JPH07168603A - 多重化制御装置 - Google Patents

多重化制御装置

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JPH07168603A
JPH07168603A JP5315121A JP31512193A JPH07168603A JP H07168603 A JPH07168603 A JP H07168603A JP 5315121 A JP5315121 A JP 5315121A JP 31512193 A JP31512193 A JP 31512193A JP H07168603 A JPH07168603 A JP H07168603A
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JP
Japan
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cpu
unit
buffer
system switching
cpu unit
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Application number
JP5315121A
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English (en)
Inventor
Koichi Tanaka
浩一 田中
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 CPUユニットの外部に特別なハードウェア
を付加することなしにCPUの多重化を実現する。 【構成】 2ポートメモリ5a、5b、I/Oバス9を
介してCPUユニット1a、1b間のデータ伝送が行わ
れる。ユニットを切り換える場合は、現在マスタ系であ
るCPU2aが系切換回路6aを制御しバッファ閉信号
及び系切換信号を出力させる。バッファ閉信号の入力に
よりバッファ7aは閉となりユニット1aはスタンバイ
系となる。系切換回路6bは系切換信号線10から系切
換信号が入力されるとバッファ7bにバッファ開信号を
出力する。バッファ7bは開となりユニット1bはマス
タ系となる。CPU2aに異常が発生した場合は回路6
aがこの異常を検出してバッファ閉信号及び系切換信号
を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばプラントを制
御、監視する計装制御装置に用いる多重化制御装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】CPUを使用してプロセスを制御するよ
うな計装制御システムにおいては、CPUの故障はプロ
セスの操業効率の低下につながるだけでなく、プロセス
の安全性維持等から許されない。そのため、高信頼性を
要求されるプロセス制御においては、予め複数のCPU
を用意しておくCPUの多重化方式がとられている。
【0003】図5は例えば特公昭60−237545号
公報等に示された従来の多重化制御装置のブロック図で
あり、プロセスを制御する計装制御システムに用いられ
た例を示している。21a、21bはCPUユニット、
22a、22bはそれぞれCPUユニット21a、21
b内のCPU、23a、23bはCPU22a、22b
のプログラムを記憶するSRAMであるプログラムメモ
リ、24a、24bはCPU22a、22bの演算結果
を記憶するデータメモリである。
【0004】また、25a、25bはCPUユニット2
1a、21bを接続するデータ伝送装置、27はCPU
ユニット21a、21bを切り換えるためのCPU切換
装置、28a、28bはプログラムメモリ23a、23
bのバックアップ電源であるバッテリー、29、29
a、29bはI/Oバス、31はI/Oバス29を介し
てCPUユニット21a、21bに接続され図示しない
プロセスを制御するためのプロセス入出力装置である。
【0005】次に、このような多重化制御装置の動作に
ついて説明する。いま、CPUユニット21aをマスタ
系、CPUユニット21bをスタンバイ系とすると、C
PU切換装置27は図5に示すようにCPUユニット2
1a側のI/Oバス29aを選択しており、プロセス入
出力装置31はCPUユニット21aと接続されてい
る。CPUユニット21a内のCPU22aは、プログ
ラムメモリ23aに記憶された内容を逐次読み出して実
行し、その実行結果をデータメモリ24aへ出力し、ま
たI/Oバス29a、CPU切換装置27、I/Oバス
29を介してプロセス入出力装置31へ出力しプロセス
を制御する。
【0006】この多重化制御装置では、CPUユニット
21a、21bの同期化を行うために、データ伝送装置
25a、25bを介してマスタ系であるCPUユニット
21a側からスタンバイ系であるCPUユニット21b
側へデータ伝送を行っている。また、CPU切換装置2
7にCPUユニット21b側のI/Oバス29bを選択
させることにより、マスタ系とスタンバイ系の切り換え
が行われ、CPUユニット21bがマスタ系、CPUユ
ニット21aがスタンバイ系となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の多重化制御装置
は以上のようにしてCPUの多重を実現しているので、
CPUユニットの外部にCPUユニットの同期化を行う
ためのデータ伝送装置やCPUを切り換えるためのCP
U切換装置が必要であるという問題点があった。また、
CPUの多重化が不要なシステムにこのCPU多重化装
置を利用しようとすると、不要であるはずのデータ伝送
装置やCPU切換装置を外すことができず、コストアッ
プ要因になるという問題点があった。また、プログラム
変更を容易にするためにCPUユニット内のプログラム
メモリをSRAMとし、そのバックアップ電源用にバッ
テリーを設けているため、バッテリーの保守が必要であ
るという問題点があった。
【0008】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、第1の目的は、CPUユニットの外部に特
別なハードウェアを付加することなく、かつ簡単な構成
でCPUユニットの同期化及び切り換えを実現できる多
重化制御装置を提供するものである。また、第2の目的
は、CPUの多重化が不要な場合には不要なブロックを
外すことができる多重化制御装置を提供するものであ
る。また、第3の目的は、CPUユニット内のバックア
ップ電源用のバッテリーをなくすことができる多重化制
御装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の多重化制御装置
のマスタCPUユニットのCPUは、ユニット内のプロ
グラムメモリのプログラムに従って、バッファを介して
プロセスから入力したデータを演算処理し、その演算結
果のデータをユニット内のデータメモリに記憶すると共
に、バッファ及びI/Oバスを介してスタンバイCPU
ユニットの2ポートメモリに他方の入出力端子から記憶
させ、スタンバイCPUユニットのCPUは、マスタC
PUユニットのCPUがユニット内の2ポートメモリに
記憶させたデータを一方の入出力端子から読み出し、ユ
ニット内のデータメモリに記憶させて同期化することを
特徴とする。
【0010】また、各CPUユニットの系切換回路は系
切換信号線で相互に接続されており、マスタCPUユニ
ットからスタンバイCPUユニットに切換わるCPUユ
ニットの系切換回路は、ユニット内のバッファにバッフ
ァ閉信号を出力してユニット内のCPUとI/Oバスと
を切離すと共に、系切換信号線を介してマスタCPUユ
ニットに切換わるCPUユニットの系切換回路に系切換
信号を伝送し、スタンバイCPUユニットからマスタC
PUユニットに切換わるCPUユニットの系切換回路
は、系切換信号線を介して伝送される系切換信号を入力
して、ユニット内のバッファにバッファ開信号を出力し
てユニット内のCPUとI/Oバスとを接続することを
特徴とする。
【0011】また、各CPUユニットの系切換回路は系
切換信号線で相互に接続されており、マスタCPUユニ
ットからスタンバイCPUユニットに切換わるCPUユ
ニットの系切換回路は、ユニット内のバッファにバッフ
ァ閉信号を出力してユニット内のCPUとI/Oバスと
を切離すと共に、系切換信号線を介してマスタCPUユ
ニットに切換わるCPUユニットの系切換回路に系切換
信号を伝送し、スタンバイCPUユニットからマスタC
PUユニットに切換わるCPUユニットの系切換回路
は、系切換信号線を介して伝送される系切換信号を入力
して、ユニット内のバッファにバッファ開信号を出力し
てユニット内のCPUとI/Oバスとを接続するもので
あり、かつマスタCPUユニットのCPUは、ユニット
内のプログラムメモリのプログラムに従って、バッファ
を介してプロセスから入力したデータを演算処理し、そ
の演算結果のデータをユニット内のデータメモリに記憶
すると共に、バッファ及びI/Oバスを介してスタンバ
イCPUユニットの2ポートメモリに他方の入出力端子
から記憶させ、スタンバイCPUユニットのCPUは、
マスタCPUユニットのCPUがユニット内の2ポート
メモリに記憶させたデータを一方の入出力端子から読み
出し、ユニット内のデータメモリに記憶させて同期化す
ることを特徴とする。
【0012】また、2ポートメモリは、一方及び他方の
入出力端子がコネクタを介してCPU、及びI/Oバス
に接続されており、CPUユニットから取外し自在にな
っていることを特徴とする。
【0013】また、系切換回路は、系切換信号線及びバ
ッファとの接続線がそれぞれコネクタを介して接続され
ており、CPUユニットから取外し自在になっているこ
とを特徴とする。
【0014】また、プログラムメモリは、書き込み可能
な不揮発性メモリであることを特徴とする。
【0015】
【作用】本発明によれば、マスタCPUユニットのCP
Uが演算結果のデータをバッファ及びI/Oバスを介し
てスタンバイCPUユニットの2ポートメモリに記憶さ
せ、スタンバイCPUユニットのCPUがこのデータを
読み出すことにより、スタンバイCPUユニットがマス
タCPUユニットに同期化される。
【0016】また、マスタCPUユニットからスタンバ
イCPUユニットに切換わるCPUユニットでは、系切
換回路がバッファにバッファ閉信号を出力してCPUと
I/Oバスとを切り離させると共に、系切換信号線に系
切換信号を出力し、スタンバイCPUユニットからマス
タCPUユニットに切換わるCPUユニットでは、系切
換信号線を介して系切換信号が入力された系切換回路が
バッファにバッファ開信号を出力してCPUとI/Oバ
スとを接続させる。
【0017】また、マスタCPUユニットのCPUが演
算結果のデータをバッファ及びI/Oバスを介してスタ
ンバイCPUユニットの2ポートメモリに記憶させ、ス
タンバイCPUユニットのCPUがこのデータを読み出
すことにより、スタンバイCPUユニットがマスタCP
Uユニットに同期化される。そして、マスタCPUユニ
ットからスタンバイCPUユニットに切換わるCPUユ
ニットでは、系切換回路がバッファにバッファ閉信号を
出力してCPUとI/Oバスとを切り離させると共に、
系切換信号線に系切換信号を出力し、スタンバイCPU
ユニットからマスタCPUユニットに切換わるCPUユ
ニットでは、系切換信号線を介して系切換信号が入力さ
れた系切換回路がバッファにバッファ開信号を出力して
CPUとI/Oバスとを接続させる。
【0018】また、2ポートメモリの入出力端子にコネ
クタを設けることにより、2ポートメモリをCPUユニ
ットから取り外すことができる。
【0019】また、系切換回路の接続線にコネクタを設
けることにより、系切換回路をCPUユニットから取り
外すことができる。
【0020】また、演算処理手段のプログラムメモリを
書き込み可能な不揮発性メモリとすることにより、バッ
クアップ電源用のバッテリーが不要となる。
【0021】
【実施例】
実施例1.図1は本発明の1実施例である多重化制御装
置のブロック図である。1a、1bはCPUユニット、
2a、2bはそれぞれCPUユニット1a、1b内のC
PU、3a、3bはCPU2a、2bのプログラムを記
憶するSRAMであるプログラムメモリ、4a、4bは
CPU2a、2bの演算結果を記憶するデータメモリ、
5a、5bはCPU2a、2b及び後述するバッファに
接続された一方の入出力端子と直接I/Oバスに接続さ
れた他方の入出力端子の2つの入出力端子を有するデー
タ伝送手段である2ポートメモリである。
【0022】また、6a、6bはCPU2a、2bとI
/Oバスを接続するためのバッファ開信号、これらを切
り離すためのバッファ閉信号、及びCPUユニット1
a、1bを切り換えるための系切換信号を出力する系切
換回路、7a、7bは系切換回路6a、6bからバッフ
ァ開信号が入力されるとCPU2a、2bとI/Oバス
を接続しバッファ閉信号が入力されるとこれらを切り離
すバッファと、8a、8bはプログラムメモリ3a、3
bのバックアップ電源であるバッテリー、9はI/Oバ
ス、10は系切換回路6a、6b間を接続し系切換信号
を伝送するための系切換信号線、11はI/Oバス9を
介してCPUユニット1a、1bに接続され図示しない
プロセスを制御するためのプロセス入出力装置である。
【0023】そして、CPU2a、2b、プログラムメ
モリ3a、3b、及びデータメモリ4a、4bが演算処
理手段を構成している。
【0024】次に、このような多重化制御装置の動作に
ついて説明する。いま、CPUユニット1aをマスタ
系、CPUユニット1bをスタンバイ系とすると、バッ
ファ7aが開状態でバッファ7bが閉状態であり、CP
Uユニット1aが外部のプロセス入出力装置11と接続
されCPU1bは切り離された状態となっている。
【0025】CPUユニット1a内のCPU2aは、プ
ログラムメモリ3aに記憶された内容を逐次読み出して
実行し、その実行結果をデータメモリ4aへ出力して記
憶させる。また、その実行結果をバッファ7a、I/O
バス9を介してプロセス入出力装置11へ出力しプロセ
スを制御する。
【0026】次に、CPUユニット1a、1b間では同
期化を行うために以下のようにしてデータ伝送を行って
いる。すなわち、CPU2aは、演算処理した結果をデ
ータメモリ4aに記憶させると共に、バッファ7aを介
してスタンバイ系の2ポートメモリ5bに出力し、記憶
させる。
【0027】2ポートメモリ5bは、CPU2b側の一
方の入出力端子とI/Oバス9に接続された他方の入出
力端子を有するが、CPU2aから出力されるデータ
は、バッファ7bが閉状態であるため、2ポートメモリ
5bの他方の入出力端子から入力される。2ポートメモ
リ5bにデータが記憶されると、CPU2bは2ポート
メモリ5bに記憶されたデータを読み出しにいき、この
データをデータメモリ4bに書き込み、記憶させる。
【0028】このように動作することにより、データメ
モリ4aの記憶内容とデータメモリ4bの記憶内容とは
同一内容となるため、CPUユニット1bがマスタ系に
切換わったとしても即座にプロセスの制御、監視が可能
となる。つまり、CPUユニット1aとCPUユニット
1bとが同期化している。
【0029】このような多重化制御装置において、正常
時にマスタ系とスタンバイ系を切り換える場合、例えば
現在マスタ系であるCPUユニット1aを保守点検する
ためにCPUユニット1aをスタンバイ系にしてCPU
1bをマスタ系とする場合は、CPU2aが系切換回路
6aを制御し、バッファ7aにバッファ閉信号を出力さ
せると共に系切換信号線10に系切換信号を出力させ
る。
【0030】そして、バッファ閉信号が入力されたバッ
ファ7aは閉状態となり、CPUユニット1aはI/O
バス9から切り離されてスタンバイ系となる。一方、C
PUユニット1b内の系切換回路6bは、系切換信号線
10を介して系切換回路6aから系切換信号を入力する
とバッファ7bにバッファ開信号を出力する。これによ
り、バッファ7bは開状態となり、CPUユニット1b
はI/Oバス9と接続されてマスタ系となり、プロセス
入出力装置11とのアクセスが可能になる。このように
して、マスタ系とスタンバイ系の切り換えを行う。
【0031】但し、例えばCPU2aが暴走するなどの
異常が発生した場合、上記のようなCPUに基づく切り
換え制御はできなくなるので、CPUの異常を検出して
系を切り換える以下のような異常時の切り換えを行う。
【0032】系切換回路6a、6bは、それぞれCPU
2a、2bとの接続バス(I/Oバス)に周期的にCP
U2a、2bから出力される同期クロックを常時監視し
ている。そして、その同期クロックが周期的に出力され
なくなると、異常が発生したものと判断する。例えばC
PU2aに異常が発生した場合には、系切換回路6aが
この異常を検出してバッファ7aにバッファ閉信号を出
力すると共に系切換信号線10に系切換信号を出力す
る。
【0033】よって、バッファ7aが閉状態となってC
PUユニット1aはI/Oバス9から切り離され、一方
系切換信号が入力された系切換回路6bがバッファ7b
にバッファ開信号を出力することにより、バッファ7b
が開状態となってCPUユニット1bはI/Oバス9と
接続されてマスタ系となる。こうして、異常時にも系の
切り換えを行うことができる。以上のようにしてCPU
ユニット1a、1bの外部には特別なハードウェアを付
加する必要がなくなる。
【0034】実施例2.図2は本発明の他の実施例であ
る多重化制御装置のブロック図であり、図1と同一の部
分については同一の符号を付してある。上記実施例1で
は、CPUの2重化の場合について述べたが、図2のよ
うに図1のCPUユニット1a、1bと同様のCPUユ
ニット1cとして、CPU2c、プログラムメモリ3
c、データメモリ4c、2ポートメモリ5c、系切換回
路6c、バッファ7c、及びバッテリー8cを設け、系
切換信号の送信先をCPUユニット1a〜1cで識別で
きるようにすることにより、同様の動作で3重化構成が
可能である。
【0035】実施例3.図3は本発明の他の実施例であ
る多重化制御装置のブロック図であり、図1と同一の部
分については同一の符号を付してある。13a、13b
はそれぞれ図1のプログラムメモリ3a、3bと同様の
動作をする書き込み可能な不揮発性メモリとしたプログ
ラムメモリである。
【0036】多重化制御装置としての動作は実施例1と
同様であるが、実施例1ではプログラムメモリ3a、3
bにSRAMを用い、バッテリー8a、8bにて電源バ
ックアップするようにしていたのに対し、本実施例では
例えばフラッシュメモリ等書き込み可能な不揮発性メモ
リを用いることにより、バッテリー8a、8bが不要と
なり、煩わしいバッテリー管理から解放される。
【0037】実施例4.図4は本発明の他の実施例であ
る多重化制御装置のブロック図であり、図1と同一の部
分については同一の符号を付してある。14a、14b
はそれぞれCPUユニット1a、1bを装置から取り外
すためのコネクタ、15a、15bは同様に2ポートメ
モリ5a、5b、系切換回路6a、6bを取り外すため
のコネクタである。
【0038】実施例1〜3では図示していないが、CP
Uユニットは保守点検等のため装置から取り外せるよう
になっている。これを可能にするのがコネクタ14a、
14bである。ここで、この多重化制御装置を2重化が
不要なシステムに利用したい場合は、例えばCPUユニ
ット1aを残しCPUユニット1bを取り外すことで可
能となる。しかし、この状態では不要であるはずの2ポ
ートメモリ5a及び系切換回路6aがまだ残っている。
【0039】そこで、本実施例ではコネクタ15a、1
5bを設けて2ポートメモリ5a、5b、系切換回路6
a、6bをCPUユニット1a、1bから取り外すこと
ができるようにすることにより、不要な構成、すなわち
上記の例では2ポートメモリ5a、系切換回路6aを取
り外すことができ、CPUユニット外部の構成が簡単
で、かつ安価なシステムを実現することができる。な
お、このように系切換回路6aを抜いた場合にはバッフ
ァ7aは接続状態に固定される。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、マスタCPUユニット
のCPUがデータをバッファ及びI/Oバスを介してス
タンバイCPUユニットの2ポートメモリに記憶させ、
スタンバイCPUユニットのCPUがこのデータを読み
出すことにより、スタンバイCPUユニットとマスタC
PUユニットの同期化を主としてCPUユニット内で行
うことができ、CPUユニットの外部には特別なハード
ウェアを付加する必要がなく、CPUの多重化を容易
に、かつ安価に実現できる。
【0041】また、スタンバイ系に切換わるCPUユニ
ットでは、系切換回路がバッファにバッファ閉信号を出
力してCPUとI/Oバスとを切り離させると共に、系
切換信号線に系切換信号を出力し、マスタ系に切換わる
CPUユニットでは、系切換信号が入力された系切換回
路がバッファにバッファ開信号を出力してCPUとI/
Oバスとを接続させることにより、スタンバイCPUユ
ニットとマスタCPUユニットの切り換えを主としてC
PUユニット内で行うことができ、CPUユニットの外
部には特別なハードウェアを付加する必要がなく、CP
Uの多重化を容易に、かつ安価に実現できる。
【0042】また、マスタCPUユニットのCPUがデ
ータをバッファ及びI/Oバスを介してスタンバイCP
Uユニットの2ポートメモリに記憶させ、スタンバイC
PUユニットのCPUがこのデータを読み出し、かつス
タンバイ系に切換わるCPUユニットでは、系切換回路
がバッファにバッファ閉信号を出力してCPUとI/O
バスとを切り離させると共に、系切換信号線に系切換信
号を出力し、マスタ系に切換わるCPUユニットでは、
系切換信号が入力された系切換回路がバッファにバッフ
ァ開信号を出力してCPUとI/Oバスとを接続させる
ことにより、スタンバイCPUユニットとマスタCPU
ユニットの同期化及び切換えを主としてCPUユニット
内で行うことができ、CPUユニットの外部には特別な
ハードウェアを付加する必要がなく、CPUの多重化を
容易に、かつ安価に実現できる。
【0043】また、2ポートメモリの入出力端子にコネ
クタを設けることにより、CPUの多重化が不要なシス
テムに利用する場合は、2ポートメモリをCPUユニッ
トから取り外すことができるので、更に安価なシステム
を実現することができる。
【0044】また、系切換回路の接続線にコネクタを設
けることにより、CPUの多重化が不要なシステムに利
用する場合は、系切換回路をCPUユニットから取り外
すことができるので、更に安価なシステムを実現するこ
とができる。
【0045】また、演算処理手段のプログラムメモリを
書き込み可能な不揮発性メモリとすることにより、バッ
クアップ電源用のバッテリーを不要にすることができる
ので、バッテリーを管理する必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例である多重化制御装置のブロ
ック図である。
【図2】本発明の他の実施例である多重化制御装置のブ
ロック図である。
【図3】本発明の他の実施例である多重化制御装置のブ
ロック図である。
【図4】本発明の他の実施例である多重化制御装置のブ
ロック図である。
【図5】従来の多重化制御装置のブロック図である。
【符号の説明】
1a、1b CPUユニット 2a、2b CPU 3a、3b、13a、13b プログラムメモリ 4a、4b データメモリ 5a、5b 2ポートメモリ 6a、6b 系切換回路 7a、7b バッファ 8a、8b バッテリー 9 I/Oバス 10 系切換信号線 11 プロセス入出力装置 15a、15b コネクタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラムメモリ、このプログラムメモ
    リに記憶されたプログラムを実行するCPU、及びこの
    CPUの演算結果を記憶するデータメモリを有する演算
    処理手段と、この演算処理手段をI/Oバスに接続する
    バッファと、一方の入出力端子が上記CPUに接続され
    他方の入出力端子が上記I/Oバスに直接接続された2
    ポートメモリとからなるCPUユニットが上記I/Oバ
    スに多重接続され、択一的に任意のマスタCPUユニッ
    トがプロセス側と接続されて監視制御し、他のスタンバ
    イCPUユニットがマスタCPUユニットに同期化され
    る多重化制御装置において、 マスタCPUユニットのCPUは、ユニット内のプログ
    ラムメモリのプログラムに従って、バッファを介してプ
    ロセスから入力したデータを演算処理し、その演算結果
    のデータをユニット内のデータメモリに記憶すると共
    に、上記バッファ及びI/Oバスを介してスタンバイC
    PUユニットの2ポートメモリに他方の入出力端子から
    記憶させ、スタンバイCPUユニットのCPUは、マス
    タCPUユニットのCPUがユニット内の2ポートメモ
    リに記憶させたデータを一方の入出力端子から読み出
    し、ユニット内のデータメモリに記憶させて同期化する
    ことを特徴とする多重化制御装置。
  2. 【請求項2】 プログラムメモリ、このプログラムメモ
    リに記憶されたプログラムを実行するCPU、及びこの
    CPUの演算結果を記憶するデータメモリを有する演算
    処理手段と、この演算処理手段をI/Oバスに接続する
    バッファと、このバッファに開閉信号を出力し、上記演
    算処理手段とI/Oバスとを接続、切離し制御する系切
    換回路とからなるCPUユニットが上記I/Oバスに多
    重接続され、択一的に任意のマスタCPUユニットがプ
    ロセス側と接続されて監視制御し、他のスタンバイCP
    Uユニットが待機状態となる多重化制御装置において、 各CPUユニットの系切換回路は系切換信号線で相互に
    接続されており、マスタCPUユニットからスタンバイ
    CPUユニットに切換わるCPUユニットの系切換回路
    は、ユニット内のバッファにバッファ閉信号を出力して
    ユニット内のCPUとI/Oバスとを切離すと共に、上
    記系切換信号線を介してマスタCPUユニットに切換わ
    るCPUユニットの系切換回路に系切換信号を伝送し、
    スタンバイCPUユニットからマスタCPUユニットに
    切換わるCPUユニットの系切換回路は、上記系切換信
    号線を介して伝送される系切換信号を入力して、ユニッ
    ト内のバッファにバッファ開信号を出力してユニット内
    のCPUとI/Oバスとを接続することを特徴とする多
    重化制御装置。
  3. 【請求項3】 プログラムメモリ、このプログラムメモ
    リに記憶されたプログラムを実行するCPU、及びこの
    CPUの演算結果を記憶するデータメモリを有する演算
    処理手段と、この演算処理手段をI/Oバスに接続する
    バッファと、一方の入出力端子が上記CPUに接続され
    他方の入出力端子が上記I/Oバスに直接接続された2
    ポートメモリと、上記バッファに開閉信号を出力し、上
    記演算処理手段とI/Oバスとを接続、切離し制御する
    系切換回路とからなるCPUユニットが上記I/Oバス
    に多重接続され、択一的に任意のマスタCPUユニット
    がプロセス側と接続されて監視制御し、他のスタンバイ
    CPUユニットがマスタCPUユニットに同期化される
    多重化制御装置において、 各CPUユニットの系切換回路は系切換信号線で相互に
    接続されており、マスタCPUユニットからスタンバイ
    CPUユニットに切換わるCPUユニットの系切換回路
    は、ユニット内のバッファにバッファ閉信号を出力して
    ユニット内のCPUとI/Oバスとを切離すと共に、上
    記系切換信号線を介してマスタCPUユニットに切換わ
    るCPUユニットの系切換回路に系切換信号を伝送し、
    スタンバイCPUユニットからマスタCPUユニットに
    切換わるCPUユニットの系切換回路は、上記系切換信
    号線を介して伝送される系切換信号を入力して、ユニッ
    ト内のバッファにバッファ開信号を出力してユニット内
    のCPUとI/Oバスとを接続するものであり、かつマ
    スタCPUユニットのCPUは、ユニット内のプログラ
    ムメモリのプログラムに従って、バッファを介してプロ
    セスから入力したデータを演算処理し、その演算結果の
    データをユニット内のデータメモリに記憶すると共に、
    上記バッファ及びI/Oバスを介してスタンバイCPU
    ユニットの2ポートメモリに他方の入出力端子から記憶
    させ、スタンバイCPUユニットのCPUは、マスタC
    PUユニットのCPUがユニット内の2ポートメモリに
    記憶させたデータを一方の入出力端子から読み出し、ユ
    ニット内のデータメモリに記憶させて同期化することを
    特徴とする多重化制御装置。
  4. 【請求項4】 2ポートメモリは、一方及び他方の入出
    力端子がコネクタを介してCPU、及びI/Oバスに接
    続されており、CPUユニットから取外し自在になって
    いることを特徴とする請求項1又は請求項3記載の多重
    化制御装置。
  5. 【請求項5】 系切換回路は、系切換信号線及びバッフ
    ァとの接続線がそれぞれコネクタを介して接続されてお
    り、CPUユニットから取外し自在になっていることを
    特徴とする請求項2又は請求項3記載の多重化制御装
    置。
  6. 【請求項6】 プログラムメモリは、書き込み可能な不
    揮発性メモリであることを特徴とする請求項1〜4のい
    ずれか記載の多重化制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006092061A (ja) * 2004-09-22 2006-04-06 Meidensha Corp プログラマブルコントローラの2重化システム
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JP5558632B2 (ja) * 2011-04-28 2014-07-23 三菱電機株式会社 システムコントローラ、設備システム及びプログラム

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