JPH07172962A - 金属象嵌セラミックタイルの製造方法 - Google Patents
金属象嵌セラミックタイルの製造方法Info
- Publication number
- JPH07172962A JPH07172962A JP34296093A JP34296093A JPH07172962A JP H07172962 A JPH07172962 A JP H07172962A JP 34296093 A JP34296093 A JP 34296093A JP 34296093 A JP34296093 A JP 34296093A JP H07172962 A JPH07172962 A JP H07172962A
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- JP
- Japan
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- metal
- tile
- inlaid
- ceramic tile
- recess
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】焼物特有の美観とメタリック光沢とを有する金
属象嵌セラミックタイルを製造する方法を提供する。 【構成】セラミック材から成るタイル本体12を成形し
た後焼成するとともに、焼成したタイル本体12の表面
の所定形状の凹み16に溶融状態の金属14を流し込ん
で固化させ、象嵌する。
属象嵌セラミックタイルを製造する方法を提供する。 【構成】セラミック材から成るタイル本体12を成形し
た後焼成するとともに、焼成したタイル本体12の表面
の所定形状の凹み16に溶融状態の金属14を流し込ん
で固化させ、象嵌する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は金属象嵌セラミックタ
イルの製造方法に関する。
イルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り各種の象嵌セラミックタイルが用いられている。而し
てこの種象嵌セラミックタイルの従来の製造方法は、図
3に示しているように、タイル本体100を成形した後
又は成形と同時にその表面に所定形状の凹み102を設
け、その後凹み102の内部にタイル本体100と異な
った色の同種のセラミック材から成る象嵌材料104を
充填し、しかる後これらを焼成してその表面を研磨処理
するといったものであった。
り各種の象嵌セラミックタイルが用いられている。而し
てこの種象嵌セラミックタイルの従来の製造方法は、図
3に示しているように、タイル本体100を成形した後
又は成形と同時にその表面に所定形状の凹み102を設
け、その後凹み102の内部にタイル本体100と異な
った色の同種のセラミック材から成る象嵌材料104を
充填し、しかる後これらを焼成してその表面を研磨処理
するといったものであった。
【0003】ところで近年においてはセラミックタイル
に焼物らしさと併せて焼物とは異質な美観、例えばメタ
リック調の美観が求められるようになってきている。
に焼物らしさと併せて焼物とは異質な美観、例えばメタ
リック調の美観が求められるようになってきている。
【0004】セラミックタイルにこのような焼物として
の美観とメタリック調の美観とを併せ付与する方法とし
て、セラミックタイルに金属を象嵌することが考えられ
る。
の美観とメタリック調の美観とを併せ付与する方法とし
て、セラミックタイルに金属を象嵌することが考えられ
る。
【0005】しかしながら金属を象嵌する場合、従来と
同様の象嵌手法を用いた場合良好に象嵌タイルを得るこ
とができない問題がある。金属の象嵌手法としては、タ
イル成形体の表面の凹みに溶融した低融点の金属を流し
込んで固化させることが考えられるが、この場合これら
を焼成すると、焼成時に金属が再び溶融して流れてしま
うとともに、低融点,高融点金属を問わず、焼成時に金
属が酸化されて表面がボロボロになってしまい、良好な
金属象嵌タイルを得ることができないのである。
同様の象嵌手法を用いた場合良好に象嵌タイルを得るこ
とができない問題がある。金属の象嵌手法としては、タ
イル成形体の表面の凹みに溶融した低融点の金属を流し
込んで固化させることが考えられるが、この場合これら
を焼成すると、焼成時に金属が再び溶融して流れてしま
うとともに、低融点,高融点金属を問わず、焼成時に金
属が酸化されて表面がボロボロになってしまい、良好な
金属象嵌タイルを得ることができないのである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するためになされたものであり、その要旨は、セ
ラミック材から成るタイル本体を成形した後焼成すると
ともに、該焼成したタイル本体の表面の所定形状の凹み
に溶融状態の金属を流し込んで固化させることにある。
を解決するためになされたものであり、その要旨は、セ
ラミック材から成るタイル本体を成形した後焼成すると
ともに、該焼成したタイル本体の表面の所定形状の凹み
に溶融状態の金属を流し込んで固化させることにある。
【0007】
【作用及び発明の効果】以上のように本発明は、金属を
溶融状態でタイル本体の凹みに流し込んで固化させるこ
とにより象嵌するようにし、且つこの金属の流し込み・
固化を、タイル本体を焼成した後において行うようにし
たものである。
溶融状態でタイル本体の凹みに流し込んで固化させるこ
とにより象嵌するようにし、且つこの金属の流し込み・
固化を、タイル本体を焼成した後において行うようにし
たものである。
【0008】本発明によれば、従来の象嵌手法のように
タイル焼成時に象嵌した金属が溶融して流れてしまった
り、酸化によりボロボロになってしまうといったことが
なく、良好な金属象嵌セラミックタイルを得ることがで
きる。
タイル焼成時に象嵌した金属が溶融して流れてしまった
り、酸化によりボロボロになってしまうといったことが
なく、良好な金属象嵌セラミックタイルを得ることがで
きる。
【0009】本発明においては、金属の流し込み・固化
後においてタイル表面を研磨処理するのが良い(請求項
2)。かかる研磨処理を施すことによって、金属象嵌部
におけるメタリック光沢を高めることができ、タイル本
体を成すセラミック材とは異質材である金属象嵌部を強
調することができる。
後においてタイル表面を研磨処理するのが良い(請求項
2)。かかる研磨処理を施すことによって、金属象嵌部
におけるメタリック光沢を高めることができ、タイル本
体を成すセラミック材とは異質材である金属象嵌部を強
調することができる。
【0010】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図2において10は金属象嵌セラミックタイ
ルであって、セラミック材から成るタイル本体12に金
属14が所定形状で象嵌され、表面に焼物特有の美観と
メタリック光沢とが付与されている。
説明する。図2において10は金属象嵌セラミックタイ
ルであって、セラミック材から成るタイル本体12に金
属14が所定形状で象嵌され、表面に焼物特有の美観と
メタリック光沢とが付与されている。
【0011】図1はこの金属象嵌セラミックタイル10
の製造方法を示したものである。図示のように本例の方
法では、セラミック材から成るタイル本体12を成形す
るとともに、その成形体の表面に所定形状の凹み16を
形成する(工程(I))。
の製造方法を示したものである。図示のように本例の方
法では、セラミック材から成るタイル本体12を成形す
るとともに、その成形体の表面に所定形状の凹み16を
形成する(工程(I))。
【0012】次いでこのタイル本体12の成形体を焼成
し、その後に溶融状態の金属14を凹み16の内部に流
し込み、固化させる(工程(II))。尚この例では金属1
4として低融点金属である半田材料が用いられている。
し、その後に溶融状態の金属14を凹み16の内部に流
し込み、固化させる(工程(II))。尚この例では金属1
4として低融点金属である半田材料が用いられている。
【0013】さてこのようにして凹み16に金属14を
流し込み、固化させたら、次にその表面を研磨処理する
(工程(III))。これによりタイル12表面が平滑に仕
上げられるとともに、金属象嵌部におけるメタリック光
沢が強調される。
流し込み、固化させたら、次にその表面を研磨処理する
(工程(III))。これによりタイル12表面が平滑に仕
上げられるとともに、金属象嵌部におけるメタリック光
沢が強調される。
【0014】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示であり、本発明は例えば上例以外の金属材
料を用いることも可能であるし、また他の種々形態で金
属を象嵌することも可能であるなど、その主旨を逸脱し
ない範囲において様々な変更を加えた態様で実施可能で
ある。
くまで一例示であり、本発明は例えば上例以外の金属材
料を用いることも可能であるし、また他の種々形態で金
属を象嵌することも可能であるなど、その主旨を逸脱し
ない範囲において様々な変更を加えた態様で実施可能で
ある。
【図1】本発明の一実施例方法にて得られる金属象嵌セ
ラミックタイルの製造方法の説明図である。
ラミックタイルの製造方法の説明図である。
【図2】その金属象嵌セラミックタイルの斜視図であ
る。
る。
【図3】象嵌セラミックタイルの従来の製造方法の説明
図である。
図である。
10 金属象嵌セラミックタイル 12 タイル本体 14 金属 16 凹み
Claims (2)
- 【請求項1】 セラミック材から成るタイル本体を成形
した後焼成するとともに、該焼成したタイル本体の表面
の所定形状の凹みに溶融状態の金属を流し込んで固化さ
せることを特徴とする金属象嵌セラミックタイルの製造
方法。 - 【請求項2】 請求項1の製造方法において、前記金属
の流し込み・固化後に表面研磨処理することを特徴とす
る金属象嵌セラミックタイルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34296093A JPH07172962A (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | 金属象嵌セラミックタイルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34296093A JPH07172962A (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | 金属象嵌セラミックタイルの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07172962A true JPH07172962A (ja) | 1995-07-11 |
Family
ID=18357847
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34296093A Pending JPH07172962A (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | 金属象嵌セラミックタイルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07172962A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040104787A (ko) * | 2003-06-04 | 2004-12-13 | 김창만 | 세라믹 상감편과 그 제작 방법 |
CN102658752A (zh) * | 2012-05-22 | 2012-09-12 | 个旧市锡缘锡工艺厂 | 紫陶书画作品金属熔嵌成形工艺 |
CN105644249A (zh) * | 2016-01-12 | 2016-06-08 | 艾楚涧 | 陶瓷镶嵌金属装饰工艺 |
CN106335310A (zh) * | 2015-07-17 | 2017-01-18 | 深圳市金宝盈文化股份有限公司 | 一种贵金属的烧结工艺 |
-
1993
- 1993-12-14 JP JP34296093A patent/JPH07172962A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040104787A (ko) * | 2003-06-04 | 2004-12-13 | 김창만 | 세라믹 상감편과 그 제작 방법 |
CN102658752A (zh) * | 2012-05-22 | 2012-09-12 | 个旧市锡缘锡工艺厂 | 紫陶书画作品金属熔嵌成形工艺 |
CN106335310A (zh) * | 2015-07-17 | 2017-01-18 | 深圳市金宝盈文化股份有限公司 | 一种贵金属的烧结工艺 |
CN105644249A (zh) * | 2016-01-12 | 2016-06-08 | 艾楚涧 | 陶瓷镶嵌金属装饰工艺 |
CN105644249B (zh) * | 2016-01-12 | 2019-03-01 | 艾楚涧 | 陶瓷镶嵌金属装饰工艺 |
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