JPH0717737Y2 - 家具用引手 - Google Patents

家具用引手

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Publication number
JPH0717737Y2
JPH0717737Y2 JP1991038755U JP3875591U JPH0717737Y2 JP H0717737 Y2 JPH0717737 Y2 JP H0717737Y2 JP 1991038755 U JP1991038755 U JP 1991038755U JP 3875591 U JP3875591 U JP 3875591U JP H0717737 Y2 JPH0717737 Y2 JP H0717737Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
lid
wall
main case
mounting opening
main
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1991038755U
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JPH0584757U (ja
Inventor
正之 川当
義信 松川
Original Assignee
株式会社淀川製鋼所
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Publication date
Application filed by 株式会社淀川製鋼所 filed Critical 株式会社淀川製鋼所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、小形の扉や引出し等に
装着される家具用引手に関し、とくにパネル面壁に埋め
込み装着する形態の引手を対象とする。
【0002】
【従来の技術】この種の引手の多くは、プラスチック成
形品からなり、パネル内面側へ凹む指掛け部がパネル面
壁と同一平面上で開口するよう装着されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記のように、従来の
引手は指掛け部が常に外面へ向って開口している。その
ため、指掛け部にほこりやちりが溜りやすくて清潔さに
欠ける。ちりやほこりは陳列されている商品見本にも溜
ってその印象を損なうので、頻繁に清掃を行う必要があ
り面倒である。従来の引手において、指掛け部の下半部
を外面へ向って下り傾斜させるものがある。これでは溜
ったほこりの除去は容易に行えるが、ほこりが付着する
ことまで避けられる訳ではなく、依然として清掃の手間
を省けない。さらに、下り傾斜面を下にして引手を取り
付ける必要があり、引手の装着姿勢に制約を受ける。
【0004】そこで本考案の目的は、指掛け部へのほこ
りの侵入を防止して清潔さを維持でき、その清掃の手間
を省略できる家具用引手を得ることにある。本考案の他
の目的は、デザイン処理が容易で体裁を向上するに有利
な家具用引手を得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の家具用引手は、
パネル1の取付口1aの内側に配置されたプラスチック
製の主ケース5と、主ケース5内に収容され蓋体3
と、前記取付口1aの前方外側から主ケース5に一体的
に組み込まれて主ケース5の前端との間で取付口1aの
口縁をはさみ付けた引手枠6とからなること、主ケース
5は前面が外向きに開口する筒状に形成され、この内部
の前面側に上記蓋体3をこれの上端の支軸21を中心に
前後揺動自在に組み付けてあること、主ケース5の内部
の後方下部からばね4が前方上向きに一体に突設され、
この上向き突出端を蓋体3の後面に対し弾性接当させて
いること、引手枠6は、主ケース5の内部にこれの前方
から蓋体3の外周を囲むように挿入嵌合される筒状の脚
壁11と、脚壁11の内部に前方外向きに開口するよう
に形成されて前記蓋体3で開閉される指掛口13と、脚
壁11の前端から径方向外方へ張り出して前記取付口1
aの口縁外面に接当するフランジ壁12とを有し、フラ
ンジ壁12にはこの内周縁から手掛け用のストッパー壁
14を径方向内方へ張り出し形成し、このストッパー壁
14の内面で蓋体3の前方への揺動限界を規制するよう
にしてあることを特徴とする。
【0006】
【0007】
【作用】不使用状態において、蓋体3は図1に示すごと
くばね4で移動付勢されて指掛口13をケース内側から
塞ぐ。使用時には、蓋体3をばね4の付勢力に抗して内
側に押し込むと、指掛口13が開放して、指先を指掛口
13の周縁のストッパー壁14に引っ掛けることができ
る。
【0008】
【考案の効果】本考案の引手では、主ケース5に収容し
た蓋体3をばね4で閉じ姿勢に動付勢し、この蓋体3
で引手枠6の指掛口13をこの内部後方から塞ぐように
したので、引手の不使用時にほこりやごみが指掛口1
3を介して内部に入り込むのを確実に防止でき、常に
手を清潔に維持でき、併せて清掃の手間を省ける。蓋体
3は主ケース5の内部の前面側に前後揺動自在に組み付
け、指掛口13およびストッパー壁14を有する引手枠
6は主ケース5にこれの前方外側から蓋体3の外周を囲
むように挿入嵌合することにより、ストッパー壁14の
内面で蓋体3の前方への揺動限界を規制できるものとし
た。したがって、ストッパー壁14は、蓋体3の組み付
けに何ら支障を及ぼすことなく、指掛口13の前面に高
く張り出し形成できるため、これに手を確実に掛けるこ
とができて引手機能を充分に発揮できる。 主ケース5は
パネル1の取付口1aの内側に配置し、引手枠6は取付
口1aの外側から主ケース5に挿入嵌合することにより
主ケース5の前端との間で取付口1aの口縁をはさみ付
けることができて、パネル1の取付口1aへの取付けが
容易に行える。 ばね4はプラスチック製の主ケース5に
一体に成形してあるので、この組付け手数を省略でき、
蓋体3の内側に隠されて前方外側から見えず、外観的体
裁も良好となる。とくにこのばね4は主ケース5の内部
の後方下部から前方上向きに突設して、この上向き突出
端で蓋体3の後面に対し弾性接当させるものとしてある
ので、その弾性のみならず、突っ張り作用をもって蓋体
3を常に閉じ状態に維持できて指掛口13へのほこりや
ごみの侵入防止効果をより一層高めることができる。
掛口13はばね4で常時閉じ状態に押圧付勢される蓋体
3で常に塞がれているので、装着状態での引手の外観形
状を考慮するだけでデザイン処理を行え、凹部が常に開
口している従来の引手に比べてデザイン上の設計自由度
が高い分だけデザイン処理が容易化し、さらに引手の外
観上の体裁を向上できる。
【0009】
【実施例】図1ないし図5は本考案に係る引手の第1実
施例を示す。図1において、引手はパネル1の面壁に装
着される引手ケース2と、この引手ケース2に収容され
る蓋体3およびばね4とからなる。引手ケース2は、前
記パネル1の内面側から組み付けられる主ケース5と、
パネル1の外面側から組み付けられて主ケース5に一体
化される引手枠6との2部材からなる。
【0010】図3において主ケース5は、前面が外向き
に開口する、全体が有底筒状に形成されたプラスチック
成形品であり、その筒周壁の上部の切り欠きに左右一対
の軸受7・7と押え爪8を上下互い違い状に設け、筒周
壁の周方向3個所に係合爪9を形成してある。さらに、
主ケース5の内奥壁の下端寄りを基端にして筒開口の側
へ向って板状のばね4を一体に突設してある。つまり、
ばね4は主ケース5の成形時に一体形成される。自由状
態において、このばね4の遊端4aは主ケース5の開口
面より僅かに外方へ突出している。
【0011】図3において引手枠6は、主ケース5の筒
周壁に内嵌する筒状の脚壁11と、該脚壁11の外端か
ら径方向の内外へ張り出したフランジ壁12とを有する
プラスチック成形品であり、フランジ壁12に指掛口1
3が開口している。指掛口13は下側一部を直線部とす
るD字形状に形成してあり、該直線上縁より下方のフラ
ンジ壁12がストッパー壁14として機能する。脚壁1
1は、主ケース5の上部切り欠きに入り込む保持壁15
と、それ以外の周回壁部とに分断されており、周回壁部
の周方向3個所に、主ケース5の係合爪9に対応する係
合孔16を設けてある。脚壁11の外面とフランジ壁1
2とが交差する段部の左右2個所には、引手枠6をパネ
ル1に組み付けるときに回り止めを図って位置決めする
ための突起17を有する。
【0012】蓋体3は指掛口13に対応してボタン状に
プラスチック成形されており、図3に示すごとく指掛口
13より僅かに小さなD字形の主壁19と、主壁19に
沿ってこれの内端外周に張り出された係止縁20とを有
し、係止縁20の上部左右に横向きの支軸21をそれぞ
れ設けてある。図1において蓋体3は、上端の支軸21
が主ケース5側の軸受7に嵌まり込み、その内面にばね
4の遊端4aが接当する状態で主ケース5に組み付け
る。この状態で主ケース5をパネル1の取付口1aの内
側に保持し、引手枠6を取付口1aを介して主ケース5
内へ前方外側から挿嵌し、各係合爪9を係合孔16に係
合させることにより、主ケース5の前端部と引手枠6の
フランジ壁12とで取付口1aの口縁をはさみ付ける状
態に装着される。そのフランジ壁12は取付口1aの
縁外面に接当している。
【0013】組付状態において、引手枠6の保持壁15
は、図4に示すごとく主ケース5の軸受7と押え爪8と
の間に入り込んで、軸受7で支持された支軸21の上方
遊動を規制する。蓋体3は図1に示すごとく係止縁20
の下端がストッパー壁14の内面で受け止められて
への揺動限界が規制されており、この状態で主壁19が
指掛口13を内側から塞いでいる。ばね4は弾性と突っ
張り作用で蓋体3を常に閉じ姿勢に揺動付勢する。
【0014】蓋体3は、上記の不使用位置と図2に示す
使用位置との間にわたって揺動変位できる。すなわち、
ばね4の付勢力に抗して蓋体3を外面側から内向きに押
すと、全体が支軸21を中心にして揺動し、指掛口13
を下側から除々に開放する。従って、蓋体3を押し込み
ながら指先をストッパー壁14の内側にすべり込ませる
ことにより、指先をストッパー壁14に掛けてパネル1
の全体を引き寄せ操作できる。多くの場合、パネル1は
ドアキャッチ等で閉じ姿勢が維持されており、ドアキャ
ッチの保持力に打ち勝ってパネル1を開き操作する必要
があるが、上記のように指先がストッパー壁14に掛か
ると軽快にパネル1を開き操作できる。指先を抜き取る
と、指掛口13は再び前記ばね4にて蓋体3で塞がれ
る。
【0015】図5は本案引手を台所用収納庫23に適用
した場合を例示しており、この収納庫23は電子レンジ
を載置するための天板24と、電気炊飯器が載置される
引き出し棚25と、引き出し棚25の下方および左側方
に設けた開き扉26・27と、最下段の引き出し28な
どを備えている。左側方に位置する縦長の開き扉27の
内部には図外の計量米びつを組み込んであり、右方の開
き扉26の内部は空室である。各開き扉26・27のパ
ネルの前面に本案引手を組み込んでおり、引手に指先を
掛けることにより、各扉26・27を想像線で示すよう
に開放できる。なお、各開き扉26・27は図外のドア
キャッチで閉じ状態に保持される。
【0016】
【0017】
【0018】上記以外に、引手ケース2は手の指を複数
本差し込める形態にしてもよい。例えば、指掛口13を
左右横長の矩形状や長円状とし、あるいは上記実施例で
説明した指掛口13の開口寸法を大きく設定する。もち
ろん、ストッパー壁14は上側や左右の一方側に位置さ
せるなど任意に設計変更できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】引手の縦断側面図である。
【図2】蓋体を押し開いた状態での縦断側面図である。
【図3】引手の分解斜視図である。
【図4】図1におけるA−A線断面図である。
【図5】引手の適用例を示す台所用収納庫の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 パネル 2 引手ケース 3 蓋体 4 ばね 5 主ケース 6 引手枠 13 指掛口 14 ストッパー壁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネル1の取付口1aの内側に配置され
    たプラスチック製の主ケース5と、主ケース5内に収容
    され蓋体3と、前記取付口1aの前方外側から主ケー
    ス5に一体的に組み込まれて主ケース5の前端との間で
    取付口1aの口縁をはさみ付けた引手枠6とからなり、
    主ケース5は前面が外向きに開口する筒状に形成され、
    この内部の前面側に上記蓋体3をこれの上端の支軸21
    を中心に前後揺動自在に組み付けてあり、 主ケース5の
    内部の後方下部からばね4が前方上向きに一体に突設さ
    れ、この上向き突出端を蓋体3の後面に対し弾性接当さ
    せており、 引手枠6は、主ケース5の内部にこれの前方
    から蓋体3の外周を囲むように挿入嵌合される筒状の脚
    壁11と、脚壁11の内部に前方外向きに開口するよう
    に形成されて前記蓋体3で開閉される指掛口13と、脚
    壁11の前端から径方向外方へ張り出して前記取付口1
    aの口縁外面に接当するフランジ壁12とを有し、フラ
    ンジ壁12にはこの内周縁から手掛け用のストッパー壁
    14を径方向内方へ張り出し形成し、このストッパー壁
    14の内面で蓋体3の前方への揺動限界を規制するよう
    にしてあることを特徴とする家具用引手
JP1991038755U 1991-04-25 1991-04-25 家具用引手 Expired - Lifetime JPH0717737Y2 (ja)

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JP1991038755U JPH0717737Y2 (ja) 1991-04-25 1991-04-25 家具用引手

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JP1991038755U JPH0717737Y2 (ja) 1991-04-25 1991-04-25 家具用引手

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JPH0584757U JPH0584757U (ja) 1993-11-16
JPH0717737Y2 true JPH0717737Y2 (ja) 1995-04-26

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ID=12534111

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JP1991038755U Expired - Lifetime JPH0717737Y2 (ja) 1991-04-25 1991-04-25 家具用引手

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009034629A (ja) * 2007-08-03 2009-02-19 Panasonic Corp 空気清浄機
ITUA20163260A1 (it) * 2016-05-09 2017-11-09 Gi Gar S R L Maniglia completamente ad incasso perfezionata e serratura completamente ad incasso perfezionata.

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53135120U (ja) * 1977-03-31 1978-10-26

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JPH0584757U (ja) 1993-11-16

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