JPH07172733A - 主ロープのロープソケット回り止め治具および主ロープの張力調整方法 - Google Patents
主ロープのロープソケット回り止め治具および主ロープの張力調整方法Info
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- JPH07172733A JPH07172733A JP31966393A JP31966393A JPH07172733A JP H07172733 A JPH07172733 A JP H07172733A JP 31966393 A JP31966393 A JP 31966393A JP 31966393 A JP31966393 A JP 31966393A JP H07172733 A JPH07172733 A JP H07172733A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明は、簡易に着脱ができ、ロープソケ
ットの回りを確実に阻止できるロープソケット回り止め
治具を得ること、また張力調整の作業性を向上できる主
ロープの張力調整方法を得ることを目的とする。 【構成】 回り止め治具13は、両端から互いに逆方向
のネジ穴が同軸的に形成されたカラー10に、先端側を
内側に折り曲げられた第1および第2のフック11、1
2を該ネジ穴にそれぞれ螺着して構成されている。そし
て、この第1および第2のフック11、12の先端側を
隣接するロープソケット4の開口部4cに引っ掛け、カ
ラー10を回転させて第1および第2のフック11、1
2を縮退させ、3本のロープソケット4を互いに緊締し
一体的に連結する。その後、各ナット5を締め付け(緩
め)、3本の主ロープ3の張力を均等に調整する。
ットの回りを確実に阻止できるロープソケット回り止め
治具を得ること、また張力調整の作業性を向上できる主
ロープの張力調整方法を得ることを目的とする。 【構成】 回り止め治具13は、両端から互いに逆方向
のネジ穴が同軸的に形成されたカラー10に、先端側を
内側に折り曲げられた第1および第2のフック11、1
2を該ネジ穴にそれぞれ螺着して構成されている。そし
て、この第1および第2のフック11、12の先端側を
隣接するロープソケット4の開口部4cに引っ掛け、カ
ラー10を回転させて第1および第2のフック11、1
2を縮退させ、3本のロープソケット4を互いに緊締し
一体的に連結する。その後、各ナット5を締め付け(緩
め)、3本の主ロープ3の張力を均等に調整する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エレベータの主ロー
プの張力調整方法および主ロープの張力調整の際に主ロ
ープの両端にソケッティングされたロープソケットの回
り止めを行うロープソケット回り止め治具に関するもの
である。
プの張力調整方法および主ロープの張力調整の際に主ロ
ープの両端にソケッティングされたロープソケットの回
り止めを行うロープソケット回り止め治具に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図6は従来のエレベータの主ロープのつ
り合いおもり取付部回りを示す側面図、図7は従来の主
ロープの張力調整方法を示す要部拡大側面図であり、図
において1はおもり上枠、2はおもり上枠1の下面側に
取り付けられた綱止め板であり、この綱止め板2には例
えば3個の貫通孔2aが穿設されている。3は駆動綱車
(図示せず)に掛け渡されて、乗りかご(図示せず)と
つり合いおもり(図示せず)とを吊り下げる主ロープで
あり、この主ロープ3は通常3本用いられている。4は
一端側に軸方向に沿って楔状の孔が設けられたソケット
部4a、ソケット部4aの他端側に軸方向に突出して設
けられねじ部が形成されたロッド部4bおよびソケット
部4aに軸方向と直交する方向に設けられた開口部4c
からなるロープソケットであり、このロープソケット4
は主ロープ3の両端末にソケッティングされている。5
はナット、6はドライバであり、このドライバ6は主ロ
ープ3の張力調整作業の際に、先端側を張力調整する主
ロープ4の端末にソケッティングされたロープソケット
4の開口部4cに差し込み、柄側を他の2本のロープソ
ケット4間に挟み込み、張力調整する主ロープ3の回り
を防止するドライバである。
り合いおもり取付部回りを示す側面図、図7は従来の主
ロープの張力調整方法を示す要部拡大側面図であり、図
において1はおもり上枠、2はおもり上枠1の下面側に
取り付けられた綱止め板であり、この綱止め板2には例
えば3個の貫通孔2aが穿設されている。3は駆動綱車
(図示せず)に掛け渡されて、乗りかご(図示せず)と
つり合いおもり(図示せず)とを吊り下げる主ロープで
あり、この主ロープ3は通常3本用いられている。4は
一端側に軸方向に沿って楔状の孔が設けられたソケット
部4a、ソケット部4aの他端側に軸方向に突出して設
けられねじ部が形成されたロッド部4bおよびソケット
部4aに軸方向と直交する方向に設けられた開口部4c
からなるロープソケットであり、このロープソケット4
は主ロープ3の両端末にソケッティングされている。5
はナット、6はドライバであり、このドライバ6は主ロ
ープ3の張力調整作業の際に、先端側を張力調整する主
ロープ4の端末にソケッティングされたロープソケット
4の開口部4cに差し込み、柄側を他の2本のロープソ
ケット4間に挟み込み、張力調整する主ロープ3の回り
を防止するドライバである。
【0003】ここで、主ロープ3の取付構造について説
明する。まず、主ロープ3の端末をソケット部4aの楔
状の孔内に挿入し、例えばバビット詰めを行って抜けな
いようにして各主ロープ3の両端にロープソケット4が
ソケッティングされている。そして、駆動綱車に掛け渡
された各主ロープ3の一端にソケッティングされたロー
プソケット4のロッド部4bがおもり上枠1の上方から
綱止め板2の貫通孔2aに挿通され、下面側からロッド
部4bにナット5が螺合されている。さらに、乗りかご
側でも、図示していないが、各主ロープ3の他端にソケ
ッティングされたロープソケット4のロッド部4bがか
ご枠の上方から綱止め板の貫通孔に挿通され、下面側か
らロッド部4bにナット5が螺合されている。そして、
各ナット5を締め付けて主ロープ3に張力がかけられて
いる。
明する。まず、主ロープ3の端末をソケット部4aの楔
状の孔内に挿入し、例えばバビット詰めを行って抜けな
いようにして各主ロープ3の両端にロープソケット4が
ソケッティングされている。そして、駆動綱車に掛け渡
された各主ロープ3の一端にソケッティングされたロー
プソケット4のロッド部4bがおもり上枠1の上方から
綱止め板2の貫通孔2aに挿通され、下面側からロッド
部4bにナット5が螺合されている。さらに、乗りかご
側でも、図示していないが、各主ロープ3の他端にソケ
ッティングされたロープソケット4のロッド部4bがか
ご枠の上方から綱止め板の貫通孔に挿通され、下面側か
らロッド部4bにナット5が螺合されている。そして、
各ナット5を締め付けて主ロープ3に張力がかけられて
いる。
【0004】つぎに、上記従来の主ロープ3の張力調整
方法について説明する。まず、1つのロープソケット4
の開口部4cにドライバ6の先端側を差し込み、ドライ
バ6の柄側を他の2本のロープソケット4間に挟み込
む。そこで、ドライバ6の先端側が差し込まれたロープ
ソケット4のロッド部4bに螺合されているナット5を
締め付けあるいは緩めて主ロープ3の張力を調整する。
この時、ナット5の回転によりロープソケット4も回転
しようとするが、ドライバ6の柄側が他のロープソケッ
ト4間に挟まれてロープソケット4の回りが阻止され
る。なお、他の2本の主ロープ3についても、同様の操
作を繰り返して行い、順次張力の調整が行われる。
方法について説明する。まず、1つのロープソケット4
の開口部4cにドライバ6の先端側を差し込み、ドライ
バ6の柄側を他の2本のロープソケット4間に挟み込
む。そこで、ドライバ6の先端側が差し込まれたロープ
ソケット4のロッド部4bに螺合されているナット5を
締め付けあるいは緩めて主ロープ3の張力を調整する。
この時、ナット5の回転によりロープソケット4も回転
しようとするが、ドライバ6の柄側が他のロープソケッ
ト4間に挟まれてロープソケット4の回りが阻止され
る。なお、他の2本の主ロープ3についても、同様の操
作を繰り返して行い、順次張力の調整が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のエレベータの主
ロープは以上のようにして張力を調整していたので、主
ロープ3の張力を調整するたびにドライバ6を差し替え
る必要があり、またナット5を締め付けた際に主ロープ
3の撚りと張力とによりロープソケット4に回転力が加
わってドライバ6の差し替えが困難となり、さらにはド
ライバ6の先端側をロープソケット4の開口部4cに差
し込み、柄側を他の2本のロープソケット4間に挟み込
んでロープソケット4の回りを防止しているので、張力
を調整しようとするロープソケット4の回り防止が不確
実となり、主ロープ3の張力調整の作業性が低下すると
いう課題があった。
ロープは以上のようにして張力を調整していたので、主
ロープ3の張力を調整するたびにドライバ6を差し替え
る必要があり、またナット5を締め付けた際に主ロープ
3の撚りと張力とによりロープソケット4に回転力が加
わってドライバ6の差し替えが困難となり、さらにはド
ライバ6の先端側をロープソケット4の開口部4cに差
し込み、柄側を他の2本のロープソケット4間に挟み込
んでロープソケット4の回りを防止しているので、張力
を調整しようとするロープソケット4の回り防止が不確
実となり、主ロープ3の張力調整の作業性が低下すると
いう課題があった。
【0006】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、ロープソケットに簡易に装着で
き、主ロープの張力調整の際に、ロープソケットの回り
を確実に、かつ、簡易に防止できるロープソケット回り
止め治具を得ることを目的とする。また、主ロープの張
力調整の作業性を向上できる主ロープの張力調整方法を
得ることを目的とする。
ためになされたもので、ロープソケットに簡易に装着で
き、主ロープの張力調整の際に、ロープソケットの回り
を確実に、かつ、簡易に防止できるロープソケット回り
止め治具を得ることを目的とする。また、主ロープの張
力調整の作業性を向上できる主ロープの張力調整方法を
得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明に
係るロープソケット回り止め治具は、両端から互いに逆
向きのネジ穴が同軸的に形成された回転体と、先端側が
内側に折り曲げられ、後端側が回転体の両端側からネジ
穴に螺着された一対のフックとを備えたものである。
係るロープソケット回り止め治具は、両端から互いに逆
向きのネジ穴が同軸的に形成された回転体と、先端側が
内側に折り曲げられ、後端側が回転体の両端側からネジ
穴に螺着された一対のフックとを備えたものである。
【0008】また、この発明の第2の発明に係る主ロー
プの張力調整方法は、回転体の両端にこの回転体の回転
方向によって伸長/縮退可能に取り付けられた一対のフ
ックを隣接するロープソケットの開口部に引っ掛け、回
転体を回転させて一対のフックを縮退させ、隣接するロ
ープソケット同士をそれぞれ緊締固定した後、ナットを
締め付けあるいは緩めて主ロープの張力を調整するもの
である。
プの張力調整方法は、回転体の両端にこの回転体の回転
方向によって伸長/縮退可能に取り付けられた一対のフ
ックを隣接するロープソケットの開口部に引っ掛け、回
転体を回転させて一対のフックを縮退させ、隣接するロ
ープソケット同士をそれぞれ緊締固定した後、ナットを
締め付けあるいは緩めて主ロープの張力を調整するもの
である。
【0009】
【作用】この発明の第1の発明においては、回転体の両
端から同軸的に形成されたネジ穴が互いに逆向きのネジ
に形成されているので、回転体を一方向に回転させると
一対のフックは縮退して一対のフックの先端間の距離が
縮小し、回転体を逆方向に回転させると一対のフックは
伸長して一対のフックの先端間の距離が拡大する。そこ
で、おもり上枠およびかご枠のそれぞれにナットにより
締着された複数のロープソケットの隣接するロープソケ
ットの開口部間にそれぞれ一対のフックの先端側を引っ
掛け、回転体を一方向に回転させて一対のフックの先端
間の距離を縮小させることにより、隣接するロープソケ
ット同士は緊締固定される。そして、ナットを締め付け
あるいは緩めて主ロープの張力を調整する際に、ロープ
ソケットの回りが阻止される。
端から同軸的に形成されたネジ穴が互いに逆向きのネジ
に形成されているので、回転体を一方向に回転させると
一対のフックは縮退して一対のフックの先端間の距離が
縮小し、回転体を逆方向に回転させると一対のフックは
伸長して一対のフックの先端間の距離が拡大する。そこ
で、おもり上枠およびかご枠のそれぞれにナットにより
締着された複数のロープソケットの隣接するロープソケ
ットの開口部間にそれぞれ一対のフックの先端側を引っ
掛け、回転体を一方向に回転させて一対のフックの先端
間の距離を縮小させることにより、隣接するロープソケ
ット同士は緊締固定される。そして、ナットを締め付け
あるいは緩めて主ロープの張力を調整する際に、ロープ
ソケットの回りが阻止される。
【0010】また、この発明の第2の発明においては、
ナットを締め付けあるいは緩めて主ロープの張力を調整
するに先だって、回転体の両端にこの回転体の回転方向
によって伸長/縮退可能に取り付けられた一対のフック
を隣接するロープソケットの開口部に引っ掛け、回転体
を回転させて一対のフックを縮退させ、隣接するロープ
ソケット同士をそれぞれ緊締固定しているので、全ての
ロープソケットは互いに隣接するロープソケットの方向
に引っ張られて一体的に連結される。そこで、ナットを
締め付けあるいは緩めても、ロープソケットの回りが阻
止される。
ナットを締め付けあるいは緩めて主ロープの張力を調整
するに先だって、回転体の両端にこの回転体の回転方向
によって伸長/縮退可能に取り付けられた一対のフック
を隣接するロープソケットの開口部に引っ掛け、回転体
を回転させて一対のフックを縮退させ、隣接するロープ
ソケット同士をそれぞれ緊締固定しているので、全ての
ロープソケットは互いに隣接するロープソケットの方向
に引っ張られて一体的に連結される。そこで、ナットを
締め付けあるいは緩めても、ロープソケットの回りが阻
止される。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。 実施例1.図1はこの発明の実施例1に係るロープソケ
ットの回り止め治具を示す側面図、図2の(a)、
(b)はそれぞれこの発明の実施例1に係るロープソケ
ットの回り止め治具を構成するカラーを示す断面図およ
びフックを示す側面図、図3はこの発明の実施例1に係
るロープソケットの回り止め治具の取付状態を示す要部
拡大側面図、図4は図3のIV−IV線に沿った断面図
であり、図において図7に示した従来の主ロープの張力
調整方法と同一または相当部分には同一符号を付し、そ
の説明を省略する。
る。 実施例1.図1はこの発明の実施例1に係るロープソケ
ットの回り止め治具を示す側面図、図2の(a)、
(b)はそれぞれこの発明の実施例1に係るロープソケ
ットの回り止め治具を構成するカラーを示す断面図およ
びフックを示す側面図、図3はこの発明の実施例1に係
るロープソケットの回り止め治具の取付状態を示す要部
拡大側面図、図4は図3のIV−IV線に沿った断面図
であり、図において図7に示した従来の主ロープの張力
調整方法と同一または相当部分には同一符号を付し、そ
の説明を省略する。
【0012】図において、10は回転体としての中空円
柱状のカラーであり、このカラー10はその内壁に軸方
向の中央を境にして互いに逆向きのネジが形成されてい
る。11は一端にネジが形成され、他端を半円状に曲げ
たJの字状の第1のフック、12は一端に第1のフック
11に形成されたネジとは逆向きのネジが形成され、他
端を半円状に曲げたJの字状の第2のフックである。1
3はカラー10にその一端側から第1のフック11が螺
着され、他端側から第2のフック12が螺着されて構成
されたロープソケットの回り止め治具である。そして、
この回り止め治具13は、カラー10を一方の方向に回
転させることにより第1および第2のフック11、12
がカラー10から伸長し、逆の方向に回転させることに
より第1および第2のフック11、12が縮退するよう
に、すなわちカラー10の回転方向によって第1および
第2のフック11、12の先端間の距離Lが拡大/縮小
するようになっている。
柱状のカラーであり、このカラー10はその内壁に軸方
向の中央を境にして互いに逆向きのネジが形成されてい
る。11は一端にネジが形成され、他端を半円状に曲げ
たJの字状の第1のフック、12は一端に第1のフック
11に形成されたネジとは逆向きのネジが形成され、他
端を半円状に曲げたJの字状の第2のフックである。1
3はカラー10にその一端側から第1のフック11が螺
着され、他端側から第2のフック12が螺着されて構成
されたロープソケットの回り止め治具である。そして、
この回り止め治具13は、カラー10を一方の方向に回
転させることにより第1および第2のフック11、12
がカラー10から伸長し、逆の方向に回転させることに
より第1および第2のフック11、12が縮退するよう
に、すなわちカラー10の回転方向によって第1および
第2のフック11、12の先端間の距離Lが拡大/縮小
するようになっている。
【0013】つぎに、この実施例1による主ロープ3の
張力調整方法について説明する。まず、主ロープ3は、
図6に示すように、その一端にソケッティングされたロ
ープソケット4のロッド部4bが綱止め板2の貫通孔2
aに挿通され、下面側からナット5が螺着されて、おも
り上枠1に固定され、他端にソケッティングされたロー
プソケット4のロッド部4bが同様にしてかご枠に固定
されて、つり合いおもりと乗りかごとを吊り下げてい
る。
張力調整方法について説明する。まず、主ロープ3は、
図6に示すように、その一端にソケッティングされたロ
ープソケット4のロッド部4bが綱止め板2の貫通孔2
aに挿通され、下面側からナット5が螺着されて、おも
り上枠1に固定され、他端にソケッティングされたロー
プソケット4のロッド部4bが同様にしてかご枠に固定
されて、つり合いおもりと乗りかごとを吊り下げてい
る。
【0014】そこで、カラー10に第1および第2のフ
ック11、12を螺着して、回り止め治具13を組み立
てる。ついで、隣接する一対のロープソケット4の開口
部4cに第1および第2のフック11、12の先端部を
引っ掛け、カラー10を回転して第1および第2のフッ
ク11、12の先端間の距離Lを所定量に縮小して回り
止め治具13を取り付ける。同様にして、隣接する他の
2対のロープソケット間にそれぞれ回り止め治具13を
取り付ける。その後、3つの回り止め治具13の各カラ
ー10を回転させて第1および第2のフック11、12
の先端間の距離をさらに縮小させる。すると、3本のロ
ープソケット4は回り止め治具13により隣接するロー
プソケット4方向に互いに引っ張られ、強固に一体的に
連結される。ついで、各ナット5を締め付け、あるいは
緩めて各主ロープ3の張力を均等に調整する。そして、
主ロープ3の張力の調整が終了した後、各カラー10を
回転させて第1および第2のフック11、12の先端間
の距離Lを拡大させて、回り止め治具13を取り外し
て、主ロープ3の張力調整作業を完了する。
ック11、12を螺着して、回り止め治具13を組み立
てる。ついで、隣接する一対のロープソケット4の開口
部4cに第1および第2のフック11、12の先端部を
引っ掛け、カラー10を回転して第1および第2のフッ
ク11、12の先端間の距離Lを所定量に縮小して回り
止め治具13を取り付ける。同様にして、隣接する他の
2対のロープソケット間にそれぞれ回り止め治具13を
取り付ける。その後、3つの回り止め治具13の各カラ
ー10を回転させて第1および第2のフック11、12
の先端間の距離をさらに縮小させる。すると、3本のロ
ープソケット4は回り止め治具13により隣接するロー
プソケット4方向に互いに引っ張られ、強固に一体的に
連結される。ついで、各ナット5を締め付け、あるいは
緩めて各主ロープ3の張力を均等に調整する。そして、
主ロープ3の張力の調整が終了した後、各カラー10を
回転させて第1および第2のフック11、12の先端間
の距離Lを拡大させて、回り止め治具13を取り外し
て、主ロープ3の張力調整作業を完了する。
【0015】このように、上記実施例1によれば、内壁
に軸方向中央を境に逆向きのネジが形成された中空円柱
状のカラー10に、それぞれ一端側に逆向きのネジが形
成され、他端側を半円状に曲げられたJの字状の第1お
よび第2のフック11、12を両端から螺着してロープ
ソケット4の回り止め治具13を構成している。そこ
で、カラー10を一方向に回転させて第1および第2の
フック11、12の先端間の距離Lを縮小させて、隣接
するロープソケット4の開口部4c間に締着固定でき、
一方カラー10を逆方向に回転させて第1および第2の
フック11、12の先端間の距離Lを拡大させて、隣接
するロープソケット4の開口部4c間から取り外すこと
ができる。その結果、隣接するロープソケット4間への
回り止め治具13の着脱を簡易に行うことができる。ま
た、カラー10を回転させるだけで隣接するロープソケ
ット4同士を簡易に緊締固定でき、主ロープ3の張力調
整時のロープソケット4の回りを確実に防止できる。
に軸方向中央を境に逆向きのネジが形成された中空円柱
状のカラー10に、それぞれ一端側に逆向きのネジが形
成され、他端側を半円状に曲げられたJの字状の第1お
よび第2のフック11、12を両端から螺着してロープ
ソケット4の回り止め治具13を構成している。そこ
で、カラー10を一方向に回転させて第1および第2の
フック11、12の先端間の距離Lを縮小させて、隣接
するロープソケット4の開口部4c間に締着固定でき、
一方カラー10を逆方向に回転させて第1および第2の
フック11、12の先端間の距離Lを拡大させて、隣接
するロープソケット4の開口部4c間から取り外すこと
ができる。その結果、隣接するロープソケット4間への
回り止め治具13の着脱を簡易に行うことができる。ま
た、カラー10を回転させるだけで隣接するロープソケ
ット4同士を簡易に緊締固定でき、主ロープ3の張力調
整時のロープソケット4の回りを確実に防止できる。
【0016】また、上記実施例1によれば、ナット5を
締め付けあるいは緩めて主ロープ3の張力を調整するに
先だって、隣接するロープソケット4の開口部4cに第
1および第2のフック11、12の先端側を引っ掛け、
カラー10を回転させて隣接するロープソケット4同士
をそれぞれ緊締固定し、全てのロープソケット4を回り
止め治具13により隣接するロープソケット4の方向に
引っ張り、強固に一体的に連結している。そこで、ナッ
ト5を締め付けあるいは緩める際の回転力、さらには張
力が調整された主ロープ3の撚りや張力がロープソケッ
ト4に作用しても、ロープソケット4の回りを阻止でき
る。また、張力の調整によりロープソケット4の取付高
さがずれても、第1および第2のフック11、12と開
口部4cとの係合が解除されず、ロープソケット4の回
りを確実に阻止できる。さらに、従来の張力調整方法の
ように、各主ロープ3の張力を調整するたびに回り止め
治具としてのドライバ6を差し替える必要がない。その
結果、主ロープ3の張力調整の作業性を著しく向上させ
ることができる。
締め付けあるいは緩めて主ロープ3の張力を調整するに
先だって、隣接するロープソケット4の開口部4cに第
1および第2のフック11、12の先端側を引っ掛け、
カラー10を回転させて隣接するロープソケット4同士
をそれぞれ緊締固定し、全てのロープソケット4を回り
止め治具13により隣接するロープソケット4の方向に
引っ張り、強固に一体的に連結している。そこで、ナッ
ト5を締め付けあるいは緩める際の回転力、さらには張
力が調整された主ロープ3の撚りや張力がロープソケッ
ト4に作用しても、ロープソケット4の回りを阻止でき
る。また、張力の調整によりロープソケット4の取付高
さがずれても、第1および第2のフック11、12と開
口部4cとの係合が解除されず、ロープソケット4の回
りを確実に阻止できる。さらに、従来の張力調整方法の
ように、各主ロープ3の張力を調整するたびに回り止め
治具としてのドライバ6を差し替える必要がない。その
結果、主ロープ3の張力調整の作業性を著しく向上させ
ることができる。
【0017】実施例2.上記実施例1では、回り止め治
具の回転体として中空円柱状のカラー10を用い、この
カラー10の内壁に軸方向中央を境にして互いに逆向き
のネジを形成し、両側から第1および第2のフック1
1、12を螺着するものとしているが、この実施例2で
は、図5に示すように、回転体として細長のリング体1
4を用い、このリング体14に両側から同軸的に互いに
逆向きのネジ穴を形成し、これらのネジ穴に第1および
第2のフック11、12を螺着するものとし、同様の効
果を奏する。
具の回転体として中空円柱状のカラー10を用い、この
カラー10の内壁に軸方向中央を境にして互いに逆向き
のネジを形成し、両側から第1および第2のフック1
1、12を螺着するものとしているが、この実施例2で
は、図5に示すように、回転体として細長のリング体1
4を用い、このリング体14に両側から同軸的に互いに
逆向きのネジ穴を形成し、これらのネジ穴に第1および
第2のフック11、12を螺着するものとし、同様の効
果を奏する。
【0018】なお、上記各実施例では、つり合いおもり
と乗りかごとを3本の主ロープ3により吊り下げるエレ
ベータに適用するものとしているが、この発明はこれに
限定されるものではなく、複数本の主ロープ3を用いる
エレベータであれば適用できることはいうまでもないこ
とである。
と乗りかごとを3本の主ロープ3により吊り下げるエレ
ベータに適用するものとしているが、この発明はこれに
限定されるものではなく、複数本の主ロープ3を用いる
エレベータであれば適用できることはいうまでもないこ
とである。
【0019】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0020】この発明の第1の発明によれば、両端から
互いに逆向きのネジ穴が同軸的に形成された回転体と、
先端側が内側に折り曲げられ、後端側が回転体の両端側
からネジ穴に螺着された一対のフックとを備えているの
で、ロープソケットに簡易に着脱ができ、回転体を回転
させるだけで隣接するロープソケット同士を簡易に緊締
固定でき、しかも主ロープの張力調整の際にロープソケ
ットの回りを確実に阻止できるロープソケット回り止め
治具が得られるという効果がある。
互いに逆向きのネジ穴が同軸的に形成された回転体と、
先端側が内側に折り曲げられ、後端側が回転体の両端側
からネジ穴に螺着された一対のフックとを備えているの
で、ロープソケットに簡易に着脱ができ、回転体を回転
させるだけで隣接するロープソケット同士を簡易に緊締
固定でき、しかも主ロープの張力調整の際にロープソケ
ットの回りを確実に阻止できるロープソケット回り止め
治具が得られるという効果がある。
【0021】また、この発明の第2の発明によれば、回
転体の両端にこの回転体の回転方向によって伸長/縮退
可能に取り付けられた一対のフックを隣接するロープソ
ケットの開口部に引っ掛け、回転体を回転させて一対の
フックを縮退させ、隣接するロープソケット同士をそれ
ぞれ緊締固定した後、ナットを締め付けあるいは緩めて
主ロープの張力を調整するようにしているので、ナット
を締め付けあるいは緩める際の回転力や張力が調整され
た主ロープの撚り、張力がロープソケットに作用して
も、また張力の調整によりロープソケットの取付高さが
ずれても、ロープソケットの回りを確実に阻止でき、さ
らには従来の張力調整方法のように、各主ロープの張力
を調整するたびに回り止め治具を差し替える必要がな
く、張力調整の作業性を向上できる主ロープの張力調整
方法が得られる。
転体の両端にこの回転体の回転方向によって伸長/縮退
可能に取り付けられた一対のフックを隣接するロープソ
ケットの開口部に引っ掛け、回転体を回転させて一対の
フックを縮退させ、隣接するロープソケット同士をそれ
ぞれ緊締固定した後、ナットを締め付けあるいは緩めて
主ロープの張力を調整するようにしているので、ナット
を締め付けあるいは緩める際の回転力や張力が調整され
た主ロープの撚り、張力がロープソケットに作用して
も、また張力の調整によりロープソケットの取付高さが
ずれても、ロープソケットの回りを確実に阻止でき、さ
らには従来の張力調整方法のように、各主ロープの張力
を調整するたびに回り止め治具を差し替える必要がな
く、張力調整の作業性を向上できる主ロープの張力調整
方法が得られる。
【図1】この発明の実施例1に係るロープソケットの回
り止め治具を示す側面図である。
り止め治具を示す側面図である。
【図2】(a)、(b)はそれぞれこの発明の実施例1
に係るロープソケットの回り止め治具を構成するカラー
を示す断面図およびフックを示す側面図である。
に係るロープソケットの回り止め治具を構成するカラー
を示す断面図およびフックを示す側面図である。
【図3】この発明の実施例1に係るロープソケットの回
り止め治具の取付状態を示す要部拡大側面図である。
り止め治具の取付状態を示す要部拡大側面図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿った断面図である。
【図5】この発明の実施例2に係るロープソケットの回
り止め治具を示す斜視図である。
り止め治具を示す斜視図である。
【図6】従来のエレベータの主ロープのつり合いおもり
取付部回りを示す側面図である。
取付部回りを示す側面図である。
【図7】従来の主ロープの張力調整方法を示す要部拡大
側面図である。
側面図である。
1 おもり上枠 3 主ロープ 4 ロープソケット 4b ロッド部 4c 開口部 5 ナット 10 カラー(回転体) 11 第1のフック 12 第2のフック 13 回り止め治具 14 リング体(回転体)
Claims (2)
- 【請求項1】 両端から互いに逆向きのネジ穴が同軸的
に形成された回転体と、先端側が内側に折り曲げられ、
後端側が前記回転体の両端側から前記ネジ穴に螺着され
た一対のフックとを備え、おもり上枠およびかご枠のそ
れぞれにナットにより締着された複数のロープソケット
の隣接するロープソケットの開口部間にそれぞれ前記一
対のフックの先端側を引っ掛け、前記回転体を回転させ
て前記一対のフックの先端間の距離を縮小させて前記隣
接するロープソケット同士を緊締固定するようにしたこ
とを特徴とする主ロープのロープソケット回り止め治
具。 - 【請求項2】 駆動綱車に掛け渡された複数の主ロープ
の端末のそれぞれにロープソケットがソケッティングさ
れ、前記ロープソケットのロッド部を上方側からおもり
上枠およびかご枠に挿通させ、下方側から前記ロッド部
にナットを締着して、つり合いおもりと乗りかごとを吊
り下げている主ロープの張力調整方法において、回転体
の両端にこの回転体の回転方向によって伸長/縮退可能
に取り付けられた一対のフックを隣接するロープソケッ
トの開口部に引っ掛け、前記回転体を回転させて前記一
対のフックを縮退させ、前記隣接するロープソケット同
士をそれぞれ緊締固定した後、前記ナットを締め付けあ
るいは緩めて前記主ロープの張力を調整するようにした
ことを特徴とする主ロープの張力調整方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31966393A JPH07172733A (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | 主ロープのロープソケット回り止め治具および主ロープの張力調整方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31966393A JPH07172733A (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | 主ロープのロープソケット回り止め治具および主ロープの張力調整方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07172733A true JPH07172733A (ja) | 1995-07-11 |
Family
ID=18112815
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31966393A Pending JPH07172733A (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | 主ロープのロープソケット回り止め治具および主ロープの張力調整方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07172733A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7469774B2 (en) | 2004-09-13 | 2008-12-30 | Inventio Ag | Belt end connection for fastening a belt end in an elevator installation, and method for protecting and checking a belt end connection in an elevator installation |
JP2013199368A (ja) * | 2012-03-26 | 2013-10-03 | Hitachi Building Systems Co Ltd | 主ロープのロープソケット回り止め装置 |
CN104370187A (zh) * | 2013-08-12 | 2015-02-25 | 苏州博量传动设备有限公司 | 一种电梯用钢丝绳组的两节点均力装置 |
CN108557670A (zh) * | 2018-06-29 | 2018-09-21 | 林肯电梯(中国)有限公司 | 钢丝绳楔形接头 |
JP2022007675A (ja) * | 2020-06-26 | 2022-01-13 | 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 | 検査装置及び検査方法 |
JP2023000369A (ja) * | 2021-06-17 | 2023-01-04 | 東芝エレベータ株式会社 | 長尺物保持治具及び長尺物保持治具を使用したガイドレールの昇降路内への取り込み方法 |
-
1993
- 1993-12-20 JP JP31966393A patent/JPH07172733A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7469774B2 (en) | 2004-09-13 | 2008-12-30 | Inventio Ag | Belt end connection for fastening a belt end in an elevator installation, and method for protecting and checking a belt end connection in an elevator installation |
EP1634842A3 (de) * | 2004-09-13 | 2009-02-18 | Inventio Ag | Riemenendverbindung für ein Riemenende einer Aufzugsanlage |
US7740113B2 (en) | 2004-09-13 | 2010-06-22 | Inventio Ag | Belt end connection for an elevator installation |
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