JPH07170627A - ワイヤハーネス用成形プロテクタ - Google Patents

ワイヤハーネス用成形プロテクタ

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Publication number
JPH07170627A
JPH07170627A JP5343152A JP34315293A JPH07170627A JP H07170627 A JPH07170627 A JP H07170627A JP 5343152 A JP5343152 A JP 5343152A JP 34315293 A JP34315293 A JP 34315293A JP H07170627 A JPH07170627 A JP H07170627A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
locking
plate
wire harness
protector
wire
Prior art date
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Pending
Application number
JP5343152A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Matsumaru
彰男 松丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 収納電線を押え付ける押え部材つきワイヤハ
ーネス用成形プロテクタの形状簡素化とコスト低減、並
びに、部品管理性の向上と形状の小形化を図る。 【構成】 一側側壁5Aの上縁のヒンジ部4を介して開
閉し、かつ、前端を係止爪8となす押え板3を一体に設
け、さらに、押え板3の先端部分の回転軌道11上に位
置して、押え板3に対して凹面をなす円弧状の係止板6
を立設して、この係止板6を他側側壁5Bになすと共
に、係止板6に、係止爪8と係合する係止孔7を階段状
に連設し、溝内に収納した電線群9を、押え板3で押え
付け、係止爪8を係止孔7にかみ合せて、その押え姿勢
をロックする構造が特徴である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤハーネスの電線
束を収納して、車体・機器に配設し、そのワイヤハーネ
スの配設姿勢を整えて保持すると共に、収納電線を保護
するのに使用するワイヤハーネス用成形プロテクタに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】ワイヤハーネス用成形プロテクタ(以
下、単に成形プロテクタという)は、ワイヤハーネスの
電線束を挿通収納するU字溝体をなし、収納した電線束
が、車体振動によってがたついたり、飛び出さないよう
に、電線束を押え付ける押え部材を設けるものが多く、
実開平3ー40821号公報・実開平2ー83614号
公報に示される公知例がある。そして、この公知例のも
のは、別体の押え部材を、成形プロテクタの溝内に設け
た係止部に、押え部材の両端を差し込み係止して、電線
束を押え付ける構造を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上の公知例の押え部
材つき成形プロテクタは、押え部材を差し込み係止する
係止部を溝内に設けるので、その係止部の存在部分だ
け、電線束が収納できないデッドゾーンとなり、電線束
の有効収納率が減少するので、成形プロテクタの大形化
が避けられず「1粍でも小さくコンパクト」にと、厳に
要求されるワイヤハーネスシステムの小形化指向に反す
る。そして、その係止部は構造複雑にして、複雑な形状
の成形金型を要するので、成形プロテクタがコスト高に
なる不具合がある。
【0004】さらに、成形プロテクタの溝体と押え部材
の別体物の組合せ構造となるので、一段とコスト高にな
ると共に、2部材の存在による部品管理が煩雑になる。
本発明は、以上の従来技術の難点を解消する成形プロテ
クタを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の技術課題を解決す
る本発明の成形プロテクタは、「上方を開口部になし
て、ワイヤハーネスの電線群を挿通収納する長溝体のワ
イヤハーネス用成形プロテクタにおいて、前記溝体の一
側側壁の上縁または上縁近傍に設けたヒンジ部を介して
前記開口部を開閉し、かつ、前端を係止爪となす押え板
を一体に設け、さらに、前記押え板の先端部分の回転軌
道上に位置して、前記押え板に対して凹面の円孤形状を
なし、かつ、前記係止爪を逆止係止する押え板係止部を
有する係止板を立設し、前記一側側壁と前記係止板との
間を、電線収納部となす構造」が特徴である。
【0006】そして、以上の構成の態様として、U字溝
体の他側側壁を前記の係止板にしたり、押え板係止部を
多段状に複数配設する構成が採択され、前記の電線束収
納部へ収納した電線束を、前記の押え板によって押え付
けると共に、その閉鎖姿勢の押え板の先端の係止爪を、
係止板の押え板係止部へ「パチン」と弾性係止させるこ
とによって、押え板の押え姿勢をロックする構造になっ
ている。
【0007】
【作用】以上の構成の本発明のワイヤハーネス用成形プ
ロテクタは、収納電線を押え付けた係止板の係止爪を逆
止係止する係止板側の押え板係止部は、係止窓または係
止凹部の簡易形状で足りるので、押え部材つき成形プロ
テクタの形状が簡素化し、その上、その押え板と成形プ
ロテクタが一体物構造のため、成形し易くして低コスト
に成形できると共に、従来の別体二体物のものより部品
の管理性が向上する。そして、前記態様の他側側壁を係
止板になしたものは、U字溝内に突設して電線束の収納
を阻害するデッドゾーンがなく、前記の電線収納部の全
量が有効収納部分となるので、同一電線量を収納する押
え部材つき成形プロテクタの一段の小形化・コンパクト
化ができる。
【0008】
【実施例】以下、実施例に基づいて詳しく説明する。ま
ず、本発明の一実施例を示す図1を参照して、上方を開
口部2となす長溝体のワイヤハーネス用成形プロテクタ
1において、その溝体の一側側壁5Aの上縁には、ヒン
ジ部4を介して開閉し、開口部2を開放・閉鎖する押え
板3が、溝体の長手方向に所要の間隔を有して一体に設
けられ、この押え板3の前端は、後述する押え板係止部
7に、かみ合い係止する係止爪8に形成されている。
【0009】そして、一側側壁5Aと対向して溝体を形
成する他側側壁5Bは、押え板3との対向面を凹面とな
す円弧板をなして、押え板3の先端部分の回転軌道11
の上に位置して立設されると共に、前記の係止爪8を
「パチン」と弾性的に受け入れ係合する係止孔7が、回
転軌道11に沿って多段状に形成されている。そして、
この他側側壁5Bは「溝体の側壁」兼「押え板3の係止
板6」として機能すると共に、係止孔7が押え板3の閉
鎖姿勢をロックする押え板係止部として機能し、側壁5
A・5B間、即ち、一側側壁5Aと係止板6との間が電
線群9を収納する電線収納部10になる構造を有してい
る。
【0010】そして、(図1の(C)参照)押え板3を
開放状態にして、電線収納部10に電線群9を収納した
後、押え板3を回転させて開口部2を閉じ、電線群9を
押え付けると、押え板3の先端部分が弾性変位しながら
係止板6に接触して下降し、係止爪8が対応位置の係止
孔7とかみ合って係止され、押え板3による電線群9の
押え状態がロックされる。以上の図1実施例の成形プロ
テクタ1は、溝内への突起物がなく、側壁5Aと係止板
6間の全量が有効電線収納部となるので、従来構造のも
のより、同一電線量を収納するための形状が小形化・コ
ンパクト化すると共に、単一物体構成にして、押え板3
の係止機構も、係止爪8と係止孔7との単純形状になる
ので、成形プロテクタ1が低コストに成形できる。
【0011】つぎに、図2を参照して本発明の他の実施
例を説明する。即ち、図1実施例と同様な押え板3と係
止板6からなる成形プロテクタ1において、図2の
(A)のものは、一側側壁5Aを切欠いた窓部12に、
窓部12と同一サイズの押え板3が設けられ、ヒンジ部
4は側壁5Aの上縁13の近傍に位置して上縁13と平
行している。一方、図2の(B)のものは、他側側壁5
Bの内側に係止板6を立設し、側壁5Bと係止板6が弾
性補強帯14によって連結されている。この弾性補強帯
14を有するものは、係止板6が側壁5Bの内側に存在
し、その両者の間が電線収納不能のデッドゾーンとなる
ので、成形プロテクタ1の小形化・コンパクト化は犠牲
になるものの、弾性補強帯14の存在によって係止板6
の弾性反力と剛性が向上するので、押え板3の係止板6
への係止力が向上し、使用中に押え板3のロックを外そ
うとする強い外力を受ける場合に適する。また、図2の
(C)のものは、係止板6の押え板係止部を、前記の係
止孔7に代えて段差係止溝15になしたものである。
【0012】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明のワイヤハ
ーネス用成形プロテクタは、収納電線群を押え付けロッ
クする押え部材を有するものにおいて、一体物構造にし
て形状・構造が簡素化されるので、ワイヤハーネス用成
形プロテクタの部品管理性の向上とコスト低減を図る効
果がある。そして、溝体側壁を押え部材の係止板として
機能させるものは、有効電線収容率が向上し、ワイヤハ
ーネス用成形プロテクタの小形化・コンパクト化の当該
分野の技術要求に応えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例のワイヤハーネス用成形プロテ
クタを示し、図中の(A)はその斜視図、図中の(B)
はその拡大横断面図、図中の(C)はその使用状態の横
断面図
【図2】本発明の他の実施例のワイヤハーネス用成形プ
ロテクタを示し、図中の(A)はその斜視図、図中の
(B)(C)はその横断面図
【符号の説明】
1 ワイヤハーネス用成形プロテクタ 2 開口部 3 押え板 4 ヒンジ部 5A・5B 側壁 6 係止板 7 係止孔 8 係止爪 9 電線群 11 回転軌道 12 窓部 13 側壁5Aの上縁 14 補強帯 15 段差係止溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方を開口部になして、ワイヤハーネス
    の電線群を挿通収納する長溝体のワイヤハーネス用成形
    プロテクタにおいて、前記溝体の一側側壁の上縁または
    上縁近傍に設けたヒンジ部を介して前記開口部を開閉
    し、かつ、前端を係止爪となす押え板を一体に設け、さ
    らに、前記押え板の先端部分の回転軌道上に位置して、
    前記押え板に対して凹面の円孤形状をなし、かつ、前記
    係止爪を逆止係止する押え板係止部を有する係止板を立
    設し、前記一側側壁と前記係止板との間を、電線収納部
    となす構造を特徴とするワイヤハーネス用成形プロテク
    タ。
  2. 【請求項2】 溝体の他側側壁を、係止板となす請求項
    1のワイヤハーネス用成形プロテクタ。
  3. 【請求項3】 押え板係止部を多段状に配設した請求項
    1または請求項2のワイヤハーネス用成形プロテクタ。
JP5343152A 1993-12-14 1993-12-14 ワイヤハーネス用成形プロテクタ Pending JPH07170627A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103332403A (zh) * 2013-07-08 2013-10-02 苏州苏越电气有限公司 一种便携式有线电器组件
WO2019064924A1 (ja) * 2017-09-29 2019-04-04 日立オートモティブシステムズ株式会社 電気接続部材収納ケース及び電池モジュール

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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