JPH07169247A - ビデオ編集方法 - Google Patents

ビデオ編集方法

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JPH07169247A
JPH07169247A JP5313783A JP31378393A JPH07169247A JP H07169247 A JPH07169247 A JP H07169247A JP 5313783 A JP5313783 A JP 5313783A JP 31378393 A JP31378393 A JP 31378393A JP H07169247 A JPH07169247 A JP H07169247A
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洋一 尾上
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シンク・ロール編集が簡単にできるビデオ編
集方法を提供する。 【構成】 第1及び第2の映像信号再生手段1,2から
同時に再生される2系統の映像素材による映像信号を、
映像切換手段27で適宜切換えて1系統の映像信号と
し、この1系統の映像信号を記録して編集された映像プ
ログラムを得るビデオ編集方法において、再生手段1,
2から同時に再生される2系統の映像素材による映像信
号を、リアルタイムの入力操作に基づいた映像切換手段
27での切換えで1系統の映像信号とし、このときの切
換タイミング及び切換状態の情報を記憶手段34に記憶
させ、再度第1及び第2の映像素材による映像信号を同
時に再生させたとき、記憶手段34に記憶された情報に
基づいて、映像切換手段27で上記入力操作による切換
えと同じ切換えを再現させて、この切換えにより得られ
る1系統の映像信号を編集された映像プログラムとして
記録するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば複数台のVTR
(ビデオテープ記録・再生装置)を使用して、ビデオテ
ープの編集を行う場合に好適なビデオ編集方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、複数台のVTRのビデオテープか
ら再生される映像信号を編集して、1台のVTRのビデ
オテープに記録する場合に、例えば図4に示すシステム
構成のビデオ編集装置が使用されていた。図4におい
て、1及び2は第1及び第2の再生側VTRを示し、こ
の第1及び第2の再生側VTR1及び2でのビデオテー
プからの再生タイミングは、編集全体を制御するコント
ローラ7により制御されるようにしてある。
【0003】そして、第1の再生側VTR1から出力さ
れる映像信号V1を、ビデオエフェクタ3に供給する。
このビデオエフェクタ3では、コントローラ7の制御に
基づいて、必要により画像に特殊効果を付加する処理
(以下エフェクト処理と称する)を行う。そして、この
ビデオエフェクタ3が出力する映像信号を、ビデオスイ
ッチャ4に供給する。また、第2の再生側VTR2から
出力される映像信号V2を、ビデオスイッチャ4に供給
する。
【0004】そして、このビデオスイッチャ4でコント
ローラ7の制御に基づいて2系統の映像信号を適宜切換
えて、編集された1系統の映像信号V3とし、この映像
信号V3を記録側VTR6に供給してビデオテープに記
録させる。この記録側VTR6での記録動作も、コント
ローラ7の制御に基づいて行われる。また、システム構
成によっては、図4に破線で示すように、第2の再生側
VTR2から出力される映像信号V2もビデオエフェク
タ3に供給し、2系統の映像信号V1,V2を合成させ
る処理を行う。
【0005】そして、第1の再生側VTR1から出力さ
れる映像信号V1を、第1の副モニタ11に供給して表
示させると共に、第2の再生側VTR2から出力される
映像信号V2を、第2の副モニタ12に供給して表示さ
せる。また、ビデオスイッチャ4が出力する映像信号V
3を、主モニタ13に供給して表示させる。
【0006】そして、第1の再生側VTR1が出力する
音声信号A1と、第2の再生側VTR2が出力する音声
信号A2とを、オーディオミキサ5に供給し、コントロ
ーラ7の制御に基づいて、2系統の音声信号A1,A2
を1系統の音声信号A3に合成する混合処理を行う。そ
して、合成して得た音声信号A3を、記録側VTR6に
供給してビデオテープに記録させる。
【0007】そして、各再生側VTR1,2及び記録側
VTR6に装着されたビデオテープのタイムコードデー
タを、コントローラ7に伝送させ、このコントローラ7
で供給されるタイムコードに基づいて再生位置や記録位
置を判断して、各VTR1,2,6の再生動作や記録動
作を制御する。従って、各VTR1,2,6とコントロ
ーラ7との間は、双方向で通信ができる状態に接続させ
る。この接続には、例えばRS−232Cなどの規格の
通信用インターフェースを使用する。
【0008】そして、ビデオエフェクタ3,ビデオスイ
ッチャ4,オーディオミキサ5での処理は、コントロー
ラ7で対応したVTRのタイムコードが編集点のコード
になったとき、各処理装置3,4,5に処理を開始させ
る制御指令を伝送させ、処理を開始させる。
【0009】なお、ビデオエフェクタ3,ビデオスイッ
チャ4,オーディオミキサ5及びコントローラ7は、通
常はそれぞれ別体で構成され、それぞれが個別にマイク
ロコンピュータで構成されたコントローラを内蔵してい
る。また、コントローラ7としてはパーソナルコンピュ
ータが使用される場合がある。
【0010】このように構成された編集システムを使用
して、2台の再生側VTR1,2に装着されたビデオテ
ープに記録された映像素材に基づいて、記録側VTR6
に装着されたビデオテープに、編集された映像プログラ
ムを記録させることができる。
【0011】ところで、このような構成の編集システム
により行う編集として、シンク・ロール編集と称される
同期編集を行うことがある。このシンク・ロール編集
は、2台の再生側VTRを同時に連続して再生させた状
態で、記録側VTRも同時に記録を開始させる。この状
態で、2台の再生側VTRから再生される2系統の映像
を同時にモニタして、この2系統の再生映像の中で好ま
しい方の映像を選択して切換え、記録側VTRで記録さ
せて映像プログラムを完成させる編集方法である。
【0012】このシンク・ロール編集を行うためには、
まず以下のようにして撮影した複数本の素材テープを得
る。例えば図3に示すように、コンサート等のステージ
Sを、アングル等が異なる複数台(ここでは2台)のビ
デオカメラC1,C2で連続的に同時に撮影し、それぞ
れのビデオカメラC1,C2で撮影した映像信号を、そ
れぞれ別のVTRで記録して、2本の素材テープA,B
を得る。
【0013】そして、この2本の素材テープA,Bを使
用してシンク・ロール編集を行う場合には、この2本の
素材テープA,Bを記録したときと同じタイミングで同
時(図3のタイミングt0 )に再生させ、この2本の素
材テープA,Bによる映像を、それぞれ別のモニタ受像
機に表示させると同時に、記録側VTRもこのタイミン
グt0 で記録を開始させる。この状態で、2台のモニタ
に表示される映像を操作する者が見て、良好な方の映像
素材に適宜切換えて(図3のタイミングt1 ,t2 ,‥
‥)、この切換えられた映像を記録側VTRに記録させ
る。従って、2本の素材テープA,Bの再生が終了した
時点で、記録側VTRに記録された映像プログラムも完
成する。
【0014】このようにシンク・ロール編集を行うこと
で、同時に撮影して得た複数本の素材テープを使用した
編集の作業効率が向上する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
シンク・ロール編集を行う際には、1回の上述した編集
処理で、完璧な映像プログラムを完成させるのは困難
で、通常は編集のリハーサルを行って、編集状態を確認
してから、再度同じ編集を行うようにしていた。即ち、
最初にリハーサルとして、記録側VTRを作動させず、
複数台の再生側VTRだけを同時に再生させ、モニタ画
面上で編集状態を確認する。そして、確認した編集状態
が良ければ、再度複数台の再生側VTRを同時に再生さ
せると共に、記録側VTRでの記録を開始させ、リハー
サル時と同じ切換を行うシンク・ロール編集を行う。
【0016】ところが、切換操作を行うのは手動である
ので、リハーサル時と全く同じ切換操作による編集を行
うのは困難であり、リハーサル時には上手く編集できて
も、本番の際には失敗する可能性があり、上手く編集で
きるまで何度もやり直す必要があった。このため、結果
として編集に時間がかかってしまう場合が多い。また、
シンク・ロール編集を行う操作者は、このような失敗を
しないように注意をする必要があるため、編集操作時の
心理的な負担が大きかった。
【0017】本発明の目的は、この種のシンク・ロール
編集が簡単にできるビデオ編集方法を提供することにあ
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、例えば図1に
示すように、第1及び第2の映像信号再生手段1,2か
ら同時に再生される第1及び第2の映像素材による映像
信号を、映像切換手段27で適宜切換えて1系統の映像
信号とし、この1系統の映像信号を映像信号記録手段6
に記録して編集された映像プログラムを得るビデオ編集
方法において、第1及び第2の映像信号再生手段1,2
から同時に再生される第1及び第2の映像素材による映
像信号を、リアルタイムの入力操作に基づいた映像切換
手段27での切換えで1系統の映像信号とし、このとき
の映像切換手段27での切換タイミング及び切換状態の
情報を映像切換手段27の制御部31に接続された記憶
手段34に記憶させ、再度第1及び第2の映像素材によ
る映像信号を同時に再生させたとき、記憶手段34に記
憶された情報に基づいて、映像切換手段27で上記入力
操作による切換えと同じ切換えを再現させて、この切換
えにより得られる1系統の映像信号を編集された映像プ
ログラムとして映像信号記録手段6に記録するようにし
たものである。
【0019】また、上述した場合に記憶手段34に、映
像信号に付加する特殊効果の情報を記憶するようにし、
記憶手段34の記憶情報に基づいて切換えを再現すると
き、映像に付加された特殊効果も再現するようにしたも
のである。
【0020】
【作用】本発明によれば、一旦記憶手段に記憶されたリ
ハーサル時の編集状態を、自動的な操作で再現すること
ができ、リハーサル時に上手く編集できたときには、そ
の編集状態で映像プログラムを完成させることができ
る。
【0021】また、上述した場合に映像信号に付加する
特殊効果の情報も同時に記憶手段に記憶させることで、
特殊効果を付与した編集も再現できるようになる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1〜図3を参
照して説明する。この図1〜図3において、従来例で説
明した図4に対応する部分には同一符号を付し、その詳
細説明は省略する。
【0023】図1は本例のビデオ編集方法が適用される
ビデオ編集装置とその周辺の構成を示す図で、図中20
はビデオ編集装置全体を示し、このビデオ編集装置20
は、供給される映像信号に特殊効果を付加するエフェク
タとしての機能と、複数の入力映像を切換えるスイッチ
ャとしての機能と、複数の入力音声の混合状態を変える
オーディオミキサとしての機能と、接続されたVTRの
動作を制御する編集コントローラとしての機能とを1台
で有するようにしたもので、図2に示すように、1台の
編集装置20の前面部にビデオスイッチャ部20aとV
TRコントロール部20bとオーディオミキサ部20c
とタイムコード表示部35とが配置されて構成される。
そして、本例のビデオ編集装置20は、図1に示すよう
に、2台の再生側VTR1,2と1台の記録側VTR6
とが接続される。
【0024】このビデオ編集装置20の構成について説
明すると、第1及び第2の再生側VTR1及び2から再
生される映像信号を、それぞれ別の映像信号入力端子2
1,22に供給し、各入力端子21,22に得られる映
像信号を、それぞれ切換スイッチ23,24の固定接点
に供給する。そして、この切換スイッチ23,24の可
動接点の切換えで、第1のVTR1から供給される映像
信号と、第2のVTR2から供給される映像信号とを切
換える。この切換えは、この編集装置20のシステムコ
ントローラ31により制御される。
【0025】そして、切換スイッチ23で選択された映
像信号を、第1のフレームメモリ25に供給し、切換ス
イッチ24で選択された映像信号を、第2のフレームメ
モリ26に供給する。このそれぞれのフレームメモリ2
5,26は、映像信号に特殊効果を付加するエフェクト
処理を行うためのもので、例えば画面を複数に分割する
マルチ画面にしたり、モザイク状の映像にしたり、映像
の色を変化させたり、その他種々の処理ができるように
してある。このエフェクト処理は、システムコントロー
ラ31により制御される。但し、エフェクト処理をせず
に、フレームメモリからそのまま映像信号を出力させる
場合もある。
【0026】そして、各フレームメモリ25,26が出
力する映像信号を、スイッチャ部27に供給する。この
スイッチャ部27では、供給される2系統の映像信号の
中の何れかの映像信号を選択して出力する処理(場合に
よっては2系統の映像信号を合成して出力する)が行わ
れ、システムコントローラ31の制御に基づいて出力映
像信号の選択が行われる。そして、このスイッチャ部2
7で選択された映像信号を、映像信号出力端子28に供
給し、この出力端子28に接続された記録側VTR6に
供給する。なお、図2に示す前面パネルのビデオスイッ
チャ部20a内のフェーダーレバー32aの操作によ
り、2系統の映像信号の選択が行われる。即ち、フェー
ダーレバー32aを前方に倒すことで、一方の系統の映
像が選択されて出力され、後方に倒すことで、他方の系
統の映像が選択されるようになっている。
【0027】なお、この編集システムでのモニタ受像機
の接続としては、例えば第1の再生側VTR1から出力
される映像信号を第1の副モニタ11に供給し、第2の
再生側VTR2から出力される映像信号を第2の副モニ
タ12に供給し、映像信号出力端子28から出力されて
記録側VTR6に供給される映像信号を主モニタ13に
供給する。
【0028】次に、このビデオ編集装置20のシステム
コントローラ31の周辺の構成について説明すると、本
例のシステムコントローラ31はマイクロコンピュータ
で構成され、装置の前面に配された操作キー32の操作
情報が供給され、この操作キー32の操作に基づいて各
種制御が行われる。また、このシステムコントローラ3
1には、タイムコードカウンタ33とメモリ34が接続
される。タイムコードカウンタ33は、内部に基準とな
る同期パルス発生手段を有し、発生される同期パルスを
カウントしてタイムコードデータを生成させる回路で、
得られたタイムコードデータをシステムコントローラ3
1に供給する。また、メモリ34は、設定された編集点
のデータなどの制御に必要なデータを記憶し、システム
コントローラ31が必要により記憶データを読出せるよ
うにしてある。このメモリ34に記憶させる編集点のデ
ータとして、本例の場合にはシンク・ロール編集のリハ
ーサル時のスイッチャ部27での切換状態のデータを、
このときの編集点のタイムコードデータと共に記憶する
ようにしてある。
【0029】そして、システムコントローラ31には、
タイムコード表示部35が接続してあり、各VTRのタ
イムコードを表示するようにしてある。
【0030】また、この編集装置20と接続された各V
TR1,2,6は、その制御用端子が編集装置20の通
信端子36と接続され、この通信端子36を介してシス
テムコントローラ31から制御指令を各VTR1,2,
6に供給できるようにしてある。この制御指令の伝送
で、各VTR1,2,6の記録・再生動作が行われる。
また、各VTR1,2,6側からは通信端子36を介し
てシステムコントローラ31に、各VTRに装着された
ビデオテープのタイムコードデータが供給されるように
してある。
【0031】そして、システムコントローラ31では、
供給される各VTRのタイムコードを、タイムコード表
示部35に表示させると共に、各VTRのタイムコード
を判断して、記録や再生の制御を行う。
【0032】なお、音声信号のミキサ部の構成について
は図示しないが、各再生側VTR1,2から再生される
音声信号を混合して、記録側VTR6に供給するように
してある。
【0033】次に、本例の編集装置を使用して編集処理
を行う場合の動作を説明する。ここでは、シンク・ロー
ル編集を行う場合について、図3を参照して説明する。
このシンク・ロール編集を行うためには、まずコンサー
ト等のステージSを、アングル等が異なる複数台(ここ
では2台)のビデオカメラC1,C2で連続的に同時に
撮影し、それぞれのビデオカメラC1,C2で撮影した
映像信号を、それぞれ別のVTRで記録して、2本の素
材テープA,Bを得る。
【0034】そして、この2本の素材テープA,Bを使
用してシンク・ロール編集を行うのであるが、本例の場
合にはまずシンク・ロール編集のリハーサルを行う。こ
こでは、第1の再生側VTR1に素材テープAを装着
し、第2の再生側VTR2に素材テープBを装着する。
そして、この第1,第2の再生側VTR1,2で、この
2本の素材テープA,Bを記録したときと同じタイミン
グで同時(図3のタイミングt0 )に再生させ、この2
本の素材テープA,Bによる映像を、それぞれ別の副モ
ニタ11,12に表示させる。そして、両モニタ11,
12に表示される映像を操作者が見て、好ましい方の映
像をビデオスイッチ部20aのフェーダーレバー32a
(図2参照)のリアルタイムでの操作により切換え、切
換えられた映像を出力端子28に接続された主モニタ1
3に表示させる。なお、このリハーサル時には、記録側
VTR6は作動させない。
【0035】そして、このリハーサル時にリアルタイム
でフェーダーレバー32aを操作した情報は、システム
コントローラ31に接続されたメモリ34に記憶させて
おく。このとき記憶される情報としては、フェーダーレ
バー32aが操作された時点の各再生側VTR1,2の
タイムコードと、そのときに切換えられる状態(何れの
素材から何れの素材に切換えられたかの情報,切換えに
要するトランジション時間,画面の切換方法など)など
がある。
【0036】例えば、図3の例で、リハーサル時にタイ
ミングt1 ,t2 ,‥‥でフェーダーレバー32aが操
作されたとき、各タイミングでのこれらの切換えに関す
る情報をメモリ34が記憶する。
【0037】また本例においては、このリハーサル時に
おいて、映像の切換のとき、或いは切換えと関連のない
ときに、映像エフェクト部を構成するフレームメモリ2
5,26を使用して、映像に特殊効果を付与する処理が
行われたときには、この特殊効果の付与状態に関する情
報と、付与したタイミングのタイムコード情報とをメモ
リ34に記憶させる。
【0038】そして、2本の素材テープA,Bによる映
像の再生を全て終了した段階で、リハーサルを終了す
る。ここで、編集操作を行っている者が、良好な編集状
態でリハーサルができたと判断したときには、メモリ3
4に記憶された情報に基づいた自動的なシンク・ロール
編集を実行させる。この自動的なシンク・ロール編集と
しては、まず第1,第2の再生側VTR1,2で2本の
素材テープA,Bを巻き戻してから再度同時に再生させ
ると共に、記録側VTR6での記録も開始させる。そし
て、各VTR1,2での再生により得られるタイムコー
ドが、リハーサル時にメモリ34に記憶されたタイムコ
ードになったとき、このタイムコードと共に記憶された
切換状態などの制御情報に基づいて、リハーサル時に行
った切換や特殊効果の付与を再現させる。
【0039】このようにしてメモリ34の記憶情報に基
づいて、切換や特殊効果の付与を再現させて記録側VT
R6で記録させることで、このときの2本の素材テープ
A,Bの再生が終了すると同時に、記録側VTR6で編
集済の映像プログラムが記録されたテープが得られる。
【0040】なお、リハーサルを行った後に、記録側V
TR6での記録をせずに、再度第1,第2の再生側VT
R1,2で2本の素材テープA,Bを再生させて、メモ
リ34の記憶情報に基づいて、主モニタ13での表示だ
けで編集状態を再度確認するようにして、この確認をし
た上で上述した編集済の映像プログラムを得るための自
動的な編集処理を行っても良い。
【0041】そして、上述したリハーサルをした結果が
好ましくない場合には、所定の操作キー32の操作で、
メモリ34の記憶情報を消去して、再度リハーサルから
やり直すようにすれば良い。或いは、気に入らない編集
箇所だけを、部分的にリハーサルし直して、メモリ34
の記憶情報を部分的に修正するようにしても良い。
【0042】このように本例の編集方法によると、シン
ク・ロール編集をリハーサルしたときの操作情報をメモ
リ34に記憶させて、このメモリ34の記憶情報よりシ
ンク・ロール編集を再現できるようにしたことで、シン
ク・ロール編集の作業性が大幅に向上する。即ち、リハ
ーサル時に一度気に入った編集ができれば、必ず同じ編
集状態の映像プログラムが得られるので、リハーサル時
の編集状態を編集操作者が覚えておいたりメモをする必
要がなく、操作者の負担が大幅に軽減される。また、万
一リハーサル状態が気に入らない場合には、リハーサル
をやり直すだけでよく、記録側VTR6での記録をやり
直す必要がなく、編集に必要な時間の短縮につながる。
【0043】なお、上述実施例では2台の再生側VTR
と1台の記録側VTRとを使用する編集システムを使用
した説明としたが、再生側VTRや記録側VTRの台数
を増やしても良い。例えば、3台或いはそれ以上の再生
側VTRを用意して、3本或いはそれ以上の素材テープ
からシンク・ロール編集を行うようにしても良い。ま
た、VTR以外の映像記録装置や映像再生装置(例えば
ビデオディスクを記録媒体として使用した記録・再生装
置)を使用するようにしても良い。
【0044】
【発明の効果】本発明によると、一旦記憶手段に記憶さ
れたリハーサル時の編集状態を、自動的な操作で再現す
ることができ、リハーサル時に上手く編集できたときに
は、その編集状態で映像プログラムを完成させることが
でき、いわゆるシンク・ロール編集を行う場合の作業性
が向上すると共に、編集作業者の負担が軽減される。
【0045】また、上述した場合に映像信号に付加する
特殊効果の情報も同時に記憶手段に記憶させることで、
特殊効果を付与した編集も再現できるようになり、より
高度なシンク・ロール編集が簡単にできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の編集方法に使用する編集装
置とその周辺の構成を示す構成図である。
【図2】本発明の一実施例の編集方法に使用する編集装
置の外観を示す平面図である。
【図3】一実施例によるシンク・ロール編集状態を示す
説明図である。
【図4】従来の編集システムを示す構成図である。
【符号の説明】
1 第1の再生側VTR 2 第2の再生側VTR 6 記録側VTR 20 ビデオ編集装置 21,22 映像信号入力端子 25 第1のフレームメモリ 26 第2のフレームメモリ 27 スイッチャ部 28 映像信号出力端子 31 システムコントローラ 32 操作キー 33 タイムコードカウンタ 34 メモリ 35 タイムコード表示部 36 通信用端子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2の映像信号再生手段から同
    時に再生される第1及び第2の映像素材による映像信号
    を、映像切換手段で適宜切換えて1系統の映像信号と
    し、この1系統の映像信号を映像信号記録手段に記録し
    て編集された映像プログラムを得るビデオ編集方法にお
    いて、 上記第1及び第2の映像信号再生手段から同時に再生さ
    れる第1及び第2の映像素材による映像信号を、リアル
    タイムの入力操作に基づいた上記映像切換手段での切換
    えで1系統の映像信号とし、このときの上記映像切換手
    段での切換タイミング及び切換状態の情報を上記映像切
    換手段の制御部に接続された記憶手段に記憶させ、 再度上記第1及び第2の映像素材による映像信号を同時
    に再生させたとき、上記記憶手段に記憶された情報に基
    づいて、上記映像切換手段で上記入力操作による切換え
    と同じ切換えを再現させて、この切換えにより得られる
    1系統の映像信号を編集された映像プログラムとして上
    記映像信号記録手段に記録するようにしたビデオ編集方
    法。
  2. 【請求項2】 上記記憶手段に、映像信号に付加する特
    殊効果の情報を記憶するようにし、上記記憶手段の記憶
    情報に基づいて切換えを再現するとき、映像に付加され
    た特殊効果も再現するようにした請求項1記載のビデオ
    編集方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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