JPH0716249B2 - カラー画像再生装置 - Google Patents
カラー画像再生装置Info
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- JPH0716249B2 JPH0716249B2 JP58233005A JP23300583A JPH0716249B2 JP H0716249 B2 JPH0716249 B2 JP H0716249B2 JP 58233005 A JP58233005 A JP 58233005A JP 23300583 A JP23300583 A JP 23300583A JP H0716249 B2 JPH0716249 B2 JP H0716249B2
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- circuit
- white balance
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N9/00—Details of colour television systems
- H04N9/79—Processing of colour television signals in connection with recording
- H04N9/87—Regeneration of colour television signals
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Processing Of Color Television Signals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電子式カメラ装置等の静止画像記録装置に対
するカラー画像再生装置のホワイトバランス調整に関す
るものである。
するカラー画像再生装置のホワイトバランス調整に関す
るものである。
従来例の構成とその問題点 以下従来例について図面を参照して説明する。
まず第1図にホワイトバランス調整の原理構成を示す。
同図において101は撮像素子、102は撮像素子の出力を
「R−Y」,「Y」,「B−Y」信号に分離する分離回
路103,104は電圧制御型の可変利得部分を有する映像増
幅器、105は「R−Y」信号を得るための差動増幅器、1
06は「B−Y」信号を得るための差動増幅器、107はエ
ンコーダである。
同図において101は撮像素子、102は撮像素子の出力を
「R−Y」,「Y」,「B−Y」信号に分離する分離回
路103,104は電圧制御型の可変利得部分を有する映像増
幅器、105は「R−Y」信号を得るための差動増幅器、1
06は「B−Y」信号を得るための差動増幅器、107はエ
ンコーダである。
ホワイトバランス調整は白または無彩色の被写体を撮像
レンズを通して結像させ、この画像を撮像素子101によ
って電気信号に変換させ、この信号をさらに分離回路10
2によってR,Y,B信号に変換し、映像増幅器103,104の利
得を制御することによって差動増幅器105,106の出力
「R−Y」,「B−Y」の色差信号を零にするものであ
る。
レンズを通して結像させ、この画像を撮像素子101によ
って電気信号に変換させ、この信号をさらに分離回路10
2によってR,Y,B信号に変換し、映像増幅器103,104の利
得を制御することによって差動増幅器105,106の出力
「R−Y」,「B−Y」の色差信号を零にするものであ
る。
次に第2図に従来のブロックダイヤグラムを示す。201
〜214は電子スチルカメラ等の記録装置及び再生装置で
ある。同図において201は絞り、202はシャッター、203
は撮像素子、204は撮像素子出力から輝度信号と色差信
号を得るための映像信号処理回路、206は記録媒体、205
は信号処理回路出力信号を記録媒体206に記録するため
の信号を得る記録信号処理回路、207は記録媒体206に記
録するための記録回路、208は記録回路207の駆動回路、
209は光源の色温度検出用センサー、210はセンサー出力
信号からホワイトバランス調整のための制御信号を得る
センサ信号処理回路、211は絞り制御回路、212はシャッ
ター制御回路、213は露光検出用センサー、214は露光制
御回路である。
〜214は電子スチルカメラ等の記録装置及び再生装置で
ある。同図において201は絞り、202はシャッター、203
は撮像素子、204は撮像素子出力から輝度信号と色差信
号を得るための映像信号処理回路、206は記録媒体、205
は信号処理回路出力信号を記録媒体206に記録するため
の信号を得る記録信号処理回路、207は記録媒体206に記
録するための記録回路、208は記録回路207の駆動回路、
209は光源の色温度検出用センサー、210はセンサー出力
信号からホワイトバランス調整のための制御信号を得る
センサ信号処理回路、211は絞り制御回路、212はシャッ
ター制御回路、213は露光検出用センサー、214は露光制
御回路である。
次に251は記録媒体、252は記録媒体から記録されている
信号を読み出す再生回路、253は再生回路出力信号から
輝度信号とを色差信号を得るための再生信号処理回路、
254はエンコーダ、255は再生回路駆動回路である。
信号を読み出す再生回路、253は再生回路出力信号から
輝度信号とを色差信号を得るための再生信号処理回路、
254はエンコーダ、255は再生回路駆動回路である。
まず電子スチルカメラにおけるホワイトバランス調整に
ついて説明する。電子スチルカメラは瞬時の静止画を記
録する装置であるので、ホワイトバランス調整の原理の
項で述べた、あらかじめ白または無彩色の被写体を撮影
して色差信号が零になるように調節することは使用上不
便であるので、絶えず光源の色温度情報を検出して、瞬
間の撮影時においてもホワイトバランス調整を行ってい
ることが多い。
ついて説明する。電子スチルカメラは瞬時の静止画を記
録する装置であるので、ホワイトバランス調整の原理の
項で述べた、あらかじめ白または無彩色の被写体を撮影
して色差信号が零になるように調節することは使用上不
便であるので、絶えず光源の色温度情報を検出して、瞬
間の撮影時においてもホワイトバランス調整を行ってい
ることが多い。
次に第2図に従って説明する。ホワイトバランス調整
は、まず撮像素子203の被写体像に対する電荷蓄積時間
をシャッタ202で制御して静止画像を得る。また測光用
センサー213の出力信号である露光情報を用いて露光制
御回路214によって絞り制御回路211とシャッター制御回
路212を働かせ絞り201とシャッター202を制御してい
る。次に色温度用センサー209の出力信号からセンサー
信号処理回路210でホワイトバランス調整の制御信号を
得る。ここで色温度用センサー209は広い画角の被写体
をとらえられるように配置されている。映像信号処理回
路204では撮像素子出力を「R−Y」,「Y」,「B−
Y」の映像信号に分離したセンサー信号処理回路210の
制御信号によって色差信号「R−Y」,「B−Y」を調
節してホワイトバランス調整を自動的に行っている。し
かしこの方法によるホワイトバランス調整では(1)色
温度センサによる白色被写体撮影を前提にした色温度判
断、(2)センサ精度の確保、(3)瞬間撮影のため撮
影画面全体の色信号を用いて色温度判断等の課題が有
り、そのために具体的には色温度センサが検出している
被写体の色温度と実際撮影している被写体の色温度が異
なる場合(例えば屋内から屋外を撮影している場合)、
色温度センサは屋内の光源の色温度を検出し、実際撮影
している被写体の光源の色温度である屋外の太陽光の色
温度と異なるため、色温度センサ出力によるホワイトバ
ランス制御では誤った制御を行ってしまうという第1の
問題点を有することになる。
は、まず撮像素子203の被写体像に対する電荷蓄積時間
をシャッタ202で制御して静止画像を得る。また測光用
センサー213の出力信号である露光情報を用いて露光制
御回路214によって絞り制御回路211とシャッター制御回
路212を働かせ絞り201とシャッター202を制御してい
る。次に色温度用センサー209の出力信号からセンサー
信号処理回路210でホワイトバランス調整の制御信号を
得る。ここで色温度用センサー209は広い画角の被写体
をとらえられるように配置されている。映像信号処理回
路204では撮像素子出力を「R−Y」,「Y」,「B−
Y」の映像信号に分離したセンサー信号処理回路210の
制御信号によって色差信号「R−Y」,「B−Y」を調
節してホワイトバランス調整を自動的に行っている。し
かしこの方法によるホワイトバランス調整では(1)色
温度センサによる白色被写体撮影を前提にした色温度判
断、(2)センサ精度の確保、(3)瞬間撮影のため撮
影画面全体の色信号を用いて色温度判断等の課題が有
り、そのために具体的には色温度センサが検出している
被写体の色温度と実際撮影している被写体の色温度が異
なる場合(例えば屋内から屋外を撮影している場合)、
色温度センサは屋内の光源の色温度を検出し、実際撮影
している被写体の光源の色温度である屋外の太陽光の色
温度と異なるため、色温度センサ出力によるホワイトバ
ランス制御では誤った制御を行ってしまうという第1の
問題点を有することになる。
また、被写体が単一有彩色を多く有する場合(例えば夕
焼け,画面全体の薔薇の花等)、広い画角の被写体を平
滑化すると白色(無彩色)と同等になるという色温度セ
ンサに対する前提が成立しなくなり、色温度センサ出力
によるホワイトバランス制御では誤った制御を行ってし
まうという第2の問題点を有することになる。
焼け,画面全体の薔薇の花等)、広い画角の被写体を平
滑化すると白色(無彩色)と同等になるという色温度セ
ンサに対する前提が成立しなくなり、色温度センサ出力
によるホワイトバランス制御では誤った制御を行ってし
まうという第2の問題点を有することになる。
また、センサのばらつき、温度特性等により色温度セン
サ出力の精度の確保が困難であり、調整結果の色差信号
量によるフィードバック補正ができない点もこのセンサ
方式の精度確保を困難にしている(問題点3)。このよ
うに記録時に色温度センサ方式で完全にホワイトバラン
スを調整することは困難であり誤差を生じてしまう。そ
のための映像信号処理回路の出力信号である輝度信号
「Y」と色差信号とのうち色差信号は完全にホワイトバ
ランス調整のされていない信号〈R−Y〉,〈B−Y〉
(以下完全にホワイトバランス調整のなされていない信
号を〈 〉で表わす)となり、これらの信号が記録信号
処理回路205を経て記録回路207で記録媒体206に記録さ
れる。
サ出力の精度の確保が困難であり、調整結果の色差信号
量によるフィードバック補正ができない点もこのセンサ
方式の精度確保を困難にしている(問題点3)。このよ
うに記録時に色温度センサ方式で完全にホワイトバラン
スを調整することは困難であり誤差を生じてしまう。そ
のための映像信号処理回路の出力信号である輝度信号
「Y」と色差信号とのうち色差信号は完全にホワイトバ
ランス調整のされていない信号〈R−Y〉,〈B−Y〉
(以下完全にホワイトバランス調整のなされていない信
号を〈 〉で表わす)となり、これらの信号が記録信号
処理回路205を経て記録回路207で記録媒体206に記録さ
れる。
カラー画像再生装置では記録媒体251に記録された信号
を再生回路252で読み出し再生信号処理回路253に入力し
輝度信号と色差信号を得る。しかし再生信号処理回路出
力信号の色差信号も完全にホワイトバランス調整のなさ
れていない信号〈R−Y〉,〈B−Y〉となる。
を再生回路252で読み出し再生信号処理回路253に入力し
輝度信号と色差信号を得る。しかし再生信号処理回路出
力信号の色差信号も完全にホワイトバランス調整のなさ
れていない信号〈R−Y〉,〈B−Y〉となる。
以上のように、電子スチルカメラ等の記録装置に対する
カラー画像再生装置では記録媒体に記録された信号を読
み出し輝度信号と色差信号を得ているが記録媒体に記録
された信号がホワイトバランスが完全に調整されていな
い信号であることが多く、そのためカラー画像再生装置
出力信号もホワイトバランスの調整されていない信号と
なってしまう問題を有している。
カラー画像再生装置では記録媒体に記録された信号を読
み出し輝度信号と色差信号を得ているが記録媒体に記録
された信号がホワイトバランスが完全に調整されていな
い信号であることが多く、そのためカラー画像再生装置
出力信号もホワイトバランスの調整されていない信号と
なってしまう問題を有している。
発明の目的 本発明はこのような従来の欠点を除去するものであり、
ホワイトバランス調整が完全になされていない信号を記
録した記録媒体から、ホワイトバランスの合致した信号
を得ることができるカラー画像再生装置を提供すること
を目的とする。
ホワイトバランス調整が完全になされていない信号を記
録した記録媒体から、ホワイトバランスの合致した信号
を得ることができるカラー画像再生装置を提供すること
を目的とする。
発明の構成 本発明によるカラー画像再生装置は、ホワイトバランス
の略調整された信号が記録された記録媒体からの再生信
号より輝度信号と色差信号を得る再生信号処理手段と、
色差信号を平滑する平滑手段と、ホワイトバランスの完
全に合致した色差信号に相当する第1の基準信号と前記
平滑手段の出力信号とを比較する比較手段と、この比較
手段の出力信号からホワイトバランス制御信号を発生す
る制御信号発生手段と、前記ホワイトバランス制御信号
を用いて前記再生信号のホワイトバランスを調整する調
整手段を備え、この調整手段が、前記再生信号処理手段
より得られた輝度信号と、この輝度信号の利得を制御す
る利得制御器と、この利得制御器の出力信号を前記再生
信号処理手段より得た色差信号に加算する加算器から構
成され、この加算器の出力信号が、前記平滑手段へ入力
される色差信号である構成を有し、これにより、ホワイ
トバランスの略調整された信号が記録された記録媒体か
らの再生信号をホワイトバランス調整を行うことがで
き、ホワイトバランスの合致したカラー画像信号を得る
ことができるものである。
の略調整された信号が記録された記録媒体からの再生信
号より輝度信号と色差信号を得る再生信号処理手段と、
色差信号を平滑する平滑手段と、ホワイトバランスの完
全に合致した色差信号に相当する第1の基準信号と前記
平滑手段の出力信号とを比較する比較手段と、この比較
手段の出力信号からホワイトバランス制御信号を発生す
る制御信号発生手段と、前記ホワイトバランス制御信号
を用いて前記再生信号のホワイトバランスを調整する調
整手段を備え、この調整手段が、前記再生信号処理手段
より得られた輝度信号と、この輝度信号の利得を制御す
る利得制御器と、この利得制御器の出力信号を前記再生
信号処理手段より得た色差信号に加算する加算器から構
成され、この加算器の出力信号が、前記平滑手段へ入力
される色差信号である構成を有し、これにより、ホワイ
トバランスの略調整された信号が記録された記録媒体か
らの再生信号をホワイトバランス調整を行うことがで
き、ホワイトバランスの合致したカラー画像信号を得る
ことができるものである。
実施例の説明 以下本発明を図面を参照して説明する。第3図はカラー
画像再生装置の原理を示すブロックダイヤグラムであ
り、同図において301は再生回路、302は再生回路の駆動
回路、303は記録媒体、304は再生信号処理回路、305は
色温度信号処理回路、306はエンコーダである。307〜31
0は記録装置であり、307は記録媒体に色温度情報を入力
する回路、308は記録信号処理回路、309は再生装置、31
0は記録媒体である。
画像再生装置の原理を示すブロックダイヤグラムであ
り、同図において301は再生回路、302は再生回路の駆動
回路、303は記録媒体、304は再生信号処理回路、305は
色温度信号処理回路、306はエンコーダである。307〜31
0は記録装置であり、307は記録媒体に色温度情報を入力
する回路、308は記録信号処理回路、309は再生装置、31
0は記録媒体である。
このように構成されたカラー画像再生装置について以下
その動作を説明する。記録装置によって輝度信号「Y」
と不完全なホワイトバランス状態の色差信号〈R−
Y〉,〈B−Y〉を記録した記録媒体303から、記録さ
れている信号を再生回路301で読み出し、再生信号処理
回路304で輝度信号「Y」を完全にホワイトバランス調
整のなされていない色差信号〈R−Y〉,〈B−Y〉を
得て、その出力信号から色温度信号処理回路305で輝度
信号「Y」とホワイトバランスの合致した色差信号(R
−Y),(B−Y)を得る。
その動作を説明する。記録装置によって輝度信号「Y」
と不完全なホワイトバランス状態の色差信号〈R−
Y〉,〈B−Y〉を記録した記録媒体303から、記録さ
れている信号を再生回路301で読み出し、再生信号処理
回路304で輝度信号「Y」を完全にホワイトバランス調
整のなされていない色差信号〈R−Y〉,〈B−Y〉を
得て、その出力信号から色温度信号処理回路305で輝度
信号「Y」とホワイトバランスの合致した色差信号(R
−Y),(B−Y)を得る。
つまり広画角の色温度センサの画角とは異なり撮影され
た被写体という限られた画角の被写体ではあるが、記録
系でホワイトバランスが略調整されていることを用い
て、再生系において再生映像信号からホワイトバランス
調整用制御信号つまり撮影時光源の色温度に対する制御
信号を作成する事ができるので、再生回路から得たY信
号と不完全なホワイトバランス状態の色差信号から、信
号処理によってホワイトバランスの合致した信号を得
る。
た被写体という限られた画角の被写体ではあるが、記録
系でホワイトバランスが略調整されていることを用い
て、再生系において再生映像信号からホワイトバランス
調整用制御信号つまり撮影時光源の色温度に対する制御
信号を作成する事ができるので、再生回路から得たY信
号と不完全なホワイトバランス状態の色差信号から、信
号処理によってホワイトバランスの合致した信号を得
る。
具体的には、記録媒体からの撮影被写体の不完全なホワ
イトバランス状態の色差信号の平滑化処理等を行うこと
で再生映像信号の色差信号から白色(無彩色)被写体撮
影時の色を検出し、それを制御信号として再生時にホワ
イトバランス補正を行い、記録時の不完全なホワイトバ
ランス状態の信号から再生時にホワイトバランスの合致
した信号を得る。以下ホワイトバランスの合致した色差
信号を( )で表す。
イトバランス状態の色差信号の平滑化処理等を行うこと
で再生映像信号の色差信号から白色(無彩色)被写体撮
影時の色を検出し、それを制御信号として再生時にホワ
イトバランス補正を行い、記録時の不完全なホワイトバ
ランス状態の信号から再生時にホワイトバランスの合致
した信号を得る。以下ホワイトバランスの合致した色差
信号を( )で表す。
第4図は本発明におけるカラー画像再生装置の色温度信
号処理を示すブロック図である。同図において401は記
録媒体からY信号と色差信号R−Y,B−Yを得る再生信
号処理回路、402はY信号と色差信号の帯域を合わせる
ためY信号の低域成分YLを得るLPF、403,406はY信号の
利得を制御する利得制御器、404,407はそれぞれ利得制
御器403,406の出力信号と色差信号R−Y,B−Yとを加算
する加算器、405,408はそれぞれ利得制御器403,406の利
得を制御する利得制御信号発生器である。
号処理を示すブロック図である。同図において401は記
録媒体からY信号と色差信号R−Y,B−Yを得る再生信
号処理回路、402はY信号と色差信号の帯域を合わせる
ためY信号の低域成分YLを得るLPF、403,406はY信号の
利得を制御する利得制御器、404,407はそれぞれ利得制
御器403,406の出力信号と色差信号R−Y,B−Yとを加算
する加算器、405,408はそれぞれ利得制御器403,406の利
得を制御する利得制御信号発生器である。
このように構成されたカラー画像再生装置におけるホワ
イトバランス調整の方法を説明する。まずR−Yについ
て説明する。記録媒体を再生装置にセットし静止画像を
再生する時まず再生信号処理回路401でY信号と色差信
号を得る、その得たY信号からLPF402で色差信号と帯域
の合った低域成分YLを得る。YLは利得制御器403で増幅
され加算器404で色差信号〈R−Y〉と加算される。こ
の時制御信号発生器405で利得制御器の利得を制御する
ことで加算器404の出力信号はホワイトバランスの合致
した信号となる。B−Yも同様にして利得制御器406の
利得を制御信号発生器408の出力信号で制御して利得制
御器406の出力信号と色差信号〈B−Y〉の和である加
算器407の出力信号はホワイトバランスの合致した信号
となる。
イトバランス調整の方法を説明する。まずR−Yについ
て説明する。記録媒体を再生装置にセットし静止画像を
再生する時まず再生信号処理回路401でY信号と色差信
号を得る、その得たY信号からLPF402で色差信号と帯域
の合った低域成分YLを得る。YLは利得制御器403で増幅
され加算器404で色差信号〈R−Y〉と加算される。こ
の時制御信号発生器405で利得制御器の利得を制御する
ことで加算器404の出力信号はホワイトバランスの合致
した信号となる。B−Yも同様にして利得制御器406の
利得を制御信号発生器408の出力信号で制御して利得制
御器406の出力信号と色差信号〈B−Y〉の和である加
算器407の出力信号はホワイトバランスの合致した信号
となる。
以上のようにこの実施例によれば再生回路から得たY信
号と色差信号を用い利得制御器と制御信号発生器を備え
ることでホワイトバランスの完全に一致していない色差
信号に、YL信号を増幅した信号を加算してホワイトバラ
ンスの合致した信号を得ることができる。
号と色差信号を用い利得制御器と制御信号発生器を備え
ることでホワイトバランスの完全に一致していない色差
信号に、YL信号を増幅した信号を加算してホワイトバラ
ンスの合致した信号を得ることができる。
以下本発明における実施例について説明する。第5図は
本発明の第1の実施例における色温度信号処理を示すブ
ロック図である。まず色差R−Yについて説明する。同
図において501は再生回路、502は再生信号処理回路、50
3はLPE、504は利得制御器、505は加算器、506は加算器
出力信号を平滑する平滑回路、507は平滑回路出力信号
と基準信号とを比較する比較器、508は基準信号発生器
である。
本発明の第1の実施例における色温度信号処理を示すブ
ロック図である。まず色差R−Yについて説明する。同
図において501は再生回路、502は再生信号処理回路、50
3はLPE、504は利得制御器、505は加算器、506は加算器
出力信号を平滑する平滑回路、507は平滑回路出力信号
と基準信号とを比較する比較器、508は基準信号発生器
である。
このように構成されたカラー画像再生装置でのホワイト
バランス調整について説明する。第4図と異なる点は平
滑回路506,比較器507,基準信号発生器508を備えた点で
ある。この回路においても再生信号処理回路で、Y信号
と色差信号を得る。Y信号からLPFでYL信号を得、このY
L信号を利得制御した信号と色差信号を加算器で加算す
ることによってホワイトバランスの合致した信号を得
る。この実施例ではYL信号を利得制御する利得制御器50
4の制御信号を次のようにして得ている。まず加算器の
出力信号を平滑回路506で平滑し、その平滑回路出力信
号と基準信号発生器508で得た基準信号とを比較的507で
比較判別して、その比較器出力信号で2つの信号が一致
するようにYLの利得制御器504の利得を変化させる。こ
のことが2つの信号がほぼ一致するまで繰り返され2つ
の信号がほぼ一致する利得制御器504の制御信号を得
る。
バランス調整について説明する。第4図と異なる点は平
滑回路506,比較器507,基準信号発生器508を備えた点で
ある。この回路においても再生信号処理回路で、Y信号
と色差信号を得る。Y信号からLPFでYL信号を得、このY
L信号を利得制御した信号と色差信号を加算器で加算す
ることによってホワイトバランスの合致した信号を得
る。この実施例ではYL信号を利得制御する利得制御器50
4の制御信号を次のようにして得ている。まず加算器の
出力信号を平滑回路506で平滑し、その平滑回路出力信
号と基準信号発生器508で得た基準信号とを比較的507で
比較判別して、その比較器出力信号で2つの信号が一致
するようにYLの利得制御器504の利得を変化させる。こ
のことが2つの信号がほぼ一致するまで繰り返され2つ
の信号がほぼ一致する利得制御器504の制御信号を得
る。
ところでこの方法によるホワイトバランス調整は、記録
媒体より得られる信号は記録装置において不完全ではあ
るがホワイトバランス調整された信号であるので検出す
る画像に対する色差信号を平均して得る信号は白を撮像
した場合の信号と一致する確率が非常に高いことを利用
している。それで平滑回路の出力信号を基準信号と一致
させることでホワイトバランスの合致した信号を得るこ
とができるのである。なお、ここではR−Yの場合を説
明したがB−Yでも同様にしてホワイトバランス調整を
行うことができる。
媒体より得られる信号は記録装置において不完全ではあ
るがホワイトバランス調整された信号であるので検出す
る画像に対する色差信号を平均して得る信号は白を撮像
した場合の信号と一致する確率が非常に高いことを利用
している。それで平滑回路の出力信号を基準信号と一致
させることでホワイトバランスの合致した信号を得るこ
とができるのである。なお、ここではR−Yの場合を説
明したがB−Yでも同様にしてホワイトバランス調整を
行うことができる。
以上のようにこの実施例によれば、平滑回路、比較器、
基準信号発生器を備えることで、色差信号を検出しその
検出信号と基準信号とを一致させるように利得制御器の
利得を制御する制御信号を比較器が出力するのでホワイ
トバランス調整を自動的に行うことができる。
基準信号発生器を備えることで、色差信号を検出しその
検出信号と基準信号とを一致させるように利得制御器の
利得を制御する制御信号を比較器が出力するのでホワイ
トバランス調整を自動的に行うことができる。
次に本発明の第2の実施例を第6図と第7図を参照して
説明する。この実施例は、第1の実施例で述べたホワイ
トバランス調整方法の欠点を補うものである。それは第
1の実施例では加算器の出力信号を平滑して得る信号は
白の被写体を撮像して得る場合の信号と一致する確率が
高いことを利用しているが、特殊な被写体(一面が同色
等)の場合は誤差が生じやすいという欠点を補うもので
ある。
説明する。この実施例は、第1の実施例で述べたホワイ
トバランス調整方法の欠点を補うものである。それは第
1の実施例では加算器の出力信号を平滑して得る信号は
白の被写体を撮像して得る場合の信号と一致する確率が
高いことを利用しているが、特殊な被写体(一面が同色
等)の場合は誤差が生じやすいという欠点を補うもので
ある。
第6図はまず第1の対策を示したカラー画像再生装置
で、第6図aはブロック図、第6図bは信号の流れを示
している。第6図aにおいて601は利得制御器、602は加
算器、603は比較器、604は基準信号発生器、605は平滑
回路、606はリミッタ回路である。第6図bにおいて、
Iはリミッタ回路606への入力信号、IIはリミッタ回路6
06の出力信号を示す。
で、第6図aはブロック図、第6図bは信号の流れを示
している。第6図aにおいて601は利得制御器、602は加
算器、603は比較器、604は基準信号発生器、605は平滑
回路、606はリミッタ回路である。第6図bにおいて、
Iはリミッタ回路606への入力信号、IIはリミッタ回路6
06の出力信号を示す。
このように構成されたカラー画像再生装置ではリミッタ
回路606を設けることで第6図bに示すように加算器の
出力信号をあるレベル以内にカットし、レベル以内の信
号だけを平滑回路605で平滑し、ホワイトバランス調整
を行っている。この方法では記録されている画像のなか
で色に偏りのある部分の信号をあるレベル以内に納める
ことで上記欠点を補いホワイトバランス調整を行うこと
ができる。
回路606を設けることで第6図bに示すように加算器の
出力信号をあるレベル以内にカットし、レベル以内の信
号だけを平滑回路605で平滑し、ホワイトバランス調整
を行っている。この方法では記録されている画像のなか
で色に偏りのある部分の信号をあるレベル以内に納める
ことで上記欠点を補いホワイトバランス調整を行うこと
ができる。
次に第7図は第2の対策を示すカラー画像再生装置で、
第7図aはブロック図、第7図bは各部の信号を示して
いる。第7図aにおいて701は利得制御器、702は加算
器、703は比較器I、704は基準信号発生器I、705は平
滑回路、706は加算器出力信号のゲート回路、707はゲー
ト回路を制御する比較器II、708は基準信号発生器IIで
ある。第7図bにおいて、Iはゲート回路706への入力
信号、IIはゲート回路706の出力信号を示す。
第7図aはブロック図、第7図bは各部の信号を示して
いる。第7図aにおいて701は利得制御器、702は加算
器、703は比較器I、704は基準信号発生器I、705は平
滑回路、706は加算器出力信号のゲート回路、707はゲー
ト回路を制御する比較器II、708は基準信号発生器IIで
ある。第7図bにおいて、Iはゲート回路706への入力
信号、IIはゲート回路706の出力信号を示す。
このように構成されたカラー画像再生装置では、ゲート
回路706,比較器II 707,基準信号発生器II 708を設
けることで加算器702の出力信号と基準信号発生器II
708の出力信号(基準信号II)とを比較器で比較判別し
て加算器702の出力信号が基準信号IIのレベルを越える
時、比較器IIの出力信号で加算器702と平滑回路間をオ
フにするようにゲート回路706を制御する。これによっ
て加算器702の出力信号は、第7図bに示すように基準
信号IIのレベルを越える部分の信号がセットされてレベ
ル以内の部分の信号だけが平滑回路に入力される。前述
と同様にしてホワイトバランス調整を行っている。この
方法では記録されている画像内の色に偏りのある部分の
信号をカットすることで上記欠点を補うホワイトバラン
ス調整を行うことができる。以上のように、この実施例
によれば記録されている画像に対する色差信号のうち、
色に偏りのある部分を検出し補正を加えることで、特殊
な被写体が記録されている場合でも、色差信号を検出し
てその検出信号と基準信号とを一致させるように増幅器
の利得を制御してホワイトバランスを自動的に行うこと
ができる。
回路706,比較器II 707,基準信号発生器II 708を設
けることで加算器702の出力信号と基準信号発生器II
708の出力信号(基準信号II)とを比較器で比較判別し
て加算器702の出力信号が基準信号IIのレベルを越える
時、比較器IIの出力信号で加算器702と平滑回路間をオ
フにするようにゲート回路706を制御する。これによっ
て加算器702の出力信号は、第7図bに示すように基準
信号IIのレベルを越える部分の信号がセットされてレベ
ル以内の部分の信号だけが平滑回路に入力される。前述
と同様にしてホワイトバランス調整を行っている。この
方法では記録されている画像内の色に偏りのある部分の
信号をカットすることで上記欠点を補うホワイトバラン
ス調整を行うことができる。以上のように、この実施例
によれば記録されている画像に対する色差信号のうち、
色に偏りのある部分を検出し補正を加えることで、特殊
な被写体が記録されている場合でも、色差信号を検出し
てその検出信号と基準信号とを一致させるように増幅器
の利得を制御してホワイトバランスを自動的に行うこと
ができる。
なお、なお、R−Yの色差信号についてのみ説明した
が、B−Yの色差信号についても同様にしてホワイトバ
ランス調整が行えることは言うまでもなく、又この実施
例では上記の対策を、それぞれ単独で行った場合につい
て説明したが、併用してホワイトバランス調整を行うこ
とも可能である。
が、B−Yの色差信号についても同様にしてホワイトバ
ランス調整が行えることは言うまでもなく、又この実施
例では上記の対策を、それぞれ単独で行った場合につい
て説明したが、併用してホワイトバランス調整を行うこ
とも可能である。
次に、本発明における第3の実施例について第8図を参
照して説明する。第8図は色温度信号処理を示すブロッ
ク図である。まず色差信号R−Yについて説明する。同
図において801は利得制御器、802は加算器、803は比較
器I、804は基準信号発生器I、805は加算器出力信号を
平滑する平滑回路、806は利得制御器と加算器802間をO
N,OFFするスイッチ、807はスイッチ806を制御する比較
器III、808は基準信号発生器IIIである。
照して説明する。第8図は色温度信号処理を示すブロッ
ク図である。まず色差信号R−Yについて説明する。同
図において801は利得制御器、802は加算器、803は比較
器I、804は基準信号発生器I、805は加算器出力信号を
平滑する平滑回路、806は利得制御器と加算器802間をO
N,OFFするスイッチ、807はスイッチ806を制御する比較
器III、808は基準信号発生器IIIである。
このように構成されたカラー画像再生装置では最初スイ
ッチ806はOFFの状態にある。
ッチ806はOFFの状態にある。
まず加算器802の出力信号を平滑回路805で平滑し、平滑
回路の出力信号と基準信号発生回路III 808の出力信号
(基準信号III)とを比較III807で比較判別する。ここ
で平滑回路の出力信号が基準信号IIIのレベル以内の時
はスイッチ806をONにする。以下第1の実施例と同様に
して基準信号Iと平滑回路出力信号とが一致するように
利得制御器を制御してホワイトバランスを調整する。
回路の出力信号と基準信号発生回路III 808の出力信号
(基準信号III)とを比較III807で比較判別する。ここ
で平滑回路の出力信号が基準信号IIIのレベル以内の時
はスイッチ806をONにする。以下第1の実施例と同様に
して基準信号Iと平滑回路出力信号とが一致するように
利得制御器を制御してホワイトバランスを調整する。
ところが平滑回路出力信号が基準信号IIIのレベルを越
える時は、スイッチ806をオフにして利得制御器801の出
力信号と色差信号とを加算しない。これは平滑回路805
の出力信号が基準信号IIIレベルを越えてスイッチ806が
OFFになる時、つまり記録されている画像が色に偏りの
ある場合は、ホワイトバランスが一致していない事が目
立ちにくいことを利用しているのであり、この時は記録
媒体に記録されている記号はそのまま用いて静止画像を
再生する。
える時は、スイッチ806をオフにして利得制御器801の出
力信号と色差信号とを加算しない。これは平滑回路805
の出力信号が基準信号IIIレベルを越えてスイッチ806が
OFFになる時、つまり記録されている画像が色に偏りの
ある場合は、ホワイトバランスが一致していない事が目
立ちにくいことを利用しているのであり、この時は記録
媒体に記録されている記号はそのまま用いて静止画像を
再生する。
以上のように、この実施例によれば記録されている画像
が色に偏りがあるかどうかを判断し、画像が色に偏りが
ない場合は色差信号を検出し加算器,平滑回路,比較器
I,利得制御器の閉ループによってホワイトバランス調整
を行い、色に偏りがある場合は上記閉ループによるホワ
イトバランスをやめ記録信号をそのまま再生画像に再生
するように働くスイッチを備えているので、特殊な被写
体の画像が記録されている場合にでも、誤ったホワイト
バランスを行う欠点を補うことができる。
が色に偏りがあるかどうかを判断し、画像が色に偏りが
ない場合は色差信号を検出し加算器,平滑回路,比較器
I,利得制御器の閉ループによってホワイトバランス調整
を行い、色に偏りがある場合は上記閉ループによるホワ
イトバランスをやめ記録信号をそのまま再生画像に再生
するように働くスイッチを備えているので、特殊な被写
体の画像が記録されている場合にでも、誤ったホワイト
バランスを行う欠点を補うことができる。
なおR−Yの色差信号についてのみ説明したが、B−Y
の色差信号についても同様に行えることは言うまでもな
い。
の色差信号についても同様に行えることは言うまでもな
い。
次に本発明の第4の実施例を第9図を参照して説明す
る。第9図はカラー画像再生装置の信号処理ブロック図
である。同図において901は利得制御器、902は加算器、
903は比較器、904は基準信号発生器、905は平滑回路、9
06は検出条件入力回路、907は検出条件入力回路で制御
されるループ制御スイッチ、908は保持回路、909は再生
器駆動回路である。
る。第9図はカラー画像再生装置の信号処理ブロック図
である。同図において901は利得制御器、902は加算器、
903は比較器、904は基準信号発生器、905は平滑回路、9
06は検出条件入力回路、907は検出条件入力回路で制御
されるループ制御スイッチ、908は保持回路、909は再生
器駆動回路である。
このように構成されたカラー画像再生装置におけるホワ
イトバランス調整について説明する。
イトバランス調整について説明する。
まず記録媒体を再生装置にセットインする。次に検出条
件入力回路906を通して、ホワイトバランス調整に必要
な、利得制御器901を制御する制御信号を得るために色
差信号を検出する条件を入力する。
件入力回路906を通して、ホワイトバランス調整に必要
な、利得制御器901を制御する制御信号を得るために色
差信号を検出する条件を入力する。
上記条件とは例えば、 (i)再生する画像に対する色差信号を検出 (ii)再生する画像が記録されている記録媒体の番地の
隣接番地に記録されている画像に対する色差信号を検出 (iii)記録媒体内のすべての番地の画像に対する色差
信号を検出 等の条件がある。
隣接番地に記録されている画像に対する色差信号を検出 (iii)記録媒体内のすべての番地の画像に対する色差
信号を検出 等の条件がある。
(i)の条件を入力した場合、再生しようとする画像を
アドレスした時その条件に対応する制御信号が検出条件
入力回路906よりループ制御スイッチ907,再生器駆動回
路909へ入力される。そしてループ制御スイッチ907がオ
ンし、駆動回路が働き再生しようとする画像に対する色
差信号の加算器出力信号を平滑した信号と基準信号レベ
ルとが略一致するまで利得制御器901−加算器902−平滑
回路905−比較器903−保持回路908の閉ループが働き、
必要な制御信号を得る。その後ループ制御スイッチ907
がオフとなり、オフ直前に得た必要な制御信号が保持回
路908に保持され利得制御器901の利得を制御する。この
場合は得ることができた制御信号を保持回路908で保持
しているので、その後同じ番地の静止画像を再生する時
ホワイトバランスを変化させることなく保つことがで
き、さらに画像が白または無彩色の被写体であることが
わかっている場合は、ほぼ完全にホワイトバランスを一
致させることができる。
アドレスした時その条件に対応する制御信号が検出条件
入力回路906よりループ制御スイッチ907,再生器駆動回
路909へ入力される。そしてループ制御スイッチ907がオ
ンし、駆動回路が働き再生しようとする画像に対する色
差信号の加算器出力信号を平滑した信号と基準信号レベ
ルとが略一致するまで利得制御器901−加算器902−平滑
回路905−比較器903−保持回路908の閉ループが働き、
必要な制御信号を得る。その後ループ制御スイッチ907
がオフとなり、オフ直前に得た必要な制御信号が保持回
路908に保持され利得制御器901の利得を制御する。この
場合は得ることができた制御信号を保持回路908で保持
しているので、その後同じ番地の静止画像を再生する時
ホワイトバランスを変化させることなく保つことがで
き、さらに画像が白または無彩色の被写体であることが
わかっている場合は、ほぼ完全にホワイトバランスを一
致させることができる。
次に(ii)の条件を入力した場合、(i)と同様にして
再生しようとする画像をアドレスした時、条件に対応す
る制御信号でまずループ制御スイッチ907がオンとな
り、駆動回路が働き、再生する画像が記録されている番
地の少なくとも1つ以上の隣接番地に記録されている画
像に対する色差信号の加算器出力信号を平滑した平均レ
ベルと基準信号レベルとが略一致するまで(i)で述べ
た閉ループが働き必要な制御信号を得た後、ループ制御
スイッチがオフとなり制御信号が保持回路908で保持さ
れたホワイトバランスが変化しないように利得制御器90
1の利得を制御する。この場合のように隣接する複数の
番地の画像に対する色差信号を平均して得た信号は、複
数の画像を検出しているので白の被写体を撮像した場合
の信号と一致する確率が高くなるとともに、静止画を撮
影する時は同じ色温度のもとで数枚の静止画を取る場合
が多いのでより効果的にホワイトバランス調整を行うこ
とができる。
再生しようとする画像をアドレスした時、条件に対応す
る制御信号でまずループ制御スイッチ907がオンとな
り、駆動回路が働き、再生する画像が記録されている番
地の少なくとも1つ以上の隣接番地に記録されている画
像に対する色差信号の加算器出力信号を平滑した平均レ
ベルと基準信号レベルとが略一致するまで(i)で述べ
た閉ループが働き必要な制御信号を得た後、ループ制御
スイッチがオフとなり制御信号が保持回路908で保持さ
れたホワイトバランスが変化しないように利得制御器90
1の利得を制御する。この場合のように隣接する複数の
番地の画像に対する色差信号を平均して得た信号は、複
数の画像を検出しているので白の被写体を撮像した場合
の信号と一致する確率が高くなるとともに、静止画を撮
影する時は同じ色温度のもとで数枚の静止画を取る場合
が多いのでより効果的にホワイトバランス調整を行うこ
とができる。
最後に(iii)の条件を入力した場合、再生しようとす
る画像をアドレスする前に、条件に対応する制御信号で
ループ制御スイッチ907がオンとなり、駆動回路が働き
セットインされた記録媒体に記録されている、すべての
番地の画像に対する色差信号の加算器出力信号を平滑し
た平均レベルと基準信号レベルとが略一致するまで、
(i)で述べた閉ループが働き、必要な制御信号を得た
後、ループ制御スイッチがオフとなり制御信号が保持回
路で保持される。この場合は記録媒体を再生装置にセッ
トインした時に、記録媒体中のすべての番地の画像に対
する色差信号を検出するので、この色差信号を平均して
得た信号は、なおさら白に撮像した場合の信号と一致す
る確率が高くなるとともに、その後同じ記録媒体中の画
像を再生する時には、再び制御信号を得る必要がないの
で、より高い効果と高い操作性を獲得することができ
る。
る画像をアドレスする前に、条件に対応する制御信号で
ループ制御スイッチ907がオンとなり、駆動回路が働き
セットインされた記録媒体に記録されている、すべての
番地の画像に対する色差信号の加算器出力信号を平滑し
た平均レベルと基準信号レベルとが略一致するまで、
(i)で述べた閉ループが働き、必要な制御信号を得た
後、ループ制御スイッチがオフとなり制御信号が保持回
路で保持される。この場合は記録媒体を再生装置にセッ
トインした時に、記録媒体中のすべての番地の画像に対
する色差信号を検出するので、この色差信号を平均して
得た信号は、なおさら白に撮像した場合の信号と一致す
る確率が高くなるとともに、その後同じ記録媒体中の画
像を再生する時には、再び制御信号を得る必要がないの
で、より高い効果と高い操作性を獲得することができ
る。
以上のようにこの実施例によれば、保持回路とループ制
御スイッチを備えることで、閉ループによって得た制御
信号を変化させることなく保つことができる状態で静止
画像を再生できる。しかも複数の静止画像の撮影の時、
1回の制御信号を利用することができるので、より効果
的にホワイトバランスを調整することができる。
御スイッチを備えることで、閉ループによって得た制御
信号を変化させることなく保つことができる状態で静止
画像を再生できる。しかも複数の静止画像の撮影の時、
1回の制御信号を利用することができるので、より効果
的にホワイトバランスを調整することができる。
次に本発明の第5の実施例を第10図を参照して説明す
る。第10図は色温度信号処理を示すもので、同図aはブ
ロック図、同図bは各部の信号を示している。
る。第10図は色温度信号処理を示すもので、同図aはブ
ロック図、同図bは各部の信号を示している。
第10図aにおいて1001は利得制御器、1002は加算器、10
03は比較器I、1004は基準信号発生器I、1005は平滑回
路、1006は加算器と平滑回路間のゲート回路、1007は記
録媒体内の一つの番地に記録されている画像に対する色
差信号を平滑する平滑回路、1008はゲート回路を制御す
る比較器VI、1009は基準信号発生器IV、1010は保持回
路、1011はループ制御スイッチ、1012は検出条件入力回
路である。第10図bにおいてb(i)は加算器出力信
号、b(ii)は1番地平滑回路出力信号、b(iii)は
ゲート回路出力信号である。
03は比較器I、1004は基準信号発生器I、1005は平滑回
路、1006は加算器と平滑回路間のゲート回路、1007は記
録媒体内の一つの番地に記録されている画像に対する色
差信号を平滑する平滑回路、1008はゲート回路を制御す
る比較器VI、1009は基準信号発生器IV、1010は保持回
路、1011はループ制御スイッチ、1012は検出条件入力回
路である。第10図bにおいてb(i)は加算器出力信
号、b(ii)は1番地平滑回路出力信号、b(iii)は
ゲート回路出力信号である。
このように構成されたカラー画像再生装置では、最初、
ループ制御スイッチ1011をONにすることによる閉ループ
を用いて制御信号を得る時、ゲート回路1006,1番地平滑
回路1007,比較器IV 1008,保持回路1010を設けているこ
とで、次のような色温度処理を行うことができる。
ループ制御スイッチ1011をONにすることによる閉ループ
を用いて制御信号を得る時、ゲート回路1006,1番地平滑
回路1007,比較器IV 1008,保持回路1010を設けているこ
とで、次のような色温度処理を行うことができる。
まず加算器1002の出力信号(図b(i))を1番地平滑
回路1007で各番地ごと平滑する。この1番地平滑回路10
07の出力信号(図b(ii))を基準信号発生回路IV 10
09の出力信号(基準信号IV)と比較判別して、各番地に
記録されている画像に色の偏りがある画像かどうかを検
出する。このことを第10図bの信号について説明する。
n番地の画像は、それに対応する加算器の出力信号の平
滑回路出力信号が基準信号IVレベル以内であるので色に
偏りのない画像であると判断され、そのままゲート回路
1006を通過して平滑回路1005へ入力される。n+1番地
の画像は、それに対応する加算器1002の出力信号が基準
信号IVレベルを越えるので色に偏りのある画像だと判断
されゲート回路1006でカットされる。このことを検出す
るすべての番地で行い、前述と同様にして閉ループを用
いてホワイトバランス調整を行う。この方法では、記録
されている画像を色に偏りのある画像かどうか検出し
て、色に偏りのある画像をカットすることで、色に偏り
のない画像に対する色差信号だけを用いてホワイトバラ
ンス調整のための制御信号を得ることができる。制御信
号を得た後で、ループ制御スイッチをオフにし、得た制
御信号を保持回路で保持することができ、その後その制
御信号を用いて静止画像を再生できる。
回路1007で各番地ごと平滑する。この1番地平滑回路10
07の出力信号(図b(ii))を基準信号発生回路IV 10
09の出力信号(基準信号IV)と比較判別して、各番地に
記録されている画像に色の偏りがある画像かどうかを検
出する。このことを第10図bの信号について説明する。
n番地の画像は、それに対応する加算器の出力信号の平
滑回路出力信号が基準信号IVレベル以内であるので色に
偏りのない画像であると判断され、そのままゲート回路
1006を通過して平滑回路1005へ入力される。n+1番地
の画像は、それに対応する加算器1002の出力信号が基準
信号IVレベルを越えるので色に偏りのある画像だと判断
されゲート回路1006でカットされる。このことを検出す
るすべての番地で行い、前述と同様にして閉ループを用
いてホワイトバランス調整を行う。この方法では、記録
されている画像を色に偏りのある画像かどうか検出し
て、色に偏りのある画像をカットすることで、色に偏り
のない画像に対する色差信号だけを用いてホワイトバラ
ンス調整のための制御信号を得ることができる。制御信
号を得た後で、ループ制御スイッチをオフにし、得た制
御信号を保持回路で保持することができ、その後その制
御信号を用いて静止画像を再生できる。
以上のように、この実施例によれば記録されている画像
が色に偏りのある画像かどうかを検出し色に偏りのある
画像の時はカットするという補正を加えることで、特殊
な被写体の画像が含まれている記録媒体を再生する時に
も複数の番地の画像の色差信号を検出してホワイトバラ
ンス調整を行うことができる。
が色に偏りのある画像かどうかを検出し色に偏りのある
画像の時はカットするという補正を加えることで、特殊
な被写体の画像が含まれている記録媒体を再生する時に
も複数の番地の画像の色差信号を検出してホワイトバラ
ンス調整を行うことができる。
なおR−Yの色差信号についてのみ説明したが、B−Y
の色差信号についても同様にホワイトバランス調整が行
えることは言うまでもない。またこの実施例では各番地
の画像全体を検出して補正を加える方法を用いたが、第
6図で示したリミッタ回路、ゲート回路を備えて行う補
正方法でも複数の番地の画像の色差信号を検出してホワ
イトバランス調整を行うことも可能である。
の色差信号についても同様にホワイトバランス調整が行
えることは言うまでもない。またこの実施例では各番地
の画像全体を検出して補正を加える方法を用いたが、第
6図で示したリミッタ回路、ゲート回路を備えて行う補
正方法でも複数の番地の画像の色差信号を検出してホワ
イトバランス調整を行うことも可能である。
次に本発明の第6の実施例を第11図を参照して説明す
る。第11図は画像再生装置の色温度処理を示すもので、
同図aはブロック図、同図bは各部の信号を示してい
る。
る。第11図は画像再生装置の色温度処理を示すもので、
同図aはブロック図、同図bは各部の信号を示してい
る。
同図aにおいて、1101は利得制御器、1102は加算器、11
03は比較器I、1104は基準信号発生器I、1105は平滑回
路、1106はループ制御スイッチ、1107は検出条件入力回
路、1108は保持回路、1109はゲート回路II、1110は比較
器、1111は基準信号発生器II、1112は色差信号の比較器
IIIへの入力をオン,オフするスイッチ、1113はゲート
回路IIを制御する比較器III、1114は基準信号発生器II
I、1115は利得制御器と加算器間をオン,オフするゲー
ト回路である。第11図bにおいて、(i)はゲート回路
Iへの入力信号、(ii)はゲート回路Iの出力信号、
(iii)は加算器へ入力される色差信号、(iv)は信号
(iii)のなかで利得制御器の補正を受ける部分を示し
た。
03は比較器I、1104は基準信号発生器I、1105は平滑回
路、1106はループ制御スイッチ、1107は検出条件入力回
路、1108は保持回路、1109はゲート回路II、1110は比較
器、1111は基準信号発生器II、1112は色差信号の比較器
IIIへの入力をオン,オフするスイッチ、1113はゲート
回路IIを制御する比較器III、1114は基準信号発生器II
I、1115は利得制御器と加算器間をオン,オフするゲー
ト回路である。第11図bにおいて、(i)はゲート回路
Iへの入力信号、(ii)はゲート回路Iの出力信号、
(iii)は加算器へ入力される色差信号、(iv)は信号
(iii)のなかで利得制御器の補正を受ける部分を示し
た。
このように構成された本実施例におけるカラー画像再生
装置での色温度処理について説明する。同図aにおいて
1101から1108は本発明の第4の実施例(第9図)と同じ
構成であり、1109から1111は本発明の第2の実施例のな
かから第2の対策(第7図)と同じ構成である。この実
施例で他の実施例と異なる点は1112のスイッチII、1113
の比較器V、1114の基準信号発生器V、1115のゲート回
路IIである。以下異なる点を中心に説明を行う。
装置での色温度処理について説明する。同図aにおいて
1101から1108は本発明の第4の実施例(第9図)と同じ
構成であり、1109から1111は本発明の第2の実施例のな
かから第2の対策(第7図)と同じ構成である。この実
施例で他の実施例と異なる点は1112のスイッチII、1113
の比較器V、1114の基準信号発生器V、1115のゲート回
路IIである。以下異なる点を中心に説明を行う。
記録媒体が再生器にセットインされ、検出条件入力回路
1107に検出条件が入力されると、ループ制御スイッチ11
06とゲート回路II 1115がオンとなり第4の実施例で説
明した閉ループが作動する。この時、この閉ループ内の
加算器出力信号を平滑するところに第2の実施例の第2
の対策で説明した1109から1111で構成される補正が加わ
る。この補正により加算器出力信号であるゲート回路I
入力信号(図b(i))は基準信号IIレベルを越える部
分の信号がカットされてゲート回路I出力信号(図b
(ii))が平滑回路1105へ入力される。閉ループで必要
な制御信号を得た後でループ制御スイッチ1106がオフと
なり得た制御信号は保持回路1108に保持される。
1107に検出条件が入力されると、ループ制御スイッチ11
06とゲート回路II 1115がオンとなり第4の実施例で説
明した閉ループが作動する。この時、この閉ループ内の
加算器出力信号を平滑するところに第2の実施例の第2
の対策で説明した1109から1111で構成される補正が加わ
る。この補正により加算器出力信号であるゲート回路I
入力信号(図b(i))は基準信号IIレベルを越える部
分の信号がカットされてゲート回路I出力信号(図b
(ii))が平滑回路1105へ入力される。閉ループで必要
な制御信号を得た後でループ制御スイッチ1106がオフと
なり得た制御信号は保持回路1108に保持される。
次に静止画像を再生する時は、スイッチII 1112がオン
となり、完全にホワイトバランス調整されていない色差
信号(図b(iii))が比較器V 1113で基準信号V
のレベルと比較され基準信号Vのレベルを越える時には
ゲート回路II 1115をオフにし、基準信号Vのレベ
ル以内の時にはゲート回路II 1115をオンにする。
これにより完全にホワイトバランス調整されていない色
差信号に利得制御器出力信号を加算される部分と加算さ
れない部分つまりホワイトバランスの補正を施される部
分と施されない部分が生じる。信号(図b(iv))で斜
線領域が補正を受ける部分である。
となり、完全にホワイトバランス調整されていない色差
信号(図b(iii))が比較器V 1113で基準信号V
のレベルと比較され基準信号Vのレベルを越える時には
ゲート回路II 1115をオフにし、基準信号Vのレベ
ル以内の時にはゲート回路II 1115をオンにする。
これにより完全にホワイトバランス調整されていない色
差信号に利得制御器出力信号を加算される部分と加算さ
れない部分つまりホワイトバランスの補正を施される部
分と施されない部分が生じる。信号(図b(iv))で斜
線領域が補正を受ける部分である。
このようにして、この実施例では基準信号IIレベル以内
の色に偏りのない部分の信号を検出して、ホワイトバラ
ンス調整に必要な制御信号を得る。そして完全にホワイ
トバランス調整されていない色差信号のうち、基準信号
V以内の色に偏りのない部分の信号にだけ、得た制御信
号によるホワイトバランスの補正を行うのである。この
ことにより記録されている静止画像が、色に偏りのある
場合でも、ホワイトバランス補正が必要な部分(基準信
号Vレベル以内の部分)に、適切なホワイトバランス補
正を行うことができ、よりホワイトバランスのすぐれた
静止画像を得ることができる。
の色に偏りのない部分の信号を検出して、ホワイトバラ
ンス調整に必要な制御信号を得る。そして完全にホワイ
トバランス調整されていない色差信号のうち、基準信号
V以内の色に偏りのない部分の信号にだけ、得た制御信
号によるホワイトバランスの補正を行うのである。この
ことにより記録されている静止画像が、色に偏りのある
場合でも、ホワイトバランス補正が必要な部分(基準信
号Vレベル以内の部分)に、適切なホワイトバランス補
正を行うことができ、よりホワイトバランスのすぐれた
静止画像を得ることができる。
なおR−Yの白差信号についてのみ説明したが、B−Y
の色差信号でも同様にホワイトバランス調整が行えるこ
とは言うまでもなく、またこの実施例のゲート回路I110
9,比較器II 1110,基準信号発生器1111による加算
器出力の色差信号の検出を他の検出方法に変えることも
可能である。
の色差信号でも同様にホワイトバランス調整が行えるこ
とは言うまでもなく、またこの実施例のゲート回路I110
9,比較器II 1110,基準信号発生器1111による加算
器出力の色差信号の検出を他の検出方法に変えることも
可能である。
また、上記実施例では記録装置と再生装置とが分離して
いる場合を示したが、記録・再生一体型の装置に関して
も同様である。
いる場合を示したが、記録・再生一体型の装置に関して
も同様である。
発明の効果 以上のように本発明のカラー画像再生装置は、ホワイト
バランスの略調整された信号が記録された記録媒体から
の再生信号より輝度信号と色差信号を得る手段と、色差
信号を平滑する平滑手段と、ホワイトバランスの完全に
合致した色差信号を平滑して得られる信号レベルと略等
しい第1の基準信号と前記平滑手段の出力信号とを比較
する比較手段と、この比較手段の出力信号からホワイト
バランス制御信号を発生する制御信号発生手段と、前記
ホワイトバランス制御信号を用いて前記再生信号のホワ
イトバランスを調整する調整手段を備え、この調整手段
が、再生信号より得た輝度信号と、この輝度信号の利得
を制御する利得制御器と、この利得制御器の出力信号を
再生信号より得た色差信号に加算する加算器から構成さ
れ、この加算器の出力信号が、前記平滑手段への入力色
差信号であるので、不完全なホワイトバランス状態の信
号を記録した記録媒体からでもホワイトバランスの完全
に合致した信号を得ることができるというすぐれた効果
が得られる。
バランスの略調整された信号が記録された記録媒体から
の再生信号より輝度信号と色差信号を得る手段と、色差
信号を平滑する平滑手段と、ホワイトバランスの完全に
合致した色差信号を平滑して得られる信号レベルと略等
しい第1の基準信号と前記平滑手段の出力信号とを比較
する比較手段と、この比較手段の出力信号からホワイト
バランス制御信号を発生する制御信号発生手段と、前記
ホワイトバランス制御信号を用いて前記再生信号のホワ
イトバランスを調整する調整手段を備え、この調整手段
が、再生信号より得た輝度信号と、この輝度信号の利得
を制御する利得制御器と、この利得制御器の出力信号を
再生信号より得た色差信号に加算する加算器から構成さ
れ、この加算器の出力信号が、前記平滑手段への入力色
差信号であるので、不完全なホワイトバランス状態の信
号を記録した記録媒体からでもホワイトバランスの完全
に合致した信号を得ることができるというすぐれた効果
が得られる。
第1図はホワイトバランス調整の原理を示すカラー画像
再生装置の一部分のブロック図、第2図は従来例におけ
るカラー画像再生装置のブロック図、第3図は本発明に
よるカラー画像再生装置の原理構成を示すブロック図、
第4図はカラー画像再生装置の色温度信号処理部分のブ
ロック図、第5図は本発明第1の実施例におけるカラー
画像再生装置の色温度信号処理部分のブロック図、第6
図a,b、第7図a,bは本発明の第2の実施例におけるカラ
ー画像再生装置の色温度信号処理部分のブロック図と各
部の信号波形図、第8図は本発明第3の実施例における
カラー画像再生装置の色温度処理部分のブロック図、第
9図は本発明第4の実施例におけるカラー画像再生装置
の色温度処理部分のブロック図、第10図,第11図は本発
明第5,第6の実施例におけるカラー画像再生装置の色温
度処理部分のブロック図と各部の信号波形図である。 301……再生回路、302……駆動回路、303……記録媒
体、304……再生信号処理回路、305……色温度信号処理
回路、402……LPF、403,406……利得制御器、404,407…
…加算器、405,408……制御信号発生器、506……平滑回
路、507……比較器、508……基準信号発生器、606……
リミッタ回路、706……ゲート回路、703,707……比較
器、704,708……基準信号発生器、806……スイッチ、90
6……検出条件入力回路、907……ループ制御スイッチ、
908……保持回路、1007……1番地平滑回路、1112……
スイッチII、1115……ゲート回路II。
再生装置の一部分のブロック図、第2図は従来例におけ
るカラー画像再生装置のブロック図、第3図は本発明に
よるカラー画像再生装置の原理構成を示すブロック図、
第4図はカラー画像再生装置の色温度信号処理部分のブ
ロック図、第5図は本発明第1の実施例におけるカラー
画像再生装置の色温度信号処理部分のブロック図、第6
図a,b、第7図a,bは本発明の第2の実施例におけるカラ
ー画像再生装置の色温度信号処理部分のブロック図と各
部の信号波形図、第8図は本発明第3の実施例における
カラー画像再生装置の色温度処理部分のブロック図、第
9図は本発明第4の実施例におけるカラー画像再生装置
の色温度処理部分のブロック図、第10図,第11図は本発
明第5,第6の実施例におけるカラー画像再生装置の色温
度処理部分のブロック図と各部の信号波形図である。 301……再生回路、302……駆動回路、303……記録媒
体、304……再生信号処理回路、305……色温度信号処理
回路、402……LPF、403,406……利得制御器、404,407…
…加算器、405,408……制御信号発生器、506……平滑回
路、507……比較器、508……基準信号発生器、606……
リミッタ回路、706……ゲート回路、703,707……比較
器、704,708……基準信号発生器、806……スイッチ、90
6……検出条件入力回路、907……ループ制御スイッチ、
908……保持回路、1007……1番地平滑回路、1112……
スイッチII、1115……ゲート回路II。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−12168(JP,A) 特開 昭53−106520(JP,A) 特開 昭56−104594(JP,A) 特開 昭56−48790(JP,A) 特開 昭56−43893(JP,A) 特開 昭57−37992(JP,A) 特開 昭57−185778(JP,A)
Claims (9)
- 【請求項1】ホワイトバランスの略調整された信号が記
録された記録媒体からの再生信号より輝度信号と色差信
号を得る再生信号処理手段と、色差信号を平滑する平滑
手段と、ホワイトバランスの完全に合致した色差信号に
相当する第1の基準信号と前記平滑手段の出力信号とを
比較する比較手段と、この比較手段の出力信号からホワ
イトバランス制御信号を発生する制御信号発生手段と、
前記ホワイトバランス制御信号を用いて前記再生信号の
ホワイトバランスを調整する調整手段を備え、この調整
手段が、前記再生信号処理手段より得られた輝度信号
と、この輝度信号の利得を制御する利得制御器と、この
利得制御器の出力信号を前記再生信号処理手段より得た
色差信号に加算する加算器から構成され、この加算器の
出力信号が、前記平滑手段へ入力される色差信号である
カラー画像再生装置。 - 【請求項2】平滑手段が、リミッタ回路を有することを
特徴とする特許請求の範囲第1項記載のカラー画像再生
装置。 - 【請求項3】平滑手段が、前記加算器の出力信号と第2
の基準信号とを比較する第2の比較手段と、この第2の
比較手段の出力信号によって制御されるゲート回路と、
平滑回路を備え、ゲート回路は前記加算器と前記平滑回
路との間に設けられていることを特徴とする特許請求の
範囲第1項記載のカラー画像再生装置。 - 【請求項4】調整手段が、前記平滑手段の出力信号と第
3の基準信号とを比較する第3の比較手段と、前記利得
制御器と前記加算器の間に設けられ前記第3の比較手段
の出力によって制御されるゲート回路とを有する特許請
求の範囲第1項記載のカラー画像再生装置。 - 【請求項5】調整手段が、前記再生信号と第4の基準信
号とを比較する第4の比較手段と、前記利得制御器と前
記加算器の間に設けられ前記第4の比較手段の出力によ
って制御されるゲート回路とを有する特許請求の範囲第
1項記載のカラー画像再生装置。 - 【請求項6】調整回路が、再生しようとする画像の再生
信号から発生したホワイトバランス制御信号を保持する
保持回路を設けた事を特徴とする特許請求の範囲第1項
〜第5項のいずれか1項に記載のカラー画像再生装置。 - 【請求項7】調整回路が、再生しようとする画像が記録
されている番地及び隣接番地に記録されている画像の再
生信号から発生したホワイトバランス制御信号を保持す
る保持回路を設けた事を特徴とする特許請求の範囲第1
項〜第5項のいずれか1項に記載のカラー画像再生装
置。 - 【請求項8】調整回路が、再生しようとする画像が記録
されている記録媒体に記録されている全ての画像の再生
信号から発生したホワイトバランス制御信号を保持する
保持回路を設けた事を特徴とする特許請求の範囲第1項
〜第5項のいずれか1項に記載のカラー画像再生装置。 - 【請求項9】前記各回路及び各手段を、少なくとも2色
の伝送系に設けた事を特徴とする特許請求の範囲第1項
から第8項のいずれかに記載のカラー画像再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58233005A JPH0716249B2 (ja) | 1983-12-09 | 1983-12-09 | カラー画像再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58233005A JPH0716249B2 (ja) | 1983-12-09 | 1983-12-09 | カラー画像再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60125094A JPS60125094A (ja) | 1985-07-04 |
JPH0716249B2 true JPH0716249B2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=16948319
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58233005A Expired - Lifetime JPH0716249B2 (ja) | 1983-12-09 | 1983-12-09 | カラー画像再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0716249B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0530670U (ja) * | 1991-10-01 | 1993-04-23 | 昭和機械工業株式会社 | サンプリングコツク |
JP4532613B2 (ja) * | 1998-11-25 | 2010-08-25 | キヤノン株式会社 | 撮像方法及び装置並びに記憶媒体 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6048955B2 (ja) * | 1977-02-28 | 1985-10-30 | ソニー株式会社 | ホワイトバランス調整装置 |
JPS5412168A (en) * | 1977-06-28 | 1979-01-29 | Mitsubishi Electric Corp | Discharge lamp lighting circuit |
JPS5643893A (en) * | 1979-09-17 | 1981-04-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Color image pickup device |
JPS5648790A (en) * | 1979-09-28 | 1981-05-02 | Hitachi Ltd | Color television camera |
JPS56104594A (en) * | 1980-01-23 | 1981-08-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Automatic color balance device |
JPS5737992A (en) * | 1980-08-15 | 1982-03-02 | Hitachi Ltd | Automatic white-balance regulating circuit of color video camera |
JPS58186688A (ja) * | 1982-04-20 | 1983-10-31 | 東洋紡績株式会社 | 海洋用材料 |
-
1983
- 1983-12-09 JP JP58233005A patent/JPH0716249B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60125094A (ja) | 1985-07-04 |
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