JPH07172732A - 主ロープのロープソケット回り止め治具 - Google Patents
主ロープのロープソケット回り止め治具Info
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- JPH07172732A JPH07172732A JP32220093A JP32220093A JPH07172732A JP H07172732 A JPH07172732 A JP H07172732A JP 32220093 A JP32220093 A JP 32220093A JP 32220093 A JP32220093 A JP 32220093A JP H07172732 A JPH07172732 A JP H07172732A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ロープソケットに簡易に装着でき、主ロープ
の張力調整の際に、ロープソケットの回りを確実に、か
つ、簡易に防止できるロープソケット回り止め治具を得
る。 【構成】 複数の主ロープ3のそれぞれに取り付けられ
た複数のロープソケット4のうち、回り止めを行うロー
プソケット4Aの孔と、他の一つのロープソケット4B
の孔にそれぞれ貫通される二つの両切りボルト8と、長
手方向に長穴7bを有する二つのプレート7であって、
これら長穴7bに二つの両切りボルト8の一端部8aと
他端部8bがそれぞれ挿入される二つのプレート7と、
長穴7bに挿入された両切りボルト8に螺合され、二つ
のロープソケット4A、4Bを挟むように二つのプレー
ト7を両切りボルト8と協働して締め付けるナット9と
を備えてなる。
の張力調整の際に、ロープソケットの回りを確実に、か
つ、簡易に防止できるロープソケット回り止め治具を得
る。 【構成】 複数の主ロープ3のそれぞれに取り付けられ
た複数のロープソケット4のうち、回り止めを行うロー
プソケット4Aの孔と、他の一つのロープソケット4B
の孔にそれぞれ貫通される二つの両切りボルト8と、長
手方向に長穴7bを有する二つのプレート7であって、
これら長穴7bに二つの両切りボルト8の一端部8aと
他端部8bがそれぞれ挿入される二つのプレート7と、
長穴7bに挿入された両切りボルト8に螺合され、二つ
のロープソケット4A、4Bを挟むように二つのプレー
ト7を両切りボルト8と協働して締め付けるナット9と
を備えてなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エレベータの主ロー
プの張力調整の際に主ロープの両端にソケッティングさ
れたロープソケットの回り止めを行うロープソケット回
り止め治具に関するものである。
プの張力調整の際に主ロープの両端にソケッティングさ
れたロープソケットの回り止めを行うロープソケット回
り止め治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のエレベータの主ロープのつ
り合いおもり取付部回りを示す側面図、図8は従来の主
ロープの張力調整方法を示す要部拡大側面図であり、図
において1はおもり上枠、2はおもり枠1の下面側に取
り付けられた綱止め板であり、この綱止め板2には例え
ば3個の貫通孔2aが穿設されている。3は駆動綱車
(図示せず)に掛け渡されて、乗りかご(図示せず)と
つり合いおもり(図示せず)とを吊り下げる主ロープで
あり、この主ロープ3は通常3本用いられている。4は
一端側に軸方向に沿って楔状の孔が設けられたソケット
部4a、ソケット部4aの他端側に軸方向に突出して設
けられねじ部が形成されたロッド部4bおよびソケット
部4aに軸方向と直交する方向に設けられた孔4cから
なるロープソケットであり、このロープソケット4は主
ロープ3の両端末にソケッティングされている。5はナ
ット、6はドライバであり、このドライバ6は主ロープ
3の張力調整作業の際に、先端側を張力調整する主ロー
プ4の端末にソケッティングされたロープソケット4の
孔4cに差し込み、柄側を他の2本のロープソケット4
間に挟み込み、張力調整する主ロープ3の回りを防止す
る。尚、主ロープが回るのは、主ロープの捩りによりそ
の捩りを戻す方向に力が働くからである。
り合いおもり取付部回りを示す側面図、図8は従来の主
ロープの張力調整方法を示す要部拡大側面図であり、図
において1はおもり上枠、2はおもり枠1の下面側に取
り付けられた綱止め板であり、この綱止め板2には例え
ば3個の貫通孔2aが穿設されている。3は駆動綱車
(図示せず)に掛け渡されて、乗りかご(図示せず)と
つり合いおもり(図示せず)とを吊り下げる主ロープで
あり、この主ロープ3は通常3本用いられている。4は
一端側に軸方向に沿って楔状の孔が設けられたソケット
部4a、ソケット部4aの他端側に軸方向に突出して設
けられねじ部が形成されたロッド部4bおよびソケット
部4aに軸方向と直交する方向に設けられた孔4cから
なるロープソケットであり、このロープソケット4は主
ロープ3の両端末にソケッティングされている。5はナ
ット、6はドライバであり、このドライバ6は主ロープ
3の張力調整作業の際に、先端側を張力調整する主ロー
プ4の端末にソケッティングされたロープソケット4の
孔4cに差し込み、柄側を他の2本のロープソケット4
間に挟み込み、張力調整する主ロープ3の回りを防止す
る。尚、主ロープが回るのは、主ロープの捩りによりそ
の捩りを戻す方向に力が働くからである。
【0003】ここで、主ロープ3の取付構造について説
明する。まず、主ロープ3の端末をソケット部4aの楔
状の孔内に挿入し、例えばバビット詰めを行って抜けな
いようにして各主ロープ3の両端にロープソケット4が
ソケッティングされている。そして、駆動綱車に掛け渡
された各主ロープ3の一端にソケッティングされたロー
プソケット4のロッド部4bがおもり上枠1の上方から
綱止め板2の貫通孔2aに挿通され、下面側からロッド
部4bにナット5が螺合されている。さらに、乗りかご
側でも、図示していないが、各主ロープ3の他端にソケ
ッティングされたロープソケット4のロッド部4bがか
ご枠の上方から綱止め板の貫通孔に挿通され、下面側か
らロッド部4bにナット5が螺合されている。そして、
各ナット5を締め付けて主ロープ3に張力がかけられて
いる。
明する。まず、主ロープ3の端末をソケット部4aの楔
状の孔内に挿入し、例えばバビット詰めを行って抜けな
いようにして各主ロープ3の両端にロープソケット4が
ソケッティングされている。そして、駆動綱車に掛け渡
された各主ロープ3の一端にソケッティングされたロー
プソケット4のロッド部4bがおもり上枠1の上方から
綱止め板2の貫通孔2aに挿通され、下面側からロッド
部4bにナット5が螺合されている。さらに、乗りかご
側でも、図示していないが、各主ロープ3の他端にソケ
ッティングされたロープソケット4のロッド部4bがか
ご枠の上方から綱止め板の貫通孔に挿通され、下面側か
らロッド部4bにナット5が螺合されている。そして、
各ナット5を締め付けて主ロープ3に張力がかけられて
いる。
【0004】つぎに、上記従来の主ロープ3の張力調整
方法について説明する。まず、1つのロープソケット4
の孔4cにドライバ6の先端側を差し込み、ドライバ6
の柄側を他の2本のロープソケット4間に挟み込む。そ
こで、ドライバ6の先端側が差し込まれたロープソケッ
ト4のロッド部4bに螺合されているナット5を締め付
けあるいは緩めて主ロープ3の張力を調整する。この
時、ナット5の回転によりロープソケット4も回転しよ
うとするが、ドライバ6の柄側が他のロープソケット4
間に挟まれてロープソケット4の回りが阻止される。な
お、他の2本の主ロープ3についても、同様の操作を繰
り返して行い、順次張力の調整が行われる。
方法について説明する。まず、1つのロープソケット4
の孔4cにドライバ6の先端側を差し込み、ドライバ6
の柄側を他の2本のロープソケット4間に挟み込む。そ
こで、ドライバ6の先端側が差し込まれたロープソケッ
ト4のロッド部4bに螺合されているナット5を締め付
けあるいは緩めて主ロープ3の張力を調整する。この
時、ナット5の回転によりロープソケット4も回転しよ
うとするが、ドライバ6の柄側が他のロープソケット4
間に挟まれてロープソケット4の回りが阻止される。な
お、他の2本の主ロープ3についても、同様の操作を繰
り返して行い、順次張力の調整が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のエレベータの主
ロープは以上のようにして張力を調整していたので、主
ロープ3の張力を調整するたびにドライバ6を差し替え
る必要があり、またナット5を締め付けた際に主ロープ
3の撚りと張力とによりロープソケット4に回転力が加
わってドライバ6の差し替えが困難となり、さらにはド
ライバ6の先端側をロープソケット4の孔4cに差し込
み、柄側を他の2本のロープソケット4間に挟み込んで
ロープソケット4の回りを防止しているので、張力を調
整しようとするロープソケット4の回り防止が不確実と
なり、主ロープ3の張力調整の作業性が低下するという
課題があった。更に、ドライバ6は落下することもあり
危険で、また、各ロープソケット4と上枠1間の寸法L
1,L2,L3にばらつきがあり、各ロープソケット4
間の距離がドライバの長さより大きい場合は、ドライバ
による回り止めができないという課題もあった。
ロープは以上のようにして張力を調整していたので、主
ロープ3の張力を調整するたびにドライバ6を差し替え
る必要があり、またナット5を締め付けた際に主ロープ
3の撚りと張力とによりロープソケット4に回転力が加
わってドライバ6の差し替えが困難となり、さらにはド
ライバ6の先端側をロープソケット4の孔4cに差し込
み、柄側を他の2本のロープソケット4間に挟み込んで
ロープソケット4の回りを防止しているので、張力を調
整しようとするロープソケット4の回り防止が不確実と
なり、主ロープ3の張力調整の作業性が低下するという
課題があった。更に、ドライバ6は落下することもあり
危険で、また、各ロープソケット4と上枠1間の寸法L
1,L2,L3にばらつきがあり、各ロープソケット4
間の距離がドライバの長さより大きい場合は、ドライバ
による回り止めができないという課題もあった。
【0006】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、ロープソケットに簡易に装着で
き、主ロープの張力調整の際に、ロープソケットの回り
を確実に、かつ、簡易に防止できるロープソケット回り
止め治具を得ることを目的とする。
ためになされたもので、ロープソケットに簡易に装着で
き、主ロープの張力調整の際に、ロープソケットの回り
を確実に、かつ、簡易に防止できるロープソケット回り
止め治具を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る主ロープのロープソケット回り止め治具は、ソケット
部に孔を有する主ロープのロープソケット回り止め治具
であって、複数の主ロープのそれぞれに取り付けられた
複数のロープソケットのうち、回り止めを行うロープソ
ケットの孔と、他の一つのロープソケットの孔にそれぞ
れ貫通される二つの両切りボルトと、長手方向に長穴を
有する二つのプレートであって、これら長穴に前記二つ
の両切りボルトの一端部と他端部がそれぞれ挿通される
二つのプレートと、前記長穴に挿通された両切りボルト
に螺合され、前記二つのロープソケットを挟むように前
記二つのプレートを前記両切りボルトと協挿して締め付
けるナットとを備えてなる。
る主ロープのロープソケット回り止め治具は、ソケット
部に孔を有する主ロープのロープソケット回り止め治具
であって、複数の主ロープのそれぞれに取り付けられた
複数のロープソケットのうち、回り止めを行うロープソ
ケットの孔と、他の一つのロープソケットの孔にそれぞ
れ貫通される二つの両切りボルトと、長手方向に長穴を
有する二つのプレートであって、これら長穴に前記二つ
の両切りボルトの一端部と他端部がそれぞれ挿通される
二つのプレートと、前記長穴に挿通された両切りボルト
に螺合され、前記二つのロープソケットを挟むように前
記二つのプレートを前記両切りボルトと協挿して締め付
けるナットとを備えてなる。
【0008】この発明の請求項2に係る主ロープのロー
プソケット回り止め治具は、ソケット部に孔を有する主
ロープのロープソケット回り止め治具であって、複数の
主ロープのそれぞれに取り付けられた複数のロープソケ
ットのうち、回り止めを行うロープソケットと、他の一
つのロープソケットとを挟むように取り付けられ、長手
方向に長穴を有する二つのプレートと、前記二つのプレ
ートの長穴と、前記プレートに挟まれた二つのロープソ
ケットのそれぞれの孔を貫通して挿通される二つのボル
トと、前記ボルトに螺合され、前記二つのロープソケッ
トを挟んだ前記二つのプレートを前記ボルトと協働して
締め付けるナットとを備えてなる。
プソケット回り止め治具は、ソケット部に孔を有する主
ロープのロープソケット回り止め治具であって、複数の
主ロープのそれぞれに取り付けられた複数のロープソケ
ットのうち、回り止めを行うロープソケットと、他の一
つのロープソケットとを挟むように取り付けられ、長手
方向に長穴を有する二つのプレートと、前記二つのプレ
ートの長穴と、前記プレートに挟まれた二つのロープソ
ケットのそれぞれの孔を貫通して挿通される二つのボル
トと、前記ボルトに螺合され、前記二つのロープソケッ
トを挟んだ前記二つのプレートを前記ボルトと協働して
締め付けるナットとを備えてなる。
【0009】
【作用】この発明に係るロープソケットの回り止め治具
によれば、張力を調整しようとする主ロープが回転しよ
うとしても、この主ロープは回り止め治具により他の主
ロープに連結されているため、他の主ロープにより回転
が規制される。また、プレートが有する長穴はロープソ
ケット間の距離のばらつきを許容することができる。
によれば、張力を調整しようとする主ロープが回転しよ
うとしても、この主ロープは回り止め治具により他の主
ロープに連結されているため、他の主ロープにより回転
が規制される。また、プレートが有する長穴はロープソ
ケット間の距離のばらつきを許容することができる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。 実施例1.図1はこの発明の実施例1に係るロープソケ
ットの回り止め治具を示す側面図、図2は同平面図、図
3は回り止め治具の分解図、図4は主ロープに回り止め
治具を取り付けた状態を示す平面図、図5は同平面図で
ある。これらの図において、図7、図8と同一物には同
一の符号を付している。
る。 実施例1.図1はこの発明の実施例1に係るロープソケ
ットの回り止め治具を示す側面図、図2は同平面図、図
3は回り止め治具の分解図、図4は主ロープに回り止め
治具を取り付けた状態を示す平面図、図5は同平面図で
ある。これらの図において、図7、図8と同一物には同
一の符号を付している。
【0011】これらの図において、実施例1のロープソ
ケット回り止め治具11は、複数の主ロープのそれぞれ
に取り付けられた複数のロープソケットのうち、回り止
めを行うロープソケットの孔4cと、他の一つのロープ
ソケットの孔4cにそれぞれ貫通される二つの両切りボ
ルト8と、長手方向に長穴7bを有し、これら長穴7b
に二つの両切りボルト8の一端部8aと他端部8bがそ
れぞれ挿通される二つのプレート7と、長穴7bに挿通
された両切りボルト8に螺合され、二つのロープソケッ
ト4を挟むように二つのプレート7を両切りボルト8と
協働して締め付ける固定用ナット9とを備えてなる。
ケット回り止め治具11は、複数の主ロープのそれぞれ
に取り付けられた複数のロープソケットのうち、回り止
めを行うロープソケットの孔4cと、他の一つのロープ
ソケットの孔4cにそれぞれ貫通される二つの両切りボ
ルト8と、長手方向に長穴7bを有し、これら長穴7b
に二つの両切りボルト8の一端部8aと他端部8bがそ
れぞれ挿通される二つのプレート7と、長穴7bに挿通
された両切りボルト8に螺合され、二つのロープソケッ
ト4を挟むように二つのプレート7を両切りボルト8と
協働して締め付ける固定用ナット9とを備えてなる。
【0012】以下、図4により、実施例1のロープソケ
ット回り止め治具11の作用について説明する。今、ロ
ープソケット4Aに取り付けられている主ロープ3Aの
張力を調整しようとすると、ロープソケット4Aとこれ
に向かい合うロープソケット4Bのそれぞれの孔4c
(図8参照)に二つの両切りボルト8を挿通し、これら
両切りボルト8のそれぞれの両端8a、8bに各プレー
ト7の長穴7bを挿通させる。その後、両切りボルト8
の両端8a、8bにスプリングワッシャ10を介して固
定用ナット9を螺合させ、この固定用ナット9と両切り
ボルト8の協働によりロープソケット4A、4Bを二つ
のプレート7で両側より挟むように締め付ける。
ット回り止め治具11の作用について説明する。今、ロ
ープソケット4Aに取り付けられている主ロープ3Aの
張力を調整しようとすると、ロープソケット4Aとこれ
に向かい合うロープソケット4Bのそれぞれの孔4c
(図8参照)に二つの両切りボルト8を挿通し、これら
両切りボルト8のそれぞれの両端8a、8bに各プレー
ト7の長穴7bを挿通させる。その後、両切りボルト8
の両端8a、8bにスプリングワッシャ10を介して固
定用ナット9を螺合させ、この固定用ナット9と両切り
ボルト8の協働によりロープソケット4A、4Bを二つ
のプレート7で両側より挟むように締め付ける。
【0013】このような構成によれば、ロープソケット
4A、4Bが治具11により連結されるので、主ロープ
3Aの張力調整に際し、主ロープ3Aの捩りによりロー
プソケット4Aが回転するのを防止でき、しかも、この
治具11はボルトとナットにより締結されているので、
従来のドライバのように落下することも無く、確実にロ
ープソケット4Aの回転を防止することができる。
4A、4Bが治具11により連結されるので、主ロープ
3Aの張力調整に際し、主ロープ3Aの捩りによりロー
プソケット4Aが回転するのを防止でき、しかも、この
治具11はボルトとナットにより締結されているので、
従来のドライバのように落下することも無く、確実にロ
ープソケット4Aの回転を防止することができる。
【0014】また、プレート7に設けられた、両切りボ
ルト8の挿通用の穴は長穴7bであるので、各ロープソ
ケット4間に生ずる距離のばらつきを許容することがで
きる。
ルト8の挿通用の穴は長穴7bであるので、各ロープソ
ケット4間に生ずる距離のばらつきを許容することがで
きる。
【0015】実施例2.図6はこの発明の実施例2に係
るロープソケットの回り止め治具を示す分解図である。
この実施例は、実施例1においてプレート7を締結する
のに両切りボルト8を用いたのに対し、実施例2ではこ
れら両切りボルト8をボルト12に代えたロープソケッ
トの回り止め治具14を示すもである。このような構成
によれば、ボルト12のボルト頭12a側にナットを取
り付ける必要が無く、従って、ボルト12に予めスプリ
ングワッシャ13を入れてプレート7の長穴7bにボル
ト12を挿通すれば、固定用ナット9はそのネジ部12
bのみに取り付ければ良く、治具の取り扱いが容易とな
る。
るロープソケットの回り止め治具を示す分解図である。
この実施例は、実施例1においてプレート7を締結する
のに両切りボルト8を用いたのに対し、実施例2ではこ
れら両切りボルト8をボルト12に代えたロープソケッ
トの回り止め治具14を示すもである。このような構成
によれば、ボルト12のボルト頭12a側にナットを取
り付ける必要が無く、従って、ボルト12に予めスプリ
ングワッシャ13を入れてプレート7の長穴7bにボル
ト12を挿通すれば、固定用ナット9はそのネジ部12
bのみに取り付ければ良く、治具の取り扱いが容易とな
る。
【0016】
【発明の効果】この発明の請求項1に係る主ロープのロ
ープソケット回り止め治具は、ソケット部に孔を有する
主ロープのロープソケット回り止め治具であって、複数
の主ロープのそれぞれに取り付けられた複数のロープソ
ケットのうち、回り止めを行うロープソケットの孔と、
他の一つのロープソケットの孔にそれぞれ貫通される二
つの両切りボルトと、長手方向に長穴を有する二つのプ
レートであって、これら長穴に前記二つの両切りボルト
の一端部と他端部がそれぞれ挿通される二つのプレート
と、前記長穴に挿通された両切りボルトに螺合され、前
記二つのロープソケットを挟むように前記二つのプレー
トを前記両切りボルトと協挿して締め付けるナットとを
備えてなるので、ロープソケットに簡易に装着でき、主
ロープの張力調整の際に、ロープソケットの回りを確実
に、かつ、簡易に防止できるロープソケット回り止め治
具を得ることができるという効果を奏する。
ープソケット回り止め治具は、ソケット部に孔を有する
主ロープのロープソケット回り止め治具であって、複数
の主ロープのそれぞれに取り付けられた複数のロープソ
ケットのうち、回り止めを行うロープソケットの孔と、
他の一つのロープソケットの孔にそれぞれ貫通される二
つの両切りボルトと、長手方向に長穴を有する二つのプ
レートであって、これら長穴に前記二つの両切りボルト
の一端部と他端部がそれぞれ挿通される二つのプレート
と、前記長穴に挿通された両切りボルトに螺合され、前
記二つのロープソケットを挟むように前記二つのプレー
トを前記両切りボルトと協挿して締め付けるナットとを
備えてなるので、ロープソケットに簡易に装着でき、主
ロープの張力調整の際に、ロープソケットの回りを確実
に、かつ、簡易に防止できるロープソケット回り止め治
具を得ることができるという効果を奏する。
【0017】また、この発明の請求項2に係る主ロープ
のロープソケット回り止め治具は、ソケット部に孔を有
する主ロープのロープソケット回り止め治具であって、
複数の主ロープのそれぞれに取り付けられた複数のロー
プソケットのうち、回り止めを行うロープソケットと、
他の一つのロープソケットとを挟むように取り付けら
れ、長手方向に長穴を有する二つのプレートと、前記二
つのプレートの長穴と、前記プレートに挟まれた二つの
ロープソケットのそれぞれの孔を貫通して挿通される二
つのボルトと、前記ボルトに螺合され、前記二つのロー
プソケットを挟んだ前記二つのプレートを前記ボルトと
協働して締め付けるナットとを備えてなるので、請求項
1と同様、ロープソケットに簡易に装着でき、主ロープ
の張力調整の際に、ロープソケットの回りを確実に、か
つ、簡易に防止できるロープソケット回り止め治具を得
ることができるという効果を奏する。
のロープソケット回り止め治具は、ソケット部に孔を有
する主ロープのロープソケット回り止め治具であって、
複数の主ロープのそれぞれに取り付けられた複数のロー
プソケットのうち、回り止めを行うロープソケットと、
他の一つのロープソケットとを挟むように取り付けら
れ、長手方向に長穴を有する二つのプレートと、前記二
つのプレートの長穴と、前記プレートに挟まれた二つの
ロープソケットのそれぞれの孔を貫通して挿通される二
つのボルトと、前記ボルトに螺合され、前記二つのロー
プソケットを挟んだ前記二つのプレートを前記ボルトと
協働して締め付けるナットとを備えてなるので、請求項
1と同様、ロープソケットに簡易に装着でき、主ロープ
の張力調整の際に、ロープソケットの回りを確実に、か
つ、簡易に防止できるロープソケット回り止め治具を得
ることができるという効果を奏する。
【図1】この発明の実施例1に係る主ロープのロープソ
ケット回り止め治具を示す正面図である。
ケット回り止め治具を示す正面図である。
【図2】この発明の実施例1に係る主ロープのロープソ
ケット回り止め治具を示す平面図である。
ケット回り止め治具を示す平面図である。
【図3】この発明の実施例1に係る主ロープのロープソ
ケット回り止め治具を示す分解図である。
ケット回り止め治具を示す分解図である。
【図4】主ロープに回り止め治具を取り付けた状態を示
す平面図である。
す平面図である。
【図5】主ロープに回り止め治具を取り付けた状態を示
す平面図である。
す平面図である。
【図6】この発明の実施例2に係る主ロープのロープソ
ケット回り止め治具を示す分解図である。
ケット回り止め治具を示す分解図である。
【図7】従来の技術を示す図である。
【図8】従来の主ロープの張力調整方法を示す図であ
る。
る。
3 主ロープ 4、4A、4B ロープソケット 4c 孔 7 プレート 7b 長穴 8 両切りボルト 9 ナット 11、14 治具 12 ボルト
Claims (2)
- 【請求項1】 ソケット部に孔を有する主ロープのロー
プソケット回り止め治具であって、 複数の主ロープのそれぞれに取り付けられた複数のロー
プソケットのうち、回り止めを行うロープソケットの前
記孔と、他の一つのロープソケットの前記孔にそれぞれ
貫通される二つの両切りボルトと、 長手方向に長穴を有する二つのプレートであって、これ
ら長穴に前記二つの両切りボルトの一端部と他端部がそ
れぞれ挿通される二つのプレートと、 前記長穴に挿通された前記両切りボルトに螺合され、前
記二つのロープソケットを挟むように前記二つのプレー
トを前記両切りボルトと協働して締め付けるナットと、 を備えてなることを特徴とする主ロープのロープソケッ
トの回り止め治具。 - 【請求項2】 ソケット部に孔を有する主ロープのロー
プソケット回り止め治具であって、 複数の主ロープのそれぞれに取り付けられた複数のロー
プソケットのうち、回り止めを行うロープソケットと、
他の一つのロープソケットとを挟むように取り付けら
れ、長手方向に長穴を有する二つのプレートと、 前記二つのプレートの長穴と、前記プレートに挟まれた
二つのロープソケットのそれぞれの孔を貫通して挿通さ
れる二つのボルトと、 前記ボルトに螺合され、前記二つのロープソケットを挟
んだ前記二つのプレートを前記ボルトと協働して締め付
けるナットと、 を備えてなることを特徴とする主ロープのロープソケッ
トの回り止め治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32220093A JPH07172732A (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | 主ロープのロープソケット回り止め治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32220093A JPH07172732A (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | 主ロープのロープソケット回り止め治具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07172732A true JPH07172732A (ja) | 1995-07-11 |
Family
ID=18141074
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32220093A Pending JPH07172732A (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | 主ロープのロープソケット回り止め治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07172732A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100858585B1 (ko) * | 2007-02-26 | 2008-09-17 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 엘리베이터의 로프 소켓팅 장치 |
JP2013199368A (ja) * | 2012-03-26 | 2013-10-03 | Hitachi Building Systems Co Ltd | 主ロープのロープソケット回り止め装置 |
JP2014169178A (ja) * | 2013-03-05 | 2014-09-18 | Hitachi Building Systems Co Ltd | 主ロープの回り止め装置、及びそれを有する主ロープのテンション調整装置、主ロープのテンション調整方法 |
CN108557670A (zh) * | 2018-06-29 | 2018-09-21 | 林肯电梯(中国)有限公司 | 钢丝绳楔形接头 |
CN113844982A (zh) * | 2020-06-25 | 2021-12-28 | 三菱电机大楼技术服务株式会社 | 电梯的主绳索张力调整方法及调整工具 |
-
1993
- 1993-12-21 JP JP32220093A patent/JPH07172732A/ja active Pending
Cited By (7)
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JP2022007055A (ja) * | 2020-06-25 | 2022-01-13 | 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 | エレベータの主ロープテンション調整方法及びその調整工具 |
CN113844982B (zh) * | 2020-06-25 | 2023-12-29 | 三菱电机楼宇解决方案株式会社 | 电梯的主绳索张力调整方法及调整工具 |
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