JPH071734B2 - 有極電磁石装置 - Google Patents
有極電磁石装置Info
- Publication number
- JPH071734B2 JPH071734B2 JP62083346A JP8334687A JPH071734B2 JP H071734 B2 JPH071734 B2 JP H071734B2 JP 62083346 A JP62083346 A JP 62083346A JP 8334687 A JP8334687 A JP 8334687A JP H071734 B2 JPH071734 B2 JP H071734B2
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- Japan
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- permanent magnet
- iron core
- magnetic pole
- portions
- movable iron
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は有極電磁石装置に関する。
従来技術とその問題点 従来、有極電磁石装置としては、例えば、第9図に示す
ように、コイル14を巻回した断面略コ字形状の鉄芯1
と、断面略三角形状を有し、両端部21,22を同一磁極に
着磁するとともに、中央部23を前記両端部21,22と異な
る磁極に着磁し、前記両端部21,22を前記鉄芯1の両側
磁極部11,12で挟持した永久磁石2と、下面中央部に設
けた突部3aを前記永久磁石2の上面中央部に設けた凹部
2aに揺動自在に支持し、両端部3b,3cを前記鉄芯1の両
側磁極部11,12に当接可能に配した可動鉄片3とからな
るものがある。
ように、コイル14を巻回した断面略コ字形状の鉄芯1
と、断面略三角形状を有し、両端部21,22を同一磁極に
着磁するとともに、中央部23を前記両端部21,22と異な
る磁極に着磁し、前記両端部21,22を前記鉄芯1の両側
磁極部11,12で挟持した永久磁石2と、下面中央部に設
けた突部3aを前記永久磁石2の上面中央部に設けた凹部
2aに揺動自在に支持し、両端部3b,3cを前記鉄芯1の両
側磁極部11,12に当接可能に配した可動鉄片3とからな
るものがある。
そして、前述の構成からなる有極電磁石装置によれば、
コイル14の励磁,消磁に基づき、可動鉄片3が突部3aを
支点として揺動し、その両端3b,3cを前記鉄芯1の磁極
部11,12にそれぞれ交互に接離する。
コイル14の励磁,消磁に基づき、可動鉄片3が突部3aを
支点として揺動し、その両端3b,3cを前記鉄芯1の磁極
部11,12にそれぞれ交互に接離する。
しかしながら、前述の有極電磁石装置によれば、磁束の
洩れを防止するため、コイル14から永久磁石2までの距
離lを所定長さだけ確保する必要があるとともに、可動
鉄片3を永久磁石2に積み重ねた構成としてあるので、
有極電磁石装置の薄形化が困難であった。
洩れを防止するため、コイル14から永久磁石2までの距
離lを所定長さだけ確保する必要があるとともに、可動
鉄片3を永久磁石2に積み重ねた構成としてあるので、
有極電磁石装置の薄形化が困難であった。
しかも、永久磁石2は複雑な形状を有しているので、成
形に手間がかかるとともに、高い寸法精度を得にくく、
動作特性がバラツキやすいという問題点があった。
形に手間がかかるとともに、高い寸法精度を得にくく、
動作特性がバラツキやすいという問題点があった。
問題点を解決するための手段 本発明は、前記問題点を解決するため、コイルを巻回し
た断面略E字形状の鉄芯と、両端部を同一磁極に着磁す
るとともに、中央部を前記両端部と異なる磁極に着磁
し、前記中央部を前記鉄芯の中央突部に揺動自在に支持
した永久磁石と、平面略口字形状を有し、対向する側辺
部の内側面で前記永久磁石の両側端面を挟持一体化する
とともに、前記側辺部を前記鉄芯の両側磁極部に当接可
能に配した可動鉄片とからなる構成としてある。
た断面略E字形状の鉄芯と、両端部を同一磁極に着磁す
るとともに、中央部を前記両端部と異なる磁極に着磁
し、前記中央部を前記鉄芯の中央突部に揺動自在に支持
した永久磁石と、平面略口字形状を有し、対向する側辺
部の内側面で前記永久磁石の両側端面を挟持一体化する
とともに、前記側辺部を前記鉄芯の両側磁極部に当接可
能に配した可動鉄片とからなる構成としてある。
作用とその効果 したがって、本発明によれば、平面略口字形状からなる
可動鉄片の対向する側辺部の内側面で、永久磁石の両側
端面を挟持一体化するので、可動鉄片と永久磁石とが同
一平面上に位置することになる。
可動鉄片の対向する側辺部の内側面で、永久磁石の両側
端面を挟持一体化するので、可動鉄片と永久磁石とが同
一平面上に位置することになる。
このため、永久磁石に可動鉄片を積み重ねて構成した従
来例にかかる有極電磁石よりも薄形の有極電磁石装置を
得られる。
来例にかかる有極電磁石よりも薄形の有極電磁石装置を
得られる。
しかも、永久磁石は複雑な形状とする必要がなく、可動
鉄片で挟持一体化できる形状、例えば、単なる平板状で
あってもよいので、成形が簡単になるとともに、高い部
品精度を得られ、動作特性にバラツキが生じないという
効果がある。
鉄片で挟持一体化できる形状、例えば、単なる平板状で
あってもよいので、成形が簡単になるとともに、高い部
品精度を得られ、動作特性にバラツキが生じないという
効果がある。
実施例 以下、本発明にかかる一実施例を第1図ない第8図の添
付図面に従って説明する。
付図面に従って説明する。
本実施例にかかる有極電磁石装置は、大略、鉄芯1と、
永久磁石2と、可動鉄片3とから構成されている。
永久磁石2と、可動鉄片3とから構成されている。
鉄芯1は断面略E字形状を有し、両側磁極部11,12の間
にコイル14を巻回する一方、その中央突部13の頂部13a
を後述する永久磁石2の揺動支点としてある。
にコイル14を巻回する一方、その中央突部13の頂部13a
を後述する永久磁石2の揺動支点としてある。
永久磁石2は両端部21,22をN極に着磁するとともに、
その中央部23をS極に着磁する一方、中央部23の下面に
設けた切り欠き部24を前記鉄芯1の中央突部13に揺動自
在に位置決めする。
その中央部23をS極に着磁する一方、中央部23の下面に
設けた切り欠き部24を前記鉄芯1の中央突部13に揺動自
在に位置決めする。
可動鉄片3は平面略口字形を有し、対向する側辺部31,3
2の内側面で前記永久磁石2の両側端面を挟持するとと
もに、前記側辺部31,32を前記鉄芯1の両側磁極部11,12
の上端面に当接可能に配してある。
2の内側面で前記永久磁石2の両側端面を挟持するとと
もに、前記側辺部31,32を前記鉄芯1の両側磁極部11,12
の上端面に当接可能に配してある。
したがって、前述の構成からなる有極電磁石装置によれ
ば、コイル14が無励磁の場合(第1図および第2図)、
永久磁石2の一端部21から流れ出した磁束(点線で示
す)は、可動鉄片3の側辺部31から鉄芯1の磁極部11に
流れ、中央突部13を介し、永久磁石2の中央部23に流入
して磁気回路を閉成する。
ば、コイル14が無励磁の場合(第1図および第2図)、
永久磁石2の一端部21から流れ出した磁束(点線で示
す)は、可動鉄片3の側辺部31から鉄芯1の磁極部11に
流れ、中央突部13を介し、永久磁石2の中央部23に流入
して磁気回路を閉成する。
一方、永久磁石2の他端部22から流れ出した磁束(一点
鎖線で示す)は、可動鉄片3の側辺部32から前記側辺部
31に流れ、前述と同様に永久磁石2の中央部23に流入し
て直回路を閉成する。
鎖線で示す)は、可動鉄片3の側辺部32から前記側辺部
31に流れ、前述と同様に永久磁石2の中央部23に流入し
て直回路を閉成する。
次に、前記磁束を打ち消すように、コイル14を励持する
と(第3図および第4図)、鉄芯1の磁極部11を介して
コイル14の磁束(二点鎖線で示す)が、可動鉄片3の側
辺部31から側辺部32に流れ、鉄芯1の磁極部12に流入し
て磁気回路を閉成する。このとき、コイル14の磁束によ
る磁力が大きいので、可動鉄片3は鉄芯1の頂部13aを
支点として第4図中時計回り方向に揺動し、可動鉄片3
の側辺部31が鉄芯1の磁極部11から開離する一方、可動
鉄片3の側辺部32が鉄芯1の磁極部12に接触する。
と(第3図および第4図)、鉄芯1の磁極部11を介して
コイル14の磁束(二点鎖線で示す)が、可動鉄片3の側
辺部31から側辺部32に流れ、鉄芯1の磁極部12に流入し
て磁気回路を閉成する。このとき、コイル14の磁束によ
る磁力が大きいので、可動鉄片3は鉄芯1の頂部13aを
支点として第4図中時計回り方向に揺動し、可動鉄片3
の側辺部31が鉄芯1の磁極部11から開離する一方、可動
鉄片3の側辺部32が鉄芯1の磁極部12に接触する。
このため、第5図および第6図に示すように、永久磁石
2の他端部22から流れ出した磁束(点線で示す)は、可
動鉄片3の側辺部32を介し、鉄芯1の磁極部12から中央
突部13に流れ、永久磁石2の中央部23に流入して直回路
を閉成する。
2の他端部22から流れ出した磁束(点線で示す)は、可
動鉄片3の側辺部32を介し、鉄芯1の磁極部12から中央
突部13に流れ、永久磁石2の中央部23に流入して直回路
を閉成する。
一方、永久磁石2の一端部21から流れ出した磁束(一点
鎖線で示す)は、可動鉄片3の側辺部31からその側辺部
32に流れ、前述と同様に永久磁石2の中央部23に流入し
て直回路を閉成する。
鎖線で示す)は、可動鉄片3の側辺部31からその側辺部
32に流れ、前述と同様に永久磁石2の中央部23に流入し
て直回路を閉成する。
そして、前記コイル14の励磁を解いても、永久磁石2の
磁束により、可動鉄片3はその状態を保持する(第7図
および第8図)。
磁束により、可動鉄片3はその状態を保持する(第7図
および第8図)。
さらに、コイル14を前述と逆方向に励磁すると、可動鉄
片3は前述と逆の動作を行ない、元の状態に復帰する。
片3は前述と逆の動作を行ない、元の状態に復帰する。
第1図ないし第8図は本発明にかかる一実施例を示し、
第1図および第2図は励磁前の状態を示す斜視図および
正面断面図、第3図および第4図は励磁直後で揺動前の
状態を示す斜視図および正面断面図、第5図および第6
図は揺動後の状態を示す斜視図および正面断面図、第7
図および第8図は動作完了後の状態を示す斜視図および
正面断面図、第9図は従来例にかかる一実施例を示す正
面図である。 1……鉄芯、2……永久磁石、3……可動鉄片、11,12
……磁極部、13……中央突部、14……コイル、21,22…
…端部、23……中央部、31,32……側辺部。
第1図および第2図は励磁前の状態を示す斜視図および
正面断面図、第3図および第4図は励磁直後で揺動前の
状態を示す斜視図および正面断面図、第5図および第6
図は揺動後の状態を示す斜視図および正面断面図、第7
図および第8図は動作完了後の状態を示す斜視図および
正面断面図、第9図は従来例にかかる一実施例を示す正
面図である。 1……鉄芯、2……永久磁石、3……可動鉄片、11,12
……磁極部、13……中央突部、14……コイル、21,22…
…端部、23……中央部、31,32……側辺部。
Claims (1)
- 【請求項1】コイルを巻回した断面略E字形状の鉄芯
と、両端部を同一磁極に着磁するとともに、中央部を前
記両端部と異なる磁極に着磁し、前記中央部を前記鉄芯
の中央突部に揺動自在に支持した永久磁石と、平面略口
字形状を有し、対向する側辺部の内側面で前記永久磁石
の両側端面を挟持一体化するとともに、前記側辺部を前
記鉄芯の両側磁極部に当接可能に配した可動鉄片とから
なることを特徴とする有極電磁石装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62083346A JPH071734B2 (ja) | 1987-04-04 | 1987-04-04 | 有極電磁石装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62083346A JPH071734B2 (ja) | 1987-04-04 | 1987-04-04 | 有極電磁石装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63249307A JPS63249307A (ja) | 1988-10-17 |
JPH071734B2 true JPH071734B2 (ja) | 1995-01-11 |
Family
ID=13799877
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62083346A Expired - Lifetime JPH071734B2 (ja) | 1987-04-04 | 1987-04-04 | 有極電磁石装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH071734B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114285246A (zh) * | 2021-12-16 | 2022-04-05 | 金陵科技学院 | 一种往复直线运动发电机用异形铁心 |
-
1987
- 1987-04-04 JP JP62083346A patent/JPH071734B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63249307A (ja) | 1988-10-17 |
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