JPH0716703A - 組合中子の組立方法 - Google Patents

組合中子の組立方法

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JPH0716703A
JPH0716703A JP16202293A JP16202293A JPH0716703A JP H0716703 A JPH0716703 A JP H0716703A JP 16202293 A JP16202293 A JP 16202293A JP 16202293 A JP16202293 A JP 16202293A JP H0716703 A JPH0716703 A JP H0716703A
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JP
Japan
Prior art keywords
core
paper
combination
assembling
coating material
Prior art date
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Pending
Application number
JP16202293A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryozo Maeda
良三 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Publication date
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Publication of JPH0716703A publication Critical patent/JPH0716703A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】コストアップを抑えつつ、鋳バリの発生を防止
する組合中子の組立方法を提供すること。 【構成】ウォータジャケット中子10の合わせ面11にプッ
シュロッド中子15の合わせ面16を合わせる際に、組合わ
せ面11に紙30を介装した状態で、前記組合わせを行い、
組合わせ面11に生じる空間としての隙間25を前記紙30に
より充填する。そして、その後塗型材40を塗布して、該
塗型材40が所定の深さ以上に侵入することを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、組合中子の組立方法に
関し、特に、鋳バリの発生を防止する組合中子の組立方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】鋳物の内面中空部を造るためには、主型
の中に中子がセットされる。シリンダブロック等の形状
が複雑な鋳物にあっては、前記中子として単品の中子で
は対処することができず、種々の形状を有する複数の中
子を組合わせて所定の形状を構成する組合中子が用いら
れている。
【0003】例えば、図4に示すように、ウォータジャ
ケット中子10の側面にプッシュロッド中子15を組合わせ
てクランク中子20を構成している。このとき、ウォータ
ジャケット中子10の合わせ面11にプッシュロッド中子15
の合わせ面16が合わせられ、接着材を用いてウォータジ
ャケット中子10とプッシュロッド中子15との接着が行わ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記中子は
砂と合成樹脂であるレジンとにより製作されているた
め、各々における寸法精度に限度があり、もって組合中
子にあっては、複数の中子を組合わせて所定の形状を構
成してゆく際に、合わせ面において寸法精度の誤差の影
響が出て、隙間が生じる惧れがある。
【0005】ここで、溶湯を中子を含む鋳型内に導いて
鋳込むことにより鋳物製品を得ることになるが、前記合
わせ面に生じた隙間に溶湯がさし込んで、例えばヒレ状
の不要な突起物である鋳バリが生じることがある。この
ため従来では、枠ばらしを行った後に、該鋳バリをグラ
インダ等により除去するバリ取り作業を行っていた。
【0006】また、鋳型の保護,鋳物の凝固コントロー
ル,通気性の確保等の目的のため、耐火骨材及び粘結材
からなる塗型材を、中子に塗布することがあるが、この
場合も前記鋳バリが発生する。本発明は上記の事情に鑑
みなされたもので、コストアップを抑えつつ、鋳バリの
発生を防止する組合中子の組立方法を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため本発明に係る組
合中子の組立方法は、種々の形状を有する中子を組合わ
せて所定の形状を構成し、該組合わせた中子に塗型材を
塗布した組合中子を組立てる組立方法において、前記中
子を組合わせる際に該組合わせに係る組合わせ面間に紙
を介装し、該紙を介装した組合中子に塗型材を塗布する
方法とした。
【0008】
【作用】上記構成によると、種々の形状を有する中子を
組合わせて所定の形状を構成する際に、組合わせ面に紙
が介装された状態で、前記組合わせがなされる。従っ
て、中子を組合わせる際に各中子の寸法精度の誤差によ
って組合わせ面に生じる空間としての隙間が、前記紙に
より充填されることとなる。
【0009】隙間が紙により充填された状態のまま、種
々の形状を有する中子を組合わせて所定の形状を構成す
ると、前記紙は所定の押圧力を受けて変形し、該隙間を
紙の繊維により密の状態とすることとなる。そして、所
定の形状が構成された組合中子に塗型材が塗布される
が、組合わせ面に生じた隙間は紙の繊維により密の状態
となっているので、塗型材成分の一つである耐火性材料
は組合わせ面間においては前記紙の繊維に浸透すること
となり、該塗型材が前記隙間の奥深くに浸入していくこ
とは無く、もって組合中子の組合わせ面においても、該
塗型材が略均一に塗布されることとなる。
【0010】従って、組合中子の組合わせ面において溶
湯がさし込むことを防止でき、鋳バリの発生を防止でき
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。尚、従来例と同一構成要素には同一符号を付し
て説明を簡略化する。本実施例に係るクランク中子20に
あっては、ウォータジャケット中子10の合わせ面11にプ
ッシュロッド中子15の合わせ面16を合わせる際に、組合
わせ面11に紙30が介装された状態で、前記組合わせがな
される。従って、図2に示すように、ウォータジャケッ
ト中子10とプッシュロッド中子15とを組合わせる際に各
中子10及び15の寸法精度の誤差によって、組合わせ面11
に生じる空間としての隙間25が、前記紙30により充填さ
れることとなる。
【0012】ここで、紙30は例えば市販のペーパータオ
ルのように、柔らかくて、ある程度強度を有しているも
のが望ましい。組合わせ面11に紙30を充填した状態のま
ま、ウォータジャケット中子10とプッシュロッド中子15
中子とを組合わせてクランク中子20を構成すると、前記
紙30は所定の押圧力を受けて変形し、該隙間25を紙30の
繊維により密の状態とすることとなる。
【0013】従って、組合わせ面11においてウォータジ
ャケット中子10とプッシュロッド中子15とを組合わせる
際に中子ずれの発生を防止できる。そして、クランク中
子20に塗型材40が塗布されるが、組合わせ面11に生じた
隙間25は紙30の繊維により密の状態となっているので、
該塗型材40の成分の一つである耐火性材料は組合わせ面
11においては前記紙30の繊維に浸透することとなり、該
塗型材40が所定の深さ以上に侵入することを防止でき
る。もってクランク中子20の組合わせ面11においても、
図3に示すように、塗型材40の塗布状態を滑らかな塗布
状態とすることが可能となる。
【0014】従って、クランク中子20の組合わせ面11に
おいて溶湯がさし込むことを防止でき、鋳バリの発生を
防止できる。また、本実施例に用いられる紙30は例えば
市販のペーパータオルを用いることが可能であり、もっ
て、当該紙30を用いることによる材料費アップに係るコ
ストアップはほとんど無い。また、当該紙30を組合わせ
面11に介装する作業工程が増えるが、従来組合わせ面11
に接着材を塗布していた作業と並行して行えるため、作
業工程増加に伴うコストアップもほとんど無い。
【0015】従って、本実施例に係るクランク中子20の
組立方法によれば、コストアップを抑えつつ、鋳バリの
発生を防止することができるという効果がある。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、種
々の形状を有する中子を組合わせて所定の形状を構成
し、該組合わせた中子に塗型材を塗布した組合中子を組
立てる組立方法において、前記中子を組合わせる際に該
組合わせに係る組合わせ面間に紙を介装し、該紙を介装
した組合中子に塗型材を塗布するようにしたので、コス
トアップを抑えつつ、鋳バリの発生を防止することが可
能となり、枠ばらしを行った後の、該鋳バリの除去作業
等も不要となり、作業性が向上するという効果がある。
【0017】また鋳バリの除去作業に伴う粉塵の発生も
無く、作業環境の悪化も防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す組立斜視図
【図2】同上実施例の部分断面図
【図3】同上実施例の作用を説明する部分断面図
【図4】従来例を示す組立斜視図
【符号の説明】
10 ウォータジャケット中子 11 組合わせ面 15 プッシュロッド中子 16 組合わせ面 20 クランク中子 25 隙間 30 紙 40 塗型材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 種々の形状を有する中子を組合わせて所
    定の形状を構成し、該組合わせた中子に塗型材を塗布し
    た組合中子を組立てる組立方法において、前記中子を組
    合わせる際に該組合わせに係る組合わせ面間に紙を介装
    し、該紙を介装した組合中子に塗型材を塗布することを
    特徴とする組合中子の組立方法。
JP16202293A 1993-06-30 1993-06-30 組合中子の組立方法 Pending JPH0716703A (ja)

Priority Applications (1)

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JP16202293A JPH0716703A (ja) 1993-06-30 1993-06-30 組合中子の組立方法

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JP16202293A JPH0716703A (ja) 1993-06-30 1993-06-30 組合中子の組立方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0716703A true JPH0716703A (ja) 1995-01-20

Family

ID=15746582

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JP16202293A Pending JPH0716703A (ja) 1993-06-30 1993-06-30 組合中子の組立方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104907497A (zh) * 2015-06-05 2015-09-16 共享装备有限公司 斜立柱类铸件的型外组芯铸造方法

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