JPH0716337U - 押し釦スイッチ - Google Patents

押し釦スイッチ

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JPH0716337U
JPH0716337U JP4990693U JP4990693U JPH0716337U JP H0716337 U JPH0716337 U JP H0716337U JP 4990693 U JP4990693 U JP 4990693U JP 4990693 U JP4990693 U JP 4990693U JP H0716337 U JPH0716337 U JP H0716337U
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JP
Japan
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case
key button
hole
sheet
button switch
Prior art date
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Pending
Application number
JP4990693U
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English (en)
Inventor
清隆 内藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication of JPH0716337U publication Critical patent/JPH0716337U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案は、押し釦スイッチにおいて、簡単
な構成で確実に異音の発生を防止できるようにすること
を目的とする。 【構成】 キー釦6の段部7とケース4の内面の透孔5
の周縁部との間に不織布からなる消音シート12を介挿
している。 【効果】 不織布からなる消音シートは、樹脂との摩擦
性が少なくあらゆる方向への柔軟性に富み、消音シート
形成時や組付時に従来のような高い寸法精度を必要とし
ないため、簡単な構成で確実に異音の発生を防止でき
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、電子機器に用いられる押し釦スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子機器に用いられる押し釦スイッチでは、キー釦の戻りの際のケース との衝突音を防止するために、キー釦のケースに当接する部分に何らかの緩衝部 材等を配設することが行われており、そのひとつに例えば実開平4−74821 号公報に記載のように、ケースの各キー釦挿通穴の周縁部に段部を設け、該段部 上面と各キー釦の鍔部との間に、キー釦の鍔部に対応する部分が鍔部先端よりも 幅狭な開口が設けられた一枚のクッションフィルムを配置したキーボート構造が 提案されている。
【0003】 この公報に記載のものでは、段部上面とクッションフィルムとの間には隙間が あるため、キー釦の鍔部が戻りの際に段部上面に直接当たることなくクッション フィルムに当接することになり(上部公報第1図参照)、クッションフィルム自 身の弾性によってキー釦の戻りの際の衝撃を吸収し、同時にキー釦のケースとの 衝突音をも防止している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記公報に記載の構造の場合、キー釦の戻りの際の衝撃を十分吸収す るにはフィルムもある程度の硬さが必要であり、例えばPETフィルム等の材質 にしなければならず、このような材質を用いたときに、クッションフィルムの開 口形成時の寸法のずれや、クッションフィルム等の組付時の位置ずれから、この 開口がキー釦と同一サイズになると、クッションフィルムの開口端線がキー釦の 側面に触れて戻りの際に擦れによる異音が発生するおそれがあり、各部材の形成 時及び組付時の厳密な寸法精度が要求される。
【0005】 そこでこの考案は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、簡 単な構成で確実に異音の発生を防止できるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案に係る押し釦スイッチは、ケースに透設された透孔と、前記透孔に前 記ケースの内方より遊挿されて前記ケース内面の前記透孔周縁部に当接する段部 を有するキー釦と、前記ケース内に収容され前記キー釦を前記ケースの外側へ付 勢する弾性体とを備えた押し釦スイッチにおいて、前記段部と前記ケース内面の 前記透孔周縁部との間に繊維からなる消音シートを介挿したことを特徴としてい る。
【0007】
【作用】
この考案においては、キー釦の段部とケース内面の透孔周縁部との間に介挿さ れる消音シートを繊維から構成しているため、この消音シートは、キー釦との摩 擦性が少なくあらゆる方向への柔軟性に富み、消音シート形成時や組付時に従来 のような高い寸法精度を必要としない。
【0008】
【実施例】
(第1実施例) 図1は第1実施例の断面図、図2は図1の一部の斜視図である。
【0009】 図1に示すように、銅箔パターンが形成され各種電子部品が実装されたプリン ト基板1の銅箔接点2上に、シリコーンゴム等からなるラバーコンタクト3が載 置され、ケース4のラバーコンタクト3の上方位置に透孔5が形成され、この透 孔5にケース4の下側から透孔5内寸より若干小なる外寸のキー釦6が遊挿され ている。
【0010】 そして、このキー釦6には外方への段部7が形成され、更にキー釦6の内側ほ ぼ中央に下方に一体に膨出して作動部8が形成され、この作動部8の下面がラバ ーコンタクト3に当接し、ラバーコンタクト3の復元力に抗してキー釦6を押圧 することによって、この作動部8を介してラバーコンタクト3が押圧されて変形 し、ラバーコンタクト3に貼着された導電体9がプリント基板1の銅箔接点2に 接触してスイッチの接点メイクがなされる。
【0011】 このとき、ケース4の下面の透孔5の外側にはキー釦6の動きをガイドするた めのリブ11が一体に形成されており、このガイド用のリブ11に沿ってキー釦 6が位置ずれすることなく上下動する。
【0012】 ところで、キー釦6の段部7とケース4の内面の透孔5の周縁部との間に不織 布からなる消音シート12が介挿されており、この消音シート12は、キー釦6 ,透孔5が四角形であればこれと相似な四角形の透孔が、円形であれば円形の透 孔が不織布シートに透設されて形成されており、スイッチが複数配列されるよう な場合には図2に示すように長尺の不織布シート12aに複数個の透孔12bが 透設されて形成される。
【0013】 尚、この消音シート12は段部7或いはケース4の内面に貼着しても,しなく てもよい。
【0014】 このように不織布からなる消音シート12を介挿すると、不織布がキー釦6の 材料となる樹脂との摩擦性が少なく、上下,左右のあらゆる方向への収縮性,柔 軟性に富むため、消音シート12の形成時の寸法ずれによりキー釦6が挿通する 透孔12b(図2参照)の内寸がキー釦6の外寸より若干小さくなり、或いはキ ー釦6や消音シート12の組付時の位置ずれにより、キー釦6の操作時にキー釦 6の上部周面に消音シート12が擦れることがあっても、従来のフィルムのよう な異音が発生することはなく、しかもラバーコンタクト3の復元力によるキー釦 6の戻りの際に、段部7の衝撃が消音シート12により緩和されて衝突音が防止 されるのは勿論のことである。
【0015】 従って、消音シート12の形成時や組付時に従来のような高い寸法精度を必要 とせず、簡単な構成により確実に異音の発生を防止することができる。
【0016】 (第2実施例) 図3はこの考案の第2の実施例の断面図である。
【0017】 図3において、図1と同一符号は同一のもの若しくは相当するものを示し、図 1と相違するのは、プリント基板1のラバーコンタクト3の近傍位置であってキ ー釦6の内側にLED等の光源14を設け、キー釦6の押圧時或いは非押圧時に この光源14を点灯し、キー釦6の上面に形成された透孔部を通して光源14の 光を外部から視認してスイッチのオン,オフ状態を認識できるようにしたことで ある。
【0018】 このとき、光源14からの光が上記したキー釦6の上面の透孔部以外から、特 にケース4とキー釦6との隙間から洩れることのないよう、消音シート12の透 孔12b(図2参照)の内寸はキー釦6の段部7よりも上側部分の外寸より若干 小さく、消音シート12の外寸はキー釦6の段部7よりも下側部分の外寸より若 干大きく形成されている。
【0019】 従って、第2実施例と同等の効果を得ることができるのは勿論のこと、消音シ ート12により光源14からの光が必要部分以外から洩れることを防止できる。
【0020】 また、消音シート12の色をケース4やキー釦6の色に合わせることにより、 光洩れ防止の効果をいっそう高めることができ、消音シート12が不織布である ことから、容易に色の選定を行うことができる。
【0021】 (第3実施例) 図4はこの考案の第3実施例の断面図である。
【0022】 図4において、図1と同一符号は同一のもの若しくは相当するものを示し、図 1と相違するのは、図1における不織布からなる消音シート12に代え、導電性 を有する不織布からなる消音シート16を設け、この消音シート16をリード線 等により接地(GND)したことである。
【0023】 この導電性消音シート16は市販の導電性不織布を用いて容易に形成でき、こ の消音シート16を接地すれば、金属等の導電性部材を別途設けることなく人体 の静電気をアースして電子部品等への悪影響を防止することができる。
【0024】 なお、上記各実施例では消音シートを不織布により形成した場合について説明 したが、不織布に限らず、一般の布,フェルトなどすべりがよくて柔軟性,緩衝 性に富んだ材料からなるものであればよい。
【0025】 また、キー釦6の形状も図示のものに限らず、消音シート12も図2に示す形 態に限定されるものでないのは勿論である。
【0026】
【考案の効果】
以上のように、この考案の押し釦スイッチによれば、キー釦の段部とケース内 面の透孔周縁部との間に繊維からなる消音シートを介挿したため、簡単な構成に より確実に異音の発生を防止することができ、電子機器用として好適な押し釦ス イッチを提供することができる。
【0027】 また、消音シートを導電性にすることにより、別に導電部材を設けることなく 静電気対策を施すことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1実施例の断面図である。
【図2】図1の一部の斜視図である。
【図3】この考案の第2実施例の断面図である。
【図4】この考案の第3実施例の断面図である。
【符号の説明】
4 ケース 5 透孔 6 キー釦 7 段部 12,16 消音シート

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースに透設された透孔と、前記透孔に
    前記ケースの内方より遊挿されて前記ケース内面の前記
    透孔周縁部に当接する段部を有するキー釦と、前記ケー
    ス内に収容され前記キー釦を前記ケースの外側へ付勢す
    る弾性体とを備えた押し釦スイッチにおいて、 前記段部と前記ケース内面の前記透孔周縁部との間に繊
    維からなる消音シートを介挿したことを特徴とする押し
    釦スイッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の押し釦スイッチにおい
    て、前記消音シートが導電性を有することを特徴とする
    押し釦スイッチ。
JP4990693U 1993-08-20 1993-08-20 押し釦スイッチ Pending JPH0716337U (ja)

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