JPH0584757U - 家具用引手 - Google Patents
家具用引手Info
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- JPH0584757U JPH0584757U JP3875591U JP3875591U JPH0584757U JP H0584757 U JPH0584757 U JP H0584757U JP 3875591 U JP3875591 U JP 3875591U JP 3875591 U JP3875591 U JP 3875591U JP H0584757 U JPH0584757 U JP H0584757U
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- Japan
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- lid
- case
- pull
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 扉や引き出しに装着される家具用引手におい
て、その指掛け用凹部に、ちりやほこりが溜まることを
解消して、清潔さを維持し清掃の手間を省く。 【構成】 外面に向って開口する指掛口13を備えた引
手ケース2の内部に、指掛口13をケース内側から塞ぐ
蓋体3と、この蓋体3を閉じ付勢するばね4とを設ける
ことにより、不使用時に蓋体3で指掛口13を塞いで引
手ケース2内にほこりが侵入するのを防止する。
て、その指掛け用凹部に、ちりやほこりが溜まることを
解消して、清潔さを維持し清掃の手間を省く。 【構成】 外面に向って開口する指掛口13を備えた引
手ケース2の内部に、指掛口13をケース内側から塞ぐ
蓋体3と、この蓋体3を閉じ付勢するばね4とを設ける
ことにより、不使用時に蓋体3で指掛口13を塞いで引
手ケース2内にほこりが侵入するのを防止する。
Description
【0001】
本考案は、小形の扉や引出し等に装着される家具用引手に関し、とくにパネル 面壁に埋め込み装着する形態の引手を対象とする。
【0002】
この種の引手の多くは、プラスチック成形品からなり、パネル内面側へ凹む指 掛け部がパネル面壁と同一平面上で開口するよう装着されている。
【0003】
上記のように、従来の引手は指掛け部が常に外面へ向って開口している。その ため、指掛け部にほこりやちりが溜りやすくて清潔さに欠ける。ちりやほこりは 陳列されている商品見本にも溜ってその印象を損なうので、頻繁に清掃を行う必 要があり面倒である。 従来の引手において、指掛け部の下半部を外面へ向って下り傾斜させるものが ある。これでは溜ったほこりの除去は容易に行えるが、ほこりが付着することま で避けられる訳ではなく、依然として清掃の手間を省けない。さらに、下り傾斜 面を下にして引手を取り付ける必要があり、引手の装着姿勢に制約を受ける。
【0004】 そこで本考案の目的は、指掛け部へのほこりの侵入を防止して清潔さを維持で き、その清掃の手間を省略できる家具用引手を得ることにある。 本考案の他の目的は、デザイン処理が容易で体裁を向上するに有利な家具用引 手を得ることにある。
【0005】
本考案の家具用引手は、パネル1の面壁に装着される引手ケース2と、この引 手ケース2に収容される蓋体3およびばね4とを有すること、 引手ケース2は、パネル外面に向って開口する指掛口13と、該指掛口13に 連続する凹部とを有すること、 引手ケース2に対して、蓋体3をこれが指掛口13をケース内側から塞ぐ不使 用位置と、指掛口13を開放して凹部の内奥側へ変位した使用位置とにわたって 変位可能に支持してあること、 ばね4で蓋体3を不使用位置に移動付勢し、この不使用位置において蓋体3を 受け止め支持するストッパー壁14が、指掛口13の周縁に設けてあることを要 件とする。
【0006】 具体的には、引手ケース2がパネル1の面壁より内側に配置したプラスチック 成形品からなる主ケース5と、パネル1の面壁外面から組み込まれて主ケース5 に一体化される引手枠6とからなり、引手枠6にストッパー壁14と指掛口13 とを設け、この指掛口13を主ケース5に対して一端が枢支された蓋体3で揺動 自在に塞いでおり、ばね4が主ケース5に一体に成形されたものとする。
【0007】
不使用状態において、蓋体3は図1に示すごとくばね4で移動付勢されて指掛 口13をケース内側から塞ぐ。 使用時には、蓋体3をばね4の付勢力に抗して内側に押し込むと、指掛口13 が開放して、指先を指掛口13の周縁のストッパー壁14に引っ掛けることがで きる。
【0008】
本考案の引手では、引手ケース2に収容した蓋体3をばね4で閉じ姿勢に移動 付勢し、指掛口13を蓋体3でケース内側から塞ぐようにしたので、引手の不使 用時にほこりやごみが指掛口13を介してケース内部に入り込むのを確実に防止 できる。これにより引手を清潔に維持し、併わせて清掃の手間を省ける。 指掛口13は蓋体3で常に塞がれているので、装着状態での引手の外観形状を 考慮するだけでデザイン処理を行え、凹部が常に開口している従来の引手に比べ てデザイン上の設計自由度が高い分だけデザイン処理が容易化し、さらに引手の 外観上の体裁を向上できる。
【0009】
図1ないし図5は本考案に係る引手の第1実施例を示す。 図1において、引手はパネル1の面壁に装着される引手ケース2と、この引手 ケース2に収容される蓋体3およびばね4とからなる。 引手ケース2は、前記パネル1の内面側から組み付けられる主ケース5と、パ ネル1の外面側から組み付けられて主ケース5に一体化される引手枠6との2部 材からなる。
【0010】 図3において主ケース5は、前面が外向きに開口する、全体が有底筒状に形成 されたプラスチック成形品であり、その筒周壁の上部の切り欠きに左右一対の軸 受7・7と押え爪8を上下互い違い状に設け、筒周壁の周方向3個所に係合爪9 を形成してある。 さらに、主ケース5の内奥壁の下端寄りを基端にして筒開口の側へ向って板状 のばね4を一体に突設してある。つまり、ばね4は主ケース5の成形時に一体形 成される。自由状態において、このばね4の遊端4aは主ケース5の開口面より 僅かに外方へ突出している。
【0011】 図3において引手枠6は、主ケース5の筒周壁に内嵌する筒状の脚壁11と、 該脚壁11の外端から径方向の内外へ張り出したフランジ壁12とを有するプラ スチック成形品であり、フランジ壁12に指掛口13が開口している。指掛口1 3は下側一部を直線部とするD字形状に形成してあり、該直線上縁より下方のフ ランジ壁12がストッパー壁14として機能する。 脚壁11は、主ケース5の上部切り欠きに入り込む保持壁15と、それ以外の 周回壁部とに分断されており、周回壁部の周方向3個所に、主ケース5の係合爪 9に対応する係合孔16を設けてある。脚壁11の外面とフランジ壁12とが交 差する段部の左右2個所には、引手枠6をパネル1に組み付けるときに回り止め を図って位置決めするための突起17を有する。
【0012】 蓋体3は指掛口13に対応してボタン状にプラスチック成形されており、図3 に示すごとく指掛口13より僅かに小さなD字形の主壁19と、主壁19に沿っ てこれの内端外周に張り出された係止縁20とを有し、係止縁20の上部左右に 横向きの支軸21をそれぞれ設けてある。 図1において蓋体3は、上端の支軸21が主ケース5側の軸受7に嵌まり込み 、その内面にばね4の遊端4aが接当する状態で主ケース5に組み付ける。この 状態で主ケース5をパネル1の取付口1aの内側に保持し、引手枠6を取付口1 aを介して主ケース5内へ外面側から挿嵌し、各係合爪9を係合孔16に係合さ せることにより、引手をパネル1に装着する。引手枠6のフランジ壁12は取付 口1aの外周縁部に接当している。
【0013】 組付状態において、引手枠6の保持壁15は、図4に示すごとく主ケース5の 軸受7と押え爪8との間に入り込んで、軸受7で支持された支軸21の上方遊動 を規制する。蓋体3は図1に示すごとく係止縁20の下端がストッパー壁14で 受け止められて外方への揺動限界が規制されており、この状態で主壁19が指掛 口13を内側から塞いでいる。ばね4は弾性変形した状態で蓋体3を常に閉じ姿 勢に揺動付勢する。
【0014】 蓋体3は、上記の不使用位置と図2に示す使用位置との間にわたって揺動変位 できる。すなわち、ばね4の付勢力に抗して蓋体3を外面側から内向きに押すと 、全体が支軸21を中心にして揺動し、指掛口13を下側から除々に開放する。 従って、蓋体3を押し込みながら指先をストッパー壁14の内側にすべり込ませ ることにより、指先をストッパー壁14に掛けてパネル1の全体を引き寄せ操作 できる。 多くの場合、パネル1はドアキャッチ等で閉じ姿勢が維持されており、ドアキ ャッチの保持力に打ち勝ってパネル1を開き操作する必要があるが、上記のよう に指先がストッパー壁14に掛かると軽快にパネル1を開き操作できる。指先を 抜き取ると、指掛口13は再び前記ばね4にて蓋体3で塞がれる。
【0015】 図5は本案引手を台所用収納庫23に適用した場合を例示しており、この収納 庫23は電子レンジを載置するための天板24と、電気炊飯器が載置される引き 出し棚25と、引き出し棚25の下方および左側方に設けた開き扉26・27と 、最下段の引き出し28などを備えている。左側方に位置する縦長の開き扉27 の内部には図外の計量米びつを組み込んであり、右方の開き扉26の内部は空室 である。 各開き扉26・27のパネルの前面に本案引手を組み込んでおり、引手に指先 を掛けることにより、各扉26・27を想像線で示すように開放できる。なお、 各開き扉26・27は図外のドアキャッチで閉じ状態に保持される。
【0016】 図6は本考案に係る引手の第2実施例を示しており、前述の引手枠6を省略し 、主ケース5に揺動自在に支持した蓋体3はパネル1の取付口1aに設けたスト ッパー壁14で受け止めるようにした。主ケース5はパネル1の内面壁にビス3 0で固定する。更にばね4を捻じりコイルばねにし、これを主ケース5内に組み 込んで蓋体3を閉じ姿勢に揺動付勢している。
【0017】 図7は本考案に係る引手の第3実施例を示しており、これでは主ケース5をパ ネル1の外面側から組み込み、その筒周壁に内キャップ31を外嵌して引手ケー ス2を取り付けた。さらに、蓋体3は主ケース5の筒内面に沿って出没自在に支 持し、内キャップ31と蓋体3との間に円錘台状の圧縮コイル形のばね4を介装 した。蓋体3は全体が主ケース5内へ退入でき、しかも全方位へ揺動状に傾動で きる。
【0018】 上記以外に、引手ケース2は手の指を複数本差し込める形態にしてもよい。例 えば、指掛口13を左右横長の矩形状や長円状とし、あるいは上記実施例で説明 した指掛口13の開口寸法を大きく設定する。もちろん、ストッパー壁14は上 側や左右の一方側に位置させるなど任意に設計変更できる。
【図1】引手の縦断側面図である。
【図2】蓋体を押し開いた状態での縦断側面図である。
【図3】引手の分解斜視図である。
【図4】図1におけるA−A線断面図である。
【図5】引手の適用例を示す台所用収納庫の斜視図であ
る。
る。
【図6】引手の第2実施例を示す縦断側面図である。
【図7】引手の第3実施例を示す縦断側面図である。
1 パネル 2 引手ケース 3 蓋体 4 ばね 5 主ケース 6 引手枠 13 指掛口 14 ストッパー壁
Claims (2)
- 【請求項1】 パネル1の面壁に装着される引手ケース
2と、この引手ケース2に収容される蓋体3およびばね
4とを有し、 引手ケース2は、パネル外面に向って開口する指掛口1
3と、該指掛口13に連続する凹部とを有し、 引手ケース2に対して、蓋体3をこれが指掛口13をケ
ース内側から塞ぐ不使用位置と、指掛口13を開放して
凹部の内奥側へ変位した使用位置とにわたって変位可能
に支持してあり、 ばね4で蓋体3を不使用位置に向って移動付勢し、この
不使用位置において蓋体3を受け止め支持するストッパ
ー壁14が、指掛口13の周縁に設けてある家具用引
手。 - 【請求項2】 引手ケース2が、パネル1の面壁より内
側に配置されたプラスチック成形品からなる主ケース5
と、パネル1の面壁外面から組み込まれて主ケース5と
一体化される引手枠6とからなり、 引手枠6にストッパー壁14と指掛口13とを設け、こ
の指掛口13を主ケース5に一端が枢支された蓋体3で
揺動自在に塞いでおり、ばね4が主ケース5に一体に成
形されている請求項1記載の家具用引手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991038755U JPH0717737Y2 (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | 家具用引手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991038755U JPH0717737Y2 (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | 家具用引手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0584757U true JPH0584757U (ja) | 1993-11-16 |
JPH0717737Y2 JPH0717737Y2 (ja) | 1995-04-26 |
Family
ID=12534111
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991038755U Expired - Lifetime JPH0717737Y2 (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | 家具用引手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0717737Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009034629A (ja) * | 2007-08-03 | 2009-02-19 | Panasonic Corp | 空気清浄機 |
CN109072628A (zh) * | 2016-05-09 | 2018-12-21 | Gi.Gar股份责任有限公司 | 改进的全榫眼把手和改进的全榫眼锁 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53135120U (ja) * | 1977-03-31 | 1978-10-26 |
-
1991
- 1991-04-25 JP JP1991038755U patent/JPH0717737Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53135120U (ja) * | 1977-03-31 | 1978-10-26 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009034629A (ja) * | 2007-08-03 | 2009-02-19 | Panasonic Corp | 空気清浄機 |
CN109072628A (zh) * | 2016-05-09 | 2018-12-21 | Gi.Gar股份责任有限公司 | 改进的全榫眼把手和改进的全榫眼锁 |
CN109072628B (zh) * | 2016-05-09 | 2020-12-18 | Gi.Gar股份责任有限公司 | 改进的全榫眼把手和改进的全榫眼锁 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0717737Y2 (ja) | 1995-04-26 |
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