JPH07164452A - 硬質ポリウレタンフォームモールド成形品の製造方法 - Google Patents

硬質ポリウレタンフォームモールド成形品の製造方法

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JPH07164452A
JPH07164452A JP5342784A JP34278493A JPH07164452A JP H07164452 A JPH07164452 A JP H07164452A JP 5342784 A JP5342784 A JP 5342784A JP 34278493 A JP34278493 A JP 34278493A JP H07164452 A JPH07164452 A JP H07164452A
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polyurethane foam
mold
plastic film
molds
hard polyurethane
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泰久 藤田
Yoichi Nabeshima
洋一 鍋島
Torao Hashimoto
虎雄 橋本
Kazufumi Yokoyama
和文 横山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、モールド使用時間を短縮して単位
時間あたりの成形回数を増やすことができ、またモール
ドからの製品の取り出しを容易にして生産性を向上する
ことができる硬質ポリウレタンフォームモールド成形品
の製造方法を提供することを目的とする。 【構成】 本発明にかかわる硬質ポリウレタンフォーム
モールド成形品の製造方法は、製品形状を有する分割可
能なモールド内に、分割されたモールドの少なくとも一
方の形状と相似の形状に成形された熱可塑性で硬質ポリ
ウレタンフォームと接着性を有しないプラスチック製フ
ィルムを設置し、硬質ポリウレタンフォーム原料をモー
ルド内に設置された上記プラスチック製フィルム内に注
入して発泡・膨張させ、ポリウレタンフォームの膨張が
終了した段階でポリウレタンフォームを上記プラスチッ
ク製フィルムと共にモールドから取り出し、次いで上記
プラスチック製フィルムを分離することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用内装材その他
の産業資材に利用される硬質ポリウレタンフォームモー
ルド成形品の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】硬質ポリウレタンフォームモールド成形
品の従来の製造方法は、所望の形状を有するモールド
(上下に分割可能な金型)を加熱し、モールド内部に離
型剤を塗布し、モールドの下型に硬質ポリウレタンフォ
ーム原料を注入し、モールドの上型(蓋)を閉じてクラ
ンプ締めし、ポリウレタンフォーム原料が発泡してモー
ルド形状に膨張し固化(キュア)した後、蓋を開けて製
品の取り出し(脱型)を行い、モールドを清掃して次回
の成形に備える。製品はそのまま使用できるが、内装材
又は外装材を接着する場合は製品に付着している離型剤
を除去する必要がある。
【0003】上記従来法では、ポリウレタンフォームモ
ールド成形品が十分にキュアしてから脱型しないと、製
品の一部、例えば突起した形状の部分などがモールドに
付着してちぎれたりする恐れがあるので、原料配合や成
形品の大きさにもよるが、標準的な場合キュアタイムと
して80±10℃で12分前後を必要としていた。また
射出成形などによる通常のプラスチック成形品の場合は
モールドから取り出す際にモールドに内蔵されているエ
ジェクターピンで突き上げて製品の取り出しを容易にす
る方法が用いられているが、ポリウレタンフォームの場
合は発泡成形を繰り返すとモールドとピンの隙間にポリ
ウレタンフォームが侵入するので定期的に掃除する手間
が必要であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、モールド使
用時間を短縮して単位時間あたりの成形回数を増やすこ
とができ、またモールドからの製品の取り出しを容易に
して生産性を向上することができる硬質ポリウレタンフ
ォームモールド成形品の製造方法を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る硬質ポリウ
レタンフォームモールド成形品の製造方法は、製品形状
を有する分割可能なモールド内に、分割されたモールド
の少なくとも一方の形状と相似の形状に成形された熱可
塑性で硬質ポリウレタンフォームと接着性を有しないプ
ラスチック製フィルムを設置し、硬質ポリウレタンフォ
ーム原料をモールド内に設置された上記プラスチック製
フィルム内に注入して発泡・膨張させ、ポリウレタンフ
ォームの膨張が終了した段階でポリウレタンフォームを
上記プラスチック製フィルムと共にモールドから取り出
し、次いで上記プラスチック製フィルムを分離すること
を特徴とする。
【0006】熱可塑性で硬質ポリウレタンフォームと接
着性を有しないプラスチック製フィルム(以下プラスチ
ック製フィルムと呼ぶ)としては、強度や硬質ポリウレ
タンフォームとの分離性などの点から、厚さ0.3〜
1.0mmのポリプロピレン製フィルム又はポリエチレ
ン製フィルムが好ましい。
【0007】分割されたモールドの少なくとも一方の形
状と相似の形状に成形されたプラスチック製フィルムは
モールドの下型と上型の両方に設置することが望ましい
が、モールドの上型が特に複雑な形状でない場合には、
モールドの下型のみに相似の形状に成形されたプラスチ
ック製フィルムを適用し、モールドの上型に対しては離
型剤を適用することもできる。
【0008】本発明方法においては、ポリウレタンフォ
ームの膨張が終了し成形品の収縮が始まる前の段階でモ
ールドから取り出しても、ポリウレタンフォームはプラ
スチック製フィルムと共にモールドから取り出されるの
で、製品の一部がモールドに付着してちぎれたりする恐
れがなく、例えば従来法ではキュアタイムとして80±
10℃で12分前後を経て脱型していた場合には、80
±10℃で6分前後を経れば脱型することができる。従
って、モールド使用時間を短縮して単位時間あたりの成
形回数を増やすことができる。また射出成形などによる
通常のプラスチック成形品の場合と同様に、モールドか
ら取り出す際にモールドに内蔵されているピンで突き上
げれば、ピンはポリウレタンフォームの外側に位置する
プラスチック製フィルムに当たってプラスチック製フィ
ルムと共にポリウレタンフォームをモールドから押し出
すので、硬質ポリウレタンフォームがエジェクターピン
の隙間から侵入することもなく定期的な掃除が不要とな
る。
【0009】以下、添付図面により、本発明をさらに詳
細に説明する。
【0010】図1は製品形状を有し分割可能なモールド
1A(下型)及び1B(上型)のそれぞれに、それらと
相似の形状に成形されたプラスチック製フィルム2A及
び2Bを設置した状態を示す。図ではプラスチック製フ
ィルムをモールドの下型と上型の両方に設置した場合を
示しているが、モールドの上型が、例えば突起した形状
の部分を有するなど特に複雑な形状でない場合には、モ
ールドの下型のみに相似の形状に成形されたプラスチッ
ク製フィルムを設置し、モールドの上型に対しては離型
剤を適用してもよい。更に図1では、硬質ポリウレタン
フォーム原料3Aをモールド内に設置された上記プラス
チック製フィルム2A内に注入した状態を示している。
【0011】図2は前記分割可能なモールド1A(下
型)及び1B(上型)を閉じてクランプ締め(図では省
略)し、ポリウレタンフォーム原料(図1の3A)が発
泡してモールド形状に膨張した状態(3B)を示してい
る。ポリウレタンフォームの膨張が終了した段階で、モ
ールドを開いて、ポリウレタンフォーム3Bをプラスチ
ック製フィルム2A及び2Bと共にモールドから取り出
す。ポリウレタンフォームの膨張が終了した段階という
のは、発泡反応が完了し、常圧下でもそれ以上膨張しな
いまで固化が進行した段階を言い、具体的な時間は原料
配合や成形品の大きさによって異なるので実験的に定め
る必要があるが、一般的に従来の方法、すなわち離型剤
を塗布したモールドを使用して成形する場合に脱型が可
能な状態まで固化する時間の50〜90%の時間で良
い。ポリウレタンフォーム3Bをプラスチック製フィル
ム2A及び2Bと共に取り出した後のモールドはただち
に次回の成形作業に使用できるので、成形サイクルが高
められる。
【0012】図3はポリウレタンフォーム3Bがプラス
チック製フィルム2A及び2Bと共にモールドから取り
出された状態を示す。
【0013】次いでプラスチック製フィルム2A及び2
Bを分離すれば図4に示すような硬質ポリウレタンフォ
ームモールド成形品3Bが得られる。成形品3Bを取り
出した後のプラスチック製フィルム2A及び2Bは繰り
返し使用できるので、離型剤を消費する場合に比べてコ
スト上特に問題にはならない。
【0014】
【発明の効果】モールド使用時間を短縮して単位時間あ
たりの成形回数を増やすことができ、またモールドから
の製品の取り出しが容易になるので生産性が向上する。
またモールドに離型剤を塗布するという煩雑で汚れ易い
作業が不要で、成形した製品に内装材又は外装材を接着
する場合でも製品に付着している離型剤を除去する必要
がなく、そのまま接着作業ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明方法の第1段階である、製品形状を有
する分割可能なモールド内に、分割されたモールドのそ
れぞれにモールドと相似の形状に成形されたプラスチッ
ク製フィルムを設置し、硬質ポリウレタンフォーム原料
を注入した状態を説明するための図である。
【図2】 本発明方法の第2段階である、モールド内で
硬質ポリウレタンフォーム原料を発泡・膨張させた状態
を説明するための図である。
【図3】 本発明方法の第3段階である、ポリウレタン
フォームの膨張が終了した段階でポリウレタンフォーム
をプラスチック製フィルムと共にモールドから取り出し
た状態を説明するための図である。
【図4】 本発明方法の第4段階である、プラスチック
製フィルムを分離することにより製造された、硬質ポリ
ウレタンフォームモールド成形品を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:20

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製品形状を有する分割可能なモールド内
    に、分割されたモールドの少なくとも一方の形状と相似
    の形状に成形された熱可塑性で硬質ポリウレタンフォー
    ムと接着性を有しないプラスチック製フィルムを設置
    し、硬質ポリウレタンフォーム原料をモールド内に設置
    された上記プラスチック製フィルム内に注入して発泡・
    膨張させ、ポリウレタンフォームの膨張が終了した段階
    でポリウレタンフォームを上記プラスチック製フィルム
    と共にモールドから取り出し、次いで上記プラスチック
    製フィルムを分離することを特徴とする硬質ポリウレタ
    ンフォームモールド成形品の製造方法。
  2. 【請求項2】 熱可塑性で硬質ポリウレタンフォームと
    接着性を有しないプラスチック製フィルムが厚さ0.3
    〜1.0mmのポリプロピレン製フィルム又はポリエチ
    レン製フィルムである請求項1に記載の硬質ポリウレタ
    ンフォームモールド成形品の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013099917A (ja) * 2011-10-13 2013-05-23 Inoac Corp ストラップ付き硬質ウレタン発泡体の製造方法
JP2013163287A (ja) * 2012-02-09 2013-08-22 Inoac Corp 発泡成形品の製造方法及びこれに用いる袋状体付き発泡型

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013099917A (ja) * 2011-10-13 2013-05-23 Inoac Corp ストラップ付き硬質ウレタン発泡体の製造方法
JP2013163287A (ja) * 2012-02-09 2013-08-22 Inoac Corp 発泡成形品の製造方法及びこれに用いる袋状体付き発泡型

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