JPH07162177A - 放熱体 - Google Patents

放熱体

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JPH07162177A
JPH07162177A JP5309407A JP30940793A JPH07162177A JP H07162177 A JPH07162177 A JP H07162177A JP 5309407 A JP5309407 A JP 5309407A JP 30940793 A JP30940793 A JP 30940793A JP H07162177 A JPH07162177 A JP H07162177A
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heat
heat dissipation
flexible
thermal conductivity
radiator
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JP5309407A
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Yoshinori Fujimori
良経 藤森
Toshiya Sakamoto
敏也 坂本
Jun Monma
旬 門馬
Tomiya Sasaki
富也 佐々木
Hideo Iwasaki
秀夫 岩崎
Hiromi Shizu
博美 志津
Naoyuki Sori
尚行 蘓理
Takashi Sano
孝 佐野
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Toshiba Corp
Toshiba Development and Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Electronic Engineering Co Ltd
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Publication date
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    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
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    • H01L2224/4809Loop shape
    • H01L2224/48091Arched
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    • H01L2224/48227Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation connecting the wire to a bond pad of the item
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    • H01L2924/15172Fan-out arrangement of the internal vias
    • H01L2924/15174Fan-out arrangement of the internal vias in different layers of the multilayer substrate

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  • Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】発熱部と放熱部との距離を充分短かく設定でき
ない場合においても、放熱・廃熱効果が充分大きい放熱
体を提供する。 【構成】発熱部11において発生した熱6を離れた放熱
部12に伝達するために、上記発熱部11と放熱部12
とを接続するように設けた高熱伝導性担持体13と、発
熱部11および放熱部12に対する高熱伝導性担持体1
3の接続面を少なくとも含む高熱伝導性担持体13の表
面部に形成された可撓性放熱層14とを備え、この可撓
性放熱層14は樹脂マトリックス15中に高熱伝導性充
填材16を分散してなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は発熱部から放熱部に熱を
伝達する放熱体に係り、特に発熱部と放熱部とが相互に
離れている場合においても効率的に熱伝達が可能な放熱
体に関する。
【0002】
【従来の技術】トランス、モータ、産業機械等の電気機
械、トランジスタ、コンデンサ、LSIパッケージ等の
電子・電気部品、複合機やレーザビームプリンタ(LB
P)等のOA機器、X線診断装置や超音波診断装置等の
医療機器、X線回折装置等の分析装置等は、動作時の発
熱により、寿命が短かくなり、また信頼性も低下し易く
なる。この対策として、例えば電子・電気部品の発熱部
と、放熱フィン等の冷却手段から成る放熱部との間に熱
伝導性および密着性に優れたシート状の放熱体を介装
し、発熱部で発生した熱を効率的に放熱部に伝達せし
め、放熱させる構造が広く採用されている。また上記O
A機器、医療機器または分析機器では、冷却ファン等の
強制換気設備を付設することにより発熱部からの熱の放
出を実施していた。
【0003】より具体的に説明すると、例えば半導体装
置分野においては、図7に示すようなモジュール構造体
1が使用されている。すなわちモジュール構造体1は、
電気絶縁性を有するセラミックス基板2上面に、発熱体
となるLSIやパワーIC等の半導体素子3が搭載さ
れ、さらに半導体素子3にて発生した熱を効率的に放散
させるために、半導体素子3の上面に放熱部品としての
放熱フィン4が接合されて構成される。そして半導体素
子3と放熱フィン4とが互いに近接して対向配置してい
る場合には、両者を直接密着させたり、または放熱体
(サーマルコンパウンド)を介して密着させ、接触熱抵
抗の原因となる空気層を除去することによって伝熱抵抗
を低減することも、ある程度までは可能である。
【0004】しかしながら、発熱体としての半導体素子
3および放熱部品としての放熱フィン4の接合面には微
小な凹凸が形成されているため、そのまま接合したまま
では完全に密着することがなく、介在する空気層が接触
熱抵抗となり、放熱特性が低下してしまう。そこで放熱
フィン4と半導体素子3との接触圧力を高めたり、両者
の接合面に熱伝導性が良好な有機樹脂接着剤5や放熱グ
リースを充填して空気層を除去し、伝熱抵抗を低減した
りする方策がとられている。
【0005】あるいは有機樹脂中に六方晶系窒化ほう素
(BN),Al2 3 ,BeOなどのセラミックス粉末
を添加した充填材を接合面に介在させることにより、凹
凸を減少させると共に熱伝導性を上昇させるような工夫
もなされている。また半導体素子から冷却フィンなどの
放熱部品までの熱抵抗を低減するため、および半導体素
子に湿分が侵入することを防止するために半導体素子の
上面に熱伝導性の良いシリコン樹脂を封止材として介在
させる構造も採用されている。
【0006】この樹脂接着剤5や放熱グリースを介在さ
せることにより、接合面に生じた空隙(凹凸)を埋める
ことによって熱接触抵抗を低減し、半導体素子3にて発
生した熱6を放熱フィン4方向に円滑に伝達せしめ、放
熱特性の改善を図っている。
【0007】一方、図8に示すようにセラミックス多層
基板7上に半導体素子3を搭載した半導体パッケージ8
をボード9に実装する場合において、半導体素子3にて
発生した熱6をボード9側からも放散させる場合には、
セラミックス多層基板7とボード9との間に、シート状
またはグリース状(ペースト状)の放熱体10を介在さ
せている。
【0008】上記の放熱体10は、一般的なマトリック
ス樹脂中に熱伝導性充填材を複合化した混合物で構成さ
れている。マトリックス樹脂としては、例えばシリコー
ンゴム、シリコーンオイルが一般的に用いられ、熱伝導
性充填材としては、例えば窒化硼素、窒化アルミニウム
等の粒子状、板状、繊維状の形状を有するものが用いら
れる。また形態としては、シート、グリース、接着剤、
封止材、注型材などがある。
【0009】また上記のようなマトリックス樹脂へ熱伝
導性充填材を複合化して得られる放熱体は各種製法によ
って製造されるが、特にシート状放熱体は、大別して下
記の3通りの製造方法によって製造されている。
【0010】第1の方法は、マトリックス樹脂(例えば
シリコーンゴム)と熱伝導性素材(例えば窒化ほう素)
を配合し混合して原料混合体とし、この原料混合体を通
常のゴム材料と同様にロール、カレンダ、押出し機等に
よりシート状に成形し、得られた成形体をプレスして加
硫するという方法である。
【0011】第2の方法は、マトリックス樹脂(例えば
シリコーンゴム)と熱伝導性素材(例えば窒化ほう素)
を混合し溶剤に希釈した後、ドクターブレード法に従っ
てシート状に成形し、乾燥してプレスして加硫するとい
う方法である。
【0012】第3の方法は、マトリックス樹脂(例えば
シリコーンゴム)100重量部に対して熱伝導性素材
(例えば窒化ほう素)が200重量部以上配合されてい
るという熱伝導性素材高充填配合物を用いる製法であっ
て、上記原料をニーダ等の密閉式混練機に掛けて混合し
て粉末状ゴム材に形成し、これを所定のシート成形用金
型に一定量充填しプレスして加硫するという方法であ
る。
【0013】上記製法によって調製されたシート状放熱
体は、通常、電子機器等の発熱部に密着して置かれ、放
熱フィンや筐体等へ熱を効果的に運搬する役割を果す。
一方、グリース状放熱体はLSIパッケージ等の発熱部
に生じた熱を放熱フィンに伝達させる役割を持つ。いず
れも伝熱パスが充分短かく、放熱特性を改善することが
できる。特に高い熱伝導特性を発揮させるためには、高
熱伝導率を有する充填材を使用することが肝要である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
放熱体の使用態様は図7および図8に示すように、発熱
部としての半導体素子3と放熱部としての放熱フィン4
等が互いに対向して近接した位置に配設可能となるよう
な場合に限定されていた。すなわち発熱部と放熱部との
距離が充分に小さい場合には有効であるが、その距離が
充分に短縮できない場合には、樹脂マトリックスに熱伝
導性充填材を複合した放熱体を、発熱部と放熱部との間
に単に介装しただけでは放熱・廃熱効果を充分に発揮で
きない問題点があった。例えば従来の放熱体の熱伝導率
は、良好なものでも3W/m・K程度と小さく、その伝
熱距離が増大するに従って放熱体自身に蓄積される熱量
も増大し、放熱効果が少なくなる難点があった。
【0015】近年、電子機器の小型化、電子部品の高密
度実装化の要請が高まり、また電子機器のデザイン上の
制約から、発熱部と放熱部とを近接して対向配置できな
い場合も発生しており、回路設計の空間的自由度が少な
くなり、放熱設計にも多大な労力を有するケースが発生
している。
【0016】また上記電子機器の小型化と歩調を合せ
て、半導体素子等の電子部品の高集積化および高出力化
が進行し、動作時における電子部品からの発熱量も比例
して増大し、より効果的な熱放散機構の開発が同時に要
請されている。
【0017】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、発熱部と放熱部との距離を充分短かく設定
できない場合においても、放熱・廃熱効果が充分大きい
放熱体を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記目的を
達成するため、種々の伝熱部材によって発熱部と放熱部
とを接続してその放熱特性および伝熱部材の装着性等を
実験により比較評価した。その結果、高熱伝導性を有す
る担持体により発熱部と放熱部とを接続するとともに発
熱部および放熱部に対する担持体の接続面に可撓性を有
する放熱層を形成したときに、放熱特性および装着性が
共に優れた放熱体が得られることが判明した。本発明は
上記知見に基づいて完成されたものである。
【0019】すなわち本発明に係る放熱体は、発熱部に
おいて発生した熱を離れた放熱部に伝達するために、上
記発熱部と放熱部とを接続するように設けた高熱伝導性
担持体と、発熱部および放熱部に対する高熱伝導性担持
体の接続面を少なくとも含む高熱伝導性担持体の表面部
に形成された可撓性放熱層とを備え、この可撓性放熱層
は樹脂マトリックス中に高熱伝導性充填材を分散してな
ることを特徴とする。また樹脂マトリックス中に分散し
た高熱伝導性充填材が、可撓性放熱層の厚さ方向に貫通
するように配向させるとよい。さらに高熱伝導性充填材
が、可撓性放熱層の厚さ方向に対して所定角度で傾斜し
て配向することもできる。また高熱伝導性担持体は、可
撓性を有する金属箔で構成するとよい。さらに高熱伝導
性担持体の熱伝導率を可撓性放熱層の熱伝導率より大き
く設定するとよい。また可撓性放熱層の熱伝導率を3W
/m・K以上に設定したことを特徴する。
【0020】上記高熱伝導性担持体は、発熱部と放熱部
とを接続して主たる放熱経路を形成するために設けられ
るものであり、後述する可撓性放熱層を担持する。この
担持体を構成する部材としては、その機能上、特に高熱
伝導性を有し、かつ発熱部と放熱部との位置関係に対応
して自在に屈曲可能な可撓性を有する部材で構成され
る。また担持体構成材の熱伝導率は、可撓性放熱層の熱
伝導率より大きく設定することが肝要であり、その構成
材の具体例としては、金、銀、銅、アルミニウム、錫等
の高熱伝導率を有する金属薄板または金属箔で好適であ
る。
【0021】一方、可撓性放熱層は、発熱部および放熱
部に対する上記高熱伝導性担持体の密着性を改善し、接
触熱抵抗を低減するために、担持体に一体に形成され
る。この可撓性放熱層は軟質な樹脂マトリックス中に電
気絶縁性を有する多数の高熱伝導性充填材を分散せし
め、上記高熱伝導性充填材が放熱層の厚さ方向を貫通
(表裏貫通)するとともに、充填材の両端面が樹脂マト
リックスの表面に露出するように、放熱層の厚さ方向に
直立または傾斜して樹脂マトリックス中に配向せしめて
形成される。
【0022】なお放熱層の厚さ方向に直立または傾斜し
て配向した多数の熱伝導性充填材の長軸が全て一定方向
に揃う必要はなく、種々の配向角度を有する熱伝導性充
填材が混在した配向組織でも構わない。
【0023】上記可撓性放熱層によれば、マトリックス
樹脂中に配合する熱伝導性充填材の両端面が放熱層の厚
さ方向に貫通しマトリックス樹脂の表面に露出するよう
に、放熱層の厚さ方向に直立または傾斜して配向させて
いるため、放熱層の厚さ方向に熱伝導性が良好な連続し
た放熱経路が形成される。したがって、放熱層の厚さ方
向に効果的に熱を伝達することが可能であり、放熱体を
装着した電子・電気機器の冷却効率を大幅に改善するこ
とができる。
【0024】特に、熱伝導性充填材を放熱層の厚さ方向
に対して傾斜させるようにマトリックス樹脂中に配向す
ることにより、直立して配向した場合と比較して放熱層
の厚さ方向の柔軟性および可撓性をより高めることが可
能になり、発熱部品および放熱部品から受ける応力の緩
和作用が発揮される他、発熱部品および放熱部品に対す
る放熱層の密着性も向上する。
【0025】上記樹脂マトリックスを構成する材料とし
ては、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリエステル、アクリル樹脂、ABS樹脂、ポリ
ウレタン樹脂、シリコーン樹脂などの可撓性(柔軟性)
に富む材料が好適であるが、比較的硬度の大きなエポキ
シ樹脂等で構成してもよい。
【0026】一方、上記樹脂マトリックス中に分散され
る高熱伝導性充填材としては電気絶縁性および高熱伝導
率を有していれば特に限定されないが、窒化硼素、窒化
アルミニウム、窒化けい素等の窒化物、酸化アルミニウ
ム、酸化けい素などの酸化物、炭化けい素等の炭化物が
好適である。また放熱層全体として熱伝導率を向上させ
るために、高熱伝導性充填材は複合体(放熱層)容積に
対して40〜76重量%の割合で添加される。添加量が
40容積%未満においては、熱伝導率の改善効果が少な
い一方、添加量が76容積%を超える場合においては、
充填材粒子を保持固定する樹脂マトリックスの割合が相
対的に低下し、放熱層の構造強度が低下すると共に、可
撓性が消失してしまう。上記組成の放熱層によれば、3
〜23W/m・Kの熱伝導率が得られる。
【0027】前記高熱伝導性担持体は、上記可撓性放熱
層を介して発熱部および放熱部に接続される。可撓性放
熱層は、発熱部および放熱部に押圧される際に、その表
面形状に応じて変形し表面に空隙等を残すことなく密着
する。したがって、接触熱抵抗が小さく、放熱体全体と
しての放熱特性が優れる。なお可撓性放熱層の熱伝導率
は、3W/m・K以上に設定するとよい。
【0028】本発明に係る放熱体の可撓性放熱層を形成
する場合において、微細なAlN原料粉末をそのままマ
トリックス樹脂中に充填してもよいが、さらに、AlN
原料粉末を一旦成形焼結して高熱伝導度のAlN焼結体
とし、そのAlN焼結体を改めて粉砕して調製したAl
N焼結体粉末を充填材として添加することにより、さら
に放熱体の熱伝導率を高めることができる。またマトリ
ックス中に分散させる充填材として、さらに高い熱導率
を有するAlN単結晶体を使用する場合についても、粗
大なAlN単結晶体を粉砕して調製した微細なAlN単
結晶体粉末を使用することが、熱伝導特性の異方性を回
避するために好ましい。
【0029】すなわち本願発明者らの実験測定結果によ
れば、平均粒径0.5〜1μmのAlN原料粉末をプレ
ス成形したままでは30〜40W/m・K程度と低い熱
伝導率しか保持せず、このAlN原料粉末をそのままア
クリル樹脂中に分散せしめてシート状放熱層を調製した
場合、シート状放熱層の熱伝導率は1.0〜2.0W/
m・Kと低い値しか取り得ない。
【0030】しかるに本願発明のように、AlN原料粉
末を一旦焼結すると、120〜260W/m・K程度の
極めて高い熱伝導率を保持するようになる。放熱層の構
成材料となる上記窒化アルミニウム焼結体は、本質的に
高熱伝導性を備える材料であるが、その原料材質や焼結
条件、熱処理条件によって種々の熱伝導率を有するもの
が得られるため、放熱層の要求特性から一般に150W
/m・K以上、好ましくは170W/m・K以上の高熱
伝導率を有するAlN焼結体を使用することが望まし
い。
【0031】上記のようなAlN焼結体は通常下記のよ
うな手順で製造される。すなわち、平均粒径0.1〜5
μm程度の窒化アルミニウム原料粉末に、焼結助剤とし
て周期律表のIIa 族あるいはIIIa族元素の化合物を0.
1〜5重量%添加した混合粉末を成形し、得られた成形
体を、N2 ガスまたはアルゴンガスなどの非酸化性雰囲
気中で温度1600〜1950℃で2〜10時間焼結し
て製造される。
【0032】このようにして得られた多結晶質のAlN
焼結体には原料粉末中に混入していた酸素等の不純物に
よって形成された酸化物粒界相が残っており、この粒界
相が熱伝導の妨げになっていると考えられる。
【0033】そこでAlN焼結体の熱伝導率をさらに向
上させるために、さらにカーボン蒸気や一酸化炭素ガ
ス,窒素ガスを含む還元雰囲気中で温度1800〜19
00℃で2〜100Hr程度熱処理することにより、A
lN焼結体の高純度化が図られる。すなわち粒界相を構
成していたAl5 3 12等の酸化物は、カーボンと窒
素とが共存している雰囲気中で高温で還元窒化されAl
Nになる一方、酸素はカーボンあるいはカーボン化合物
と結合して焼結体外に放出される。その結果、AlN焼
結体組織から熱伝導を阻害する粒界相の酸化物が除去さ
れ200〜260W/m・K程度の高熱伝導率を有する
AlN焼結体が得られる。
【0034】特に上記のような条件で調製した多結晶質
のAlN焼結体をさらに還元雰囲気中で高温度で焼成
し、焼結体表面から分解蒸発したAlN分解ガスを冷却
し、粒子成長させることにより、粒界相がなく、熱伝導
率が200〜250W/m・KのAlN単結晶体が得ら
れる。
【0035】このようにして得られた粗大なAlN焼結
体は通常のボールミル、アトライタまたは振動ボールミ
ル等の混合粉砕機を使用し、乾式粉砕法または湿式粉砕
法または双方を組み合せた粉砕工程において所定粒径と
なるように粉砕される。粉砕されたAlN焼結体は分級
しておく。また粉砕時に粉末に酸素が付着すると熱伝導
性の低下を招くため、上記粉砕操作は非酸化性雰囲気中
で実施する方が好ましい。
【0036】樹脂マトリックス中に分散させる窒化アル
ミニウム焼結体粉末等の平均粒径は樹脂マトリックス中
への分散を良好にするために、70μm以下に設定する
とよい。平均粒径が70μmを超えるように粗大になる
と、粒子表面の凹凸が大きくなって伝熱抵抗となる空気
層が形成され易くなるためである。AlN焼結体の粉砕
後の平均粒径は10〜20μmの範囲に設定することが
より好ましい。
【0037】また上記のように粉砕して得られた充填材
としての窒化アルミニウム焼結体粉末等のマトリックス
樹脂に対する濡れ性を改善し、分散性を高める目的で、
上記充填材用粉末をマトリックス樹脂中に混合する前
に、予め表面改質処理を施すことが望ましい。表面改質
処理の具体例としては、粉砕して得た窒化アルミニウム
焼結体粉末等の充填材に対して0.1〜10重量%のカ
ップリング剤、界面活性剤等を滴下し、充分に混合して
おく。上記カップリング剤等は各充填材粒子表面に薄い
被膜層(コーティング層)を形成し、充填材粒子の樹脂
に対する濡れ性を著しく向上させる。その結果、マトリ
ックス樹脂中に充填材粒子粉末等が均一に分散した複合
体組織が得られる。また、このコーティング層が撥水効
果を与え、AlN粒子の耐水性を著しく向上させる。
【0038】そして本発明に係る放熱体は、上記AlN
焼結体粉末の体積分率が40〜70%となるように高分
子樹脂粉末を混練配合して、さらに有機バインダ等を添
加して原料混合体を調製し、しかる後に原料混合体をド
クターブレード法、グラビアコート法等を使用してテー
プ状の高熱伝導性担持体上に直接塗布し、必要に応じて
テープ状の高熱伝導性担持体上から不要部を離脱して可
撓性放熱体を形成する。または上記AlN焼結体粉末の
体積分率が40〜70%となるように高分子樹脂粉末を
配合し加熱下混練した複合体を押し出し成形法,射出成
形法等を用いて一旦可撓性放熱体を成形した後、テープ
状の高熱伝導性担持体と一体化してテープ状の放熱体を
形成してもよい。または上記AlN焼結体粉末の体積分
率が40〜70%となるように高分子樹脂粉末を配合し
加熱下混練した複合体を延伸ロール法等を用いて延伸さ
せた後、テープ状の高熱伝導性担持体と一体化してテー
プ状の放熱体を形成してもよい。上記のような各種処理
方法により、高熱伝導性担持体の所定表面部に可撓性放
熱層が一体に形成された本発明の放熱体が製造される。
【0039】上記可撓性放熱層は、担持体の全表面に亘
って形成してもよいが、発熱部および放熱部に対する担
持体の接合面のみに形成してもよい。また担持体として
柔軟性を有する薄板状金属部材を用いることにより、発
熱部と放熱部とが離れている場合においても、担持体を
発熱部と放熱部との位置関係に対応した形状に容易に変
形可能であり、発熱部と放熱部とを容易に接続し放熱経
路を形成することができる。
【0040】なお、上記可撓性放熱層を形成した部位を
除く担持体の表面に、電気絶縁性を有する材料で粘着層
を部分的に形成してもよい。特に発熱部と放熱部とが遠
く離れ、長尺の放熱体を使用する場合において、この粘
着層を設けた部分を装置のシャーシ等に固着させること
により放熱体の中間部を固定することが可能となる。
【0041】
【作用】上記構成に係る放熱体によれば、発熱部と放熱
部とが離れている場合においても高熱伝導性担持体を接
続することによって、発熱部と放熱部との間に連続した
放熱経路が形成され、放熱体における蓄熱効果を最小限
に抑制することができる。また発熱部および放熱部に対
して可撓性放熱層を介して担持体を接続しているため、
接続面における放熱体の密着性が良好であり、発熱部と
放熱部との間の熱抵抗を大幅に低減でき、放熱体全体の
放熱特性を大幅に改善することができる。
【0042】
【実施例】次に本発明の一実施例について添付図面を参
照して説明する。
【0043】実施例1 図1に示すような放熱体10aを下記の手順で製造し
た。すなわち高熱伝導性充填材16としての平均粒径2
5μmの窒化硼素(BN)粉末(可撓性放熱層全体に対
して20重量%)を、予めトルエン、メチルイソブチル
ケトン,n−ブタノール混合溶媒に溶解した樹脂マトリ
ックス15としてのポリ塩化ビニル樹脂中に添加し、ボ
ールミルにて充分撹拌して分散後、可塑剤としてのジブ
チルフタレート(DBP)を可撓性放熱層14全体に対
して5重量%となるように添加し、撹拌分散して塗工液
を調製した。
【0044】次に高熱伝導性担持体13としての厚さ1
00μmの純銅箔の両表面上にドクターブレード法を用
いて上記塗工液を塗布して厚さ700μmの可撓性放熱
層14を形成して、実施例1に係る放熱体10aを調製
した。
【0045】次に得られた放熱体10aの放熱特性を評
価するために、図5に示すような加熱装置20内に充填
し、その伝熱特性の測定および評価を行なった。
【0046】ここで加熱装置20は、図5に示すよう
に、周囲への熱の流出を防止するために周囲を断熱材2
1で被覆した装置本体20aの内底部に板状ヒータ22
を配置し、この板状ヒータ22の上面に所定高さtのテ
フロン製の囲い23と蓋24とを配して構成される。
【0047】伝熱特性の測定操作は下記のように実施し
た。すなわち放熱体10aを加熱装置20の板状ヒータ
22の上面に載置した状態で、板状ヒータ22の設定温
度を100℃に固定し、板状ヒータ22の表面温度T0
と、放熱体10aの上面側の表面温度T1 とを経時的に
測定し、両表面の温度差ΔT(=T0 −T1 )と時間と
の関係について図6に示す結果を得た。
【0048】実施例2 一方、実施例2として発熱部11と放熱部12とが近接
できず、すなわち対向配置できない場合を想定し、図2
に示すような放熱体10bを調製した。すなわちこの放
熱体10bは、発熱部11において発生した熱6を離れ
た放熱部12に伝達するために、上記発熱部11と放熱
部12とを接続するように設けた高熱伝導性担持体13
と、発熱部11および放熱部12に対する高熱伝導性担
持体13の接続面となる高熱伝導性担持体13の表面部
に形成された可撓性放熱層14とを備え、この可撓性放
熱層14は樹脂マトリックス15中に高熱伝導性充填材
16を分散して構成される。すなわち水平方向に100
mm離れた発熱部11と放熱部12とを接続する担持体1
3の、上記発熱部11および放熱部12との接続面部の
みに可撓性放熱層14を形成している。この実施例2に
係る放熱体10bの担持体13および可撓性放熱層14
の仕様は、実施例1に係る放熱体10aのものと同一と
した。
【0049】そして実施例2に係る放熱体10bを図2
に示すように発熱部11と放熱部12との間に懸け渡し
た状態で、発熱部11の設定温度を100℃に固定し、
発熱部11の表面温度T0 と、放熱部12の表面温度T
1 とを経時的に測定し、両表面の温度差ΔT(=T0 −
T1 )と時間との関係について図6に示す結果を得た。
【0050】実施例3 実施例2において、担持体13の両面全体に可撓性放熱
層14を形成して実施例3に係る放熱体10cを調製
し、実施例2と同一条件で放熱特性を測定して図6に示
す結果を得た。
【0051】実施例4〜6 樹脂マトリックスとしてのポリエステル樹脂を予めトル
エン・メチルエチルケトン混合溶媒中に溶解せしめ、こ
の溶液中に、平均粒径6μmおよび平均粒径20μmの
窒化アルミニウム粉末を添加し、充分に撹拌分散を行な
い複合体を調製した。さらに可塑剤としてのジブチルフ
タレート(DBP)を複合体全体に対して5重量%にな
るように添加し、ボールミルで混合分散を行ない均一な
塗工液を得た。
【0052】次に高熱伝導性担持体としての厚さ250
μmの純アルミニウム箔の表面上に、上記塗工液をドク
ターブレード法により厚さ1mmに塗布して可撓性放熱層
を形成し、実施例4〜6に係る放熱体をそれぞれ調製し
た。実施例4に係る放熱体は、図1に示す実施例1に係
る放熱体10aと同様に、対向配置される発熱部と放熱
部との間に介装されるように使用されるため、アルミニ
ウム箔の両面全体に可撓性放熱層を形成して調製され
た。また実施例5に係る放熱体は、図2に示す実施例2
の放熱体10bと同様に、100mm離れた発熱部と放熱
部とを接続するように延設されたテープ状アルミニウム
箔の、発熱部および放熱部に接続する表面のみに可撓性
放熱層を形成して調製された。さらに実施例6に係る放
熱体は、実施例5において担持体としてのアルミニウム
箔の両面全体に可撓性放熱層を形成して調製した。
【0053】そして上記実施例4〜6に係る放熱体につ
いては、対応する実施例1〜3と同一条件で放熱特性の
測定試験を実施したところ、図6に示すように、前記対
応する実施例1〜3とほぼ同一の放熱特性を有すること
が確認された。
【0054】比較例1 高熱伝導性担持体として熱伝導性が良好な純銅(実施例
1〜3)やアルミニウム(実施例4〜6)等の金属箔を
使用せずに、厚さ100μmのポリエステルフィルム
(熱伝導率:0.4W/m・K)を用意した。次にこの
ポリエステルフィルムの両面全体に、実施例1で調製し
た塗工液をドクターブレード法により塗布して厚さ70
0μmの可撓性放熱層を一体に形成し、比較例1に係る
放熱体を製造した。
【0055】得られた放熱体は、実施例1と同様に図5
に示す加熱装置20の板状ヒータ22と蓋24との間に
密着して装着され、この状態で板状ヒータ22の表面温
度T0 と放熱体の表面温度T1 とを測定し、温度差ΔT
(=T0 −T1 )の時間に対する変化を観測した。
【0056】上記実施例1〜6および比較例1に係る各
放熱体の放熱特性の測定結果を図6にまとめて示す。
【0057】図6に示す結果から明らかなように、担持
体として可撓性放熱層よりも熱伝導率が大きな純銅箔や
アルミニウム箔を使用した実施例1〜6に係る放熱体に
よれば、放熱経路における蓄熱量が少なく、発熱部で発
生した熱を効率的に放熱部に伝達することが可能であ
り、放熱性能が極めて優れていることが確認された。
【0058】一方、担持体として熱伝導率が小さいポリ
エステルフィルムを使用した比較例1に係るテープ状放
熱体においては、可撓性放熱層の熱伝導率を高く設定し
ても、担持体の蓄熱作用によって放熱特性が不充分とな
るため、各実施例と比較して放熱特性が相対的に低下す
ることが判明した。
【0059】以上の実施例においては、粒子状の高熱伝
導性充填材16を樹脂マトリックス15中に均一に分散
して可撓性放熱層14を形成した構成例を示している
が、図3および図4に示すように、繊維状または柱状の
高熱伝導性充填材16a,16bを樹脂マトリックス1
5の厚さ方向に直立または傾斜して配向せしめて、それ
ぞれ可撓性放熱層14a,14bをそれぞれ形成し、こ
れらの可撓性放熱層14a,14bをそれぞれ担持体1
3の所定位置に一体に形成して放熱体10d,10eを
構成してもよい。
【0060】上記可撓性放熱層14a,14bによれ
ば、マトリックス樹脂15中に配合する熱伝導性充填材
16a,16bの両端面が放熱層の厚さ方向に貫通しマ
トリックス樹脂15の表面に露出するように、放熱層1
4a,14bの厚さ方向に直立または傾斜して配向させ
ているため、放熱層14a,14bの厚さ方向に熱伝導
性が良好な連続した放熱経路が形成される。したがっ
て、放熱層の厚さ方向に効果的に熱を伝達することが可
能であり、放熱体10d,10eを装着した電子・電気
機器の冷却効率を大幅に改善することができる。
【0061】特に、熱伝導性充填材16bを放熱層14
bの厚さ方向に対して傾斜させるようにマトリックス樹
脂15中に配向することにより、直立して配向した場合
と比較して放熱層14bの厚さ方向の柔軟性および可撓
性をより高めることが可能になり、発熱部品および放熱
部品から受ける応力の緩和作用が発揮される他、発熱部
品および放熱部品に対する放熱層14bの密着性も向上
する。
【0062】
【発明の効果】以上説明の通り本発明に係る放熱体によ
れば、発熱部と放熱部とが離れている場合においても高
熱伝導性担持体を接続することによって、発熱部と放熱
部との間に連続した放熱経路が形成され、放熱体におけ
る蓄熱効果を最小限に抑制することができる。また発熱
部および放熱部に対して可撓性放熱層を介して担持体を
接続しているため、接続面における放熱体の密着性が良
好であり、発熱部と放熱部との間の熱抵抗を大幅に低減
でき、放熱体全体の放熱特性を大幅に改善することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る放熱体の一実施例を示す断面図。
【図2】本発明に係る放熱体の一実施例を示す断面図。
【図3】本発明に係る放熱体の他の実施例を示す断面
図。
【図4】本発明に係る放熱体のその他の実施例を示す断
面図。
【図5】放熱体の放熱特性を測定するために使用した加
熱装置の構成を示す断面図。
【図6】本発明に係る放熱体の放熱特性を比較例ととも
に示すグラフ。
【図7】従来の放熱体を使用したモジュール構造体の構
成例を示す断面図。
【図8】従来の放熱体を介して半導体パッケージをボー
ドに装着した状態を示す断面図。
【符号の説明】
1 モジュール構造体 2 セラミックス基板 3 半導体素子 4 放熱フィン(放熱部) 5 有機樹脂接着剤 6 熱 7 セラミックス多層基板 8 半導体パッケージ 9 ボード 10,10a,10b,10c,10d,10e 放熱
体 11 発熱部 12 放熱部(冷却フィン) 13 高熱伝導性担持体 14,14a,14b 可撓性放熱層 15 樹脂マトリックス 16,16a,16b 高熱伝導性充填材 20 加熱装置 20a 装置本体 21 断熱材 22 板状ヒータ 23 囲い 24 蓋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 23/29 23/31 23/373 (72)発明者 門馬 旬 神奈川県横浜市鶴見区末広町2の4 株式 会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 佐々木 富也 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 岩崎 秀夫 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 志津 博美 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 蘓理 尚行 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 佐野 孝 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 東 芝マテリアルエンジニアリング株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱部において発生した熱を離れた放熱
    部に伝達するために、上記発熱部と放熱部とを接続する
    ように設けた高熱伝導性担持体と、発熱部および放熱部
    に対する高熱伝導性担持体の接続面を少なくとも含む高
    熱伝導性担持体の表面部に形成された可撓性放熱層とを
    備え、この可撓性放熱層は樹脂マトリックス中に高熱伝
    導性充填材を分散してなることを特徴とする放熱体。
  2. 【請求項2】 樹脂マトリックス中に分散した高熱伝導
    性充填材が、可撓性放熱層の厚さ方向に貫通するように
    配向されたことを特徴とする請求項1記載の放熱体。
  3. 【請求項3】 高熱伝導性充填材が、可撓性放熱層の厚
    さ方向に対して所定角度で傾斜して配向したことを特徴
    とする請求項1記載の放熱体。
  4. 【請求項4】 高熱伝導性担持体は、可撓性を有する金
    属箔で構成したことを特徴とする請求項1記載の放熱
    体。
  5. 【請求項5】 高熱伝導性担持体の熱伝導率を可撓性放
    熱層の熱伝導率より大きく設定したことを特徴とする請
    求項1記載の放熱体。
  6. 【請求項6】 可撓性放熱層の熱伝導率を3W/m・K
    以上に設定したことを特徴する請求項1記載の放熱体。
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