JP2600956B2 - デッキ補強片溶接型アルミシリンダブロック - Google Patents

デッキ補強片溶接型アルミシリンダブロック

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JP2600956B2
JP2600956B2 JP2049618A JP4961890A JP2600956B2 JP 2600956 B2 JP2600956 B2 JP 2600956B2 JP 2049618 A JP2049618 A JP 2049618A JP 4961890 A JP4961890 A JP 4961890A JP 2600956 B2 JP2600956 B2 JP 2600956B2
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F1/00Cylinders; Cylinder heads 
    • F02F1/02Cylinders; Cylinder heads  having cooling means
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F1/00Cylinders; Cylinder heads 
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、デッキ側の端部を開放した樋状のウオー
タジャケットをシリンダボア部の周囲に形成してなるオ
ープンデッキ型シリンダブロックを、そのウオータジャ
ケットの開放端部にデッキ補強片を介挿して溶接固定す
ることで、ウオータジャケットのデッキ側の端部を大部
分封止したクローズドデッキ型シリンダブロックと同様
に機能させる、デッキ補強片溶接型アルミシリンダブロ
ックに関するものである。
(従来の技術) アルミニウム合金製シリンダブロック、すなわちいわ
ゆるアルミシリンダブロックを製造するに際しては、形
状精度を高めて後加工を少なくし得ることから金型によ
るダイキャスト製法を用いる場合が多いが、そのダイキ
ャスト製法では崩壊性砂中子を用いることが好ましくな
いため、ウオータジャケットを、デッキ側の金型内壁か
らキャビティ内に突出する金型部分にて形成する必要が
あり、このため、製造したアルミシリンダブロックは上
述したオープンデッキ型となる。
しかしながら、オープンデッキ型シリンダブロック
は、シリンダボアおよびウオータジャケット間の壁部の
デッキ側の端部が自由端となっているため、ウオータジ
ャケットの外側の部分よりも温度上昇が大きいその壁部
の熱膨張による軸線方向への伸長でシリンダヘッドが部
分的に持ち上げられてヘッドガスケットのシール性が低
下し、またその壁部が振動してヘッドガスケットの寿命
が低下するという不都合な点を持っている。
このため、オープンデッキ型シリンダブロックをクロ
ーズドデッキ型シリンダブロックと同様に機能させて上
記欠点を解消を図ったものが従来、特開平1−118380号
公報にて開示されており、このシリンダブロックは第3
図に示す様に、オープンデッキ型シリンダブロック1の
ウオータジャケット2の、デッキ面1a側の開放端部にデ
ッキ補強片3を介挿して、その補強片3の両端部を、シ
リンダボア4に面するライナ5およびウオータジャケッ
ト2間の壁部1bとウオータジャケット2の外側の壁部1c
とにそれぞれ、電子ビームやレーザービーム等の高エネ
ルギビームでデッキ面1aに溶接部6を形成することによ
って固定していた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、アルミニウム合金の溶接部にはブロー
ホールの発生が避けられないため、補強片の両端部をデ
ッキ面1aの溶接部6によって固定する上記従来の固定構
造では、第4図に拡大して示す様にライナ5およびウオ
ータジャケット2間の壁部1b上のデッキ面1aにもそのブ
ローホール6aが現れ、ヘッドガスケットのシール性がそ
のブローホール6aによって損なわれるという問題があ
り、このことは、エンジンの高出力化のため圧縮比を高
める場合に特に重大であった。
この発明は、かかる課題を有利に解決したアルミシリ
ンダブロックを提供するものである。
(課題を解決するための手段) この発明のデッキ補強片溶接型アルミシリンダブロッ
クは、デッキ側の端部を解放した樋状のウオータジャケ
ットをシリンダボアの周囲に形成し、前記ウオータジャ
ケットの開放端部の、ウオータジャケットおよびシリン
ダボア間の壁部とウオータジャケットの外側の壁部との
間の位置に、それらウオータジャケットおよびシリンダ
ボア間の壁部とウオータジャケットの外側の壁部とを一
体的に連結して前記ウオータジャケットおよびシリンダ
ボア間の壁部の熱膨張による軸線方向伸長と振動とを制
止する剛性を有するデッキ補強片を介挿して溶接固定し
てなるアルミシリンダブロックにおいて、前記デッキ補
強片をデッキ面よりも前記ウオータジャケット内に引っ
込めて配置して、そのデッキ補強片の両端部を、前記ウ
オータジャケットおよびシリンダボア間の壁部のウオー
タジャケット側壁面と、前記ウオータジャケットの外側
の壁部のウオータジャケット側壁面とにそれぞれ溶接固
定することを特徴とするものである。
(作 用) かかるシリンダブロックによれば、ウオータジャケッ
トの外側の壁部のウオータジャケット側壁面と、ウオー
タジャケットおよびシリンダボア間の壁部のウオータジ
ャケット側壁面とに両端部をそれぞれ溶接固定されたデ
ッキ補強片が、それらの壁部を一体的に連結して前記後
者の壁部の熱膨張による軸線方向への伸長と振動とを制
止するので、シリンダヘッドの部分的持ち上げによるヘ
ッドガスケットのシール性の低下および壁部の振動によ
るヘッドガスケットの寿命低下を防止することができ、
しかも、デッキ補強片をウオータジャケット内に引っ込
めて配置して両壁面に溶接するので、ヘッドガスケット
のシール性がデッキ面の溶接部のブローホールによって
損なわれるということがなく、従って、エンジンの高出
力化のため圧縮比を高める場合にも十分なシール性を確
保することができる。
(実施例) 以下に、この発明の実施例を図面に基づき詳細に説明
する。
第1図はこの発明のデッキ補強片溶接型アルミシリン
ダブロックの一実施例を示す縦断面図、また第2図は上
記実施例のシリンダブロックをデッキ側から見た平面図
であり、図中11はオープンデッキ型アルミシリンダブロ
ック、12は冷却水通路であるウオータジャケット、13は
アルミニウム合金製のデッキ補強片、14はシリンダボ
ア、15はライナをそれぞれ示す。
ここではシリンダブロック11をダイキャスト製法によ
り製造した後、デッキ補強片13を、ウオータジャケット
12のデッキ面11a側の開放端部の、シリンダボア14に面
するライナ15とウオータジャケット12との間の壁部11b
のウオータジャケット12側の壁面11cと、ウオータジャ
ケット12の外側の壁部11dのウオータジャケット12側の
壁面11eとの間に密に介挿する。
このデッキ補強片13の介挿の際には、デッキ補強片13
をデッキ面11aからウオータジャケット12内に、少なく
とも後に形成される溶接部16のビードの幅より深く引っ
込めて配置する。
かかる配置は、ここではシリンダブロック11の製造の
際にウオータジャケット12を形成する金型部分の抜き勾
配により壁面11c,11eの間隔がデッキ面11aから奥へむか
うにつれて狭まる点を利用して、ウオータジャケット12
内へ押し込まれたデッキ補強片13が適当な深さで止まる
ようその寸法を適宜設定することにて行っているが、例
えばシリンダブロック11の製造の際にそれらの壁面11c,
11eの少なくとも一方にデッキ補強片13を掛止する段部
を形成しておくことにて、さらに正確に行うことができ
る。
そしてその後は、デッキ補強片13の両端部をそれらの
壁面11c,11eにそれぞれ、電子ビームやレーザービーム
等の高エネルギービームで溶融形成した溶接部16によっ
て固定する。
かかるアルミシリンダブロック11によれば、ウオータ
ジャケット12の外側の壁部11dのウオータジャケット側
壁面11eと、ライナ15およびウオータジャケット12間の
壁部11bのウオータジャケット12側の壁面11cとに両端部
をそれぞれ溶接固定されたデッキ補強片13が、それらの
壁部11d,11bを一体的に連結して壁部11bの熱膨張による
軸線方向への伸長と振動とを制止するので、シリンダヘ
ッドの部分的持ち上げによるヘッドガスケットのシール
性の低下および壁部の振動によるヘッドガスケットの寿
命低下を防止することができ、しかも、デッキ補強片13
をウオータジャケット12内に引っ込めて両壁面11c,11e
に溶接し、デッキ面11aには溶接部を設けないので、ヘ
ッドガスケットのシール性がデッキ面11aの溶接部のブ
ローホールによって損なわれるということがなく、従っ
て、エンジンの高出力化のため圧縮比を高める場合にも
十分なシール性を確保することができる等、シリンダブ
ロックを信頼性の高い高品質のものとすることができ
る。
以上、図示例に基づき説明したが、この発明は上述の
例に限定されるものでなく、例えば、ライナを設けない
型のシリンダブロックにも適用し得て、上記したと同様
の作用効果をもたらすことができる。
(発明の効果) かくしてこの発明のデッキ補強片溶接型アルミシリン
ダブロックによれば、ヘッドガスケットのシール性がデ
ッキ面の溶接部のブローホールによって損なわれるとい
うことがないので、エンジンの高出力化のため圧縮比を
高める場合にも十分なシール性を確保することができる
等、シリンダブロックを信頼性の高い高品質のものとす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のデッキ補強片溶接型アルミシリンダ
ブロックの一実施例を示す縦断面図、 第2図は上記実施例のシリンダブロックをデッキ側から
見た平面図、 第3図は従来のデッキ補強片溶接型アルミシリンダブロ
ックを示す縦断面図、 第4図は第3図のデッキ補強片の部分を示す拡大断面図
である。 11……アルミシリンダブロック、 11b,11d……壁部、11c,11e……壁面 12……ウオータジャケット 13……デッキ補強片、14……シリンダボア 15……ライナ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デッキ側の端部を解放した樋状のウオータ
    ジャケット(12)をシリンダボア(14)の周囲に形成
    し、 前記ウオータジャケットの開放端部の、ウオータジャケ
    ットおよびシリンダボア間の壁部(11b)とウオータジ
    ャケットの外側の壁部(11d)との間の位置に、それら
    ウオータジャケットおよびシリンダボア間の壁部(11
    b)とウオータジャケットの外側の壁部(11d)とを一体
    的に連結して前記ウオータジャケットおよびシリンダボ
    ア間の壁部(11b)の熱膨張による軸線方向伸長と振動
    とを制止する剛性を有するデッキ補強片(13)を介挿し
    て溶接固定してなるアルミシリンダブロックにおいて、 前記デッキ補強片(13)をデッキ面(11a)よりも前記
    ウオータジャケット内に引っ込めて配置して、 そのデッキ補強片の両端部を、前記ウオータジャケット
    およびシリンダボア間の壁部(11b)のウオータジャケ
    ット側壁面(11c)と、前記ウオータジャケットの外側
    の壁部(11d)のウオータジャケット側壁面(11e)とに
    それぞれ溶接固定することを特徴とする、デッキ補強片
    溶接型アルミシリンダブロック。
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