JP2000004285A - 通信装置および記憶媒体 - Google Patents

通信装置および記憶媒体

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JP2000004285A
JP2000004285A JP16867298A JP16867298A JP2000004285A JP 2000004285 A JP2000004285 A JP 2000004285A JP 16867298 A JP16867298 A JP 16867298A JP 16867298 A JP16867298 A JP 16867298A JP 2000004285 A JP2000004285 A JP 2000004285A
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JP16867298A
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Takeshi Isaki
健 伊崎
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Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信履歴として着信コードや発信コード以外
に活用可能なメモ情報を記憶することができるようにす
る。 【解決手段】 通信回線を介して呼出信号を受信する
際、発信元電話番号の受信が可能であり、その発信元電
話番号を着信コードとして所定件数分にわたりEEPR
OMに記憶させ、そうして記憶された着信コードを表示
することができる通信装置であって、着信コードを取得
してオフフック状態とされた後、使用者によってメモキ
ーが押下されると(S12:YES)、CPUは、メモ
キーの操作に続いて使用者により入力されたメモ情報を
取り込む(S13)。さらに、CPUは、そうして取り
込んだメモ情報を先に取得した最新の着信コードに関連
付けてEEPROMに記憶させる(S18)。着信コー
ドを表示させる際、CPUは、互いに関連付けられた着
信コードおよびメモ情報をEEPROMから読み出して
ディスプレイに表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば電話装置
などにおける通信履歴として、発信元の電話番号または
発呼先の電話番号などを記憶しておくことができる通信
装置、およびその通信装置を制御するためのプログラム
を記憶した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、公衆電話回線網のサービスの一環
として、ナンバーディスプレイサービス(以下、略して
「NDS」という)なるのものが提供されている。この
NDSに対応した電話装置では、発信元からの発信に応
じて呼出信号を受信すると、その発信元の電話番号(以
下、「着信コード」という)がディスプレイに表示され
る。
【0003】そのようなNDS対応の電話装置において
は、呼出信号を受信した後、受信日時や着信コードを着
信履歴データとしてメモリに記憶させる機能を備えた電
話装置もある。このような電話装置においては、受信件
数ごとに所定件数分の着信履歴データがメモリに記憶さ
れ、使用者が所定のキー操作を行うことによって、メモ
リに記憶された着信履歴データが読み出され、ディスプ
レイ上に受信日時とともに着信コードが表示されたり、
印字出力されたりする。
【0004】一方、最近の一般的な電話装置において
は、発呼信号を発信する際に使用者により入力され、デ
ィスプレイに表示された発呼先の電話番号(以下、「発
信コード」という)を送出するとともに、その発信コー
ドを発信履歴データとしてメモリに記憶させる、いわゆ
るリダイヤルメモリ機能を備えたものもある。このよう
なリダイヤルメモリ機能では、発呼先と通話できなかっ
た場合などに使用者が所定のキー操作を行うことによ
り、メモリに記憶された発信履歴データがディスプレイ
に表示され、そうして発信コードがディスプレイ上に表
示された後、さらに発呼キーなどが操作されると、表示
された発信コードが発呼信号として再び発信される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の電
話装置においては、着信履歴データの内容には、受信日
時および着信コードしか含まれておらず、それ以外の情
報を着信履歴データの内容に含めて記憶させておくこと
ができないので、そのような着信履歴データを表示結果
や印字結果として得ても、受信日時や着信コードだけで
は有効に活用することができず、通信履歴に関する機能
の充実が十分に図られていなかった。一方、発信履歴に
ついても、同様の理由から機能の充実が十分に図られて
いなかった。
【0006】本発明は、上記の点に鑑みて提案されたも
のであって、着信コードや発信コード以外に活用可能な
情報を着信コードや発信コードに付加して記憶および出
力させることができ、通信履歴に関する機能の充実化を
図った通信装置、およびその通信装置を制御するための
プログラムを記憶した記憶媒体を提供することを目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載した発明の通信装置は、通信回線を
介して呼出信号を受信する際、発信元コードを内容とし
た信号の受信が可能であり、受信時に得られた上記発信
元コードを着信コードとして所定件数分にわたり記憶手
段に記憶させ、そうして記憶された着信コードを出力手
段により出力することができる通信装置であって、上記
着信コードに関してメモ情報を入力するための入力手段
と、上記入力手段を介して取り込んだメモ情報を上記着
信コードに関連付けて上記記憶手段に記憶させる記憶制
御手段と、上記記憶手段から上記着信コードを読み出し
て上記出力手段にて出力させる際、上記記憶制御手段に
より上記着信コードに関連付けられたメモ情報を上記記
憶手段から読み出してその着信コードとともに出力させ
る出力制御手段とを有することを特徴としている。
【0008】この通信装置によれば、受信時に得られた
着信コード以外に通信内容などを記したメモ情報を入力
して記憶させておくことができるとともに、着信コード
を出力させる際には、その着信コードとともにメモ情報
を出力させて通信終了後などに活用することができるの
で、着信コード以外に活用可能なメモ情報を着信コード
に付加して記憶および出力させることで、着信履歴に関
する機能の充実化を図ることができる。
【0009】なお、通信回線としては、たとえば公衆電
話回線、または専用電話回線などのNDSが提供されて
いる通信回線網が適しており、その方式としては、有線
方式または無線方式のいずれであっても良い。
【0010】着信コードとして記憶される発信元コード
は、たとえば公衆電話回線あるいは専用電話回線などに
おいて加入者端末装置に定められた電話番号が一般的で
あるが、その他の識別コードなどであっても良い。
【0011】記憶手段としては、たとえばEEPROM
や電源バックアップが施されたRAMなどのメモリが適
しているが、勿論その他の記憶デバイスであっても良
い。
【0012】出力手段としては、たとえば液晶などから
なるディスプレイなどの表示デバイス、あるいは記録紙
に対して印字処理を施す印字装置が適しているが、その
他に音声を出力可能なスピーカなどを適用することも可
能である。
【0013】入力手段としては、たとえば1つのキーに
複数の文字や記号が割り当てられ、プッシュ回数に応じ
てその種類を変更することができるキースイッチ群、あ
るいは各文字や記号ごとに1つのキーを対応させたキー
ボードなどの入力インターフェースが適しているが、文
字や記号の入力に限らず、メモ情報を音声情報とするこ
とで、音声を入力可能なマイクロホンなどとしても良
い。
【0014】また、請求項2に記載した発明の通信装置
は、請求項1に記載の通信装置であって、上記記憶制御
手段は、呼出信号の受信からその呼出信号に対する通信
の終了までの間に、上記入力手段を介してメモ情報が入
力されたとき、そのメモ情報を通信動作中に得られた着
信コードに関連付けて上記記憶手段に記憶させる。
【0015】この通信装置によれば、請求項1に記載の
通信装置による効果に加えて、発信元との通信を終了す
るまでの間にメモ情報が入力された場合、そのメモ情報
が通信動作中に得られた着信コードとともに記憶される
ので、通信中などに入力されたメモ情報を確実に正しい
対応関係をもって着信コードに関連付けて記憶させるこ
とができる。
【0016】さらに、請求項3に記載した発明の通信装
置は、請求項1または請求項2に記載の通信装置であっ
て、上記記憶制御手段は、通信待機中に上記入力手段を
介してメモ情報が入力されたとき、そのメモ情報を通信
待機期間前に得られた最新の着信コードに関連付けて上
記記憶手段に記憶させる。
【0017】この通信装置によれば、請求項1または請
求項2に記載の通信装置による効果に加えて、通信待機
中にメモ情報が入力された場合、そのメモ情報が通信待
機期間前に得られた最新の着信コードとともに記憶され
るので、通信終了直後などに入力されたメモ情報を確実
に正しい対応関係をもって着信コードに関連付けて記憶
させることができる。
【0018】また、請求項4に記載した発明の通信装置
は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の通信装
置であって、上記記憶手段に記憶されたメモ情報を検索
する検索手段を備え、上記出力制御手段は、上記検索手
段によって検索されたメモ情報を、それに関連付けて上
記記憶手段に記憶されている着信コードとともに出力さ
せる。
【0019】この通信装置によれば、請求項1ないし請
求項3のいずれかに記載の通信装置による効果に加え
て、既に記憶されているメモ情報を検索し、そうして得
られたメモ情報とともにそれに対応する着信コードを出
力させることができるので、メモ情報を手がかりに所望
の着信コードを簡単に探し出すことができる。
【0020】さらに、請求項5に記載した発明の通信装
置は、通信回線を介して発呼信号を発信する際、発呼先
コードの送出が可能であり、発信時に送出された上記発
呼先コードを発信コードとして所定件数分にわたり記憶
手段に記憶させ、そうして記憶された発信コードを出力
手段により出力することができる通信装置であって、上
記発信コードに関してメモ情報を入力するための入力手
段と、上記入力手段を介して取り込んだメモ情報を上記
発信コードに関連付けて上記記憶手段に記憶させる記憶
制御手段と、上記記憶手段から上記発信コードを読み出
して上記出力手段にて出力させる際、上記記憶制御手段
により上記発信コードに関連付けられたメモ情報を上記
記憶手段から読み出してその発信コードとともに出力さ
せる出力制御手段とを有することを特徴としている。
【0021】この通信装置によれば、発信時に得られた
発信コード以外に通信内容などを記したメモ情報を入力
して記憶させておくことができるとともに、発信コード
を出力させる際には、その発信コードとともにメモ情報
を出力させて通信終了後などに活用することができるの
で、発信コード以外に活用可能なメモ情報を発信コード
に付加して記憶および出力させることで、発信履歴に関
する機能の充実化を図ることができる。
【0022】なお、発信コードとして記憶される発呼先
コードは、たとえば公衆電話回線あるいは専用電話回線
などにおいて加入者端末装置に定められた電話番号が一
般的であるが、その他の識別コードなどであっても良
い。
【0023】また、請求項6に記載した発明の通信装置
は、請求項5に記載の通信装置であって、上記記憶制御
手段は、発呼信号の発信からその発呼信号に対する通信
の終了までの間に、上記入力手段を介してメモ情報が入
力されたとき、そのメモ情報を通信動作中に得られた発
信コードに関連付けて上記記憶手段に記憶させる。
【0024】この通信装置によれば、請求項5に記載の
通信装置による効果に加えて、発呼先との通信を終了す
るまでの間にメモ情報が入力された場合、そのメモ情報
が通信動作中に得られた発信コードとともに記憶される
ので、通信中などに入力されたメモ情報を確実に正しい
対応関係をもって発信コードに関連付けて記憶させるこ
とができる。
【0025】さらに、請求項7に記載した発明の通信装
置は、請求項5または請求項6に記載の通信装置であっ
て、上記記憶制御手段は、通信待機中に上記入力手段を
介してメモ情報が入力されたとき、そのメモ情報を通信
待機期間前に得られた最新の発信コードに関連付けて上
記記憶手段に記憶させる。
【0026】この通信装置によれば、請求項5または請
求項6に記載の通信装置による効果に加えて、通信待機
中にメモ情報が入力された場合、そのメモ情報が通信待
機期間前に得られた最新の発信コードとともに記憶され
るので、通信終了直後などに入力されたメモ情報を確実
に正しい対応関係をもって発信コードに関連付けて記憶
させることができる。
【0027】また、請求項8に記載した発明の通信装置
は、請求項5ないし請求項7のいずれかに記載の通信装
置であって、上記記憶手段に記憶されたメモ情報を検索
する検索手段を備え、上記出力制御手段は、上記検索手
段によって検索されたメモ情報を、それに関連付けて上
記記憶手段に記憶されている発信コードとともに出力さ
せる。
【0028】この通信装置によれば、請求項5ないし請
求項7のいずれかに記載の通信装置による効果に加え
て、既に記憶されているメモ情報を検索し、そうして得
られたメモ情報とともにそれに対応する発信コードを出
力させることができるので、メモ情報を手がかりに所望
の発信コードを簡単に探し出すことができる。
【0029】さらに、請求項9に記載した発明の記憶媒
体は、通信回線を介して呼出信号を受信する際、発信元
コードを内容とした信号の受信が可能であり、受信時に
得られた上記発信元コードを着信コードとして所定件数
分にわたり記憶手段に記憶させ、そうして記憶された着
信コードを出力手段により出力することができるととも
に、上記着信コードに関してメモ情報を入力するための
入力手段を備えた通信装置を制御するためのプログラム
を記憶した記憶媒体であって、上記入力手段を介して取
り込んだメモ情報を上記着信コードに関連付けて上記記
憶手段に記憶させるための記憶制御プログラムと、上記
記憶手段から上記着信コードを読み出して上記出力手段
にて出力させる際、上記記憶制御プログラムに基づいて
上記着信コードに関連付けられたメモ情報を上記記憶手
段から読み出してその着信コードとともに出力させるた
めの出力制御プログラムとを含むプログラムを記憶した
ことを特徴としている。
【0030】この記憶媒体によれば、記憶されたプログ
ラムに基づいてCPUを動作させることにより、請求項
1に記載の通信装置の動作を実現することができる。
【0031】また、請求項10に記載した発明の記憶媒
体は、通信回線を介して発呼信号を発信する際、発呼先
コードの送出が可能であり、発信時に送出された上記発
呼先コードを発信コードとして所定件数分にわたり記憶
手段に記憶させ、そうして記憶された発信コードを出力
手段により出力することができるとともに、上記発信コ
ードに関してメモ情報を入力するための入力手段を備え
た通信装置を制御するためのプログラムを記憶した記憶
媒体であって、上記入力手段を介して取り込んだメモ情
報を上記発信コードに関連付けて上記記憶手段に記憶さ
せるための記憶制御プログラムと、上記記憶手段から上
記発信コードを読み出して上記出力手段にて出力させる
際、上記記憶制御プログラムに基づいて上記発信コード
に関連付けられたメモ情報を上記記憶手段から読み出し
てその発信コードとともに出力させるための出力制御プ
ログラムとを含むプログラムを記憶したことを特徴とし
ている。
【0032】この記憶媒体によれば、記憶されたプログ
ラムに基づいてCPUを動作させることにより、請求項
5に記載の通信装置の動作を実現することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について図面を参照して具体的に説明する。
【0034】図1は、本発明にかかる通信装置の一実施
形態として、ファクシミリ電話装置の使用形態を示した
説明図である。この図に示すように、ファクシミリ電話
装置は、コードレス送受信機能を備えたファクシミリ装
置本体Aと、そのファクシミリ装置本体Aとの間でコー
ドレス送受信機能に基づいて各種信号を送受信する子機
電話装置Bとを具備して構成されている。これらファク
シミリ装置本体Aおよび子機電話装置Bのそれぞれに
は、電話番号や設定コマンド、あるいは文字や記号など
を入力するためのキースイッチ群A1,B1が設けられ
ているとともに、各種の情報を表示するための液晶など
からなるディスプレイA2,B2が設けられている。な
お、本発明にかかる通信装置の特徴的機能は、上記ファ
クシミリ装置本体A、子機電話装置Bのいずれにも備え
られており、その構成、動作については、両装置A,B
とも本質的に同一であることから、ファクシミリ装置本
体Aについて以下に説明する。
【0035】図2は、図1に示すファクシミリ装置本体
Aの回路構成を示した回路ブロック図であって、この図
に示すように、ファクシミリ装置本体Aは、CPU1、
NCU2、RAM3、モデム4、ROM5、EEPRO
M6、ゲートアレイ7、コーデック8、DMAC9、読
取部11、印字部12、操作部13、表示部14、コー
ドレス送受信部15、および時計部16を具備して構成
されている。CPU1、NCU2、RAM3、モデム
4、ROM5、EEPROM6、ゲートアレイ7、コー
デック8、およびDMAC9は、バス線により相互に接
続されている。バス線には、アドレスバス、データバ
ス、および制御信号線が含まれる。ゲートアレイ7に
は、読取部11、印字部12、操作部13、表示部1
4、コードレス送受信部15、および時計部16が接続
されている。NCU2には、通信回線の一例としての公
衆電話回線21が接続されている。
【0036】CPU1は、ファクシミリ装置本体A全体
を制御する。NCU2は、送受話器やフックスイッチ回
路、さらにラインリレーや呼出音鳴動回路などを備えて
おり、公衆電話回線21に接続されて網制御を行うこと
で、呼出信号の受信に応じて呼出音を鳴動させたり、発
呼信号の発信を制御する。RAM3は、充電電池などに
より電源バックアップが施されており、通信処理などに
関連した各種データを記憶する。モデム4は、通信デー
タの変調や復調などを行う。ROM5は、各種のプログ
ラムや初期設定値などのデータを記憶している。EEP
ROM6は、各種のフラグや通信に関連するデータなど
を記憶する。ゲートアレイ7は、CPU1の入出力イン
ターフェースとして機能する。コーデック8は、ファク
シミリ通信データの符号化や復号化を行う。DMAC9
は、RAM3へのデータの書き込みや読み出しを行う。
【0037】読取部11は、光源やイメージセンサなど
を備えており、原稿用紙から画像を読み取って画像信号
を出力する。印字部12は、たとえばインクジェット方
式などの印字出力機器を備えており、受信画像やコピー
時の読取画像などを記録用紙上に印字するとともに、通
信履歴レポートを印字出力する。操作部13は、上記し
たキースイッチ群A1などを備えており、キー入力操作
に応じた電話番号や設定コマンドなどを信号として出力
するとともに、文字や記号などに対応した信号も出力す
る。表示部14は、上記したディスプレイA2を備えて
おり、CPU1により制御されて各種のデータを表示出
力する。コードレス送受信部15は、無線送受信回路な
どを備えており、上記した子機電話装置Bとの間で各種
情報を無線方式で送受信する。時計部16は、現在日時
を計時する時計回路などを備えており、受信日時や発信
日時を取得するために用いられる。
【0038】なお、公衆電話回線21においては、ND
Sが提供されており、ファクシミリ装置本体Aおよび子
機電話装置Bは、ともにNDSに対応したサービス機能
を備えている。つまり、加入者端末装置から発呼信号が
発信されると、公衆電話回線21を通じて相手先端末装
置に呼出信号が送られるとともに、その呼出信号ととも
に発信元電話番号を内容とした発識別信号も送られる。
ここでいう呼出信号および発識別信号は、発信元から直
接公衆電話回線21を通じて送られるものではなく、局
内交換機を介して通知される信号であり、このような信
号を受信可能なファクシミリ装置本体Aおよび子機電話
装置Bには、発信元電話番号(着信コード)を所定件数
分にわたって記憶する機能が備えられている。一方、発
呼信号として発信される発呼先電話番号(発信コード)
についても、所定件数分にわたって記憶する機能が備え
られている。
【0039】本発明の要点となる機能に着目して説明す
ると、まず、公衆電話回線21とラインリレーとの間に
おいてNCU2が発信元からの呼出信号を受信した場
合、その呼出信号に応じてNCU2が呼出音を鳴動させ
る。この際、CPU1は、NCU2が呼出信号とともに
発識別信号を受信したか否かを判別している。続いて、
CPU1は、発識別信号を受信したと判別すると、モデ
ム4を駆使してその発識別信号を復調させ、呼出信号の
発信元を示す着信コードを取得する。取得された着信コ
ードは、CPU1により一旦RAM3に記憶されるとと
もに、表示部14のディスプレイA2に表示される。こ
の際、CPU1は、呼出信号を受信した日時も時計部1
6から取得して一旦RAM3に記憶させている。その
後、CPU1は、呼出音の鳴動に応じて送受話器などが
持ち上げられたか否かを、NCU2のフックスイッチ回
路を駆使して検知する。
【0040】以上のようにして得られた着信コードおよ
び受信日時は、着信履歴データとしてRAM3に一時的
に記憶され、この着信履歴データは、最終的にEEPR
OM6の着信履歴データ記憶エリアに記憶されることと
なる。このような着信履歴データの記憶手段としてのE
EPROM6には、着信履歴データ記憶エリアとは別
に、通信相手先の名称や電話番号などを通信登録情報と
してあらかじめ登録しておくための通信登録情報記憶エ
リアが設けられている。
【0041】ここで、呼出信号の受信から通信終了まで
の間、あるいは通信終了後の待ち受け待機中、操作部1
3における所定のコマンドキーが使用者によって押下さ
れた場合、通信に関する動作が継続される状態で、その
時点での通信内容などを記したメモ情報を着信コ−ドと
ともに記憶しておくことができる。ここでいうメモ情報
とは、たとえばメモ書き程度の通信内容や通信相手先の
名称などを記した文字情報であって、使用者が操作部1
3におけるキースイッチを操作することによって入力さ
れるものである。入力されたメモ情報は、CPU1の制
御によりその時点で得られた最新の着信コードに関連付
けられてEEPROM6の着信履歴データ記憶エリアに
記憶されることとなる。なお、操作部13の各キースイ
ッチには、複数の文字や記号が割り当てられ、プッシュ
回数に応じてその種類を変更することが可能とされてい
る。
【0042】着信コードや受信日時とともにメモ情報を
内容に含んだ着信履歴データは、発信元との通信終了時
点でRAM3からEEPROM6に転送されて記憶され
る。ここでいう通信終了時点とは、CPU1により一旦
オフフックされたことが検知され、その後オンフックさ
れたことが検知された時点、あるいは、CPU1が呼出
信号に代わり切断信号を受信したことを検知した時点を
いう。EEPROM6の着信履歴データ記憶エリアに
は、着信履歴データの記憶領域となるレコード部や記憶
番地を示すアドレス部が設けられているとともに、その
着信履歴データの履歴順などを示すためのインデックス
ポインタ部が設けられている。そして、一のレコード部
に対して着信履歴データが書き込まれる際、そのレコー
ド部に対応するインデックスポインタ部には、前後に記
憶された着信履歴データの記憶番地が記憶される。この
ようなインデックスポインタ部などで構成された履歴順
を示す情報をチェーン情報という。着信履歴データ記憶
エリアに記憶された着信履歴データは、待ち受け待機中
などに使用者が所定の出力操作を行うことにより、表示
部14のディスプレイA2にて1件ずつスクロール表示
されたり、あるいは印字部12から着信履歴レポートと
して一覧形式で印字されることとなる。そうして表示部
14のディスプレイA2に着信履歴データが表示された
後、使用者によって発呼キーなどが操作されると、CP
U1は、着信履歴データに含まれる着信コードを発呼信
号としてNCU2を介して発信する処理を行う。つま
り、着信履歴データが表示されると、着信コードおよび
受信日時とともにその着信コードに関連付けられたメモ
情報が表示されることとなり、使用者は、以前の通信中
などに入力したメモ情報を通信終了後に確認することが
できる。
【0043】図3は、ディスプレイにおける着信履歴デ
ータの表示状態を示した説明図であって、この図に示す
ように、1件分の着信履歴データがディスプレイA2に
表示された場合、1つの着信コードC1および受信日時
C2が表示されるとともに、その着信コードC1に関係
したメモ情報C3も表示されることとなる。
【0044】以上のような受信処理に関する機能に対し
て、発信処理においても同様の機能が備えられている。
【0045】すなわち、使用者が所定のキー操作を行う
ことにより、発信コードが表示部14のディスプレイA
2に表示され、それに前後して発呼キーなどが操作され
ると、CPU1は、NCU2のラインリレーにより回線
を閉結させた状態とし、その発信コードを内容とした発
呼信号を公衆電話回線21上に送出する。この際、CP
U1は、送出した発信コードを一旦RAM3に記憶させ
る。そして、CPU1は、発呼信号を発信した日時も時
計部16から取得して一旦RAM3に記憶させている。
【0046】以上のようにして得られた発信コードおよ
び発信日時は、発信履歴データとしてRAM3に一時的
に記憶され、この発信履歴データは、最終的にEEPR
OM6の発信履歴データ記憶エリアに記憶されることと
なる。
【0047】このようにして発信コードを発信した際に
も、着信コードと同様にしてメモ情報を記憶しておくこ
とができ、発信コードや発信日時とともにメモ情報を内
容に含んだ発信履歴データは、発呼先との通信終了時点
でRAM3からEEPROM6に転送されて記憶され
る。EEPROM6の発信履歴データ記憶エリアは、先
述の着信履歴データ記憶エリアと同様のメモリ空間を有
しており、発信履歴データ記憶エリアに記憶された発信
履歴データは、先述の着信履歴データに関する操作と同
様の操作により、表示部14のディスプレイA2にて1
件ずつスクロール表示されたり、あるいは印字部12か
ら発信履歴レポートとして一覧形式で印字されることと
なる。そうして表示部14のディスプレイA2に発信履
歴データが表示された後、使用者によって発呼キーなど
が操作されると、CPU1は、発信履歴データに含まれ
る発信コードを発呼信号としてNCU2を介して発信す
る処理を行う。つまり、発信履歴データが表示された状
態は、図3に示した状態と同様であり、使用者は、以前
の通信中などに入力したメモ情報を通信終了後に表示さ
せて確認することができる。
【0048】すなわち、EEPROM6は、受信時に得
られた発信元コードを着信コードとして所定件数分にわ
たり記憶する記憶手段を実現している。また、EEPR
OM6は、発信時に送出された発呼先コードを発信コー
ドとして所定件数分にわたり記憶する記憶手段を実現し
ている。
【0049】表示部14および印字部12は、着信コー
ドを出力する出力手段を実現している。また、表示部1
4および印字部12は、発信コードを出力する出力手段
を実現している。
【0050】操作部13は、着信コードに関してメモ情
報を入力するための入力手段を実現している。また、操
作部13は、発信コードに関してメモ情報を入力するた
めの入力手段を実現している。
【0051】CPU1は、入力手段を介して取り込んだ
メモ情報を着信コードに関連付けて記憶手段に記憶させ
る記憶制御手段と、記憶手段から着信コードを読み出し
て出力手段にて出力させる際、記憶制御手段により着信
コードに関連付けられたメモ情報を記憶手段から読み出
してその着信コードとともに出力させる出力制御手段と
を実現している。また、CPU1は、入力手段を介して
取り込んだメモ情報を発信コードに関連付けて記憶手段
に記憶させる記憶制御手段と、記憶手段から発信コード
を読み出して出力手段にて出力させる際、記憶制御手段
により発信コードに関連付けられたメモ情報を記憶手段
から読み出してその発信コードとともに出力させる出力
制御手段とを実現している。
【0052】ROM5は、通信回線を介して呼出信号を
受信する際、発信元コードを内容とした信号の受信が可
能であり、受信時に得られた上記発信元コードを着信コ
ードとして所定件数分にわたり記憶手段に記憶させ、そ
うして記憶された着信コードを出力手段により出力する
ことができるとともに、上記着信コードに関してメモ情
報を入力するための入力手段を備えた通信装置を制御す
るためのプログラムを記憶した記憶媒体であって、上記
入力手段を介して取り込んだメモ情報を上記着信コード
に関連付けて上記記憶手段に記憶させるための記憶制御
プログラムと、上記記憶手段から上記着信コードを読み
出して上記出力手段にて出力させる際、上記記憶制御プ
ログラムに基づいて上記着信コードに関連付けられたメ
モ情報を上記記憶手段から読み出してその着信コードと
ともに出力させるための出力制御プログラムとを含むプ
ログラムを記憶した記憶媒体を実現している。また、R
OM5は、通信回線を介して発呼信号を発信する際、発
呼先コードの送出が可能であり、発信時に送出された上
記発呼先コードを発信コードとして所定件数分にわたり
記憶手段に記憶させ、そうして記憶された発信コードを
出力手段により出力することができるとともに、上記発
信コードに関してメモ情報を入力するための入力手段を
備えた通信装置を制御するためのプログラムを記憶した
記憶媒体であって、上記入力手段を介して取り込んだメ
モ情報を上記発信コードに関連付けて上記記憶手段に記
憶させるための記憶制御プログラムと、上記記憶手段か
ら上記発信コードを読み出して上記出力手段にて出力さ
せる際、上記記憶制御プログラムに基づいて上記発信コ
ードに関連付けられたメモ情報を上記記憶手段から読み
出してその発信コードとともに出力させるための出力制
御プログラムとを含むプログラムを記憶した記憶媒体を
実現している。
【0053】次に、ファクシミリ装置本体Aにおける着
信履歴データに関する処理動作、および発信履歴データ
に関する処理動作について、図面を参照して詳細に説明
する。
【0054】図4は、受信処理時におけるCPU1の動
作手順を示したフローチャートであって、まず最初に、
CPU1は、公衆電話回線21の極性反転に続いてNC
U2が端末起動信号を受信することにより受信処理を開
始させている。
【0055】受信処理が開始されると、CPU1は、端
末起動信号の受信に応じてラインリレーが接点を閉結す
ることにより、NCU2が発識別信号を受信したか否か
を判別している(S1)。
【0056】発識別信号を受信した場合(S1:YE
S)、CPU1は、受信した発識別信号をモデム4によ
り復調させることで、その発識別信号から着信コードを
取得する(S2)。
【0057】着信コードを取得したCPU1は、発識別
信号の受信完了を示す受信完了信号をNCU2により送
出させる(S3)。これにより、発信元に対して課金さ
れることのない一次応答処理が完了する。
【0058】この際、CPU1は、取得した着信コード
をRAM3に一旦記憶させるとともに(S4)、表示部
14のディスプレイA2にその着信コードを表示させる
(S5)。
【0059】続いて、NCU2が呼出信号を受信するこ
とにより、CPU1は、時計部16から受信日時を取得
してRAM3に一旦記憶させる(S6)。このようにし
てRAM3に一時的に記憶された着信コードおよび受信
日時は、着信履歴を示すための着信履歴データとして取
り扱われることとなる。
【0060】さらに、CPU1は、呼出信号の受信に応
じてNCU2を駆使することで呼出音を鳴動させる(S
7)。
【0061】そうして、呼出音の鳴動とともに着信コー
ドがディスプレイA2に表示されると、CPU1は、N
CU2のフックスイッチ回路からのフック信号に基づい
て、オフフック状態であるか否かを検知する(S8)。
つまり、CPU1は、送受話器などが持ち上げられるこ
とで呼出信号の受信に応じて応答したか否かを検知して
いる。
【0062】オフフック状態であることが検知された場
合(S8:YES)、CPU1は、呼出音の鳴動を停止
させるとともに(S9)、フックスイッチ回路を介して
回線が閉結されたことを検知する(S10)。
【0063】このようにして回線閉結を検知したCPU
1は、受信処理に関するプログラムの実行を終了し、続
いて回線接続状況を監視する処理に移行する(S1
1)。このS11の処理が開始されることにより、双方
向通話などが可能な発信元に対して課金された状態の二
次応答処理が開始される。
【0064】S11の処理を開始した後、CPU1は、
使用者によって操作部13のメモキーが押下されたか否
かを判断する(S12)。
【0065】このメモキーが押下された場合(S12:
YES)、CPU1は、回線の監視を行う状況下でメモ
情報入力処理を実行する(S13)。ここで、メモ情報
入力処理とは、回線監視処理に並行して実行される処理
であって、メモキーに続いて使用者により入力された所
望の文字列などをメモ情報として取り込む処理である。
CPU1は、取り込んだメモ情報を一旦RAM3に記憶
させるとともに、そのメモ情報を先に取り込んだ着信コ
ードに関連付けて着信履歴データとして取り扱う。
【0066】このようなメモ情報の入力処理中、CPU
1は、再び使用者によってメモキーが押下されたか否か
を判断している(S14)。
【0067】再びメモキーが押下された場合(S14:
YES)、CPU1は、その時点でメモ情報の入力が確
定したと判断し(S15)、メモ情報入力処理を終えて
回線監視処理を続行する。
【0068】メモ情報の入力確定後、回線を監視する状
態のCPU1は、再びフックスイッチ回路からのフック
信号に基づいて、今度はオンフック状態であるか否かを
検知する(S16)。つまり、CPU1は、送受話器な
どが置かれることで回線が開放された状態であるか否か
を検知している。なお、S16の処理は、S11の開始
直後から常に行われており、このフローチャートでは、
通常の手順に従ってS16の処理が行われるものとして
示されている。
【0069】S16にてオンフック状態であることが検
知された場合(S16:YES)、CPU1は、NCU
2のフックスイッチ回路を介して回線が開放されたこと
を検知する(S17)。
【0070】このようにして回線開放が検知された直
後、CPU1は、RAM3に記憶された着信コード、受
信日時、およびメモ情報を内容とする着信履歴データ
を、EEPROM6の着信履歴データ記憶エリアに記憶
させる処理を行い(S18)、その後、この受信処理に
関する一連の処理動作を終了して待ち受け待機状態とな
る。
【0071】S16において、オンフック状態とされる
ことなく回線接続された状態が継続される場合(S1
6:NO)、CPU1は、S11に戻って回線接続状況
の監視を続ける。
【0072】S14において、再びメモキーが押下され
ることなく(S14:NO)、メモ情報の入力が確定さ
れない場合、CPU1は、S13に戻ってメモ情報入力
処理を続行する。なお、メモ情報の入力が確定されない
うちにオンフック状態であることが検知された場合、C
PU1は、S18において着信履歴データをEEPRO
M6に記憶させる際、メモ情報が無いものとして取り扱
う。
【0073】S12において、回線監視処理中にメモキ
ーが押下されない場合(S12:NO)、CPU1は、
S16に飛んでオンフック状態であるか否かを検知す
る。
【0074】S8において、オフフック状態とされない
場合(S8:NO)、つまり、呼出信号の受信に応じて
応答しない場合、CPU1は、S7に戻って呼出音の鳴
動を続行させる。
【0075】S1において、発識別信号を受信しなかっ
た場合(S1:NO)、たとえば、発信元の端末装置が
公衆電話であったり、あるいはNDSに基づく電話番号
の通知が不可とされていた場合、CPU1は、S6にジ
ャンプしてそれ以降の処理動作を行う。この場合、着信
コードは、通知されない状態であるので、着信コードが
RAM3に記憶されることなく、着信履歴データの内容
には、着信コードが無しとして記憶される。
【0076】以上説明した受信処理に関する処理動作中
においては、着信コードの通知を許可した発信元の端末
装置がオンフック状態とされることで、トーン信号など
の回線切断信号を受信する場合がある。このような回線
切断信号を受信した場合、CPU1は、回線切断信号を
受信するまでに行っていた処理動作を中止して割込処理
を行う。この割込処理が開始されると、CPU1は、割
込処理が開始されるまでに行っていた処理動作、たとえ
ば呼出音鳴動などの処理動作を停止させた後、上記した
S18の着信履歴データ記憶処理を実行することとな
る。
【0077】一方、受信処理を終了してから待ち受け待
機中にS12〜S15と同様の処理手順を実行すること
で、メモ情報を入力することもできる。この場合、CP
U1は、入力されたメモ情報を一旦RAM3に取り込む
とともに、その後、待ち受け待機状態となる直前のS1
8においてEEPROM6に記憶された最新の着信履歴
データの内容に、そのRAM3に取り込んだメモ情報を
追加して記憶させる。
【0078】以上の受信処理または待ち受け待機時にお
ける追加記憶処理によりEEPROM6に記憶された着
信履歴データは、待ち受け待機時などにおける使用者の
操作に応じて、CPU1の制御によりEEPROM6か
ら読み出されるとともに、一例として図3に示すよう
に、読み出された着信履歴データに基づいて着信コー
ド、受信日時、およびメモ情報が表示部14のディスプ
レイA2に表示されることとなる。
【0079】したがって、上記説明した着信履歴として
メモ情報を記憶するファクシミリ電話装置によれば、受
信時に得られた発信元の電話番号を示す着信コード以外
に、通信内容などを記したメモ情報を入力して記憶させ
ておくことができるとともに、着信コードを表示などに
よって出力させる際には、その着信コードとともにメモ
情報を出力させて通信終了後などに活用することができ
るので、着信コード以外に活用可能なメモ情報を着信コ
ードに付加して記憶および出力させることで、着信履歴
に関する機能の充実化を図ることができる。
【0080】次に、上記説明した着信履歴データに関す
る処理動作とは別に、発信履歴データに関する処理動作
について説明する。
【0081】図5は、発信処理時におけるCPU1の動
作手順を示したフローチャートであって、まず、CPU
1は、使用者が操作部13におけるダイヤルキーや登録
ボタンなどをキー入力することによって、発呼先の電話
番号を示す発信コードが入力されたか否かを判断してい
る(S21)。
【0082】発信コードが入力されると(S21:YE
S)、CPU1は、入力された発信コードを表示部14
のディスプレイA2に表示させる(S22)。
【0083】その表示後、CPU1は、操作部13の発
呼キーなどが操作されたり、あるいは送受話器などが持
ち上げられた状態であるか、すなわち、オフフック状態
であるか否かを検知する(S23)。
【0084】オフフック状態であることが検知された場
合(S23:YES)、CPU1は、NCU2のフック
スイッチ回路を介して回線が閉結されたことを検知する
(S24)。
【0085】回線が閉結されたことを検知した直後、C
PU1は、入力された発信コードを発呼信号としてNC
U2を介して公衆電話回線21上に送出する(S2
5)。
【0086】そうして発呼信号が送出されると、CPU
1は、その発呼信号の内容に含まれる発信コードをRA
M3に一旦記憶させる(S26)。
【0087】それに続いて、CPU1は、時計部16か
ら発信日時を取得してRAM3に一旦記憶させる(S2
7)。このようにしてRAM3に一時的に記憶された発
信番号および発信日時は、発信履歴を示すための発信履
歴データとして取り扱われることとなる。
【0088】そうして回線閉結を検知した後、発信履歴
データを取得したCPU1は、発信処理に関するプログ
ラムの実行を終了し、続いて回線接続状況を監視する処
理に移行する(S28)。このS28の処理において、
CPU1は、交換機から送信されてくる呼出音(リング
バックトーン)や話中音(ビジートーン)を検出してい
る。このような呼出音や話中音などのトーン信号が検出
されなくなると、双方向通話などが可能な状態となる。
その後、CPU1は、先の図4に示したS11〜S15
と同様の処理(S29〜S32)を行う。
【0089】つまり、S28の処理を開始した後、CP
U1は、使用者によって操作部13のメモキーが押下さ
れたか否かを判断する(S29)。
【0090】このメモキーが押下された場合(S29:
YES)、CPU1は、回線の監視を行う状況下でメモ
情報入力処理を実行する(S30)。ここでいうメモ情
報入力処理は、先述したS13と同様の処理である。
【0091】そうしてメモ情報の入力処理中、CPU1
は、再び使用者によってメモキーが押下されたか否かを
判断している(S31)。
【0092】再びメモキーが押下された場合(S31:
YES)、CPU1は、その時点でメモ情報の入力が確
定したと判断し(S32)、メモ情報入力処理を終えて
回線監視処理を続行する。
【0093】メモ情報の入力確定後、回線を監視する状
態のCPU1は、再びフックスイッチ回路からのフック
信号に基づいて、今度はオンフック状態であるか否かを
検知する(S33)。つまり、CPU1は、送受話器な
どが置かれることで回線が開放された状態であるか否か
を検知している。なお、S33の処理は、S28の開始
直後から常に行われており、このフローチャートでは、
通常の手順に従ってS33の処理が行われるものとして
示されている。
【0094】S33にてオンフック状態であることが検
知された場合(S33:YES)、CPU1は、NCU
2のフックスイッチ回路を介して回線が開放されたこと
を検知する(S34)。
【0095】このようにして回線開放が検知された直
後、CPU1は、RAM3に記憶された発信コード、発
信日時、およびメモ情報を内容とする発信履歴データ
を、EEPROM6の発信履歴データ記憶エリアに記憶
させる処理を行い(S35)、その後、この発信処理に
関する一連の処理動作を終了して待ち受け待機状態とな
る。
【0096】S59において、オンフック状態とされる
ことなく回線接続された状態が継続される場合(S3
3:NO)、CPU1は、S28に戻って回線接続状況
の監視を続ける。
【0097】S31において、再びメモキーが押下され
ることなく(S31:NO)、メモ情報の入力が確定さ
れない場合、CPU1は、S30に戻ってメモ情報入力
処理を続行する。なお、メモ情報の入力が確定されない
うちにオンフック状態であることが検知された場合、C
PU1は、S35において着信履歴データをEEPRO
M6に記憶させる際、メモ情報が無いものとして取り扱
う。
【0098】S29において、回線監視処理中にメモキ
ーが押下されない場合(S29:NO)、CPU1は、
S33に飛んでオンフック状態であるか否かを検知す
る。
【0099】S23において、オフフック状態とされな
い場合(S23:NO)、つまり、回線接続のための操
作が何らなされない場合、CPU1は、S22に戻って
入力された発信コードの表示を繰り返し行う。
【0100】S21において、発信コードが入力されな
い場合(S21:NO)、CPU1は、S23の処理と
同様にしてオフフック状態であるか否かを検知する(S
36)。
【0101】オフフック状態であることが検知された場
合(S36:YES)、CPU1は、NCU2のフック
スイッチ回路を介して回線が閉結されたことを検知する
(S37)。
【0102】回線が閉結されたことを検知した後、CP
U1は、S21の処理と同様にして発信コードが入力さ
れたか否かを検知する(S38)。
【0103】発信コードが入力されると(S38:YE
S)、CPU1は、S25以降の一連の処理動作を実行
する。
【0104】逆に、回線閉結を検知してから発信コード
が入力されない場合(S38:NO)、CPU1は、所
定時間の経過をカウントすることでタイムアウトと判断
し(S39:YES)、発信履歴データを記憶させるこ
となく、この発信処理に関するプログラムの実行を終了
する。
【0105】S39において、タイムアウトと判断され
ない場合(S39:NO)、CPU1は、所定時間が経
過するまでS38の発信コードの入力を待ち続ける。
【0106】一方、発信処理を終了してから待ち受け待
機中にS29〜S32と同様の処理手順を実行すること
で、メモ情報を入力することもできる。この場合、CP
U1は、入力されたメモ情報を一旦RAM3に取り込む
とともに、その後、待ち受け待機状態となる直前のS3
5においてEEPROM6に記憶された最新の発信履歴
データの内容に、そのRAM3に取り込んだメモ情報を
追加して記憶させる。
【0107】以上の発信処理または待ち受け待機時にお
ける追加記憶処理によりEEPROM6に記憶された発
信履歴データは、待ち受け待機時などにおける使用者の
操作に応じて、CPU1の制御によりEEPROM6か
ら読み出されるとともに、読み出された発信履歴データ
に基づいて発信コード、発信日時、およびメモ情報が表
示部14のディスプレイA2に表示されることとなる。
【0108】したがって、上記説明した発信履歴として
メモ情報を記憶するファクシミリ電話装置によれば、着
信履歴に関する場合と同様の効果を発信履歴に関して発
揮することができる。
【0109】さらに、検索方式により着信コードを表示
させる処理について説明する。
【0110】図6は、メモ情報を検索して着信コードを
表示させる処理手順を示したフローチャートである。な
お、発信コードを表示させる処理手順についても、図6
に示すフローチャートと同様であることから、その図示
説明を省略する。
【0111】まず、CPU1は、検索処理を実行するに
あたって、使用者により検索キーが押下されたか否かを
判断している(S41)。
【0112】検索キーが押下された場合(S41:YE
S)、CPU1は、EEPROM6の着信履歴データ記
憶エリアにメモ情報が記憶されているか否かを調査する
(S42)。
【0113】メモ情報が記憶されているとの調査結果が
得られた場合(S42:YES)、CPU1は、その調
査結果として得られたメモ情報をディスプレイA2に表
示させる処理を行う(S43)。この際、CPU1は、
着信1件分に相当するメモ情報を着信履歴データ記憶エ
リアから読み出してディスプレイA2に表示させ、使用
者によってスクロールキーなどが操作された場合、CP
U1は、次順のメモ情報を表示させる。よって、使用者
がスクロールキーを操作する度に次順のメモ情報が1件
分ずつディスプレイA2上に表示されることとなる。
【0114】このようにしてメモ情報を表示させたCP
U1は、その時点で表示されたメモ情報に対して使用者
が選択キーを押下したか否かを判断している(S4
4)。
【0115】使用者によって選択キーが押下された場合
(S44:YES)、CPU1は、その時点で表示され
ているメモ情報が選択されたものと判断するとともに、
その選択されたメモ情報に対応して記憶されている着信
コードを着信履歴データ記憶エリアから読み出し、そう
して読み出した着信コードをディスプレイA2に表示さ
せる(S45)。なお、S45における着信コードの表
示の際、その着信コードとともに受信日時が表示されて
も良く、また、メモ情報は、着信コードの表示に代わっ
て非表示とされても良い。
【0116】そうして使用者が選択したメモ情報に対応
する着信コードが表示された後、CPU1は、使用者に
よって発呼キーが押下されたか否かを判断している(S
46)。
【0117】発呼キーが押下されることなく(S46:
NO)、さらに使用者によって終了キーが押下された場
合(S47:YES)、CPU1は、この検索処理に関
するプログラムの実行を終了する。それに伴ってディス
プレイA2に表示されていた着信コードも表示されない
状態となる。
【0118】S47において、終了キーが押下されない
場合(S47:NO)、CPU1は、S46に戻って発
呼キーが押下されるまでその判断を繰り返し行う。この
際、着信コードは、ディスプレイA2に表示された状態
が継続される。
【0119】S46において、着信コードを確認した使
用者によって発呼キーが押下された場合(S46:YE
S)、CPU1は、先に説明した図5に示すS24以降
と同様にして発信処理を行う(S48)。
【0120】S44において、メモ情報が表示されてい
る状態であっても使用者によって選択キーが押下されな
い場合(S44:NO)、CPU1は、S47と同様に
して終了キーが押下されたか否かを判断し(S49)、
終了キーが押下された場合(S49:YES)、CPU
1は、検索処理に関するプログラムの実行を終了する。
【0121】一方、メモ情報が表示されている間、選択
キーが押下されることなく(S44:NO)、しかも終
了キーも押下されない場合(S49:NO)、CPU1
は、メモ情報の表示処理を続行させた状態とし、S44
に戻って選択キーが押下されるまでその判断を繰り返し
行う。この際、スクロールキーを操作することによって
次々とメモ情報をスクロール表示させることが可能であ
る。
【0122】S42において、着信履歴データ記憶エリ
アにメモ情報が全く記憶されていないとの調査結果が得
られた場合(S42:NO)、CPU1は、「メモ情報
なし」とのメッセージをディスプレイA2に表示させ
(S5)、その後、この検索処理に関するプログラムの
実行を終了する。
【0123】S41において、使用者により検索キーが
押下されない場合(S41:NO)、CPU1は、検索
処理を実行させることなく、その検索キーが押下される
までその判断を繰り返し行う。
【0124】このようにして検索処理を実行すること
で、既に記憶されているメモ情報をEEPROM6から
検索し、そうして得られたメモ情報とともにそれに対応
する着信コードをディスプレイA2上に表示させること
ができるので、使用者は、順次表示されるメモ情報を手
がかりに所望の着信コードを簡単に探し出してその着信
コードを発信コードとして発信することができる。
【0125】なお、上記実施形態においては、図4の受
信処理におけるS14およびS15、ならびに図5の発
信処理におけるS31およびS32で、メモキーが押下
されることによりメモ情報の入力が確定するように構成
したが、オンフックを検出した時点で自動的にメモ情報
の入力が確定するように構成してもよい。あるいは、メ
モ情報入力処理の後に、メモキーが押下されることなく
オンフックされた場合、その後所定時間の間、入力され
たメモ情報の表示を継続させることにより、メモキーを
押下してメモ情報の入力を確定させるか否かを考慮する
時間的余裕を使用者に与えるように構成してもよい。
【0126】また、上記実施形態においては、図4の受
信処理におけるS13、ならびに図5の発信処理におけ
るS30、すなわちメモ情報入力処理に際して、メモ情
報入力処理を実行中である旨の表示を行わなかったが、
所定の発光ダイオードを点灯あるいは点滅させたり、デ
ィスプレイA2,B2に表示させたりして、メモ情報入
力処理の実行中である旨を使用者に報知し、使用者がそ
の旨を把握できるように構成してもよい。
【0127】更に、上記実施形態においては、たとえば
着信履歴データをディスプレイA2にて表示させた場
合、1件分の着信コード、受信日時、およびメモ情報が
画面全体に表示されるとして説明したが、表示形式につ
いて特にそのように限定するものではない。一例とし
て、たとえば2行程度の表示画面を有するディスプレイ
である場合、最初の初期画面には、着信コードと受信日
時およびメモの有無を示す記号などを表示させた後、使
用者によってスクロールキーなどが操作された場合の
み、その着信コードに対応するメモ情報をスクロール表
示させたり、あるいは、初期画面表示から所定時間経過
した後、着信コードに対応するメモ情報を表示させる構
成としても良い。
【0128】また、上記実施形態においては、メモ情報
をキー入力する例について説明したが、メモ情報を音声
入力するように構成してもよい。たとえば、メモ情報の
入力に際して、使用者が、先ずメモキーを押下し、ハン
ドセットのマイクロホンや別途設置されたマイクロホン
を利用してメモ情報を音声で入力した後、再度メモキー
を押下することにより、着信コードや発信コードに対応
付けて、メモ情報としての音声データがRAM3に記憶
されるようにすればよい。このとき、メモキーが一旦押
下されてから再度押下されるまでは、マイクロホンに入
力された音声情報が通話相手に送信されないように、C
PU1がNCU2を制御する。
【0129】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載し
た発明の通信装置によれば、受信時に得られた着信コー
ド以外に通信内容などを記したメモ情報を入力して記憶
させておくことができるとともに、着信コードを出力さ
せる際には、その着信コードとともにメモ情報を出力さ
せて通信終了後などに活用することができるので、着信
コード以外に活用可能なメモ情報を着信コードに付加し
て記憶および出力させることで、着信履歴に関する機能
の充実化を図ることができる。
【0130】また、請求項2に記載した発明の通信装置
によれば、請求項1に記載の通信装置による効果に加え
て、発信元との通信を終了するまでの間にメモ情報が入
力された場合、そのメモ情報が通信動作中に得られた着
信コードとともに記憶されるので、通信中などに入力さ
れたメモ情報を確実に正しい対応関係をもって着信コー
ドに関連付けて記憶させることができる。
【0131】さらに、請求項3に記載した発明の通信装
置によれば、請求項1または請求項2に記載の通信装置
による効果に加えて、通信待機中にメモ情報が入力され
た場合、そのメモ情報が通信待機期間前に得られた最新
の着信コードとともに記憶されるので、通信終了直後な
どに入力されたメモ情報を確実に正しい対応関係をもっ
て着信コードに関連付けて記憶させることができる。
【0132】また、請求項4に記載した発明の通信装置
によれば、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の
通信装置による効果に加えて、既に記憶されているメモ
情報を検索し、そうして得られたメモ情報とともにそれ
に対応する着信コードを出力させることができるので、
メモ情報を手がかりに所望の着信コードを簡単に探し出
すことができる。
【0133】さらに、請求項5に記載した発明の通信装
置によれば、発信時に得られた発信コード以外に通信内
容などを記したメモ情報を入力して記憶させておくこと
ができるとともに、発信コードを出力させる際には、そ
の発信コードとともにメモ情報を出力させて通信終了後
などに活用することができるので、発信コード以外に活
用可能なメモ情報を発信コードに付加して記憶および出
力させることで、発信履歴に関する機能の充実化を図る
ことができる。
【0134】また、請求項6に記載した発明の通信装置
によれば、請求項5に記載の通信装置による効果に加え
て、発呼先との通信を終了するまでの間にメモ情報が入
力された場合、そのメモ情報が通信動作中に得られた発
信コードとともに記憶されるので、通信中などに入力さ
れたメモ情報を確実に正しい対応関係をもって発信コー
ドに関連付けて記憶させることができる。
【0135】さらに、請求項7に記載した発明の通信装
置によれば、請求項5または請求項6に記載の通信装置
による効果に加えて、通信待機中にメモ情報が入力され
た場合、そのメモ情報が通信待機期間前に得られた最新
の発信コードとともに記憶されるので、通信終了直後な
どに入力されたメモ情報を確実に正しい対応関係をもっ
て発信コードに関連付けて記憶させることができる。
【0136】また、請求項8に記載した発明の通信装置
によれば、請求項5ないし請求項7のいずれかに記載の
通信装置による効果に加えて、既に記憶されているメモ
情報を検索し、そうして得られたメモ情報とともにそれ
に対応する発信コードを出力させることができるので、
メモ情報を手がかりに所望の発信コードを簡単に探し出
すことができる。
【0137】さらに、請求項9に記載した発明の記憶媒
体によれば、記憶されたプログラムに基づいてCPUを
動作させることにより、請求項1に記載の通信装置の動
作を実現することができる。
【0138】また、請求項10に記載した発明の記憶媒
体によれば、記憶されたプログラムに基づいてCPUを
動作させることにより、請求項5に記載の通信装置の動
作を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる通信装置の一実施形態として、
ファクシミリ電話装置の使用形態を示した説明図であ
る。
【図2】図1に示すファクシミリ装置本体の回路構成を
示した回路ブロック図である。
【図3】ディスプレイにおける着信履歴データの表示状
態を示した説明図である。
【図4】受信処理時におけるCPUの動作手順を示した
フローチャートである。
【図5】発信処理時におけるCPUの動作手順を示した
フローチャートである。
【図6】メモ情報を検索して着信コードを表示させる処
理手順を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU 2 NCU 3 RAM 4 モデム 5 ROM 6 EEPROM 7 ゲートアレイ 8 コーデック 9 DMAC 11 読取部 12 印字部 13 操作部 14 表示部 15 コードレス送受信部 16 時計部 21 公衆電話回線

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線を介して呼出信号を受信する
    際、発信元コードを内容とした信号の受信が可能であ
    り、受信時に得られた上記発信元コードを着信コードと
    して所定件数分にわたり記憶手段に記憶させ、そうして
    記憶された着信コードを出力手段により出力することが
    できる通信装置であって、 上記着信コードに関してメモ情報を入力するための入力
    手段と、 上記入力手段を介して取り込んだメモ情報を上記着信コ
    ードに関連付けて上記記憶手段に記憶させる記憶制御手
    段と、 上記記憶手段から上記着信コードを読み出して上記出力
    手段にて出力させる際、上記記憶制御手段により上記着
    信コードに関連付けられたメモ情報を上記記憶手段から
    読み出してその着信コードとともに出力させる出力制御
    手段とを有することを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 上記記憶制御手段は、呼出信号の受信か
    らその呼出信号に対する通信の終了までの間に、上記入
    力手段を介してメモ情報が入力されたとき、そのメモ情
    報を通信動作中に得られた着信コードに関連付けて上記
    記憶手段に記憶させる、請求項1に記載の通信装置。
  3. 【請求項3】 上記記憶制御手段は、通信待機中に上記
    入力手段を介してメモ情報が入力されたとき、そのメモ
    情報を通信待機期間前に得られた最新の着信コードに関
    連付けて上記記憶手段に記憶させる、請求項1または請
    求項2に記載の通信装置。
  4. 【請求項4】 上記記憶手段に記憶されたメモ情報を検
    索する検索手段を備え、 上記出力制御手段は、上記検索手段によって検索された
    メモ情報を、それに関連付けて上記記憶手段に記憶され
    ている着信コードとともに出力させる、請求項1ないし
    請求項3のいずれかに記載の通信装置。
  5. 【請求項5】 通信回線を介して発呼信号を発信する
    際、発呼先コードの送出が可能であり、発信時に送出さ
    れた上記発呼先コードを発信コードとして所定件数分に
    わたり記憶手段に記憶させ、そうして記憶された発信コ
    ードを出力手段により出力することができる通信装置で
    あって、 上記発信コードに関してメモ情報を入力するための入力
    手段と、 上記入力手段を介して取り込んだメモ情報を上記発信コ
    ードに関連付けて上記記憶手段に記憶させる記憶制御手
    段と、 上記記憶手段から上記発信コードを読み出して上記出力
    手段にて出力させる際、上記記憶制御手段により上記発
    信コードに関連付けられたメモ情報を上記記憶手段から
    読み出してその発信コードとともに出力させる出力制御
    手段とを有することを特徴とする通信装置。
  6. 【請求項6】 上記記憶制御手段は、発呼信号の発信か
    らその発呼信号に対する通信の終了までの間に、上記入
    力手段を介してメモ情報が入力されたとき、そのメモ情
    報を通信動作中に得られた発信コードに関連付けて上記
    記憶手段に記憶させる、請求項5に記載の通信装置。
  7. 【請求項7】 上記記憶制御手段は、通信待機中に上記
    入力手段を介してメモ情報が入力されたとき、そのメモ
    情報を通信待機期間前に得られた最新の発信コードに関
    連付けて上記記憶手段に記憶させる、請求項5または請
    求項6に記載の通信装置。
  8. 【請求項8】 上記記憶手段に記憶されたメモ情報を検
    索する検索手段を備え、 上記出力制御手段は、上記検索手段によって検索された
    メモ情報を、それに関連付けて上記記憶手段に記憶され
    ている発信コードとともに出力させる、請求項5ないし
    請求項7のいずれかに記載の通信装置。
  9. 【請求項9】 通信回線を介して呼出信号を受信する
    際、発信元コードを内容とした信号の受信が可能であ
    り、受信時に得られた上記発信元コードを着信コードと
    して所定件数分にわたり記憶手段に記憶させ、そうして
    記憶された着信コードを出力手段により出力することが
    できるとともに、上記着信コードに関してメモ情報を入
    力するための入力手段を備えた通信装置を制御するため
    のプログラムを記憶した記憶媒体であって、 上記入力手段を介して取り込んだメモ情報を上記着信コ
    ードに関連付けて上記記憶手段に記憶させるための記憶
    制御プログラムと、 上記記憶手段から上記着信コードを読み出して上記出力
    手段にて出力させる際、上記記憶制御プログラムに基づ
    いて上記着信コードに関連付けられたメモ情報を上記記
    憶手段から読み出してその着信コードとともに出力させ
    るための出力制御プログラムとを含むプログラムを記憶
    したことを特徴とする記憶媒体。
  10. 【請求項10】 通信回線を介して発呼信号を発信する
    際、発呼先コードの送出が可能であり、発信時に送出さ
    れた上記発呼先コードを発信コードとして所定件数分に
    わたり記憶手段に記憶させ、そうして記憶された発信コ
    ードを出力手段により出力することができるとともに、
    上記発信コードに関してメモ情報を入力するための入力
    手段を備えた通信装置を制御するためのプログラムを記
    憶した記憶媒体であって、 上記入力手段を介して取り込んだメモ情報を上記発信コ
    ードに関連付けて上記記憶手段に記憶させるための記憶
    制御プログラムと、 上記記憶手段から上記発信コードを読み出して上記出力
    手段にて出力させる際、上記記憶制御プログラムに基づ
    いて上記発信コードに関連付けられたメモ情報を上記記
    憶手段から読み出してその発信コードとともに出力させ
    るための出力制御プログラムとを含むプログラムを記憶
    したことを特徴とする記憶媒体。
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