求項1に記載の方
    法。
  3. 【請求項3】 使用されるマトリックスがセファロース
    CL-4B(ファーマシア) である請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 ゲル濾過マトリックスが緩衝剤を含むpH
    7.2 〜7.6 の洗剤で平衡にされる請求項1〜3に記載の
    方法。
  5. 【請求項5】 平衡緩衝剤がトリス10ミリモル、NaCl 1
    50ミリモル、EDTA1ミリモル、pH7.4 からなる請求項4
    に記載の方法。
  6. 【請求項6】 洗剤がトリトンX-100 0.1 〜0.2 %であ
    る請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 イオン交換クロマトグラフィーがイオン
    交換樹脂を用いて行われる請求項1〜6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 使用されるイオン交換樹脂がDEAEセファ
    ロースCL-6B(ファーマシア) である請求項7に記載の方
    法。
  9. 【請求項9】 樹脂がpH7.2 〜7.6 の緩衝剤を含む洗剤
    で平衡にされる請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 平衡緩衝剤がトリス10ミリモル、NaCl
    150ミリモル、EDTA1ミリモル、pH7.4 からなる請求項
    9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 洗剤がトリトンX-100 0.1 〜0.2 %で
    ある請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 イオン交換クロマトグラフィーカラム
    がpHを下げ、イオン強度を上げて溶離される請求項11に
    記載の方法。
  13. 【請求項13】 7.4 から4までの連続pH勾配及び0〜
    0.3 モルのNaClのイオン強度を有するリン酸緩衝液が使
    用される請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 溶離されたウイルスが1:2000のホルマ
    リンで連続的に失活される請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】a)株LSH/S(ATCC VR 2266)HAVウイルスに
    より感染されたMRC-5 細胞を培養し、回収し、 b)細胞を2%のトリトンX-100 で溶解にかけ、遠心分離
    し、 c)回収した物質をトリス10ミリモル、NaCl 150ミリモ
    ル、EDTA1ミリモル、トリトンX-100 0.1 %、pH7.4 で
    平衡にしたセファロースCl-4B(ファーマシア) でゲル濾
    過にかけ、 d)(c) からの溶離液をトリス10ミリモル、NaCl 150ミリ
    モル、EDTA1ミリモル、トリトンX-100 0.1 %、pH7.4
    で平衡にしたDEAEセファロースCL-6B(ファーマシア) で
    アニオン交換クロマトグラフィーにかけ、 e)(d) でカラムに吸着されたウイルスを7.4 から4まで
    の連続勾配及び0から0.3 モルのNaClのイオン強度勾配
    でもってリン酸緩衝液を使用して連続のpH勾配で溶離
    し、 f)(e) で得られた精製ウイルスを1:2000のホルマリンで
    失活させる 請求項1〜14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 ATCC VR2226 として寄託されたA型肝
    炎ウイルス(HAV) 株LSH/S 。
  17. 【請求項17】 請求項1〜15に従って得られた、精製
    され失活された請求項16に記載のウイルス。
  18. 【請求項18】 ワクチン組成物の調製のための請求項
    16及び17に記載の失活ウイルスの使用。
  19. 【請求項19】 請求項16及び17に記載のウイルスを含
    むワクチン組成物。
JP4181643A 1991-06-18 1992-06-17 A型肝炎ウイルス(hav) の精製方法、こうして精製されたウイルス及びそれを含むワクチン組成物 Withdrawn JPH07177882A (ja)

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