JP2013199368A - 主ロープのロープソケット回り止め装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の主ロープの回り止めを実現でき、回り止めがなされている他の主ロープに対して悪影響を及ぼすことなく該当する主ロープの張力調整をできるようにした。
【解決手段】本発明は、主ロープ3A,3B,3Cのそれぞれに取り付けられた第1ロープソケット9A、第2ロープソケット9B、第3ロープソケット3Cを備えたエレベータに活用され、第1ロープソケット9Aの貫通穴9Aaに挿入されるピン15に回動可能に連結される第1プレート11と、この第1プレート11に相対的回動可能に連結され、第2ロープソケット9Bの貫通穴9Baに挿入されるピン16に回動可能に連結される第2プレート12と、ピン16に回動可能に連結される第1プレート13と、この第1プレート13に相対的回動可能に連結され、第3ロープソケット9Cの貫通穴9Caに挿入されるピン17に回動可能に連結される第2プレート14とを備えた構成にしてある。
【選択図】図3

Description

本発明は、エレベータの乗かごとつり合いおもりを懸架する複数の主ロープの張力調整作業に際し、これらの複数の主ロープのそれぞれに取り付けられたロープソケット相互間の回転を規制する主ロープのロープソケット回り止め装置に関する。
一般にエレベータは、乗かごと、つり合いおもりと、これらの乗かごとつり合いおもりを懸架する複数の主ロープと、これらの主ロープの両端に取り付けられた複数のロープソケットとを備えている。上述した主ロープのそれぞれは経年的に張力に偏差を生じ、この偏差は主ロープの磨耗劣化を加速させる等の問題を招いている。したがって、定期的に各主ロープの張力を一定とする張力調整作業が必要であった。このような主ロープの張力調整作業に際し、各主ロープが個別にその軸心回りに回転してしまうと、その回転した主ロープの張力に変化を生じてしまう。このため、張力調整作業に際して各主ロープが相互に回転しないように規制することが必要になる。
このような状況から従来、特許文献1に示される技術が提案されている。この従来技術は、主ロープのロープソケットの回り止め治具であり、各主ロープの端部に取り付けられた複数のロープソケット相互間の回転を規制することにより、主ロープそれぞれの軸心回りの回転を規制するようにしたものである。この従来技術は、複数の主ロープのうちの例えば第1主ロープの第1ロープソケットと第2主ロープの第2ロープソケットの双方を挟み込むように2つ設けられたプレートと、これらのプレートの長手方向に形成された長穴、及び第1ロープソケットに形成された貫通穴に挿入される丸棒例えば第1両切ボルトと、前述したプレートのそれぞれの長穴、及び第2ロープソケットに形成された貫通穴に挿入される丸棒例えば第2両切ボルトと、前述した第1両切ボルトの両端、及び第2両切ボルトの両端のそれぞれに螺合され、前述の2つのプレートを第1ロープソケット及び第2ロープソケットに締結するナットとを備えた構成にしてある。
特開平7−172732号公報
上述した従来技術は、第1主ロープと第2主ロープの張力調整作業に際し、第1ロープソケット及び第2ロープソケットに締結される2つのプレート等によって、第1ロープソケットが取り付けられる第1主ロープ、及び第2ロープソケットが取り付けられる第2主ロープ相互間の軸心回りの回転を規制することができるものの、別の問題が存在する。
すなわち、例えば第1ロープソケットが取り付けられる第1主ロープの張力を調整するに際して、第1両切ボルト及び第1ロープソケットの上下方向の移動によって、第1ロープソケット及び第2ロープソケットに締結された2つのプレート等が上下方向に動いてしまう。この2つのプレート等の上下方向の動きに伴う力が第2ロープソケットに伝えられ、この第2ロープソケットが取り付けられた第2主ロープの張力に変化を生じてしまう。第2主ロープの張力を調整する際にあっても同様である。このようなことから、従来技術にあっては、第1主ロープの張力の調整と第2主ロープの張力の調整とを繰り返して行わなければならず、主ロープの張力調整作業が煩雑になり、作業能率が低下する懸念がある。
本発明は、上述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、複数の主ロープの回り止めを実現させることができるとともに、同時に回り止めがなされている他の主ロープに対して悪影響を及ぼすことなく、該当する主ロープの張力調整作業を実施することができる主ロープのロープソケット回り止め装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る主ロープのロープソケット回り止め装置は、乗かごと、つり合いおもりと、これらの乗かごとつり合いおもりを懸架する複数の主ロープと、これらの主ロープのそれぞれに取り付けられた複数のロープソケットとを備えたエレベータに活用され、上記複数のロープソケットのそれぞれに形成された貫通穴に挿入される丸棒を介して、上記複数のロープソケット相互間の回転を規制する主ロープのロープソケット回り止め装置において、上記複数のロープソケットのうちの第1ロープソケットの貫通穴に挿入される丸棒に回動可能に連結され、剛性を有する第1長尺体と、上記第1長尺体に相対的回動可能に連結されるとともに、上記複数のロープソケットのうちの第2ロープソケットの貫通穴に挿入される丸棒に回動可能に連結され、剛性を有する第2長尺体とを備えたことを特徴としている。
本発明に係るロープソケット回り止め装置を、第1主ロープに取り付けられた第1ロープソケット、及び第2主ロープに取り付けられた第2ロープソケットに装着させる際には、第1ロープソケットの貫通穴に丸棒を挿入し、この丸棒に第1長尺体を連結する。また、第1長尺体に第2長尺体を連結するとともに、第2ロープソケットの貫通穴に丸棒を挿入し、この丸棒に第2長尺体を連結する。このような連結状態にすることにより、第1ロープソケットと第2ロープソケットの双方を、第1ロープソケットの貫通穴に挿入される丸棒、剛性を有する第1長尺体、剛性を有する第2長尺体、及び第2ロープソケットの貫通穴に挿入される丸棒を含む本発明に係る主ロープのロープソケット回り止め装置によって第1ロープソケットと第2ロープソケットの相互間の回転を規制することができ、第1主ロープと第2主ロープの回り止めを実現させることができる。
また、このように本発明に係る主ロープのロープソケット回り止め装置を、第1ロープソケット及び第2ロープソケットに装着させた状態において、例えば第1主ロープの調整作業を行うに際して、第1ロープソケットの貫通穴に挿入した丸棒及び第1ロープソケットが上下方向に動いたときには、第1ロープソケットの貫通穴に挿入した丸棒に対して第1長尺体が回動し、第1長尺体と第2長尺体とが相対的に回動し、第2ロープソケットの貫通穴に挿入した丸棒に対して第2長尺体が回動する。このような各回動動作によって、第1長尺体と第2長尺体との組み合わせ形状が変化する。この形状の変化によって前述の第1ロープソケットの貫通穴に挿入された丸棒と第1ロープソケットの上下方向の移動による影響が吸収され、第2主ロープに取り付けられている第2ロープソケット及びこの第2ロープソケットの貫通穴に挿入した丸棒を、第1ロープソケットの貫通穴に挿入された丸棒と第1ロープソケットの上下方向の移動にかかわらず上下方向に対して静止状態に保つことができる。
また、第2主ロープの調整作業を行うに際して、第2ロープソケットの貫通穴に挿入した丸棒及び第2ロープソケットが上下方向に動いたときには、第2ロープソケットの貫通穴に挿入された丸棒に対して第2長尺体が回動し、第2長尺体と第1長尺体とが相対的に回動し、第1ロープソケットの貫通穴に挿入した丸棒に対して第1長尺体が回動する。このような各回動動作によって、第1長尺体と第2長尺体との組み合わせ形状が変化する。この形状の変化によって前述の第2ロープソケットの貫通穴に挿入される丸棒と第2ロープソケットの上下方向の移動による影響が吸収され、第1主ロープに取り付けられている第1ロープソケット及びこの第1ロープソケットの貫通穴に挿入した丸棒を、第2ロープソケットの貫通穴に挿入される丸棒と第2ロープソケットの上下方向の移動にかかわらず上下方向に対して静止状態に保つことができる。
すなわち本発明は、複数の主ロープの回り止めを実現させることができるとともに、第1長尺体と第2長尺体の組み合わせ形状の変化によって、張力調整作業が行われる主ロープの張力調整による影響が吸収され、同時に回り止めがなされている他の主ロープに対して悪影響を及ぼすことなく、該当する主ロープの張力調整作業を実施することができる。
また本発明は、上記発明において、上記丸棒に係着され、上記ロープソケットからの上記丸棒の脱落を防ぐ外れ止め手段を備えたことを特徴としている。
このように構成した本発明は、第1主ロープ及び第2主ロープの張力調整作業の間、本発明に係る主ロープのロープソケット回り止め装置を、外れ止め手段を介して第1ロープソケット及び第2ロープソケットに安定して保持させることができる。
また本発明は、上記発明において、ねじ棒を有し、このねじ棒が挿入されるカラーを介して上記第1長尺体と上記第1ロープソケットの貫通穴に挿入される丸棒とを連結する第1連結手段と、ねじ棒を有し、このねじ棒が挿入されるカラーを介して上記第2長尺体と上記第2ロープソケットの貫通穴に挿入される丸棒とを連結する第2連結手段と、ねじ棒を有し、このねじ棒が挿入されるカラーを介して上記第1長尺体と上記第2長尺体とを連結する第3連結手段とを備えたことを特徴としている。
このように構成した本発明は、第1長尺体と第1ロープソケットの貫通穴に挿入される丸棒とを連結する第1連結手段のねじ棒がカラーに挿入され、第2長尺体と第2ロープソケットの貫通穴に挿入される丸棒とを連結する第2連結手段のねじ棒が別のカラーに挿入され、第1長尺体と第2長尺体とを連結する第3連結手段のねじ棒もさらに別のカラーに挿入される。したがって、各連結手段のそれぞれのねじ棒と、対応する各カラーとの間の回動抵抗を小さくすることができる。これにより本発明は、第1長尺体の円滑な回動動作、第1長尺体と第2長尺体との間の円滑な回動動作、及び第2長尺体の円滑な回動動作を実現させることができる。
また本発明は、上記発明において、上記第1長尺体は金属製の第1プレートから成り、上記第2長尺体は金属製の第2プレートから成り、上記丸棒は、一端に雌ねじが形成され、他端に雄ねじが形成されたピンから成り、上記第1連結手段は、上記第1ロープソケットの貫通穴に挿入される上記ピンの雌ねじと、上記ねじ棒を形成する軸部が上記第1ロープソケットの貫通穴に挿入される上記ピンの雌ねじに螺合するボルトとを含み、上記第2連結手段は、上記第2ロープソケットの貫通穴に挿入される上記ピンの雌ねじと、上記ねじ棒を形成する軸部が上記第2ロープソケットの貫通穴に挿入される上記ピンの雌ねじに螺合するボルトとを含み、上記第3連結手段は、上記ねじ棒を形成する軸部を有するボルトと、このボルトに螺合するナットとを含み、上記外れ止め手段は、上記ロープソケットの貫通穴に挿入される上記ピンの雄ねじと、上記ピンの雄ねじに螺合するナットとを含むことを特徴としている。
このように構成した本発明は、第1連結手段のボルトの回転操作により第1プレートと第1ロープソケットの貫通穴に挿入されるピンとを容易に連結することができ、また、第2連結手段のボルトの回転操作により第2プレートと第2ロープソケットの貫通穴に挿入されるピンとを容易に連結することができ、さらに、第3連結手段のボルトまたはナットの回転操作により、第1プレートと第2プレートとを容易に連結させることができる。また、外れ止め手段のナットの回転操作により、ナットのそれぞれを第1ロープソケットの貫通穴に挿入されるピン、及び第2ロープソケットの貫通穴に挿入されるピンに容易に係着させることができる。これらにより本発明に係る主ロープのロープソケット回り止め装置を、第1ロープソケット及び第2ロープソケットに対して装着する作業を比較的簡単に行うことができる。
また本発明は、上記発明において、上記第1長尺体と上記第2長尺体との組み合わせを複数組備えたことを特徴としている。このように構成した本発明は、3つ以上の主ロープの回り止めを実現させることができる。
また本発明は、上記発明において、上記複数のロープソケットの貫通穴に挿入される複数の上記丸棒のうちの1つの丸棒の長さ寸法を、他の丸棒の長さ寸法と異ならせたことを特徴としている。
このように構成した本発明は、基準位置から複数のロープソケットのそれぞれの位置までの距離が異なっている場合に、ピンの長さを考慮することによって該当する複数のロープソケットに、本発明に係る主ロープのロープソケット回り止め装置を安定して保持させることができる。
本発明は、第1主ロープ及び第2主ロープの張力調整作業に際して、第1長尺体と第2長尺体の組み合わせ形状の変化によって、張力調整作業が行われる主ロープに取り付けられたロープソケットと、そのロープソケットの貫通穴に挿入される丸棒の上下方向の移動による影響が吸収される。したがって本発明は、剛性を有する第1長尺体及び第2長尺体等を介して複数の主ロープの回り止めを実現させることができるとともに、同時に回り止めがなされている他の主ロープに対して悪影響を及ぼすことなく、該当する主ロープの張力調整作業を実施することができる。これにより本発明は、従来行われていたような該当する主ロープの張力調整作業の影響に伴う他の主ロープの張力調整が不要となって、主ロープの張力調整作業が簡単になり、従来に比べてこの主ロープの張力調整作業の能率を向上させることができる。
本発明に係る主ロープのロープソケット回り止め装置が活用されるエレベータの概略構成を示す図である。 図1に示すエレベータに備えられるロープソケットを示す正面図である。 本発明に係る主ロープのロープソケット回り止め装置の第1実施形態を活用して行われる主ロープ張力調整作業時の状態を示す正面図である。 図3の断面部分を含む平面図である。 本発明の一部省略した第1実施形態を示す平面図である。 図5の要部拡大断面図である。 本発明の一部省略した第2実施形態を示す平面図である。 図7に示す第2実施形態に係る主ロープのロープソケット回り止め装置を活用して行われる主ロープ張力調整作業時の状態を示す平面図である。
以下、本発明に係る主ロープのロープソケット回り止め装置の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は本発明に係る主ロープのロープソケット回り止め装置が活用されるエレベータの概略構成を示す図、図2は図1に示すエレベータに備えられるロープソケットを示す正面図である。
図1は一般的な2:1ローピングのエレベータを示している。この図1に示すように、このエレベータは、乗かご1と、つり合いおもり2と、これらの乗かご1とつり合いおもり2を懸架する主ロープ3とを備えている。主ロープ3の一端3a及び他端3bは、例えば昇降路の上部に配置される機械室に備えられるマシンビーム4に保持されている。主ロープ3は、乗かご1に設けたかご側シーブ5と、機械室に設けたトラクションシーブ6及びそらせシーブ7と、つり合いおもり2に設けたつり合いおもり側シーブ8に巻回されて乗かご1を昇降させる。主ロープ3の一端3a及び他端3bには、図2に示すようにロープソケット9が取り付けられている。これらのロープソケット9を介して主ロープ3が、例えばマシンビーム4側に保持されるようになっている。ロープソケット9のそれぞれには貫通穴9aが形成されている。
また主ロープ3は、後述するように複数設けられ、これらの複数の主ロープのそれぞれの両端部に上述したロープソケット9が取り付けられるようになっている。
図3は本発明に係る主ロープのロープソケット回り止め装置の第1実施形態を活用して行われる主ロープ張力調整作業時の状態を示す正面図、図4は図3の断面部分を含む平面図である。
これらの図3,4に示すように、上述した主ロープ3は複数の主ロープ、例えば第1主ロープ3A、第2主ロープ3B、及び第3主ロープ3Cを含んでいる。第1主ロープ3Aの端部には第1ロープソケット9Aが取り付けられ、第2主ロープ3Bの端部には第2ロープソケット9Bが取り付けられ、第3主ロープ3Cの端部には第3ロープソケット9Cが取り付けられている。また、第1ロープソケット9Aには貫通穴9Aaが形成され、第2ロープソケット9Bには貫通穴9Baが形成され、第3ロープソケット9Cには貫通穴9Caが形成されている。
本発明の第1実施形態に係る主ロープのロープソケット回り止め装置10は、第1ロープソケット9Aの貫通穴9Aaに挿入される丸棒に回動可能に連結され、剛性を有する第1長尺体例えば金属製の第1プレート11と、この第1プレート11に相対的回動可能に連結されるとともに、第2ロープソケット9Bの貫通穴9Baに挿入される丸棒に回動可能に連結され、剛性を有する第2長尺体例えば金属製の第2プレート12とを備えている。この第1実施形態は、第1長尺体と第2長尺体の組み合わせを複数組、例えば2組備えている。すなわち、この第1実施形態は、第2ロープソケット9Bの貫通穴9Baに挿入される丸棒に回動可能に連結され、剛性を有する別の第1長尺体例えば金属製の第1プレート13と、この第1プレート13に相対的回動可能に連結されるとともに、第3ロープソケット9Cの貫通穴9Caに挿入される丸棒に回動可能に連結され、剛性を有する別の第2長尺体例えば金属製の第2プレート14も備えている。
また、この第1実施形態は、上述の丸棒に係着され、ロープソケットからの丸棒の脱落を防ぐ外れ止め手段を備えている。すなわち、第1ロープソケット9Aの貫通穴9Aaに挿入される丸棒に係着され、第1ロープソケット9Aからの丸棒の脱落を防ぐ第1外れ止め手段と、第2ロープソケット9Bの貫通穴9Baに挿入される丸棒に係着され、第2ロープソケット9Bからの丸棒の脱落を防ぐ第2外れ止め手段と、第3ロープソケット9Cの貫通穴9Caに挿入される丸棒に係着され、第3ロープソケット9Cからの丸棒の脱落を防ぐ第3外れ止め手段とを備えている。
また、この第1実施形態は、1組目の第1プレート11と第2プレート12との組み合わせにおいて、ねじ棒を有し、このねじ棒が挿入される後述のカラー18を介して第1プレート11と丸棒とを連結する第1連結手段を備えている。また、この第1実施形態は、ねじ棒を有し、このねじ棒が挿入される別のカラー18を介して第2プレート12と、第2ロープソケット9Bの貫通穴9Baに挿入される丸棒とを連結する第2連結手段を備えている。また、この第1実施形態は、ねじ棒を有し、このねじ棒が挿入される後述のさらに別のカラー18を介して第1プレート11と第2プレート12とを連結する第3連結手段を備えている。2組目の第1プレート13と第2プレート14の組み合わせにあっても、上述と略同様の第1〜第3連結手段を備えている。
図5は本発明の一部省略した第1実施形態を示す平面図、図6は図5の要部拡大断面図である。
この第1実施形態に備えられる上述の各丸棒は、例えば一端に雌ねじが形成され、他端に雄ねじが形成されたピン15,16,17によって構成してある。例えばピン15とピン17の長さ寸法を略同等に設定してあり、ピン16の長さ寸法をピン15,17の長さ寸法と異ならせて設定してある。例えば、ピン16の長さ寸法をピン15,17の長さ寸法よりも長く設定してある。
上述した第1プレート11,13及び第2プレート12,14の両端部のそれぞれには、ボルトの挿入を可能にする穴を形成してある。
ピン15に適合する第1プレート11の一端(図4の右端)に形成した穴内に、後述のボルト19が挿入可能な上述のカラー、すなわち図6に示すカラー18を配置してある。例えば第1プレート11の他端(図4の左端)の穴にはカラー18を配置していない。第2プレート12の一端(図4の右端)に形成され、第1プレート11の他端(図4の左端)の穴に適合する穴内、及び第2プレート12の他端(図4の左端)の穴12a内にカラー18を配置してある。
例えば、第1プレート11の他端(図4の左端)の穴は、後述のボルト19の挿入を許容させるものの比較的小さい径寸法に設定してあり、第2プレート12の一端(図4の右端)の穴は、第1プレート11の他端(図4の左端)の径寸法よりも大きく設定してある。第2プレート12の一端(図4の右端)の穴に挿入されるカラー18の外形寸法は、例えば第2プレート12の一端(図4の右端)の穴の径寸法と略同等かそれより小さく設定され、カラー18の内径寸法は、例えば第1プレート11の一端(図4の左端)の穴の径寸法と略同等かそれより大きく設定してある。以下にあっては説明を省略するが、2つのプレートが重ね合わされて配置される場合の各プレートの穴の径の関係と、穴の径とカラー18の寸法関係についても例えば上述したものと同等に設定してある。
また、この第1実施形態は、図6に示すように、例えば第2プレート12の他端(図4の左端)の穴12aに適合する2組目の第1プレート13の一端(図4の右端)の穴13a内、及び第1プレート13の他端(図4の左端)の穴13b内には、カラー18を配置していない。第1プレート13の他端の穴13bに適合する2組目の第2プレート14の一端(図4の右端)の穴14a内、及び第2プレート14の他端(図4の左端)の穴内には、上述のカラー18を配置してある。
例えば1組目の第1プレート11と第2プレート12の組み合わせにおける各連結手段について説明すると、第1プレート11とピン15とを連結する上述の第1連結手段は、ピン15の雌ねじと、上述したねじ棒を形成する軸部がピン15の雌ねじに螺合するボルト19と、このボルト19の頭部と第1プレート11との間に配置したワッシャ20、及びスプリングワッシャ21とによって構成してある。上述のボルト19は、第1プレート11の一端(図4の右端)の穴内に配置したカラー18に挿入された状態でピン15の雌ねじに螺合するようになっている。
上述した第2プレート12とピン16とを連結する第2連結手段は、ピン16の雌ねじと、上述したねじ棒を形成する軸部がピン16の雌ねじに螺合するボルト19と、このボルト19の頭部と第2プレート12との間に配置したワッシャ20及びスプリングワッシャ21とによって構成してある。上述のボルト19は、第2プレート12の他端(図4の左端)の穴12a内に配置したカラー18に挿入され、2組目の第2プレート12の一端(図4の右端)の穴13a内に挿入された状態で、ピン16の雌ねじに螺合するようになっている。
上述した第3連結手段は、第2プレート12の一端(図4の右端)の穴内に配置したカラー18に挿入され、第1プレート11の他端(図4の左端)の穴に挿入されるボルト19と、このボルト19に螺合するナット23と、ボルト19の頭部と第2プレート12との間に配置したワッシャ20及びスプリングワッシャ21とによって構成してある。
2組目の第1プレート13と第2プレート14の組み合わせにおける各連結手段についても上述した1組目の第1プレート11と第2プレート12の組み合わせにおける各連結手段と略同等に構成してある。なお、図5においては第3連結手段を構成するボルト19に螺合するナット23については図示を省略してある。
第1ロープソケット9Aからのピン15の脱落を防ぐ上述した第1外れ止め手段は、ピン15に形成した雄ねじに装着される座金22、及び当該雄ねじに螺合するナット23とによって構成してある。また、第2ロープソケット9Bからのピン16の脱落を防ぐ上述した第2外れ止め手段は、ピン16に形成した雄ねじに装着される座金22、及び当該雄ねじに螺合するナット23とによって構成してある。また、第3ロープソケット9Cからのピン17の脱落を防ぐ上述した第3外れ止め手段は、ピン17に形成した雄ねじに装着される座金22、及び当該雄ねじに螺合するナット23とによって構成してある。
このように構成した第1実施形態に係るロープソケット回り止め装置10を、第1ロープソケット9A、第2ロープソケット9B、及び第3ロープソケット9Cに装着させる際には、図5に示す状態から座金22及びナット23のそれぞれを除いた状態で、第1ロープソケット9Aの貫通穴9Aaにピン15を挿入し、第2ロープソケット9Bの貫通穴9Baにピン16を挿入し、第3ロープソケット9Cの貫通穴9Caにピン17を挿入する。このようにピン15〜17を挿入した状態において、ピン15の雄ねじに座金22を装着し当該雄ねじにナット23を螺合させ、ピン16の雄ねじに座金22を装着し当該雄ねじにナット23を螺合させ、ピン17の雄ねじに座金22を装着し当該雄ねじにナット23を螺合する。
このような装着状態、すなわち上述した図3,4に示した状態にすることにより、第1ロープソケット9Aと第2ロープソケット9Bと第3ロープソケット9Cを、ピン15,16,17と、それぞれ剛性を有する第1プレート11、第2プレート12、及び第3プレート13とを含む第1実施形態に係るロープソケット回り止め装置10によって、相互間で回転しないように規制することができ、第1主ロープ3Aと第2主ロープ3Bと第3主ロープ3Cの回り止めを実現させることができる。
また、このように第1実施形態に係るロープソケット回り止め装置10を、第1ロープソケット9Aと第2ロープソケット9Bと第3ロープソケット9Cに装着させた状態において、例えば第1主ロープ3Aの張力調整作業を行うに際して、第1ロープソケット9Aの貫通穴9Aaに挿入したピン15及び第1ロープソケット9Aが上下方向に動いたときには、ピン15に対して第1プレート11が回動し、第1プレート11と第2プレート12とが相対的に回動し、第2ロープソケット9Bの貫通穴9Baに挿入したピン16に対して第2プレート12が回動する。このような各回動動作によって、第1プレート11と第2プレート12の組み合わせ形状が変化する。この形状の変化によってピン15と第1ロープソケット9Aの上下方向の移動による影響が吸収され、第2主ロープ3Bに取り付けられている第2ロープソケット9Bを、ピン15と第1ロープソケット9Aの上下方向の移動にかかわらず上下方向に対して静止状態に保つことができる。なお、このように第1主ロープ3Aの張力調整作業が行われる間、2組目を構成する第1プレート13及び第2プレート14は回動せず、したがって第3主ロープ3Cに取り付けられている第3ロープソケット9Cは上下方向に対して静止状態に保たれる。
また、例えば第2主ロープ3Bの張力調整作業を行うに際して、第2ロープソケット9Bの貫通穴9Baに挿入したピン16及び第2ロープソケット9Bが上下方向に動いたときには、ピン16に対して第2プレート12及び2組目の第1プレート13が回動し、第2プレート12と第1プレート11とが相対的に回動するとともに、2組目の第1プレート13と第2プレート14とが相対的に回動し、ピン15に対して第1プレート11が回動し、ピン17に対して2組目の第2プレート14が回動する。このような各回動動作によって、第1プレート11,13と第2プレート12,14の組み合わせ形状が変化する。この形状の変化によって、ピン16と第2ロープソケット9Bの上下方向の移動による影響が吸収され、第1主ロープ3Aに取り付けられている第1ロープソケット9A、及び第3主ロープ3Cに取り付けられている第3ロープソケット9Cを、ピン16と第2ロープソケット9Bの上下方向の移動にかかわらず上下方向に対して静止状態に保つことができる。
また、第3主ロープ3Cの張力調整作業を行うに際して、第3ロープソケット9Cの貫通穴9Caに挿入したピン17及び第3ロープソケット9Cが上下方向に動いたときには、ピン17に対して2組目の第2プレート14が回動し、第2プレート14と2組目の第1プレート13とが相対的に回動し、ピン16に対して第1プレート13が回動する。このような各回動動作によって、2組目の第1プレート13と第2プレート14の組み合わせ形状が変化する。この形状の変化によって、ピン17と第3ロープソケット9Cの上下方向の移動による影響が吸収され、第2主ロープ3Bに取り付けられている第2ロープソケット9Bを、ピン17と第3ロープソケット9Cの上下方向の移動にかかわらず上下方向に対して静止状態に保つことができる。なお、このように第3主ロープ3Bの張力調整作業を行う間、1組目の第2プレート12及び第1プレート11は回動せず、したがって第1主ロープ3Aに取り付けられている第1ロープソケット9Aは上下方向に対して静止状態に保たれる。
すなわち、この第1実施形態に係るロープソケット回り止め装置10は、ピン15,16,17、剛性を有する第1プレート11,13及び第2プレート12,14等を介して、第1主ロープ3A、第2主ロープ3B、及び第3主ロープ3Cの回り止めを実現させることができる。また、この第1実施形態は、1組目の第1プレート11と第2プレート12、及び2組目の第1プレート13と第2プレート14のそれぞれの組み合わせ形状の変化によって、張力調整作業が行われる該当する主ロープの張力調整による影響が吸収され、同時に回り止めがなされている他の主ロープに対して悪影響を及ぼすことなく、該当する主ロープの張力調整作業を実施することができる。これにより、この第1実施形態によれば、第1主ロープ3A、第2主ロープ3B、及び第3主ロープ3Cのうちの該当する主ロープの張力調整作業の影響に伴う他の主ロープの張力調整が不要となって、主ロープの張力調整作業が簡単になり、この主ロープの張力調整作業の能率を向上させることができる。
また、この第1実施形態は、第1ロープソケット9Aからのピン15の脱落を防ぐ第1外れ止め手段、第2ロープソケット9Bからのピン16の脱落を防ぐ第2外れ止め手段、第3ロープソケット9Cからのピン17の脱落を防ぐ第3外れ止め手段を備えていることから、第1主ロープ3A、第2主ロープ3B、及び第3主ロープ3Cの張力調整作業の間、この第1実施形態に係るロープソケット回り止め装置10を、第1ロープソケット9A、第2ロープソケット9B、第3ロープソケット9Cに安定して保持させることができる。
また、この第1実施形態は、1組目の第1プレート11と第2プレート12との組み合わせにあっては、第1プレート11と第1ロープソケット9Aの貫通穴9Aaに挿入されるピン15を連結する第1連結手段のボルト19が、第1プレート11の一端の穴内に配置したカラー18に挿入され、第2プレート12と第2ロープソケット9Bの貫通穴9Baに挿入されるピン16とを連結する第2連結手段のボルト19が、第2プレート12の他端の穴12a内に配置したカラー18に挿入され、第1プレート11と第2プレート12とを連結する第3連結手段のボルト19も第2プレート12の一端の穴内に配置したカラー18に挿入される。また、2組目の第1プレート13と第2プレート14の組み合わせにあっても略同様に、該当するプレートの穴内に配置したカラー18にボルト19が挿入されるようになっている。したがって、各連結手段のそれぞれのボルト19と、対応するカラー18との間の回動抵抗を小さくすることができる。これにより、この第1実施形態は、第1プレート11,13の円滑な回動動作、1組目の第1プレート11と第2プレート12との間の円滑な回動動作、2組目の第1プレート13と第2プレート14との間の円滑な回動動作、及び第2プレート12,14の円滑な回動動作を実現させることができる。
また、この第1実施形態は、ボルト19の回転操作により、1組目の第1プレート11とピン15とを、また1組目の第2プレート12及び2組目の第1プレート13とピン16とを、また2組目の第2プレート14とピン17とを、また1組目の第1プレート11と第2プレート12とを、また2組目の第1プレート13と第2プレート14とを容易に連結することができる。さらに、ナット23の回転操作により、ナット23及び座金22をピン15の雄ねじに、別のナット23及び座金22をピン16の雄ねじに、さらに別のナット23及び座金22をピン17の雄ねじに、それぞれ容易に係着させることができる。これらにより、この第1実施形態に係るロープソケット回り止め装置10を、第1ロープソケット9A、第2ロープソケット9B、及び第3ロープソケット9Cに対して装着する作業を比較的簡単に行うことができる。
また、この第1実施形態は、第1プレート11と第2プレート12、及び第1プレート13と第2プレート14の2組の各2つのプレートの組み合わせを備えていることから、2つの主ロープ3A,3Bだけでなく、第3主ロープ3Cも含めて回り止めと張力調整を実現させることができる。
また、この第1実施形態は、第2ロープソケット9Bの貫通穴9Baに挿入されるピン16の長さ寸法を、他の第1,第3ロープソケット9A,9Cに係るピン15,17の長さ寸法と異ならせ、例えば長い寸法に設定してある。このように構成することにより、例えばエレベータの昇降路の壁面位置等の基準位置から第2ロープソケット9Bの位置までの距離が、基準位置から第1ロープソケット9Aの位置までの距離、及び基準位置から第3ロープソケット9Cの位置までの距離と異なっている場合に有効であり、このような場合に第1ロープソケット9A、第2ロープソケット9B、第3ロープソケット9Cに対して、第1実施形態に係るロープソケット回り止め装置10を安定して保持させることができる。
図7は本発明の一部省略した第2実施形態を示す平面図、図8は図7に示す第2実施形態に係る主ロープのロープソケット回り止め装置を活用して行われる主ロープ張力調整作業時の状態を示す平面図である。
この第2実施形態に係るロープソケット回り止め装置30は、上述した図4,5等に示した第1実施形態から、2組目の第1プレート13、第2プレート14、及びピン17等を除き、第1ロープソケット9Aに係着されるピン15の長さと、第2ロープソケット9Bに係着されるピン16Aの長さを同じ長さ寸法に設定した構成にしてある。カラー18、ボルト19、座金22、ナット23等を有する構成は、上記第1実施形態と同等である。なお、図7においては第3連結手段を構成するボルト19に螺合するナット23については図示を省略してある。
このように構成したものでは、第1ロープソケット9Aが取り付けられる第1主ロープ3Aと、第2ロープソケット9Bが取り付けられる第2主ロープ3Bの2つの主ロープ3A,3Bの回り止めと、張力調整を実現させることができる。
なお、上記第1実施形態では、3つのロープソケット9A,9B,9Cの相互の回転を規制し、主ロープ3A,3B,3Cの張力調整を行うために、相対的回動可能に連結される2つのプレートの組み合わせを2組設け、第2実施形態では、上述の2つのプレートの組み合わせを1組だけ設けてあるが、本発明は、このように相対的回動可能に連結される2つのプレートの組み合わせを、1組または2組設けることには限定されず、張力調整が実施される主ロープの数の増加に応じて3組以上設けた構成にしてもよい。
また、上記第1,第2実施形態では丸棒を、一端に雌ねじを有し他端に雄ねじを有するピン15,16,17によって構成してあるが、本発明は丸棒を上述したようなピンによって構成することには限られない。例えば両端にねじ棒を備えた両切ボルトによって丸棒を構成し、例えば第1プレート11とピン15とを、第1プレート11の一端の穴内に配置されるカラー18に挿入された両切ボルトの一端のねじ棒に螺合するナット23によって、第1プレート11とピン15とを連結させる構成とすることもできる。
1 乗かご
2 つり合いおもり
3 主ロープ
3a 一端
3b 他端
3A 第1主ロープ
3B 第2主ロープ
3C 第3主ロープ
9 ロープソケット
9a 貫通穴
9A 第1ロープソケット
9Aa 貫通穴
9B 第2ロープソケット
9Ba 貫通穴
9C 第3ロープソケット
9Ca 貫通穴
10 ロープソケット回り止め装置
11 第1プレート(第1長尺体)
12 第2プレート(第2長尺体)
12a 穴
13 第1プレート(第1長尺体)
13a 穴
13b 穴
14 第2プレート(第2長尺体)
14a 穴
15 ピン(丸棒)
16 ピン(丸棒)
16A ピン(丸棒)
17 ピン(丸棒)
18 カラー
19 ボルト
22 座金
23 ナット
30 ロープソケット回り止め装置

Claims (6)

  1. 乗かごと、つり合いおもりと、これらの乗かごとつり合いおもりを懸架する複数の主ロープと、これらの主ロープのそれぞれに取り付けられた複数のロープソケットとを備えたエレベータに活用され、
    上記複数のロープソケットのそれぞれに形成された貫通穴に挿入される丸棒を介して、上記複数のロープソケット相互間の回転を規制する主ロープのロープソケット回り止め装置において、
    上記複数のロープソケットのうちの第1ロープソケットの貫通穴に挿入される丸棒に回動可能に連結され、剛性を有する第1長尺体と、上記第1長尺体に相対的回動可能に連結されるとともに、上記複数のロープソケットのうちの第2ロープソケットの貫通穴に挿入される丸棒に回動可能に連結され、剛性を有する第2長尺体とを備えたことを特徴とする主ロープのロープソケット回り止め装置。
  2. 請求項1に記載の主ロープのロープソケット回り止め装置において、
    上記丸棒に係着され、上記ロープソケットからの上記丸棒の脱落を防ぐ外れ止め手段を備えたことを特徴とする主ロープのロープソケット回り止め装置。
  3. 請求項2に記載の主ロープのロープソケット回り止め装置において、
    ねじ棒を有し、このねじ棒が挿入されるカラーを介して上記第1長尺体と上記第1ロープソケットの貫通穴に挿入される丸棒とを連結する第1連結手段と、
    ねじ棒を有し、このねじ棒が挿入されるカラーを介して上記第2長尺体と上記第2ロープソケットの貫通穴に挿入される丸棒とを連結する第2連結手段と、
    ねじ棒を有し、このねじ棒が挿入されるカラーを介して上記第1長尺体と上記第2長尺体とを連結する第3連結手段とを備えたことを特徴とする主ロープのロープソケット回り止め装置。
  4. 請求項3に記載の主ロープのロープソケット回り止め装置において、
    上記第1長尺体は金属製の第1プレートから成り、上記第2長尺体は金属製の第2プレートから成り、
    上記丸棒は、一端に雌ねじが形成され、他端に雄ねじが形成されたピンから成り、
    上記第1連結手段は、上記第1ロープソケットの貫通穴に挿入される上記ピンの雌ねじと、上記ねじ棒を形成する軸部が上記第1ロープソケットの貫通穴に挿入される上記ピンの雌ねじに螺合するボルトとを含み、
    上記第2連結手段は、上記第2ロープソケットの貫通穴に挿入される上記ピンの雌ねじと、上記ねじ棒を形成する軸部が上記第2ロープソケットの貫通穴に挿入される上記ピンの雌ねじに螺合するボルトとを含み、
    上記第3連結手段は、上記ねじ棒を形成する軸部を有するボルトと、このボルトに螺合するナットとを含み、
    上記外れ止め手段は、上記ロープソケットの貫通穴に挿入される上記ピンの雄ねじと、上記ピンの雄ねじに螺合するナットとを含むことを特徴とする主ロープのロープソケット回り止め装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の主ロープのロープソケット回り止め装置において、
    上記第1長尺体と上記第2長尺体との組み合わせを複数組備えたことを特徴とする主ロープのロープソケット回り止め装置。
  6. 請求項5に記載の主ロープのロープソケット回り止め装置において、
    上記複数のロープソケットの貫通穴に挿入される複数の上記丸棒のうちの1つの丸棒の長さ寸法を、他の丸棒の長さ寸法と異ならせたことを特徴とする主ロープのロープソケット回り止め装置。
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