JP2564623B2 - 内燃機関のピストン - Google Patents

内燃機関のピストン

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F3/00Pistons 

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はピストンピンのオフセットする場合に、ピ
ストンのピストンボスの加工が容易にできてピストンの
生産性もよい内燃機関のピストンに関する。
〔従来の技術とその問題点〕
内燃機関のピストンは、軽合金でコップ状に鋳造し、
内側左右に突設したピンボスのピン孔に、コネクチング
ロッドの小端を軸着したピストンピンを挿入して連結し
ている。コネクチングロッドの大端はクランクピンに軸
着し、ピストンがシリンダー内を往復運動するのをクラ
ンク軸の回転運動に変換している。例えば、実開昭60−
116462号公報、実開昭62−9757号公報参照。ところで、
ピストンは、鋳造するときに、第3図及び第4図に示す
ように、軽合金でコップ状に鋳造するピストンAの内側
左右にピンボスBを一体鋳造し、ピンボスB部分には、
ピストンピンを挿入する下孔Cを設けると共に、下孔C
の内端に面取りDを設けて鋳造し、下孔C部分をドリル
加工で精密に加工してピン孔Eとし、ピストンピンを挿
入するようにしている。面取りDを設けるのは、ドリル
を通して切削するときに端部にできるバリを少なくする
ものである。ピン孔Eと下孔Cが同芯であれば、面取り
Dは小さくてよい。ところが、ピストンAの頂面は燃焼
室に面していて、爆発圧力を直接受け、燃焼室の形状に
よっては、均一な圧力がピストンAに加わらず、ピスト
ンAを傾けるような力が発生することがある。このよう
なときには、切削加工するピン孔EをFで示すようにオ
フセットして、補正し、ピストンAを傾けるような力を
除いて、ピストンAがシリンダー壁面を叩くスラップ音
が発生しないようにしている。例えば、特開昭58−1875
58号公報参照。ピン孔EをFのようにオフセットする
と、面取りDが小さい場合には、面取りDから外れる部
分ができて、切削バリの発生が多くなり、手仕事などで
バリ除去をすることになって手数がかかる。これを除く
ため、当初から面取りDをGで示すように大きくしてお
けば、Fのようにオフセットしても、面取りGから外れ
ることがない。しかし、面取りGのように大きくする
と、ピンボスBの先端部分が肉薄になる。この部分は、
鋳造時に湯口から遠い部分に当り、肉薄になると湯流れ
が悪くなって鋳造不良が発生する。オフセットに合せて
鋳型を作るのでは、鋳型を多数必要とし、鋳造したピス
トンもオフセット寸法に合せて管理する必要が生じ、生
産性が悪く不経済でコスト高になり、実用的でない。
〔発明の目的〕
この発明は、ピストンの鋳造時の湯流れを損うことな
く、オフセット時にも面取りからピン孔が外れることが
なくて、バリの発生を少なくできて手作業をかけること
もなく、生産性がよくて安価にできる内燃機関のピスト
ンを得ることを目的とする。
〔発明の構成〕
以下、本発明を第1図及び第2図に示す実施例によっ
て説明する。
ピストン1は、軽合金で用いて鋳造によって成形する
もので、内側左右にピンボス2を一体に突出させて設け
る。そして、ピンボス2の部分には、下孔3を設けると
共に内端に面取り4を鋳造時に一体に設けておく。面取
り4は、上下方向を小さく、両側を大きく抉ってある。
下孔3部分は、ドリル切削加工によって精密なピン孔5
とし、コネクチングロッドの小端を軸着したピストンピ
ンを挿入して、ピストン1とコネクチングロッドを連結
する。ドリル加工のとき、オフセット量0で示すように
ピン孔6のようにオフセットすることがある。
〔発明の作用〕
ピンボス2の内端に設ける面取り4は、上下方向を小
さく両側を大きく抉ってあって、ピンボス2の先端の肉
薄になる個所は両側だけで少ないので、ピストン1の鋳
造時の湯流れを確保できて、不良品ができることを防止
できる。又、ピン孔5をピン孔6のようにオフセット0
してドリル切削加工しても、面取り4部分から外れるこ
とがなく、切削バリの発生を少なくできて、取除きの手
仕事を省くことができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明は、軽合金でコップ形
に鋳造するピストンで、内側左右に横方向にピンボスを
一体に突出させて設け、ピンボスのピン孔にコネクチン
グロッドの小端孔を軸着したピストンピンを挿入して連
結するもので、両側のピンボス内端に、上下方向を小さ
く両側を大きく抉った面取りを施したので、ピンボス先
端の肉薄になる部分が少なく、ピストンの鋳造時の湯流
れを確保できて、鋳造不良の発生を防止できる。そし
て、ピン孔をドリル加工するときにオフセットさせて
も、面取りから外れることがなく、切削バリを少なくで
きて、加工を容易にできる。又、鋳型も少なくて済んで
経済的で部品管理も簡単にできて、コストダウンが図れ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の一実施例を示し、 第1図は縦断面図、 第2図は要部の拡大内側面図、 第3図及び第4図は従来例を示し、 第3図は横断面図、 第4図は要部の拡大内側面図である。 1……ピストン、2……ピンボス、4……面取り、5…
…ピン孔、6……ピン孔。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軽合金でコップ形に鋳造するピストンで、
    内側左右に横方向にピンボスを一体に突出させて設け、
    ピンボスのピン孔にコネクチングロッドの小端孔を軸着
    したピストンピンを挿入して連結するもので、両側のピ
    ンボス内端に、上下方向を小さく両側を大きく抉った面
    取りを施したことを特徴とする内燃機関のピストン。
JP22986088A 1988-09-16 1988-09-16 内燃機関のピストン Expired - Lifetime JP2564623B2 (ja)

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JP2878929B2 (ja) * 1993-06-03 1999-04-05 株式会社東芝 半導体装置
JP5008627B2 (ja) * 2008-09-17 2012-08-22 本田技研工業株式会社 ピストンおよびその製造方法

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