JPH07177338A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH07177338A
JPH07177338A JP5344412A JP34441293A JPH07177338A JP H07177338 A JPH07177338 A JP H07177338A JP 5344412 A JP5344412 A JP 5344412A JP 34441293 A JP34441293 A JP 34441293A JP H07177338 A JPH07177338 A JP H07177338A
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JP
Japan
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transmission rate
transmission
signal
receiving side
side device
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JP5344412A
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Takehiro Yoshida
武弘 吉田
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通信回線の状況および受信側装置の受信情報
に対する処理容量に基づき最適な伝送速度を得ることが
できるファクシミリ装置を提供することにある。 【構成】 ファクシミリ装置は、V27ter 変調器14
に対する制御をする。V27ter 変調器14に対する制
御では、電話回線2a状況に基づき決定された可能伝送
速度を相手先受信機に通知し、相手先受信機からその受
信情報量に対する処理容量の変化に基づき決定された実
行可能伝送速度を入力し、相手先受信機とのネゴシエー
ションによって電話回線2a状況に基づき決定された可
能伝送速度と相手先受信機の実行可能伝速度との内の低
い方の伝送速度を伝送速度として選択し、この選択され
た伝送速度に等しい変調速度を指示するための信号を信
号線30cを介してV27ter 変調器14に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信回線の状況に応じ
て伝送速度を選択する機能を有するファクシミリ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、受信側のファクシミリ装置(以
下、受信側装置という)では、受信情報量に対する処理
容量が低下すると、伝送速度の低下(フォールバック)
を送信側のファクシミリ装置(以下、送信側装置とい
う)に指示する。これに対し、送信側装置では、フォー
ルバックの指示に基づき伝送速度を所定の値まで低下さ
せるが、この伝送速度の低下の原因が通信回線状況の悪
さにあると判断する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のファク
シミリ装置では、受信側装置の処理容量が十分に余裕あ
る量まで回復したとき、伝送速度の低下の原因が回線状
況の悪さにあると判断するから、伝送速度を再び高くす
ることはできない。
【0004】本発明の目的は、通信回線の状況および受
信側装置の受信情報に対する処理容量に基づき最適な伝
送速度を得ることができるファクシミリ装置を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願第1発明は、通信回
線の状況に応じて伝送速度を選択可能なファクシミリ装
置であって、送信モード時に動作して、前記通信回線の
状況に基づき決定された可能伝送速度を外部の受信側装
置に通知する通知手段と、送信モード時に動作して、前
記外部の受信側装置の実行可能な伝送速度を取り込む取
り込む取込手段と、前記通信回線の状況に基づき決定さ
れた可能伝送速度と前記外部の受信側装置の実行可能な
伝送速度とに基づき前記外部の受信側装置との間におけ
る伝送速度を調整する伝送速度調整手段とを備える。
【0006】本願第2発明は、通信回線の状況に応じて
伝送速度を選択可能なファクシミリ装置において、受信
モード時に作動して、外部の送信側装置で前記通信回線
の状況に基づき決定された可能伝送速度を取り込む取込
手段と、受信モード時に作動して、受信側装置の実行可
能な伝送速度を前記外部の送信側装置に通知する通知手
段と、前記通信回線の状況に基づき決定された可能伝送
速度と前記受信側装置の実行可能な伝送速度とに基づき
前記外部の送信装置との間における伝送速度を調整する
伝送速度調整手段とを備える。
【0007】
【作用】本願第1発明のファクシミリ装置では、送信モ
ード時に、通知手段によって通信回線の状況に基づき決
定された可能伝送速度を外部の受信側装置に通知し、取
込手段によって外部の受信側装置の実行可能な伝送速度
を取り込み、伝送速度調整手段によって前記通信回線の
状況に基づき決定された可能伝送速度と前記外部の受信
側装置の実行可能な伝送速度とに基づき前記外部の受信
側装置との間における伝送速度を調整する。従って、通
信回線の状況および受信側装置の受信情報に対する処理
容量に基づき最適な伝送速度が得られる。
【0008】本願第2発明のファクシミリ装置では、受
信モード時に、通知手段によって外部の送信側装置で通
信回線の状況に基づき決定された可能伝送速度を取り込
み、通知手段によって受信側装置の実行可能な伝送速度
を前記外部の送信側装置に通知し、伝送速度調整手段に
よって前記通信回線の状況に基づき決定された可能伝送
速度と前記受信側装置の実行可能な伝送速度とに基づき
前記外部の送信装置との間における伝送速度を調整す
る。従って、通信回線の状況および受信側装置の受信情
報に対する処理容量に基づき最適な伝送速度が得られ
る。
【0009】
【実施例】以下に、本発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0010】(第1実施例)図1は本発明のファクシミ
リ装置の第1実施例の構成を示すブロック図である。
【0011】本実施例のファクシミリ装置は、図1に示
すように、電話回線2aに接続されている網制御装置
(以下、NCUという。)2を備える。
【0012】NCU2は、電話網をデータ通信などに使
用するために、その回線に端末を接続し、電話交換網の
接続制御、データ通信路への切り替え、ループの保持な
どを行うとともに、電話回線2aと電話機4との接続、
および電話回線2aとハイブリッド回路6との接続を選
択的に切り換える。NCU2と電話機4とは信号線2b
で接続され、NCU2とハイブリッド回路6とは信号線
2cで接続されている。NCU2の切換動作は後述する
制御回路30から信号線30aを介して出力された制御
信号で制御される。制御信号のレベルが「0」であると
き、電話回線2aと電話機4との接続が行われる。これ
に対し、制御信号のレベルが「1」であるとき、電話回
線2aとハイブリッド回路6との接続とが行われる。
【0013】ハイブリッド回路6は、電話回線2aを介
して送信される送信系からの送信信号と、電話回線2a
を介して受信される受信系への受信信号とを分離する。
【0014】送信系は、例えばCCDなどの撮像素子と
光学系とから構成される読取回路10を有する。読取回
路10は、送信原稿から主走査方向の1ライン分の画像
を順次に読取り、この読み取られた画像に対応する白、
黒の2値化信号を生成する。読取回路10からの2値化
信号は信号線10aを介して符号化回路12に与えられ
る。
【0015】符号化回路12は、読取り回路10から入
力された2値化信号を符号化し、この符号化された信号
を信号線12aを介して出力する。この符号化として
は、モディファイドハフマン符号化(MH符号化)また
はモディファイドリード符号化(MR符号化)が用いら
れている。
【0016】符号化回路12からの符号化された信号は
V27ter変調器14に与えられ、V27ter変調器14
は符号化された信号に対し変調処理を施し、変調信号を
生成する。この変調処理には、CCIT(国際電信電話
諮問委員会)勧告V27terに基づく差動位相変調が用
いられているが、これに代えて、勧告V29に基づく直
交変調を用いることもできる。V27ter 変調器14の
変調処理速度は後述する制御回路30から信号線30c
を介して出力される信号に基づき設定される。制御回路
30から信号線30cを介して出力される信号レベルが
「0」であるとき、変調処理速度は9600b/sec
に設定され、同様に、信号レベルが「1」、「2」、
「3」であるとき、変調処理速度は7200b/se
c、4800b/sec、2400b/secにそれぞ
れ設定される。
【0017】V27ter 変調器14からの変調信号は信
号線14aを介して加算回路16に与えられる。加算回
路16は、V21変調器8から信号線8aを介して出力
された変調信号とV27ter 変調器14からの変調信号
とを加算し、この加算された信号を送信信号として信号
線16aを介してハイブリッド回路14に出力する。V
21変調器8は、制御回路30から信号線30bを介し
て出力された手順信号に対し変調処理を施し、変調信号
を生成する。この変調処理には、CCIT勧告V21に
基づく変調が用いられている。
【0018】これに対し、受信系は、V21復調器18
およびV27ter 復調器20を有する。V21復調器1
8はCCIT勧告V21に基づきハイブリッド回路6か
ら信号線6aを介して出力された受信信号に対する復調
処理を行い、手順信号を生成する。この手順信号は信号
線18aを介して制御回路30に与えられる。
【0019】V27ter 復調器20はハイブリッド回路
6からの受信信号に対する復調処理を行い、復調信号を
生成する。この復調処理には、CCIT勧告V27ter
に基づく復調処理が用いられているが、これに代えて勧
告V29に基づく復調処理を用いることもできる。V2
7ter 復調器20の変調処理速度は後述する制御回路3
0から信号線30dを介して出力される信号に基づき設
定される。制御回路30から信号線30dを介して出力
される信号レベルが「0」であるとき、復調処理速度は
9600b/secに設定され、同様に、信号レベルが
「1」、「2」、「3」であるとき、復調処理速度は7
200b/sec、4800b/sec、2400b/
secにそれぞれ設定される。
【0020】復調器20から信号線20aを介して出力
された復調信号は復号化回路22に与えられる。復号化
回路22は復調信号を復号化し、この復号化された信号
は信号線22aを介して記録回路24に与えられる。
【0021】記録回路22は復号化回路22からの信号
が示す情報を記録紙に記録する。
【0022】制御回路30は上述のV27ter 変調器1
4に対する制御およびV27ter 復調器20に対する制
御に加えて、ワンタッチダイアル機能、短縮ダイアル機
能、スターとなどの各機能に対する制御を行う。
【0023】V27ter 変調器14に対する制御では、
電話回線2aの状況に基づき決定された伝送スピードを
相手先受信機に通知し、相手先受信機からその受信情報
量に対する処理容量の変化に基づき決定された実行可能
伝送スピードを入力し、相手先受信機とのネゴシエーシ
ョンによって電話回線2aの状況に基づき決定された可
能伝送スピードと相手先受信機の実行可能な伝速スピー
ドとの内の低い方の伝送スピードを選択し、この選択さ
れた伝送スピードに等しい変調速度を指示するための信
号を信号線30cを介してV27ter 変調器14に出力
する。
【0024】通常、上述のネゴシエーションによる伝送
スピードの決定は最初に送信されるTCF信号によって
行われる。また、相手先受信機の実行可能伝送スピード
としては、受信の途中で処理容量が低下したときに、そ
の処理容量に応じたスピードが選択され、通知される。
さらに、相手先受信機の処理容量の低下によってフォー
ルバックを指示した後に相手先受信機の処理容量が十分
に余裕ある量に回復したとき、相手先受信機から、電話
回線2aの状況に応じて決定された可能伝送スピードの
最大値まで高くされた伝送スピードが実行可能な伝送ス
ピードとして選択され、通知される。さらに、相手先受
信機の処理容量の低下によって処理の実行が厳しくなる
と、伝送中の1ページ分の画像信号の送信の終了後に次
ページの伝送から伝送スピードは低下するように制御さ
れる。さらに、相手先受信機の処理容量に余裕が生じる
と、次ページから伝送スピードが電話回線2aの状況に
応じて決定された可能伝送スピードの最大値まで高くさ
れるが、既に電話回線2aの状況は把握されているか
ら、相手先にTCF信号を送信せずに、画像信号送信の
直前のトレーニング信号が送信される。
【0025】V27ter 復調器20に対する制御では、
相手先送信機から電話回線2a状況に基づき決定された
可能伝送スピードを入力し、受信情報量に対する処理容
量の変化に基づき決定された実行可能伝送スピードを相
手先送信機に通知し、相手先送信機とのネゴシエーショ
ンによって電話回線2aの状況に基づき決定された可能
伝送スピードと実行可能伝送スピードとの内の低い方の
伝送スピードが指示され、この指示された伝送スピード
に等しい復調速度を指示するための信号を信号線30d
を介してV27ter 復調器20に出力する。実行可能伝
送スピードとしては、受信の途中で受信情報に対する処
理容量が低下したときに、その処理容量に応じたスピー
ドが選択され、相手先送信機に通知される。また、処理
容量の低下によってフォールバックが指示された後に処
理容量が十分に余裕ある量に回復したとき、電話回線状
況に応じて決定された伝送スピードの最大値まで高くさ
れた伝送スピードが実行可能な伝送スピードとして選択
され、相手先送信機に通知される。
【0026】ワンタッチダイアル機能、短縮ダイアル機
能、スタートなどの各機能に対する制御には、キーボー
ド付き操作部26および表示部28が用いられる。
【0027】キーボード付き操作部26は、テンキー、
#キー、*キー、ワンタッチダイアルキー、短縮ダイア
ルキー、およびファンクションキーを有し、各キーが押
し下げられると、操作されたキーに対応する機能の実行
を指示するための信号が信号線26aを介して制御回路
30に与えられる。
【0028】表示部28は、大画面に信号線30eを介
して与えられる信号が示す情報を表示する。
【0029】次に、本実施例のファクシミリ装置におけ
る制御回路30の制御動作について図2ないし図4を参
照しながら説明する。図2ないし図4は図1のファクシ
ミリ装置における制御回路による制御動作を説明するた
めのフローチャートである。
【0030】図2を参照するに、まず、送信モードが選
択されると、ステップS42が実行される。ステップS
42では、信号線30aを介してレベル「0」の制御信
号を出力し、CMLをオフする。次いで、ステップ44
が実行され、ステップ44では、信号線30cを介して
レベル「0」の信号を出力し、V27ter 変調器14に
9600b/sの変調速度を指示する。
【0031】ステップS44の実行後、ステップS46
が実行される。ステップS46では、信号線30dを介
してレベル「0」の信号を出力し、V27ter 復調器2
0に9600b/sの復調速度を指示する。
【0032】次いで、ステップS48が実行され、ステ
ップS48では、送信が選択されたか否かの判定を行
い、送信が選択されているとき、処理がステップS54
に移行し、送信が選択されていないとき、処理がステッ
プS50に移行する。
【0033】ステップS50では、受信が選択されたか
否かの判定を行う。受信が選択されているとき、処理は
ステップS90(図4に示す)に移行し、受信が選択さ
れていないとき、処理はステップS52に移行する。
【0034】ステップS52では、その他の処理を実行
し、この実行完了後、処理はステップS48に戻る。
【0035】ステップS54では、信号線30aを介し
てレベル「1」に信号を出力し、CMLをオンする。
【0036】次いで、ステップS56が実行され、ステ
ップS56では、送信機側と受信機側とのネゴシエーシ
ョンを行うための前手順を実行する。この前手順では、
TCF信号で決められた通信可能なスピードを可能伝送
スピードとして記憶し、受信機側から通知される実行可
能な伝送スピードを記憶し、TCF信号で決められた可
能伝送スピードと受信機側から通知される実行可能な伝
送スピードとの内から低い方の伝送スピードを選択し、
この低い方の伝送スピードで実際に送信を行う旨を通知
する。
【0037】ステップS56による前手順の実行後、ス
テップS58が実行され、ステップS58では、前手順
において選択されたスピードで伝送を行うことをV27
ter変調器14に指示する。
【0038】次いで、処理はステップS60に移行さ
れ、ステップS60では、画像信号の送信が行われる。
画像信号の送信後、ステップS62が実行され、ステッ
プS62では、1ページ分の画像信号の送信が終了した
か否かを判定する。1ページ分の送信が終了していと
き、再びステップS60の動作が行われ、この動作は1
ページ分の送信が終了するまで繰り返される。
【0039】1ページ分の送信が終了すると、図3に示
すように、ステップS64が実行される。ステップS6
4では、次ページがあるか否かを判定する。次ページが
ないとき、ステップS66が実行され、ステップS66
では回線開放に対するネゴシエーションをとるための後
手順が実行される。後手順の実行後、処理はステップS
42に戻る。
【0040】次ページがあるとき、ステップS68が実
行され、ステップS68では、中間手順を実行する。こ
の中間手順では、TCF信号の送信を行わない。
【0041】中間手順の実行後、ステップS70が実行
される。ステップS70では、受信不良信号、例えばR
TN信号を検出したか否かを判定し、RTN信号を検出
したとき、処理はステップS72に移行し、RTN信号
を検出しないとき、処理はステップS82に移行する。
【0042】ステップS72では、現在の伝送スピード
が2400b/sであるか否かを判定する。現在の伝送
スピードが2400b/sであるとき、処理がステップ
S74に移行し、現在の伝送スピードが2400b/s
でないとき、処理はステップS78に移行する。
【0043】ステップS74では、DCN信号(切断命
令信号)を送信し、DCN信号の送信後、ステップS7
6が実行される。ステップS76では、エラー処理を行
う。
【0044】ステップS78では、フォールバック機能
によって可能伝送スピードを1段階低下し、この低下さ
れた伝送スピードを記憶する。
【0045】次いで、ステップS80が実行され、ステ
ップS80では、受信機から通知される実行可能な伝送
スピードを記憶する。
【0046】ステップS80の処理後、処理はステップ
S82に移行する。ステップS82では、受信機から通
知される実行可能な伝送スピードがフォールバック機能
によって1段階低下された可能伝送スピードより低いか
否かを判定する。肯定応答時、すなわち受信機から通知
される実行可能な伝送スピードがフォールバック機能に
よって1段階低下された可能伝送スピードより低いと
き、ステップS86が実行され、否定応答時、すなわち
受信機から通知される実行可能な伝送スピードがフォー
ルバック機能によって1段階低下された可能伝送スピー
ドより低くないとき、ステップS84が実行される。
【0047】ステップS84では、可能伝送スピードを
実際に伝送を行うスピードとし、このスピードをV27
ter 変調器14に指示する。
【0048】ステップS86では、受信機から通知され
る実行可能な伝送スピードを実際に伝送を行うスピード
とし、このスピードをV27ter 変調器14に指示す
る。
【0049】ステップS84またはステップS86によ
る処理後、ステップS88が実行され、ステップS88
では、直前にRTN信号(リトレーニング否定信号)を
受信したか否かを判定する。RTN信号を受信している
とき、処理がステップS56(図2に示す)に戻され、
RTN信号を受信していないとき、処理がステップS6
0(図2に示す)に戻される。
【0050】ステップS50(図2に示す)で受信モー
ドが選択されていると判定されたとき、図4に示すよう
に、ステップS90が実行される。ステップS90で
は、信号線30aを介してレベル「1」の制御信号を出
力し、CMLをオンする。
【0051】CMLオン後、ステップS92が実行さ
れ、ステップS92では、前手順が実行される。この前
手順では、送信機に対し受信系の処理状況によって決定
される実行可能な伝送スピードを指定し、トレーニング
−TCF信号によって決定された可能伝送スピードおよ
び送信機から通知された実際の伝送スピードを記憶す
る。
【0052】前手順の実行後、ステップS94が実行さ
れ、ステップS94では、前手順で決定された実際の伝
送スピードをV27ter 復調機20に指示する。
【0053】ステップS96では、画像信号を受信す
る。画像受信の実行後、ステップS98が実行され、ス
テップS98では、選択されたときにパソコンなどによ
る処理を実行する。
【0054】次いで、ステップS100が実行され、ス
テップS100では、1ページ分の受信が終了したか否
かを判定する。1ページ分の受信が終了しないとき、処
理は再びステップS96に戻る。1ページ分の受信が終
了したとき、処理はステップS102に移行する。
【0055】ステップS102では、中間手順を実行す
る。中間手順の実行後、ステップS104が実行され、
ステップS104では、次ページがあるか否かを判定
し、次ページがあると、ステップS108が実行され、
次ページがないと、ステップS106が実行される。
【0056】ステップS106では後手順を実行し、こ
の後手順の実行後、処理はステップS42(図2に示
す)に移行する。
【0057】ステップS108では、通信状況が良好で
あるか否かを判定し、通信状況が良好であるとき、ステ
ップS112が実行され、通信状況が良好でないとき、
ステップS110が実行される。
【0058】ステップS110では、RTN信号を送信
するとともに処理状況に応じて実行可能な伝送スピード
を送信機に通知し、実行可能な伝送スピードの送信後、
処理はステップS92に戻る。
【0059】ステップS112では、MCF信号(メッ
セージ確認信号)を送信するとともに処理状況に応じて
実行可能な伝送スピードを送信機に通知し、実行可能な
伝送スピードの送信後、処理はステップS114に移行
する。
【0060】ステップS114では、処理状況に応じて
決定された実行可能な伝送スピードと送信機から通知さ
れた可能伝送スピードの内の低い方の伝送スピードを選
択し、この選択された低い方の伝送スピードで受信する
ことをV27ter 復調機20に指示する。
【0061】V27ter 復調器20への伝送スピードの
指示後、処理はステップS96に戻る。
【0062】以上により、電話回線2aの状況および受
信側装置の受信情報に対する処理容量に基づき伝送スピ
ードが調整されるから、最適な伝送スピードを得ること
ができる。また、手順の短縮化を図ることができる。
【0063】なお、本実施例では、受信時にパソコンな
どによる処理が発生し、この処理によって受信処理容量
が低下する例について説明しているが、送信時にパソコ
ンなどによる処理が発生したとき、送信処理容量の低下
に応じて伝送スピードを変更することもできる。
【0064】また、本実施例では、受信機側の処理容量
に基づき実行可能な伝送スピードを通知しているが、前
記実行可能な伝送スピードを考慮せずに複数レベルのフ
ォールバックまたはフォールアップを設定しても良い。
【0065】さらに、本実施例では、受信処理容量の低
下によって、指示された実行可能な伝送スピードを一度
低下させた後、受信処理容量に余裕ができたとき、伝送
スピードを、最大限、可能伝送スピードの最大値まで高
くする方法を用いている。この方法では、この最大限ま
で高くされた伝送スピードで伝送が行われるから、再度
TCF信号の伝送が行われないように設定されている
が、回線特性が時間とともに変化することを考えると、
伝送スピードのフォールアップ時にのみ、TCF信号の
送信を行う方法を用いることもできる。
【0066】(第2実施例)次に、この伝送スピードの
フォールアップ時にTCF信号の送信を行う方法を用い
るファクシミリ装置について図を参照しながら説明す
る。図5および図6は本発明のファクシミリ装置の第2
実施例における制御動作を説明するためのフローチャー
トである。
【0067】本実施例に係るファクシミリ装置は、図1
に示すファクシミリ装置と同じ構成を有し、このファク
シミリ装置では、指示された実行可能な伝送スピードを
一度低下させることによって、受信処理容量に余裕がで
きた後に、伝送スピードを最大限、可能伝送スピードの
最大値まで高くし、この伝送スピードのフォールアップ
時に再度TCF信号の送信を行う。
【0068】図5を参照するに、ステップS88(図3
に示す)において送信時にRTN信号を受信していない
と判定したとき、ステップS122が実行される。ステ
ップS122では、伝送スピードのフォールアップの有
無が判定される。フォールアップがあると、ステップS
56(図2に示す)が実行され、フォールアップがない
と、ステップS60(図2に示す)が実行される。
【0069】これに対し、ステップS114(図4に示
す)において受信時にV27ter 復調器20に受信スピ
ードが指示された後、図6に示すように、ステップS1
30が実行される。ステップS130では、伝送スピー
ドのフォールアップの有無が判定される。フォールアッ
プがあると、ステップS96(図4に示す)が実行さ
れ、フォールアップがないと、ステップS92(図4に
示す)が実行される。
【0070】以上により、電話回線2aの状況および受
信側装置の受信情報に対する処理容量に基づき最適な伝
送スピードを得ることができ、また、フォールアップ時
に画像信号送信直前のTCF信号を送出することによっ
て送信側装置と受信側装置との間における伝送スピード
の調整が図られるから、手順が短縮化される。
【0071】
【発明の効果】以上に説明したように、本願第1発明の
ファクシミリ装置によれば、通信回線の状況に基づき決
定された可能伝送速度と外部の受信側装置の実行可能な
伝送速度とに基づき外部の受信側装置との間における伝
送速度が調整されるから、通信回線の状況および受信側
装置の受信情報に対する処理容量に基づき最適な伝送速
度を得ることができる。
【0072】本願第2発明のファクシミリ装置によれ
ば、通信回線の状況に基づき決定された可能伝送速度と
受信側装置の実行可能な伝送速度とに基づき外部の送信
側装置との間における伝送速度が調整されるから、通信
回線の状況および受信側装置の受信情報に対する処理容
量に基づき最適な伝送速度を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリ装置の第1実施例の構成
を示すブロック図である。
【図2】図1のファクシミリ装置における制御回路によ
る制御動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】図1のファクシミリ装置における制御回路によ
る制御動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】図1のファクシミリ装置における制御回路によ
る制御動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明のファクシミリ装置の第2実施例におけ
る制御動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】本発明のファクシミリ装置の第2実施例におけ
る制御動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
14 V27ter 変調器 20 V27ter 復調器 30 制御回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線の状況に応じて伝送速度を選択
    可能なファクシミリ装置において、送信モード時に動作
    して、前記通信回線の状況に基づき決定された可能伝送
    速度を外部の受信側装置に通知する通知手段と、送信モ
    ード時に動作して、前記外部の受信側装置の実行可能な
    伝送速度を取り込む取り込む取込手段と、前記通信回線
    の状況に基づき決定された可能伝送速度と前記外部の受
    信側装置の実行可能な伝送速度とに基づき前記外部の受
    信側装置との間における伝送速度を調整する伝送速度調
    整手段とを備えることを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 前記外部の受信側装置の実行可能な伝送
    速度は、受信情報に対する処理容量に応じて決定される
    ことを特徴とする請求項1記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 前記伝送速度調整手段は、前記外部の受
    信側装置の受信情報に対する処理容量が低下するとき
    に、前記外部の受信側装置との間における伝送速度を低
    下させ、前記外部の受信側装置の受信情報に対する処理
    容量が十分にあるときに、前記外部の受信側装置との間
    における伝送速度を前記通信回線状況に基づき決定され
    た可能伝送速度の最大値まで高くすることを特徴とする
    請求項1または請求項2記載のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 前記伝送速度調整手段は、前記外部の受
    信側装置の受信情報に対する処理容量が十分にあると
    き、前記外部の受信側装置との間における伝送速度を前
    記通信回線状況に基づき決定された可能伝送速度の最大
    値まで高くするとともに画像信号の送信直前のトレーニ
    ング信号を前記外部の受信側装置に送信することを特徴
    とする請求項3記載のファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】 通信回線の状況に応じて伝送速度を選択
    可能なファクシミリ装置において、受信モード時に作動
    して、外部の送信側装置で前記通信回線の状況に基づき
    決定された可能伝送速度を取り込む取込手段と、受信モ
    ード時に作動して、前記受信側装置の実行可能な伝送速
    度を前記外部の送信側装置に通知する通知手段と、前記
    通信回線の状況に基づき決定された可能伝送速度と前記
    受信側装置の実行可能な伝送速度とに基づき前記外部の
    送信装置との間における伝送速度を調整する伝送速度調
    整手段とを備えることを特徴とするファクシミリ装置。
JP5344412A 1993-12-17 1993-12-17 ファクシミリ装置 Pending JPH07177338A (ja)

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