JP2575283Y2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP2575283Y2
JP2575283Y2 JP1991016457U JP1645791U JP2575283Y2 JP 2575283 Y2 JP2575283 Y2 JP 2575283Y2 JP 1991016457 U JP1991016457 U JP 1991016457U JP 1645791 U JP1645791 U JP 1645791U JP 2575283 Y2 JP2575283 Y2 JP 2575283Y2
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JP1991016457U
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Inventor
豊 河本
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株式会社田村電機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、登録された機能の中か
ら所望の機能を選択してファクシミリ通信を行うファク
シミリ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のファクシミリ装置に
は、送信原稿をセットしておき相手ファクシミリ装置か
らの着信の到来により相手ファクシミリ装置へ自動的に
ファクシミリ送信を行うポーリング送信、相手ファクシ
ミリ装置へ発信して相手ファクシミリ装置からのファク
シミリ情報を受信するポーリング受信、設定された時間
になると相手ファクシミリ装置へ自動的にファクシミリ
送信を行うタイマー送信、或は設定された時間になると
相手ファクシミリ装置へ発信して相手ファクシミリ装置
からのファクシミリ情報を受信するタイマー受信等の種
々の機能が設定できるようになっており、これらの設定
内容は予め項目別にこのファクシミリ装置内のメモリに
登録されている。そして、扱者がこれらの設定内容の中
から所望の機能を選択してファクシミリ通信を行う場合
は、まず、プログラムキー等を操作されると機能設定モ
ードとなって最初の設定項目が表示回路上に表示され
る。これが所望の機能に該当しない場合は、更に選択キ
ーを押下してゆく。そして、この選択キーの押下毎に、
順次、設定項目が表示回路上にサイクリックに表示さ
れ、該当の項目が表示された時点でこの所望の機能を選
択しこの機能に基づくファクシミリ通信を行うようにし
ている。即ち例えば、扱者がタイマー送信を行う場合
は、まず、送信原稿をセットし、機能設定モードとした
のち、選択キーを操作して「タイマー送受信」という項
目が表示回路上へ表示されるまで順次選択キーを操作す
る。そして、表示回路上に「タイマー送受信」が表示さ
れれば、次に他のキー操作により「タイマー送信」を選
択し、続いて送信時刻,相手番号をセットしておく。そ
の後、セットされた時刻になると、相手ファクシミリ装
置へ自動的に発信しファクシミリ送信が行われる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上述した従来のファク
シミリ装置は、例えばタイマー送信を行う場合、送信原
稿がセットされているにもかかわらず、「タイマー送受
信」という項目を選択したのち、「タイマー送信」とい
う項目を再選択しなければならない。即ち、外部条件に
応じて自動的に機能項目の選択が行えないため、機能項
目の設定操作が煩雑になるとともに、例えば原稿をセッ
トしておいて「タイマー受信」を選択するといったよう
な、外部条件と機能設定内容との食い違いが発生したり
して、取り扱い上混乱を招来する等の問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために、本考案は、少なくともタイマー送受信及びポ
ーリング送受信を含む特殊な送受信種別の選択時に原稿
の有無を検出する検出手段と、この検出手段が原稿有り
を検出すると上記特殊な送受信種別を送信種別に選択す
る一方、検出手段が原稿無しを検出すると上記特殊な送
受信種別を受信種別に選択し、それぞれ選択された種別
に対応する所定項目の入力待ち状態に移行する手段とを
備えたものである。
【0005】
【作用】特殊な送受信種別の選択時には原稿の有無が検
出され、この検出結果に応じて特殊な送受信種別が送信
及び受信の何れかの種別に自動選択された後、対応する
所定項目の入力待ち状態に移行する
【0006】
【実施例】以下、本考案の一実施例について図面を参照
して説明する。図1は、本考案に係るファクシミリ装置
の一実施例を示すブロック図である。同図において、1
はこのファクシミリ装置全体の制御を行うとともに内部
に時計回路を有するCPU、2は電話回線等の回線、3
は回線2へDP信号(ダイヤルパルス信号)を送出する
DP発生回路、4はファクシミリ通信を行うモデム、5
は回線2へ音声メッセージを送出する音声メッセージ回
路、6は着信検出回路、7は16HZ のリンガー発生回
路、8はフックスイッチである。また、9はイメージセ
ンサ、10はサーマルヘッド、11はダイヤルキー、1
2はファクシミリ通信を開始するための通信キー、40
はプログラムキーや選択キー等を含むその他のキー、1
3は回線2からの画データ等を格納するメモリ、14は
各種の表示を行う表示回路、15は着信音等を鳴動する
スピーカ、16は記録紙検出センサ、17は送信原稿検
出センサ、18〜20は接点、21はトランス、22は
内蔵電話機である。また、内蔵電話機22内の30は接
点、31はリンガー、32は通話回路、33は送受話器
である。
【0007】このファクシミリ装置は、通話モードとフ
ァクシミリモードとが自動的に切り換え可能となってお
り、通話モードのときには、接点18,接点19および
設定30は、共にb側に、接点20はa側に切り換えら
れており、このとき、回線2から着信が到来すると、こ
の着信信号は接点18,接点19および接点20を介し
て内蔵電話機22へ送信されることになり、この結果、
リンガー31が鳴動する。そして、内蔵電話機22がオ
フフックされると、接点30がa側に切り換えられて相
手との通話が可能になる。
【0008】また、ファクシミリモードの場合は、接点
20がb側に切り換えられており、このとき、回線2か
ら着信信号が到来すると、着信検出回路6によってこれ
が検出され、この着信検出回路6と接続されるCPU1
において着信の到来が認識される。CPU1は着信の到
来を認識すると、接点19をa側へ切り換えてこれに応
答するとともに、音声メッセージ回路5を駆動して音声
メッセージを相手に送出し、その後モデム4から「ピ
ー」音を送出して相手装置との間でファクシミリ通信を
開始する。
【0009】次に、図2は、上記のように構成されたフ
ァクシミリ装置のCPU1の動作を説明するフローチャ
ートである。なお、フローチャートはタイマー送受信機
能を用いたファクシミリ通信の例を示している。まず、
ステップ50ではプログラムキーの押下により機能設定
モードへ移行させる。続いて、ステップ51で選択キー
の押下により「タイマー送受信」の項目を選択する。こ
の「タイマー送受信」の項目が選択されると、ステップ
52では送信原稿検出センサ17の検出出力から送信原
稿ありを判断し、送信原稿が検出されて「Y」と判定さ
れると、タイマー送信時刻セットモードへ移行し(ステ
ップ53)、表示回路14上に「ソウシン スタート」
が表示される。この場合、ダイヤルキー11等が操作さ
れ送信時刻がセットされる。そして、送信時刻のセット
が完了すると、相手番号セットモードへ移行する(ステ
ップ54)。ここで、ダイヤルキー等の操作により相手
番号のセットが行われこれが完了すると、設定の終了と
なる。その後、CPU1では、内蔵された時計回路の出
力を逐一検出して設定された時刻と比較し、設定された
時刻になると、設定された番号の相手ファクシミリ装置
へ自動的に発信し、この装置へ原稿の画情報を送信す
る。
【0010】また、送信原稿が検出できずにステップ5
2で「N」と判定された場合は、タイマー受信時刻セッ
トモードへ移行し(ステップ55)、表示回路14上に
「ジュシン スタート」が表示される。この場合、ダイ
ヤルキー11等を操作して受信時刻がセットされ、この
受信時刻のセットが完了すると、パスワードセットモー
ドへ移行する(ステップ56)。このパスワードセット
モードにおいて、パスワードのセットが行われ、これの
セットが完了すると、相手先番号セットモードへ移行す
る(ステップ57)。そして、ダイヤルキー等の操作に
より相手先番号のセットが行われこれが完了すると、設
定を終了する。こうして、セットされた時刻が到来する
と、設定された番号の相手ファクシミリ装置へ自動的に
発信されこの装置から送信される画情報が受信される。
【0011】次に、図3は、ポーリング送受信によるフ
ァクシミリ通信の動作を説明するフローチャートであ
る。上記の図2に示す動作と同様に、ステップ60でプ
ログラムキーの押下により機能設定モードへ移行させ、
続いてステップ61で選択キーの押下により「ポーリン
グ送受信」の項目を選択する。この「ポーリング送受
信」の項目が選択されると、ステップ62では送信原稿
検出センサ17の検出出力から送信原稿ありを判断す
る。そして、送信原稿が検出されて「Y」と判定される
と、ポーリング送信パスワードセットモードへ移行し
(ステップ63)、表示回路14上に「パスワード=」
と表示される。この場合、ダイヤルキー11等が操作さ
れパスワードがセットされこれが完了すると、設定の終
了となる。その後、CPU1では、相手ファクシミリ装
置からの着信を検出すると、この装置へ原稿の画情報を
自動的に送信する。
【0012】また、送信原稿が検出できずにステップ6
2で「N」と判定された場合は、ポーリング受信パスワ
ードセットモードへ移行し(ステップ64)、表示回路
14上に「パスワード=」が表示される。この場合、ダ
イヤルキー11等を操作してパスワードがセットされ、
このパスワードのセットが完了すると、ステップ65で
相手先電話番号の入力が行われるとともに、この相手先
番号に基づくダイヤル発信がステップ66で行われ、相
手ファクシミリ装置の応答によりこの装置から送信され
る画情報を受信する。
【0013】このように、タイマー送受信やポーリング
送受信等の各種機能を選択してファクシミリ通信を行う
際に、送信原稿の有無等の外部条件を判定してこれに適
合したファクシミリ通信を自動的に選択できるようにし
たものである。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように、本考案は、特殊な
送受信種別の選択時には外部条件である原稿の有無を検
出し、この検出結果に応じて特殊な送受信種別を送信及
び受信の何れかの種別に自動選択した後、対応する所定
項目の入力待ち状態に移行するようにしたので、機能の
設定操作が容易になるとともに、外部条件に適合したフ
ァクシミリ通信が行えるものとなり、各種のファクシミ
リ装置において顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すブロック図である。
【図2】上記実施例動作を説明するフローチャートであ
る。
【図3】上記実施例動作を説明するフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 CPU 2 回線 3 DP発生回路 4 モデム 6 着信検出回路 8 フックスイッチ 9 イメージセンサ 10 サーマルヘッド 11 ダイヤルキー 12 通信キー 13 メモリ 14 表示回路 16 記録紙検出センサ 17 送信原稿検出センサ 22 内蔵電話機

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともタイマー送受信及びポーリン
    グ送受信を含む特殊な送受信種別を選択した後に対応す
    る所定項目を設定することにより、選択された前記特殊
    な送受信種別に応じた送受信動作を行うファクシミリ装
    置において、 前記特殊な送受信種別の選択時に原稿の有無を検出する
    検出手段と、検出手段が原稿有りを検出すると前記特殊
    な送受信種別を送信種別に選択する一方、検出手段が原
    稿無しを検出すると前記特殊な送受信種別を受信種別に
    選択し、それぞれ選択された種別に対応する前記所定項
    目の入力待ち状態に移行する手段とを備えたことを特徴
    とするファクシミリ装置。
JP1991016457U 1991-02-28 1991-02-28 ファクシミリ装置 Expired - Lifetime JP2575283Y2 (ja)

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JPH04107959U JPH04107959U (ja) 1992-09-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5829264A (ja) * 1981-08-14 1983-02-21 Fuji Xerox Co Ltd 画像入出力装置

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