JP7223917B2 - 積層体、放熱構造体及び半導体モジュール - Google Patents
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Description
PM=2πr
B=πr2
これらの式から、真円の面積(B)は以下の式で表される。
B=π×(PM/2π)2
したがって、個々のセラミックフィラーの球形度は、以下のとおり算出される。
球形度=A/B=A×4π/(PM)2
任意に選択される200個のセラミックフィラーの球形度を上述のとおり算出し、それらの平均値を平均球形度とする。
<窒化ケイ素板の作製>
窒化ケイ素粉末と、焼結助剤として、酸化マグネシウム粉末、及び酸化イットリウム粉末を準備した。これらを、Si3N4:Y2O3:MgO=94.0:3.0:3.0(質量比)の比で配合して原料粉末を得た。この原料粉末100質量部に対し、バインダ(セルロース誘導体)を25質量部、及び、蒸留水を15質量部配合し、混合して原料スラリーを調製した。調製した原料スラリーを用い、押出成形法によって四角柱状の成形体を作製した。作製した成形体を、窒化ホウ素製のセッターの上に載置して、カーボンヒータを備える電気炉中に配置した。空気中にて500℃で12時間加熱して脱脂した後、窒素ガスの雰囲気下、1800℃で12時間焼成した。このようにして、窒化ケイ素焼結体で構成される窒化ケイ素板を得た。窒化ケイ素板は四角柱状であり、そのサイズは、縦×横×厚み=10mm×10mm×0.08mmであった。
アルミナフィラーの原料として市販のアルミナ粉末(平均粒径:2μm)を用いた。このアルミナ粉末を、水と混合し、その後ビーズミルを用いて粉砕した。粉砕したアルミナ粉末を、篩(精製ポリプレンメッシュ(目開き10μm))を用いて篩い分けし、篩下のアルミナ粉末(アルミナフィラー)を採取した。レーザー回折・散乱法による粒度測定装置(日機装株式会社製のマイクロトラックMT3300(商品名))を用いて、アルミナフィラーの個数基準の粒度分布を測定した。測定した粒度分布から、D50、D90、D90/D50、及び最大粒径(D100)を求めた。結果は、表1に示すとおりであった。
窒化ケイ素板の一対の主面に、スクリーン印刷機を用いて調製したグリースをそれぞれ塗布し、放熱グリース層を形成した。これによって、窒化ケイ素板と、その一対の主面の全体をそれぞれ覆う一対の放熱グリース層を有する積層体を得た。各放熱グリース層のサイズは、縦×横×厚み=10mm×10mm×0.1mmであった。
図4に示すような熱抵抗測定装置(ASTM D5470準拠)を用いて、積層体の熱抵抗を測定した。具体的には、一対のT字状の銅製治具50,52を準備した。銅製治具50は、導線55で電圧を印加することによって発熱する発熱体54を内蔵している。上側の銅製治具50は、正面から見たときにT字状となるように配置した。下側の銅製治具52は、正面から見たときに逆T字状となるように冷却部62の上に配置した。そして、銅製治具50の下端と銅製治具52の上端とで積層体100を挟み、銅製治具50の上に重り60(質量:10kg)を載置した。このようにして、銅製治具50、積層体100及び銅製治具52を互いに圧接した。銅製治具50,52と接触する積層体100の面積(接触面積)は、それぞれ1cm2であった。この状態で、発熱体54に電圧を印加して発熱させ、以下の計算式(1)で熱抵抗θ[℃・cm2/W]を算出した。結果は表1に示すとおりであった。
<グリースの調製>
アルミナフィラーの原料として市販のアルミナ粉末(平均粒径:3μm)を用いた。このアルミナ粉末を、水と混合し、その後ビーズミルを用いて粉砕した。粉砕したアルミナ粉末を、篩(精製ポリプレンメッシュ(目開き10μm))を用いて篩い分けし、篩下のアルミナ粉末(アルミナフィラー)を採取した。採取したアルミナフィラーのD50、D90、D90/D50、最大粒径(D100)、及び平均球形度を実施例1と同様にして求めた。結果は、表1に示すとおりであった。このアルミナフィラーを用いたこと以外は、実施例1と同様にしてグリースを調製し、粘度を測定した。結果は、表1に示すとおりであった。
<グリースの調製>
アルミナフィラーの原料として市販のアルミナ粉末(平均粒径:0.7μm)を用いた。このアルミナ粉末を、水と混合し、その後ビーズミルを用いて粉砕した。粉砕したアルミナ粉末を、篩(精製ポリプレンメッシュ(目開き10μm))を用いて篩い分けし、篩下のアルミナ粉末(アルミナフィラー)を採取した。採取したアルミナフィラーのD50、D90及びD90/D50、及び最大粒径(D100)、並びに平均球形度を実施例1と同様にして求めた。結果は、表1に示すとおりであった。このアルミナフィラーを用いたこと以外は、実施例1と同様にしてグリースを調製し、粘度を測定した。結果は、表1に示すとおりであった。
<窒化ケイ素板の作製>
窒化ケイ素板の厚みを0.10mmとしたこと以外は、実施例1と同様にして積層体を作製した。実施例1と同様にして、熱抵抗θの測定を行った。結果は表1に示すとおりであった。
窒化ケイ素板の厚みを0.32mmとしたこと以外は、実施例1と同様にして積層体を作製した。実施例1と同様にして、熱抵抗θの測定を行った。結果は表1に示すとおりであった。
窒化ケイ素板の両方の主面に放熱グリース層を設けなかったこと以外は、実施例1と同様にして熱抵抗を測定した。すなわち、窒化ケイ素板の一対の主面と、銅製治具50,52とを直接接触させた状態で熱抵抗θを測定した。結果は表1に示すとおりであった。
窒化ケイ素板の両方の主面に放熱グリース層を設けなかったこと以外は、比較例1と同様にして熱抵抗θを測定した。すなわち、窒化ケイ素板の一対の主面と、銅製治具50,52とを直接接触させた状態で熱抵抗を測定した。結果は表1に示すとおりであった。
Claims (9)
- 窒化ケイ素板と、前記窒化ケイ素板の第一の主面の少なくとも一部を覆う、アルミナフィラーを含む放熱グリース層と、を備え、
前記窒化ケイ素板の厚みが0.2mm未満であり、
前記放熱グリース層における前記アルミナフィラーの含有量が50体積%以上である、積層体。 - 前記放熱グリース層の20℃における粘度が100~200Pa.sである、請求項1に記載の積層体。
- 前記放熱グリース層に含まれる前記アルミナフィラーのD50に対するD90の比が1~5である、請求項1又は2に記載の積層体。
- 前記放熱グリース層の厚みが10~100μmである、請求項1~3のいずれか一項に記載の積層体。
- 前記放熱グリース層に含まれる前記アルミナフィラーの平均球形度が0.7以上である、請求項1~4のいずれか一項に記載の積層体。
- 前記窒化ケイ素板の前記第一の主面とは反対側の第二の主面の少なくとも一部を覆う別の放熱グリース層を備える、請求項1~5のいずれか一項に記載の積層体。
- 請求項1~6のいずれか一項に記載の積層体と、前記放熱グリース層を介して、前記第一の主面に対向するように配置される被着体と、を備える放熱構造体。
- 請求項6に記載の積層体と、前記放熱グリース層を介して前記第一の主面に対向するように配置される第一の被着体と、前記別の放熱グリース層を介して前記第二の主面に対向するように配置される第二の被着体と、を備える放熱構造体。
- 請求項7又は8に記載の放熱構造体と半導体素子とを備える、半導体モジュール。
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- 2021-09-02 WO PCT/JP2021/032286 patent/WO2022054685A1/ja active Application Filing
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