JPH07165705A - ラクタムの製造方法 - Google Patents

ラクタムの製造方法

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JPH07165705A
JPH07165705A JP6195664A JP19566494A JPH07165705A JP H07165705 A JPH07165705 A JP H07165705A JP 6195664 A JP6195664 A JP 6195664A JP 19566494 A JP19566494 A JP 19566494A JP H07165705 A JPH07165705 A JP H07165705A
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JP
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sulfonic acid
lactam
reaction
lactim
solvent
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JP6195664A
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Petrus J H Thomissen
ヨーゼフ フベルトゥス トミッセン ペトルス
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DSM NV
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D201/00Preparation, separation, purification or stabilisation of unsubstituted lactams
    • C07D201/02Preparation of lactams
    • C07D201/04Preparation of lactams from or via oximes by Beckmann rearrangement

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Other In-Based Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ラクチム−O−スルホン酸及び溶剤の存在下
で脂環式ケトキシムからラクタムを製造する改良された
方法を提供する。 【構成】 ラクチム−O−スルホン酸及び溶剤の存在下
で脂環式ケトキシムからラクタムを製造する方法におい
て、該反応を酸性陽イオン交換体の存在下で実施するこ
とを特徴とするラクタムの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラクチム−O−スルホ
ン酸及び溶剤の存在下で脂環式ケトキシムからラクタム
を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】該方法は、英国特許第1301646号
明細書から公知である。該明細書には、第一反応工程で
ε−カプロラクチム−O−スルホン酸の存在下でシクロ
ヘキサノンオキシム/塩化錫(IV)錯体をε−カプロ
ラクタム/塩化錫錯体に転化する方法が記載されてい
る。引続き、このように形成された錯体を分離し、第二
反応工程でシクロヘキサノンオキシムと接触させ、ε−
カプロラクタム及びシクロヘキサノンオキシム/塩化錫
錯体が形成される。ε−カプロラクタムを回収し、シク
ロヘキサノンオキシム/塩化錫錯体を第一反応工程に再
循環させる。これらすべての反応の最終結果は、シクロ
ヘキサノンオキシム(脂環式ケトキシム)がシクロヘキ
サノンオキシム/塩化錫錯体(塩化錫錯体)の存在下で
自由にε−カプロラクタム(ラクタム)に転化されるこ
とである。
【0003】該公知方法の欠点は、ラクタムを製造する
ために比較的多くの処理工程が必要とされることであ
る。それぞれの反応工程の後で、所望の生成物は例えば
結晶化により分離される、このことはこの種の試薬に関
しては達成するのが容易ではない。更に、該処理は、腐
蝕性で感湿性である試薬、塩化錫(IV)を導入するこ
とにより複雑である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ラク
チム−O−スルホン酸の存在下で脂環式ケトキシムから
出発してラクタムを製造するための比較的少ない処理工
程を有する簡単な方法を提供することであった。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は、前記反応を
酸性陽イオン交換体の存在下で実施することにより解決
される。
【0006】ラクタムを本発明による方法で製造する
と、該ラクタムは脂環式ケトキシム(以下略してオキシ
ム)から出発する簡単な処理工程で製造され得ることを
見出した。もう1つの利点は、塩化物及び/又は塩化錫
錯体を使用しなくてもよいという点である。第3の利点
は、ラクタムの選択性が英国特許第1301646号明
細書による方法で達成される選択性よりも高いという点
である。
【0007】本発明による方法は、脂肪族ケトキシムか
ら出発してラクタムを製造するためにオレウムを使用す
る必要がない。このことは有利である、というのもオレ
ウムは非常に腐蝕性で、従って複雑な処理を必要とする
からである。ベックマン転位としても知られる、オレウ
ム中での脂肪族ケトキシムのラクタムへの転位は、ラク
タムの製造、特にε−カプロラクタムの製造を実施する
際に使用される一般的な方法である。このような方法に
おいて、ラクタムはアンモニア水で中性にし、次いで得
られた硫酸アンモニウム含有溶液からラクタムを抽出す
ることにより反応混合物から回収される。該方法の欠点
は、例えばε−カプロラクタムを製造する際に、ラクタ
ム1トン当り(NH42SO4 1.7〜1.9トンが
副生成物として製造されることである。硫酸アンモニウ
ムは徐々に販売困難になり、かつ環境問題を生ぜしめる
ので、このような副生成物は望ましくないと見做され
る、その結果、硫酸アンモニウムの副生成物を生じない
脂環式ケトキシムのラクタムへの転位法を見出すことが
しばしば断念された。本発明による方法を実施すれば、
実質的に(NH42SO4の副生成物を生じずにラクタ
ムを製造することができる。
【0008】脂環式ケトキシムは、以下の一般式:
【0009】
【化2】
【0010】[式中、Rは3〜20個の炭素原子を有す
る直鎖状又は分枝鎖状のアルキレン基を表す]により示
される。
【0011】ラクチム−O−スルホン酸は、以下の一般
式:
【0012】
【化3】
【0013】[式中、Rは上記のものを表す]により示
される。
【0014】有利には、Rは、相応するラクタムがナイ
ロン−6の原料であるε−カプロラクタムである限り直
鎖状のペンタメチレン基、又は直鎖状のヘプタメチレン
基又は直鎖状のウンデカメチレン基である。適当なラク
チム−O−スルホン酸の例は、カプロラクチム−O−ス
ルホン酸(R=ペンタメチレン基)、カプリルラクチム
−O−スルホン酸(R=ヘプタメチレン基)、ウンデカ
ノラクチム−O−スルホン酸(R=デカメチレン基)、
ラウロラクチム−O−スルホン酸(R=ウンデカメチレ
ン基)、メチルカプロラクチム−O−スルホン酸(R=
メチル置換されたペンタメチレン基)及びエチルバレロ
ラクチム−O−スルホン酸(R=エチル置換されたテト
ラメチレン基)である。
【0015】ラクチム−O−スルホン酸は、当業者には
公知の方法の変法で製造することができる。可能な方法
は、まず第一に、J. Org. Chem. 36, 2159, 1971 及び
Ind.Eng. Chem. Prod. Res. Develop.,7,189(1968)に
記載されているようにオキシム及びジオキサン・SO3
からオキシム−O−スルホン酸を製造し、次いで Bull
of the Chem. Soc. Jpn., Vol. 46, 3168-3173(1973)
に記載されているようにオキシム−O−スルホン酸を例
えば44℃で転位させることにより相応するラクチム−
O−スルホン酸に転化させることを包含する。ラクチム
−O−スルホン酸は同様にSO3を(実質的に)水不含
の不活性溶剤、例えば1,2−ジクロロエタン中に溶解
させ、徐々に同一の溶剤中のラクタムの混合物を該混合
物に低温、例えば10℃で添加することにより製造する
こともできる。
【0016】一般的には、該反応は(実質的に)水不含
の条件下で、本発明の方法による反応条件下で不活性か
つ液体であり、かつラクチム−O−スルホン酸及びオキ
シムを容易に溶解させる溶剤中で実施する。適当な溶剤
の例は、液体SO2及び1〜10個の炭素原子を有する
ハロゲン化炭化水素、例えば1,2−ジクロロエタンで
ある。溶剤の適性は、当業者にとっては容易に想到しう
る。例えば、英国特許第1342550号明細書に記載
されたイオン交換体の作用下での転位反応のための公知
溶剤、例えばジメチルスルホキシド(DMSO)又はC
3CNはあまり適していない。
【0017】一般的には、温度は−30℃〜50℃、有
利には−5℃より高く30℃未満である。
【0018】圧力はあまり問題にならず、特に用いられ
る溶剤に依存する。一般的には圧力は0.01〜2MP
aである。
【0019】適当な酸性陽イオン交換体は、水素原子を
供与することができ、ラクチム−O−スルホン酸又は形
成されたラクタムとあまり強く結合しない、無機又は有
機構造を有するイオン交換体であってよい。−SO3
基を有する陽イオン交換体は、例えば特に該目的に適し
ていることが判明した。該−SO3H基は有利にはC1
4−アルキル基を介して又は介さずにベンゼン環に結
合しているのが有利であり、その際、該ベンゼン環は陽
イオン交換体の有機又は無機構造に直接結合しているか
又は直接結合していない、又は該構造の一部を形成して
いる。スルホン化したベンゼン環は更に陰性基、例えば
ハロゲン化物(−Cl、−Br、−F、−I)、ニトロ
基又はその他の−SO3H基で置換されていても又はさ
れていなくてもよい。通常、本発明によるイオン交換体
の容量は乾燥イオン交換体1g当り0.1meq H+
〜6meq H+の間である。有機構造を有する適当な
イオン交換体の例は、スルホン化したポリマー、例えば
ポリアクリレート、ポリ(スチレン−コ−ジビニルベン
ゼン)及びポリ(ナフタレン−コ−ジビニルベンゼン)
樹脂である。適当なスルホン化したポリ(スチレン−コ
−ジビニルベンゼン)樹脂の例は、例えば商標名 Amber
lyst 15、 製造元:Rohm and Haas 社、商標名Lewati
t、 製造元:Bayer社及び商標名 DOWEX、 製造元:Dow
社、商標名 Diaion 製造元:三菱及び Purolite 社のC
Tタイプである。その他の適当なスルホン化したポリマ
ーは、Nafion(製造元:Dupont 社)(=テトラフルオ
ロエチレンとペルフルオロ−3,6−ジオキサ−4−メ
チル−7−オクテンスルホニルフルオリドのコポリマ
ー)である。付加的に塩素原子で置換されたスルホン化
したポリ(スチレン−コ−ジビニルベンゼン)樹脂の例
は、 Amberlyst 17(製造元:Rohm and Haas 社)であ
る。ビスルホン化したポリ(スチレン−コ−ジビニルベ
ンゼン)樹脂の例は、 Amberlyst 35(製造元:Rohm an
d Haas 社)である。
【0020】無機構造を有する陽イオン交換体の例は、
例えばスルホン化したベンゼン環に(直接又は例えばア
ルキル基を介して)化学結合した、遊離OH基を有する
不均質炭素及び不均質金属酸化物、例えばSiO2、A
23、ZnO、TiO2及びMgOである。スルホン
化したベンゼン環と結合した無機担体の例は、シランア
ルキル基を介してスルホン化したベンゼン環に結合した
シリカ:
【0021】
【化4】
【0022】である。
【0023】一般的には、該反応のための反応混合物中
のオキシム濃度は0.1〜25重量%である。該濃度は
15重量%より低いのが有利である。該濃度は1重量%
より高いのが有利である。
【0024】一般的には、オキシムの初期量(モル)と
イオン交換体当量の数の比は1:20〜2:1、有利に
は1:10〜1.5:1である。
【0025】一般的には、本発明による方法は、オキシ
ム(モル)に対して過剰のラクチム−O−スルホン酸で
処理する。ラクチム−O−スルホン酸が不足すると、多
種の副生成物が形成されるので選択性は低くなる。初期
混合物中のラクチム−O−スルホン酸とオキシムのモル
比は2:1より高いのが有利である。
【0026】本発明による方法はバッチ式又は連続的に
実施することができる。
【0027】ラクタムの割合が高い反応混合物を生じる
反応に基づき、ラクタムは当業者には周知の数種の適し
た分離技術で回収することができる。残留するラクチム
−O−スルホン酸及び溶剤は、有利に反応に戻すことが
できる。適当な分離技術は、例えば結晶化及び抽出であ
る。
【0028】前記ラクタムを回収する一方で、少量のラ
クチム−O−スルホン酸が分離したラクタムと後で一緒
に残留する。一般的には残留するラクチム−O−スルホ
ン酸と反応に再循環されるラクチム−O−スルホン酸の
比は、1:60〜1:20の間である。ラクチム−O−
スルホン酸を公知技術を用いてラクタムから分離するこ
とができる。上記技術は水酸化ナトリウム溶液又はアン
モニア水での中和である。これは、それぞれ硫酸ナトリ
ウム及び硫酸アンモニウムを生じるということでもあ
る。しかしながら、ラクタム1トン当りの硫酸塩の量は
前記オレウムでのラクタムの製造方法で副生成物として
製造された硫酸塩の量より著しく少ない。ラクチム−O
−スルホン酸の損失を良好にするために、更にラクチム
−O−スルホン酸を反応に添加する必要がある。この埋
め合わせ分のラクチム−O−スルホン酸は、例えば前記
のようにラクタムとSO3から出発してその場で製造す
ることができる。
【0029】本発明による方法の可能な実施態様が図1
に示されている。これはその他のラクチム−O−スルホ
ン酸の添加も包含する。図1によりε−カプロラクタム
の製造を説明する。数種の溶剤の再循環の流れは、図面
中明瞭性を重視して省略した。
【0030】図1中、酸性陽イオン交換体で充填された
反応器Aに、シクロヘキサノンオキシムを導管1を介し
て、及びε−カプロラクチム−O−スルホン酸及び溶剤
を導管6を介して装入する。溶剤、転化しなかったシク
ロヘキサノンオキシム、場合によりε−カプロラクチム
−O−スルホン酸及びε−カプロラクタムの混合物を導
管2を介して分離工程Bに導入する。分離工程Bでは、
転化しなかったシクロヘキサノンオキシム、場合により
ε−カプロラクチム−O−スルホン酸をε−カプロラク
タムから分離する。例えば、第一に大部分の溶剤を蒸発
させ、次いで残留物を芳香族溶剤、例えばベンゼン又は
有利にはトルエンと混合することによる。ε−カプロラ
クチム−O−スルホン酸を沈殿させ、次いで分離し5を
通過させて反応器Aに再循環させることができる。導管
3を介してε−カプロラクタム富有の混合物を精製工程
Dに導入し、ここですべての残留するラクチム−O−ス
ルホン酸を塩基(導管9を介して添加された)と反応さ
せて、ε−カプロラクタム及び相応する硫酸塩を形成す
る。導管10を介して硫酸塩を除去する。ε−カプロラ
クタムを導管4を介して取出す。転化しなかったシクロ
ヘキサノンオキシム、場合によりε−カプロラクチム−
O−スルホン酸及び溶剤を導管5を介して反応器Aに再
循環させる。反応器C中で一定量のε−カプロラクチム
−O−スルホン酸をSO3(導管7を介して)とε−カ
プロラクタム(導管8を介して)から出発して製造す
る。該量のε−カプロラクチム−O−スルホン酸を導管
6を介して反応器Aに加える。
【0031】
【実施例】次に、本発明を以下の実施例につき詳細に説
明するが、特に断りの無い限り、
【0032】
【数1】
【0033】を用いる。
【0034】例I ラクチム−O−スルホン酸を、65%のオレウム(SO
3 65%及びH2SO4 35%)から新たに蒸留した
SO3 8.0gを乾燥1,2−ジクロロエタン15m
l中に溶解させ、該溶液に1,2−ジクロロエタン10
ml中のカプロラクタム11.3gの溶液に激しく撹拌
しながら10℃で滴加した。溶解度濃度が超過したとこ
ろで、カプロラクチム−O−スルホン酸が結晶化した。
1,2−ジクロロエタンで洗浄した後、該結晶を窒素で
乾燥し、湿度を遮断して貯蔵した。1,2−ジクロロエ
タンを、使用以前に、孔の寸法が300nmのモレキュ
ラーシーブと緊密に混合することにより乾燥した。
【0035】例II 150mlの容量を有する撹拌ガラス反応器中で、例I
で製造したカプロラクチム−O−スルホン酸(ラクチム
−OSO3H)3.9gを1,2−ジクロロエタン11
5ml中に溶解させた。−7℃に冷却して、1,2−ジ
クロロエタン40ml中のシクロヘキサノンオキシム
2.3gの溶液及び乾燥 Amberlyst 15(モノスルホン
化したイオン交換体)6.7gを加えた。オキシム:ラ
クチムOSO3Hのモル比は1であった。引続き、該反
応混合物を−7℃の温度で2時間撹拌した。該反応混合
物を室温で2時間以内で飽和NaHCO3/H2O溶液を
用いて中和し、次いで該混合物をクロロホルム100m
lを用いて4回抽出した。GC分析により結果が検出
し、該結果を表1に示す。
【0036】例III 例IIを繰り返したが、但し、 Amberlyst 15 6.7
g、1,2−ジクロロエタン(DCE)300ml、シ
クロヘキサノンオキシム2.3g及びε−カプロラクチ
ム−O−スルホン酸11.5gを使用した。結果を表1
に示す。
【0037】例IV 例IIを繰り返したが、但し、 Amberlyst 15 25.
9g、DCE182ml、シクロヘキサノンオキシム
2.3g及びε−カプロラクチム−O−スルホン酸3.
9gを使用した。結果を表1に示す。
【0038】例V 例IIを繰り返したが、但し、 Amberlyst 17 13.
6g、DCE90ml、シクロヘキサノンオキシム2.
3g及びε−カプロラクチム−O−スルホン酸3.9g
を使用した。結果を表1に示す。
【0039】例VI 例IIを繰り返したが、但し、 Amberlyst 17 4.2
g、DCE65ml、シクロヘキサノンオキシム2.3
g及びε−カプロラクチム−O−スルホン酸3.9gを
使用した。結果を表1に示す。
【0040】比較例A 例IIを繰り返したが、但し、陽イオン交換体は使用せ
ずに、DCE115ml、シクロヘキサノンオキシム
2.3g及びε−カプロラクチム−O−スルホン酸3.
9gを使用した。結果を表1に示す。
【0041】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるラクタムの製造方法を実施するた
めの工程図である。
【符号の説明】
1,2,3,4,5,6,7,8,9,10 導管

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラクチム−O−スルホン酸及び溶剤の存
    在下で脂環式ケトキシムからラクタムを製造する方法に
    おいて、該反応を酸性陽イオン交換体の存在下で実施す
    ることを特徴とする、ラクタムの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記脂環式ケトキシムが以下の一般式: 【化1】 [式中、Rは3〜20個の炭素原子を有する直鎖状又は
    分枝鎖状のアルキレン基を表す]で示される、請求項1
    記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記式中、Rが5、7又は11個の炭素
    原子を有する直鎖状のアルキレン基である、請求項2記
    載の方法。
  4. 【請求項4】 温度が−30〜50℃の間にある、請求
    項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 酸性イオン交換体が−SO3H基を有す
    る、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. 【請求項6】 溶剤が反応条件で不活性かつ液体であ
    る、請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 【請求項7】 イオン交換体を除いた反応混合物中のオ
    キシム濃度が0.1〜25重量%の間にある、請求項1
    から6までのいずれか1項記載の方法。
  8. 【請求項8】 脂環式ケトキシムの初期量(モル)とイ
    オン交換体(当量)と比が1:10〜1.5:1の間に
    ある、請求項1から7までのいずれか1記載の方法。
  9. 【請求項9】 脂環式ケトキムに対してモル過剰のカプ
    ロラクチム−O−スルホン酸が存在する、請求項1から
    8までのいずれか1項記載の方法。
  10. 【請求項10】 カプロラクチム−O−スルホン酸とオ
    キシムとの比が2:1より高い、請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 反応後にラクタムから分離し、カプロ
    ラクチム−O−スルホン酸及び溶剤をラクタムの製造に
    再利用する、請求項1から10までのいずれか1項記載
    の方法。
JP6195664A 1993-08-20 1994-08-19 ラクタムの製造方法 Pending JPH07165705A (ja)

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BE9300848 1993-08-20
BE9300848A BE1007409A3 (nl) 1993-08-20 1993-08-20 Werkwijze voor het bereiden van een lactam.

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