JPH11355421A - 通信装置および記憶媒体 - Google Patents

通信装置および記憶媒体

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JPH11355421A
JPH11355421A JP15723198A JP15723198A JPH11355421A JP H11355421 A JPH11355421 A JP H11355421A JP 15723198 A JP15723198 A JP 15723198A JP 15723198 A JP15723198 A JP 15723198A JP H11355421 A JPH11355421 A JP H11355421A
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JP15723198A
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Takeshi Isaki
健 伊崎
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信履歴機能に関して、着信データまたは発
信データを記憶する際、それらのデータをメモリに効率
良く記憶させることができるようにする。 【解決手段】 通信回線を介して呼出信号を受信する
際、着信番号を内容とした発識別信号の受信が可能であ
り、受信時に得られた着信番号および受信日時を着信デ
ータとして所定件数分にわたりEEPROMに記憶さ
せ、そうして記憶された着信データを表示することがで
きる電話装置であって、CPUは、EEPROMに既に
記憶されている着信データを基にして、受信時に得られ
た最新の着信番号に一致する履歴着信番号を検索する
(S25)。検索結果として一致した着信番号を含む着
信データが得られた場合(25:YES)、CPUは、
その着信データをEEPROMから消去する(S2
6)。そして、CPUは、受信時に得られた最新の着信
番号を着信データとしてEEPROMに記憶させる(S
27)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば電話装置
などにおける通信履歴として、発信元の電話番号または
発呼先の電話番号などを記憶しておくことができる通信
装置、およびその通信装置を制御するためのプログラム
を記憶した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、公衆電話回線網のサービスの一環
として、ナンバーディスプレイサービス(以下、略して
「NDS」という)なるのものが提供されている。この
NDSに対応した電話装置では、発信元からの発信に応
じて呼出信号を受信すると、その発信元の電話番号がデ
ィスプレイに表示される。
【0003】そのようなNDS対応の電話装置において
は、呼出信号を受信した後、受信日時や発信元電話番号
を着信データとしてメモリに記憶させる機能を備えた電
話装置もある。このような電話装置においては、受信件
数ごとに所定件数分の着信データがメモリに記憶され、
使用者が所定のキー操作を行うことによって、メモリに
記憶された着信データが読み出され、ディスプレイ上に
受信日時とともに発信元電話番号が表示される。
【0004】一方、最近の一般的な電話装置において
は、発呼信号を発信する際、ディスプレイに表示された
発呼先の電話番号を送出するとともに、その発呼先電話
番号を発信データとしてメモリに記憶させる、いわゆる
リダイヤル機能を備えたものもある。このようなリダイ
ヤル機能では、発呼先と通話できなかった場合などに使
用者が所定のキー操作を行うことにより、メモリに記憶
された発信データがディスプレイに表示され、そうして
発呼先電話番号がディスプレイ上に表示された後、さら
に発信ボタンなどが操作されると、表示された発呼先電
話番号が発呼信号として再び発信される。
【0005】さらに、最近の電話装置では、通信相手先
の名称や電話番号などを通信登録情報としてあらかじめ
メモリに登録させておく、いわゆる電話帳機能が備えら
れており、発呼信号を発信する際、その通信登録情報を
メモリから呼び出してディスプレイに電話番号を表示さ
せた上、その電話番号を発呼信号として発信することが
できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の電
話装置では、呼出信号を受信するごとに全ての発信元電
話番号を着信データとして記憶させる方式が採用されて
いたので、同一の発信元電話番号を含む着信データが複
数件数分にわたってメモリに記憶されたり、着信データ
とは別に通信登録情報がメモリに記憶されていることな
どから、限りある記憶容量のメモリに対して効率良く着
信データを記憶させることができなかった。また、この
ような問題点は、着信データの記憶方式とほぼ同じ発信
データの記憶方式でも同様に生じていた。
【0007】本発明は、上記の点に鑑みて提案されたも
のであって、通信に関する履歴記憶機能として、着信デ
ータまたは発信データを記憶する際、それらのデータを
メモリに対して効率良く記憶させることができる通信装
置、およびその通信装置を制御するためのプログラムを
記憶した記憶媒体を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載した発明の通信装置は、通信回線を
介して呼出信号を受信する際、発信元コードを内容とし
た信号の受信が可能であり、受信時に得られた上記発信
元コードを含む情報を着信データとして所定件数分にわ
たり記憶手段に記憶させ、そうして記憶された着信デー
タを出力手段により出力することができる通信装置であ
って、上記記憶手段に記憶されている着信データから、
受信時に得られた最新の発信元コードを含む着信データ
を検索する着信データ検索手段と、上記着信データ検索
手段により得られた着信データを上記記憶手段から消去
する着信データ消去手段と、上記受信時に得られた最新
の発信元コードを含む情報を着信データとして上記記憶
手段に記憶させる最新着信データ記憶制御手段とを有す
ることを特徴としている。
【0009】この通信装置によれば、呼出信号の受信時
に発信元コードが得られると、その発信元コードを含む
情報が着信データとして記憶手段に記憶されるが、そう
して記憶された所定件数分の着信データのなかに受信時
に得られた最新の発信元コードを含む着信データがある
と、その着信データが記憶手段から消去されるととも
に、最新の発信元コードが消去された着信データに代わ
って記憶手段に記憶されることとなる。つまり、データ
内容に含まれた発信元コードを同一とする着信データが
重複して記憶される場合、古い履歴と新しい履歴の着信
データが入れ替わって記憶されるので、同一の発信元コ
ードを含む着信データが複数件数にわたって記憶手段に
記憶されることもなく、この種の着信データを限りある
記憶容量の記憶手段に対して効率良く記憶させることが
できる。
【0010】なお、通信回線としては、たとえば公衆電
話回線、または専用電話回線などのNDSが提供されて
いる通信回線網が適しており、その方式としては、有線
方式または無線方式のいずれであっても良い。
【0011】発信元コードとしては、たとえば公衆電話
回線あるいは専用電話回線などにおいて加入者端末装置
に定められた電話番号が一般的であるが、その他の識別
コードなどであっても良い。また、発信元コードは、着
信データの内容の一部または内容の全部のいずれであっ
ても良い。
【0012】記憶手段としては、たとえばEEPROM
や電源バックアップが施されたRAMなどのメモリが適
しているが、勿論その他の記憶デバイスであっても良
い。
【0013】出力手段としては、たとえば液晶などから
なるディスプレイなどの出力表示機器、あるいは記録紙
に対して印字処理を施す印字出力機器が適しているが、
その他に音声出力機器などを適用することも可能であ
る。
【0014】また、請求項2に記載した発明の通信装置
は、請求項1に記載の通信装置であって、受信ごとに得
られる最新の発信元コードを含む情報の全てを着信デー
タとして上記記憶手段に記憶させる全着信データ記憶制
御手段と、上記最新着信データ記憶制御手段と上記全着
信データ記憶制御手段とのうちのいずれかを選択的に動
作させる選択手段とを有している。
【0015】この通信装置によれば、請求項1に記載の
通信装置による効果に加えて、動作モードを全着信デー
タ記憶モードに選択することで、受信ごとに得られる最
新の発信元コードを含む情報の全てを着信データとして
記憶手段に記憶させることができるので、同一の発信元
コードを含む着信データを複数件数にわたって記憶させ
ない場合のみならず、必要に応じて同一の発信元コード
を含む着信データを重複して記憶させておくことができ
る。
【0016】さらに、請求項3に記載した発明の通信装
置は、通信回線を介して呼出信号を受信する際、発信元
コードを内容とした信号の受信が可能であり、受信時に
得られた上記発信元コードを含む情報を着信データとし
て所定件数分にわたり記憶手段に記憶させ、そうして記
憶された着信データを出力手段により出力することがで
きる通信装置であって、上記発信元コードを含む通信関
連事項を通信登録情報としてあらかじめ記憶している通
信登録情報記憶手段と、上記通信登録情報記憶手段に記
憶されている通信登録情報から、受信時に得られた上記
発信元コードを含む通信登録情報を検索する通信登録情
報検索手段と、上記通信登録情報検索手段により得られ
た通信登録情報の上記通信登録情報記憶手段における参
照先を上記発信元コードの代わりに含む着信データを上
記記憶手段に記憶させる着信データ参照先記憶制御手段
と、上記着信データ参照先記憶制御手段により記憶され
た着信データの参照先に基づいて、該当する通信登録情
報を上記通信登録情報記憶手段から読み出すとともに、
読み出した通信登録情報を含む情報を着信データとして
上記出力手段により出力させる着信データ出力制御手段
とを有することを特徴としている。
【0017】この通信装置によれば、呼出信号の受信時
に発信元コードが得られると、その発信元コードを含む
情報が着信データとして記憶手段に記憶されるが、そう
して着信データを記憶する際、あらかじめ記憶されてい
る通信登録情報のなかに受信時に得られた最新の発信元
コードを含む通信登録情報がある場合、その該当する通
信登録情報の通信登録情報記憶手段における参照先を発
信元コードの代わりに含む着信データが記憶手段に記憶
される。つまり、通信登録情報に存在する発信元コード
を含んだ情報を着信データとして記憶する場合、実際の
発信元コードに入れ替わって、その発信元コードを内容
とした通信登録情報の参照先が記憶されるので、実際に
得られた発信元コードに比べて小さいデータ容量の参照
先が記憶されることとなり、既に記憶されている通信登
録情報を有効に利用することで、この種の着信データを
限りある記憶容量の記憶手段に対して効率良く記憶させ
ることができる。
【0018】なお、通信登録情報としては、たとえば公
衆電話回線あるいは専用電話回線などにおいて加入者端
末装置に定められた電話番号や、その加入者の名称など
を登録した電話番号登録帳を適用することができる。
【0019】また、請求項4に記載した発明の通信装置
は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の通信装
置であって、上記呼出信号の受信から通信終了までの
間、使用者による指示操作に基づいて、その呼出信号の
受信時に得られた発信元コードを含む情報を着信データ
として上記記憶手段に記憶させない着信データ記憶禁止
手段を有している。
【0020】この通信装置によれば、請求項1ないし請
求項3のいずれかに記載の通信装置による効果に加え
て、呼出信号を受信してから発信元との通信を終了する
までの間、使用者による指示操作に応じて発信元コード
を含む情報を着信データとして記憶させないことができ
るので、発信元と通信している最中に記憶しておく必要
がない、あるいは秘匿すべき発信元コードと使用者が判
断して所定の指示操作を行うことにより、その発信元コ
ードを含む情報が着信データとして記憶されることがな
く、その結果、限りある記憶容量の記憶手段に対して必
要な着信データのみを効率良く記憶させることができ
る。
【0021】さらに、請求項5に記載した発明の通信装
置は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の通信
装置であって、上記出力手段により出力された着信デー
タのうち、使用者によって選択された着信データに含ま
れる発信元コードを発呼信号として発信する着信データ
発信手段を有している。
【0022】この通信装置によれば、請求項1ないし請
求項4のいずれかに記載の通信装置による効果に加え
て、出力手段により出力された着信データのうち、使用
者によって選択された着信データに含まれる発信元コー
ドを発呼信号として発信することができるので、不在着
信した場合などの発信元に対して簡単な選択操作のみで
逆に接続を行うことができる。
【0023】また、請求項6に記載した発明の通信装置
は、通信回線を介して発呼信号を発信する際、発呼先コ
ードの送出が可能であり、発信時に送出された上記発呼
先コードを含む情報を発信データとして所定件数分にわ
たり記憶手段に記憶させ、そうして記憶された発信デー
タを出力手段により出力することができる通信装置であ
って、上記記憶手段に記憶されている発信データから、
発信時に送出された最新の発呼先コードを含む発信デー
タを検索する発信データ検索手段と、上記発信データ検
索手段により得られた発信データを上記記憶手段から消
去する発信データ消去手段と、上記発信時に送出された
最新の発呼先コードを含む情報を発信データとして上記
記憶手段に記憶させる最新発信データ記憶制御手段とを
有することを特徴としている。
【0024】この通信装置によれば、発呼信号の発信時
に発呼先コードが送出され、その発呼先コードを含む情
報が発信データとして記憶手段に記憶されるが、そうし
て記憶された所定件数分の発信データのなかに発信時に
得られた最新の発呼先コードを含む発信データがある
と、その発信データが記憶手段から消去されるととも
に、最新の発呼先コードが消去された発信データに代わ
って記憶手段に記憶されることとなる。つまり、データ
内容に含まれた発呼先コードを同一とする発信データが
重複して記憶される場合、古い履歴と新しい履歴の発信
データが入れ替わって記憶されるので、同一の発呼先コ
ードを含む発信データが複数件数にわたって記憶手段に
記憶されることもなく、この種の発信データを限りある
記憶容量の記憶手段に対して効率良く記憶させることが
できる。
【0025】なお、発呼先コードとしては、たとえば公
衆電話回線あるいは専用電話回線などにおいて加入者端
末装置に定められた電話番号が一般的であるが、その他
の識別コードなどであっても良い。また、発呼先コード
は、発信データの内容の一部または内容の全部のいずれ
であっても良い。
【0026】さらに、請求項7に記載した発明の通信装
置は、請求項6に記載の通信装置であって、発信ごとに
送出される最新の発呼先コードを含む情報の全てを発信
データとして上記記憶手段に記憶させる全発信データ記
憶制御手段と、上記最新発信データ記憶制御手段と上記
全発信データ記憶制御手段とのうちのいずれかを選択的
に動作させる選択手段とを有している。
【0027】この通信装置によれば、請求項6に記載の
通信装置による効果に加えて、動作モードを全発信デー
タ記憶モードに選択することで、発呼信号の発信ごとに
最新の発呼先コードを含む情報の全てを発信データとし
て記憶手段に記憶させることができるので、同一の発呼
先コードを含む発信データを複数件数にわたって記憶さ
せない場合のみならず、必要に応じて同一の発呼先コー
ドを含む発信データを重複して記憶させておくことがで
きる。
【0028】また、請求項8に記載した発明の通信装置
は、通信回線を介して発呼信号を発信する際、発呼先コ
ードの送出が可能であり、発信時に送出された上記発呼
先コードを含む情報を発信データとして所定件数分にわ
たり記憶手段に記憶させ、そうして記憶された発信デー
タを出力手段により出力することができる通信装置であ
って、上記発呼先コードを含む通信関連事項を通信登録
情報としてあらかじめ記憶している通信登録情報記憶手
段と、上記通信登録情報記憶手段に記憶されている通信
登録情報から、発信時に送出された上記発呼先コードを
含む通信登録情報を検索する通信登録情報検索手段と、
上記通信登録情報検索手段により得られた通信登録情報
の上記通信登録情報記憶手段における参照先を上記発呼
先コードの代わりに含む発信データを上記記憶手段に記
憶させる発信データ参照先記憶制御手段と、上記発信デ
ータ参照先記憶制御手段により記憶された発信データの
参照先に基づいて、該当する通信登録情報を上記通信登
録情報記憶手段から読み出すとともに、読み出した通信
登録情報を含む情報を発信データとして上記出力手段に
より出力させる発信データ出力制御手段とを有すること
を特徴としている。
【0029】この通信装置によれば、発呼信号の発信時
に発呼先コードが送出されると、その発呼先コードを含
む情報が発信データとして記憶手段に記憶されるが、そ
うして発信データを記憶する際、あらかじめ記憶されて
いる通信登録情報のなかに発信時に送出された最新の発
呼先コードを含む通信登録情報がある場合、その該当す
る通信登録情報の通信登録情報記憶手段における参照先
を発呼先コードの代わりに含む発信データが記憶手段に
記憶される。つまり、通信登録情報に存在する発呼先コ
ードを含んだ情報を発信データとして記憶する場合、実
際の発呼先コードに入れ替わって、その発呼先コードを
内容とした通信登録情報の参照先が記憶されるので、実
際の発呼先コードに比べて小さいデータ容量の参照先が
記憶されることとなり、既に記憶されている通信登録情
報を有効に利用することで、この種の発信データを限り
ある記憶容量の記憶手段に対して効率良く記憶させるこ
とができる。
【0030】さらに、請求項9に記載した発明の通信装
置は、請求項6ないし請求項8のいずれかに記載の通信
装置であって、上記発呼信号の発信から通信終了までの
間、使用者による指示操作に基づいて、その発呼信号の
発信時に送出された発呼先コードを含む情報を発信デー
タとして上記記憶手段に記憶させない発信データ記憶禁
止手段を有している。
【0031】この通信装置によれば、請求項6ないし請
求項8のいずれかに記載の通信装置による効果に加え
て、発呼信号を発信してから発呼先との通信を終了する
までの間、使用者による指示操作に応じて発呼先コード
を含む情報を発信データとして記憶させないことができ
るので、発呼先と通信している最中に記憶しておく必要
がない、あるいは秘匿すべき発呼先コードと使用者が判
断して所定の指示操作を行うことにより、その発呼先コ
ードを含む情報が発信データとして記憶されることがな
く、その結果、限りある記憶容量の記憶手段に対して必
要な発信データのみを効率良く記憶させることができ
る。
【0032】また、請求項10に記載した発明の通信装
置は、請求項5ないし請求項9のいずれかに記載の通信
装置であって、上記出力手段により出力された発信デー
タのうち、使用者によって選択された発信データに含ま
れる発呼先コードを発呼信号として発信する発信データ
再発信手段を有している。
【0033】この通信装置によれば、請求項5ないし請
求項9のいずれかに記載の通信装置による効果に加え
て、出力手段により出力された発信データのうち、使用
者によって選択された発信データに含まれる発呼先コー
ドを発呼信号として再び発信することができるので、不
在である場合などの発呼先に対して簡単な選択操作のみ
で再接続を行うことができる。
【0034】さらに、請求項11に記載した発明の記憶
媒体は、通信回線を介して呼出信号を受信する際、発信
元コードを内容とした信号の受信が可能であり、受信時
に得られた上記発信元コードを含む情報を着信データと
して所定件数分にわたり記憶手段に記憶させ、そうして
記憶された着信データを出力手段により出力することが
できる通信装置を制御するためのプログラムを記憶した
記憶媒体であって、上記記憶手段に記憶されている着信
データから、受信時に得られた最新の発信元コードを含
む着信データを検索するための着信データ検索プログラ
ムと、上記着信データ検索プログラムに基づいて得られ
た着信データを上記記憶手段から消去するための着信デ
ータ消去プログラムと、上記受信時に得られた最新の発
信元コードを含む情報を着信データとして上記記憶手段
に記憶させるための最新着信データ記憶制御プログラム
とを含むプログラムを記憶したことを特徴としている。
【0035】この記憶媒体によれば、記憶されたプログ
ラムに基づいてCPUを動作させることにより、請求項
1に記載の通信装置の動作を実現することができる。
【0036】また、請求項12に記載した発明の記憶媒
体は、通信回線を介して呼出信号を受信する際、発信元
コードを内容とした信号の受信が可能であり、受信時に
得られた上記発信元コードを含む情報を着信データとし
て所定件数分にわたり記憶手段に記憶させ、そうして記
憶された着信データを出力手段により出力することがで
きるとともに、上記発信元コードを含む通信関連事項を
通信登録情報としてあらかじめ記憶している通信登録情
報記憶手段を有する通信装置を制御するためのプログラ
ムを記憶した記憶媒体であって、上記通信登録情報記憶
手段に記憶されている通信登録情報から、受信時に得ら
れた上記発信元コードを含む通信登録情報を検索するた
めの通信登録情報検索プログラムと、上記通信登録情報
検索プログラムに基づいて得られた通信登録情報の上記
通信登録情報記憶手段における参照先を上記発信元コー
ドの代わりに含む着信データを上記記憶手段に記憶させ
るための着信データ参照先記憶制御プログラムと、上記
着信データ参照先記憶制御プログラムに基づいて記憶さ
れた着信データの参照先に基づいて、該当する通信登録
情報を上記通信登録情報記憶手段から読み出すととも
に、読み出した通信登録情報を含む情報を着信データと
して上記出力手段により出力させるための着信データ出
力制御プログラムとを含むプログラムを記憶したことを
特徴としている。
【0037】この記憶媒体によれば、記憶されたプログ
ラムに基づいてCPUを動作させることにより、請求項
3に記載の通信装置の動作を実現することができる。
【0038】さらに、請求項13に記載した発明の記憶
媒体は、通信回線を介して発呼信号を発信する際、発呼
先コードの送出が可能であり、発信時に送出された上記
発呼先コードを含む情報を発信データとして所定件数分
にわたり記憶手段に記憶させ、そうして記憶された発信
データを出力手段により出力することができる通信装置
を制御するためのプログラムを記憶した記憶媒体であっ
て、上記記憶手段に記憶されている発信データから、発
信時に送出された最新の発呼先コードを含む発信データ
を検索するための発信データ検索プログラムと、上記発
信データ検索プログラムに基づいて得られた発信データ
を上記記憶手段から消去するための発信データ消去プロ
グラムと、上記発信時に送出された最新の発呼先コード
を含む情報を発信データとして上記記憶手段に記憶させ
るための最新発信データ記憶制御プログラムとを含むプ
ログラムを記憶したことを特徴としている。
【0039】この記憶媒体によれば、記憶されたプログ
ラムに基づいてCPUを動作させることにより、請求項
6に記載の通信装置の動作を実現することができる。
【0040】また、請求項14に記載した発明の記憶媒
体は、通信回線を介して発呼信号を発信する際、発呼先
コードの送出が可能であり、発信時に送出された上記発
呼先コードを含む情報を発信データとして所定件数分に
わたり記憶手段に記憶させ、そうして記憶された発信デ
ータを出力手段により出力することができるとともに、
上記発呼先コードを含む通信関連事項を通信登録情報と
してあらかじめ記憶している通信登録情報記憶手段を有
する通信装置を制御するためのプログラムを記憶した記
憶媒体であって、上記通信登録情報記憶手段に記憶され
ている通信登録情報から、発信時に送出された上記発呼
先コードを含む通信登録情報を検索するための通信登録
情報検索プログラムと、上記通信登録情報検索プログラ
ムに基づいて得られた通信登録情報の上記通信登録情報
記憶手段における参照先を上記発呼先コードの代わりに
含む発信データを上記記憶手段に記憶させるための発信
データ参照先記憶制御プログラムと、上記発信データ参
照先記憶制御プログラムに基づいて記憶された発信デー
タの参照先に基づいて、該当する通信登録情報を上記通
信登録情報記憶手段から読み出すとともに、読み出した
通信登録情報を含む情報を発信データとして上記出力手
段により出力させるための発信データ出力制御プログラ
ムとを含むプログラムを記憶したことを特徴としてい
る。
【0041】この記憶媒体によれば、記憶されたプログ
ラムに基づいてCPUを動作させることにより、請求項
8に記載の通信装置の動作を実現することができる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について図面を参照して具体的に説明する。
【0043】図1は、本発明にかかる通信装置の一実施
形態として、ファクシミリ電話装置の使用形態を示した
説明図である。この図に示すように、ファクシミリ電話
装置は、コードレス送受信機能を備えたファクシミリ装
置本体Aと、そのファクシミリ装置本体Aとの間でコー
ドレス送受信機能に基づいて各種信号を送受信する子機
電話装置Bとを具備して構成されている。これらファク
シミリ装置本体Aおよび子機電話装置Bのそれぞれに
は、電話番号や設定コマンドなどをキー入力するための
キースイッチ群A1,B1が設けられているとともに、
各種の情報を表示するための液晶などからなるディスプ
レイA2,B2が設けられている。なお、本発明にかか
る通信装置の特徴的機能は、上記ファクシミリ装置本体
A、子機電話装置Bのいずれにも備えられており、その
構成、動作については、両装置A,Bとも本質的に同一
であることから、ファクシミリ装置本体Aについて以下
に説明する。
【0044】図2は、図1に示すファクシミリ装置本体
Aの回路構成を示した回路ブロック図であって、この図
に示すように、ファクシミリ装置本体Aは、CPU1、
NCU2、RAM3、モデム4、ROM5、EEPRO
M6、ゲートアレイ7、コーデック8、DMAC9、読
取部11、印字部12、操作部13、表示部14、コー
ドレス送受信部15、および時計部16を具備して構成
されている。CPU1、NCU2、RAM3、モデム
4、ROM5、EEPROM6、ゲートアレイ7、コー
デック8、およびDMAC9は、バス線により相互に接
続されている。バス線には、アドレスバス、データバ
ス、および制御信号線が含まれる。ゲートアレイ7に
は、読取部11、印字部12、操作部13、表示部1
4、コードレス送受信部15、および時計部16が接続
されている。NCU2には、通信回線の一例としての公
衆電話回線21が接続されている。
【0045】CPU1は、ファクシミリ装置本体A全体
を制御する。NCU2は、送受話器やフックスイッチ回
路、さらにラインリレーや呼出音鳴動回路などを備えて
おり、公衆電話回線21に接続されて網制御を行うこと
で、呼出信号の受信に応じて呼出音を鳴動させたり、発
呼信号の発信を制御する。RAM3は、充電電池などに
より電源バックアップが施されており、通信処理などに
関連した各種データを記憶する。モデム4は、通信デー
タの変調や復調などを行う。ROM5は、各種のプログ
ラムや初期設定値などのデータを記憶している。EEP
ROM6は、各種のフラグや通信に関連するデータなど
を記憶する。ゲートアレイ7は、CPU1の入出力イン
ターフェースとして機能する。コーデック8は、ファク
シミリ通信データの符号化や復号化を行う。DMAC9
は、RAM3へのデータの書き込みや読み出しを行う。
【0046】読取部11は、光源やイメージセンサなど
を備えており、原稿用紙から画像を読み取って画像信号
を出力する。印字部12は、たとえばインクジェット方
式などの印字出力機器を備えており、受信画像やコピー
時の読取画像などを記録用紙上に印字するとともに、通
信履歴レポートを印字出力する。操作部13は、上記し
たキースイッチ群A1などを備えており、キー入力操作
に応じた電話番号や設定コマンドなどを信号として出力
する。表示部14は、上記したディスプレイA2を備え
ており、CPU1により制御されて各種のデータを表示
出力する。コードレス送受信部15は、無線送受信回路
などを備えており、上記した子機電話装置Bとの間で各
種情報を無線方式で送受信する。時計部16は、現在日
時を計時する時計回路などを備えており、受信日時や発
信日時を取得するために用いられる。なお、公衆電話回
線21においては、NDSが提供されており、ファクシ
ミリ装置本体Aおよび子機電話装置Bは、ともにNDS
に対応したサービス機能を備えている。つまり、加入者
端末装置から発呼信号が発信されると、公衆電話回線2
1を通じて相手先端末装置に呼出信号が送られるととも
に、その呼出信号とともに発信元電話番号を内容とした
発識別信号も送られる。ここでいう呼出信号および発識
別信号は、発信元から直接公衆電話回線21を通じて送
られるものではなく、局内交換機を介して通知される信
号であり、このような信号を受信可能なファクシミリ装
置本体Aおよび子機電話装置Bには、発信元電話番号を
記憶する機能が備えられている。
【0047】図3は、受信処理に関する各機能手段の相
互関係を示したブロック構成図であって、この図に基づ
いて受信処理の要点について説明すると、まず、公衆電
話回線21とラインリレー30との間においてNCU2
の呼出信号受信手段31が発信元からの呼出信号を受信
した場合、その呼出信号に応じてNCU2の呼出音鳴動
手段32が呼出音を鳴動させる。この際、CPU1の発
識別信号受信判別手段40は、呼出信号受信手段31の
受信結果に基づいて、呼出信号とともに発識別信号を受
信したか否かを判別している。続いて、CPU1の発信
元電話番号取得手段41は、発識別信号を受信したと判
別すると、モデム4を駆使してその発識別信号を復調さ
せ、呼出信号の発信元を示す発信元電話番号を取得す
る。取得された発信元電話番号は、CPU1により一旦
RAM3に記憶されるとともに、出力手段60に属する
表示部14のディスプレイA2に表示される。この際、
CPU1の受信日時取得手段42は、呼出信号を受信し
た日時も時計手段70に属する時計部16から取得して
一旦RAM3に記憶させている。その後、CPU1の受
信応答検知手段43は、呼出音の鳴動に応じて送受話器
などが持ち上げられたか否かを、NCU2のフックスイ
ッチ回路33を駆使して検知する。
【0048】以上のようにして得られた発信元電話番号
および受信日時は、着信履歴に関する着信データとして
RAM3に一時的に記憶され、この着信データは、以下
に説明する記憶方式によりEEPROM6の着信データ
記憶エリア6aに記憶されることとなる。このような着
信データの記憶手段としてのEEPROM6には、着信
データ記憶エリア6aとは別に、電話帳機能として通信
相手先の名称や電話番号などを通信登録情報としてあら
かじめ登録しておくための通信登録情報記憶エリア6b
が設けられている。
【0049】着信データの記憶方式について再び図3を
参照して概略説明すると、RAM3に記憶された着信デ
ータは、発信元との通信終了時点でEEPROM6に記
憶される。ここでいう通信終了時点とは、CPU1の受
信応答検知手段43により一旦オフフックされたことが
検知され、その後オンフックされたことが検知された時
点、あるいは、CPU1の呼出信号受信手段31が呼出
信号に代わり切断信号を受信した時点をいう。着信デー
タを記憶する際、まず、CPU1の着信データ検索手段
44は、RAM3に記憶された最新の発信元電話番号
(以下、「着信番号」という)を含む着信データを、着
信データ記憶エリア6aに既に記憶されている所定件数
分の着信データから検索する。その検索結果として同一
の着信番号を含む着信データが得られた場合、CPU1
の着信データ消去手段45は、着信データ記憶エリア6
aから古い履歴となる着信データを消去する。そして、
CPU1の最新着信データ記憶制御手段46は、消去の
対象とされた最新の着信番号を含む着信データをRAM
3から取り込むとともに、その着信データを古い履歴に
代わる最新の着信データとして着信データ記憶エリア6
aに記憶させる。これにより、古い履歴と新しい履歴の
着信データが入れ替わってEEPROM6に記憶された
状態となり、同一の着信番号が重複して記憶されること
がない。
【0050】一方、上記のような記憶方式とは別に、呼
出信号を受信する際に得られた最新の着信番号を含む着
信データ全てを記憶させておく記憶モードも、設定可能
とされている。このような記憶モードが使用者のキー操
作などにより設定されている場合、CPU1の全着信デ
ータ記憶制御手段47は、RAM3に記憶された最新の
着信番号を含む着信データをそのまま着信データ記憶エ
リア6aに記憶させる。これにより、同一の着信番号を
含む着信データが重複してEEPROM6に記憶された
状態となる。
【0051】また、上記した各記憶方式が実行される
際、CPU1の通信登録情報検索手段48は、RAM3
に記憶された最新の着信番号と同一の電話番号を、通信
登録情報記憶エリア6bに記憶されている所定件数分の
通信登録情報から検索する。その検索結果として着信番
号に該当する通信登録情報が得られた場合、CPU1の
着信データ参照先記憶制御手段49は、RAM3に記憶
された最新の着信データそのものを着信データ記憶エリ
ア6aに書き込むことなく、検索結果として得られた通
信登録情報のアドレス参照先を受信日時とともに着信デ
ータ記憶エリア6aに書き込むこととなる。このように
して着信データ記憶エリア6aに書き込まれたアドレス
参照先は、着信データに含まれる着信番号に比べて小さ
いデータ容量となる。
【0052】さらに、呼出信号を受信してから発信元と
の通信を終了するまでの間、使用者が所定のキー入力操
作を行うことにより、CPU1の着信データ記憶禁止手
段50は、RAM3に記憶された最新の着信番号を含む
着信データを削除し、着信データ記憶エリア6aにその
着信データを記憶させることがない。なお、着信データ
をEEPROM6に記憶させることなく着信履歴を残さ
ない処置は、通信を終了して待ち受け状態の場合にも可
能とされている。
【0053】以上のような各種の記憶方式にて着信デー
タが記憶されるEEPROM6の着信データ記憶エリア
6aには、着信データの記憶領域となるレコード部や記
憶番地を示すアドレス部が設けられているとともに、そ
の着信データの履歴順位を示すインデックスポインタ部
が設けられている。レコード部は、可変長データの記憶
領域と定義されており、一のレコード部に対して着信デ
ータまたはアドレス参照先が書き込まれる際、そのレコ
ード部に対応するインデックスポインタ部には、前後に
記憶された着信データの記憶番地が記憶されている。こ
のような着信データ記憶エリア6aに記憶された着信デ
ータは、最終的に使用者が所定のキー入力操作を行うこ
とにより、出力手段60に属する表示部14のディスプ
レイA2に表示されたり、あるいは出力手段60に属す
る印字部12から着信履歴レポートとして一覧形式で印
字されることとなる。この際、着信データそのものに代
わってアドレス参照先が着信データ記憶エリア6aに書
き込まれている場合、CPU1の着信データ出力制御手
段51は、その着信データ記憶エリア6aに書き込まれ
たアドレス参照先に基づいて、該当する通信登録情報を
通信登録情報記憶エリア6bから読み出すとともに、読
み出した通信登録情報に含まれる電話番号を受信日時と
ともに着信データとして出力手段60に出力させる。
【0054】そうして表示部14のディスプレイA2に
着信データとしての電話番号および受信日時が表示され
た後、使用者によって発信ボタンなどが操作されると、
CPU1の着信データ発信手段52は、表示された着信
データのうち、使用者によって選択された着信データに
含まれる電話番号を発呼信号としてNCU2を介して発
信する処理を行う。
【0055】以上のような受信処理に対して、発信処理
においても同様の機能が備えられている。図4は、発信
処理に関する各機能手段の相互関係を示したブロック構
成図であって、この図に基づいて発信処理の要点につい
て説明する。なお、上記した受信処理と同様となるもの
については、その説明を省略する。
【0056】まず、使用者が所定のキー操作を行うこと
により、発呼先の電話番号が出力手段60に属する表示
部14のディスプレイA2に表示され、それに前後して
発信ボタンなどが操作されると、CPU1の発呼信号発
信手段80は、ラインリレー30により回線を閉結させ
た状態とし、その発呼先電話番号を内容とした発呼信号
を公衆電話回線21上に送る。この際、CPU1の発呼
先電話番号取得手段81は、発呼信号送信手段80によ
って送信された発呼先電話番号を一旦RAM3に記憶さ
せる。そして、CPU1の発信日時取得手段82は、発
呼信号を発信した日時も時計手段70に属する時計部1
6から取得して一旦RAM3に記憶させている。
【0057】これら発呼先電話番号および発信日時は、
発信履歴に関する発信データとしてRAM3に一時的に
記憶され、この発信データは、発呼先との通信を終了し
た時点で、以下に説明する記憶方式によりEEPROM
6の発信データ記憶エリア6cに記憶されることとな
る。
【0058】発信データの記憶方式について概略説明す
ると、RAM3に記憶された発信データは、発呼先との
通信終了時点でEEPROM6に記憶されるが、この発
信データを記憶する際、まず、CPU1の発信データ検
索手段83は、RAM3に記憶された最新の発呼先電話
番号(以下、「発信番号」という)を含む発信データ
を、発信データ記憶エリア6cに既に記憶されている所
定件数分の発信データから検索する。その検索結果とし
て同一の発信番号を含む発信データが得られた場合、C
PU1の発信データ消去手段84は、発信データ記憶エ
リア6cから古い履歴となる発信データを消去する。そ
して、CPU1の最新発信データ記憶制御手段85は、
消去の対象とされた最新の発信番号を含む発信データを
RAM3から取り込むとともに、その発信データを古い
履歴に代わる最新の発信データとして発信データ記憶エ
リア6cに記憶させる。これにより、古い履歴と新しい
履歴の発信データが入れ替わってEEPROM6に記憶
された状態となり、同一の着信番号が重複して記憶され
ることがない。
【0059】一方、上記のような記憶方式とは別に、発
呼信号を発信する際に送出された最新の発信番号を含む
発信データ全てを記憶させておく記憶モードも、設定可
能とされている。このような記憶モードが使用者のキー
操作などにより設定されている場合、CPU1の全発信
データ記憶制御手段86は、RAM3に記憶された最新
の発信番号を含む発信データをそのまま発信データ記憶
エリア6cに記憶させる。これにより、同一の発信番号
を含む発信データが重複してEEPROM6に記憶され
た状態となる。
【0060】また、上記した各記憶方式が実行される
際、CPU1の通信登録情報検索手段48は、受信処理
の場合と同様にして、RAM3に記憶された最新の発信
番号と同一の電話番号を、通信登録情報記憶エリア6b
に記憶されている所定件数分の通信登録情報から検索す
る。その検索結果として発信番号に該当する通信登録情
報が得られた場合、CPU1の発信データ参照先記憶制
御手段87は、RAM3に記憶された最新の発信データ
そのものを発信データ記憶エリア6cに書き込むことな
く、検索結果として得られた通信登録情報のアドレス参
照先を発信日時とともに発信データ記憶エリア6cに書
き込むこととなる。このようにして発信データ記憶エリ
ア6cに書き込まれたアドレス参照先は、発信データに
含まれる発信番号に比べて小さいデータ容量となる。
【0061】さらに、発呼信号を発信してから発呼先と
の通信を終了までの間、使用者が所定のキー入力操作を
行うことにより、CPU1の発信データ記憶禁止手段8
8は、RAM3に記憶された最新の発信番号を含む発信
データを削除し、発信データ記憶エリア6cにその発信
データを記憶させることがない。なお、発信データをE
EPROM6に記憶させることなく発信履歴を残さない
処置は、通信を終了して待ち受け状態の場合にも可能と
されている。
【0062】以上のような各種の記憶方式にて発信デー
タが記憶されるEEPROM6の発信データ記憶エリア
6cも、先述の着信データ記憶エリア6aと同様の構造
とされており、発信データ記憶エリア6cに記憶された
発信データは、最終的に使用者が所定のキー入力操作を
行うことにより、出力手段60に属する表示部14のデ
ィスプレイA2に表示されたり、あるいは出力手段60
に属する印字部12から発信履歴レポートとして一覧形
式で印字されることとなる。この際、発信データそのも
のに代わってアドレス参照先が発信データ記憶エリア6
cに書き込まれている場合、CPU1の発信データ出力
制御手段89は、その発信データ記憶エリア6cに書き
込まれたアドレス参照先に基づいて、該当する通信登録
情報を通信登録情報記憶エリア6bから読み出すととも
に、読み出した通信登録情報に含まれる電話番号を発信
日時とともに発信データとして出力手段60に出力させ
る。
【0063】そうして表示部14のディスプレイA2に
発信データとしての電話番号および発信日時が表示され
た後、使用者によって発信ボタンなどが操作されると、
CPU1の発信データ再発信手段90は、表示された発
信データのうち、使用者によって選択された発信データ
に含まれる電話番号を発呼信号としてNCU2を介して
発信する処理を行うこととなる。
【0064】次に、ファクシミリ装置本体Aにおける受
信処理時および発信処理時の動作について、図面を参照
して詳細に説明する。
【0065】図5は、受信処理時における記憶処理手順
を示したフローチャートであって、まず最初に、CPU
1は、公衆電話回線21の極性反転に続いてNCU2が
端末起動信号を受信することにより受信処理を開始させ
ている。
【0066】受信処理が開始されると、CPU1は、端
末起動信号の受信に応じてラインリレー30が接点を閉
結することにより、NCU2が発識別信号を受信したか
否かを判別している(S1)。
【0067】発識別信号を受信した場合(S1:YE
S)、CPU1は、受信した発識別信号をモデム4によ
り復調させることで、その発識別信号から着信番号(発
信元電話番号)を取得する(S2)。
【0068】着信番号を取得したCPU1は、発識別信
号の受信完了を示す受信完了信号をNCU2により送出
させる(S3)。これにより、発信元に対して課金され
ることのない一次応答処理が完了する。
【0069】この際、CPU1は、取得した着信番号を
RAM3に一旦記憶させるとともに(S4)、表示部1
4のディスプレイA2にその着信番号を表示させる(S
5)。
【0070】続いて、NCU2が呼出信号を受信するこ
とにより、CPU1は、時計部16から受信日時を取得
してRAM3に一旦記憶させる(S6)。このようにし
てRAM3に一時的に記憶された着信番号および受信日
時は、着信履歴を示すための着信データとして取り扱わ
れることとなる。
【0071】さらに、CPU1は、呼出信号の受信に応
じてNCU2を駆使することで呼出音を鳴動させる(S
7)。
【0072】そうして、呼出音の鳴動とともに着信番号
がディスプレイA2に表示されると、CPU1は、フッ
クスイッチ回路33からのフック信号に基づいて、オフ
フック状態であるか否かを検知する(S8)。つまり、
CPU1は、送受話器などが持ち上げられることで呼出
信号の受信に応じて応答したか否かを検知している。
【0073】オフフック状態であることが検知された場
合(S8:YES)、CPU1は、呼出音の鳴動を停止
させるとともに(S9)、NCU2のフックスイッチ回
路33を介して回線が閉結されたことを検知する(S1
0)。
【0074】このようにして回線閉結を検知したCPU
1は、受信処理に関するプログラムの実行を終了し、続
いて回線接続状況を監視する処理に移行する(S1
1)。このS11の処理が開始されることにより、双方
向通話などが可能な発信元に対して課金された状態の二
次応答処理が開始される。
【0075】S11の処理が開始されると、CPU1
は、回線状況の監視中に使用者が削除ボタンなどを操作
することで着信データの記憶禁止を要求したか否かを判
断する(S12)。
【0076】使用者によって着信データの記憶禁止が要
求されることなく、回線状況の監視が続行される場合
(S12:NO)、CPU1は、再びフックスイッチ回
路33からのフック信号に基づいて、今度はオンフック
状態であるか否かを検知する(S13)。つまり、CP
U1は、送受話器などが置かれることで回線が開放され
た状態であるか否かを検知している。
【0077】オンフック状態であることが検知された場
合(S13:YES)、CPU1は、NCU2のフック
スイッチ回路33を介して回線が開放されたことを検知
する(S14)。
【0078】このようにして回線開放が検知された直
後、CPU1は、RAM3に記憶された着信番号および
受信日時を内容とする着信データを、EEPROM6の
着信データ記憶エリア6aに記憶させる処理を行い(S
15)、その後、この受信処理に関する一連の処理動作
を終了する。このS15における着信データ記憶処理に
ついては、後の説明にて詳細に説明する。
【0079】S13において、オンフック状態とされる
ことなく回線接続された状態が継続される場合(S1
3:NO)、CPU1は、S11に戻って回線接続状況
の監視を続ける。
【0080】S12において、着信データの記憶禁止が
要求された場合(S12:YES)、CPU1は、その
時点でRAM3に記憶されている着信データを削除し
(S16)、その後、S13に移る。なお、このS16
の処理が行われた場合、RAM3には、EEPROM6
に書き込むべき受信データが存在しないことから、結
局、S15の着信データ記憶処理は、実行されないこと
となる。
【0081】S8において、オフフック状態とされない
場合(S8:NO)、つまり、呼出信号の受信に応じて
応答しない場合、CPU1は、S7に戻って呼出音の鳴
動を続行させる。
【0082】S1において、発識別信号を受信しなかっ
た場合(S1:NO)、たとえば、発信元の端末装置が
公衆電話であったり、あるいはNDSに基づく電話番号
の通知が不可とされていた場合、CPU1は、S6にジ
ャンプしてそれ以降の処理動作を行う。この場合、発信
元の電話番号は、通知されない状態であるので、着信番
号がRAM3に記憶されることなく、着信データの内容
には、受信日時のみが含まれることとなる。
【0083】以上説明した受信処理に関する処理動作中
においては、発信元の端末装置がオンフック状態とされ
ることで、トーン信号などの回線切断信号を受信する場
合がある。このような回線切断信号を受信した場合、C
PU1は、回線切断信号を受信するまでに行っていた処
理動作を中止して割込処理を行う。この割込処理が開始
されると、CPU1は、割込処理が開始されるまでに行
っていた処理動作、たとえば呼出音鳴動などの処理動作
を停止させた後、上記したS15の着信データ記憶処理
を実行することとなる。
【0084】さらに、図6は、図5に示すS15の着信
データ記憶処理における動作手順を示したフローチャー
トであって、この図に基づいて着信データ記憶処理につ
いて説明すると、まず、CPU1は、RAM3に記憶さ
れた着信データが有るか否かを判断する(S21)。な
お、ここでいう着信データには、着信番号および受信日
時が含まれ、その着信番号には、発識別信号を受信する
ことなく発信元電話番号が無い場合も含まれるとする。
【0085】RAM3に着信データが記憶されている場
合(S21:YES)、つまり、上記S16の処理動作
が行われることなく、この着信データ記憶処理が開始さ
れる場合、CPU1は、その時点でRAM3に記憶され
ている着信番号と、通信登録情報記憶エリア6bに記憶
されている通信登録情報のなかの電話番号(以下、「登
録番号」という)とが一致するか否かを判断する(S2
2)。
【0086】着信番号と登録番号とが一致する場合(S
22:YES)、つまり、着信番号が通信相手先の電話
番号として既に登録されている場合、CPU1は、その
登録番号を含む通信登録情報のアドレス参照先をEEP
ROM6の通信登録情報記憶エリア6bから取得する
(S23)。
【0087】こうしてアドレス参照先を取得したCPU
1は、使用者による設定モードの選択によって、最新の
着信データを記憶させるモード(最新登録モード)が選
択されているか、または呼出信号の受信ごとに得られた
全ての着信データを記憶させるモード(全登録モード)
が選択されているかを判断する(S24)。
【0088】最新登録モードが選択されている場合(S
24:YES)、CPU1は、RAM3に記憶されてい
る最新の着信番号と、着信データ記憶エリア6aに記憶
されている履歴に残る着信データに含まれた着信番号と
が一致するか否かを判断する(S25)。ここで、着信
番号の一致を判断する際、CPU1は、S23において
取得したアドレス参照先に基づいて、着信番号が一致す
るか否かの判断処理を実行することとなる。
【0089】最新の着信番号と履歴に残る着信番号とが
一致する場合(S25:YES)、つまり、現時点で取
得された着信番号が既に着信履歴としてEEPROM6
に記憶されている場合、CPU1は、履歴として残され
ている古い着信データをEEPROM6の着信データ記
憶エリア6aから消去する(S26)。この際、その古
い着信データに付随して記憶されたインデックスポイン
タに基づいて、他の着信データの履歴順位が書き換えら
れることとなる。
【0090】続いて、CPU1は、最新の着信番号を含
む着信データをEEPROM6の着信データ記憶エリア
6aに記憶させ(S27)、その後、この着信データ記
憶処理に関するプログラムの実行を終了する。この際、
S23においてアドレス参照先が取得されていることか
ら、RAM3に記憶された着信番号が直接用いられるこ
となく、そのアドレス参照先が実際にEEPROM6の
着信データ記憶エリアに6aに記憶されることとなる。
【0091】S25において、最新の着信番号と履歴に
残る着信番号とが一致しない場合(S25:NO)、つ
まり、現時点で取得された着信番号が既に着信履歴とし
て残されている着信番号とは全く別の着信番号である場
合、CPU1は、EEPROM6に残された古い着信デ
ータを消去することなく、S27の処理に飛んで最新の
着信番号を着信データとして着信データ記憶エリア6a
に記憶させる。この際、着信データ記憶エリア6aに割
り当てられた所定件数分を越えて最新の着信データが記
憶される場合、CPU1は、最も古い履歴の着信データ
を消去するとともに、その消去した着信データに代わり
最新の着信データを記憶させる。
【0092】S24において、全登録モードが選択され
ている場合(S24:NO)、CPU1は、S25,S
26の処理を行うことなく、S27に飛んで最新の着信
データ全てを記憶させることとなる。
【0093】S22において、着信番号と登録番号とが
一致しない場合(S22:NO)、つまり、着信番号が
通信相手先の電話番号として登録されていない場合、C
PU1は、S23の処理を行うことなくS24の処理に
移る。ここで、S22において「NO」の場合、CPU
1は、RAM3に記憶されている最新の着信番号を基に
してS24以降の処理を行うこととなる。
【0094】したがって、上記記憶方式が採用されたフ
ァクシミリ装置本体Aによれば、呼出信号の受信時に着
信番号が得られると、その着信番号が着信データとして
EEPROM6に記憶されるが、そうして記憶された所
定件数分の着信データのなかに受信時に得られた最新の
着信番号を含む着信データがあると、その着信データが
EEPROM6から消去されるとともに、最新の着信番
号が消去された着信データに代わってEEPROM6に
記憶されることとなる。つまり、データ内容に含まれた
着信番号を同一とする着信データが重複して記憶される
場合、古い履歴と最新の履歴の着信データが入れ替わっ
て記憶されるので、同一の着信番号を含む着信データが
複数件数にわたってEEPROM6に記憶されることも
なく、この種の着信データを限りある記憶容量のEEP
ROM6に対して効率良く記憶させることができる。
【0095】また、着信データをEEPROM6に記憶
する際、あらかじめ記憶されている通信登録情報のなか
に受信時に得られた最新の着信番号を含む通信登録情報
がある場合、その該当する通信登録情報のアドレス参照
先が着信データに代わってEEPROM6に記憶され
る。つまり、着信番号に一致する電話番号が通信登録情
報のなかに既に登録されている場合、実際の着信番号を
内容とした着信データに入れ替わって、その着信番号に
該当する通信登録情報のアドレス参照先が記憶されるの
で、十数桁にも及んでバイト数が多大となる着信番号に
比べて、小さいデータ容量のアドレス参照先が記憶され
ることとなり、既に記憶されている通信登録情報を有効
に利用して、この種の着信データを限りある記憶容量の
EEPROM6に対して効率良く記憶させることができ
る。
【0096】さらに、呼出信号を受信してから発信元と
の通話などを終了するまでの間、使用者の要求に応じて
着信番号を着信データとして記憶させないことができる
ので、発信元と通話などを行っている最中に記憶してお
く必要がない、あるいは秘匿すべき着信番号と使用者が
判断して所定のキー操作を行うことにより、その着信番
号が着信データとして記憶されることなく、その結果、
限りある記憶容量のEEPROM6に対して必要な着信
データのみを効率良く記憶させることができる。
【0097】さらに、表示部14のディスプレイA2に
より表示された着信データのうち、使用者によって任意
に選択された着信データに含まれる着信番号を発呼信号
として発信することができるので、不在着信した場合な
どの発信元に対して簡単な選択操作のみで逆に接続を行
うことができる。
【0098】以上のような受信処理の場合に対して、図
7は、発信処理時における記憶処理手順を示したフロー
チャートであって、まず最初に、CPU1は、使用者が
操作部13における数字ボタンや登録ボタンなどをキー
入力操作することによって、発信番号が入力されたか否
かを判断している(S31)。
【0099】発信番号が入力されると(S31:YE
S)、CPU1は、入力された発信番号を表示部14の
ディスプレイA2に表示させる(S32)。
【0100】その表示後、CPU1は、操作部13の発
信ボタンなどがキー入力操作されたり、あるいは送受話
器などが持ち上げられた状態であるか、すなわち、オフ
フック状態であるか否かを検知する(S33)。
【0101】オフフック状態であることが検知された場
合(S33:YES)、CPU1は、NCU2のフック
スイッチ回路33を介して回線が閉結されたことを検知
する(S34)。
【0102】回線が閉結されたことを検知した直後、C
PU1は、入力された発信番号を発呼信号としてNCU
2を介して公衆電話回線21上に送出する(S35)。
【0103】そうして発呼信号が送出されると、CPU
1は、その発呼信号の内容に含まれる発信番号をRAM
3に一旦記憶させる(S36)。
【0104】それに続いて、CPU1は、時計部16か
ら発信日時を取得してRAM3に一旦記憶させる(S3
7)。このようにしてRAM3に一時的に記憶された発
信番号および発信日時は、発信履歴を示すための発信デ
ータとして取り扱われることとなる。
【0105】そうして回線閉結を検知した後、発信デー
タを取得したCPU1は、発信処理に関するプログラム
の実行を終了し、続いて回線接続状況を監視する処理に
移行する(S38)。このS38の処理において、CP
U1は、交換機から送信されてくる呼出音(リングバッ
クトーン)や話中音(ビジートーン)を検出している。
このような呼出音や話中音などのトーン信号が検出され
なくなると、双方向通話などが可能な状態となる。
【0106】S38の処理が開始されると、CPU1
は、回線状況の監視中に使用者が削除ボタンなどを操作
することで発信データの記憶禁止を要求したか否かを判
断する(S39)。
【0107】使用者によって発信データの記憶禁止が要
求されることなく、回線状況の監視が続行される場合
(S39:NO)、CPU1は、再びフックスイッチ回
路33からのフック信号に基づいて、今度はオンフック
状態であるか否かを検知する(S40)。つまり、CP
U1は、送受話器などが置かれることで回線が開放され
た状態であるか否かを検知している。
【0108】オンフック状態であることが検知された場
合(S40:YES)、CPU1は、NCU2のフック
スイッチ回路33を介して回線が開放されたことを検知
する(S41)。
【0109】このようにして回線開放が検知された直
後、CPU1は、RAM3に記憶された発信番号および
発信日時を内容とする発信データを、EEPROM6の
発信データ記憶エリア6cに記憶させる処理を行い(S
42)、その後、この発信処理に関する一連の処理動作
を終了する。このS42における発信データ記憶処理に
ついては、後の説明にて詳細に説明する。
【0110】S40において、オンフック状態とされる
ことなく回線接続された状態が継続される場合(S4
0:NO)、CPU1は、S38に戻って回線接続状況
の監視を続ける。
【0111】S39において、発信データの記憶禁止が
要求された場合(S39:YES)、CPU1は、その
時点でRAM3に記憶されている発信データを削除し
(S43)、その後、S40に移る。なお、このS43
の処理が行われた場合、RAM3には、EEPROM6
に書き込むべき発信データが存在しないことから、結
局、S42の発信データ記憶処理は、実行されないこと
となる。
【0112】S33において、オフフック状態とされな
い場合(S33:NO)、つまり、回線接続のための操
作が何らなされない場合、CPU1は、S32に戻って
入力された発信番号の表示を繰り返し行う。
【0113】S31において、発信番号が入力されない
場合(S31:NO)、CPU1は、S33の処理と同
様にしてオフフック状態であるか否かを検知する(S4
4)。
【0114】オフフック状態であることが検知された場
合(S44:YES)、CPU1は、NCU2のフック
スイッチ回路33を介して回線が閉結されたことを検知
する(S45)。
【0115】回線が閉結されたことを検知した後、CP
U1は、S31の処理と同様にして発信番号が入力され
たか否かを検知する(S46)。
【0116】発信番号が入力されると(S46:YE
S)、CPU1は、S35以降の一連の処理動作を実行
する。
【0117】逆に、回線閉結を検知してから発信番号が
入力されない場合(S46:NO)、CPU1は、所定
時間の経過をカウントすることでタイムアウトと判断し
(S47:YES)、発信データを記憶させることな
く、この発信処理に関するプログラムの実行を終了す
る。
【0118】S47において、タイムアウトと判断され
ない場合(S47:NO)、CPU1は、所定時間が経
過するまでS46の発信番号の入力を待ち続ける。
【0119】次に、図8は、図7に示すS42の発信デ
ータ記憶処理における動作手順を示したフローチャート
であって、この図に基づいて発信データ記憶処理につい
て説明すると、まず、CPU1は、RAM3に記憶され
た発信データが有るか否かを判断する(S51)。
【0120】RAM3に発信データが記憶されている場
合(S51:YES)、つまり、上記S43の処理動作
が行われることなく、この発信データ記憶処理が開始さ
れる場合、CPU1は、その時点でRAM3に記憶され
ている発信番号と、通信登録情報記憶エリア6bに記憶
されている通信登録情報のなかの登録番号とが一致する
か否かを判断する(S52)。
【0121】発信番号と登録番号とが一致する場合(S
52:YES)、つまり、発信番号が通信相手先の電話
番号として既に登録されている場合、CPU1は、その
登録番号を含む通信登録情報のアドレス参照先をEEP
ROM6の通信登録情報記憶エリア6bから取得する
(S53)。
【0122】こうしてアドレス参照先を取得したCPU
1は、使用者による設定モードの選択によって、最新の
発信データを記憶させるモード(最新登録モード)が選
択されているか、または発呼信号の送出ごとに全ての発
信データを記憶させるモード(全登録モード)が選択さ
れているかを判断する(S54)。
【0123】最新登録モードが選択されている場合(S
54:YES)、CPU1は、RAM3に記憶されてい
る最新の発信番号と、発信データ記憶エリア6cに記憶
されている履歴に残る発信データに含まれた発信番号と
が一致するか否かを判断する(S55)。ここで、発信
番号の一致を判断する際、CPU1は、S53において
取得したアドレス参照先に基づいて、発信番号が一致す
るか否かの判断処理を実行することとなる。
【0124】最新の発信番号と履歴に残る発信番号とが
一致する場合(S55:YES)、つまり、現時点で取
得された発信番号が既に発信履歴としてEEPROM6
に記憶されている場合、CPU1は、履歴として残され
ている古い発信データをEEPROM6の発信データ記
憶エリア6cから消去する(S56)。この際、その古
い発信データに付随して記憶されたインデックスポイン
タに基づいて、他の発信データの履歴順位が書き換えら
れることとなる。
【0125】続いて、CPU1は、最新の発信番号を含
む発信データをEEPROM6の発信データ記憶エリア
6cに記憶させ(S57)、その後、この発信データ記
憶処理に関するプログラムの実行を終了する。この際、
S53においてアドレス参照先が取得されていることか
ら、RAM3に記憶された発信番号が直接用いられるこ
となく、そのアドレス参照先が実際にEEPROM6の
発信データ記憶エリアに6cに記憶されることとなる。
【0126】S55において、最新の発信番号と履歴に
残る発信番号とが一致しない場合(S55:NO)、つ
まり、現時点で取得された発信番号が既に発信履歴とし
て残されている発信番号とは全く別の発信番号である場
合、CPU1は、EEPROM6に残された古い発信デ
ータを消去することなく、S57の処理に飛んで最新の
発信番号を発信データとして発信データ記憶エリア6c
に記憶させる。この際、発信データ記憶エリア6cに割
り当てられた所定件数分を越えて最新の発信データが記
憶される場合、CPU1は、最も古い履歴の発信データ
を消去するとともに、その消去した発信データに代わり
最新の発信データを記憶させる。
【0127】S54において、全登録モードが選択され
ている場合(S54:NO)、CPU1は、S55,S
56の処理を行うことなく、S57に飛んで最新の発信
データ全てを記憶させることとなる。
【0128】S52において、発信番号と登録番号とが
一致しない場合(S52:NO)、つまり、発信番号が
通信相手先の電話番号として登録されていない場合、C
PU1は、S53の処理を行うことなくS54の処理に
移る。ここで、S52において「NO」の場合、CPU
1は、RAM3に記憶されている最新の発信番号を基に
してS54以降の処理を行うこととなる。
【0129】したがって、上記記憶方式が採用されたフ
ァクシミリ装置本体Aによれば、発呼信号の発信時に発
信番号が送出され、その発信番号が発信データとしてE
EPROM6に記憶されるが、そうして記憶された所定
件数分の発信データのなかに発信時に得られた最新の発
信番号を含む発信データがあると、該当する発信データ
がEEPROM6から消去されるとともに、最新の発信
番号が消去された発信データに代わってEEPROM6
に記憶されることとなる。つまり、データ内容に含まれ
た発信番号を同一とする発信データが重複して記憶され
る場合、古い履歴と新しい履歴の発信データが入れ替わ
って記憶されるので、同一の発信番号を含む発信データ
が複数件数にわたってEEPROM6に記憶されること
もなく、この種の発信データを限りある記憶容量のEE
PROM6に対して効率良く記憶させることができる。
【0130】また、発信データをEEPROM6に記憶
する際、あらかじめ記憶されている通信登録情報のなか
に発信時に送出された最新の発信番号を含む通信登録情
報がある場合、その該当する通信登録情報のアドレス参
照先が発信データに代わってEEPROM6に記憶され
る。つまり、発信番号に一致する電話番号が通信登録情
報のなかに既に登録されている場合、実際の発信番号を
内容とした発信データに入れ替わって、その発信番号に
該当する通信登録情報のアドレス参照先が記憶されるの
で、十数桁にも及んでバイト数が多大となる発信番号に
比べて、小さいデータ容量のアドレス参照先が記憶され
ることとなり、既に記憶されている通信登録情報を有効
に利用して、この種の発信データを限りある記憶容量の
EEPROM6に対して効率良く記憶させることができ
る。
【0131】さらに、発呼信号を発信してから発呼先と
の通信などを終了するまでの間、使用者の要求に応じて
発信番号を発信データとして記憶させないことができる
ので、発呼先と通話などを行っている最中に記憶してお
く必要がない、あるいは秘匿すべき発信番号と使用者が
判断して所定のキー操作を行うことにより、その発信番
号が発信データとして記憶されることなく、その結果、
限りある記憶容量のEEPROM6に対して必要な発信
データのみを効率良く記憶させることができる。
【0132】さらに、表示部14のディスプレイA2に
より表示された発信データのうち、使用者によって任意
に選択された発信データに含まれる発信番号を発呼信号
として再発信することができるので、不在である場合な
どの発呼先に対して簡単な選択操作のみで再接続を行う
ことができる。
【0133】最後に追加して、着信履歴または発信履歴
などの履歴情報を出力する際の処理動作について説明す
る。なお、着信履歴、発信履歴のいずれであってもその
出力処理手順は、本質的に同一であることから、以下の
説明においては、特に着信履歴に関する出力処理として
説明する。
【0134】図9は、着信履歴を出力する際の処理手順
を示したフローチャートであって、まず、CPU1は、
使用者が操作部13の所定のキーを操作することで、着
信履歴モードが選択されたか否かを判断する(S6
1)。
【0135】着信履歴モードが選択された場合(S6
1:YES)、CPU1は、さらに使用者が操作部13
の所定のキーを操作することで、着信履歴に関する着信
データの表示が指定されたか、または着信履歴レポート
の印字が指定されたかを判断する(S62)。
【0136】着信データの表示が指定された場合(S6
2:YES)、CPU1は、着信データの表示処理を実
行する(S63)。この表示処理において、CPU1
は、EEPROM6の着信データ記憶エリア6aに記憶
された着信データを読み出して1件ごとにディスプレイ
A2に表示させる。この際、表示すべき着信データに含
まれる着信番号が着信データ記憶エリア6aに実際に書
き込まれている場合、CPU1は、着信データ記憶エリ
ア6aからその番号を取り込んでディスプレイA2に表
示させる。一方、着信番号に代えて通信登録情報記憶エ
リア6bのアドレス参照先が着信データ記憶エリア6a
に書き込まれている場合、CPU1は、そのアドレス参
照先に基づいて、通信登録情報記憶エリア6bから該当
する登録番号を取り込むとともに、その番号を着信番号
としてディスプレイA2に表示させる。
【0137】ディスプレイA2に着信番号が表示された
後、CPU1は、使用者により発信ボタンなどが操作さ
れて発呼指示がされたか否かを判断する(S64)。
【0138】そのような発呼指示がなく(S64:N
O)、着信番号の表示が継続される間、CPUは、使用
者によりスクロールボタンが操作されて次順の着信デー
タの表示が指示されたか否かを判断している(S6
5)。
【0139】次順の着信データの表示が指示されること
なく(S65:NO)、使用者により終了キーが操作さ
れた場合(S66:YES)、CPU1は、表示処理な
どを終えるとともに、この着信履歴を出力するためのプ
ログラムの実行を終了する。
【0140】S66において、表示処理が続行される状
態で終了キーが操作されない場合(S66:NO)、C
PU1は、S64に戻って発呼指示を待つ。
【0141】S65において、スクロールボタンが操作
されることなく、次順の着信データ表示が指示された場
合(S65:YES)、CPU1は、S63に戻って次
順の着信データに関して上述の手順と同様にして表示処
理を実行する。
【0142】S64において、発信ボタンなどが操作さ
れて発呼指示がされた場合(S64:YES)、CPU
1は、図7に示す処理手順とほぼ同様の発信処理を実行
する(S67)。
【0143】S62において、着信データの表示が指定
されることなく、着信履歴レポートの印字が指定された
場合(S62:NO)、CPU1は、EEPROM6に
記憶されている全着信データを読み出し、その全着信デ
ータを網羅した着信履歴レポートを印字部12から印字
出力させる処理を行う(S68)。この場合において
も、CPU1は、S63の表示処理の場合と同様の処理
手順にて着信番号をEEPROM6から取り込むことと
なる。
【0144】S61において、着信履歴モードが選択さ
れない場合(S61:NO)、CPU1は、着信履歴モ
ードが選択されるまでS61の処理を繰り返し行う。
【0145】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載し
た発明の通信装置によれば、呼出信号の受信時に発信元
コードが得られると、その発信元コードが着信データと
して記憶手段に記憶されるが、そうして記憶された所定
件数分の着信データのなかに受信時に得られた最新の発
信元コードを含む着信データがあると、その着信データ
が記憶手段から消去されるとともに、最新の発信元コー
ドが消去された着信データに代わって記憶手段に記憶さ
れることとなる。つまり、データ内容に含まれた発信元
コードを同一とする着信データが重複して記憶される場
合、古い履歴と新しい履歴の着信データが入れ替わって
記憶されるので、同一の発信元コードを含む着信データ
が複数件数にわたって記憶手段に記憶されることもな
く、この種の着信データを限りある記憶容量の記憶手段
に対して効率良く記憶させることができる。
【0146】また、請求項2に記載した発明の通信装置
によれば、請求項1に記載の通信装置による効果に加え
て、動作モードを任意に設定変更して使用することで、
受信ごとに得られる最新の発信元コード全てを着信デー
タとして記憶手段に記憶させることができるので、同一
の発信元コードを含む着信データを複数件数にわたって
記憶させない場合のみならず、必要に応じて同一の発信
元コードを含む着信データを重複して記憶させておくこ
とができる。
【0147】さらに、請求項3に記載した発明の通信装
置によれば、呼出信号の受信時に発信元コードが得られ
ると、その発信元コードを含む情報が着信データとして
記憶手段に記憶されるが、そうして着信データを記憶す
る際、あらかじめ記憶されている通信登録情報のなかに
受信時に得られた最新の発信元コードを含む通信登録情
報がある場合、その該当する通信登録情報の通信登録情
報記憶手段における参照先を発信元コードの代わりに含
む着信データが記憶手段に記憶される。つまり、通信登
録情報に存在する発信元コードを含んだ情報を着信デー
タとして記憶する場合、実際の発信元コードに入れ替わ
って、その発信元コードを内容とした通信登録情報の参
照先が記憶されるので、実際に得られた発信元コードに
比べて小さいデータ容量の参照先が記憶されることとな
り、既に記憶されている通信登録情報を有効に利用する
ことで、この種の着信データを限りある記憶容量の記憶
手段に対して効率良く記憶させることができる。
【0148】また、請求項4に記載した発明の通信装置
によれば、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の
通信装置による効果に加えて、呼出信号を受信してから
発信元との通信を終了するまでの間、使用者の要求に応
じて発信元コードを着信データとして記憶させないこと
ができるので、発信元と通信している最中に記憶してお
く必要がない、あるいは秘匿すべき発信元コードと使用
者が判断して所定の操作を行うことにより、その発信元
コードを含む情報が着信データとして記憶されることが
なく、その結果、限りある記憶容量の記憶手段に対して
必要な着信データのみを効率良く記憶させることができ
る。
【0149】さらに、請求項5に記載した発明の通信装
置によれば、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載
の通信装置による効果に加えて、出力手段により出力さ
れた着信データのうち、使用者によって選択された着信
データに含まれる発信元コードを発呼信号として発信す
ることができるので、不在着信した場合などの発信元に
対して簡単な選択操作のみで逆に接続を行うことができ
る。
【0150】また、請求項6に記載した発明の通信装置
によれば、発呼信号の発信時に発呼先コードが送出さ
れ、その発呼先コードが発信データとして記憶手段に記
憶されるが、そうして記憶された所定件数分の発信デー
タのなかに発信時に得られた最新の発呼先コードを含む
発信データがあると、その発信データが記憶手段から消
去されるとともに、最新の発呼先コードが消去された発
信データに代わって記憶手段に記憶されることとなる。
つまり、データ内容に含まれた発呼先コードを同一とす
る発信データが重複して記憶される場合、古い履歴と新
しい履歴の発信データが入れ替わって記憶されるので、
同一の発呼先コードを含む発信データが複数件数にわた
って記憶手段に記憶されることもなく、この種の発信デ
ータを限りある記憶容量の記憶手段に対して効率良く記
憶させることができる。
【0151】さらに、請求項7に記載した発明の通信装
置によれば、請求項6に記載の通信装置による効果に加
えて、動作モードを任意に設定変更して使用すること
で、発呼信号の発信ごとに最新の発呼先コード全てを発
信データとして記憶手段に記憶させることができるの
で、同一の発呼先コードを含む発信データを複数件数に
わたって記憶させない場合のみならず、必要に応じて同
一の発呼先コードを含む発信データを重複して記憶させ
ておくことができる。
【0152】また、請求項8に記載した発明の通信装置
によれば、発呼信号の発信時に発呼先コードが送出され
ると、その発呼先コードを含む情報が発信データとして
記憶手段に記憶されるが、そうして発信データを記憶す
る際、あらかじめ記憶されている通信登録情報のなかに
発信時に送出された最新の発呼先コードを含む通信登録
情報がある場合、その該当する通信登録情報の通信登録
情報記憶手段における参照先を発呼先コードの代わりに
含む発信データが記憶手段に記憶される。つまり、通信
登録情報に存在する発呼先コードを含んだ情報を発信デ
ータとして記憶する場合、実際の発呼先コードに入れ替
わって、その発呼先コードを内容とした通信登録情報の
参照先が記憶されるので、実際の発呼先コードに比べて
小さいデータ容量の参照先が記憶されることとなり、既
に記憶されている通信登録情報を有効に利用すること
で、この種の発信データを限りある記憶容量の記憶手段
に対して効率良く記憶させることができる。
【0153】さらに、請求項9に記載した発明の通信装
置によれば、請求項6ないし請求項8のいずれかに記載
の通信装置による効果に加えて、発呼信号を発信してか
ら発呼先との通信を終了までの間、使用者の要求に応じ
て発呼先コードを発信データとして記憶させないことが
できるので、発呼先と通信している最中に記憶しておく
必要がない、あるいは秘匿すべき発呼先コードと使用者
が判断して所定の操作を行うことにより、その発呼先コ
ードを含む情報が発信データとして記憶されることがな
く、その結果、限りある記憶容量の記憶手段に対して必
要な発信データのみを効率良く記憶させることができ
る。
【0154】また、請求項10に記載した発明の通信装
置によれば、請求項5ないし請求項9のいずれかに記載
の通信装置による効果に加えて、出力手段により出力さ
れた発信データのうち、使用者によって選択された発信
データに含まれる発呼先コードを発呼信号として再び発
信することができるので、不在である場合などの発呼先
に対して簡単な選択操作のみで再接続を行うことができ
る。
【0155】さらに、請求項11に記載した発明の記憶
媒体によれば、記憶されたプログラムに基づいてCPU
を動作させることにより、請求項1に記載の通信装置の
動作を実現することができる。
【0156】また、請求項12に記載した発明の記憶媒
体によれば、記憶されたプログラムに基づいてCPUを
動作させることにより、請求項3に記載の通信装置の動
作を実現することができる。
【0157】さらに、請求項13に記載した発明の記憶
媒体によれば、記憶されたプログラムに基づいてCPU
を動作させることにより、請求項6に記載の通信装置の
動作を実現することができる。
【0158】また、請求項14に記載した発明の記憶媒
体によれば、記憶されたプログラムに基づいてCPUを
動作させることにより、請求項8に記載の通信装置の動
作を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる通信装置の一実施形態として、
ファクシミリ電話装置の使用形態を示した説明図であ
る。
【図2】図1に示すファクシミリ装置本体の回路構成を
示した回路ブロック図である。
【図3】受信処理に関する各機能手段の相互関係を示し
たブロック構成図である。
【図4】発信処理に関する各機能手段の相互関係を示し
たブロック構成図である。
【図5】受信処理時における記憶処理手順を示したフロ
ーチャートである。
【図6】図5に示すS15の着信データ記憶処理におけ
る動作手順を示したフローチャートである。
【図7】発信処理時における記憶処理手順を示したフロ
ーチャートである。
【図8】図7に示すS42の発信データ記憶処理におけ
る動作手順を示したフローチャートである。
【図9】着信履歴を出力する際の処理手順を示したフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 CPU 2 NCU 3 RAM 4 モデム 5 ROM 6 EEPROM 7 ゲートアレイ 8 コーデック 9 DMAC 11 読取部 12 印字部 13 操作部 14 表示部 15 コードレス送受信部 16 時計部 21 公衆電話回線

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線を介して呼出信号を受信する
    際、発信元コードを内容とした信号の受信が可能であ
    り、受信時に得られた上記発信元コードを含む情報を着
    信データとして所定件数分にわたり記憶手段に記憶さ
    せ、そうして記憶された着信データを出力手段により出
    力することができる通信装置であって、 上記記憶手段に記憶されている着信データから、受信時
    に得られた最新の発信元コードを含む着信データを検索
    する着信データ検索手段と、 上記着信データ検索手段により得られた着信データを上
    記記憶手段から消去する着信データ消去手段と、 上記受信時に得られた最新の発信元コードを含む情報を
    着信データとして上記記憶手段に記憶させる最新着信デ
    ータ記憶制御手段とを有することを特徴とする通信装
    置。
  2. 【請求項2】 受信ごとに得られる最新の発信元コード
    を含む情報の全てを着信データとして上記記憶手段に記
    憶させる全着信データ記憶制御手段と、 上記最新着信データ記憶制御手段と上記全着信データ記
    憶制御手段とのうちのいずれかを選択的に動作させる選
    択手段とを有する、請求項1に記載の通信装置。
  3. 【請求項3】 通信回線を介して呼出信号を受信する
    際、発信元コードを内容とした信号の受信が可能であ
    り、受信時に得られた上記発信元コードを含む情報を着
    信データとして所定件数分にわたり記憶手段に記憶さ
    せ、そうして記憶された着信データを出力手段により出
    力することができる通信装置であって、 上記発信元コードを含む通信関連事項を通信登録情報と
    してあらかじめ記憶している通信登録情報記憶手段と、 上記通信登録情報記憶手段に記憶されている通信登録情
    報から、受信時に得られた上記発信元コードを含む通信
    登録情報を検索する通信登録情報検索手段と、 上記通信登録情報検索手段により得られた通信登録情報
    の上記通信登録情報記憶手段における参照先を上記発信
    元コードの代わりに含む着信データを上記記憶手段に記
    憶させる着信データ参照先記憶制御手段と、 上記着信データ参照先記憶制御手段により記憶された着
    信データの参照先に基づいて、該当する通信登録情報を
    上記通信登録情報記憶手段から読み出すとともに、読み
    出した通信登録情報を含む情報を着信データとして上記
    出力手段により出力させる着信データ出力制御手段とを
    有することを特徴とする通信装置。
  4. 【請求項4】 上記呼出信号の受信から通信終了までの
    間、使用者による指示操作に基づいて、その呼出信号の
    受信時に得られた発信元コードを含む情報を着信データ
    として上記記憶手段に記憶させない着信データ記憶禁止
    手段を有している、請求項1ないし請求項3のいずれか
    に記載の通信装置。
  5. 【請求項5】 上記出力手段により出力された着信デー
    タのうち、使用者によって選択された着信データに含ま
    れる発信元コードを発呼信号として発信する着信データ
    発信手段を有している、請求項1ないし請求項4のいず
    れかに記載の通信装置。
  6. 【請求項6】 通信回線を介して発呼信号を発信する
    際、発呼先コードの送出が可能であり、発信時に送出さ
    れた上記発呼先コードを含む情報を発信データとして所
    定件数分にわたり記憶手段に記憶させ、そうして記憶さ
    れた発信データを出力手段により出力することができる
    通信装置であって、 上記記憶手段に記憶されている発信データから、発信時
    に送出された最新の発呼先コードを含む発信データを検
    索する発信データ検索手段と、 上記発信データ検索手段により得られた発信データを上
    記記憶手段から消去する発信データ消去手段と、 上記発信時に送出された最新の発呼先コードを含む情報
    を発信データとして上記記憶手段に記憶させる最新発信
    データ記憶制御手段とを有することを特徴とする通信装
    置。
  7. 【請求項7】 発信ごとに送出される最新の発呼先コー
    ドを含む情報の全てを発信データとして上記記憶手段に
    記憶させる全発信データ記憶制御手段と、 上記最新発信データ記憶制御手段と上記全発信データ記
    憶制御手段とのうちのいずれかを選択的に動作させる選
    択手段とを有する、請求項6に記載の通信装置。
  8. 【請求項8】 通信回線を介して発呼信号を発信する
    際、発呼先コードの送出が可能であり、発信時に送出さ
    れた上記発呼先コードを含む情報を発信データとして所
    定件数分にわたり記憶手段に記憶させ、そうして記憶さ
    れた発信データを出力手段により出力することができる
    通信装置であって、 上記発呼先コードを含む通信関連事項を通信登録情報と
    してあらかじめ記憶している通信登録情報記憶手段と、 上記通信登録情報記憶手段に記憶されている通信登録情
    報から、発信時に送出された上記発呼先コードを含む通
    信登録情報を検索する通信登録情報検索手段と、 上記通信登録情報検索手段により得られた通信登録情報
    の上記通信登録情報記憶手段における参照先を上記発呼
    先コードの代わりに含む発信データを上記記憶手段に記
    憶させる発信データ参照先記憶制御手段と、 上記発信データ参照先記憶制御手段により記憶された発
    信データの参照先に基づいて、該当する通信登録情報を
    上記通信登録情報記憶手段から読み出すとともに、読み
    出した通信登録情報を含む情報を発信データとして上記
    出力手段により出力させる発信データ出力制御手段とを
    有することを特徴とする通信装置。
  9. 【請求項9】 上記発呼信号の発信から通信終了までの
    間、使用者による指示操作に基づいて、その発呼信号の
    発信時に送出された発呼先コードを含む情報を発信デー
    タとして上記記憶手段に記憶させない発信データ記憶禁
    止手段を有している、請求項6ないし請求項8のいずれ
    かに記載の通信装置。
  10. 【請求項10】 上記出力手段により出力された発信デ
    ータのうち、使用者によって選択された発信データに含
    まれる発呼先コードを発呼信号として発信する発信デー
    タ再発信手段を有している、請求項5ないし請求項9の
    いずれかに記載の通信装置。
  11. 【請求項11】 通信回線を介して呼出信号を受信する
    際、発信元コードを内容とした信号の受信が可能であ
    り、受信時に得られた上記発信元コードを含む情報を着
    信データとして所定件数分にわたり記憶手段に記憶さ
    せ、そうして記憶された着信データを出力手段により出
    力することができる通信装置を制御するためのプログラ
    ムを記憶した記憶媒体であって、 上記記憶手段に記憶されている着信データから、受信時
    に得られた最新の発信元コードを含む着信データを検索
    するための着信データ検索プログラムと、 上記着信データ検索プログラムに基づいて得られた着信
    データを上記記憶手段から消去するための着信データ消
    去プログラムと、 上記受信時に得られた最新の発信元コードを含む情報を
    着信データとして上記記憶手段に記憶させるための最新
    着信データ記憶制御プログラムとを含むプログラムを記
    憶したことを特徴とする記憶媒体。
  12. 【請求項12】 通信回線を介して呼出信号を受信する
    際、発信元コードを内容とした信号の受信が可能であ
    り、受信時に得られた上記発信元コードを含む情報を着
    信データとして所定件数分にわたり記憶手段に記憶さ
    せ、そうして記憶された着信データを出力手段により出
    力することができるとともに、上記発信元コードを含む
    通信関連事項を通信登録情報としてあらかじめ記憶して
    いる通信登録情報記憶手段を有する通信装置を制御する
    ためのプログラムを記憶した記憶媒体であって、 上記通信登録情報記憶手段に記憶されている通信登録情
    報から、受信時に得られた上記発信元コードを含む通信
    登録情報を検索するための通信登録情報検索プログラム
    と、 上記通信登録情報検索プログラムに基づいて得られた通
    信登録情報の上記通信登録情報記憶手段における参照先
    を上記発信元コードの代わりに含む着信データを上記記
    憶手段に記憶させるための着信データ参照先記憶制御プ
    ログラムと、 上記着信データ参照先記憶制御プログラムに基づいて記
    憶された着信データの参照先に基づいて、該当する通信
    登録情報を上記通信登録情報記憶手段から読み出すとと
    もに、読み出した通信登録情報を含む情報を着信データ
    として上記出力手段により出力させるための着信データ
    出力制御プログラムとを含むプログラムを記憶したこと
    を特徴とする記憶媒体。
  13. 【請求項13】 通信回線を介して発呼信号を発信する
    際、発呼先コードの送出が可能であり、発信時に送出さ
    れた上記発呼先コードを含む情報を発信データとして所
    定件数分にわたり記憶手段に記憶させ、そうして記憶さ
    れた発信データを出力手段により出力することができる
    通信装置を制御するためのプログラムを記憶した記憶媒
    体であって、 上記記憶手段に記憶されている発信データから、発信時
    に送出された最新の発呼先コードを含む発信データを検
    索するための発信データ検索プログラムと、 上記発信データ検索プログラムに基づいて得られた発信
    データを上記記憶手段から消去するための発信データ消
    去プログラムと、 上記発信時に送出された最新の発呼先コードを含む情報
    を発信データとして上記記憶手段に記憶させるための最
    新発信データ記憶制御プログラムとを含むプログラムを
    記憶したことを特徴とする記憶媒体。
  14. 【請求項14】 通信回線を介して発呼信号を発信する
    際、発呼先コードの送出が可能であり、発信時に送出さ
    れた上記発呼先コードを含む情報を発信データとして所
    定件数分にわたり記憶手段に記憶させ、そうして記憶さ
    れた発信データを出力手段により出力することができる
    とともに、上記発呼先コードを含む通信関連事項を通信
    登録情報としてあらかじめ記憶している通信登録情報記
    憶手段を有する通信装置を制御するためのプログラムを
    記憶した記憶媒体であって、 上記通信登録情報記憶手段に記憶されている通信登録情
    報から、発信時に送出された上記発呼先コードを含む通
    信登録情報を検索するための通信登録情報検索プログラ
    ムと、 上記通信登録情報検索プログラムに基づいて得られた通
    信登録情報の上記通信登録情報記憶手段における参照先
    を上記発呼先コードの代わりに含む発信データを上記記
    憶手段に記憶させるための発信データ参照先記憶制御プ
    ログラムと、 上記発信データ参照先記憶制御プログラムに基づいて記
    憶された発信データの参照先に基づいて、該当する通信
    登録情報を上記通信登録情報記憶手段から読み出すとと
    もに、読み出した通信登録情報を含む情報を発信データ
    として上記出力手段により出力させるための発信データ
    出力制御プログラムとを含むプログラムを記憶したこと
    を特徴とする記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007288596A (ja) * 2006-04-18 2007-11-01 Sanyo Electric Co Ltd 通信装置及び着信履歴の管理方法

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