JPH07162486A - 電話装置 - Google Patents

電話装置

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JPH07162486A
JPH07162486A JP30690293A JP30690293A JPH07162486A JP H07162486 A JPH07162486 A JP H07162486A JP 30690293 A JP30690293 A JP 30690293A JP 30690293 A JP30690293 A JP 30690293A JP H07162486 A JPH07162486 A JP H07162486A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の電話番号に対応して異なる信号パター
ンの呼出信号が供給され、その信号パターンに同期して
異なる鳴動パターンの呼出音が鳴る電話装置は、複数の
ユーザーで使用する場合に好都合であるが、信号パター
ンによっては呼出音の鳴動パターンを明確に識別できな
い場合があるため、電話番号毎にユーザーが容易に識別
できる呼出音を発生させるようにする。 【構成】 電話番号毎に呼出信号の信号パターンを予め
信号パターン記憶手段に記憶させておくとともに、明確
に識別できる呼出メッセージ等の呼出音を呼出音記憶手
段に記憶させておき、信号判定手段により実際に供給さ
れた呼出信号の信号パターンと信号パターン記憶手段に
記憶された信号パターンとを比較して何れの電話番号に
掛かって来た電話かを判定し、その電話番号に対応する
呼出音を呼出音発生手段により呼出音記憶手段から読み
出して発生させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の電話番号に対応
して複数種類の信号パターンの呼出信号が供給される電
話装置に係り、特に、1つの電話装置を電話番号毎に異
なるユーザーが使用する場合に、何れの電話番号に掛か
って来た電話かをユーザーが容易に識別できるようにし
た電話装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】1つの電話回線に複数の電話番号が与え
られている場合に、その電話番号毎に異なる信号パター
ンの呼出信号を電話交換会社の交換器から出力すること
により、電話番号毎に異なる呼出音を鳴らすことをD/
R(ディスティンクティブリンギング)サービスとい
う。このようなD/Rサービスを受ければ、例えば画像
通信を行うことが可能なファクシミリ機能を備えた電話
装置の場合、1つの電話番号を画像通信専用として用
い、他の電話番号を電話通信専用として用いることが可
能となる。その場合に、画像通信専用として用いる電話
番号については、その呼出信号の信号パターンをFAX
パターンとして予め登録しておくことにより、実際に呼
出信号が供給された場合に、その信号パターンがFAX
パターンと同じであるか否かを判定し、FAXパターン
と同じであれば自動で着信して画像通信を行わせるよう
にすることもできる。特開平4−48855号公報に記
載されている装置はその一例である。
【0003】また、上記D/Rサービスは電話番号毎に
呼出音が異なることから、1つの電話回線に接続された
1台或いは複数の電話装置を複数の人が使用する場合に
も有効である。例えば、1台の電話装置をAさん,Bさ
んの2人が使用する場合に「1111」,「222
2」,および「3333」の3つの電話番号が割り当て
られた場合、「1111」については上記のように画像
通信専用として用い、「2222」についてはAさん専
用、「3333」についてはBさん専用とすることがで
きる。Aさんは、画像通信は「1111」で電話通信は
「2222」の番号を使うように他人に知らせ、Bさん
は、画像通信は「1111」で電話通信は「3333」
の番号を使うように他人に知らせておけば、画像通信に
ついてはAさん宛,Bさん宛ともに自動着信するが、A
さん宛の電話とBさん宛の電話については、電話番号の
相違によって呼出音が異なるため、Aさん宛のものかB
さん宛のものかを識別でき、スムーズに応対できるよう
になるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記D/R
サービスで用いられる呼出信号の信号パターンは、例え
ば図15の(a)に示すように1周期中にONが1回あ
るだけのスタンダード、同図の(b)に示すように1周
期中にONが2回あるダブル、同図の(c)に示すよう
に1周期中にONが3回あり且つそのON時間がショー
ト,ショート,ロングのトリプルA、同図の(d)に示
すように1周期中にONが3回あり且つそのON時間が
ショート,ロング,ショートのトリプルBなど種々多様
である。その場合に、前記Aさん専用の電話番号の呼出
信号およびBさん専用の電話番号の呼出信号の信号パタ
ーンが、例えばトリプルAおよびトリプルBであった場
合、その信号パターンに同期して鳴動する呼出音を聞き
分けることは難しく、必ずしも使い勝手が良くないとい
う問題があった。すなわち、トリプルAおよびトリプル
Bの両方を聞いて、その違いを識別することはできて
も、その一方だけを聞いてトリプルAかトルプルBかを
識別することは、一般のユーザーにとっては必ずしも容
易でないのである。電話交換会社によっては、前記図1
5の(b)ダブルでも、ON/OFF時間が異なる複数
種類の呼出信号を用いている場合があり、その場合もそ
れ等を識別することは困難である。
【0005】本発明は以上の事情を背景として為された
もので、その目的とするところは、1台の電話装置を電
話番号毎に異なるユーザーが使用する場合に、何れの電
話番号に掛かって来た電話かをユーザーが容易に識別で
きるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、図1のクレーム対応図に示すように、
複数の電話番号に対応して複数種類の信号パターンの呼
出信号が供給される電話装置において、(a)前記呼出
信号の信号パターンを前記電話番号との関連で記憶する
信号パターン記憶手段と、(b)前記電話番号に対応し
て発生させる呼出音を電話番号と関連して記憶する呼出
音記憶手段と、(c)前記呼出信号が供給された場合に
その呼出信号の信号パターンを検出し、前記信号パター
ン記憶手段に記憶された信号パターンと比較して、その
呼出信号が何れの電話番号に掛かって来たものかを判定
する信号判定手段と、(d)その信号判定手段によって
判定された電話番号に対応する呼出音を前記呼出音記憶
手段から読み出して発生させる呼出音発生手段とを有す
ることを特徴とする。
【0007】
【作用】このような電話装置においては、呼出信号が供
給されると、信号判定手段によってその呼出信号の信号
パターンが検出されるとともに、その信号パターンと信
号パターン記憶手段に記憶された信号パターンとを比較
して、その呼出信号が何れの電話番号に掛かって来たも
のかが判定される。そして、その判定された電話番号に
対応する呼出音が、呼出音発生手段により呼出音記憶手
段から読み出されて発生させられる。すなわち、割り当
てられた複数の電話番号について、予め使用するユーザ
ー毎に専用の電話番号を決めておき、例えばAさん専用
の電話番号については「Aさん電話です」、Bさん専用
の電話番号については「Bさん電話です」といった呼出
音を呼出音記憶手段に記憶させておけば、掛かって来た
電話番号によって「Aさん電話です」,「Bさん電話で
す」といった呼出音が発生させられるのであり、誰に掛
かって来た電話かが容易に識別できるようになる。
【0008】なお、上記信号パターン記憶手段および呼
出音記憶手段には、必ずしも複数の信号パターンおよび
呼出音を記憶させておく必要はなく、例えば2人のユー
ザーが使用する場合には、一方のユーザーが使用する電
話番号に関する呼出信号の信号パターンおよび呼出音を
記憶させておくだけでも、2人のうちの何方に掛かって
来た電話かを容易に識別できる。
【0009】
【発明の効果】このように、本発明の電話装置によれ
ば、電話番号に対応して発生させる呼出音が呼出音記憶
手段に記憶され、実際に掛かって来た電話の電話番号に
対応する呼出音が発生させられるため、呼出信号の信号
パターンに同期して鳴動する呼出音を識別する場合に比
較して、誰に掛かって来た電話かを容易に識別できるよ
うになる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図2は、本発明が適用された電話装置とし
てのファクシミリ装置10の主要構成を説明するブロッ
ク線図である。このファクシミリ装置10は、電話通信
および画像通信を択一的に行うことが可能なもので、電
話通信を行うためのハンドセット12,プリンタ等で画
像を記録する記録部14,およびCCD撮像素子等で画
像を読み取る読取部16を備えている。電話交換会社の
交換器に接続されている電話回線はネットワーク制御装
置(NCU)18に接続されており、そのネットワーク
制御装置18は、上記ハンドセット12,画像信号の変
調および復調等を行うモデム20,およびゲートアレイ
(GA)22に接続されている。ゲートアレイ22に
は、様々な機能を実現するための多数の論理回路が格納
されており、CPU24から供給される駆動信号に従っ
てスピーカー26を駆動したり、前記記録部14,読取
部16の作動を制御したりするとともに、読取部16で
読み取ったデータなどをCPU24へ転送したりする。
ゲートアレイ22はまた、電話回線からネットワーク制
御装置18を介して供給される呼出信号CI(Calling
Indicate)のON,OFFに同期してスピーカー26か
ら呼出音を発生させたり、電話回線からネットワーク制
御装置18を介して供給される種々の信号の周波数を検
出したりする機能を備えている。
【0011】CPU24は、RAM28の一時記憶機能
を利用しつつROM30に予め記憶されたプログラムに
従って信号処理を行うもので、データバスラインを介し
て前記モデム20,ゲートアレイ22と接続されている
他、EEPROM32,オーディオDRAM34,およ
びパネルCPU36と接続されており、水晶発振子等の
クロック信号源38からは一定周波数のクロック信号が
供給されるようになっている。EEPROM32は、デ
ータを書き込んだりそのデータを電気的に消去したりす
ることが可能なメモリで、図3の(a)に示されている
ように、画像通信専用で用いる電話番号の呼出信号CI
の信号パターンをFAXパターンとして記憶する登録番
号が「0」のFAXパターン専用記憶エリアの他、3つ
の登録番号「1」〜「3」に対応して3つの呼出信号C
Iの信号パターンを登録パターンとして記憶するエリア
を備えている。また、オーディオDRAM34は音声メ
ッセージのデータを記憶するためのもので、図3の
(b)に示されているように、相手に伝えるアウトゴー
メッセージ(OGM)や相手から送られたインカムメッ
セージ(ICM)、或いは伝言などのメモメッセージを
記憶する留守番電話(TAD)のための各記憶エリアの
他、3つの登録番号「1」〜「3」に対応して3つの呼
出メッセージを記憶する呼出メッセージ記憶エリアを備
えている。
【0012】これは、1本の電話回線に接続された1台
或いは複数のファクシミリ装置10や電話装置を複数の
ユーザーで使用し、ユーザー毎に異なる電話番号を用い
る場合、D/Rサービスによれば電話番号毎に異なる信
号パターンの呼出信号CIが供給されるため、その信号
パターンに同期して鳴動する呼出音によって誰に掛かっ
て来た電話かを識別することが可能であるが、信号パタ
ーンによっては必ずしも明確に区別できない場合がある
ため、電話番号毎に異なる呼出メッセージを発生させる
ことにより、誰に掛かって来た電話かを明確に識別でき
るようにするためである。例えば1台のファクシミリ装
置10をAさん,Bさんの2人が使用する場合に「11
11」,「2222」,および「3333」の3つの電
話番号が割り当てられた場合、「1111」については
画像通信専用として用い、「2222」についてはAさ
ん専用、「3333」についてはBさん専用とする。そ
の場合には、例えば図4に示すように、画像通信専用の
電話番号「1111」については、その呼出信号CIの
信号パターンをFAXパターンとしてEEPROM32
の登録番号「0」の記憶エリアに記憶させ、Aさん専用
の電話番号「2222」については、その呼出信号CI
の信号パターンをEEPROM32の登録番号「1」の
信号パターン記憶エリアに記憶させておくとともに、オ
ーディオDRAM34の登録番号「1」の呼出メッセー
ジ記憶エリアには「Aさん お電話です」といった呼出
メッセージを記憶させ、Bさん専用の電話番号「333
3」については、その呼出信号CIの信号パターンをE
EPROM32の登録番号「2」の信号パターン記憶エ
リアに記憶させておくとともに、オーディオDRAM3
4の登録番号「2」の呼出メッセージ記憶エリアには
「Bさん お電話です」といった呼出メッセージを記憶
させておけば良い。呼出メッセージの内容は一例で、ユ
ーザーが自由に設定すれば良い。
【0013】前記パネルCPU36には表示・操作パネ
ル40が接続されており、表示・操作パネル40の表示
内容をCPU24からの信号に従って制御したり、表示
・操作パネル40の操作内容をCPU24に転送したり
する。図5は表示・操作パネル40の一例で、テンキー
42,ファンクションキー44,選択キー46,着信モ
ード設定キー48,液晶ディスプレイ等の表示器50な
どを備えている。テンキー42は、電話番号等を入力す
るためのもので、「0」から「9」までのキーを備えて
いる。ファンクションキー44は、図6に示されている
種々の機能の設定を変更したり登録を行ったりするため
のもので、ファンクションキー44を押圧操作したのち
所定の手順で選択キー46を押圧操作することにより、
各種機能の設定変更や登録等を行うことができる。本実
施例のファクシミリ装置10は、上記ファンクションキ
ー44および選択キー46の操作でD/Rモードを登録
モード,ONモード,OFFモードに設定したり、呼出
メッセージの録音モードに設定したりすることができ、
D/Rモードを登録モードに設定すれば前記呼出信号C
Iの信号パターンをEEPROM32に記憶させること
ができる一方、呼出メッセージの録音モードに設定すれ
ば、前記呼出メッセージをオーディオDRAM34に記
憶させることができる。
【0014】D/Rモードの設定方法について具体的に
説明すると、D/Rモードは図6のMAIN ITEM
を「6.TEL OPTION」とし、SUB−ITE
Mを「7.DISTINCTIVE」とすることにより
設定できるため、ファンクションキー44を押圧操作し
てファンクションモードとした後、選択キー46の
「6」および「7」を押圧操作すれば良い。この状態
で、表示器50には「7.DISTINCTIVE」と
表示され、セットキーを兼ねている選択キー46の
「7」を押圧操作すると、表示器50にはその時のD/
Rモードが表示される。すなわち、D/RモードがOF
Fモードであれば「DISTINCTIVE:OF
F」,D/RモードがONモードであれば「DISTI
NCTIVE:ON」,D/Rモードが登録モードであ
れば「DISTINCTIVE:SET」などと表示さ
れる。そして、変更キーを兼ねている選択キー46の
「6」または「10」を押圧操作すると、上記表示が順
番に入れ代わり、設定したいD/Rモードを表示してい
る状態でセットキーを兼ねている選択キー46の「7」
を押圧操作すれば、そのD/Rモードに設定できる。但
し、信号パターンが1つも登録されていない場合には、
上記ONモードの表示は為されず、ONモードを設定す
ることはできない。何れかのモードに設定されると、D
/Rモードの設定状態から抜け出し、ストップキー52
を押圧操作するとファンクションモードから抜け出す。
その場合に、D/RモードをONモードまたはOFFモ
ードに設定した場合には、表示器50は例えば時刻等の
通常の表示に復帰するが、D/Rモードを登録モードに
設定した場合には、登録モードであることをユーザーに
知らせるためにその旨を表す表示、例えば「D/R S
ET MODE」などの表示となる。D/Rモードが何
れのモードに設定されているかは、RAM28に記憶さ
れるようになっている。
【0015】また、呼出メッセージの録音モードに設定
する場合には、図6のMAIN ITEMを「6.TE
L OPTION」としてSUB−ITEMを「8.R
ING MESSAGE」とすれば良く、ファンクショ
ンキー44を押圧操作してファンクションモードとした
後、選択キー46の「6」および「8」を押圧操作すれ
ば良い。これにより、表示器50には「8.RING
MESSAGE」と表示され、セットキーを兼ねている
選択キー46の「7」を押圧操作するとRING ME
SSAGEすなわち呼出メッセージの録音モードとな
る。呼出メッセージの録音が終了すると録音モードから
抜け出し、その状態でストップキー52を押圧操作する
とファンクションモードから抜け出す。
【0016】前記着信モード設定キー48は、着信モー
ドを切り換えるためのもので、本実施例では自動(AU
TO)モード,F/Tモード,留守番電話(TAD)モ
ード,および手動モードの中から選択できるようになっ
ている。自動モードは規定回呼出音を鳴動させた後自動
で画像通信処理を行うもので、F/Tモードは着信後一
定時間疑似呼出音を鳴動させてハンドセット12および
フックキー54が何れも操作されない場合には画像通信
処理へ移行するものである。留守番電話モードは、着信
後画像通信であることを表すCNG信号または画像通信
処理を指示するID信号が相手から送信された場合は画
像通信処理を行うが、そうでない場合には一定時間疑似
呼出音を鳴動させた後オーディオDRAM34に記憶さ
れているアウトゴーメッセージを出力し、相手から送ら
れたメッセージをインカムメッセージとしてオーディオ
DRAM34に記憶する。また、手動モードは呼出音を
鳴動させるだけで、ユーザーがスタートキー56を押圧
操作した場合にのみ画像通信処理へ移行する。この着信
モードは、上記着信モード設定キー48を押圧操作する
毎に切り換わり、LED58の点灯は自動モードである
ことを表し、LED60の点灯はF/Tモードであるこ
とを表し、LED58,60が共に点灯している場合は
留守番電話モードであることを表し、LED58,60
が何れも点灯していない場合は手動モードであることを
表している。この着信モードについても、何れのモード
に設定されているかがRAM28に記憶される。
【0017】次に、本実施例のファクシミリ装置10に
複数の電話番号が割り当てられ、D/Rサービスにより
電話番号毎に異なる信号パターンの呼出信号CIが供給
される場合に、前記D/Rモードを登録モードに設定し
て呼出信号CIの信号パターンを登録する際の操作、お
よび前記CPU24等によって実行される信号処理を説
明する。先ず、前記ファンクションキー44および選択
キー46の押圧操作でD/Rモードを登録モードに設定
すると、図7および図8のフローチャートに従って信号
処理が行われる。図7のステップS1では、呼出信号C
Iが入力したか否かを、例えば前記ゲートアレイ22で
検出した信号周波数が予め定められた呼出信号CIの周
波数と同じか否かによって判断し、呼出信号CIが入力
するとステップS2以下を実行する。呼出信号CIは、
図15に示すように種々の信号パターンがあるが、その
ON時の周波数は予め一定周波数に定められており、そ
の周波数から呼出信号CIか否かを判断できる。そし
て、例えば画像通信専用で用いる電話番号「1111」
の信号パターンをFAXパターンとして登録する場合に
は「1111」、Aさん専用の電話番号「2222」の
信号パターンを登録する場合には「2222」、Bさん
専用の電話番号「3333」の信号パターンを登録する
場合には「3333」で、外部から電話を掛けてもらう
か画像通信を送ってもらうことにより、ステップS1の
判断がYESになると、ステップS2において、「CI
検出中」であることを表示器50に表示するとともに、
スピーカー26から呼出信号CIの信号パターンに同期
して鳴動する呼出音を発生させ、ステップS3で呼出信
号CIの信号パターンを検出する。
【0018】上記ステップS3の信号パターン検出は、
例えば図9のフローチャートに従って行われ、ステップ
S3−1では呼出信号CIの周波数が検出されているか
否かによって呼出信号CIがON状態か否かを判断す
る。呼出信号CIがON状態であればステップS3−2
でカウンタC(ON)のカウント数に1を加算し、呼出信号
CIがOFF状態であればステップS3−3でカウンタ
C(OFF) のカウント数に1を加算する。これ等のカウン
タC(ON),C(OFF) は、図7のステップS1の前に行う
初期設定で何れもカウント数が0にリセットされるとと
もに、図9のステップS3−6,S3−8でも0にリセ
ットされるようになっており、図7のステップS3がス
テップS4およびS9に続いて所定のサイクルタイム、
例えばゲートアレイ22による周波数検出サイクルで繰
り返し実行される毎に1を加算することにより、呼出信
号CIのON時間,OFF時間をカウント数で計測する
ことになる。
【0019】ステップS3−4では、呼出信号CIが現
在ON状態であるか否かを例えば上記ステップS3−1
の判断などに基づいて判定し、ON状態の場合にはステ
ップS3−5で、今回のサイクルでOFF状態からON
状態に変化したか否かを、例えば前回のサイクル時にお
けるステップS3−4の判定を表すフラグなどにより判
断する。そして、今回のサイクルでON状態に変わった
場合には、ステップS3−6で、その時のカウンタC(O
FF) のカウント数、言い換えればOFF時間に対応する
データをRAM28に記憶するとともに、そのカウンタ
C(OFF) を0にリセットして終了するが、前回もON状
態の場合にはそのまま終了する。また、現在OFF状態
でステップS3−4の判定がNOの場合には、ステップ
S3−7で、今回のサイクルでON状態からOFF状態
に変化したか否かを、例えば前回のサイクル時における
ステップS3−4の判定を表すフラグなどにより判断
し、今回のサイクルでOFF状態に変わった場合には、
ステップS3−8で、その時のカウンタC(ON)のカウン
ト数、言い換えればON時間に対応するデータをRAM
28に記憶するとともに、そのカウンタC(ON)を0にリ
セットして終了するが、前回もOFF状態の場合にはそ
のまま終了する。
【0020】以上のようにしてステップS3の信号パタ
ーン検出が終了すると、図7のステップS4を実行して
呼出信号CIを2周期検出したか否かを判断し、2周期
検出した場合にはステップS5以下を実行するが、そう
でない場合にはステップS9を実行する。2周期検出し
たか否かは、前記ステップS3−6およびS3−8でR
AM28に記憶されたON時間およびOFF時間が同じ
パターンで2度繰り返されたか否かによって判断でき、
これにより1周期分の信号パターンを特定できるが、呼
出信号CIは、何れの信号パターンでも1周期の中に比
較的長い時間OFF状態となるLONG−OFFが1つ
だけ設けられているため、予め定められた一定時間より
長いLONG−OFFが2回検出された場合には、信号
パターンの検出処理を終了してステップS5以下を実行
するようにしても良い。ステップS4の判断がNOの場
合に実行するステップS9では、例えばD/Rモードが
登録モードであることを忘れていた場合などに、ハンド
セット(H/S)12が上げられたか或いはハンドセッ
ト12を上げた場合と同様な作用を為すフックキー54
が押圧操作されたかを判断し、どちらの操作も為されて
いなければステップS3に戻るが、誤操作などでハンド
セット12が上げられたりフックキー54が押圧された
りした場合には、ステップS10で呼出音を停止すると
ともに回線を閉結した後、図8のステップS15以下を
実行する。
【0021】ステップS5では、「ハンドセットを上げ
ると登録できる」旨を表示器50に表示し、ステップS
6では、ハンドセット12が上げられたかフックキー5
4が押圧されたかを判断する。そして、ハンドセット1
2が上げられるかフックキー54が押圧されると、ステ
ップS7において呼出音を停止するとともに回線を閉結
し、ステップS8で「スタートキーで登録」の旨を表示
器50に表示する。その後、図8のステップS11を実
行し、誤操作などでハンドセット12が降ろされたりフ
ックキー54が押圧されたりしたかを判断して、そのよ
うな操作が為された場合には、ステップS17で回線を
遮断して終了する。ハンドセット12が降ろされたりフ
ックキー54が押圧されたりしていない場合には、ステ
ップS12においてストップキー52が押圧操作された
か否かを判断し、ストップキー52が押圧操作された場
合にはステップS15以下を実行する。この場合のスト
ップキー52は、前記ステップS3で検出された信号パ
ターンの登録を中止するためのもので、例えば登録した
い電話番号の信号パターンと呼出音とが異なっているこ
とがユーザーによって判断できた場合には、ストップキ
ー52を押圧操作すれば良い。ストップキー52が押圧
されていない場合には、ステップS13でスタートキー
56が押圧操作されたか否かを判断し、押圧操作されて
いない場合にはステップS11以下を繰り返し実行する
が、スタートキー56が押圧操作されると、ステップS
14において前記ステップS3で検出された信号パター
ン、すなわちRAM28に記憶されているON時間およ
びOFF時間を表すデータのうち1周期分のデータをE
EPROM32に格納する。
【0022】上記ステップS14では、例えば図10の
ようにして信号パターンを所定の記憶エリアに記憶させ
るようになっている。図10のステップS14−1で
は、「登録番号(0〜3)を入力して下さい」という内
容の表示、例えば「SEL TELNO. (0〜3)」と
いった表示を表示器50に表示し、ステップS14−2
では、テンキー42の「0」〜「3」の何れかが押圧さ
れたか否かを判断する。この時、画像通信専用で用いる
電話番号「1111」の信号パターンをFAXパターン
として登録する場合には、テンキー42の「0」を押圧
操作し、Aさん専用の電話番号「2222」の信号パタ
ーンを登録する場合にはテンキー42の「1」を押圧操
作し、Bさん専用の電話番号「3333」の信号パター
ンを登録する場合にはテンキー42の「2」を押圧操作
すれば良い。テンキー42の「0」〜「3」の何れかが
押圧されると、ステップS14−3を実行し、入力され
たテンキー42の番号(登録番号)が「0」か否かを判
断する。そして、「0」の場合には、ステップS14−
4において前記ステップS3で検出した信号パターンを
FAXパターンとしてEEPROM32の登録番号
「0」のFAXパターン専用記憶エリアに記憶する。ま
た、「0」でない場合にはステップS14−5を実行
し、ステップS3で検出した信号パターンを、EEPR
OM32の信号パターン記憶エリアのうちテンキー42
で入力された番号(登録番号)の記憶エリアに記憶す
る。このようにして信号パターンが登録されると、D/
Rモードは自動的に登録モードからONモードに切り換
わる。
【0023】図8に戻って、次のステップS15では、
着信モードが「手動モード」である旨を表示器50に表
示し、ステップS16では電話通信処理が行われる。す
なわち、D/Rモードを登録モードに設定して信号パタ
ーンを登録する場合には、着信モードが何れの場合でも
手動モードとして処理するのであり、この場合には既に
ハンドセット12が上げられるかフックキー54が押圧
されるかして回線が閉結されているため、呼出音を鳴動
させることなく電話通信処理を行い、そのまま通話する
ことができるとともに、スタートキー56を押圧操作す
れば画像通信処理へ移行することができる。
【0024】また、呼出メッセージを前記オーディオD
RAM34に記憶する場合には、先ず、ファンクション
キー44および選択キー46の押圧操作で呼出メッセー
ジの録音モードに設定する。これにより、図11のフロ
ーチャートに従って信号処理が行われるようになり、ス
テップQ1では、「登録番号(1〜3)を入力して下さ
い」という内容の表示、例えば「SEL TELNO.
(0〜3)」といった表示を表示器50に表示し、ステ
ップQ2では、テンキー42の「1」〜「3」の何れか
が押圧されたか否かを判断する。この時、Aさん専用の
電話番号「2222」で電話が掛かって来た時に発生さ
せる呼出メッセージを録音する場合にはテンキー42の
「1」を押圧操作し、Bさん専用の電話番号「333
3」で電話が掛かって来た時に発生させる呼出メッセー
ジを録音する場合にはテンキー42の「2」を押圧操作
すれば良い。テンキー42の「1」〜「3」の何れかが
押圧されると、ステップQ3を実行し、「ハンドセット
を上げて下さい」という内容の表示、例えば「PICK
UP HANDSET」といった表示を表示器50に
表示する。次のステップQ4では、ハンドセット12が
上げられたか否かを判断し、ハンドセット12が上げら
れるとステップQ5において「録音中」であることを表
す表示、例えば「RECORD 00/20」といった
表示を表示器50に表示する。この表示は録音経過時間
も併せて表示するようになっており、「00/20」の
うち分子の「00」は録音経過時間で1秒毎にカウント
アップし、分母の「20」は最長録音時間が20秒であ
ることを表している。最長録音時間の20秒は適宜変更
され得る。
【0025】そして、この状態でハンドセット12のマ
イクロフォンから録音したい呼出メッセージを入力すれ
ば、その呼出メッセージすなわち呼出音を発生させるた
めのデータがオーディオDRAM34の呼出メッセージ
記憶エリアのうち、前記テンキー42で入力した番号
(登録番号)の記憶エリアに記憶される。すなわち、A
さん専用の呼出メッセージを録音するためにテンキー4
2の「1」を押圧操作した場合には、例えば「Aさん
お電話です」といった呼出メッセージを入力すれば良
く、Bさん専用の呼出メッセージを録音するためにテン
キー42の「2」を押圧操作した場合には、例えば「B
さん お電話です」といった呼出メッセージを入力すれ
ば良い。次のステップQ6では、ハンドセット12が降
ろされたか否かを判断し、降ろされればステップQ8を
実行する。ハンドセット12が上げられたままの場合に
は、ステップQ7で20秒経過したか否かを、例えばク
ロック信号源38から供給されるクロック信号に基づい
て判断し、20秒経過するまではステップQ6を繰り返
し実行するが、20秒経過するとステップQ8を実行す
る。
【0026】ステップQ8では、呼出メッセージを録音
できる録音モードから抜け出すとともに、「録音終了」
を表すために例えば前記「8.RING MESSAG
E」と表示器50に表示する。この状態で更にストップ
キー52を押圧操作すればファンクションモードからも
抜け出すが、セットキーを兼ねている選択キー46の
「7」を押圧操作すれば再び呼出メッセージの登録モー
ドとなり、別の呼出メッセージを上記と同様にして録音
することができる。
【0027】一方、前記D/RモードがONモードまた
はOFFモードの場合には、図12および図13のフロ
ーチャートに従って信号処理が行われる。図12のステ
ップR1では、呼出信号CIが入力したか否かを前記ス
テップS1と同様にして判断し、呼出信号CIが入力す
るとステップR2においてD/RモードがONモードか
否かをRAM28の記憶内容から判断する。そして、O
NモードであればステップR3以下を実行するが、ON
モードでない場合すなわちOFFモードの場合にはステ
ップR9以下を実行する。D/RモードがONモードの
場合には、図14に示す割込みルーチンが実行されるよ
うになっており、ステップW1〜W8が前記図9の各ス
テップと同様にして行われることにより、カウンタC(O
N)およびC(OFF) によって呼出信号CIのON時間およ
びOFF時間が計測され、RAM28に記憶される。ス
テップW9では、予め定められた一定時間よりも長いL
ONG−OFFを2回検出したか否か、言い換えれば呼
出信号CIを1周期分以上検出したか否かを判断し、L
ONG−OFFを2回検出するまでステップW1以下を
繰り返す。そして、LONG−OFFを2回検出すると
割込みルーチンを終了し、ステップR3を実行してパタ
ーンチェックを行う。
【0028】ステップR3のパターンチェックでは、例
えば1周期分の信号パターンのON,OFFの個数と、
EEPROM32に記憶された複数の登録パターンのそ
れぞれのON,OFFの個数とを比較し、一致するもの
が無ければ登録パターンとは異なる旨の判定を行う。ま
た、複数の登録パターンの中にON,OFFの個数が一
致するものがあれば、前記ステップW6およびW8でR
AM28に記憶されたON時間およびOFF時間に関す
るデータが、EEPROM32に記憶された登録パター
ンのON時間およびOFF時間と何れも略同じであるか
否かを判断する。1周期中にON時間およびOFF時間
がそれぞれ複数ある場合には、それ等の全てについて判
断する。これにより、例えば割り当てられた3つの電話
番号の信号パターンを前記図4のように全て登録してお
いた場合は、供給された呼出信号CIの信号パターン
が、登録番号が「0」のFAXパターンか、登録番号が
「1」のAさん専用の電話番号の信号パターンか、或い
は登録番号が「2」のBさん専用の電話番号の信号パタ
ーンかの判定が為される。
【0029】次のステップR4では、上記ステップR3
の判定結果がFAXパターンか否かを判断し、FAXパ
ターンであればステップR5において、着信モードの設
定に拘らず自動で画像通信処理を行うが、FAXパター
ンでない場合にはステップR6を実行する。ステップR
6では、ステップR3の判定結果がFAXパターン以外
の登録パターンか否かを判断し、NOすなわち登録パタ
ーンとは異なる旨の判定が為されている場合にはステッ
プR9以下を実行する。しかし、FAXパターン以外の
登録パターンである旨の判定が為されている場合には、
ステップR7を実行し、その登録パターンの登録番号と
同じ登録番号の呼出メッセージをオーディオDRAM3
4から読み出し、その呼出メッセージをスピーカー26
から発生させる。すなわち、ステップR3で登録番号
「1」の信号パターンと同じである旨の判定が為された
場合には登録番号「1」の呼出メッセージを発生させ、
ステップR3で登録番号「2」の信号パターンと同じで
ある旨の判定が為された場合には登録番号「2」の呼出
メッセージを発生させるのである。この時、呼出メッセ
ージだけを発生させるようにしても良いが、呼出信号C
Iの信号パターンに同期して鳴動する呼出音と信号メッ
セージとを交互に発生させるなど、その態様は適宜定め
られる。そして、ステップR8では着信モードの設定に
優先して手動モードの手動受信処理を行い、ハンドセッ
ト12が上げられたりフックキー54が押圧されたりす
るまで上記呼出メッセージを発生させ、ハンドセット1
2が上げられるかフックキー54が押圧されると、呼出
メッセージの発生を停止して通話が可能な電話通信処理
を行う。
【0030】ステップR9では、着信モードが自動モー
ドであるか否かをRAM28の記憶内容から判断し、自
動モードの場合にはステップR10において予め定めら
れた規定回数だけスピーカー26から呼出音を発生させ
た後、ステップR11において画像通信処理を行う。な
お、図示はしていないが、ステップR10で呼出音を発
生させた時にハンドセット12が上げられたりフックキ
ー54が押圧されたりした場合には、前記ステップS1
6と同様な電話通信処理を行う。ステップR9の判断が
NOの場合には、図13のステップR12において着信
モードがF/Tモードか否かを判断し、F/Tモードの
場合にはステップR13でF/T受信処理を行う。この
F/T受信処理は、回線を閉結して着信した後一定時間
疑似呼出音を鳴動させ、ハンドセット12が上げられた
りフックキー54が押圧されたりした場合には電話通信
処理を行う一方、ハンドセット12およびフックキー5
4が何れも操作されない場合には呼出音を停止して画像
通信処理を行う。ステップR12の判断がNOの場合に
は、ステップR14において着信モードが手動モードか
否かを判断し、手動モードの場合にはステップR15で
手動受信処理を行う一方、手動モードでない場合、すな
わち留守番電話モードの場合にはステップR16でTA
D処理を行う。ステップR15の手動受信処理は、呼出
信号CIの信号パターンに同期して呼出音を鳴動させる
だけであり、ハンドセット12が上げられたりフックキ
ー54が押圧されたりした場合に呼出音を停止して電話
通信処理を行う。ステップR16のTAD処理は、回線
を閉結して着信した後CNG信号またはID信号が相手
から送信された場合は画像通信処理を行うが、そうでな
い場合には一定時間疑似呼出音を鳴動させ、ハンドセッ
ト12が上げられたりフックキー54が押圧されたりし
た場合には電話通信処理を行う一方、ハンドセット12
およびフックキー54が何れも操作されない場合には呼
出音を停止し、オーディオDRAM34に記憶されてい
るアウトゴーメッセージを出力するとともに相手から送
られたメッセージをインカムメッセージとしてオーディ
オDRAM34に記憶する。
【0031】ここで、本実施例のファクシミリ装置10
は、電話通信として使用する電話番号の信号パターンを
予めEEPROM32に記憶しておくとともに、その電
話番号に対応して呼出メッセージをオーディオDRAM
34に記憶しておくことにより、それ等の電話番号で電
話が掛かって来た場合には対応する呼出メッセージがオ
ーディオDRAM34から読み出されてスピーカー26
から発生させられるため、1台のファクシミリ装置10
を複数の人で使用する場合に、呼出信号CIの信号パタ
ーンに同期して鳴動する呼出音を識別する場合に比較し
て、誰に掛かって来た電話かを容易に識別できる。特
に、本実施例ではユーザーによって所望する呼出メッセ
ージを録音できるようになっているため、誰に掛かって
来た電話かを一層明確に区別できるようにすることが可
能である。
【0032】本実施例では、信号パターンを記憶するE
EPROM32が信号パターン記憶手段に相当し、呼出
メッセージを記憶するオーディオDRAM34が呼出音
記憶手段に相当する。また、CPU24,RAM28,
ROM30等によって行われる一連の信号処理のうち、
図12のステップR3および図14の各ステップW1〜
W9を実行する部分は信号判定手段に相当し、ステップ
R6およびR7を実行する部分は、スピーカー26と共
に呼出音発生手段を構成している。
【0033】一方、本実施例では、画像通信専用で使用
する電話番号の呼出信号CIの信号パターン、Aさん専
用の電話番号の呼出信号CIの信号パターン、およびB
さん専用の電話番号の呼出信号CIの信号パターンを登
録する場合、ファンクションキー44および選択キー4
6の操作でD/Rモードを登録モードとして、それ等の
電話番号で外部から電話を掛けてもらうか画像通信を送
ってもらうことにより、その時の実際の呼出信号CIの
信号パターンを電話番号に対応させてEEPROM32
に記憶させることができるため、それ等の信号パターン
の登録を容易且つ正確に行うことができる利点がある。
【0034】以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明したが、本発明は他の態様で実施することもで
きる。
【0035】例えば、前記実施例は本発明がファクシミ
リ装置10に適用された場合について説明したが、画像
通信機能を備えていない電話装置にも本発明は同様に適
用され得る。
【0036】また、前記実施例ではファンクションキー
44および選択キー46を操作してD/Rモードを登録
モードに設定したり、呼出メッセージの録音モードに設
定したりするようになっていたが、着信モードと同様に
1つのキー操作でD/Rモードを切り換えたり録音モー
ドに設定したりできるようにしても良い。
【0037】また、前記実施例では音声による呼出メッ
セージを発生させるようになっていたが、明確に区別で
きる鳴動パターンで呼出音を発生させるようにしても良
い。その鳴動パターンは、ユーザーが任意に設定できる
ようにしても良いし、予め複数種類の鳴動パターンを設
定しておいてユーザーが選択するようにしても良い。
【0038】また、前記実施例ではFAXパターン以外
の信号パターン記憶エリアおよび呼出メッセージ記憶エ
リアがそれぞれ3つであったが、これ等の数は適宜変更
できる。信号パターンや呼出メッセージを記憶する記憶
媒体についても適宜変更することが可能である。
【0039】また、前記実施例では留守番電話用のメッ
セージを記憶するオーディオDRAM34に呼出メッセ
ージを記憶するようになっていたが、留守番電話機能を
備えていない電話装置などでは、呼出メッセージ専用の
記憶媒体を用いても良い。
【0040】また、前記実施例では信号パターンを登録
する際にハンドセット12を上げたりスタートキー56
を押圧したりしていたが、何の操作を行うことなく自動
で登録するようにしたり、1つのキー操作で登録するよ
うにしたりするなど、登録の際の操作は適宜変更でき
る。図15に示すような複数種類の呼出信号CIの信号
パターンを予め記憶させておき、呼出信号CIの信号パ
ターンに同期して鳴動する呼出音をユーザーが聞いて1
つの信号パターンを選択することにより、その選択され
た信号パターンを電話番号と関連して信号パターン記憶
手段に登録するなど、他の態様で信号パターンを登録す
ることも可能である。
【0041】また、前記実施例ではカウンタC(ON),C
(OFF) を用いて呼出信号CIのON時間およびOFF時
間を計測するようになっていたが、クロック信号源38
から供給されるクロック信号に基づいて計時するタイマ
機能を用いてON時間やOFF時間を直接計測すること
により、呼出信号CIの信号パターンを検出することも
可能である。
【0042】また、前記実施例ではD/Rモードが登録
モードの場合にはONモード或いはOFFモードの場合
と別のフローチャートに従って信号処理を行うようにな
っているが、例えば呼出信号CIの入力判断に続いてD
/RモードがOFFモードか否かを判断し、OFFモー
ドでない場合には前記ステップS3,S4,S9を繰り
返し実行して信号パターンを検出するとともに、D/R
モードが登録モードであればその信号パターンをFAX
パターンなどの登録パターンとして記憶する処理を行
い、ONモードの場合にはその信号パターンを登録パタ
ーンと比較して同じか否かを判定するようにしても良
い。
【0043】また、前記図10のパターン記憶処理で
は、テンキー42によって登録番号が入力されると、直
ちにその登録番号の記憶エリアに信号パターンを記憶さ
せるようになっており、既に信号パターンが登録されて
いる場合には新たな信号パターンに書き換えられること
になるが、書き換えても良いか否かを確認するために、
既に信号パターンが記憶されている場合には登録拒否或
いは登録済みである旨をアラームや音声メッセージなど
で知らせ、再度テンキー42などで登録操作が為された
場合に書き換えるようにしても良い。図11の呼出メッ
セージの録音処理についても同様である。
【0044】その他一々例示はしないが、本発明は当業
者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実
施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクレーム対応図である。
【図2】本発明が適用されたファクシミリ装置の主要構
成を説明するブロック線図である。
【図3】図2におけるEEPROMおよびオーディオD
RAMの記憶エリアを説明する図である。
【図4】図3のEEPROMおよびオーディオDRAM
の記憶内容の一例を説明する図である。
【図5】図2の表示・操作パネルの一例を示す図であ
る。
【図6】図2のファクシミリ装置のファンクションキー
および選択キーを押圧操作することによって切り換える
ことができる機能の一部を示す図である。
【図7】図2のファクシミリ装置のD/Rモードを登録
モードとしてEEPROMに信号パターンを登録する際
の作動を説明するフローチャートである。
【図8】図7のフローチャートの続きを示すフローチャ
ートである。
【図9】図7におけるステップS3の処理内容を具体的
に説明するフローチャートである。
【図10】図8におけるステップS14の処理内容を具
体的に説明するフローチャートである。
【図11】図2のファクシミリ装置を呼出メッセージの
録音モードとしてオーディオDRAMに呼出メッセージ
を録音する際の作動を説明するフローチャートである。
【図12】図2のファクシミリ装置においてD/Rモー
ドがONまたはOFFモードの場合の作動を説明するフ
ローチャートである。
【図13】図12のB1,B2に繋がる部分の作動を説
明するフローチャートである。
【図14】図12のフローチャートの実行時であってD
/RモードがONモードの時に実行する割込みルーチン
を説明するフローチャートである。
【図15】呼出信号の信号パターンの一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
10:ファクシミリ装置(電話装置) 26:スピーカー(呼出音発生手段) 32:EEPROM(信号パターン記憶手段) 34:オーディオDRAM(呼出音記憶手段) CI:呼出信号 ステップR3,W1〜W9:信号判定手段 ステップR6,R7:呼出音発生手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電話番号に対応して複数種類の信
    号パターンの呼出信号が供給される電話装置において、 前記呼出信号の信号パターンを前記電話番号との関連で
    記憶する信号パターン記憶手段と、 前記電話番号に対応して発生させる呼出音を電話番号と
    関連して記憶する呼出音記憶手段と、 前記呼出信号が供給された場合に該呼出信号の信号パタ
    ーンを検出し、前記信号パターン記憶手段に記憶された
    信号パターンと比較して、該呼出信号が何れの電話番号
    に掛かって来たものかを判定する信号判定手段と、 該信号判定手段によって判定された電話番号に対応する
    呼出音を前記呼出音記憶手段から読み出して発生させる
    呼出音発生手段とを有することを特徴とする電話装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100667730B1 (ko) * 1999-04-13 2007-01-12 삼성전자주식회사 팩스 데이터의 수신을 사용자에게 알려주는 방법

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0895406A2 (en) * 1997-07-28 1999-02-03 Sharp Kabushiki Kaisha Communication apparatus and method of selecting recording paper container of same
EP0895406A3 (en) * 1997-07-28 2000-04-05 Sharp Kabushiki Kaisha Communication apparatus and method of selecting recording paper container of same
KR100667730B1 (ko) * 1999-04-13 2007-01-12 삼성전자주식회사 팩스 데이터의 수신을 사용자에게 알려주는 방법

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