JPS634384Y2 - - Google Patents

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JPS634384Y2
JPS634384Y2 JP17365381U JP17365381U JPS634384Y2 JP S634384 Y2 JPS634384 Y2 JP S634384Y2 JP 17365381 U JP17365381 U JP 17365381U JP 17365381 U JP17365381 U JP 17365381U JP S634384 Y2 JPS634384 Y2 JP S634384Y2
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JP
Japan
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ventilation holes
same
adhesive
directions
hot air
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JP17365381U
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JPS5878592U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、一つの発熱体で2方向の温風が得ら
れ、しかも2方向の温風温度がコントロールでき
る送風式定温発熱体を提供することを目的とする
ものである。
従来、この種の送風式定温発熱体は、その一例
を第1図および第2図に示したように、正特性サ
ーミスタ素子1の上下平面にアルミナ基板等から
なる絶縁板2を接着剤3で固着し、その表面上に
通風穴aを有する金属製放熱器5を接着剤3で固
着し、さらにその周辺部に枠体4を接着剤3で固
着し形成していた。図で6はサーミスタ素子1の
電極に接続されたリード線である。
この場合の金属製放熱器5の通風穴aは一つ一
つがそれぞれ同方向に平行に配列されているた
め、得られる温風は一方向に限定されてしまうと
いう欠点があつた。また、図で矢印は温風の方向
を示している。
本考案は、このような欠点を解決した送風式定
温発熱体を提供するもので、その主旨とするとこ
ろは、一つの発熱源と一つの金属製放熱器で2方
向の温風を得ると同時に、2方向の温風温度をコ
ントロールすることである。
すなわち、金属製放熱器に設ける通風穴は一つ
一つがそれぞれ独立し同形、同寸のものからな
り、1段目を構成する通風穴の配列と2段目を構
成する通風穴の配列はそれぞれその段において同
一方向に構成し、1段目全体の通風穴と2段目全
体の通風穴は互に直交した構成とする。このよう
な構成にすることにより、一つの金属製放熱器で
2方向の温風が得られる。ここで、一つの通風穴
を同形、同寸とし、しかも一段目と二段目の開口
面積(通風穴面積)を同一とした主旨は、2方向
の温風温度を同じ温度とする、または異なつた温
度とするの2種類の温風を得るためであり、その
理由に関しては実施例で説明する。
〈実施例 1〉 第3図、第4図に示したように、1つまたは複
数個からなる(図では3個)平板状正特性サーミ
スタ素子7(Ts=210℃)の上下平面にアルミナ
基板等の絶縁板8をシリコン系接着剤9で固着
し、その表面上に4×3mm角の通風穴b,cを有
するアルミ等の金属製放熱器10を設け、さら
に、正特性サーミスタ素子7の周辺部に枠体11
を設け、前記シリコン系接着剤9で固着形成し
た。12はサーミスタ素子7の電極に接続された
リード線である。このときの金属製放熱器10の
通風穴b,cは、正特性サーミスタ素子7に対し
て同順番(上からb−c−b−c)配列とし、1
段目と2段目の通風穴b,cは互に直交した構成
とするとともにその開口面積を同一とした。
このように構成した送風式定温発熱体に100V
(AC)を印加し、通風穴b,cに2m/s,20℃
の空気を送つたところ、2方向とも110〜115℃の
温風を得た。この場合、2方向の温風が同一にな
つた理由は、(1)1段目と2段目の開口面積が等し
いため、2方向を流れる風量が同一となる。(2)発
熱源(正特性サーミスタ素子7)から上下の金属
製放熱器10の通風穴b,cまでの距離が等し
い。すなわちこの間の熱損失は2方向とも等しく
なることによるものである。
〈実施例 2〉 実施例1と同様の手段で第5図に示す送風式定
温発熱体を構成した。このときの金属製放熱器1
0′の通風穴b′,c′は、正特性サーミスタ素子7
に対して対称(上からb′−c′−c′−b′)配列とし、
通風穴b′,c′は互に直交させるとともに開口面積
は勿論同一とした。
このように構成した送風式定温発熱体に100V
(AC)を印加し、通風穴b′,c′に2m/s,10℃の
空気を送つたところ、排出温度として通風穴b′側
から96〜100℃、通風穴C′側から103〜106℃の温
風を得た。この場合、2方向の温風温度に差がで
たのは、(1)2方向の通風穴b′,c′と発熱源までの
距離が異なることによる熱損失の違い。(2)2方向
の開口面積が同一、すなわち風量が同一によるも
のである。また、第4図、第5図で矢印は温風の
方向を示している。
なお、上記の実施例では通風穴の形状を角形で
説明したが、同様の目的を得るためには、通風穴
の形状は、開口面積が同一であれば円形、長方
形、多角形、楕円形等いずれでもよい。また、通
風穴の重ね段数は、偶数倍であれば何段でも可能
であるが、熱効率的にみると2〜4段が望まし
い。さらに、温風の方向は目的に応じて右または
左方向、手前または奥行方向を選べばよい。
以上説明したように、本考案は金属製放熱器の
通風穴を2方向に設けるという簡単な構成で、2
方向の温風が得られ、しかも温風の温度コントロ
ールできるもので実用上価値あるものである。
なお、上記構成の金属製放熱器10,10′は
アルミブレージングシート工法により容易に得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の送風式定温発熱体の一例を示す
断面図、第2図は同斜視図、第3図は本考案に係
る送風式定温発熱体の一実施例を示す断面図、第
4図は同斜視図、第5図は本考案の他の実施例を
示す斜視図である。 7……正特性サーミスタ素子、8……絶縁板、
9……接着剤、10,10′……金属製放熱器、
11……枠体、b,c,b′,c′……通風穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一つまたは複数個の平板状正特性サーミスタ素
    子の上下平面に絶縁板を接着剤で固着し、その表
    面上に一つ一つが同形、同寸の通風穴を有し、か
    つこの通風穴が一段目と二段目において同一の開
    口面積を有し、しかも互に直交する金属製放熱器
    を接着剤で固着し、さらに上記正特性サーミスタ
    素子の周辺部を枠体と接着剤で固着形成してなる
    送風式定温発熱体。
JP17365381U 1981-11-20 1981-11-20 送風式定温発熱体 Granted JPS5878592U (ja)

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JP17365381U JPS5878592U (ja) 1981-11-20 1981-11-20 送風式定温発熱体

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JP17365381U JPS5878592U (ja) 1981-11-20 1981-11-20 送風式定温発熱体

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Publication Number Publication Date
JPS5878592U JPS5878592U (ja) 1983-05-27
JPS634384Y2 true JPS634384Y2 (ja) 1988-02-03

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ID=29965525

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JP17365381U Granted JPS5878592U (ja) 1981-11-20 1981-11-20 送風式定温発熱体

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