JPH0716974Y2 - エンコーダのノイズ除去回路 - Google Patents

エンコーダのノイズ除去回路

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JPH0716974Y2
JPH0716974Y2 JP1150789U JP1150789U JPH0716974Y2 JP H0716974 Y2 JPH0716974 Y2 JP H0716974Y2 JP 1150789 U JP1150789 U JP 1150789U JP 1150789 U JP1150789 U JP 1150789U JP H0716974 Y2 JPH0716974 Y2 JP H0716974Y2
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JP
Japan
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noise
phase signal
signal
change
output
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JP1150789U
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JPH02103225U (ja
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強 波田野
秀哉 大崎
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Yokogawa Electric Corp
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Yokogawa Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案はA相信号とB相信号を出力するインクリメンタ
ル型エンコーダのノイズ除去回路に関するものである。
〈従来の技術〉 A相信号とB相信号を出力するインクリメンタル型エン
コーダは、原理的にはA相信号とB相信号のレベルが同
時に変化することはない。しかし、A相信号とB相信号
にコモンモードノイズがのった場合、A相信号とB相信
号のレベルが同時に変化してしまうことがある。
〈考案が解決しようとする課題〉 通常、このようなエンコーダの出力信号を処理する回路
は、A相信号とB相信号のレベルが同時に変化しないこ
とを前提として回転方向を判別しながら、各相について
出力レベルのエッジをカウントする。従って、コモンモ
ードノイズがのってエンコーダの出力レベルが同時に変
化した場合には、処理回路は誤動作を起こす場合があ
る。
本考案はこのような問題点を解決するためになされたも
のであり、インクリメンタル型エンコーダのA相信号と
B相信号に入ったノイズを有効に除去できるエンコーダ
のノイズ除去回路を実現することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、 A相信号とB相信号を出力するインクリメンタル型エン
コーダのノイズ除去回路において、 A相信号とB相信号の変化をチェックし、A相信号とB
相信号の両方が同時に変化した場合はノイズ有りの検出
信号を発生し、それ以外の場合はノイズなしの検出信号
を発生するノイズ検出部と、 このノイズ検出部がノイズ有りの検出信号を発生した場
合は変化前のA相信号とB相信号を選択して出力し、ノ
イズなしの検出信号を発生した場合は変化後のA相信号
とB相信号を選択して出力する信号選択部と、 この信号選択部の出力をラッチして出力するデータラッ
チ部、 を具備したエンコーダのノイズ除去回路である。
〈作用〉 このような本考案では、A相信号とB相信号の変化をチ
ェックし、A相信号とB相信号の両方が同時に変化した
場合はノイズ有りとして、変化前の信号を出力し、それ
以外の場合はノイズなしとして変化後の信号を出力する
ことによって、A相信号とB相信号にのったノイズを除
去する。
〈実施例〉 以下、図面を用いて本考案を説明する。
まず、A相信号とB相信号の変化について説明する。
インクリメンタル型エンコーダが出力するA相信号とB
相信号は、原理的には第1図の実線で示すような変化以
外はとりえない。すなわち、変化するときは、A相信号
とB相信号の一方が変化する。
しかし、信号線にノイズがのった場合には、第1図の点
線で示すように両方の信号が同時に変化することが起こ
り得る。
そこで、本考案にかかる回路では、第1図の点線で示す
ような出力レベルの変化があった場合には、これをノイ
ズとみなし、変化前の状態を保持することによってこの
ノイズを除去する。
第2図は本考案の一実施例を示した構成図である。
図で、ENCAとENCBはエンコーダが出力したノイズを含ん
だA相信号とB相信号、 AOUTとBOUTはノイズが除去されたA相信号とB相信号で
ある。
10はエンコーダ出力ENCA,ENCBの変化をチェックし、原
理的に有り得ない変化を検出した場合は、ノイズ有りの
信号を出力するノイズ検出部である。
20はノイズ検出部10でノイズが検出されていない場合
は、ENCA,ENCBを選択して出力し、検出されている場合
は、AOUT,BOUTを選択して出力する信号選択部である。
つまり、ノイズが検出された場合には、変化前のA相信
号とB相信号を保持する。
30はデータラッチ部で、信号選択部20の出力信号をラッ
チし出力するフリップ・フロップ(以下、フリップ・フ
ロップをFFとする)31,32からなる。
このように構成した回路の動作を説明する。
信号AOUTとBOUTはFF30と31でラッチしている。従って、
ENCA,ENCBが変化してもAOUT,BOUTはすぐには変化せず、
次のクロックCLKの立ち上がりまで変化前の状態を保持
している。そこで、ノイズ検出部10では、アンドゲート
11〜14でAOUT,BOUTとENCA,ENCBを比較して原理的に有り
得ない変化をしているかどうかすなわちノイズがあるか
どうかをチェックする。
具体的には第3図に示す4つのケースの場合にノイズが
有ることになる。これら4つのケースの場合に応じて、
アンドゲート11〜14の出力b1〜b4が1になる。
これら4つのケースのいずれかに該当する場合は、ノイ
ズ有りとみなされ、ノイズ検出部10の出力cは0にな
り、信号NOISEが1になってアンドゲート21,23が開き、
AOUTとBOUTがFF31と32の入力として選択され、次のクロ
ックCLKの立ち上がりでラッチされてAOUT,BOUTとして出
力される。つまり、AOUTとBOUTは前の状態を保持してい
る。
逆に、第3図のいずれのケースにも該当しない場合は、
ノイズはないとみなされ、ノイズ検出部10の出力cは1
になり、信号SGNLが1になってアンドゲート22,24が開
き、ENCAとENCBがFF31と32の入力として選択され、次の
クロックCLKの立ち上がりでラッチされてAOUT,BOUTとし
て出力される。つまり、変化後の信号を出力する。
このような動作における各信号のタイムチャートを第4
図に示す。
ENCA,ENCBにはAの部分で第3図に示す4種類のケース
のノイズがのっているが、これらのノイズは、すべて検
出され除去されて、AOUT,BOUTにはノイズがのっていな
い。第5図は第4図のA部分の拡大図である。
〈効果〉 本考案によれば、A相信号とB相信号は原理的には同時
に変化しないというインクリメンタル型エンコーダの特
性を利用することによって、簡単なロジック回路を付加
するだけでA相信号とB相信号に入ったノイズを有効に
除去できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はA相信号とB相信号のレベル変化の説明図。第
2図は本考案の一実施例を示した構成図、第3図〜第5
図は第2図の回路の動作説明図である。 10…ノイズ検出部、20…信号選択部、30…データラッチ
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】A相信号とB相信号を出力するインクリメ
    ンタル型エンコーダのノイズ除去回路において、 A相信号とB相信号の変化をチェックし、A相信号とB
    相信号の両方が同時に変化した場合はノイズ有りの検出
    信号を発生し、それ以外の場合はノイズなしの検出信号
    を発生するノイズ検出部と、 このノイズ検出部がノイズ有りの検出信号を発生した場
    合は変化前のA相信号とB相信号を選択して出力し、ノ
    イズなしの検出信号を発生した場合は変化後のA相信号
    とB相信号を選択して出力する信号選択部と、 この信号選択部の出力をラッチして出力するデータラッ
    チ部、 を具備したエンコーダのノイズ除去回路。
JP1150789U 1989-02-02 1989-02-02 エンコーダのノイズ除去回路 Expired - Lifetime JPH0716974Y2 (ja)

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JP1150789U JPH0716974Y2 (ja) 1989-02-02 1989-02-02 エンコーダのノイズ除去回路

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JPH02103225U JPH02103225U (ja) 1990-08-16
JPH0716974Y2 true JPH0716974Y2 (ja) 1995-04-19

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