JP4587076B2 - オットマン付車両用シート - Google Patents

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Description

本発明は、オットマン機構の動作によりパッドが曲げられる部分の左右両側端部の表皮が外側に変形するのを防止するオットマン付車両用シートに関するものである。
従来から、シートクッションの前方に脚乗せ用のオットマン機構を昇降動自在に設けたオットマン付車両用シートが知られている。このようなオットマン機構は、シートクッションとは独立したパッド部材で形成したものが普通であるが、パッドの合わせ部においてパッド間の隙間が生じて見栄えが悪いという問題があった。そこで、例えば特許文献1や特許文献2に示されるように、オットマン機構のパッドをシートクッションパッドを伸長して一体的に形成し、上記問題の解決を図ったものも提案されている。
一方、シート構造としてはフレーム上にパッドを置き、その上から表皮を被せてフレームに固定したものが普通であり、従ってシートクッション前方の曲がり部の表皮は固定することができないこととなる。この結果、オットマン機構を動作してシートクッション前方の曲がり部を曲げたり伸ばしたりすると、パッドが曲げられる部分の左右両側端部の表皮が外側に変形して飛び出した状態となり、見栄えが悪くなって外観不良を生じるという問題点があった。
実開平5−39357号公報 特開2000−37255号公報
本発明は上記のような問題点を解決して、オットマン機構の動作によりパッドが曲げられる部分の左右両側端部の表皮が外側に変形するのを防止することができ、優れた外観品質を保証することができるオットマン付車両用シートを提供することを目的として完成されたものである。
上記課題を解決するためになされた本発明のオットマン付車両用シートは、パッド表面に表皮を被せられたシートクッションがシート前方に伸長され、オットマン機構を覆うようにされており、このオットマン機構の動作により曲げられる曲がり部で、左右両側端部の表皮を互いに連結させる連結部材を設け、表皮がパッドから離れて両外側に変形することを防止したオットマン付車両用シートにおいて、前記曲がり部より先端側の表皮裏側には当て布が設けられ、当て布は正面側表皮と側部表皮とを縫合する縫合部に玉縁とともに縫合されるとともに、前記縫合部が玉縁による膨らみを突出させるように側部からオーバーハングされて、左右両側の縫合部を互いに引き合うように連結していることを特徴とするものである。
また、オットマン機構が格納状態にあるとき、オットマン機構を覆う表皮の両側も、その表皮と面一とされたシート本体側表皮で覆われていることが好ましく、これを請求項2に係る発明とする。
また、曲がり部における側面側の表皮は、他の部分の表皮に比べて伸縮性を高められた伸縮性部材により構成されていることが好ましく、これを請求項3に係る発明とする。
本発明では、オットマン機構の動作により曲げられる曲がり部で、左右両側端部の表皮を互いに連結させる連結部材を設け、表皮がパッドから離れて両外側に変形することを防止したものとしたので、曲がり部が曲げ伸ばしされても、左右両側端部の表皮は両外側に変形されず、他方、表皮の内側にはパッドがあるため内側にも変形せず、従来の問題を解消できる。
また、オットマン機構が格納状態にあるとき、オットマン機構を覆う表皮の両側も、その表皮と面一とされたシート本体側表皮で覆われているものとした場合は、オットマン機構が格納されるとき、曲がり部の左右両側端部の表皮が外側に変形しないため、その両側にあるシート本体側表皮と干渉することがなくなり、見栄えよく格納できる。
また、曲がり部における側面側の表皮を、他の部分の表皮に比べて伸縮性を高められた伸縮性部材により構成することも好ましく、この場合は、曲がり部が曲げ伸ばしされるとき、伸縮材の伸縮性により曲がり部側部表皮の皺の発生を抑えることができる。
更に、曲がり部より先端側の表皮裏側には当て布が設けられ、当て布は正面側表皮と側部表皮とを縫合する縫合部に玉縁とともに縫合され、左右両側の縫合部を互いに引き合うように連結した構造とすることもでき、この場合は、左右両側の縫合部が玉縁による膨らみを突出させるように側部からオーバーハングされて、オットマン機構を覆う表皮とその両側のシート本体側表皮との間の隙間を隠すため、更に見栄えが良くなる。
以下に、図面を参照しつつ本発明の好ましい実施の形態を示す。
図1〜2は、本発明に係るオットマン付車両用シートを示すもので、図1はオットマン機構が下降した状態を示す斜視図、図2はオットマン機構が上昇した状態を示す斜視図である。
このオットマン付車両用シートは、シートクッション1とシートバック2からなり、シートクッション1の前方には図示しないオットマン機構が設けられている。オットマン機構は公知のものであり、シートに着座した乗員の脚先端部を選択的に持上げ支持できるようにするもので、通常は脚支持部3がシートクッション下に格納されているが、必要時は脚支持部3がシートクッション下から前方に移動するよう構成されている。本発明では、シートクッション1のパッド部が前方に伸長されており、オットマン機構を覆うようにされている。従って、オットマン機構とシートクッション1との間に隙間が形成されることはなく、一体感のあるデザインを提供している。また、シートクッション1の両側部は下方に伸設されて前端部に門型のゲート部4を形成しており、オットマン機構が下降した際に脚支持部3がゲート部4内へピッタリと格納されるよう構成されている。
図3はシートクッションの斜視図、図4は図3におけるS−S断面図を示すものである。なお、シートクッションパッド5は、前方に伸長されてオットマンクッションパッド5aが一体的に形成されており、またこのシートクッションパッド全体は表皮6により一体的に覆われた構造となっている。
なお、オットマン機構の機構部は、図3においてオットマンクッションパッド5aの下部に設けているが、本発明と直接関係しないため、図示を省略している。
本発明では、図4に示すように、オットマン機構の動作により曲げられる曲がり部で、左右両側端部の表皮を互いに連結させる連結部材7が設けられ、表皮がパッドから離れて両外側に変形することを防止するよう構成されている。
即ち、オットマン機構を動作してシートクッションの曲がり部が曲げ伸ばしされた場合、表皮6の両側端末部はフレームに固定されていないため、折れ曲がって余った部分は外側か内側のいずれかへ逃げようとするが、内側にはパッドがあり、これにぶつかるので、内側に変形する可能性は小さく、外側に変形する場合がほとんどであり、この外側への表皮の飛び出しが外観不良を引き起こすこととなる。そこで、本発明では連結部材7によって表皮の逃げ方向を内側のみに規制することとし、表皮がパッドから離れて両外側に変形することを防止するのである。
なお、左右両側の連結部材7、7は、それぞれの端縁部をホグリング7aにより結合したものとなっている。
前記連結部材7としては、例えばエステル繊維製の帆布からなる帯状体を用いることができ、その他、紐状のものや若干伸縮性のある部材からなるものも使用することができる。なお、以上のような連結部材7は、パッドの曲げ部において1個あれば効果的であるが、シートの前後方向に複数個の設けておけば、パッドの曲がり部における表皮の両外側への変形がより防止できることとなり好ましい。
また、図1に示されるように、前記表皮6は、オットマン機構が格納状態にあるとき、オットマン機構を覆う表皮の両側も、その表皮と面一とされたシート本体側表皮で覆われているものとすることが好ましい。
この場合は、左右両側端部の表皮が外側に変形しないため、その両側にあるシート本体側表皮と干渉することがなくなり、見栄えよく格納できることとなる。
また、図5に示されるように、曲がり部における側面側の表皮は、他の部分の表皮に比べて伸縮性を高められた伸縮性部材8により構成されたものとすることもできる。
この場合は、シートクッション前方の曲がり部を曲げたり伸ばしたりした場合に、曲がり部の左右両側端部の表皮が伸縮性部材8の伸縮性により伸縮して皺の発生を抑えるため、外観品質をより向上させることとなる。即ち、曲がり部を曲げたり伸ばしたりして表皮にタルミが生じたとしても、伸縮性部材8の伸縮性により伸縮して該タルミを吸収するので、皺が発生するのを抑えることとなるのである。
更に、図4に示されるように、曲がり部より先端側の表皮裏側には当て布9が設けられ、当て布9は正面側表皮と側部表皮とを縫合する縫合部に玉縁10とともに縫合され、左右両側の縫合部を互いに引き合うように連結しているものとすることもできる。
この場合は、前記縫合部が玉縁10による膨らみを突出させるように側部からオーバーハングされるので、図1のようにオットマン機構が下降した状態にあるとき、オットマン機構を覆う表皮とその両側のシート本体側表皮との間の隙間が隠れることとなり、更に見栄えが良くなる。
図4のものでは、表皮6は本革の裏面にカバーパッドが接着一体化されたものとなっている。また、図中4は門型のゲート部である。なお、図4は構造的に左右対称であるため左半分だけを表している。
以上の説明からも明らかなように、本発明はオットマン機構の動作により曲げられる曲がり部で、左右両側端部の表皮を互いに連結させる連結部材を設け、表皮がパッドから離れて両外側に変形することを防止した構造としたので、オットマン機構の動作によりパッドが曲げられる部分の左右両側端部の表皮が外側に変形するのを防止することができ、優れた外観品質を保証することができることとなる。
よって本発明は従来の問題点を解消した新規なオットマン付車両用シートとして、産業の発展に寄与するところ極めて大である。
オットマン機構が下降した状態を示す斜視図である。 オットマン機構が上昇した状態を示す斜視図である。 シートクッションの斜視図である。 図3のS−S断面図である。 曲がり部における側面側の表皮の説明図である。
符号の説明
1 シートクッション
2 シートバック
3 脚支持部
4 ゲート部
5 シートクッションパッド
5a オットマンクッションパッド
6 表皮
7 連結部材
8 伸縮性部材
9 当て布
10 玉縁

Claims (3)

  1. パッド表面に表皮を被せられたシートクッションがシート前方に伸長され、オットマン機構を覆うようにされており、このオットマン機構の動作により曲げられる曲がり部で、左右両側端部の表皮を互いに連結させる連結部材を設け、表皮がパッドから離れて両外側に変形することを防止したオットマン付車両用シートにおいて、前記曲がり部より先端側の表皮裏側には当て布が設けられ、当て布は正面側表皮と側部表皮とを縫合する縫合部に玉縁とともに縫合されるとともに、前記縫合部が玉縁による膨らみを突出させるように側部からオーバーハングされて、左右両側の縫合部を互いに引き合うように連結していることを特徴とするオットマン付車両用シート。
  2. オットマン機構が格納状態にあるとき、オットマン機構を覆う表皮の両側も、その表皮と面一とされたシート本体側表皮で覆われていることを特徴とする請求項1に記載のオットマン付車両用シート。
  3. 曲がり部における側面側の表皮は、他の部分の表皮に比べて伸縮性を高められた伸縮性部材により構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のオットマン付車両用シート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6172250U (ja) * 1984-10-15 1986-05-16
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