JP3005089U - 防沫機能を備えたプッシュスイッチの装着構造 - Google Patents
防沫機能を備えたプッシュスイッチの装着構造Info
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- JP3005089U JP3005089U JP1994007835U JP783594U JP3005089U JP 3005089 U JP3005089 U JP 3005089U JP 1994007835 U JP1994007835 U JP 1994007835U JP 783594 U JP783594 U JP 783594U JP 3005089 U JP3005089 U JP 3005089U
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- switch
- mounting structure
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Abstract
(57)【要約】
【目的】車載用の電気電子機器に装着する防沫形のスイ
ッチ装着構造であり、かつ、誤操作を防止するためのロ
ングストロークを得るように装着した構造の場合押圧操
作時に段階的に反撥力が変化するのを改善してスイツチ
ング動作まで連続的に反撥力を増加させる装着構造の提
供を目的とする。 【構成】 キートップ3が内接する操作キーハウジング
7に防沫用凸部8を設けてキートップ3と操作キーハウ
ジング7とが密接して防沫機能を保つ、キートップ3と
タクトスイッチ1の押釦部2とは0.75mmの隙間を
設けて装着すると、スイツチングのストロークは1mm
のロングストロークとなって誤操作を防止する。また、
キートップ3には弾性壁6を設けて押圧操作時の反撥力
が連続的に増加するような構造である。
ッチ装着構造であり、かつ、誤操作を防止するためのロ
ングストロークを得るように装着した構造の場合押圧操
作時に段階的に反撥力が変化するのを改善してスイツチ
ング動作まで連続的に反撥力を増加させる装着構造の提
供を目的とする。 【構成】 キートップ3が内接する操作キーハウジング
7に防沫用凸部8を設けてキートップ3と操作キーハウ
ジング7とが密接して防沫機能を保つ、キートップ3と
タクトスイッチ1の押釦部2とは0.75mmの隙間を
設けて装着すると、スイツチングのストロークは1mm
のロングストロークとなって誤操作を防止する。また、
キートップ3には弾性壁6を設けて押圧操作時の反撥力
が連続的に増加するような構造である。
Description
【0001】
電気電子機器に装着するスイッチの構造に関し、特にJIS規格C0920の 保護等級4級を満たす防沫構造のスイッチの装着に関するものである。
【0002】
車載用の電気電子機器にあっては、安全のために防水又は防沫構造とする場合 が多く、通常はJIS規格C0290の保護等級4級程度を満たす必要がある。 このJIS規格C0290の適用範囲は、回転機を除く電気機械器具及び配線材 料(以下、機材という)について行う防水試験の一般事項について規定すると示 されており、防水の種類の保護等級4は、防沫形であり、その意味はいかなる方 向からの水の飛沫を受けても有害な影響のないものとしており、性能面では、試 験については機材を正規の取付状態にして、その上方300〜500mmの高さ から、鉛直から180度までの全範囲にわたって、じょろ口を用いて約10リッ トル/分のの水量で機器の外郭表面積1m2当たり1分間で合計5分間以上散水 する試験をしたとき、機器の内部に正常な動作を阻害するような浸水がないこと 。と記載されている。
【0003】 以上のような防水規格を満足するだけでなく車載用の場合は運転の安全も考慮 にいれてスイッチ操作等は機器を見なくても手の感触で操作を判別できるものが 望ましい。プッシュ・モーメンタリー方式、プッシュ・ロック方式、タクティカ ルフィードバック方式等の押圧スイッチがあるがタクティカルフィードバック方 式以外のものは押圧しても明らかな操作感覚は得られないがタクティカルフィー ドバック方式では音をたててスイッチングする感じか手に伝わって感じられる。 そこで車載用としてはこのタクティカルフィードバック方式のものが多様されて いる。しかし、これらのスイッチ類は単体では前記のJIS規格C0290の保 護等級4級を満たす市販のものはなく、通常ラバーキートップ等を被せてJIS 規格を満たしていた。
【0004】 一般にタクティカルフィードバック構造のものはストロークが短く0.25m m程度である。このため、ちょっと触っただけてスイッチングされてしまい誤動 作の原因となることが多かった。そこで従来技術ではスイッチと防水用のラバー キートップとの組合わせでストロークを長くする方法が図3,図4,及び図5の ように行われていた。
【0005】 図3は従来技術の防沫形のプッシュスイッチの取付構造を示す図で、(a)は 装着状態を示す図であって、キースイッチの操作キーハウジング内面にキートッ プの外周フランジ部分を接触させた構造とし、キートップとプッシュスイッチと の間を約0.75mm程度の隙間を設けて取付けてある。図3(b)は図3(a )を押圧操作した状態を示す図で、圧力=SWの押圧力、となる条件下で操作し た場合、可動用フランジ部が段々と変形して防沫の防水性能を維持することが次 第にできなくなる。
【0006】 図4は他の実施例であって、図3のロングストローク方法に変えて、キートッ プのスイッチ押圧面に小さな弾性突起2aを設けたものである。この小さな弾性 突起2aは押圧されると変形することで若干のストロークの増加は認められるが ストロークを増加させるべく突起を大きくしても変形する量は期待値を下回って おり十分に増加しなかった。
【0007】 図5は更に、キートップの形状を変えたもので、この方式はプッシュ・モーメ ンタリー方式、又は、プッシュ・ロック方式のスイッチを用いてJIS規格C0 290保護等級4級の防沫形の防水性能を有する構造のものである。キートップ 2にはジャバラ形状のフランジ2bを設けて操作キーハウジングの壁面にジャバ ラ形状のフランジ2b部を当接させることで防沫性を得ようとするものである。 しかし、この構造は操作キーハウジングとの密接は難しく特に気温と水温の差に よって生じる内圧、外圧変化に配慮する必要がある。又、この防沫性能以外にも 問題があってスイッチ押圧操作中はぐらつきやすくなり浸水もしやすい。更に、 構造上からもジャバラ形フランジ部2bが薄い場合は密接しにくく、製造上や内 圧外圧による成形不良を生じやすい。又、逆に厚手にすると装着してもスイッチ のシステムから抜けやすい方向に力が加わる。このように使用する部品の構造も 含めて総じて構造が複雑であり実用化が難しかった。
【0008】
車載用電気電子機器において、JIS規格C0290の保護等級4級を満たす スイッチ装着構造であって、かつ、ロングストロークを可能にする構造の場合、 スイッチとキートップとの組合わせで構成するものであるがキートップが変形し て防沫性能が悪くなったり、押圧操作でぐらっきを生じたりする。又、いずれの 構造も複雑であった。本考案はこれらの諸問題を解決し、JIS規格C0290 保護等級4級とロングストロークを確保して操作性の良いスイッチ取付構造の提 供を目的とする。
【0009】
本考案は、車載用の電気電子機器に装着するスイッチ取付構造であって、JI S規格C0290保護等級4級を満たす装着構造であり、スイッチ装着用の操作 キーハウジングの内面に密着させた防水構造とする弾性体のキートップと、この キートップからロングストロークを得られる位置に装着したプッシュスイッチと による操作キー機構であり、前記のキートップにはロングストロークに対する押 圧操作時の弾力むらを無くする弾性壁をプッシュスイッチの取付面に向けて設け た構造である。
【0010】
プッシュスイッチのストロークが0.25mm程度のタクティカルフィードバ ック形スイッチ(以下タクトスイッチと記す)と、操作キーハウジングに内接し て防水性を得る弾性材からなるキートップを押圧操作のスイッチングに約1mm のストロークを得られるようにキートップとタクトスイッチを配設する。タクト スイッチのストロークは約0.25mmであるので0.75mm程度の隙間をあ けて取付ける必要がある。そこでこの隙間部分を押圧する時の反撥力の弱さを防 ぐために弾性壁が設けてあるので、実際の押圧に対する反撥力は段々と連続的に 高くなり最大反撥力はスイッチ・オンの時でそれから後は若干反撥力が下がって から再び上昇する。このタクトスイッチのスイッチ・オンの時はタクティカルフ ィードバック特有のパチン音とその振動が手で感じられる。しかし、操作中以外 で手が当たったり、ぶっかったりした場合は瞬間的に生じる加重に対しては弾性 壁による反撥力によって加重が生じる時間が短いほど反撥力が大きいので、瞬間 的な場合は反撥力も無限大に近くなり衝撃的に押された加重はタクトスイッチま で操作されることは少ない。
【0011】
図1は本考案に係わるタクトスイッチの装着を説明するための一部断面部を含 む側面図である。図について説明する。図中1はタクトスイッチ、2はタクトス イッチ1の押釦部、3はキートップでラバー等の弾性体で成形されている。4は 押下部、5は支持部、6は弾性壁、7は操作キーハウジング、8は操作キーハウ ジングに設けた防沫用凸部、9はタクトスイッチ1が装着されるプリント基板で ある。
【0012】 次に、装着及びスイッチング操作について説明する。プリント基板9に設けら れたタクトスイッチ1にキートッープ3を被せる。この状態で操作キーハウジン グ7に押込んで取付けるとプリント基板9と操作キーハウジング7の間にキート ップ3が挟まれた形状に取付けられるとキートップ3の支持部5の押圧に対する 弾性反撥力でキートップ3と操作キーハウジング7の間が密接する。更に、操作 キーハウジング7には防沫用凸部8が設けてありキートップ3の弾性体を押圧す るのでJIS規格C0290の保護等級4級の防沫機能を十分満している。
【0013】 タクトスイッチ1は平均0.25mmのストロークがあるから誤操作防止のた めにもストロークを1mm程度設けてある。このためタクトスイッチ1の押釦部 2の面とキートップ3の押圧面との隙間を0.75mm程度あけて装着する。キ ートップの押圧操作は押下部4と支持部5間の肉薄部分が押下部4が押されるこ とで変形しタクトスイッチ1の押釦部2を押してタクトスイッチ1をオン操作す る。この場合キートップ3とタクトスイッチ1との間の0.75mmの隙間部分 には弾性壁6がプリント基板9との間に設けてあるので押圧に対する反撥力が起 きる。つまり、押圧開始から弾力性は連続的に加算されタクティカルフィードバ ック機能が働きスイッチ・オンの時最大となり、更に、押圧を続けると若干反撥 力が降下して再び押しきるところまで上がる。このタクトスイッチ1を押圧スイ ツチングした時は音を立ててスイッチ・オンする状態が手を伝わって感じられる ものである。 図2はキートップの構造を理解するための背面斜視図である。キートップ3の 支持部5の内側には凹部が形成され、この凹部に弾性壁6が設けてある。
【0013】
車載用の電気電子機器にJIS規格C0290保護等級4級の防沫形を満たす 規格に装着するプッシュスイッチの取付構造の場合に本考案によれば、上記のJ IS規格に加えて誤操作防止のためと手によるスイッチングの操作感を得るため にプッシュスイッチにタクトスイッチを用い、タクトスイッチのショートストロ ークに対してタクトスイツチとキートップとの間に隙間を持たせて装着してロン グストロークとし、更に、この隙間の間を押圧した時の反撥力に段差ができるの を取り除くためと、誤操作を防止するために弾性壁を設けたことで、連続的な反 撥力を得てスイッチング時のタクティカルフィードバック機能を手の感覚で読み とり、瞬時の誤操作を起こさせない実用上の効果は大きい。
【図1】本考案に係わる防沫形のプッシュスイッチの装
着構造を示す一部断面図を含む側面図である。
着構造を示す一部断面図を含む側面図である。
【図 2】本考案に係わるキートップの背面斜視図であ
る。
る。
【図 3】従来技術の防沫形のプッシュスイッチの装着
構造を示す図で、(a)は装着状態を示す図であり、
(b)は押圧操作した状態を示す図である。
構造を示す図で、(a)は装着状態を示す図であり、
(b)は押圧操作した状態を示す図である。
【図4】従来技術の他の防沫形のプッシュスイッチの装
着構造を示す図である。
着構造を示す図である。
【図5】従来技術の他の防沫形のプッシュスイッチの装
着構造を示す図である。
着構造を示す図である。
1 タクトスイッチ 2 押釦部 3 キートップ 4 押下部 5 支持部 6 弾性壁 7 操作キーハウジング 8 防沫用凸部 9 プリント基板
Claims (1)
- 【請求項1】 車載用の電気電子機器に設けるキートッ
プとプッシュスイッチを組合わせた取り付け構造におい
て、 操作キーハウジングの内面に密着させて防沫構造とする
弾性体のキートップと、該キートップからロングストロ
ークを得られる位置に装着したプッシュスイッチとから
なるプッシュスイッチの装着構造とし、前記キートップ
には前記プッシュスイッチ取付面に向けて押圧に抗する
弾性壁を設けたことを特徴とする防沫機能を備えたプッ
シュスイッチの装着構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994007835U JP3005089U (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | 防沫機能を備えたプッシュスイッチの装着構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994007835U JP3005089U (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | 防沫機能を備えたプッシュスイッチの装着構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3005089U true JP3005089U (ja) | 1994-12-06 |
Family
ID=43140998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994007835U Expired - Lifetime JP3005089U (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | 防沫機能を備えたプッシュスイッチの装着構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3005089U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04327795A (ja) * | 1991-04-26 | 1992-11-17 | Showa Alum Corp | 凝縮器 |
-
1994
- 1994-06-09 JP JP1994007835U patent/JP3005089U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH04327795A (ja) * | 1991-04-26 | 1992-11-17 | Showa Alum Corp | 凝縮器 |
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