JP2536576B2 - チェ―ンアンカ―ボルトの固定装置 - Google Patents

チェ―ンアンカ―ボルトの固定装置

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JP2536576B2 JP63036153A JP3615388A JP2536576B2 JP 2536576 B2 JP2536576 B2 JP 2536576B2 JP 63036153 A JP63036153 A JP 63036153A JP 3615388 A JP3615388 A JP 3615388A JP 2536576 B2 JP2536576 B2 JP 2536576B2
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克弥 宮田
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は,フォークリフトトラックのチェーンアンカ
ーボルトを確実に固定すると共に,弛みを生ずることが
ないチェーンアンカーボルトの固定装置に関する。
〔従来技術〕
フォークリフトトラックにおいては,フォークを装着
して昇降するリフトブラケットと該リフトブラケットを
マストに沿って引き上げるためのチェーンを有する。該
チェーン61は,第5図に示すごとく,リフトシリンダ4
によって昇降するインナマスト45上方に枢支したチェー
ンプーリ46に掛装され,その一端はアウタマスト(図示
せず)に設けたブラケット40に,他端はリフトブラケッ
ト(図示せず)に,それぞれチェーンアンカーボルトを
介して係止固定されている。なお,チェーンアンカーボ
ルトはリフトシリンダに設けたブラケットに固定するこ
ともある。
しかして,この係止固定は,第4図にも示すごとく,
上記ブラケット40の挿通口41に,チェーン61を連結した
チェーンアンカーボルト3を挿通し,該ブラケット40の
上端と下端とをナット2及びダブルナット51,52によっ
て螺着緊締することにより行っている。
〔解決しようとする課題〕
しかしながら,上記のごとくチェーンアンカーボルト
(以下,アンカーボルトという)3をダブルナット51,5
2で固定していても,フォークリフトトラックの走行,
更にはリフトブラケットの昇降動作のために,アンカー
ボルト部分は振動が大きく,そのためにこのダブルナッ
トが弛むことがある。かかる弛みは,リフトブラケット
の傾きを生じて荷役作業に支承をきたし,更にはアンカ
ーボルト或いはチェーンの外れにもつながる恐れがあ
る。
本発明はかかる問題点に鑑み,アンカーボルト固定部
分の弛みが生ぜず,チェーンを確実に係止固定すること
ができるアンカーボルトの固定装置を提供しようとする
ものである。
〔課題の解決手段〕
本発明は,フォークリフトトラックのチェーンアンカ
ーボルトを固定する装置であって,該装置は,上記チェ
ーンアンカーボルトを挿通するための挿通口を有するブ
ラケットと,該挿通口に挿通したチェーンアンカーボル
トにブラケット上方において螺着したナットと,該チェ
ーンアンカーボルトにブラケット下方において螺着した
ロックナットとよりなり,上記ブラケットの挿通口はそ
の下方に錐状穴を有し,また上記ロックナットはその上
部に上記挿通口の錐状穴に嵌合するテーパ部を有し,該
テーパ部のテーパ中心と該ロックナットのボルト穴のネ
ジ中心とは互いに偏心しており,かつ,上記ロックナッ
トの締め付け完了時には,該ロックナットの上記テーパ
部と上記挿通口の上記錐状穴とは,全周にわたって互い
に密着していることを特徴とするチェーンアンカーボル
トの固定装置にある。
本発明において最も重要なことは,ブラケットの挿通
口の下端部に錐状穴を設け,またロックナットには上方
に上記錐状穴に嵌合するテーパ部を設けること,及び該
ロックナットにおいてはテーパ部のテーパ中心とロック
ナットのボルト穴のネジ中心とは互いに偏心しているこ
とである。さらには,ロックナット締め付け完了時に
は,そのテーパ部と上記錐状穴とが全周にわたって互い
に密着することである。
即ち,第3図に示すごとく,上記ロックナット1は,
ボルト穴15と錐状のテーパ部11,12とを有する。このテ
ーパ部11,12は,同図においては説明の便宜上左方と右
方とに分けて示しているが,実際にはテーパ中心線Tを
回転軸とする同一錐面上にある。また,ボルト穴15は上
記テーパ中心線Tとは偏心Gした位置にそのネジ中心線
Bを有する。換言すれば,通常のロックナットはテーパ
中心線Tとネジ中心線Bとが一致しているが,本発明に
かかるロックナットは両者が偏心した位置にあり,いわ
ば偏心ロックナットとも言うべきものである。それ故,
テーパ部11,12に関して,これをネジ中心線Bを中心と
して見ると,テーパ部11と12とはその中心を異にするこ
とになる。なお,上記テーパ中心線Tはテーパ部上端部
から半径Lの位置にある。また,上記ネジ中心線Bとは
ボルト穴15の中心(ネジ側壁から半径Nの位置)をい
う。
〔作用及び効果〕
本発明においては,ブラケットの挿通口の下部が錐状
穴であり,ロックナットはその上方に該錐状穴と嵌合す
るテーパ部を有すると共に該テーパ部のテーパ中心はネ
ジ中心から偏心している。そのため,ロックナットをア
ンカーボルトの下方から螺着し,該ロックナットのテー
パ部を上記錐状穴に嵌合させていくと,ロックナットの
テーパ中心とネジ中心とは偏心しているので,上記錐状
穴の中心とロックナットのネジ中心とも偏心した状態と
なる。そのため,アンカーボルトの軸線は挿通口の中心
軸線から傾き(第2図参照),通常に比べて,螺着のた
めの負荷が大きくなる。
しかして,締結完了時には,上記のごとくアンカーボ
ルトの軸線がブラケットの挿通口の軸線に対して傾斜
し,アンカーボルトは挿通口の片側に押圧された状態と
なる(第2図)。そのため,ロックナットも片側方向に
押圧された状態となり,挿通口の錐状穴に対して強く嵌
合する。したがって,ロックナットはブラケットの挿通
口内に強く固定され,弛むことがない。
さらに,本発明においては,上記ロックナットの締め
付け完了時には,該ロックナットのテーパ部と上記錐状
穴とが全周にわたって互いに密着する。そのため,その
全周にわたる密着面の摩擦力は非常に大きくなると共
に,その全周部分において強いクサビ作用が得られる。
それ故,ロックナットはさらに強固に固定されて,弛む
ことがない。
このように,本発明によれば,アンカーボルト固定部
分の弛みが生ぜず,チェーンを確実に係止固定すること
ができるアンカーボルトの固定装置を提供することがで
きる。また,本発明においては,上記偏心ロックナット
を用いるので,部品点数を少なくすることができる。
〔実施例〕
本例にかかるアンカーボルトの固定装置につき,第1
図ないし第3図を用いて説明する。
本例の固定装置は,アウタマストに設けたブラケット
40と,該ブラケット40の挿通口41に挿入したアンカーボ
ルト3と,該ブラケット40の上方においてアンカーボル
ト3に螺着した六角ナット2と,その下方において同様
に螺着したロックナット1とよりなる。
上記挿通口41は,アンカーボルト3の外径より若干大
きい内径を有し,その下方に錐状穴42を有する。該錐状
穴42の軸中心と挿通口のそれとは同じである。
また,ロックナット1は第3図に示すごとく,ボルト
穴15と上方のテーパ部11,12を有する。テーパ部11,12は
テーパ中心線Tに対しては同一回転軸対称の円錐面であ
り,ロックナットのネジ中心線Bに対しては偏心した円
錐面となる。なお,符号L,N,Gに関しては前記した。ま
た,ロックナット1のテーパ部の傾斜角と挿通口の錐状
穴42のそれとは同じである。
しかして,アンカーボルト3をブラケット4に固定す
るに当たっては,第1図に示すごとく,まずアンカーボ
ルト3の中央辺りまで六角ナット2を螺着し,次いでブ
ラケット40の挿通口41内にアンカーボルト3の下方部分
を挿入する。次に,アンカーボルト3の下方よりロック
ナット1を螺合していく。第1図は,その螺合の中途状
態を示しており,ロックナット1は錐状穴42にガイドさ
れながら螺合されていく。
そして,第2図は螺合完了状態を示し,この状態にお
いてはロックナット1のテーパ部11,12はブラケト40の
錐状穴42と密着嵌合する。即ち,ロックナット1のテー
パ部11,12は,錐状穴42と全周にわたって密着する。そ
して,ロックナット1のネジ中心線Bとテーパ中心線T
とは偏心しているため,この偏心Gの長さだけアンカー
ボルト3は挿通口41の側壁に押さえ付けられる(同図の
場合には右方向)。そのため,アンカーボルト3とブラ
ケット40との間にはP1及びP2の力が発生する。また,ロ
ックナットのテーパ部11,12とブラケットの錐状穴42と
の間は締付力により,クサビ作用が働き,アンカーボル
トに軸力P3が働く。それ故,螺合完了時(締付完了時)
には,ロックナット,アンカーボルト,ブラケット及び
六角ナットからなる固定部分には上記のP1+P2+P3の力
が作用する。したがって,ロックナットに弛みを生ずる
ことがなく,チェーンを確実に係止しておくことができ
る。また,上記ロックナットは繰り返し使用することが
でき経済的である。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は実施例にかかるアンカーボルトの
固定装置を示し,第1図はロックナット螺合途中の,第
2図はロックナット締付完了時の一部破断側面図,第3
図は本発明にかかるロックナットの説明用側面断面図,
第4図は従来のアンカーボルトの固定装置,第5図はチ
ェーン及びアンカーボルトの従来の取付状態を示す斜視
図である。 1……ロックナット, 11,12……テーパ部, 2……六角ナット, 3……アンカーボルト, 40……ブラケット, 42……錐状穴, B……ネジ中心線, T……テーパ中心線,

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フォークリフトトラックのチェーンアンカ
    ーボルトを固定する装置であって, 該装置は,上記チェーンアンカーボルトを挿通するため
    の挿通口を有するブラケットと,該挿通口に挿通したチ
    ェーンアンカーボルトにブラケット上方において螺着し
    たナットと,該チェーンアンカーボルトにブラケット下
    方において螺着したロックナットとよりなり, 上記ブラケットの挿通口はその下方に錐状穴を有し,ま
    た上記ロックナットはその上部に上記挿通口の錐状穴に
    嵌合するテーパ部を有し,該テーパ部のテーパ中心と該
    ロックナットのボルト穴のネジ中心とは互いに偏心して
    おり, かつ,上記ロックナットの締め付け完了時には,該ロッ
    クナットの上記テーパ部と上記挿通口の上記錐状穴と
    は,全周にわたって互いに密着していることを特徴とす
    るチェーンアンカーボルトの固定装置。
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