JP3052705B2 - 電話装置 - Google Patents
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- JP3052705B2 JP3052705B2 JP5306903A JP30690393A JP3052705B2 JP 3052705 B2 JP3052705 B2 JP 3052705B2 JP 5306903 A JP5306903 A JP 5306903A JP 30690393 A JP30690393 A JP 30690393A JP 3052705 B2 JP3052705 B2 JP 3052705B2
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Description
して複数種類の信号パターンの呼出信号が供給される電
話装置に係り、特に、その呼出信号の信号パターンによ
り何れの電話番号に掛かって来た電話かを判定するた
め、予め電話番号に対応させて呼出信号の信号パターン
を登録する技術に関するものである。
られている場合に、その電話番号毎に異なる信号パター
ンの呼出信号を電話交換会社の交換器から出力すること
により、電話番号毎に異なる呼出音を鳴らすことをD/
R(ディスティンクティブリンギング)サービスとい
う。このようなD/Rサービスを受ければ、使用者は呼
出音によって電話番号を識別できるため、例えば画像通
信を行うことが可能なファクシミリ機能を備えた電話装
置の場合に、1つの電話番号を画像通信専用として用
い、他の電話番号を電話通信専用として用いる場合や、
1台の電話装置を複数のユーザーで使用する場合などに
有効である。
話装置として、前記呼出信号の信号パターンを検出して
予め電話番号との関連で登録パターン記憶手段に記憶さ
れた登録パターンと比較し、その呼出信号が何れの電話
番号に掛かって来たものかを判定する信号判定手段を備
え、その信号判定手段によって判定された電話番号に応
じて異なる処理を行うようにしたものがある。例えば、
複数の電話番号の1つを画像通信専用として用いる場
合、その電話番号の呼出信号の信号パターンをFAXパ
ターンとして予め登録パターン記憶手段に記憶させてお
けば、実際に呼出信号が供給された場合に、その信号パ
ターンがFAXパターンと同じであれば自動で着信して
画像通信を行わせるようにすることができる。特開平4
−48855号公報に記載されている装置はその一例で
ある。
ンとして記憶させておく操作は、信号パターンに同期し
て鳴動する呼出音をユーザーが聞いて行うのであるが、
D/Rサービスで用いられる呼出信号の信号パターン
は、例えば図15の(a)に示すように1周期中にON
が1回あるだけのスタンダード、同図の(b)に示すよ
うに1周期中にONが2回あるダブル、同図の(c)に
示すように1周期中にONが3回あり且つそのON時間
がショート,ショート,ロングのトリプルA、同図の
(d)に示すように1周期中にONが3回あり且つその
ON時間がショート,ロング,ショートのトリプルBな
ど種々多様である。このため、電話装置に予め呼出信号
の信号パターンを記憶させておき、例えば画像通信専用
として用いる電話番号の信号パターンを登録する場合に
は、その電話番号で掛かって来た電話の呼出音を聞いて
上記スタンダード,ダブル等の中から呼出音の鳴動パタ
ーンと同じものをユーザーが選択するだけで、その選択
した信号パターンをFAXパターンとして登録できるよ
うにすることが考えられている。
うにユーザーが実際の呼出音を聞いて信号パターンを選
択する場合、例えばショート,ショート,ロングのトリ
プルAとショート,ロング,ショートのトリプルBとを
正しく聞き分けることは難しく、登録を間違えることが
あるなど、必ずしも使い勝手が良くないという問題があ
った。すなわち、トリプルAおよびトリプルBの両方を
聞いて、その違いを認識することはできても、その一方
だけを聞いて識別するには相当の熟練を要し、不慣れな
ユーザーが聞き分けることは困難なのである。電話交換
会社によっては、前記図15の(b)ダブルでも、ON
/OFF時間が異なる複数種類の呼出信号を用いている
場合があり、その場合もそれ等を識別することは困難で
ある。また、上記スタンダードやダブル,トリプルA,
トリプルBなどの信号パターンのタイプが、どのような
ON,OFFパターンの呼出信号かをユーザーが知らな
いこともある。
もので、その目的とするところは、呼出信号の信号パタ
ーンを容易且つ正確に登録できるようにすることにあ
る。
めに、本発明は、図1のクレーム対応図に示すように、
複数の電話番号に対応して供給される複数種類の呼出信
号の信号パターンを検出し、予め電話番号との関連で登
録パターン記憶手段に記憶されている登録パターンと比
較して、その呼出信号が何れの電話番号に掛かって来た
ものかを判定する信号判定手段を備え、その信号判定手
段によって判定された電話番号に応じて異なる処理を行
う電話装置において、(a)前記複数種類の呼出信号の
信号パターンを記憶している信号パターン記憶手段と、
(b)登録モードに設定するための登録モード設定操作
手段と、(c)前記信号パターン記憶手段に記憶された
複数種類の信号パターンの中から1つを選択するための
選択操作手段と、(d)前記登録モードに設定された場
合に、実際に供給された呼出信号の信号パターンに同期
して鳴動する呼出音に基づいて前記選択操作手段により
1つの信号パターンが選択されると、その選択された信
号パターンを前記登録パターンとして電話番号との関連
で前記登録パターン記憶手段に記憶させるパターン登録
手段と、(e)前記登録モードに設定された場合に、前
記信号パターン記憶手段に記憶されている信号パターン
のON,OFFを表示する表示手段とを有することを特
徴とする。
定操作手段により登録モードに設定されると、信号パタ
ーン記憶手段に記憶されている信号パターンのON,O
FFが表示手段によって表示されるため、ユーザーなど
の登録作業者はその表示された信号パターンのON,O
FFと呼出音の鳴動パターンとを比較して、その呼出音
に対応する信号パターンを選択することができる。表示
手段としては、呼出音と比較する上で信号パターンのO
N,OFFを音で表示するスピーカー等を用いることが
望ましいが、前記図15に示されているようなON,O
FFパターンを液晶ディスプレイ等に画像表示したり、
プリンタなどで紙に打ち出したりするようにしても良
い。また、登録モードの設定時に登録したい電話番号で
電話が掛かるとは限らないため、予め登録したい電話番
号で外部から電話を掛けてくれるように頼んでおくこと
が望ましい。そして、選択操作手段によって1つの信号
パターンが選択されると、パターン登録手段によってそ
の選択された信号パターンが登録パターンとして電話番
号との関連で登録パターン記憶手段に記憶される。
話装置において、画像通信専用で使用する電話番号の呼
出信号の信号パターンをFAXパターンとして登録する
だけであれば、画像通信専用で使用する電話番号の信号
パターンとして登録されるため、電話番号に関する情報
を別個に入力する必要はないが、複数のユーザーで1台
の電話装置を使用する場合に、電話番号毎に異なる呼出
音を鳴動させたり予め記憶しておいた呼出メッセージを
発生させたりする場合など、複数の電話番号の呼出信号
の信号パターンを登録する場合には、電話番号に関する
情報を別個に入力する必要があり、パターン登録手段は
電話番号に関する情報を入力するための入力手段を含ん
で構成される。
ば、表示手段によって表示された信号パターンのON,
OFFと呼出音の鳴動パターンとを比較してその呼出音
に対応する信号パターンを選択できるため、呼出音を聞
くだけで信号パターンを選択する場合に比較して、呼出
音に対応する信号パターンを容易且つ正確に選択し、登
録パターンとして記憶させることができる。
に説明する。図2は、本発明が適用された電話装置とし
てのファクシミリ装置10の主要構成を説明するブロッ
ク線図である。このファクシミリ装置10は、電話通信
および画像通信を択一的に行うことが可能なもので、電
話通信を行うためのハンドセット12,プリンタ等で画
像を記録する記録部14,およびCCD撮像素子等で画
像を読み取る読取部16を備えている。電話交換会社の
交換器に接続されている電話回線はネットワーク制御装
置(NCU)18に接続されており、そのネットワーク
制御装置18は、上記ハンドセット12,画像信号の変
調および復調等を行うモデム20,およびゲートアレイ
(GA)22に接続されている。ゲートアレイ22に
は、様々な機能を実現するための多数の論理回路が格納
されており、CPU24から供給される駆動信号に従っ
てスピーカー26を駆動したり、前記記録部14,読取
部16の作動を制御したりするとともに、読取部16で
読み取ったデータなどをCPU24へ転送したりする。
ゲートアレイ22はまた、電話回線からネットワーク制
御装置18を介して供給される呼出信号CI(Calling
Indicate)のON,OFFに同期してスピーカー26か
ら呼出音を発生させたり、電話回線からネットワーク制
御装置18を介して供給される種々の信号の周波数を検
出したりする機能を備えている。
を利用しつつROM30に予め記憶されたプログラムに
従って信号処理を行うもので、データバスラインを介し
て前記モデム20,ゲートアレイ22と接続されている
他、EEPROM32,オーディオDRAM34,およ
びパネルCPU36と接続されており、水晶発振子等の
クロック信号源38からは一定周波数のクロック信号が
供給されるようになっている。上記RAM28は呼出信
号CIの信号パターンを記憶する記憶エリアを備えてお
り、電話交換会社が使用している全て或いは代表的な呼
出信号CIの信号パターン、例えば図15に示されてい
るスタンダード,ダブル,トリプルA,トリプルBの4
つの信号パターンのON,OFF時間に関するデータが
予め記憶されている。EEPROM32は、データを書
き込んだりそのデータを電気的に消去したりすることが
可能なメモリで、画像通信専用で用いる電話番号の呼出
信号CIの信号パターンをFAXパターンとして記憶す
る記憶エリアを備えている。オーディオDRAM34
は、音声メッセージを記憶する主として留守番電話(T
AD)のためのもので、相手に伝えるアウトゴーメッセ
ージ(OGM)や相手から送られたインカムメッセージ
(ICM)、或いは伝言などのメモメッセージを記憶す
る各記憶エリアを備えている。また、上記パネルCPU
36には表示・操作パネル40が接続されており、表示
・操作パネル40の表示内容をCPU24からの信号に
従って制御したり、表示・操作パネル40の操作内容を
CPU24に転送したりする。
で、テンキー42,ファンクションキー44,選択キー
46,着信モード設定キー48,液晶ディスプレイ等の
表示器50などを備えている。テンキー42は、電話番
号等を入力するためのもので、「0」から「9」までの
キーを備えている。ファンクションキー44は、図4に
示されている種々の機能の設定を変更したり登録を行っ
たりするためのもので、ファンクションキー44を押圧
操作したのち所定の手順で選択キー46を押圧操作する
ことにより、各種機能の設定変更や登録等を行うことが
できる。本実施例のファクシミリ装置10は、複数の電
話番号が割り当てられてD/Rサービスにより電話番号
毎に異なる信号パターンの呼出信号CIが供給される場
合に、画像通信専用で使用する電話番号の信号パターン
をFAXパターンとして予め登録しておくことにより、
呼出信号CIの信号パターンがFAXパターンか否かの
パターン判定を行い、FAXパターンの場合には自動で
画像通信処理を行う機能を備えており、D/Rモードを
登録モードにすれば上記FAXパターンの登録を行うこ
とができ、FAXパターンを登録した状態でD/Rモー
ドをONモードにしておけば上記機能が得られる。ま
た、D/RモードをOFFモードにすれば、呼出信号C
Iのパターン判定は行われない。
説明すると、D/Rモードは図4のMAIN ITEM
を「6.TEL OPTION」とし、SUB−ITE
Mを「7.DISTINCTIVE」とすることにより
設定できるため、ファンクションキー44を押圧操作し
てファンクションモードとした後、選択キー46の
「6」および「7」を押圧操作すれば良い。この状態
で、表示器50には「7.DISTINCTIVE」と
表示され、セットキーを兼ねている選択キー46の
「7」を押圧操作すると、表示器50にはその時のD/
Rモードが表示される。すなわち、D/RモードがOF
Fモードであれば「DISTINCTIVE:OF
F」,D/RモードがONモードであれば「DISTI
NCTIVE:ON」,D/Rモードが登録モードであ
れば「DISTINCTIVE:SET」などと表示さ
れる。そして、変更キーを兼ねている選択キー46の
「6」または「10」を押圧操作すると、上記表示が順
番に入れ代わり、設定したいD/Rモードを表示してい
る状態でセットキーを兼ねている選択キー46の「7」
を押圧操作すれば、そのD/Rモードに設定できる。但
し、FAXパターンが登録されていない場合には、上記
ONモードの表示は為されず、ONモードを設定するこ
とはできない。何れかのモードに設定されると、D/R
モードの設定状態から抜け出し、ストップキー52を押
圧操作するとファンクションモードから抜け出す。その
場合に、D/RモードをONモードまたはOFFモード
に設定した場合には、表示器50は例えば時刻等の通常
の表示に復帰するが、D/Rモードを登録モードに設定
した場合には、登録モードであることをユーザーに知ら
せるためにその旨を表す表示、例えば「D/R SET
MODE」などの表示となる。D/Rモードが何れの
モードに設定されているかは、RAM28に記憶される
ようになっている。
信モードを切り換えるためのもので、本実施例では自動
(AUTO)モード,F/Tモード,留守番電話(TA
D)モード,および手動モードの中から選択できるよう
になっている。自動モードは規定回呼出音を鳴動させた
後自動で画像通信処理を行うもので、F/Tモードは着
信後一定時間疑似呼出音を鳴動させてハンドセット12
およびフックキー54が何れも操作されない場合には画
像通信処理へ移行するものである。留守番電話モード
は、着信後画像通信であることを表すCNG信号または
画像通信処理を指示するID信号が相手から送信された
場合は画像通信処理を行うが、そうでない場合には一定
時間疑似呼出音を鳴動させた後オーディオDRAM34
に記憶されているアウトゴーメッセージを出力し、相手
から送られたメッセージをインカムメッセージとしてオ
ーディオDRAM34に記憶する。また、手動モードは
呼出音を鳴動させるだけで、ユーザーがスタートキー5
6を押圧操作した場合にのみ画像通信処理へ移行する。
この着信モードは、上記着信モード設定キー48を押圧
操作する毎に切り換わり、LED58の点灯は自動モー
ドであることを表し、LED60の点灯はF/Tモード
であることを表し、LED58,60が共に点灯してい
る場合は留守番電話モードであることを表し、LED5
8,60が何れも点灯していない場合は手動モードであ
ることを表している。この着信モードについても、何れ
のモードに設定されているかがRAM28に記憶され
る。
複数の電話番号が割り当てられ、D/Rサービスにより
電話番号毎に異なる信号パターンの呼出信号CIが供給
される場合に、前記D/Rモードを登録モードに設定し
て画像通信専用で使用する電話番号の信号パターンをF
AXパターンとして登録する際の操作、および前記CP
U24等によって実行される信号処理を説明する。先
ず、前記ファンクションキー44および選択キー46の
押圧操作でD/Rモードを登録モードに設定すると、図
5のフローチャートに従って信号処理が行われる。図5
のステップS1では、選択キー46の「1」〜「4」の
うちの何れかが押圧操作されたか否かが判断され、
「1」から「4」の何れかの選択キー46が押圧操作さ
れると、ステップS2において、その入力されたキー番
号に対応する信号パターンのタイプを表示器50に表示
するとともに、その信号パターンに関するON,OFF
時間のデータをRAM28から読み出して疑似リンギン
グ音をスピーカー26から発生させる。キー番号と信号
パターンとの関係は予め定められており、例えば選択キ
ー46の「1」が押圧操作された場合には「1.STA
NDARD」と表示器50に表示するとともに、図15
の(a)のON,OFFパターンで疑似リンギング音を
スピーカー26から発生させ、選択キー46の「2」が
押圧操作された場合には「2.DOUBLE」と表示器
50に表示するとともに、図15の(b)のON,OF
Fパターンで疑似リンギング音をスピーカー26から発
生させ、選択キー46の「3」が押圧操作された場合に
は「3.TRIPLE A」と表示器50に表示すると
ともに、図15の(c)のON,OFFパターンで疑似
リンギング音をスピーカー26から発生させ、選択キー
46の「4」が押圧操作された場合には「4.TRIP
LE B」と表示器50に表示するとともに、図15の
(d)のON,OFFパターンで疑似リンギング音をス
ピーカー26から発生させる。したがって、D/Rモー
ドを登録モードとした後、画像通信専用で使用する電話
番号で外部から電話を掛けてもらうか画像通信を送って
もらうことにより、呼出信号CIが供給されてその呼出
信号CIの信号パターンに同期してスピーカー26から
呼出音が発生させられている時に、上記選択キー46の
「1」〜「4」の何れかを押圧操作すれば、実際に供給
された呼出信号CIの信号パターンに同期して鳴動する
呼出音と、選択キー46で選択した信号パターンの疑似
リンギング音とが同時にスピーカー26から発生させら
れることになる。D/Rモードを登録モードとした場合
には、着信モードの設定に拘らず手動モードで着信する
ようになっており、呼出信号CIの信号パターンに同期
して鳴動する呼出音がスピーカー26から発生させられ
る。また、疑似リンギング音の周波数は呼出音の周波数
と異なり、両者を区別できるようになっている。
が押圧操作されたか否かを判断し、ストップキー52が
押圧操作された場合には、ステップS8において疑似リ
ンギング音の発生を停止した後ステップS7を実行す
る。この場合のストップキー52は、FAXパターンの
登録を中止するためのもので、例えば画像通信専用とし
て用いる電話番号の信号パターンと呼出音とが明らかに
異なっていることがユーザーによって判断できた場合、
すなわち画像通信専用で用いる電話番号以外の電話番号
で掛かって来た電話の場合には、ストップキー52を押
圧操作すれば良い。ストップキー52が押圧されていな
い場合には、ステップS4でセットキーを兼ねている選
択キー46の「7」が押圧操作されたか否かを判断し、
押圧操作されていない場合にはステップS2以下を繰り
返し実行する。ステップS2では、選択キー46の
「1」〜「4」のうちの何れかが新たに押圧操作された
場合には、その新たに押圧操作されたキー番号に対応す
る信号パターンのタイプを表示器50に表示するととも
に、その信号パターンに関するON,OFF時間のデー
タをRAM28から読み出して疑似リンギング音をスピ
ーカー26から発生させる。また、変更キーを兼ねてい
る選択キー46の「6」または「10」が押圧操作され
た場合にも、信号パターンを順番に切り換えるようにな
っている。これにより、疑似リンギング音を切り換えな
がら、実際に供給された呼出信号CIの信号パターンに
同期して鳴動する呼出音と聞き比べ、呼出音の鳴動パタ
ーンと同じON,OFFパターンの信号パターンを選択
することができる。
グ音とを聞き比べ、両者が同じON,OFFパターンで
あると判断して、セットキーを兼ねている選択キー46
の「7」が押圧操作されると、ステップS5において疑
似リンギング音の発生を停止した後、ステップS6で、
その時表示器50に表示されているタイプの信号パター
ンに関するON,OFF時間のデータを、FAXパター
ンとしてEEPROM32のFAXパターン記憶エリア
に格納する。このようにFAXパターンが登録される
と、D/Rモードは自動的に登録モードからONモード
に切り換わる。また、次のステップS7では、着信モー
ドが「手動モード」である旨を表示器50に表示する。
FFモードの場合には、図6のフローチャートに従って
信号処理が行われる。図6のステップR1では、呼出信
号CIが入力したか否かを、例えば前記ゲートアレイ2
2で検出した信号周波数が予め定められた呼出信号CI
の周波数と同じか否かによって判断し、呼出信号CIが
入力するとステップR2以下を実行する。呼出信号CI
は、図15に示すように種々の信号パターンがあるが、
そのON時の周波数は予め一定周波数に定められてお
り、その周波数から呼出信号CIか否かを判断できる。
ステップR2では、D/RモードがONモードか否かを
RAM28の記憶内容から判断し、ONモードであれば
ステップR3以下を実行するが、ONモードでない場合
すなわちOFFモードの場合にはステップR6以下を実
行する。
には図7に示す割込みルーチンが実行され、呼出信号C
Iの信号パターンを検出するようになっている。図7の
ステップW1では呼出信号CIの周波数が検出されてい
るか否かによって呼出信号CIがON状態か否かを判断
する。呼出信号CIがON状態であればステップW2で
カウンタC(ON)のカウント数に1を加算し、呼出信号C
IがOFF状態であればステップW3でカウンタC(OF
F) のカウント数に1を加算する。これ等のカウンタC
(ON),C(OFF) は、予め初期設定で何れもカウント数が
0にリセットされるとともに、図7のステップW6,W
8でも0にリセットされるようになっており、ステップ
W1〜W10が所定のサイクルタイム、例えばゲートア
レイ22による周波数検出サイクルで繰り返し実行され
る毎に1を加算することにより、呼出信号CIのON時
間,OFF時間をカウント数で計測する。
N状態であるか否かを例えば上記ステップW1の判断な
どに基づいて判定し、ON状態の場合にはステップW5
で、今回のサイクルでOFF状態からON状態に変化し
たか否かを、例えば前回のサイクル時におけるステップ
W4の判定を表すフラグなどにより判断する。そして、
今回のサイクルでON状態に変わった場合には、ステッ
プW6で、その時のカウンタC(OFF) のカウント数、言
い換えればOFF時間に対応するデータをRAM28に
記憶するとともに、そのカウンタC(OFF) を0にリセッ
トする。また、現在OFF状態でステップW4の判定が
NOの場合には、ステップW7で、今回のサイクルでO
N状態からOFF状態に変化したか否かを、例えば前回
のサイクル時におけるステップW4の判定を表すフラグ
などにより判断し、今回のサイクルでOFF状態に変わ
った場合には、ステップW8で、その時のカウンタC(O
N)のカウント数、言い換えればON時間に対応するデー
タをRAM28に記憶するとともに、そのカウンタC(O
N)を0にリセットする。
8でRAM28に記憶されたON時間またはOFF時間
の個数、或いはON時間とOFF時間とを合わせた個数
がEEPROM32に記憶されたFAXパターンと同じ
か否かを判断し、同じ場合には割込みルーチンを終了す
るとともに、図6のステップR3を実行してパターンチ
ェックを行う。すなわち、FAXパターンが例えば図1
5の(a)に示すスタンダードで、呼出信号CIの信号
パターンが同図の(b)ダブルや(c),(d)のトリ
プルの場合には、呼出信号CIの信号パターンを1周期
検出することなく、ON時間またはOFF時間を1個、
或いはON時間およびOFF時間を1個ずつ検出した時
点で割込みルーチンを終了してステップR3のパターン
チェックを行うのである。ステップW9の判断がNOの
場合は、ステップW10において予め定められた一定時
間よりも長いLONG−OFFを2回検出したか否かを
判断し、LONG−OFFを2回検出するまでステップ
W1以下を繰り返す。呼出信号CIは、何れの信号パタ
ーンでも1周期の中に比較的長い時間OFF状態となる
LONG−OFFが1つだけ設けられているため、予め
定められた一定時間より長いLONG−OFFが2回検
出された場合には、呼出信号CIの信号パターンを1周
期分以上検出したことになる。したがって、ONおよび
OFFの数がFAXパターンと同じになる前、すなわち
ステップW9の判断がYESとなる前にステップW10
の判断がYESとなった場合には、FAXパターンとは
明らかに異なり、図6におけるステップR3のパターン
チェックは行わず、次のステップR4ではNOの判断が
為される。
記ステップW6およびW8でRAM28に記憶されたO
N時間およびOFF時間に関するデータが、EEPRO
M32に記憶されたFAXパターンのON時間およびO
FF時間と何れも略同じであるか否かを判断し、同じで
あればFAXパターンと判定する。ON時間およびOF
F時間がそれぞれ複数ある場合には、それ等の全てにつ
いて判断する。前述したように、呼出信号CIの信号パ
ターンのON,OFFの個数がFAXパターンと同じに
なった時点で信号パターンの検出を終了するが、図15
のように信号パターンのON時間やOFF時間は、スタ
ンダード,ダブル,トリプルによってそれぞれ違うた
め、FAXパターンによっては呼出信号CIの信号パタ
ーンを全部検出しなくてもFAXパターンか否かを正確
に判定できるのである。そして、次のステップR4で
は、上記ステップR3でFAXパターンである旨の判定
が為された場合にはYESの判断を行い、ステップR5
において、着信モードに拘らず自動で画像通信処理を行
うが、ステップR3でFAXパターンでない旨の判定が
為された場合にはNOの判断を行い、ステップR6以下
を実行する。
ドであるか否かをRAM28の記憶内容から判断し、自
動モードの場合にはステップR7において予め定められ
た規定回数だけスピーカー26から呼出音を発生させた
後、前記ステップR5を実行する。なお、図示はしてい
ないが、ステップR7で呼出音を発生させた時にハンド
セット12が上げられたりフックキー54が押圧された
りした場合には、手動モードの場合と同様に電話通信処
理を行い、通話を可能にするとともにスタートキー56
が押圧操作された場合には画像通信処理へ移行する。ス
テップR6の判断がNOの場合には、ステップR8にお
いて着信モードがF/Tモードか否かを判断し、F/T
モードの場合にはステップR9でF/T受信処理を行
う。このF/T受信処理は、回線を閉結して着信した後
一定時間疑似呼出音を鳴動させ、ハンドセット12が上
げられたりフックキー54が押圧されたりした場合には
電話通信処理を行う一方、ハンドセット12およびフッ
クキー54が何れも操作されない場合には呼出音を停止
して画像通信処理を行う。ステップR8の判断がNOの
場合には、ステップR10において着信モードが手動モ
ードか否かを判断し、手動モードの場合にはステップR
11で手動受信処理を行う一方、手動モードでない場
合、すなわち留守番電話モードの場合にはステップR1
2でTAD処理を行う。ステップR11の手動受信処理
は、呼出信号CIの信号パターンに同期して呼出音を鳴
動させるだけであり、ハンドセット12が上げられたり
フックキー54が押圧されたりした場合に呼出音を停止
して電話通信処理を行う。ステップR12のTAD処理
は、回線を閉結して着信した後CNG信号またはID信
号が相手から送信された場合は画像通信処理を行うが、
そうでない場合には一定時間疑似呼出音を鳴動させ、ハ
ンドセット12が上げられたりフックキー54が押圧さ
れたりした場合には電話通信処理を行う一方、ハンドセ
ット12およびフックキー54が何れも操作されない場
合には呼出音を停止し、オーディオDRAM34に記憶
されているアウトゴーメッセージを出力するとともに相
手から送られたメッセージをインカムメッセージとして
オーディオDRAM34に記憶する。
は、画像通信専用で使用する電話番号の呼出信号CIの
信号パターンをFAXパターンとして登録する場合、フ
ァンクションキー44および選択キー46の操作でD/
Rモードを登録モードとした後、画像通信専用で使用す
る電話番号で外部から電話を掛けてもらうか画像通信を
送ってもらうことにより、呼出信号CIが供給されてそ
の呼出信号CIの信号パターンに同期してスピーカー2
6から呼出音が発生させられている時に、選択キー46
を押圧操作すれば、実際に供給された呼出信号CIの信
号パターンに同期して鳴動する呼出音と、選択キー46
で選択した信号パターンの疑似リンギング音とが同時に
スピーカー26から発生させられる。このため、選択キ
ー46で疑似リンギング音を切り換えながら両者を聞き
比べることにより、呼出音の鳴動パターンと同じON,
OFFパターンの信号パターンを容易且つ正確に選択で
き、FAXパターンとしてEEPROM32に記憶させ
ることができる。
ON,OFF時間に関するデータを予め記憶しているR
AM28は信号パターン記憶手段に相当し、その中から
選択された信号パターンをFAXパターンとして記憶す
るEEPROM32は登録パターン記憶手段に相当し、
D/Rモードを登録モードとするためのファンクション
キー44および選択キー46は登録モード設定操作手段
に相当し、疑似リンギング音を切り換えたり登録すべき
信号パターンを決定したりする選択キー46は選択操作
手段を兼ねている。また、CPU24,RAM28,R
OM30等によって行われる一連の信号処理のうち、図
5のステップS2を実行する部分はスピーカー26と共
に表示手段を構成しており、ステップS6を実行する部
分はパターン登録手段に相当し、ステップR3およびス
テップW1〜W10を実行する部分は信号判定手段に相
当する。
8は、複数種類の信号パターンの中から1つを選択して
FAXパターンとしてEEPROM32に記憶する際
に、疑似リンギング音をスピーカー26から発生させる
代わりに、図9に示すように呼出信号CIの信号パター
ンを記載したパターン比較図面64を記録部14のプリ
ンタなどでプリントアウトする場合で、前記図5のフロ
ーチャートの代わりに実行されるものである。ステップ
S1は前記実施例と同じで、ステップS2−1〜S2−
3を前記ステップS2の代わりに実行する。ステップS
2−1では、選択キー46の「1」〜「4」或いは変更
キーを兼ねている「6」や「10」の押圧操作によって
選択された信号パターンのタイプを、前記実施例と同様
に「1.STANDARD」,「2.DOUBLE」,
「3.TRIPLE A」,「4.TRIPLE B」
というように表示器50に表示する。そして、セットキ
ーを兼ねている選択キー46の「7」が押圧操作されて
ステップS4の判断がYESになると、その表示器50
に表示されているタイプの信号パターンがEEPROM
32に記憶される。ステップS2−2では、表示・操作
パネル40のヘルプキー62(図3参照)が押圧操作さ
れたか否かを判断し、ヘルプキー62が押圧操作された
場合には、ステップS2−3で図9のように各信号パタ
ーンのON,OFF時間を表すチャートが上記「1.S
TANDARD」等のパターンタイプと共に記載された
パターン比較図面64を記録部14でプリントアウトす
る。各信号パターンのON,OFF時間を表すチャート
は、例えばRAM28に記憶されている各信号パターン
のON,OFF時間のデータに基づいて作成される。
択する際にヘルプキー62を押圧操作すれば、各信号パ
ターンのON,OFF時間を表すチャートが記載された
パターン比較図面64がプリントアウトされるため、
「3.TRIPLE A」,「4.TRIPLE B」
等のパターンタイプの違いを知らない場合でも、実際に
供給された呼出信号CIの信号パターンに同期して鳴動
する呼出音の鳴動パターンを聞きながら、パターン比較
図面64に記載されている各信号パターンのチャートを
見比べることにより、呼出音の鳴動パターンと同じO
N,OFFパターンの信号パターンを容易且つ正確に選
択できるようになる。本実施例では、図8の一連の信号
処理のうちステップS2−3を実行する部分が、記録部
14のプリンタ等と共に表示手段を構成している。
M32およびオーディオDRAM34の代わりに用いら
れるEEPROM70およびオーディオDRAM72を
説明する図で、EEPROM70は、登録番号が「0」
のFAXパターン専用記憶エリアの他に、3つの登録番
号「1」〜「3」に対応して3つの信号パターンを登録
パターンとして記憶するエリアを備えている。また、オ
ーディオDRAM72は、前記アウトゴーメッセージ
(OGM),インカムメッセージ(ICM),伝言など
のメモメッセージを記憶する各記憶エリアの他に、3つ
の登録番号「1」〜「3」に対応して3つの呼出メッセ
ージを記憶する呼出メッセージ記憶エリアを備えてい
る。これは、1つの電話回線に接続された1台或いは複
数のファクシミリ装置や電話装置を複数のユーザーで使
用し、ユーザー毎に異なる電話番号を用いる場合、D/
Rサービスによれば電話番号毎に異なる信号パターンの
呼出信号CIが供給されるため、その信号パターンに同
期して鳴動する呼出音によって誰に掛かって来た電話か
を識別することが可能であるが、信号パターンによって
は必ずしも明確に区別できない場合があるため、電話番
号毎に異なる呼出メッセージを発生させることにより、
誰に掛かって来た電話かを明確に識別できるようにした
ものである。
Bさんの2人が使用する場合に「1111」,「222
2」,および「3333」の3つの電話番号が割り当て
られた場合、「1111」については画像通信専用とし
て用い、「2222」についてはAさん専用、「333
3」についてはBさん専用とする。その場合には、例え
ば図11に示すように、画像通信専用の電話番号「11
11」については、その呼出信号CIの信号パターンを
FAXパターンとしてEEPROM70の登録番号
「0」の記憶エリアに記憶させる。また、Aさん専用の
電話番号「2222」については、その呼出信号CIの
信号パターンをEEPROM70の登録番号「1」の信
号パターン記憶エリアに記憶させるとともに、オーディ
オDRAM72の登録番号「1」の呼出メッセージ記憶
エリアには、「Aさん お電話です」といった呼出メッ
セージを記憶させる。Bさん専用の電話番号「333
3」については、その呼出信号CIの信号パターンをE
EPROM70の登録番号「2」の信号パターン記憶エ
リアに記憶させるとともに、オーディオDRAM72の
登録番号「2」の呼出メッセージ記憶エリアには、「B
さん お電話です」といった呼出メッセージを記憶させ
る。呼出メッセージの内容はユーザーが自由に設定でき
る。
記憶させる際の操作および信号処理は、前記実施例と同
様にD/Rモードを登録モードに設定することにより、
前記図5または図8のフローチャートに従って行われ
る。但し、本実施例では複数の信号パターンを登録する
必要があるため、前記ステップS6では、例えば図12
のようにして各信号パターンをそれぞれ所定の記憶エリ
アに記憶させるようにする。図12のステップS6−1
では、「登録番号(0〜3)を入力して下さい」という
内容の表示、例えば「SEL TELNO. (0〜3)」
といった表示を表示器50に表示し、ステップS6−2
では、テンキー42の「0」〜「3」の何れかが押圧さ
れたか否かを判断する。この時、画像通信専用で用いる
電話番号「1111」の信号パターンをFAXパターン
として登録する場合には、テンキー42の「0」を押圧
操作し、Aさん専用の電話番号「2222」の信号パタ
ーンを登録する場合にはテンキー42の「1」を押圧操
作し、Bさん専用の電話番号「3333」の信号パター
ンを登録する場合にはテンキー42の「2」を押圧操作
すれば良い。テンキー42の「0」〜「3」の何れかが
押圧されると、ステップS6−3を実行し、入力された
テンキー42の番号(登録番号)が「0」か否かを判断
する。そして、「0」の場合には、セットキー「7」の
押圧操作で最終的に選択された信号パターンのON,O
FF時間のデータをFAXパターンとしてEEPROM
70の登録番号「0」のFAXパターン専用記憶エリア
に記憶する。また、「0」でない場合にはステップS6
−5を実行し、最終的に選択された信号パターンのO
N,OFF時間に関するデータを、EEPROM70の
信号パターン記憶エリアのうちテンキー42で入力され
た番号(登録番号)の記憶エリアに記憶する。
MAIN ITEMの「6.TELOPTION」のS
UB−ITEMとして「8.RING MESSAG
E」が設定されており、前記ファンクションキー44を
押圧操作してファンクションモードとした後、選択キー
46の「6」および「8」を押圧操作すると表示器50
には「8.RING MESSAGE」と表示され、セ
ットキーを兼ねている選択キー46の「7」を押圧操作
するとRING MESSAGEすなわち呼出メッセー
ジの登録モードとなる。この呼出メッセージの登録モー
ドでは、例えば図13のフローチャートに従って信号処
理が行われ、前記オーディオDRAM72に呼出メッセ
ージを記憶させることができる。
(1〜3)を入力して下さい」という内容の表示、例え
ば「SEL TELNO. (0〜3)」といった表示を表
示器50に表示し、ステップQ2では、テンキー42の
「1」〜「3」の何れかが押圧されたか否かを判断す
る。この時、Aさん専用の電話番号「2222」で電話
が掛かって来た時に発生させる呼出メッセージを録音す
る場合にはテンキー42の「1」を押圧操作し、Bさん
専用の電話番号「3333」で電話が掛かって来た時に
発生させる呼出メッセージを録音する場合にはテンキー
42の「2」を押圧操作すれば良い。テンキー42の
「1」〜「3」の何れかが押圧されると、ステップQ3
を実行し、「ハンドセットを上げて下さい」という内容
の表示、例えば「PICK UP HANDSET」と
いった表示を表示器50に表示する。次のステップQ4
では、ハンドセット12が上げられたか否かを判断し、
ハンドセット12が上げられるとステップQ5において
「録音中」であることを表す表示、例えば「RECOR
D 00/20」といった表示を表示器50に表示す
る。この表示は録音経過時間も併せて表示するようにな
っており、「00/20」のうち分子の「00」は録音
経過時間で1秒毎にカウントアップし、分母の「20」
は最長録音時間が20秒であることを表している。最長
録音時間の20秒は適宜変更され得る。
イクロフォンから録音したい呼出メッセージを入力すれ
ば、それがオーディオDRAM72の呼出メッセージ記
憶エリアのうち、前記テンキー42で入力した番号(登
録番号)の記憶エリアに記憶される。すなわち、Aさん
専用の呼出メッセージを録音するためにテンキー42の
「1」を押圧操作した場合には、例えば「Aさん お電
話です」といった呼出メッセージを入力すれば良く、B
さん専用の呼出メッセージを録音するためにテンキー4
2の「2」を押圧操作した場合には、例えば「Bさん
お電話です」といった呼出メッセージを入力すれば良
い。次のステップQ6では、ハンドセット12が降ろさ
れたか否かを判断し、降ろされればステップQ8を実行
する。ハンドセット12が上げられたままの場合には、
ステップQ7で20秒経過したか否かを、例えばクロッ
ク信号源38から供給されるクロック信号に基づいて判
断し、20秒経過するまではステップQ6を繰り返し実
行するが、20秒経過するとステップQ8を実行する。
できる録音モードから抜け出すとともに、「録音終了」
を表すために例えば前記「8.RING MESSAG
E」と表示器50に表示する。この状態で更にストップ
キー52を押圧操作すればファンクションモードからも
抜け出すが、セットキーを兼ねている選択キー46の
「7」を押圧操作すれば再び呼出メッセージの登録モー
ドとなり、別の呼出メッセージを上記と同様にして録音
することができる。
モードの場合に実行する図7の割込みルーチンでは、ス
テップW9を実行することなく常にLONG−OFFを
2回検出するまで呼出信号CIのON時間およびOFF
時間を計測して1周期分の信号パターンを検出し、図6
のステップR3でパターンチェックを行う。ステップR
3のパターンチェックでは、例えば図7の割込みルーチ
ンで検出した信号パターンのON,OFFの個数と、E
EPROM70に記憶された3つの登録パターンのそれ
ぞれのON,OFFの個数とを比較し、一致するものが
無ければ登録パターンとは異なる旨の判定を行う。ま
た、3つの登録パターンの中にON,OFFの個数が一
致するものがあれば、前記実施例と同様にしてそのON
時間およびOFF時間を比較し、同じ場合にはその登録
番号の信号パターンである旨の判定を行う。登録番号
「0」の場合にはFAXパターンであると判定する。
果がFAXパターンか否かを判断し、FAXパターンで
あればステップR5を実行するが、FAXパターンでな
い場合には図14のステップR4−1を実行する。ステ
ップR4−1では、ステップR3の判定結果がFAXパ
ターン以外の登録パターンか否かを判断し、NOすなわ
ち登録パターンとは異なる旨の判定が為されている場合
には、図6のステップR6以下を実行する。しかし、F
AXパターン以外の登録パターンである旨の判定が為さ
れている場合には、ステップR4−2を実行し、その登
録パターンの登録番号と同じ登録番号の呼出メッセージ
をオーディオDRAM72から読み出し、その呼出メッ
セージをスピーカー26から発生させるとともに、ステ
ップR4−3で手動受信処理を行う。すなわち、ステッ
プR3で登録番号「1」の信号パターンと同じである旨
の判定が為された場合には登録番号「1」の呼出メッセ
ージを発生させ、ステップR3で登録番号「2」の信号
パターンと同じである旨の判定が為された場合には登録
番号「2」の呼出メッセージを発生させるのである。こ
の時、呼出メッセージだけを発生させるようにしても良
いが、呼出信号CIの信号パターンに同期して鳴動する
呼出音と信号メッセージとを交互に発生させるなど、そ
の態様は適宜定められる。
する電話番号の呼出信号CIの信号パターン、Aさん専
用の電話番号の呼出信号CIの信号パターン、およびB
さん専用の電話番号の呼出信号CIの信号パターンを登
録する場合、ファンクションキー44および選択キー4
6の操作でD/Rモードを登録モードとして、それ等の
電話番号で外部から電話を掛けてもらうことにより、そ
の時の呼出音の鳴動パターンと疑似リンギング音とを聞
き比べたり、呼出音を聞きながらパターン比較図面64
に記載された各信号パターンのチャートを見比べたりす
ることにより、呼出音の鳴動パターンと同じON,OF
Fパターンの信号パターンを容易且つ正確に選択でき
る。本実施例では、信号パターンを記憶するEEPRO
M70が登録パターン記憶手段に相当し、登録番号を入
力するテンキー42を含んでパターン登録手段が構成さ
れている。また、一連の信号処理のうちステップR3お
よびステップW1〜W8,W10を実行する部分は信号
判定手段に相当する。
0に記憶された信号パターンのうち電話通信として使用
する電話番号については、その電話番号に対応して呼出
メッセージがオーディオDRAM72に記憶され、その
電話番号で電話が掛かって来た場合には対応する呼出メ
ッセージがオーディオDRAM72から読み出されてス
ピーカー26から発生させられるようになっているた
め、1台のファクシミリ装置を複数の人で使用する場合
に、呼出信号CIの信号パターンに同期して鳴動する呼
出音を識別する場合に比較して、誰に掛かって来た電話
かを容易に識別できるようになる。
細に説明したが、本発明は他の態様で実施することもで
きる。
クシミリ装置に適用された場合について説明したが、第
3実施例のように電話番号によって異なる呼出メッセー
ジを発生させる場合など、電話番号に応じて異なる処理
を自動で行うためにその電話番号の呼出信号CIの信号
パターンを登録できる機能を有するものであれば、画像
通信機能を備えていない電話装置にも本発明は同様に適
用され得る。
44および選択キー46を操作してD/Rモードを登録
モードに設定するようになっていたが、着信モードと同
様に1つのキー操作でD/Rモードを切り換えられるよ
うにしても良い。
パターンを判定する際にカウンタC(ON),C(OFF) を用
いてON時間およびOFF時間を計測するようになって
いたが、クロック信号源38から供給されるクロック信
号に基づいて計時するタイマ機能を用いてON時間やO
FF時間を直接計測することにより、呼出信号CIの信
号パターンを検出することも可能である。
の中から1つを選択するようになっていたが、予めRA
M28に記憶させておく信号パターンの数や種類は適宜
変更できる。電話交換会社から供給される呼出信号CI
の信号パターンが予め記憶している信号パターンと異な
る場合のために、記憶されている信号パターンのON時
間やOFF時間を手動操作で変更して登録パターンとし
て記憶させたり、ON時間やOFF時間を手動操作で入
力して登録パターンを設定したりする機能を付加するこ
とも可能である。
選択する際に必ず疑似リンギング音が発生させられるよ
うになっていたが、第2実施例のようにヘルプキー62
等が押圧された場合だけ疑似リンギング音を発生させる
ようにしても良い。複数種類の信号パターンの疑似リン
ギング音を所定の時間間隔で自動的に切り換えて発生さ
せるようにすることもできる。
ーンのON,OFF時間を表すチャートを記載したパタ
ーン比較図面64をプリントアウトするようになってい
たが、1つのパターンタイプ毎にON,OFF時間を表
すチャートを表示器50に表示するようにしても良い。
て異なる呼出メッセージを発生させるようになっていた
が、明確に区別できる鳴動パターンで呼出音を鳴動させ
るようにしたり、表示器50に電話番号や誰宛の電話か
を表示するようにしたりしても良い。
以外の信号パターン記憶エリアおよび呼出メッセージ記
憶エリアがそれぞれ3つであったが、これ等の数は適宜
変更できる。信号パターンや登録パターン、呼出メッセ
ージを記憶する各記憶媒体についても適宜変更すること
が可能である。
ると直ちに選択された信号パターンをFAXパターンと
してEEPROM32に記憶するようになっており、既
にFAXパターンが登録されている場合には新たな信号
パターンに書き換えられることになるが、書き換えても
良いか否かを確認するために、既にFAXパターンが記
憶されている場合には登録拒否或いは登録済みである旨
をアラームや音声メッセージなどで知らせ、再度セット
キーなどで登録操作が為された場合に書き換えるように
しても良い。図8の信号処理については勿論、図12や
図13の各信号処理についても、テンキー42で入力さ
れた記憶エリアに既に信号パターンや呼出メッセージが
記憶されている場合には、上記と同様に処理することが
できる。
者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実
施することができる。
成を説明するブロック線図である。
る。
および選択キーを押圧操作することによって切り換える
ことができる機能の一部を示す図である。
を登録モードとした場合の作動を説明するフローチャー
トである。
がONまたはOFFモードの場合の作動を説明するフロ
ーチャートである。
モードがONモードの時に実行する割込みルーチンを説
明するフローチャートである。
ャートで、図5に相当する図である。
るパターン比較図面の一例を示す図である。
で、EEPROMおよびオーディオDRAMの記憶エリ
アを説明する図である。
AMの記憶内容の一例を説明する図である。
10のEEPROMに信号パターンを記憶させる際のス
テップS6の処理内容を具体的に説明するフローチャー
トである。
ジを記憶させる際の作動を説明するフローチャートであ
る。
ドの場合の作動を説明する図で、図6のステップR4が
NOの場合に実行するステップを示す図である。
る。
段) CI:呼出信号 ステップS2:第1実施例の表示手段 ステップS6:パターン登録手段 ステップR3,W1〜W10:第1実施例の信号判定手
段 ステップS2−3:第2実施例の表示手段 ステップR3,W1〜W8,W10:第3実施例の信号
判定手段
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の電話番号に対応して供給される複
数種類の呼出信号の信号パターンを検出し、予め電話番
号との関連で登録パターン記憶手段に記憶されている登
録パターンと比較して、該呼出信号が何れの電話番号に
掛かって来たものかを判定する信号判定手段を備え、該
信号判定手段によって判定された電話番号に応じて異な
る処理を行う電話装置において、 前記複数種類の呼出信号の信号パターンを記憶している
信号パターン記憶手段と、 登録モードに設定するための登録モード設定操作手段
と、 前記信号パターン記憶手段に記憶された複数種類の信号
パターンの中から1つを選択するための選択操作手段
と、 前記登録モードに設定された場合に、実際に供給された
呼出信号の信号パターンに同期して鳴動する呼出音に基
づいて前記選択操作手段により1つの信号パターンが選
択されると、該選択された信号パターンを前記登録パタ
ーンとして電話番号との関連で前記登録パターン記憶手
段に記憶させるパターン登録手段と、 前記登録モードに設定された場合に、前記信号パターン
記憶手段に記憶されている信号パターンのON,OFF
を表示する表示手段とを有することを特徴とする電話装
置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5306903A JP3052705B2 (ja) | 1993-12-07 | 1993-12-07 | 電話装置 |
US08/348,965 US5673313A (en) | 1993-12-07 | 1994-11-28 | Telephone set of distinctive ringing type wherein pattern of telephone number call signal is registered for determination of telephone number being called |
US08/843,662 US5901218A (en) | 1993-12-07 | 1997-04-09 | Telephone set capable of initiating facsimile communication without distinctive ringing upon reception of facsimile call signal |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5306903A JP3052705B2 (ja) | 1993-12-07 | 1993-12-07 | 電話装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07162487A JPH07162487A (ja) | 1995-06-23 |
JP3052705B2 true JP3052705B2 (ja) | 2000-06-19 |
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ID=17962657
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country | Link |
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-
1993
- 1993-12-07 JP JP5306903A patent/JP3052705B2/ja not_active Expired - Fee Related
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