JPH07166323A - β−FeSi2 薄膜の製造方法及びβ−FeSi2 薄膜を有する装置 - Google Patents
β−FeSi2 薄膜の製造方法及びβ−FeSi2 薄膜を有する装置Info
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- JPH07166323A JPH07166323A JP31334093A JP31334093A JPH07166323A JP H07166323 A JPH07166323 A JP H07166323A JP 31334093 A JP31334093 A JP 31334093A JP 31334093 A JP31334093 A JP 31334093A JP H07166323 A JPH07166323 A JP H07166323A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】優れた熱−電気抵抗特性を有するβ−FeSi
2 薄膜の製造方法及びβ−FeSi2 薄膜装置を提供す
る。 【構成】第1発明の製造方法では、単結晶シリコン基板
11上に絶縁膜12を挟んで単結晶シリコン層13を形
成し、この上に鉄をPVD法により堆積させ、鉄と単結
晶シリコン層13とを固相反応させて単結晶のβ−Fe
Si2 薄膜13を形成する。第2発明の製造方法では、
単結晶シリコン基板上に少なくとも鉄をPVD法により
堆積して単結晶のβ−FeSi2 薄膜を形成し、この単
結晶シリコン基板を絶縁性基板と接合して貼り合わせ基
板とし、単結晶シリコン基板の余分な単結晶シリコン部
分を除去する。
2 薄膜の製造方法及びβ−FeSi2 薄膜装置を提供す
る。 【構成】第1発明の製造方法では、単結晶シリコン基板
11上に絶縁膜12を挟んで単結晶シリコン層13を形
成し、この上に鉄をPVD法により堆積させ、鉄と単結
晶シリコン層13とを固相反応させて単結晶のβ−Fe
Si2 薄膜13を形成する。第2発明の製造方法では、
単結晶シリコン基板上に少なくとも鉄をPVD法により
堆積して単結晶のβ−FeSi2 薄膜を形成し、この単
結晶シリコン基板を絶縁性基板と接合して貼り合わせ基
板とし、単結晶シリコン基板の余分な単結晶シリコン部
分を除去する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鉄シリサイド(β−Fe
Si2 )薄膜の製造方法及びβ−FeSi2薄膜を有す
る装置に関し、詳しくは、単結晶のβ−FeSi2 薄膜
の製造方法及び単結晶のβ−FeSi2 薄膜を有する装
置に関する。
Si2 )薄膜の製造方法及びβ−FeSi2薄膜を有す
る装置に関し、詳しくは、単結晶のβ−FeSi2 薄膜
の製造方法及び単結晶のβ−FeSi2 薄膜を有する装
置に関する。
【0002】
【従来技術】β−FeSi2 薄膜(以下、鉄シリサイド
薄膜という)は、鉄シリサイド構造系の内、斜方晶の構
造をもつもので、六方晶の構造をもつα−FeSi2 と
区別される。β−FeSi2 は優れた熱−電気抵抗特性
を有することが知られている。 特開平4−21046
3号公報は、アルミナ基板上にPVD法により多結晶の
鉄シリサイド(β−FeSi2 )膜を堆積するに際し、
堆積時の基板温度を200〜600℃とし、その後、5
00〜900℃でアニールすることにより、サーミスタ
定数のばらつきが小さくなることを開示している。
薄膜という)は、鉄シリサイド構造系の内、斜方晶の構
造をもつもので、六方晶の構造をもつα−FeSi2 と
区別される。β−FeSi2 は優れた熱−電気抵抗特性
を有することが知られている。 特開平4−21046
3号公報は、アルミナ基板上にPVD法により多結晶の
鉄シリサイド(β−FeSi2 )膜を堆積するに際し、
堆積時の基板温度を200〜600℃とし、その後、5
00〜900℃でアニールすることにより、サーミスタ
定数のばらつきが小さくなることを開示している。
【0003】また、単結晶シリコン基板上に鉄をPVD
法により堆積してヘテロエピタキシャル成長により鉄シ
リサイド(β−FeSi2 )薄膜を形成することも提案
されている。
法により堆積してヘテロエピタキシャル成長により鉄シ
リサイド(β−FeSi2 )薄膜を形成することも提案
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たβ−FeSi2 薄膜は、多結晶構造を有するので、キ
ャリヤ移動度が低く、その為に熱−電気抵抗特性(熱電
変換感度)が低いという不具合があり、更に特性のばら
つきが大きいという不具合があった。一方、単結晶シリ
コン基板上に鉄シリサイド(β−FeSi2 )薄膜を形
成する場合は、鉄シリサイド(β−FeSi2 )薄膜と
単結晶シリコン基板との間の電気抵抗又は単結晶シリコ
ン基板の電気抵抗が鉄シリサイド(β−FeSi2 )薄
膜自身の電気抵抗に並列に加わり、そのために鉄シリサ
イド(β−FeSi2)薄膜自体の抵抗変化が検出困難
となる不具合があった。
たβ−FeSi2 薄膜は、多結晶構造を有するので、キ
ャリヤ移動度が低く、その為に熱−電気抵抗特性(熱電
変換感度)が低いという不具合があり、更に特性のばら
つきが大きいという不具合があった。一方、単結晶シリ
コン基板上に鉄シリサイド(β−FeSi2 )薄膜を形
成する場合は、鉄シリサイド(β−FeSi2 )薄膜と
単結晶シリコン基板との間の電気抵抗又は単結晶シリコ
ン基板の電気抵抗が鉄シリサイド(β−FeSi2 )薄
膜自身の電気抵抗に並列に加わり、そのために鉄シリサ
イド(β−FeSi2)薄膜自体の抵抗変化が検出困難
となる不具合があった。
【0005】本発明では上記問題に鑑みなされたもので
あり、優れた熱−電気抵抗特性を有するβ−FeSi2
薄膜の製造方法を提供することを、その第1の目的と
し、優れた熱−電気抵抗特性を有するβ−FeSi2 薄
膜をもつ装置を提供することを、その第2の目的としい
る。
あり、優れた熱−電気抵抗特性を有するβ−FeSi2
薄膜の製造方法を提供することを、その第1の目的と
し、優れた熱−電気抵抗特性を有するβ−FeSi2 薄
膜をもつ装置を提供することを、その第2の目的としい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1発明のβ−FeSi
2 薄膜の製造方法は、単結晶シリコン基板上に絶縁膜を
挟んで形成された単結晶シリコン層上に鉄をPVD法に
より堆積させ、前記鉄と前記単結晶シリコン層とを固相
反応させて単結晶の鉄シリサイド(β−FeSi2 )薄
膜を形成することを特徴としている。
2 薄膜の製造方法は、単結晶シリコン基板上に絶縁膜を
挟んで形成された単結晶シリコン層上に鉄をPVD法に
より堆積させ、前記鉄と前記単結晶シリコン層とを固相
反応させて単結晶の鉄シリサイド(β−FeSi2 )薄
膜を形成することを特徴としている。
【0007】好適な態様では、前記鉄シリサイド(β−
FeSi2 )薄膜上に更に鉄シリサイド(β−FeSi
2 )薄膜をエピタキシャル成長させる。好適な態様で
は、前記鉄シリサイド(β−FeSi2 )薄膜は前記絶
縁膜に接する。第2発明のβ−FeSi2 薄膜の製造方
法は、単結晶シリコン基板上に少なくとも鉄をPVD法
により堆積して単結晶の鉄シリサイド(β−FeS
i2 )薄膜を形成し、少なくとも表面が電気絶縁物から
なる絶縁性基板の表面に前記単結晶シリコン基板を接合
し、前記単結晶シリコン基板の単結晶シリコン部分を除
去して前記絶縁性基板上に前記鉄シリサイド(β−Fe
Si2 )薄膜を露出して形成することを特徴としてい
る。
FeSi2 )薄膜上に更に鉄シリサイド(β−FeSi
2 )薄膜をエピタキシャル成長させる。好適な態様で
は、前記鉄シリサイド(β−FeSi2 )薄膜は前記絶
縁膜に接する。第2発明のβ−FeSi2 薄膜の製造方
法は、単結晶シリコン基板上に少なくとも鉄をPVD法
により堆積して単結晶の鉄シリサイド(β−FeS
i2 )薄膜を形成し、少なくとも表面が電気絶縁物から
なる絶縁性基板の表面に前記単結晶シリコン基板を接合
し、前記単結晶シリコン基板の単結晶シリコン部分を除
去して前記絶縁性基板上に前記鉄シリサイド(β−Fe
Si2 )薄膜を露出して形成することを特徴としてい
る。
【0008】第3発明のβ−FeSi2 薄膜を有する装
置は、少なくとも表面部が絶縁体層となっている絶縁性
基板と、前記絶縁性基板上に形成された単結晶の鉄シリ
サイド(β−FeSi2 )薄膜とを備えることを特徴と
している。
置は、少なくとも表面部が絶縁体層となっている絶縁性
基板と、前記絶縁性基板上に形成された単結晶の鉄シリ
サイド(β−FeSi2 )薄膜とを備えることを特徴と
している。
【0009】
【作用及び発明の効果】第1発明のβ−FeSi2 薄膜
の製造方法では、単結晶シリコン基板上に絶縁膜を挟ん
で単結晶シリコン層が形成されたいわゆるシリコンオン
インシュレータ(S0I)構造の基板を用い、この上に
鉄をPVD法により堆積させ、鉄と単結晶シリコン層と
を固相反応させて単結晶の鉄シリサイド(β−FeSi
2 )薄膜を形成する。
の製造方法では、単結晶シリコン基板上に絶縁膜を挟ん
で単結晶シリコン層が形成されたいわゆるシリコンオン
インシュレータ(S0I)構造の基板を用い、この上に
鉄をPVD法により堆積させ、鉄と単結晶シリコン層と
を固相反応させて単結晶の鉄シリサイド(β−FeSi
2 )薄膜を形成する。
【0010】このようにすれば、鉄シリサイド(β−F
eSi2 )薄膜が単結晶となるので、従来の多結晶の鉄
シリサイド(β−FeSi2 )薄膜に比べて格段にキャ
リヤ移動度が優れ、その為に優れた熱−電気抵抗特性
(熱電変換感度)をもち、特性のばらつきも小さい単結
晶の鉄シリサイド(β−FeSi2 )薄膜を製造するこ
とができる。しかも、この鉄シリサイド(β−FeSi
2 )薄膜は、絶縁膜により単結晶シリコン基板から電気
的に絶縁されるので鉄シリサイド(β−FeSi 2 )薄
膜の電気抵抗を検出する際に単結晶シリコン基板の電気
抵抗が鉄シリサイド(β−FeSi2 )薄膜の電気抵抗
に含まれることがない。
eSi2 )薄膜が単結晶となるので、従来の多結晶の鉄
シリサイド(β−FeSi2 )薄膜に比べて格段にキャ
リヤ移動度が優れ、その為に優れた熱−電気抵抗特性
(熱電変換感度)をもち、特性のばらつきも小さい単結
晶の鉄シリサイド(β−FeSi2 )薄膜を製造するこ
とができる。しかも、この鉄シリサイド(β−FeSi
2 )薄膜は、絶縁膜により単結晶シリコン基板から電気
的に絶縁されるので鉄シリサイド(β−FeSi 2 )薄
膜の電気抵抗を検出する際に単結晶シリコン基板の電気
抵抗が鉄シリサイド(β−FeSi2 )薄膜の電気抵抗
に含まれることがない。
【0011】すなわち、この発明では、単結晶シリコン
基板の単結晶構造に基づいて絶縁膜上のシリコン層を単
結晶化し、この単結晶シリコン層とPVD鉄層との固相
反応により単結晶の鉄シリサイド(β−FeSi2 )薄
膜を形成するので、ばらつきが少なくかつ高感度の熱−
抵抗特性を有するβ−FeSi2 薄膜の製造方法を実現
することができる。
基板の単結晶構造に基づいて絶縁膜上のシリコン層を単
結晶化し、この単結晶シリコン層とPVD鉄層との固相
反応により単結晶の鉄シリサイド(β−FeSi2 )薄
膜を形成するので、ばらつきが少なくかつ高感度の熱−
抵抗特性を有するβ−FeSi2 薄膜の製造方法を実現
することができる。
【0012】第1発明の好適な態様において、上記した
固相反応により成長された鉄シリサイド(β−FeSi
2 )薄膜上に更に鉄シリサイド(β−FeSi2 )薄膜
をエピタキシャル成長させる。上記した固相反応により
形成された鉄シリサイド(β−FeSi2 )薄膜(以
下、基膜ともいう)は膜厚の増加とともに結晶品質が低
下する(特に50nmを超えると)ので、この薄く形成
した基膜上に鉄及びシリコンを原子比で1対2の割合で
供給して鉄シリサイド(β−FeSi2 )薄膜を更にエ
ピタキシャル成長する。
固相反応により成長された鉄シリサイド(β−FeSi
2 )薄膜上に更に鉄シリサイド(β−FeSi2 )薄膜
をエピタキシャル成長させる。上記した固相反応により
形成された鉄シリサイド(β−FeSi2 )薄膜(以
下、基膜ともいう)は膜厚の増加とともに結晶品質が低
下する(特に50nmを超えると)ので、この薄く形成
した基膜上に鉄及びシリコンを原子比で1対2の割合で
供給して鉄シリサイド(β−FeSi2 )薄膜を更にエ
ピタキシャル成長する。
【0013】このようにすれば、使用に際し好適な厚さ
(50nm以上)の単結晶β−FeSi2 薄膜を絶縁膜
上に形成することができる。第1発明の好適な態様で
は、鉄シリサイド(β−FeSi2 )薄膜は絶縁膜に接
する。このようにすれば、鉄シリサイド(β−FeSi
2 )薄膜の電気抵抗と並列に単結晶シリコン層の電気抵
抗が接続されることがなく、鉄シリサイド(β−FeS
i2 )薄膜の熱−電気抵抗特性が一層高感度となる。
(50nm以上)の単結晶β−FeSi2 薄膜を絶縁膜
上に形成することができる。第1発明の好適な態様で
は、鉄シリサイド(β−FeSi2 )薄膜は絶縁膜に接
する。このようにすれば、鉄シリサイド(β−FeSi
2 )薄膜の電気抵抗と並列に単結晶シリコン層の電気抵
抗が接続されることがなく、鉄シリサイド(β−FeS
i2 )薄膜の熱−電気抵抗特性が一層高感度となる。
【0014】第2発明のβ−FeSi2 薄膜の製造方法
は、単結晶シリコン基板上に少なくとも鉄をPVD法に
より堆積して単結晶の鉄シリサイド(β−FeSi2 )
薄膜を形成し、この単結晶シリコン基板を絶縁性基板と
接合して貼り合わせ基板とし、単結晶シリコン基板の余
分な単結晶シリコン部分を除去する。このようにすれ
ば、鉄シリサイド(β−FeSi2 )薄膜が単結晶とな
るので、従来の多結晶の鉄シリサイド(β−FeS
i2 )薄膜に比べて格段にキャリヤ移動度が優れ、その
為に優れた熱−電気抵抗特性(熱電変換感度)をもち、
特性のばらつきも小さい単結晶の鉄シリサイド(β−F
eSi2 )薄膜を製造することができる。しかも、この
鉄シリサイド(β−FeSi2 )薄膜は、絶縁性基板上
に形成されるので、鉄シリサイド(β−FeSi2 )薄
膜の電気抵抗を検出する際に基板の電気抵抗を無視する
ことができ、上記熱−電気抵抗特性が劣化することがな
い。
は、単結晶シリコン基板上に少なくとも鉄をPVD法に
より堆積して単結晶の鉄シリサイド(β−FeSi2 )
薄膜を形成し、この単結晶シリコン基板を絶縁性基板と
接合して貼り合わせ基板とし、単結晶シリコン基板の余
分な単結晶シリコン部分を除去する。このようにすれ
ば、鉄シリサイド(β−FeSi2 )薄膜が単結晶とな
るので、従来の多結晶の鉄シリサイド(β−FeS
i2 )薄膜に比べて格段にキャリヤ移動度が優れ、その
為に優れた熱−電気抵抗特性(熱電変換感度)をもち、
特性のばらつきも小さい単結晶の鉄シリサイド(β−F
eSi2 )薄膜を製造することができる。しかも、この
鉄シリサイド(β−FeSi2 )薄膜は、絶縁性基板上
に形成されるので、鉄シリサイド(β−FeSi2 )薄
膜の電気抵抗を検出する際に基板の電気抵抗を無視する
ことができ、上記熱−電気抵抗特性が劣化することがな
い。
【0015】なお、絶縁性基板は例えばアルミナのよう
な絶縁体基板でもよく、又は表面にシリコン酸化膜を有
する単結晶シリコン基板のような表面部のみ電気絶縁性
を有する基板でもよい。第3発明のβ−FeSi2 薄膜
を有する装置は、例えば上記した製造方法により形成さ
れたβ−FeSi2 薄膜を有する電気装置であり、従来
の多結晶β−FeSi2 薄膜装置又は単結晶シリコン基
板上に形成したβ−FeSi2 薄膜装置に比較して、上
述の理由により格段に優れた熱−電気抵抗変換感度を有
する装置となる。
な絶縁体基板でもよく、又は表面にシリコン酸化膜を有
する単結晶シリコン基板のような表面部のみ電気絶縁性
を有する基板でもよい。第3発明のβ−FeSi2 薄膜
を有する装置は、例えば上記した製造方法により形成さ
れたβ−FeSi2 薄膜を有する電気装置であり、従来
の多結晶β−FeSi2 薄膜装置又は単結晶シリコン基
板上に形成したβ−FeSi2 薄膜装置に比較して、上
述の理由により格段に優れた熱−電気抵抗変換感度を有
する装置となる。
【0016】好適な態様において、絶縁性基板は表面に
絶縁体層を有する単結晶シリコン基板からなり、絶縁体
層上に単結晶シリコン層が配設され、単結晶シリコン層
にβ−FeSi2 薄膜の出力信号を処理するセンス回路
が形成される。このようにすれば、一層高感度の熱−電
気抵抗特性をもつ装置を実現することができる。
絶縁体層を有する単結晶シリコン基板からなり、絶縁体
層上に単結晶シリコン層が配設され、単結晶シリコン層
にβ−FeSi2 薄膜の出力信号を処理するセンス回路
が形成される。このようにすれば、一層高感度の熱−電
気抵抗特性をもつ装置を実現することができる。
【0017】すなわち、この装置では、β−FeSi2
薄膜に隣接してそのセンス回路(アンプ)を設けること
ができ、β−FeSi2 薄膜すなわち感熱素子とセンス
回路とを接続する信号線が極めて短くなり、この信号線
の電気抵抗に起因する熱雑音電圧を低減でき、また、こ
の信号線に誘導される電磁ノイズ電圧も低減できる。
薄膜に隣接してそのセンス回路(アンプ)を設けること
ができ、β−FeSi2 薄膜すなわち感熱素子とセンス
回路とを接続する信号線が極めて短くなり、この信号線
の電気抵抗に起因する熱雑音電圧を低減でき、また、こ
の信号線に誘導される電磁ノイズ電圧も低減できる。
【0018】
(実施例1)以下、第1発明のβ−FeSi2 薄膜の製
造方法の一例を図1を参照して説明する。まず、図1
(a)に示すように、面方位が(111)又は(10
0)、好ましくは(111)のSIMOXウエハ(酸素
イオン注入により形成した酸化膜を誘電体とする誘電体
分離Si基板)1を準備する。このSIMOXウエハ1
は、単結晶シリコン基板11と、その上に酸素イオンの
注入及び加熱により形成されたシリコン酸化膜層12
と、その上の単結晶シリコン層13とからなる。
造方法の一例を図1を参照して説明する。まず、図1
(a)に示すように、面方位が(111)又は(10
0)、好ましくは(111)のSIMOXウエハ(酸素
イオン注入により形成した酸化膜を誘電体とする誘電体
分離Si基板)1を準備する。このSIMOXウエハ1
は、単結晶シリコン基板11と、その上に酸素イオンの
注入及び加熱により形成されたシリコン酸化膜層12
と、その上の単結晶シリコン層13とからなる。
【0019】次に、この単結晶シリコン層13をエッチ
ングしてその厚さを約10〜50nm、好ましくは10
〜30nmとする。これは、この単結晶シリコン層13
から形成する単結晶の鉄シリサイド(β−FeSi2 )
薄膜の結晶性を向上するためである。エッチングは、単
結晶シリコン層13を熱酸化して形成した熱酸化膜(図
示せず)を希ふっ酸によりエッチングする方法が膜厚の
均一性向上のために好適である。もちろん、このエッチ
ングプロセスは複数回実施可能である。
ングしてその厚さを約10〜50nm、好ましくは10
〜30nmとする。これは、この単結晶シリコン層13
から形成する単結晶の鉄シリサイド(β−FeSi2 )
薄膜の結晶性を向上するためである。エッチングは、単
結晶シリコン層13を熱酸化して形成した熱酸化膜(図
示せず)を希ふっ酸によりエッチングする方法が膜厚の
均一性向上のために好適である。もちろん、このエッチ
ングプロセスは複数回実施可能である。
【0020】次に、単結晶シリコン層13上にFe層を
スパッタリング法(他のPVD法でもよい)にて堆積す
る。堆積されたFe層は堆積直後時点では一部がβ−F
eSi2 で残部がFe層となっているが、ここでは簡単
のために堆積層をβ−FeSi2 テンプレート膜2と呼
ぶ。なお、このβ−FeSi2 テンプレート膜2におけ
る鉄シリサイド(FeSi2 )層の結晶構造は単結晶シ
リコン層13の面方位(ここでは111)に規制され
て、面方位が(101)の単結晶β−FeSi2構造と
なる(図1(b)参照)。スパッタリングは、高真空
(ベース真空度〜10-5Pa、堆積中真空度〜10-3P
a)におけるAr+ イオンスパッタリング法により行っ
た。Fe層の堆積膜厚は単結晶シリコン層13の膜厚に
対してFe:Si=15:53になるようにした。ま
た、堆積中の基板温度は625〜725℃とした。
スパッタリング法(他のPVD法でもよい)にて堆積す
る。堆積されたFe層は堆積直後時点では一部がβ−F
eSi2 で残部がFe層となっているが、ここでは簡単
のために堆積層をβ−FeSi2 テンプレート膜2と呼
ぶ。なお、このβ−FeSi2 テンプレート膜2におけ
る鉄シリサイド(FeSi2 )層の結晶構造は単結晶シ
リコン層13の面方位(ここでは111)に規制され
て、面方位が(101)の単結晶β−FeSi2構造と
なる(図1(b)参照)。スパッタリングは、高真空
(ベース真空度〜10-5Pa、堆積中真空度〜10-3P
a)におけるAr+ イオンスパッタリング法により行っ
た。Fe層の堆積膜厚は単結晶シリコン層13の膜厚に
対してFe:Si=15:53になるようにした。ま
た、堆積中の基板温度は625〜725℃とした。
【0021】次に、β−FeSi2 テンプレート膜2上
に、更にFeとSiを原子比で1対2の割合で同時にA
r+ イオンスパッタリング法により堆積させる。基板温
度は同じく625〜725℃とする。これにより、この
堆積層も一部がβ−FeSi 2 で残部がFe層となる。
全β−FeSi2 膜厚は約50nmとした。その後、真
空チェンバー内で基板温度625〜725℃で60分間
程度アニールして、堆積層を全て単結晶のβ−FeSi
2 薄膜3とする(図1(c)参照)。
に、更にFeとSiを原子比で1対2の割合で同時にA
r+ イオンスパッタリング法により堆積させる。基板温
度は同じく625〜725℃とする。これにより、この
堆積層も一部がβ−FeSi 2 で残部がFe層となる。
全β−FeSi2 膜厚は約50nmとした。その後、真
空チェンバー内で基板温度625〜725℃で60分間
程度アニールして、堆積層を全て単結晶のβ−FeSi
2 薄膜3とする(図1(c)参照)。
【0022】Fe、Si同時イオンスパッタの条件を更
に記載すると、Feターゲットと基板との距離は200
mm、Siターゲットと基板との距離は200mm、A
r+スパッターガンの加速電圧は、ともに1.5KV、
減速電圧は、0.5KVである。またアーク電圧はF
e、Siともに61Vで、アーク電流はFe0.6〜
1.2A、Si1.2Aとして、堆積速度を制御する。
Fe、Siの堆積速度は各々3.7〜6.0nm/分、
及び、13〜15nm/分、特に、Feが3.7nm/
分、Siが14nm/分とするのが最適であった。これ
らの堆積速度は鉄シリサイド(β−FeSi2 )膜の化
学量論的組成を考慮したものである。
に記載すると、Feターゲットと基板との距離は200
mm、Siターゲットと基板との距離は200mm、A
r+スパッターガンの加速電圧は、ともに1.5KV、
減速電圧は、0.5KVである。またアーク電圧はF
e、Siともに61Vで、アーク電流はFe0.6〜
1.2A、Si1.2Aとして、堆積速度を制御する。
Fe、Siの堆積速度は各々3.7〜6.0nm/分、
及び、13〜15nm/分、特に、Feが3.7nm/
分、Siが14nm/分とするのが最適であった。これ
らの堆積速度は鉄シリサイド(β−FeSi2 )膜の化
学量論的組成を考慮したものである。
【0023】なお、上記したFeとSiを原子比で1対
2の割合で同時に堆積する堆積後工程及びその後のアニ
ール工程は省略可能である。ただし、アニール工程を省
略する場合には、スパッタリング堆積工程(図1
(b))をゆっくり実施することが好ましい。すなわ
ち、堆積時及びその後のアニール時の基板温度を625
〜725℃とすることにより、堆積されたFe層は堆積
中及びその後のアニール処理により単結晶シリコン層1
3と反応して鉄シリサイド(FeSi2 )層となり、こ
の鉄シリサイド(FeSi2 )層の結晶構造は元の単結
晶シリコン層13の面方位(ここでは111)に規制さ
れて、面方位が(101)の単結晶のβ−FeSi2 薄
膜2となる。なお、単結晶のβ−FeSi2 薄膜3と単
結晶シリコン層13との格子不整合率1.4%である。
また、β−FeSi2 薄膜2の単結晶性は、膜厚を約5
0nm以下とした場合に特に優れている。
2の割合で同時に堆積する堆積後工程及びその後のアニ
ール工程は省略可能である。ただし、アニール工程を省
略する場合には、スパッタリング堆積工程(図1
(b))をゆっくり実施することが好ましい。すなわ
ち、堆積時及びその後のアニール時の基板温度を625
〜725℃とすることにより、堆積されたFe層は堆積
中及びその後のアニール処理により単結晶シリコン層1
3と反応して鉄シリサイド(FeSi2 )層となり、こ
の鉄シリサイド(FeSi2 )層の結晶構造は元の単結
晶シリコン層13の面方位(ここでは111)に規制さ
れて、面方位が(101)の単結晶のβ−FeSi2 薄
膜2となる。なお、単結晶のβ−FeSi2 薄膜3と単
結晶シリコン層13との格子不整合率1.4%である。
また、β−FeSi2 薄膜2の単結晶性は、膜厚を約5
0nm以下とした場合に特に優れている。
【0024】図1(b)のβ−FeSi2 テンプレート
膜2を最終的に50nmとするためには、単結晶シリコ
ン層2及び、Feとともに供給するSi層の堆積膜厚の
合計を約53nm、堆積するFe層を未反応と仮定して
約15nmとするのが好ましい。 (実施例2)他の実施例を図2を参照して説明する。
膜2を最終的に50nmとするためには、単結晶シリコ
ン層2及び、Feとともに供給するSi層の堆積膜厚の
合計を約53nm、堆積するFe層を未反応と仮定して
約15nmとするのが好ましい。 (実施例2)他の実施例を図2を参照して説明する。
【0025】この実施例では、単結晶シリコン基板11
上にシリコン酸化膜12を挟んで単結晶シリコン基板4
を張り合わせ、単結晶シリコン基板4を実施例1の単結
晶シリコン層13と同じ程度の膜厚となるまで、研磨、
エッチングして貼り合わせ基板を形成し(図2
(a))、以降の工程は実施例1と同じとして(図2
(b))、シリコン酸化膜12上にβ−FeSi2 薄膜
3を形成した(図2(c))。
上にシリコン酸化膜12を挟んで単結晶シリコン基板4
を張り合わせ、単結晶シリコン基板4を実施例1の単結
晶シリコン層13と同じ程度の膜厚となるまで、研磨、
エッチングして貼り合わせ基板を形成し(図2
(a))、以降の工程は実施例1と同じとして(図2
(b))、シリコン酸化膜12上にβ−FeSi2 薄膜
3を形成した(図2(c))。
【0026】以下、この貼り合わせ基板の製造方法を説
明すると、単結晶シリコン基板11の一方の主面に鏡面
研磨を施した後、熱酸化を施しシリコン酸化膜12を形
成する。そして、この単結晶シリコン基板11表面のシ
リコン酸化膜12側に、鏡面研磨された主面を有する第
2の単結晶シリコン基板3を充分に清浄な雰囲気下で密
着、加熱して接合する。次に、単結晶シリコン基板4を
鏡面研磨し、エッチングして貼り合わせ基板を形成す
る。 (実施例3)他の実施例を図3を参照して説明する。
明すると、単結晶シリコン基板11の一方の主面に鏡面
研磨を施した後、熱酸化を施しシリコン酸化膜12を形
成する。そして、この単結晶シリコン基板11表面のシ
リコン酸化膜12側に、鏡面研磨された主面を有する第
2の単結晶シリコン基板3を充分に清浄な雰囲気下で密
着、加熱して接合する。次に、単結晶シリコン基板4を
鏡面研磨し、エッチングして貼り合わせ基板を形成す
る。 (実施例3)他の実施例を図3を参照して説明する。
【0027】この実施例では、単結晶Si基板4上に上
記実施例1、2と同一工程でβ−FeSi2 薄膜5を形
成し、一方、表面にシリコン酸化膜12を有する単結晶
シリコン層11を準備し、これら両基板4、11を貼り
合わせて貼り合わせ基板を形成し(図3(a))、その
後で、単結晶シリコン基板4の単結晶シリコン部分を研
磨、エッチングして、β−FeSi2 薄膜5を形成し
た。
記実施例1、2と同一工程でβ−FeSi2 薄膜5を形
成し、一方、表面にシリコン酸化膜12を有する単結晶
シリコン層11を準備し、これら両基板4、11を貼り
合わせて貼り合わせ基板を形成し(図3(a))、その
後で、単結晶シリコン基板4の単結晶シリコン部分を研
磨、エッチングして、β−FeSi2 薄膜5を形成し
た。
【0028】なお、貼り合わせ基板の製法は実施例2と
同じである。ただ、貼り合わせ前に、シリコン酸化膜1
2はキャロス洗浄(H2 SO4 :H2 O2 =4:1)を
施し、β−FeSi2 膜5は有機溶媒により洗浄する。
そして貼り合わせ後、不活性ガス雰囲気中で熱処理を施
して図3(a)の貼り合わせ基板を得る。なお、この場
合、シリコン酸化膜12を有する単結晶シリコン基板1
1をアルミナ基板などの絶縁基板に置換可能であること
はいうまでもない。
同じである。ただ、貼り合わせ前に、シリコン酸化膜1
2はキャロス洗浄(H2 SO4 :H2 O2 =4:1)を
施し、β−FeSi2 膜5は有機溶媒により洗浄する。
そして貼り合わせ後、不活性ガス雰囲気中で熱処理を施
して図3(a)の貼り合わせ基板を得る。なお、この場
合、シリコン酸化膜12を有する単結晶シリコン基板1
1をアルミナ基板などの絶縁基板に置換可能であること
はいうまでもない。
【0029】なお、上記した各実施例の構造の単結晶シ
リコン基板11上にシリコン酸化膜12を介してβ−F
eSi2 薄膜3、5を有する装置は単結晶シリコンSO
I構造を有するので、SOI基板のシリコン酸化膜12
上の単結晶シリコン基板11を、β−FeSi2 薄膜形
成予定領域のみ予め所定の厚さにエッチングし、IC形
成予定領域はIC形成可能の膜厚のままとし、その後
で、IC形成予定領域にバイポーラ又はMOSセンス回
路を形成し、その後、β−FeSi2 薄膜形成予定領域
にβ−FeSi2 薄膜3、5を形成し、その後、β−F
eSi2 薄膜3、5の端部と上記センス回路の入力端と
を層間絶縁膜上の導体線で接続してセンス回路及びβ−
FeSi2 薄膜を有する半導体装置(感温装置)を製造
することもできる。
リコン基板11上にシリコン酸化膜12を介してβ−F
eSi2 薄膜3、5を有する装置は単結晶シリコンSO
I構造を有するので、SOI基板のシリコン酸化膜12
上の単結晶シリコン基板11を、β−FeSi2 薄膜形
成予定領域のみ予め所定の厚さにエッチングし、IC形
成予定領域はIC形成可能の膜厚のままとし、その後
で、IC形成予定領域にバイポーラ又はMOSセンス回
路を形成し、その後、β−FeSi2 薄膜形成予定領域
にβ−FeSi2 薄膜3、5を形成し、その後、β−F
eSi2 薄膜3、5の端部と上記センス回路の入力端と
を層間絶縁膜上の導体線で接続してセンス回路及びβ−
FeSi2 薄膜を有する半導体装置(感温装置)を製造
することもできる。
【図1】本発明のβ−FeSi2 薄膜の製法の一実施例
を示す工程図である。
を示す工程図である。
【図2】本発明のβ−FeSi2 薄膜の製法の一実施例
を示す工程図である。
を示す工程図である。
【図3】本発明のβ−FeSi2 薄膜の製法の一実施例
を示す工程図である。
を示す工程図である。
11は単結晶シリコン基板、 12はシリコン酸化膜、 13は単結晶シリコン層、 3はβ−FeSi2 薄膜。
Claims (5)
- 【請求項1】単結晶シリコン基板上に絶縁膜を挟んで形
成された単結晶シリコン層上に鉄をPVD法により堆積
させ、前記鉄と前記単結晶シリコン層とを固相反応させ
て単結晶の鉄シリサイド(β−FeSi2 )薄膜を形成
することを特徴とするβ−FeSi2 薄膜の製造方法。 - 【請求項2】前記鉄シリサイド(β−FeSi2 )薄膜
上に更に鉄シリサイド(β−FeSi2 )薄膜をエピタ
キシャル成長させる請求項1記載のβ−FeSi2 薄膜
の製造方法。 - 【請求項3】前記鉄シリサイド(β−FeSi2 )薄膜
は前記絶縁膜に接する請求項1記載のβ−FeSi2 薄
膜の製造方法。 - 【請求項4】単結晶シリコン基板上に少なくとも鉄をP
VD法により堆積して単結晶の鉄シリサイド(β−Fe
Si2 )薄膜を形成し、 少なくとも表面が電気絶縁物からなる絶縁性基板の表面
に前記単結晶シリコン基板を接合し、 前記単結晶シリコン基板の単結晶シリコン部分を除去し
て前記絶縁性基板上に前記鉄シリサイド(β−FeSi
2 )薄膜を露出して形成することを特徴とするβ−Fe
Si2 薄膜の製造方法。 - 【請求項5】少なくとも表面部が絶縁体層となっている
絶縁性基板と、 前記絶縁性基板上に形成された単結晶の鉄シリサイド
(β−FeSi2 )薄膜と、 を備えることを特徴とするβ−FeSi2 薄膜を有する
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31334093A JPH07166323A (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | β−FeSi2 薄膜の製造方法及びβ−FeSi2 薄膜を有する装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31334093A JPH07166323A (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | β−FeSi2 薄膜の製造方法及びβ−FeSi2 薄膜を有する装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07166323A true JPH07166323A (ja) | 1995-06-27 |
Family
ID=18040071
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31334093A Pending JPH07166323A (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | β−FeSi2 薄膜の製造方法及びβ−FeSi2 薄膜を有する装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07166323A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003046100A (ja) * | 2001-07-30 | 2003-02-14 | Mitsubishi Materials Silicon Corp | 鉄シリサイド層を有した半導体基板及び光半導体装置並びにこれらの製造方法 |
JP2004303868A (ja) * | 2003-03-31 | 2004-10-28 | Tdk Corp | ベータ鉄シリサイド領域の作製方法 |
US6949463B2 (en) | 2003-01-16 | 2005-09-27 | Tdk Corporation | Method of making iron silicide and method of making photoelectric transducer |
US7352044B2 (en) | 2003-01-16 | 2008-04-01 | Tdk Corporation | Photoelectric transducer, photoelectric transducer apparatus, and iron silicide film |
-
1993
- 1993-12-14 JP JP31334093A patent/JPH07166323A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003046100A (ja) * | 2001-07-30 | 2003-02-14 | Mitsubishi Materials Silicon Corp | 鉄シリサイド層を有した半導体基板及び光半導体装置並びにこれらの製造方法 |
US6949463B2 (en) | 2003-01-16 | 2005-09-27 | Tdk Corporation | Method of making iron silicide and method of making photoelectric transducer |
US7352044B2 (en) | 2003-01-16 | 2008-04-01 | Tdk Corporation | Photoelectric transducer, photoelectric transducer apparatus, and iron silicide film |
US7354857B2 (en) | 2003-01-16 | 2008-04-08 | Tdk Corporation | Method of making iron silicide and method of making photoelectric transducer |
JP2004303868A (ja) * | 2003-03-31 | 2004-10-28 | Tdk Corp | ベータ鉄シリサイド領域の作製方法 |
JP4581332B2 (ja) * | 2003-03-31 | 2010-11-17 | Tdk株式会社 | ベータ鉄シリサイド領域の作製方法 |
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