JPH08205077A - Vtr編集システム - Google Patents

Vtr編集システム

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Publication number
JPH08205077A
JPH08205077A JP7014632A JP1463295A JPH08205077A JP H08205077 A JPH08205077 A JP H08205077A JP 7014632 A JP7014632 A JP 7014632A JP 1463295 A JP1463295 A JP 1463295A JP H08205077 A JPH08205077 A JP H08205077A
Authority
JP
Japan
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video
point
editing
vtr
edit
Prior art date
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Pending
Application number
JP7014632A
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English (en)
Inventor
Tadao Sashita
忠男 指田
Takahiko Sudo
崇彦 須藤
Isato Fujinuma
勇人 藤沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Nippon Hoso Kyokai NHK
Japan Broadcasting Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 編集作業の実行中に、編集点前後の映像を静
止画形式で4分割表示し、これによって編集作業を中断
させることなく、画残りの有無などの、編集点の確認を
行うことを可能にする。 【構成】 再生用VTR3によって編集対象となる映像
を再生して編集し、編集済みの映像を収録用VTR9に
録画する際、編集機2及び制御ボックス4によってIN
点用映像メモリ装置5と、OUT点用映像メモリ装置7
とを制御して、IN点用モニタ6上に、編集開始点の3
フィールド前、1フィールド前の各映像と、1フィール
ド後、3フィールド後の各映像とを4分割静止画として
表示するとともに、OUT点用モニタ8上に、編集終了
点の3フィールド前、1フィールド前の各映像と、1フ
ィールド後、3フィールド後の各映像とを4分割静止画
として表示し、編集点部分の確認作業を容易にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、VTRを用いて映像の
編集を行う際、編集点が指定される毎に、例えば4分割
静止画像で、編集点の前後にある映像を確認のために表
示させて、編集作業を容易にすることを可能とするVT
R編集システムに関する。
【0002】
【従来の技術】VTR編集を行う場合には、最初にオフ
ライン編集が行われ、その後オンライン編集が行われ
て、番組内容に対応した映像が作られる。
【0003】このオフライン編集では、再生用VTRに
は編集対象となる映像を録画したビデオテープがセット
される一方、収録用VTRにはS−VHSテープがセッ
トされ、この状態で、再生用VTR及び収録用VTRに
接続された編集機が操作される。そして、再生用VTR
にセットされたビデオテープに録画された映像が早送
り、巻戻しされ、番組内容に沿って編集の開始点(IN
点)と編集の終了点(OUT点)とを組として1組また
は複数組が指定される。すると、編集機のプログラム編
集機能などによって再生用VTRにセットされたビデオ
テープが再生され、編集の開始点から編集の終了点まで
の映像が再生されるとともに、この映像が前記収録用V
TRに送られて、S−VHSテープに録画される。
【0004】以下、このような編集作業(仮編集作業)
が繰り返し行われて再生用VTRにより番組に必要な映
像が再生され、これが収録用VTRに送られてS−VH
Sテープに録画される。
【0005】そして、オンライン編集では、仮編集作業
により番組の内容に沿った映像が録画されたS−VHS
テープが収録用VTRから取り出され、これがデータ読
取装置にセットされた後、このデータ読取装置によっ
て、セットされているS−VHSテープが再生され、デ
ータが読み取られるとともに、これによって得られた編
集データに対し、必要な補正が行われ、放送で使用され
る編集データが作られる。
【0006】その後、この編集データが使用されて、放
送用VTRで再度、映像の編集が行われて放送用のビデ
オテープが作られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のVTR編集システムにおいては、次に述べるよ
うな問題があった。
【0008】すなわち、再生用VTR、収録用VTR、
編集機などによって構成されるオフラインシステムで
は、その編集精度やデータ読取装置のデータ読取精度な
どの関係上、2つのフィールド画像によって構成される
1つのフレーム単位でしか、映像を編集することができ
ないため、スタジオなどのスイッチャーで切り替えられ
た映像などのように、フィールド単位で切り替えられた
映像を編集する際に1フレーム程度の誤差が生じる。そ
の結果、図5に示す如く編集点の前にある映像を構成す
るフレームに、1フィールド単位の画残りが生じてしま
うことがある。
【0009】そこで、このような編集点での画残りを無
くすために、オフライン編集やオンライン編集の途中な
どで、編集作業を中断して編集点をコマ送りし、モニタ
上で、画残りがあるかどうか、その都度、神経を集中し
て確認したり、オフライン編集やオンライン編集が終了
した時点で、収録用VTRにセットされているS−VH
Sテープなどを巻戻して、編集した映像部分を試写した
り、コマ送りなどして、画残りの有無などを確認しなけ
ればならない。
【0010】しかしながら、近年の番組、特に編集デー
タを使用した自動編集で得られた番組などでは、通常の
番組の映像でも、編集カット数が100カット以上にな
り、多いときには、編集カット数が500カットを越え
るような番組の映像もある。
【0011】このため、上述した編集点部分の確認方法
では、編集カット数が多い番組の確認を行うときには、
編集者の負担が多くなって、時間がかかり過ぎ、作業能
率も低下してしまうという問題があった。
【0012】本発明は上記の事情に鑑み、編集作業を実
行している最中に、編集点前後の映像を静止画形式で、
例えば4分割表示することができ、これによって編集作
業を中断させることなく、画残りの有無などの編集点の
確認を行うことができるVTR編集システムを提供する
ことを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、請求項1では、編集対象となる映像が
録画されたビデオテープを再生用VTRにセットし、こ
れを早送り、巻戻し、再生等の処理をしつつ編集を行っ
て編集済みの映像を収録用VTRに録画するVTR編集
システムにおいて、編集点が指定されたときには、前記
収録用及び再生用VTRより出力される映像の中から、
前記編集点を基準とする前後、複数フィールドの映像を
取り込み、これらの各映像を縮小して分割表示形式の静
止画を作成する静止画作成部と、この静止画作成部によ
って作成された静止画を表示するモニタ部と、を備えた
ことを特徴としている。
【0014】また、請求項2では、請求項1に記載のV
TR編集システムにおいて、前記静止画作成部は、編集
点が指定されたときには、前記収録用及び再生用VTR
より出力される映像の中から、前記編集点の前にある各
フレームの映像を構成する各第2フィールドの映像と、
前記編集点の後にある各フレームの映像を構成する各第
1フィールドの映像とを取り込み、これらの各映像を縮
小して分割表示形式の静止画を作成することを特徴とし
ている。
【0015】
【作用】上記の構成において、請求項1では、再生用V
TRに編集対象となる映像が録画されたビデオテープを
セットして、これを早送り、巻戻し、再生させながら、
編集を行って、編集済みの映像を収録用VTRに録画さ
せるVTR編集システムにおいて、編集点が指定された
とき、静止画作成部によって前記収録用及び再生用VT
Rから出力される映像の中から、前記編集点を基準とす
る、前後、複数フィールドの映像を取り込み、これらの
各映像を縮小して分割表示形式の静止画を作成し、モニ
タ部によって前記静止画作成部で作成された静止画を表
示する。これにより、編集作業を実行している最中に、
編集点前後の映像を静止画形式で、例えば4分割表示で
き、編集作業を中断させることなく、画残りの有無など
の、編集点の確認を行うことができる。このため、編集
者の負担が軽減され、作業能率が大幅に向上し、編集に
要する時間を大幅に短縮できる。
【0016】また、請求項2では、請求項1に記載のV
TR編集システムにおいて、前記静止画作成部により、
編集点が指定されたとき、前記収録用及び再生用VTR
から出力される映像の中から、前記編集点の前にある各
フレームの映像を構成する各第2フィールドの映像と、
前記編集点の後にある各フレームの映像を構成する各第
1フィールドの映像とを取り込み、これらの各映像を縮
小して分割表示形式の静止画を作成するようにしてい
る。
【0017】
【実施例】図1は本発明によるVTR編集システムの一
実施例を示すブロック図である。
【0018】この図に示すVTR編集システム1は、編
集機2と、再生用VTR3と、制御ボックス4と、IN
点用映像メモリ装置5と、IN点用モニタ6と、OUT
点用映像メモリ装置7と、OUT点用モニタ8と、収録
用VTR9とを備えている。そして、VTR編集システ
ム1では、再生用VTR3によって編集対象となる映像
を再生して編集し、編集済みの映像を収録用VTR9に
録画する際に、編集機2及び制御ボックス4によってI
N点用映像メモリ装置5とOUT点用映像メモリ装置7
とを制御して、IN点用モニタ6上に、編集開始点の3
フィールド前、1フィールド前の各映像と、1フィール
ド後、3フィールド後の各映像とを4分割静止画として
表示するとともに、OUT点用モニタ8上に、編集終了
点の3フィールド前、1フィールド前の各映像と、1フ
ィールド後、3フィールド後の各映像とを4分割静止画
として表示して、編集点部分の確認作業を容易にする。
【0019】編集機2は、編集者の操作内容に基づいて
各種の編集情報を生成するプログラム編集機能を持ち、
編集者によって各ボタン、各ダイヤルなどが操作された
とき、この操作内容に応じた制御パルスや制御情報、編
集点情報などを生成して、これらの情報を再生用VTR
3と、収録用VTR9と、制御ボックス4とに供給し、
これら再生用VTR3、収録用VTR9の再生動作、録
画動作などを制御したり、制御ボックス4の動作を制御
する。
【0020】再生用VTR3は、編集対象となる映像が
録画されたテープなどがセットされる部分であり、編集
機2からの制御情報に基づいて、早回し動作、巻戻し動
作、再生動作などを行って、セットされているテープな
どを再生し、これによって得られた映像をIN点用映像
メモリ装置5と、OUT点用映像メモリ装置7と、収録
用VTR9とに供給する。
【0021】制御ボックス4は、図2に示されるように
その機能上、フリーズ解除部4aと、フリーズタイミン
グ制御回路4bと、フリーズ制御部4cとを備えてい
る。
【0022】フリーズ解除部4aでは、編集機2からケ
ーブル100を介して編集点の約3秒前にパルスが入力
されると、これに応答してフリーズ解除信号がIN点用
映像メモリ装置5、OUT点用映像メモリ装置7に出力
される。
【0023】また、フリーズ制御部4cには、編集機2
から編集点の2〜3フレーム前にタイミングパルス、例
えば編集開始点の3フィールド前に出力される編集開始
点用タイミングパルスや編集終了点の3フィールド前に
出力される編集終了点用タイミングパルスがケーブル1
01及びフリーズタイミング制御回路4bを介して供給
されるようになっている。そして、このタイミングパル
スの入力に応答して、フリーズ制御部4cは、所要のタ
イミングで順次フリーズさせるための信号(フリーズ1
〜4;図3参照)をIN点用映像メモリ装置5またはO
UT点用映像メモリ装置7に出力する。
【0024】すなわち、この制御ボックス4のフリーズ
制御部4cでは、編集機2から出力される編集開始点用
タイミングパルスをフリーズタイミング制御回路4bを
介して入力すると、図3(a)〜(e)に示す如く収録
用VTR9及び再生用VTR3によって再生された映像
の中から、編集開始点の3フィールド前の映像(2フレ
ーム前の第2フィールドを構成する映像)と、1フィー
ルド前の映像(1フレーム前の第2フィールドを構成す
る映像)と、1フィールド後の映像(1フレーム後の第
1フィールドを構成する映像)と、3フィールド後の映
像(2フレーム後の第1フィールドを構成する映像)と
をフリーズさせるフリーズパルス(フリーズ1〜4)を
順次生成し、これをIN点用映像メモリ装置5に供給す
る。また、編集機2から編集終了点用タイミングパルス
が出力されたときにも、図3(a)〜(e)に示す如く
再生用VTR3及び収録用VTR9によって再生された
映像の中から、編集終了点の3フィールド前の映像(2
フレーム前の第2フィールドを構成する映像)と、1フ
ィールド前の映像(1フレーム前の第2フィールドを構
成する映像)と、1フィールド後の映像(1フレーム後
の第1フィールドを構成する映像)と、3フィールド後
の映像(2フレーム後の第1フィールドを構成する映
像)とをフリーズさせるフリーズパルス(フリーズ1〜
4)を順次生成し、これをOUT点用映像メモリ装置7
に供給する。なお、フリーズタイミング制御回路4bは
垂直同期信号のタイミングと一致したタイミングで信号
を出力するように調整する。
【0025】IN点用映像メモリ装置5は、制御ボック
ス4からフリーズパルスが供給される毎に、図4に示す
如く収録用VTR9及び再生用VTR3から供給される
映像信号をフィールド単位で取り込むとともに、これを
1/4に縮小して記憶する4フィールド分のIN点メモ
リ10などを備えており、制御ボックス4を介して編集
機2から静止画指示を示す制御情報が供給されていない
ときには、収録用VTR9及び再生用VTR3から供給
される映像信号を取り込んで、これをそのままIN点用
モニタ6に供給する。そして、制御ボックス4から静止
画指示を示す制御情報が出力されたときには、制御ボッ
クス4からフリーズパルスが供給される毎に、収録用V
TR9及び再生用VTR3から供給される映像信号をフ
ィールド単位で取り込み、これを1/4に縮小してIN
点メモリ10に記憶するとともに、記憶している内容に
基づいて、4分割表示の静止画信号を生成し、これをI
N点用モニタ6に供給する。その後、制御ボックス4を
介して編集機2からフリーズ状態を解除する制御情報が
出力されたとき、前記静止画信号の出力を停止して、収
録用VTR9及び再生用VTR3から供給される映像信
号の取り込みを再開して、これをそのままIN点用モニ
タ6に供給する処理を再開する。
【0026】IN点用モニタ6は、編集対象となる映像
の内、主に編集開始点部分の映像などを表示する部分で
あり、IN点用映像メモリ装置5から収録用VTR9及
び再生用VTR3から出力される映像信号がそのまま出
力されているときには、この映像信号を取り込んで表示
し、またIN点用映像メモリ装置5から静止画信号が出
力されているときには、この静止画信号で示される編集
開始点前後の映像を示す4分割静止画、例えば左上エリ
アに編集開始点の3フィールド前の映像が配置され、右
上エリアに編集開始点の1フィールド前の映像が配置さ
れ、左下エリアに編集開始点の1フィールド後の映像が
配置され、右下エリアに編集開始点の3フィールド後の
映像が配置された4分割静止画を表示する。
【0027】また、OUT点用映像メモリ装置7は、制
御ボックス4からフリーズパルスが供給される毎に、図
4に示す如く再生用VTR3及び収録用VTR9から供
給される映像信号をフィールド単位で取り込むととも
に、これを1/4に縮小して記憶する4フィールド分の
OUT点メモリ11などを備えており、制御ボックス4
を介して編集機2から静止画指示を示す制御情報が供給
されていないときには、収録用VTR9及び再生用VT
R3から供給される映像信号を取り込んで、これをその
ままOUT点用モニタ8に供給する。そして、制御ボッ
クス4から静止画指示を示す制御情報が出力されたと
き、制御ボックス4からフリーズパルスが供給される毎
に、収録用VTR9及び再生用VTR3から供給される
映像信号をフィールド単位で取り込み、これを1/4に
縮小してOUT点メモリ11に記憶するとともに、記憶
している内容に基づいて、4分割表示の静止画信号を生
成し、これをOUT点用モニタ8に供給する。その後、
制御ボックス4を介して編集機2からフリーズ状態を解
除する制御情報が出力されたとき、前記静止画信号の出
力を停止して、収録用VTR9及び再生用VTR3から
供給される映像信号の取り込みを再開して、これをその
ままOUT点用モニタ8に供給する処理を再開する。
【0028】OUT点用モニタ8は、編集対象となる映
像の内、主に編集終了点部分の映像などを表示する部分
であり、OUT点用映像メモリ装置7から収録用VTR
9及び再生用VTR3より出力される映像信号がそのま
ま出力されているときには、この映像信号を取り込んで
表示し、またOUT点用映像メモリ装置7から静止画信
号が出力されているときには、この静止画信号で示され
る編集終了点前後の映像を示す4分割静止画、例えば左
上エリアに編集終了点の3フィールド前の映像が配置さ
れ、右上エリアに編集終了点の1フィールド前の映像が
配置され、左下エリアに編集終了点の1フィールド後の
映像が配置され、右下エリアに編集終了点の3フィール
ド後の映像が配置された4分割静止画を表示する。
【0029】また、収録用VTR9は、編集後の映像が
録画されるテープなどがセットされる部分であり、編集
機2からの制御情報に基づいて、早回し動作、巻戻し動
作、再生動作などを行って、再生用VTR3から出力さ
れる映像信号を取り込み、これを編集済みの映像として
録画する。
【0030】このように、この実施例においては、再生
用VTR3によって編集対象となる映像を再生して編集
し、編集済みの映像を収録用VTR9に録画する際、編
集機2及び制御ボックス4によってIN点用映像メモリ
装置5と、OUT点用映像メモリ装置7とを制御して、
IN点用モニタ6上に、編集開始点の3フィールド前、
1フィールド前の各映像と、1フィールド後、3フィー
ルド後の各映像とを4分割静止画として表示するととも
に、OUT点用モニタ8上に、編集終了点の3フィール
ド前、1フィールド前の各映像と、1フィールド後、3
フィールド後の各映像とを4分割静止画として表示し、
編集点部分の確認作業を容易にするようにしたので、次
に述べる効果を得ることができる。
【0031】まず、従来のVTR編集システムでは、編
集点の確認を行うとき、編集点部分の各瞬間を注視しな
がら、各編集点を確認し、編集点の異常が見つかる毎
に、編集作業を中断して、試写やコマ送りを行って、編
集異常部分を再度、正確に確認しなければならないた
め、膨大な量の編集カットを行う場合には、作業に要す
る時間が長くなって、編集者の負担が大きくなり、確認
の見落としなどがしばしば発生して、画残りが発生する
ことが多い。
【0032】これに対し、本実施例では、編集作業を実
行している最中に、編集点前後の映像を静止画形式で、
4分割表示することができ、これによって編集作業を中
断させることなく、画残りの有無などの、編集点の確認
を行うことができ、これによって編集時の作業効率を著
しく向上させることができるとともに、編集に要する時
間を大幅に短縮させて、編集者の負担を大幅に軽減させ
ることができる。
【0033】さらに、高い機能を持っているVTR編集
室の稼動効率を高めることができ、これによって経済性
の面でも、大きな効果を期待することができる。
【0034】なお、上述した実施例においては、IN点
用映像メモリ装置5によって編集開始点側の映像を記憶
して、IN点用モニタ6上に編集開始点前後の4分割静
止画を表示するとともに、OUT点用映像メモリ装置7
によって編集終了点側の映像を記憶して、OUT点用モ
ニタ8上に編集終了点前後の4分割静止画を表示するよ
うにしているが、IN点用映像メモリ装置5及びIN点
用モニタ6に代えて、一般的に使用されている業務用の
4分割表示装置を使用し、さらにOUT点用映像メモリ
装置7及びOUT点用モニタ8に代えて、一般的に使用
されている業務用の4分割表示装置を使用するようにし
ても良い。
【0035】このようにしても、上述した実施例と同様
に、制御ボックス4によってこれら各4分割表示装置を
制御して、編集開始点の映像と、編集終了点の映像とを
フリーズさせ、編集開始点前後の4分割静止画と、編集
終了点前後の4分割静止画とを表示させることができ
る。
【0036】また、この際、編集開始点の映像と、編集
終了点の映像とをフリーズさせる前や、フリーズを解除
した後にも、これら各4分割表示装置上に、編集対象と
なる映像を4分割状態で表示させ、これによって静止画
と、動画とを同一の表示形態にするようにしても良い。
【0037】また、上述した実施例においては、編集機
2から任意に出力される制御パルスに基づいて、制御ボ
ックス4から複数のフリーズパルスを発生させるように
しているが、収録用VTR9及び再生用VTR3が編集
動作(EDIT動作)に入るときに、編集機2から自動
的に出力されるEDITパルスに基づいて、制御ボック
ス4から複数のフリーズパルスを発生させるようにして
も良い。
【0038】さらに、上述した実施例においては、IN
点用映像メモリ装置5のメモリ容量及びOUT点用映像
メモリ装置7のメモリ容量の関係から、編集開始点前後
の4フィールド分の映像と、編集終了点前後の4フィー
ルド分の映像とをIN点用モニタ6と、OUT点用モニ
タ8に各々4分割表示させるようにしているが、IN点
用映像メモリ装置5のメモリ容量及びOUT点用映像メ
モリ装置7のメモリ容量を大きくして、編集開始点前後
にある、6フィールド分以上の映像と、編集終了点前後
にある6フィールド分以上の映像とをIN点用モニタ6
と、OUT点用モニタ8とに各々分割表示させるように
しても良い。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように各請求項記載の発明
によれば、編集作業を実行している最中に、編集点前後
の映像を静止画形式で、例えば4分割表示することがで
き、これによって編集作業を中断させることなく、画残
りの有無などの編集点の確認を行うことができる。この
ため、編集者の作業負担を軽減して作業能率を大幅に向
上でき、編集に要する時間を大幅に短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるVTR編集システムの一実施例を
示すブロック図である。
【図2】本発明によるVTR編集システムにおける制御
ボックスの機能を示すブロック図である。
【図3】図1、図2に示す制御ボックスから出力される
各フリーズパルスと、編集対象となる映像の各フィール
ドとの関係を示すタイミング図である。
【図4】図1、図2に示すIN点用映像メモリ装置に記
憶される各フィールドの内容と、OUT点用映像メモリ
装置に記憶される各フィールドの内容とを示す模式図で
ある。
【図5】従来のVTR編集システムで生じる画残りを説
明するための模式図である。
【符号の説明】
1 VTR編集システム 2 編集機 3 再生用VTR 4 制御ボックス(静止画作成部) 4a フリーズ解除部 4b フリーズタイミング制御回路 4c フリーズ制御部 5 IN点用映像メモリ装置(静止画作成部) 6 IN点用モニタ(モニタ部) 7 OUT点用映像メモリ装置(静止画作成部) 8 OUT点用モニタ(モニタ部) 9 収録用VTR 10 IN点メモリ 11 OUT点メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 27/02 C

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 編集対象となる映像が録画されたビデオ
    テープを再生用VTRにセットし、これを早送り、巻戻
    し、再生等の処理をしつつ編集を行って編集済みの映像
    を収録用VTRに録画するVTR編集システムにおい
    て、 編集点が指定されたときには、前記収録用及び再生用V
    TRより出力される映像の中から、前記編集点を基準と
    する前後、複数フィールドの映像を取り込み、これらの
    各映像を縮小して分割表示形式の静止画を作成する静止
    画作成部と、 この静止画作成部によって作成された静止画を表示する
    モニタ部と、 を備えたことを特徴とするVTR編集システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のVTR編集システムに
    おいて、 前記静止画作成部は、 編集点が指定されたときには、前記収録用及び再生用V
    TRより出力される映像の中から、前記編集点の前にあ
    る各フレームの映像を構成する各第2フィールドの映像
    と、前記編集点の後にある各フレームの映像を構成する
    各第1フィールドの映像とを取り込み、これらの各映像
    を縮小して分割表示形式の静止画を作成することを特徴
    とするVTR編集システム。
JP7014632A 1995-01-31 1995-01-31 Vtr編集システム Pending JPH08205077A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7970259B2 (en) 1999-08-27 2011-06-28 Sony Corporation Recording and / or reproducing apparatus and editing method

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7970259B2 (en) 1999-08-27 2011-06-28 Sony Corporation Recording and / or reproducing apparatus and editing method

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