JPH07164935A - 車両の運転姿勢調整装置 - Google Patents

車両の運転姿勢調整装置

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JPH07164935A
JPH07164935A JP5316187A JP31618793A JPH07164935A JP H07164935 A JPH07164935 A JP H07164935A JP 5316187 A JP5316187 A JP 5316187A JP 31618793 A JP31618793 A JP 31618793A JP H07164935 A JPH07164935 A JP H07164935A
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seat
vehicle
pedal
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Takahito Yokouchi
敬人 横打
Naomune Moriyama
尚宗 森山
Yoshihiro Konno
良洋 今野
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Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 運転者の体格にかかわらず、乗員が疲労感を
あまり感ずることがない運転姿勢をとることを可能とす
る。 【構成】 運転者の膝部をシートクッション部4Aの前
側分割部4aによって定位置に支持する。一方、運転者
の尻部をシートクッション部4Aの後側分割部4bによ
って位置調整可能に支持する。その位置調整に応じて操
作ペダル7a,8aの前後位置を調整する。よって、運
転者の膝位置を固定して位置調整をするので、運転者の
体格にかかわらず、運転者が疲労感をあまり感ずること
がない運転姿勢をとることが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の車室内に配設さ
れる運転者用シートに着座する運転者が、運転者用シー
ト及びアクセルペダル、ブレーキペダル等の操作ペダル
の配置位置を変化させて運転姿勢を調整することができ
る車両の運転姿勢調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両の車室内に配設される運転者用シー
トは、そのシートに着座する運転者が適正な運転姿勢を
安定して維持できることが望まれる。このような運転者
用シートに着座する運転者にとっての適正な運転姿勢と
は、その乗員のアイポイントが、車両の前方視界、バッ
クミラーを介して得られる車両の後方視界、及び、左右
フェンダーミラー又はドアミラーを介して得られる車両
の左右側方視界等の運転に必要な視界を容易にかつ確実
に得ることができる適正な位置に置かれると共に、その
乗員の手足が、ステアリングホイールの操作,ステアリ
ングコラム,ダッシュボード,コンソール等に配設され
ている各種操作部の操作,シフトレバーの操作,ハンド
ブレーキの操作及びアクセルペダル,ブレーキペダル等
の操作ペダルの操作等を容易にかつ円滑に行なうことを
可能とする姿勢であり、とりわけ、アクセルペダル,ブ
レーキペダル等の操作ペダルの操作を無理なく、確実に
行えることは重要である。
【0003】運転者用シートは、通常、車両の車室内の
車体フロア上において車両の前後方向に延びるよう固設
されているレールを含むスライド機構を介して支持され
ており、スライド機構に設けられた操作レバー等の操作
部材を操作することにより、スライド機構によって車両
の前後方向に移動せしめられ、それにより配置位置の調
整が行われるように構成されている。従って、運転者用
シートに着座する運転者は、自分自身の体格に応じて、
運転者用シートの配置位置を主として操作ペダルの操作
を無理なく確実に行うことができるように調整すること
になる。しかしながら、このように車両の前後方向の配
置位置調整が可能とされる運転者用シートにあっても、
それが配設される車室内スペースは一定の制限があり、
その調整できる範囲も車室内における各部との位置関係
から自ずとある範囲内に制限されることになり、それゆ
え、運転者用シートの配置位置及びその調整範囲は、通
常、平均的体格及びそれに比較的近い体格を有する乗員
が想定されて設定されているのが現状である。
【0004】従って、運転者用シートに着座する運転者
が、平均的体格又は平均的体格に比較的近い体格から離
れた体格を有する場合には、運転者用シートの配置位置
を調整して適正なアイポイントの位置が得られる所望の
運転姿勢をとることが困難となるおそれがある。
【0005】このような車両の前後方向における配置位
置調整が可能とされた運転者用シートが伴う不都合を幾
分たりとも軽減すべく、車両の前後方向の配置位置調整
のみならず、車両の上下方向における配置位置調整も可
能とした運転者用シートも知られている。かかる車両の
前後方向及び上下方向の夫々における配置位置調整が可
能とされた運転者用シートによれば、それに着座する運
転者がアイポイントを適正な位置に置くことができる配
置位置調整の可能性が拡大されるが、アクセルペダル,
ブレーキペダル等の操作ペダルの操作を無理なく確実に
行える運転姿勢がとれるか否かの観点からは、効果的な
改善が図られるとはいい難い。
【0006】また、例えば特開昭63−34254号公
報に記載されるように、アクセルペダル,ブレーキペダ
ル等の操作ペダルであって、運転者用シートに着座する
運転者の足の長さに応じて車両の前後方向及び上下方向
に移動するように構成され、配置位置の調整が可能とさ
れたものが知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、そのよ
うに、運転者用シート及び該運転者用シートの前方に配
設される操作ペダルが、個々別々に、車両の前後方向及
び上下方向に所定の調整範囲をもって移動可能とされ、
夫々の配置位置調整を自由に行えるようにしても、前述
したように、それらが配設される車室内スペースは一定
の制限があり、調整できる範囲も自ずとも車室内におけ
る各部との位置関係から制限されることから、操作ペダ
ルの配置位置を操作ペダルを操作できる位置をとらせる
ことはできるがが、やはり運転者の体格によっては操作
ペダルの配置位置を、操作ペダルの操作を無理なく行う
ことができる所望の位置まで調整することができず、運
転者に疲労感を感ずる運転姿勢をとらせざる得ないこと
になるおそれがある。
【0008】特に、運転者用シートに乗員標準モデルが
着座せしめられたとき、該乗員標準モデルのアイポイン
トが適正な位置に置かれると共に上記乗員標準モデルが
適正な運転姿勢に相当する姿勢をとれるように運転者用
シートを前後方向だけでなく、上下方向にも配置位置を
調整できるようにしたものにおいては、車室内スペース
との関係で調整できる範囲が大きく制約されるので、前
述したおそれがより強くなる。
【0009】本発明は、運転者の体格にかかわらず、乗
員が疲労感をあまり感ずることがない運転姿勢を常にと
ることができる車両の運転姿勢調整装置を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、運転
者用シートの前方に操作ペダルが配設され、運転者の運
転姿勢を調整する車両の運転姿勢調整装置であって、上
記運転者用シートの一部で構成され運転者の膝部を定位
置に支持する膝部固定支持手段と、上記運転者用シート
の一部で構成され運転者の尻部を位置調整可能に支持す
る尻部可動支持手段と、上記操作ペダルを前後位置調整
可能の支持するペダル可動支持手段とを備える構成とす
る。
【0011】請求項2の発明においては、さらに、運転
者用シートに運転者に相当する乗員標準モデルが着座せ
しめられたとき、該乗員標準モデルのアイポイントが適
正な位置に置かれると共に上記乗員標準モデルが適正な
運転姿勢に相当する姿勢をとるように尻部可動支持手段
とペダル可動支持手段とを機械的に連係する連係手段を
備える。
【0012】請求項3の発明においては、膝部固定支持
手段は、前後二分割され車体側に固定された運転者用シ
ートの前側分割部を有し、尻部可動支持手段は、前後二
分割され前後位置調整可能に支持された運転者用シート
の後側分割部を有する。
【0013】請求項4の発明においては、運転者用シー
トの後側分割部は、乗員標準モデルの腿部に対応する部
分が切除されてなる凹部を有し、運転者用シートの前側
分割部は、後側分割部の凹部に係脱可能に係合し乗員標
準モデルの腿部を支持する凸部を有する。
【0014】
【作用】請求項1の発明によれば、乗員標準モデル(運
転者)の膝部が、膝部固定支持手段によって定位置に支
持されるので、それに応じて予めペダル可動支持手段に
よる調整範囲を設定するようにしておけば、尻部可動支
持手段によって尻部の配置位置の配置位置の調整を行い
ペダル可動支持手段によって操作ペダルの配置位置を調
整するようにしても、膝部から下側の部分と操作ペダル
との相対位置関係を、体格にかかわらず、操作ペダルの
配置位置の調整により膝部の下側部分が操作ペダルに対
して常に略一定の状態をなすように維持されることとな
り、その結果、運転者用シートに着座する運転者が比較
的容易に操作ペダルの操作を無理なく行うことができる
所望の運転姿勢をとれることになる。よって、運転者の
体格差にかかわらず、運転者の膝部位置(膝ポイント)
が理想の位置に固定され、運転者の疲労感が低減され
る。
【0015】請求項2の発明によれば、連係手段によっ
て、尻部可動支持手段及びペダル可動支持手段が機械的
に連係されているので、乗員標準モデルが適正な運転姿
勢に相当する姿勢をとるようになるだけでなく、運転者
用シートに着座している乗員標準モデルのアイポイント
が常に適正な位置に置かれることとなる。
【0016】また、請求項3の発明によれば、前後二分
割され車体側に固定された運転者用シートの前側分割部
によって膝部が定位置に支持され、前後二分割され前後
位置調整可能に支持された運転者用シートの後側分割部
によって尻部の位置が調整される。
【0017】特に、請求項4の発明によれば、シートの
前側分割部の凸部はシートの後側分割部の凹部に係脱可
能に係合され、該凸部でもって運転者の膝部に続く腿部
が下側から支持され、運転者は安定して支持されること
となり、より疲労感が少なくなる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に沿って詳細に
説明する。
【0019】車両の運転姿勢制御装置の全体構成を示す
図1に示される車両1の車室2内における車体フロア3
上に、シートクッション部4A及びシートバック部4B
を有する運転者用シート4が配設され、また、運転者用
シート4より車両の前方側の位置に、ステアリングコラ
ム5にて支持され運転者用シート4に対向するステアリ
ングホイール6が配設され、さらに、運転者用シート4
の前方に、アクセルペダル7a及びブレーキペダル8a
を有するアクセルペダルユニット7及びブレーキペダル
ユニット8が配設されている。
【0020】運転者用シート4のシートクッション部4
Aは、図2に示すように、車体フロア3側に固定された
前側分割部4aと、前後位置調整可能である後側分割部
4bとに前後二分割され、それらの間は伸縮性を有する
シート表皮4cによって結合されている。そして、シー
ト4の後側分割部4bは、乗員標準モデルの膝部に続く
腿部に対応する部分が切除されてなる凹部4d,4dを
有する一方、シートの前側分割部4aは、後側分割部4
bの凹部4dに対応する形状で乗員標準モデルの腿部を
支持する凸部4eを有し、上記凹部4dと凸部4eとが
係脱可能に係合し、シートの前後方向の長さが調整され
るように構成されている。即ち、図1において鎖線で示
す最も短い状態と実線で示す最も長い状態との間で、運
転者の体格に応じて運転者の膝部の支持位置を変化させ
ることなく、前後方向の長さを変化させてえアイポイン
トを調整することができる。
【0021】そして、図3に示すように、前側分割部4
aはシートクッションフレーム4fを有し、該シートク
ッションフレーム4fが支持ブラケット4g,4hを介
して車体フロア3に取付けられ、定位置に固定されるよ
うになっている。一方、後側分割部4bはその下側に設
置されたシート可動支持手段9により前後方向に移動可
能に支持され、後側分割部4bの配置位置が後側位置に
なるほど下方位置となるように所定の傾斜角度でもって
移動するように構成されている。即ち、後側分割部4b
のシートクッションフレーム4kが後述するアッパレー
ル12R,12Lに取付固定され、レールのスライド関
係で移動するようになっている。尚、各シートクッショ
ンフレーム4f,4kには、複数のシートスプリング4
m,…が配設されている。
【0022】ここで、「所定の傾斜角度」とは、運転者
用シートに乗員標準モデルが着座せしめられたとき、シ
ートをいずれの位置にスライド移動しても、該乗員標準
モデルのアイポイントが適正な位置に置かれるような傾
斜角度という意味である。
【0023】即ち、車体フロア3に、車両の前後方向に
延びるように1対のロアレール11L,11Rが平行に
配設され、該ロアレール11L,11Rはそれぞれ前後
に車体フロア3に取付けるためのブラケット11a,1
1bを有する。そして、ブラケット11a,11bによ
って、ロアレール11L,11Rは前側部分が後側部分
より上側位置になるように所定の傾斜角度で傾斜するよ
うに取付けられている。また、各ロアレール11L,1
1R上には、それぞれアッパレール12L,12Rがス
ライド可能に係合されており、各アッパレール12L,
12Rは、ロアレール11L,11Rに沿って、ロアレ
ール11L,11Rに設けられたストッパ13,…によ
って規制される一定範囲内で車両の前後方向に移動し得
るものとされている。
【0024】また、一方のアッパレール12Rには、モ
ータサポートブラケット14を介して単一の駆動モータ
15がその軸線がシート幅方向に合致するように取付固
定されている。駆動モータ15のモータ軸15aは、そ
の先端部が他方のアッパレール12L側の軸受部材16
にて回転可能に支承されている。他方のアッパレール1
2Lには、アッパレール12Lに沿って車両の前後方向
に延びるスクリュウ軸部材17Lが回転自在に取付けら
れている。即ち、このスクリュウ軸部材17Lの前端部
は、軸受部材16において、回転可能に支承されると共
にモータ軸15aによって回転駆動されるねじ(図示せ
ず)と噛合する一方、後端部は、アッパレール12Lよ
り立設された支持部材18により回転可能に支持されて
いる。このスクリュウ軸部材17Lには、軸受部材16
と支持部材18との中間位置において、ロアレール11
L側に取付固定されている樹脂ナット部材19Lが回転
可能に螺合せしめられている。
【0025】また、一方のアッパレール12Rも、アッ
パレール12Rに沿って車両の前後方向に延びるスクリ
ュウ軸部材17Rが回転可能に取付けられ、該スクリュ
ウ軸部材17Rの前端部が、所定の減速装置20を介し
て、駆動モータ15に連係され、後端部がアッパレール
12Rに設けられたギヤボックス21にて回転可能に支
承されている。このスクリュウ軸部材17Rも、減速装
置20とギヤボックス21との中間位置において、ロア
レール11R側に取付固定されている樹脂ナット部材1
9Rが回転可能に螺合せしめられている。尚、シートク
ッション部4Bの側部には、閉成状態を保持している
間、駆動モータ15の駆動を維持できる操作スイッチ
(図示せず)が配設されている。
【0026】これによって、操作スイッチ22の閉成に
よる駆動モータ15の駆動により、アッパレール12
L,12R側のスクリュウ軸部材17L,17Rが回転
し、該スクリュウ軸部材17L,17Rに樹脂ナット部
材19L,19Rが螺合していることから、アッパレー
ル12L,12Rとロアレール11L,11Rとの係合
関係で、アッパレール12L,12R(運転者用シート
4)がロアレール11L,11Rに対して車体前後方向
において、運転者用シート4の配置位置が車両前方位置
になればなるほど上方位置となるよう傾斜スライド移動
するようになっている。その際、アッパレール12L,
12Rの移動方向は、駆動モータ15の回転方向(正転
方向若しくは逆転方向)に応じて決定され、また、移動
範囲は、スクリュウ軸部材17L,17Rに設けたスト
ッパ13,…の位置に応じて一定の範囲内に規制され
る。
【0027】また、ギヤボックス21においては、スク
リュウ軸部材17Rの後端部が、各ペダルユニット7,
8側へ駆動力を伝達する動力伝達ケーブル23Aの一端
部に関連づけられている。第1動力伝達ケーブル23A
の他端部は、中間ギヤボックス24に連係され、該中間
ギヤボックス24において、動力伝達ケーブル23Aに
よって伝達されてきた駆動力が、各ペダルユニット7,
8に動力を伝達する第2及び第3動力伝達ケーブル23
B,23Cに動力分配するように構成されている。尚、
動力伝達ケーブル23A〜23Cは、それぞれ、動力を
伝達するインナケーブル23aと、それを被覆し保護す
るアウタケーブル23bとにより構成される。
【0028】中間ギヤボックス24は、図4及び図5に
示すように、そのケーシング24a内において、軸受2
5,25にて軸部26aが回転可能に支承された第1ギ
ヤ26に対して、軸受27,27,28,28にて軸部
29a,30aが回転可能に支承されアクセルペダル7
及びブレーキペダル8のスライド量が同期するように同
一歯数である第2及び第3ギヤ29,30が噛合してい
る。第1ギヤ26は第1動力伝達ケーブル23Aのイン
ナケーブル23aに連係せしめられ、該インナケーブル
23aによって回転駆動される。また、第2及び第3ギ
ヤ29,30には、第2及び第3動力伝達ケーブル23
B,23Cがそれぞれ連係しており、第1動力伝達ケー
ブル23Aにより伝達される駆動力が、第2及び第3動
力伝達ケーブル23B,23Cに分配されるようになっ
ている。尚、第1動力伝達ケーブル23Aのアウタケー
ブル23bは取付部材24bにてケーシング24aに取
付固定されており、第2及び第3動力伝達ケーブル23
B,23Cのアウタケーブルも、同様に取付固定されて
いる。
【0029】第2及び第3ギヤ29,30の第1ギヤ2
6に対するギヤ比は、シートスライド総量とペダルスラ
イド総量との比率と等しくなるように設定されている。
【0030】即ち、 (ペダルスライド総量)/(シートスライド総量)=
(第2又は第3ギヤの歯数)/(第1ギヤの歯数) 上記アクセルペダルユニット7において、アクセルペダ
ル7aは、図6及び図7に詳細を示すように、周知の如
く運転者用シート3に着座する運転者による踏込操作に
より揺動して踏込操作状態に応じた踏込操作位置をと
り、アクセルワイヤー31を介して連結された、エンジ
ン(図示せず)の吸気通路に配設されたスロットルバル
ブの開度を制御するように構成されている。即ち、車室
の前方部分を形成しエンジンルームと車室2とを仕切る
するダッシュパネル32にアクセルペダル可動支持手段
33が取付けられ、該アクセルペダル可動支持手段33
によって、アクセルペダル7aが揺動可能とされると共
に、その配置位置が車両1の前後方向に移動可能とされ
て支持されている。
【0031】アクセルペダル7aを、その配置位置が車
両の前後方向に移動可能なるように支持するアクセルペ
ダル可動支持手段33は、ダッシュアッパ32及びダッ
シュロア32bとにより構成されるダッシュパネル32
のダッシュロア32bの車室内側の面に取付けられたブ
ラケット部材34を有している。ブラケット部材34
は、ダッシュロア32bにスペーサ部材35,…を介し
て取付けられる取付部34aと、該取付部34aの両側
縁より後方向に延びる側板部34b,34bとを有し、
該各側板部34b,34bの上下に上下レール部36,
36,37,37が配設されている。上下レール部3
6,36,37,37の間には、スクリュウ軸部材38
が回転可能に支承されており、該スクリュウ軸部材38
の前端部がギヤボックス39において、動力伝達ケーブ
ル23Bに連係され、それによって駆動モータ15から
回転駆動力が、動力伝達ケーブル23Bを通じてスクリ
ュウ軸部材38に付与されるようになっている。
【0032】上記各レール部36,36,37,37に
対してはスライダ41,42がスライド可能に配設さ
れ、該スライダ41,42には、スクリュウ軸部材38
に螺合するねじ孔を有するアクセルペダル支持部材43
が設けられている。アクセルペダル支持部材43の下端
部には、アクセルペダル7aのペダルアーム部7bの上
端部が回動可能に軸支され、上端部にはアクセルワイヤ
ーブラケット44が固設されている。そして、アクセル
ワイヤーブラケット44には、アクセルワイヤー31の
アウタケーブル31aが取付固定され、アウタケーブル
31aよりインナケーブル31bが引き出されている。
また、ペダルアーム部7bの上端部には、側板部34
b,34bの間を上下方向に延びる延長ロッド部材45
の下端部が固着され、該延長ロッド部材45の上端部に
アクセルワイヤー31のインナケーブル31bの端部が
連結されている。
【0033】これにより、駆動モータ15が回転駆動状
態とされることにより、動力伝達ケーブル23A,23
Bを介してスクリュウ軸部材38が回転駆動されるの
で、それに螺合するアクセルペダル支持部材43がスラ
イダ41,42を介してレール部35,35,36,3
6に沿って前後方向に移動することとなり、アクセルペ
ダル支持部材43により揺動可能に保持されたアクセル
ペダル7aの配置位置が、アクセルペダル支持部材43
の移動可能範囲において車両の前後方向に移動せしめら
れることになる。
【0034】従って、アクセルペダル7aの移動に伴っ
てアクセルワイヤーブラケット44も一緒に移動し、ア
クセルワイヤー31に影響を与えないように、それらの
相対位置関係は変化しないようになっている。よって、
アクセルペダル7aの配置位置にかかわりなく、アクセ
ルペダル7aの踏込量に応じて、同様にスロットルバル
ブの開度が変化することになる。
【0035】また、アクセルペダル7aと並設されるブ
レーキペダル8aは、図8及び図9に示すように、ブレ
ーキペダル可動支持手段51によって、その配置位置を
調整できるよう車両の前後方向に移動可能に支持されて
いる。ブレーキペダル可動支持手段51は、ダッシュパ
ネル32の車室内側の面に取付けられたブレーキペダル
ブラケット52を有し、該ブレーキペダルブラケット5
2には、ブレーキペダル保持部材53が回動可能に支持
されている。
【0036】ブレーキペダル保持部材53は、後端部に
ブレーキ装置54の作動ロッド部54aの先端部が連結
されており、ブレーキペダル保持部材53が回動するこ
とで(図8二点鎖線参照)、ブレーキ装置54を作動さ
せるようになっている。
【0037】ブレーキペダル保持部材53は、車両の前
後方向に平行に配設された1対の側板部53a,53a
を有し、該各側板部53a,53aの上下に上下レール
部55,55,56,56がそれぞれ配設されている。
上下レール部55,55,56,56の間には、スクリ
ュウ軸部材57が回転可能に支承されており、該スクリ
ュウ軸部材57の前端部が、アクセルペダル7aの場合
と同様に、ギヤボックス58において、第3動力伝達ケ
ーブル23Cに連係され、それによって駆動モータ15
から回転駆動力が、第3動力伝達ケーブル23Cからギ
ヤボックス58を通じて付与されるようになっている。
【0038】各レール部55,56にはスライダ59,
60がスライド可能に配設され、該スライダ59,60
には、スクリュウ軸部材57に螺合するねじ孔を有する
ブレーキペダル8aのペダルアーム部8bが設けられて
いる。従って、ブレーキペダル8aは、運転者用シート
4に着座する運転者による踏込操作により、ブレーキペ
ダル保持部材53と一体的に揺動して踏込操作状態に応
じた踏込操作位置をとり(図8二点鎖線参照)、ブレー
キ装置54を作動させるようになっている。
【0039】このように構成されるブレーキペダル可動
支持手段51にあっては、操作スイッチ22の操作によ
って駆動モータ15が回転状態とされるとき、その回転
が第1動力伝達ケーブル23A,中間ギヤボックス24
及び第3動力伝達ケーブル23Cを介してギヤボックス
58に伝達され、それによってスクリュウ軸部材57が
回転駆動されるようになっている。そのスクリュウ軸部
材57が回転駆動することで、スクリュウ軸部材57が
螺合するねじ孔が形成された、ブレーキペダル8a(ペ
ダルアーム部8b)が、ブレーキペダル保持部材53に
対し、レール部55,55,56,56に沿って車両1
の前後方向に移動せしめられる。その際、ペダルアーム
部8bの移動の向きは、スクリュウ軸部材57の回転方
向(正転方向若しくは逆転方向)に応じて定められ、ま
た、その移動範囲も一定範囲に制限されると共に、アク
セルペダル7aの移動と同期して移動せしめられる。
【0040】このようにして、駆動モータ15が回転状
態とされることにより、ブレーキペダル保持部材53に
保持されたブレーキペダル8aの配置位置が、ブレーキ
ペダル保持部材53の移動可能範囲において車両の前後
方向に移動せしめられることになる。
【0041】従って、駆動モータ15の駆動によってア
クセルペダル7a及びブレーキペダル8aは、車両の前
後方向において同期して移動するように構成されてお
り、また、これらペダル7a,8aの移動と、運転者用
シート4の移動とは、運転席用シート4に乗員標準モデ
ルが着座せしめられたとき、該乗員標準モデルのアイポ
イントが適正な位置に置かれると共に上記乗員標準モデ
ルが適正な運転姿勢に相当する姿勢をとることができる
ように動力伝達ケーブル23A〜23C(連係手段)に
よって機械的に連係されている。そして、これらは、シ
ートクッション部4Aの側部に設けた操作スイッチ22
を閉成している限り、駆動モータ15の駆動が維持され
るので、運転者が希望の配置位置になった時点で操作ス
イッチ22を開放することで駆動モータ15を停止させ
ることが必要である。
【0042】『乗員標準モデルのアイポイントが適正な
位置に置かれると共に上記乗員標準モデルが適正な運転
姿勢に相当する姿勢をとることができる』という点につ
いてさらに詳述すれば、例えば比較的大柄な体格の男性
に相当する乗員標準モデルA,平均的体格の男性若しく
は比較的大柄な体格の女性に相当する乗員標準モデル
B,比較的小柄な体格の男性若しくは平均的体格の女性
に相当する乗員標準モデルC、及び比較的小柄な体格の
女性に相当する乗員標準モデルDが用意され、乗員標準
モデルAが運転者用シート4に着座せしめられたとき、
乗員標準モデルAのアイポイントが適正な位置に置かれ
ると共に乗員標準モデルAが適正な運転姿勢に相当する
姿勢をとるものとされることになる運転者用シート14
の適正配置位置及びアクセルペダル7,ブレーキペダル
8の夫々の適正配置位置,乗員標準モデルBが運転者用
シート4に着座せしめられたとき、乗員標準モデルBの
アイポイントが適正な位置に置かれると共に乗員標準モ
デルBが適正な運転姿勢に相当する姿勢をとるものとさ
れることになる運転者用シート4の適正配置位置及びア
クセルペダル7a,ブレーキペダル8aの夫々の適正配
置位置,乗員標準モデルCが運転者用シート4に着座せ
しめられたとき、乗員標準モデルCのアイポイントが適
正な位置に置かれると共に乗員標準モデルCが適正な運
転姿勢に相当する姿勢をとるものとされることになる運
転者用シート4の適正配置位置及びアクセルペダル7
a,ブレーキペダル8aの夫々の適正配置位置、及び、
乗員標準モデルDが運転者用シート4に着座せしめられ
たとき、乗員標準モデルDのアイポイントが適正な位置
に置かれると共に乗員標準モデルDが適正な運転姿勢に
相当する姿勢をとるものとされることになる運転者用シ
ート4の適正配置位置及びアクセルペダル7a,ブレー
キペダル8aの夫々の適正配置位置が定められる。
【0043】次に、運転者用シート4に乗員標準モデル
Aが着座せしめられた場合,運転者用シート4に乗員標
準モデルBが着座せしめられた場合,運転者用シート4
に乗員標準モデルCが着座せしめられた場合、及び運転
者用シート4に乗員標準モデルDが着座せしめられた場
合の夫々において設定された運転者用シート4の適正配
置位置、及び、アクセルペダル7a,ブレーキペダル8
aの夫々の適正配置位置が、夫々、シート可動支持手段
におけるシートフレームの後方部分の、運転者用シート
4が基準位置にあるときの位置からの移動量であるシー
ト移動量XS、及び、アクセルペダル可動支持手段にお
けるアクセルペダル支持部材,ブレーキペダル可動支持
手段におけるブレーキペダル保持部材の夫々の、アクセ
ルペダル7a,ブレーキペダル8aの夫々が基準位置に
あるときの位置からの移動量であるペダル移動量XPを
もってあらわされる。ここで、アクセルペダル7a、ブ
レーキペダル8aの基準位置とは、それぞれ、最も運転
者用シート4に対する離隔側に寄った前端位置である。
【0044】そして、運転者用シート4に乗員標準モデ
ルAが着座せしめられた場合,運転者用シート4に乗員
標準モデルBが着座せしめられた場合,運転者用シート
4に乗員標準モデルCが着座せしめられた場合、及び、
運転者用シート4に乗員標準モデルDが着座せしめられ
た場合の夫々におけるシート移動量XS及びペダル移動
量XPに基づいて、例えば図10に示される特性図にお
いて曲線によりあらわされる如くの、運転者用シート4
及びアクセルペダル7a,ブレーキペダル8aの夫々の
配置位置についての移動特性が求められる。ここで、シ
ート移動量XSは、運転者用シ−ト4のシートクッショ
ンフレームの後方部分がスライド機構(アッパレール1
2R,12L、ロアレール11R,11L)による前後
方向の移動範囲における最後端位置である。
【0045】図10において、点P0 は運転者用シート
4及びアクセルペダル7a,ブレーキペダル8aの夫々
が基準位置にある状態に対応し、点P1 ,P2 ,P3 及
びP4 は、夫々、運転者用シート4に乗員標準モデルA
が着座せしめられた場合,運転者用シート4に乗員標準
モデルBが着座せしめられた場合,運転者用シート4に
乗員標準モデルCが着座せしめられた場合、及び、運転
者用シート4に乗員標準モデルDが着座せしめられた場
合に対応している。
【0046】上記のように構成すれば、運転者用シート
4に着座した運転者の膝部が、前側分割部4aによって
常に定位置に支持されることとなるので、それに応じて
予め両ペダル可動支持手段33,51による調整範囲を
設定しておけば、後側分割部4bによって尻部の配置位
置の調整を行い、ペダル可動支持手段33,51によっ
てペダル7a,8aの配置位置を調整するようにして
も、膝部から下側の部分とペダル7a,8aとの相対位
置関係を、運転者の体格にかかわらず、ペダル7a,8
aの配置位置の調整により膝部の下側部分がペダル7
a,8aに対して常に一定の状態(即ち略一定の角度)
をなすように維持することが可能となり、その結果、運
転者用シート4に着座する運転者が比較的容易にペダル
7a,8aの操作を無理なく行うことができる所望の運
転姿勢をとれることになる。よって、運転者の体格差に
かかわらず、運転者の膝部位置(膝ポイント)が理想の
位置に固定され、運転者の疲労感が低減される。
【0047】また、第1〜第3動力伝達ケーブル23A
〜23cによって、後側分割部4b及びペダル可動支持
手段33,51が機械的に連係されているので、上述し
た如く運転者が適正な運転姿勢に相当する姿勢をとるこ
とができるだけでなく、該運転者のアイポイントが常に
適正な位置に置かれるようになる。
【0048】さらに、前側分割部4aの凸部4e,4e
は後側分割部4bの凹部4d,4dに係脱可能に係合さ
れ、該凸部4d,4dでもって運転者の膝部に続く腿部
が下側から支持されるようになっているので、運転者
は、異和感を感ずることなく、安定して支持されること
となり、より疲労感が少なくなる。
【0049】上記実施例では、シートクッション部4A
の前側分割部4aと後側分割部4bとを凹凸の係合関係
で係合させるようにしているが、図11〜図13に示す
ように、凹凸の係合関係でなく、圧接関係とすることも
できる。
【0050】即ち、運転者用シート81は、シートクッ
ション部81Aとシートバック部81Bとがリクライニ
ング可能に結合され、シートクッション部81Aが前側
分割部81aと後側分割部81bとからなる。シートク
ッション部81Aの前側分割部81aのシートクッショ
ンフレーム81cが取付部材82を介して回動軸部材8
3に取付固定され、該回動軸部材83の両端部が軸受部
材84,84を介して回動可能に支承され、該軸受部材
84,84が車体フロア3側の取付ブラケット85,8
5に取付固定されている。前側分割部81aは、縱断面
が後側になるほど上下方向の長さが短くなるように構成
され、コイルスプリング86によって前側分割部81a
の後端部が常時上方に付勢されるようになっている。一
方、後側分割部81bの前端部は、上記前側分割部81
aの後端部に対応した形状となっており、後側分割部8
1bが前後方向に移動しても、コイルスプリング86の
スプリング力によって、前側分割部81aの後端部が後
側分割部81bの前端部下側に圧接せしめられるように
常時付勢されている。
【0051】そして、後側分割部81bのシートクッシ
ョンフレーム81dが、前述した実施例と同一構成のシ
ート可動支持手段9のアッパレール12R,12Lに取
付固定されて前後方向に移動可能となっている。ギヤボ
ックス21に連係される動力伝達ケーブル23Aは、前
述した実施例とは異なり、車体フロア3のトンネル部3
aに挿入され、トンネル部3a内に配設された中間ギヤ
ボックス24を介して動力伝達ケーブル23B,23C
に動力が分配され、各動力伝達ケーブル23B,23C
がダッシュパネルの前側で各ペダルユニット7,8のギ
ヤボックスに連係されている。尚、87は排気管で、触
媒装置88及びプリサイレンサ89が介設されている。
【0052】従って、操作スイッチの操作により駆動モ
−タが駆動されると、それによって後側分割部はスライ
ド移動するが、前側分割部81aの後側部分がコイルス
プリングによって常時上方に付勢されているので、前側
分割部81aの後側部分の上面は後側分割部81bの前
側部分の下面に接触されることとなり、シート形状を維
持したままシートクッション部81Aが前後方向に長く
なったような形状に変化するだけであるので、着座して
いる運転者は違和感を感じない。
【0053】
【発明の効果】請求項1の発明は、上記のように、乗員
標準モデル(運転者)の膝部が、膝部固定支持手段によ
って定位置に支持されるようにしているので、それに応
じて予めペダル可動支持手段による調整範囲を設定する
ようにしておけば、尻部可動支持手段によって尻部の配
置位置の配置位置の調整を行いペダル可動支持手段によ
って操作ペダルの配置位置を調整するようにしても、膝
部から下側の部分と操作ペダルとの相対位置関係を、体
格にかかわらず、操作ペダルの配置位置の調整により膝
部の下側部分が操作ペダルに対して常に略一定の状態を
なすように維持されることが可能となり、その結果、運
転者用シートに着座する運転者が比較的容易に操作ペダ
ルの操作を無理なく行うことができる所望の運転姿勢を
とれることになる。よって、運転者の体格差にかかわら
ず、運転者の膝部位置(膝ポイント)が理想の位置に固
定され、乗員の疲労感を低減することができる。
【0054】請求項2の発明は、尻部可動支持手段及び
ペダル可動支持手段による尻部位置及びペダル位置の調
整によって、運転者のアイラインが所定位置となるよう
に確実かつ簡単に制御することができる。
【0055】請求項3の発明は、前後二分割され車体側
に固定されたシートの前側分割部によって膝部を定位置
に支持し、前後二分割され前後位置調整可能に支持され
たシートの後側分割部によって尻部の位置を調整するよ
うにしているので、運転者の膝部の位置を変化させず
に、尻部の位置を確実に調整することができる。
【0056】請求項4の発明は、シートの前側分割部の
凸部はシートの後側分割部の凹部に係脱可能に係合さ
れ、該凸部でもって運転者の膝部に続く腿部が下側から
支持されるようにしているので、運転者の腿部は固定支
持され、運転者は安定して支持されることとなり、運転
状態での運転者の疲労感の低減に効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両の運転姿勢調整装置の全体構成図である。
【図2】運転者用シートのシートクッション部の斜視図
である。
【図3】運転者用シートの下側を示す斜視図である。
【図4】中間ギヤボックスの斜視図である。
【図5】同概略断面図である。
【図6】アクセルペダル可動支持手段の側面図である。
【図7】同断面図である。
【図8】ブレーキペダル可動支持手段の側面図である。
【図9】同断面図である。
【図10】運転者用シートとアクセルペダル及びブレー
キペダルとの配置位置の関係を示す図である。
【図11】他の実施例の概略断面図である。
【図12】同平面図である。
【図13】運転者用シートの下側の概略斜視図である。
【符号の説明】
1 車両 3 車体フロア 4 運転者用シート 4A シートクッション部 4a 前側分割部 4b 後側分割部 7 アクセルペダルユニット 7a アクセルペダル 8 ブレーキペダルユニット 8a ブレーキペダル 9 シート可動支持手段 15 駆動モータ 23A 〜23C 動力伝達ケーブル 33 アクセルペダル可動支持手段 51 ブレーキペダル可動支持手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G05G 1/14 F

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転者用シートの前方に操作ペダルが配
    設され、運転者の運転姿勢を調整する車両の運転姿勢調
    整装置であって、 上記運転者用シートの一部で構成され運転者の膝部を定
    位置に支持する膝部固定支持手段と、 上記運転者用シートの一部で構成され運転者の尻部を位
    置調整可能に支持する尻部可動支持手段と、 上記操作ペダルを前後位置調整可能の支持するペダル可
    動支持手段とを備えることを特徴とする車両の運転姿勢
    調整装置。
  2. 【請求項2】 さらに、運転者用シートに運転者に相当
    する乗員標準モデルが着座せしめられたとき、該乗員標
    準モデルのアイポイントが適正な位置に置かれると共に
    上記乗員標準モデルが適正な運転姿勢に相当する姿勢を
    とるように尻部可動支持手段とペダル可動支持手段とを
    機械的に連係する連係手段を備えるところの請求項1記
    載の車両の運転姿勢調整装置。
  3. 【請求項3】 膝部固定支持手段は、前後二分割され車
    体側に固定された運転者用シートの前側分割部を有し、
    尻部可動支持手段は、前後二分割され前後位置調整可能
    に支持された運転者用シートの後側分割部を有するとこ
    ろの請求項1記載の車両の運転姿勢調整装置。
  4. 【請求項4】 運転者用シートの後側分割部は、乗員標
    準モデルの腿部に対応する部分が切除されてなる凹部を
    有し、運転者用シートの前側分割部は、後側分割部の凹
    部に係脱可能に係合し乗員標準モデルの腿部を支持する
    凸部を有するところの請求項3記載の車両の運転姿勢調
    整装置。
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