JPH07176880A - 放熱体およびその放熱体を用いた正特性サーミスタ装置 - Google Patents

放熱体およびその放熱体を用いた正特性サーミスタ装置

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JPH07176880A
JPH07176880A JP32183893A JP32183893A JPH07176880A JP H07176880 A JPH07176880 A JP H07176880A JP 32183893 A JP32183893 A JP 32183893A JP 32183893 A JP32183893 A JP 32183893A JP H07176880 A JPH07176880 A JP H07176880A
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JP
Japan
Prior art keywords
base plate
fins
heat
heat dissipating
main surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP32183893A
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English (en)
Inventor
Tomoaki Tadokoro
智明 田所
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】熱伝導および放熱効率が良く、また、PTC素
子の発熱特性に合わせて最適の熱効率が得られる放熱体
および正特性サーミスタ装置を提供することにある。 【構成】放熱体は、熱伝導が良好な金属材料からなるベ
ースプレートの一方の主表面上に、互いに間隙を設けて
少なくとも2枚の放熱用フィンを、その主表面を重ねる
ことなく、その端面部を固着したことを特徴とする。ま
た、正特性サーミスタ装置は正特性サーミスタ素子の両
主表面に、上記放熱体を接合したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に、暖房機器及び乾
燥機器等の温風発生ヒータに用いられる放熱体およびそ
の放熱体を用いた正特性サーミスタ装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の放熱体について、図4および図5
に基づいて説明する。放熱体1はベースプレート2と放
熱用フィン3とから構成されている。
【0003】ベースプレート2は、例えば、アルミニウ
ムからなる熱伝導が良好な略四角形状板に、一方の主表
面2a上の長端面に沿って等間隔に複数のかしめ用爪4
が形成されているものである。フィン3は、例えば、ア
ルミニウムからなる熱伝導が良好な短冊状の薄板を断面
略矩形状になるように、つづら折り状に繰り返し折り曲
げ、谷部3aおよび山部3bを形成してなるものであ
る。
【0004】そして、ベースプレート2の一方の主表面
2a上にフィン3の谷部3aを当接して、ベースプレー
ト2の両端面にある複数の爪4をかしめることによりベ
ースプレート2に谷部3aの側端を固定し、放熱体1を
構成している。
【0005】かかる構成の放熱体1を2個用い、ベース
プレート2の他方の主表面2b同志を対面状態にして、
その間に、周知の正特性サーミスタ素子5(以下PTC
素子と略す)を、導電的及び熱的に接合することによ
り、正特性サーミスタ装置6を構成するものである。こ
の正特性サーミスタ装置6の2個のベースプレート2間
に電圧を印加するとPTC素子5が発熱し、その熱がベ
ースプレート2を介してフィン3に伝導して、フィン3
から放熱することによって、正特性サーミスタ装置6は
発熱体として機能するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
構成の放熱体および正特性サーミスタ装置においては、
ベースプレートにフィンをかしめて固着しているため、
微視的に見るとベースプレートとフィンとの間には部分
的に空間が存在し、ベースプレートとフィンとの間の熱
伝導が低くなる。したがって、放熱体のフィンへの熱伝
導が低く、正特性サーミスタ装置の出力効率が低いとい
う問題点を有していた。また、フィンをつづら折り状に
折り曲げ加工するため、フィンの厚みおよび折り曲げ間
隔であるピッチを自由に設定するには加工上および費用
上に問題点を有していた。
【0007】本発明の目的は、上記問題点を解消すべく
なされたもので、熱伝導および放熱効率が良く、また、
PTC素子の発熱特性に合わせて最適の熱効率が得られ
る放熱体および正特性サーミスタ装置を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の放熱体
においては、熱伝導が良好な金属材料からなるベースプ
レートの一方の主表面上に、互いに間隙を設けて少なく
とも2枚の放熱用フィンを、その主表面を重ねることな
く、その端面部を固着したことを特徴とする。
【0009】また、本発明の正特性サーミスタ装置は、
正特性サーミスタ素子の両主表面に、上記放熱体を固着
したことを特徴とする。
【0010】
【作用】すなわち、本発明では、上記のようにベースプ
レートとフィンを、かしめを用いずに固着する構成とし
たことにより、ベースプレートとフィンとの熱伝導が良
く、また、フィンの厚みを厚くすることにより正特性サ
ーミスタ装置の出力効率が高くなる。
【0011】
【実施例】以下に、本発明による放熱体の第1の実施例
を図1にもとづいて説明する。放熱体11は、ベースプ
レート12と複数の放熱用フィン13とから構成されて
いる。ベースプレート12は、例えば、アルミニウムま
たは熱伝導が良好な略四角形状板の金属材料からなるも
のである。
【0012】フィン13は、例えば、アルミニウムまた
は熱伝導が良好な金属材料からなり、略四角形状板の一
方の端面部を略直角に折り曲げて形成した底部13aを
有し、断面略L字状をなしているものである。そして、
ベースプレート12の一方の主表面12a上にフィン1
3の底部13aを当接して、例えば、耐熱性接着剤14
を介して固着することにより、ベースプレート12に底
部13aを固着している。
【0013】このようにして、放熱体11は、2枚以上
複数枚のフィン13の主表面同志が略平行に、且つ、重
ならないようにベースプレート12の一方の主表面12
a上に固着することにより構成されるものである。
【0014】本発明による正特性サーミスタ装置(図示
せず)の一実施例は、図5に示す従来例と同様に、上述
の放熱体11を2個用い、ベースプレート12の他方の
主表面12b同志を対面状態にして、その間に、PTC
素子5を導電的及び熱的に接合することにより、構成す
るものである。この正特性サーミスタ装置の2個のベー
スプレート12間に電圧を印加するとPTC素子5が発
熱し、その熱がベースプレート12を介してフィン13
に伝導して、フィン13から放熱をすることによって、
正特性サーミスタ装置は発熱体として機能するものであ
る。
【0015】尚、フィン13をベースプレート12に固
着する方法として耐熱性接着剤に限るものでなく同等の
手段を用いて固着したものでも良い。また接着剤を用い
ることなく、例えば、溶接等による接続手段を用いて、
ベースプレート12にフィン13の底部13aを固着し
てもよいものである。
【0016】次に、放熱体の第2の実施例を図2にもと
づいて説明する。放熱体31は、ベースプレート32と
複数の放熱用フィン33とから構成されている。
【0017】ベースプレート32は、例えば、アルミニ
ウムまたは熱伝導が良好な略四角形状板の金属材料から
なる。そして、ベースプレート32の一方の主表面32
a上には、ベースプレート32に用いられる金属材料の
融点(T1℃)より低い融点(T2℃)を持つアルミニ
ウムからなるブレージング材34を、箔状にして接続さ
れている。
【0018】一方、フィン33は、例えば、べースプレ
ート32に用いられるものと同じような融点を持つアル
ミニウムまたは熱伝導が良好な金属材料からなり、略四
角形状板の一方の端面部を直角に折り曲げて形成した底
部33aを有する断面略L字状をなしている。このフィ
ン33の底部33aの外側表面には、フィン33の金属
材料より低い融点(T2℃)を持つアルミニウムからな
るブレージング材35を箔状にして接続されている。
【0019】そして、ベースプレート32の一方の主表
面32a上にフィン33の底部33aの外側表面を当接
して、ブレージング加工、例えば、真空炉を用いT2℃
以上でT1℃未満の温度で一定時間保持することによっ
て、ブレージング材34,35を溶融させベースプレー
ト32にフィン33の底部33aを固着するものであ
る。
【0020】このようにして、放熱体31は、2枚以上
複数枚のフィン33の主表面同志を略平行に、且つ、重
ならないようにベースプレート32の一方の主表面32
a上に固着することにより構成されるものである。
【0021】尚、ベースプレート32上のブレージング
材34とフィン33上のブレージング材35は、どちら
か一方に接続されていてもよい。
【0022】次に、放熱体の第3の実施例を図3にもと
づいて説明する。放熱体41は、フィン33をベースプ
レート42の一方の主表面42a上に固着することによ
って構成し、PTC素子(図示せず)はベースプレート
42の他方の主表面42bに導電的及び熱的に固定され
るものである。尚、フィン33をベースプレート42の
主表面42a上に固着する方法は、第1及び第2の実施
例と同様の接続方法を用いる。
【0023】ベースプレート42は、PTC素子5を保
持しやすいように、例えば、図3に示すように、ベース
プレート42の両端を折り曲げて断面が略コ字状に形成
されたものである。
【0024】尚、フィン13,33の形状は、略L字状
に限定されるものでなく、端面部に底部13a,33a
を形成していない平板状でもよい。この場合、ベースプ
レート12,32,42との固着はフィンの端面部であ
るの側端面となるものである。また、ベースプレート1
2,32,42とフィンの主表面とのなす角度は直角に
限るものでなく、複数のフィンの各々の主表面が略平行
であれば何度であってもよいものである。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように、本発明による放熱体
およびその放熱体を用いた正特性サーミスタ装置では、
次の様な効果をもたらす。
【0026】1.ベースプレートとフィンとは堅固に固
着されているため、その間に空気層がなく熱伝導が良
い。特に、ブレージング加工においては、ベースプレー
トとフィンとは熱伝導上一体化しているため良好な熱伝
導を得ることができた。
【0027】2.放熱フィンの厚み,高さおよび間隔な
どを、自由に選択することができ、放熱体の大きさに対
して、最適な形状(例えば、フィンの厚みが厚い)のフ
ィンを形成することができた。そして、正特性サーミス
タ装置の発熱特性に合わせて、最適の熱効率の放熱体を
作成することができた。
【0028】3.ベースプレートにフィンを固着する
際、かしめによらないため、ベースプレートにかしめ用
爪を形成する必要がなく、また、ベースプレートはかし
めに耐えられるに十分な強度も要求されない。したがっ
て、ベースプレートの一方の主表面を除いて形状を自由
に形成することができ、例えば、図3のベースプレート
のごとくPTC素子のケースを兼ねることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る放熱体の第1の実施例の一部省略
斜視図である。
【図2】本発明に係る放熱体の第2の実施例の一部省略
斜視図である。
【図3】本発明に係る放熱体の第3の実施例の一部省略
斜視図である。
【図4】従来の放熱体の一部省略斜視図である。
【図5】従来の正特性サーミスタ装置の一部省略側面図
である。
【符号の説明】
5 正特性サーミスタ素子 11,31,41 放熱体 12,32,42 ベースプレート 12a,32a,42a 一方の主表面 12b,42b 他方の主表面 13,33 フィン 13a,33a 端面部(底部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱伝導が良好な金属材料からなるベースプ
    レートの一方の主表面上に、互いに間隙を設けて少なく
    とも2枚の放熱用フィンを、その主表面を重ねることな
    く、その端面部を固着したことを特徴とする放熱体。
  2. 【請求項2】前記ベースプレートに前記フィンをブレー
    ジング加工を用いて固着したことを特徴とする請求項1
    記載の放熱体。
  3. 【請求項3】正特性サーミスタ素子の両主表面に、請求
    項1または2記載の放熱体の前記ベースプレートの他方
    の主表面を接合したことを特徴とする正特性サーミスタ
    装置。
JP32183893A 1993-12-21 1993-12-21 放熱体およびその放熱体を用いた正特性サーミスタ装置 Pending JPH07176880A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32183893A JPH07176880A (ja) 1993-12-21 1993-12-21 放熱体およびその放熱体を用いた正特性サーミスタ装置

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JP32183893A JPH07176880A (ja) 1993-12-21 1993-12-21 放熱体およびその放熱体を用いた正特性サーミスタ装置

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JPH07176880A true JPH07176880A (ja) 1995-07-14

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ID=18136997

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JP32183893A Pending JPH07176880A (ja) 1993-12-21 1993-12-21 放熱体およびその放熱体を用いた正特性サーミスタ装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011228324A (ja) * 2010-04-15 2011-11-10 Furukawa Electric Co Ltd:The ヒートシンク

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011228324A (ja) * 2010-04-15 2011-11-10 Furukawa Electric Co Ltd:The ヒートシンク

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